JPH0433878Y2 - - Google Patents

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JPH0433878Y2
JPH0433878Y2 JP1986137733U JP13773386U JPH0433878Y2 JP H0433878 Y2 JPH0433878 Y2 JP H0433878Y2 JP 1986137733 U JP1986137733 U JP 1986137733U JP 13773386 U JP13773386 U JP 13773386U JP H0433878 Y2 JPH0433878 Y2 JP H0433878Y2
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JP
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ball
arm bar
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supply position
vertical axis
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JP1986137733U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はゴルフボールの打撃練習機に関する
もので、特に多数のボールを順次テイーアツプ位
置に1個づつセツトする装置に関するものであ
る。
<従来技術> 従来基台に対し垂直軸によつて支持され、これ
より半径方向に伸びる腕棒の先端にボール支持部
を備え、前記垂直軸の周りにボール供給位置から
ボールセツト位置まで往復回動自在に装備してあ
るボール搬送装置が設けてあり、前記ボール支持
部にはボールセツト位置において、ボールを支持
状態から離反状態に作動し復帰するボール着脱装
置を備えているゴルフボール自動テイーアツプ装
置が市場に見受けられるが、前記ボール搬送装置
の往復回動装置としては垂直軸の上端に取付けた
円盤の偏心したロツドジヨイント部と、前記腕棒
の一部とが、剛性の高いクランクロツドを結合し
て構成したものとなつている。
前記の装置においても一応の成果は認められる
が往復回動装置が偏心円盤及びクランクロツドよ
りなるもので、偏心円盤の寸法、軸線の平行度な
ど相当に精度を高めないと円滑な往復運動ができ
ない。ところが、この種のゴルフボールの打撃練
習機においては打撃による衝撃的な振動を日常的
に相当受けるし、ゴルフクラブによつて誤つて練
習機の一部を打撃することもあり、このときに練
習機の構成部材にも殊の外衝撃を受け、その一部
が極く僅か変形若しくは歪曲し精密な加工、調整
を要するものでは、作動不能になるおそれがあ
る。
<考案が解決しようとする課題> そこでこの考案は加工及び組立精度を余り精密
にすることなく、製造コストの低減が計れるほ
か、動作が円滑で使用中の摩耗その他、衝撃によ
る多少の変形があつたとしても充分に使用が継続
できるようにするためのものである。
<課題を解決するための手段> この考案は基台に対し垂直軸によつて支持さ
れ、これより半径方向に伸びる腕棒の先端にボー
ル支持部を備え、前記垂直軸の周りにボール供給
位置からボールセツト位置まで往復回動自在に装
備してあるボール搬送装置が設けてあり、前記ボ
ール支持部にはボールセツト位置において、ボー
ルを支持状態から離反状態に作動し復帰するボー
ル着脱装置を備えているゴルフボール自動テイー
アツプ装置において、 前記腕棒は平常状態において前記ボール供給位
置に位置すべく前記基台に、ばねによつて弾撥的
に装備してあり、かつ前記腕棒の一部は一入力信
号により少なくとも、死点から思案点を越える位
置まで前記ばねの弾撥力に抗して強制回動するク
ランクとほぼ緊張させた可撓性引張部材によつて
連結してあることを特徴とするゴルフボール自動
テイーアツプ装置とする。
<実施例> 今この考案を図示の代表的な実施例に基づいて
説明する。
図において、10は基台であり、これに垂直軸
11の周りに往復回動自在にボールを搬送装置1
2が設けられている。
このボール搬送装置12において、前記垂直軸
11から半径方向に伸びる中空の腕棒13の先端
にボール支持部14が固設してあり、このボール
支持部14は垂直軸線を持つゴルフボールBの直
径よりも若干大きい内径の円筒15よりなり、更
にボール着脱装置は、前記円筒15の半径方向に
円筒体15中に出没するストツパー17よりなつ
ている。
このストツパー17は、前記中空の腕棒13を
通る細棒18の先端部により構成され、細棒18
の後端は腕棒13より突出し、この部分に作動片
19が固着してあり、これら細棒18及び作動片
19は、圧縮ばね20によつて、平常状態におい
て、前記ストツパー17が円筒15内に突出する
ように設けてある。換言すれば、ボール支持部1
4はボールを支持できる状態が平常状態としてあ
る。
前記腕棒13は、その支持垂直軸11部を貫通
して、ボール支持部14とは反対側にまで突出
し、この腕棒13の後端21部の一部には、前記
腕棒13を約90°往復回動させるときの、リンク
部材のジヨイント部22が設けてある。
上記までの符号10乃至22で示す構成部分乃
至構成部材は公知の刊行物記載の装置と大差はな
い。
この考案のものは下記の特異な構造としてあ
る。
前記垂直軸11の周りにはトーシヨンばね23
が設けてあつて、その一端は垂直軸11に対し、
半径方向に植設したピン24に掛合し、他端は垂
直軸11を基台10に支承すべくこの基台10に
固定した軸受部25に設けたピン26に掛合し、
このトーシヨンばね23の弾撥力によつて、腕棒
