JPH0433951Y2 - - Google Patents

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JPH0433951Y2
JPH0433951Y2 JP2154089U JP2154089U JPH0433951Y2 JP H0433951 Y2 JPH0433951 Y2 JP H0433951Y2 JP 2154089 U JP2154089 U JP 2154089U JP 2154089 U JP2154089 U JP 2154089U JP H0433951 Y2 JPH0433951 Y2 JP H0433951Y2
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blade
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属あるいは非鉄金属部材を所要サイ
ズに砕く破砕装置に関する。
「従来技術」 通常鋳枠1内に例えば鋳物砂にて上型2と下型
3の鋳型4に湯口5、湯道6、堰7および揚がり
8が形成され(第5図参照)、該湯口5に溶解鋳
鉄(以下溶湯という。)を流し込むと、溶湯は湯
道6、堰7を通つて鋳型4に流れ込み、続いて揚
がり8に達すると溶湯の供給を止める。
冷却固化をまつて鋳枠1より取り出した鋳物製
品には堰、湯道および湯口が一体的に成形されて
いる。
鋳物製品と湯道などの付属物(スクラツプとも
いう。)とを分離したのちに、湯道などの付属物
を再溶解すべく2〜3T/H、直径600〜700m/
m小型キユポラあるいは小型電気炉に投入する
と、キユポラ、電気炉の途中でからまり、所謂棚
吊り現象が生ずることがある。
この現象を避けるべく、所要サイズをハンマ、
エアープレスあるいはパイレンの如く重しを落下
せしめて砕いていた。
FC材であれば人力によつてハンマで簡単に折
れるが、能率が悪く、かつ手元が狂うと危険であ
る。
エアープレスあるいはパイレンは能率はよいが
飛び散るので危険である。
ところが最近の鋳物にはダクタイル鋳鉄(球状
黒鉛鋳鉄)すなわち、FCD40〜70のスクラツプ
はハンマの如きのパワーでは到底折れない。
また人力に代えてエアープレスあるいはパイレ
ンの如きの機械では能率が悪い。
次に、特開昭52−10375号公報によりスラグ粉
砕プレスが知られている。
該公報に記載されたものは、製鋼のさいに生ず
るスラグを破砕するための専用プレスで、該スラ
グの破砕用であるため、受け刃、押刃は単にスラ
グが破砕出来れば良いとの考えで三角断面の刃形
を用いているにすぎない。
また、底部も長手方向に三角断面のビームを隙
間をあけてすのこ状に取り付けてあるのみで、そ
のすのこの上をクロスヘツドに取り付けた押し刃
が、水平方向に受け刃に向かつて押し出される構
造となつているものである。
この方法では鋳物の湯口、湯道、堰等の破砕に
おいては完全に折れてすのこを通過すれば良い
が、湯口等の如き太くて大きいものは折れないで
すのこの上に残つてしまい受け刃側にかたまり、
次回からの破砕をさまたげ破砕能力が落ちてしま
うか、または破砕が不可能となる。
よつていちいち上部より取りださないと使用で
きないこととなる欠陥を有する。
また、湯口が通過出来るほど隙間をあけると、
上から入れると同時に隙間から下へ落ちるものが
出て、破砕機としての機能をなさない。
また、湯口が通過しない程度に隙間を狭めても
上から入れた時湯口の所ですのこに引つ掛かり下
にたれ下がり湯口の根本で折れ湯道は折れずに下
に落ちてしまう場合もきわめて多い。
また、三角形状の受け刃、押刃、ロストル(す
のこ)では鋳物の破砕の場合すぐに破損したり摩
耗してしまう欠陥を有する。
次に、特公昭54−17971号公報により圧縮破砕
機が知られているが、該公報に記載されたもの
は、上記公知例同様スラグ大魂や原鉱石魂の破砕
用であり、上部より原料を入れ破砕して下部に落
下せしむる構造の圧縮破砕機である。
該圧縮破砕機は油圧シリンダーにより横行する
動噛板と相対する固定受噛板とに囲まれている破
砕室の底面全部をロストルによつて構成されてい
て、固定噛板、動噛板の形状および固定噛板の間
からエアーハンマーにより破砕室内の原料に衝撃
を与えることが出来ることおよび底面ロストル間
を通過して櫛状爪を破砕室の原料内に貫入し小さ
く破砕した原料を突き落とすことおよび破砕室の
原料を全部落下するための動噛板をある程度押し
ておいて下部ロストルの固定噛板側をスライド式
に開き残つた原料の大きな物を下に落とすと同時
に仕分け分離板により他方に仕分けることが出来
る構造となつている。
よつて、上記公知例同様鋳物の湯口等太さ、大
きさ等の内、太くて大きいものは折れないでロス
トルに残ることになり、固定受噛板側に固まり、
次回からの破砕を妨げ、破砕能力を半減せしむる
欠陥を有する。
「考案の目的」 本考案の技術的課題はスクラツプの形状が複雑
にして、かつ比較的長いものを含めてこれらを能
率よく所要サイズにまで砕くことができ、かつ砕
かれたスクラツプを外部に容易に取り出すことの
できる破砕装置を提供することにある。
「考案の構成」 上記技術的課題を解決すべく本考案の構成すな
わち技術的手段は、ケーシング内を前進する押刃
と該押刃に対する箇所に設けた受け刃によつて任
意形状の金属あるいは非鉄金属部材を所要サイズ
に砕く破砕装置において、該ケーシングの前壁に