13は平常状態においてボール供給位置(第1図
実線の位置参照)に停止するように設けてあり、
この13の停止位置には腕棒ストツパー27が基
台に設けてある。
前記ジヨイント部22に連結する部材は可撓性
引張部材28よりなり、通常より合せワイヤ29
の両端に結合ブロツク30が接続してあつて、ワ
イヤ29と結合ブロツク30との結合部分はねじ
込み式になつており、両結合ブロツク30間の寸
法が若干調整できるようにしてある。前記のワ
イヤ29の代わりに鎖、ピアノ線、薄い板ばねで
あつてもこの考案としては同一である。
前記ジヨイント部22に、可撓性引張部材28
の一端が枢着し、他端はクランク31の先端部に
枢着してあり、クランク31の中心部は前記垂直
軸11とほゞ平行なクランク軸32に固着してあ
り、このクランク軸32の位置は、前記可撓性引
張部材28をほゞ緊張状態として、これがほゞ水
平で、平面に見て前記腕杆13とほゞ45°傾斜し
た線上にクランク31の死点P及び思案点Qが位
置し、腕杆13の後端よりもボール支持部14寄
りの位置に設けてあり、このクランク軸32は基
台10に取り付けた減速機付きのモータ33の出
力軸としてある。
このモータ33は一入力信号が与えられるごと
に、クランク31が死点Pから思案点Qを越え一
回転するまで強制駆動され停止し、前記トーシヨ
ンばね23の復元力によつてボール搬送装置12
は定位置に復帰する。
更にこの考案の実施例においては、前記垂直軸
11線の軸線周りに回動固定自在に、垂直軸11
線の半径方向に突出するカム板34が設けてあ
り、図示の態様においては軸受部25に前記カム
板34のスリーブ状の基部35が嵌合させて、こ
れに設けた止ねじ36によつて任意の位置(方
向)にカム板34が固定できるようにしてある。
前記カム板34の位置は、ボール搬送装置12が
ボールセツト位置に回動したとき、ボール搬送装
置12の後端21の作動片19に接触して、これ
を牽引する位置に固定してある。
よつて、前記腕棒13が垂直軸11の周りにセ
ツト位置まで回動したとき、腕棒13の後端部の
作動片19が前記カム板34に接触して作動片1
9と一体の細棒18及びストツパー17を牽引し
て、ストツパー17をボール支持部14の円筒1
5の内周面より引き込ませ、この中のボールBを
テイーセツト位置に落下させて、ボール支持部1
4よりゴルフボールBを離反させる。
<作用> 叙上のように構成しているのにおいては、前記
ボール搬送装置12はばねによつてボール供給位
置(第1図実線の状態)に位置しており、この状
態において、図示以外の装置によつて、ボール搬
送装置のボール支持部14にゴルフボールBを一
個送り込む。このとき、ボール支持部14のボー
ル着脱装置はボールを支持する状態になつてい
る。つまり、ストツパー17は円筒15に突出
し、ゴルフボールBはこれに支えて支持される。
前記のボール送り込み装置の種類によつては、第
一回目の作動だけボールBを送り込まず、第二回
目の作動からボールBを送り込むものもある。
而して、例えばフツトスイツチ若しくは他のス
イツチによりモータ33に一入力信号をあたえる
と、クランク31はクランク軸32の周りに死点
Pから思案点Qを越えた位置まで強制回転し、こ
れにジヨイントされている可撓性引張部材28を
牽引し、前記腕棒13を垂直軸11の周りに回動
させる。
このとき腕棒13の後端21の作動片19が、
カム板34に当り、前記細棒18及びストツパー
17を後方へ引つ張り、ボール支持部14中のゴ
ルフボールBをテイーアツプ位置に落下させる。
クランク31が思案点Qを越えると、腕棒13は
トーシヨンばね23の復元力及びモータ33の駆
動力とによつて、クランク31の回転に伴い腕棒
13をボール供給位置まで復帰させる。
而して、ボール搬送装置12はトーシヨンばね
23の復元力によつてボール供給位置に復帰する
と、腕棒13が腕棒ストツパー27に設けてある
リミツトスイツチにより、モータ33の電源はオ
フとなり、モータ33は停止する。
以下フツトスイツチを踏めば同様の操作が繰り
返される。
フツトスイツチを並列にタイマー接点を設け
(図示していない。)このタイマのタイムアツプ出
力信号毎にモータ33の電源をオンにするように
し、前記ストツパ27の位置に設けたリミツトス
イツチの出力信号を、前記タイマーの入力信号と
しておけば、一度フツトスイツチをオンすれば、
後は設定時間の間隔をもつて繰り返し、ボールが
テイーアツプされる。このタイマのタイムラグを
可変式としておけば、前記間隔を長短変更するこ
とができる。
このモータ33の作動制御は一例であつて、こ
れに限定されるものでなく電子式のものでもよ
く、或は信号の授受はワンチツプコンピユータな
どを用いた制御回路とし、この結果クランク軸3
2、トーシヨンばね23によつて、ボール搬送装
置12が復帰できる位置まで、モータ33を作動
させる装置であれば、特に限定はなく、或はモー
タ33としてパルスモータを用い、回転角をパル
ス数で与えるものであつてもこの考案としては同
一である。
更に図示の実施例のものにおいては、ボール搬
送装置12がボールセツト位置において、ボール
支持部14から正確な位置にボールがセツトでき
ないときは、前記止めねじ36を緩めて、カム板
34の位相を調整して再び止めねじ36を締めて
行なう。
或は、セツト位置を大きく変更したいときは、
第1図二点鎖線でしめすような位置にカム板34
をセツトして行なう。
<効果> 叙上のように構成し、作用をなすこの考案のも
のにおいては、垂直軸11とクランク軸32の平
行度及び位置が、設計通りに正確でなくとも、或
は使用中にクランク31とボール搬送装置12と
を連結する可撓性引張部材28との各ジヨイント
部分に、摩耗や、歪曲が起つたとしても、これら