台形状受け刃が設けられ、該台形状受け刃間ある
いは該台形状受け刃に対して相対的位置にある押
刃が前記押圧部材に設けられ、該押圧部材と前記
ケーシング前壁間の底壁にはスリツトが形成され
ていることを特徴とする破砕装置にある。
「考案の効果」 上記技術的手段により、ケーシング内に投入さ
れた湯道などのスクラツプは前進する押圧部材の
押刃により前方へ押しやられるとともに台形状受
け刃間にあるものは該押刃と台形状受け刃により
2〜3ケに砕かれ、前記押圧部材の前進を一時停
止せしめ、該押圧部材を後退せしむることにより
上方にあるものは下方にくずれ落ち、再度押圧部
材を前進すなわち2度押しすることにより砕かれ
ていないスクラツプを含めて細かく砕かれる。
したがつて、湯道などのスクラツプを他の溶解
材料とともにキユポラに投入しても、棚吊りの如
き好ましくない現象を避けることのできる一次効
果があり、これにより溶湯量が従来に比し一段と
アツプせしめた二次効果がある。
また、ケーシング内に砕かれたスクラツプは底
壁に設けた底蓋の反転により下方のバケツトある
いはベルトコンベアに落下せしむることができる
など本考案特有の作用効果を奏するものである。
「実施例」 以下図に基いて本考案の一実施例を説明する。
101〜103および104〜106は断面略
字状フレームで、該フレーム101〜103は
右側に104〜106は左側に所要間隔をおいて
縦設し、これに断面略字状のロングフレーム1
07,108を上下にそれそれ溶接により横設す
ることによつて略長方形の基台109を構成す
る。
該基台109のロングフレーム108,108
の前方に断面略字状シヨートフレーム110を
溶着固定し、該シヨートフレーム110の背面に
アングル状支承部材111をボルトなどにより取
付け、該支承部材111の上面の底壁120を載
置し、中間のシヨートフレーム125を挟んで後
端122が小型の断面略〓字状シヨートフレーム
123に載置される。
前記ロングフレーム108,108の背面11
2にケーシング用プレート124,124が溶着
され、該プレート124,124間に前記底壁1
20の側面に溶着固定される。
該ケーシング用プレート124,124の上方
側壁にロングフレーム126,126前方を溶着
固定し、該ロングフレーム126,126の後方
は支柱(図示せず)に溶着固定される。
シヨートフレーム123,125および支承部
材111により左右が保持される底壁120の前
端127には小型フレーム128を溶着固定し、
その小型フレーム128の側部にケーシングプレ
ート129の下端を溶着固定し、該ケーシングプ
レート129の上端に小型フレーム130を溶着
固定する。
ついで、該ケーシングプレート129の内側に
は複数個の台形状受け刃140,140……を一
体的に形成した前壁141がボルト142,14
2を介して締結固定する。
前記左右ケーシングプレート124,124に
は側板143,143が溶着固定され、該側板1
43,143の側部中央にボルト1444,14
4……を介してガイドバー145,145を締結
固定される。
前記左右ケーシングプレート124,124と
前壁141と底壁120によつて画定される凹部
内をガイドバー145,145に案内されながら
前進、後退する押圧部材146を配する。
該押圧部材146の前面には少なくとも1つ以
上の押刃147を形成した後壁148がボルト1
49を介して締結固定される。
該押圧部材146の背部にはプレス用シリンダ
ー150内を往復動するピストンロツド15の先
端がボルト152を介して締結固定される。
該プレス用シリンダー150は基台109に固
定したサイドフレーム153,153に載置し、
かつ前後をシリンダー取付座154,154を巻
回固定する。
該プレス用シリンダー150への油、空気など
の加圧流体は別設のハイドロユニツト155の連
絡パイプ(図示せず)にてジヨイントしたパイプ
を介して供給がされる。
前記ケーシング内の底壁120には適宜形状例
えば略長方形状の切欠部156が形成され、該切
欠部156に相当する格子状の可動底蓋157に
下刃158,158……が一体的に形成される。
該可動底蓋157の下部にはリンク機構のアー
ム159の一端160を固定し、他端ボス161
をシヤフト162にキーを介して嵌合し、該他端
ボス161の端面に嵌合したさいに一致するアー
ム163のボス166とシヤフト162に嵌合
し、該アーム163の下端165がピストンロツ
ド164の先端U字状部材に枢着される。
前記シヤフト162は前記ロングフレーム10
8,108にそれぞれ軸を介して支承されてい
る。
前記ピストンロツド164を往復動せしむる底
格子開閉用シリンダーの後端167は支持部材1
68にボルトを介して固定される。
前記左右のロングフレーム126,126のフ
ランジ170,170に往復動自在の上蓋171
の両側摺動片172,172を臨ませ、該摺動片
172,172とは間隙をおいて上蓋案内レール
169,169を載置し、ついで挟持部材17
3,173……にて案内レール169,169と
フランジ170,170を上下より挟持する。
該蓋171の任意箇所にピストンロツド174
の一端181を枢着し、他端を上蓋開閉用シリン
ダー175に嵌合する。
該シリンダー175の後部はロングフレーム1
26,126上に取付けた左右支持部材176に
固定した横桁178に支持され、シリンダー17