の歪みや、誤差は、前記可撓性引張部材28の変
形によつて充分に吸収され、長時間円滑な作動が
でき、この考案の装置全体の寿命を伸長できるだ
けでなく、製造時の精度も低く、組立も容易なた
め、製造コストが相当に低減させることができ
る。
またボール搬送装置12はボール供給装置から
ボールセツト位置まで搬送するときのみ強制駆動
され、復帰時は、ばね23の復元力によつて行な
うものであるから、一作動後及び装置の電源を切
れば、必ずボール供給位置に復帰し、ゴルフクラ
ブでボールBを打撃するときの邪魔にならない
し、使用しないときも、コンパクトになる。
前記腕棒13がボール供給位置に戻る途中誤つ
て腕棒13に練習者が直接または間接に接触し
て、これをセツト位置方向に引き戻すような力を
前記腕棒13に加えられたとしても、その外力は
前記可撓性引張部材28を湾曲することで吸収さ
れ、モータに逆転その他の衝撃を与えない。
<実施例の効果> 図示の実施例のものは上述の効果を奏すること
は勿論、カム板34がボール供給装置12の旋回
軸たる垂直軸11線の周りに移動固定自在に設け
てあるからカム板34の位相を調整して、テイー
の上にゴルフボールBを置くように、ゴルフボー
ル支持部14から離反する位置が調整できるだけ
でなく、例えばゴルフマツトAのCの位置にゴル
フボールを置きたいときには前記カム板34の位
相を第1図2点鎖線に示す位置に変更して固定す
れば、ボール搬送装置12がこの位置まで移動し
たとき、作動片19がカム板34に当接して、ゴ
ルフボールBはボール支持部14から落下して、
ゴルフマツトAのCの位置に載置され、ボール搬
送装置12の回動角はカム板34の位置とは無関
係に移動して、ボール供給位置に復帰する。
また作動片19はカム板34と接触させて、移
動させるものであるからカム板34の位置を所定
の場所に固定すれば作動片19は腕棒が所定位置
まで回転したとき、必ずカム板34と作動片19
は接触し、ストツパー17を引き込む位置が常に
一定し、ゴルフボールBのセツト位置が安定す
る。
その他可撓性引張部材28は、ワイヤ29と両
端のブロツク30がねじ込み式で、その長さが
調整できるから、組立後この装置が平常状態のと
き可撓性引張部材28が緊張した状態となるよう
に調節できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の代表的な実施例を示すもので
あつて、第1図は一部欠截平面図、第2図は一部
省略縦断側面図、第3図は可撓性引張部材の斜視
図ある。 図中主な符号、10……基台、11……垂直
軸、12……ボール搬送装置、13……腕棒、1
4……ボール支持部、19……作動片、28……
可撓性引張部材、31……クランク、32……ク
ランク軸、33……モータ、34……カム板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台に対し垂直軸によつて支持され、これより
    半径方向に伸びる腕棒の先端にボール支持部を備
    え、前記垂直軸の周りにボール供給位置からボー
    ルセツト位置まで往復回動自在に装備してあるボ
    ール搬送装置が設けてあり、前記ボール支持部に
    はボールセツト位置において、ボールを支持状態
    から離反状態に作動し復帰するボール着脱装置を
    備えているゴルフボール自動テイーアツプ装置に
    おいて、 前記腕棒は平常状態において前記ボール供給位
    置に位置すべく前記基台に、ばねによつて弾撥的
    に装備してあり、かつ前記腕棒の一部は一入力信
    号により少なくとも、死点から思案点を越える位
    置まで前記ばねの弾撥力に抗して強制回動するク
    ランクとほぼ緊張させた可撓性引張部材によつて
    連結してあることを特徴とするゴルフボール自動
    テイーアツプ装置。
JP1986137733U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0433878Y2 (ja)

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JP1986137733U JPH0433878Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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JP1986137733U JPH0433878Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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JPS6343572U JPS6343572U (ja) 1988-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746289Y2 (ja) * 1993-07-22 1995-10-25 相 元 朴 ゴルフボールの供給装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231019U (ja) * 1975-08-26 1977-03-04
JPS60174163A (ja) * 1984-02-18 1985-09-07 大隈 伸 ゴルフ自動機械式送玉置打撃練習機

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JPS6343572U (ja) 1988-03-23

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