5の前部は横桁179に支持されている。
180,180は押圧部材146、押刃147
間におよび前壁141の台形状受刃140間の上
部に形成された突出部で、該突出部180により
スクラツプの逃げ(押刃により上方へ前進しつゝ
立ち上がる。)を防ぐことができる。
「作用」 本考案は以上のように構成されているので、ケ
ーシングの凹部内に湯道などにスクラツプを投入
し、ついで上蓋171が前進してケーシングの開
口部を覆う。
次に、押圧部材146がピストンロツド151
と共に前進すると、台形状受刃間のスクラツプを
押刃が押圧し、2つないし、3つに折り、あるい
は砕き、砕かれた小片は可動底蓋157の格子よ
り基台に設けたバケツト内(図示せず)若しくは
コンベア上に落下する。
次に、該押圧部材146を少し後退せしむる
と、スクラツプは幾分か崩れ落ちる。
しかるのち再び押圧部材146を前進せしむる
と、未砕のスクラツプは殆ど砕かれる。
該押圧部材を後退せしむると同時に可動底蓋1
57はリンク機構の作動により反転し、開口す
る。
上記せる如き、従来非能率作業の1つと云われ
ていた湯道の如きスクラツプのクラツシヤーが本
考案装置によつて能率よく作業が行われ、作業中
の鉄片の飛散に基ずく危険性は皆無ならしめ、併
せて、砕かれたスクラツプには未砕のものはなく
なり、そのまゝキユポラ迄仕分けコンベアにて搬
送することが可能になり、能率が従来に比し、一
段とアツプならしめた。
また、押圧部材の両側はガイドバーにより案内
されながら前進するため、スクラツプにより持ち
揚げられる傾向がなくなり、所期の目的を達成す
ることができる。
また、押圧部材の駆動装置は油圧若しくは空圧
シリンダーを実施例の1つとして説明している
が、該実施例に限定されるものでなく、シリンダ
ー機構とトグルリンク機構を結合した駆動装置な
どを用いることができる。
この場合には加圧プレートを案内する4本のガ
イドバー(支柱)を必要とする。
第4図は本考案の他の実施例を示す正面図であ
つて、上記実施例と異なる点は砕かれたスクラツ
プを別設のバツグへ自動的に搬送することと、可
動底蓋157(底扉ともいう。)の作動機構にあ
る。
底蓋用シリンダー182の基部をシリンダー取
付座154に枢着し、該底蓋用シリンダー182
内を往復動するピストンロツド183の先端はア
ーム184の一端に枢着し、該アーム184の基
部は可動底蓋157のボス186に枢着する。
従つて、底蓋用シリンダー182へ供給される
圧油の切換えによりピストンロツド183が後退
することにより可動底蓋157は反転し、スクラ
ツプはエプロンコンベア185上に落下する。
該エプロンコンベアに落下したスクラツプは別
設のバツグ187に運び込まれて収納される。
なお、本考案装置に投入されるスクラツプは鋳
物に限定されるものでなく、他の金属あるいは非
鉄金属、青銅、黄銅でも硬度を有するものであれ
ば同一の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一部断面正面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図の平
面図、第4図は本考案装置により砕かれたスクラ
ツプをコンベアを介してバケツトに落下せしむる
状態を示す他の実施例の正面図、第5図は湯道、
湯口などが形成される鋳型を示す縦断面図であ
る。 符号の説明、146……押圧部材、140……
受け刃、147……押刃、158……下刃、15
7……底蓋、156……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング内を前進する押刃と該押刃に対応
    する箇所に設けた受け刃によつて任意形状の金
    属あるいは非鉄金属部材を所要サイズに砕く破
    砕装置において、該ケーシングの前壁に台形状
    受け刃が設けられ、該台形状受け刃間、あるい
    は該台形状受け刃に対して相対的位置にある押
    刃が前記押圧部材に設けられ、該押圧部材と前
    記ケーシング前壁間の底壁にはスリツトが形成
    されていることを特徴とする破砕装置。 (2) 底部には適宜形状の切欠部が形成され、該切
    欠部内を開閉する可動底蓋が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
JP2154089U 1989-02-28 1989-02-28 Expired JPH0433951Y2 (ja)

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JP2154089U JPH0433951Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28

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JP2154089U JPH0433951Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28

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JPH01151843U JPH01151843U (ja) 1989-10-19
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