JPH04338326A - 皮膚適用体 - Google Patents

皮膚適用体

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JPH04338326A
JPH04338326A JP14094691A JP14094691A JPH04338326A JP H04338326 A JPH04338326 A JP H04338326A JP 14094691 A JP14094691 A JP 14094691A JP 14094691 A JP14094691 A JP 14094691A JP H04338326 A JPH04338326 A JP H04338326A
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JP
Japan
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parts
skin application
skin
polyvinyl alcohol
hickey
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Withdrawn
Application number
JP14094691A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Okamura
謙一郎 岡村
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Sansho Kaken KK
Original Assignee
Sansho Kaken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてキスマークを
簡単な操作で短時間に消去するための皮膚適用体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】首筋、肩、腕などについたキスマークは
、その日はもとより翌日も残り、容易にはなくならない
。腕や肩についたキスマークは衣服で隠すことができる
が、首筋など衣服で隠すことができない部位についたキ
スマークは処置に窮することになる。
【0003】このような場合には、たとえば絆創膏を貼
って隠したり、厚目にファンデーションして隠すことが
行われる。
【0004】なお本発明に関連のあるハイドロゲルとは
、一般にポリマー骨格の隙間に水を大量に包含している
ゲルを指し、骨格成分となるポリマーとしては水溶性ま
たは親水性を有する天然高分子または合成高分子が用い
られている。このうちポリマーとしてポリビニルアルコ
ールを用いる文献としてはたとえば特開平1−2306
59号公報がある。該公報には、水以外にポリビニルア
ルコール(PVA)と2価の金属塩(塩化カルシウム等
)を主成分とする粘着性PVAハイドロゲル組成物が示
されており、このハイドロゲル組成物中に経皮適用可能
な生理活性物質を含有させることも示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キスマークのついた部
分に絆創膏を貼って隠すことは、美意識の点ではばかれ
る上、かえってキスマークを隠しているのではないかと
他人から疑われることがある。キスマークのついた部分
に厚目にファンデーションを塗ることは、バランスの点
から1個所だけ濃くするわけにもいかず、結局充分には
隠すことができないという結果になりやすい。
【0006】このように、一旦ついたキスマークを隠す
ことは容易ではなく、時間の経過により自然になくなる
のを待つしか対策がないのが現状である。
【0007】本発明者は、キスマークを隠すのではなく
積極的に消すことにつき検討する中で、ハイドロゲルを
用いることにつき思い至ったが、たとえば上記の特開平
1−230659号公報に記載のハイドロゲルをキスマ
ークのついた部分に当てても、短時間にはキスマークが
消えない上、皮膚刺激によりかえって適用個所の皮膚部
分が赤くなり、逆効果になることもあった。
【0008】本発明は、このような背景下において、キ
スマークを簡単な操作で短時間に消去することができる
皮膚適用体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の皮膚適用体は、
ポリビニルアルコール、水および塩化ナトリウムを必須
成分として含むシート状のハイドロゲル成形体からなる
ものである。
【0010】以下本発明を詳細に説明する。
【0011】ハイドロゲル成形体を作るための原料は、
ポリビニルアルコール、水および塩化ナトリウムである
。これらの必須成分のほか、さらにアルコールを含むこ
とが特に望ましく、また薬効成分、尿素または白粉分を
配合することも好ましい。
【0012】ポリビニルアルコールとしては、種々の重
合度およびケン化度のポリビニルアルコール、あるいは
「共重合変性」ポリビニルアルコールや「後変性」ポリ
ビニルアルコールが用いられ、代表的なものは、重合度
500以上、ケン化度80モル%以上のポリビニルアル
コールである。
【0013】塩化ナトリウムは、冷涼感、透明感、ゲル
強度の調整に貢献する。
【0014】アルコールとしてはエタノールが好適に用
いられるが、場合によりn−プロパノールやイソプロパ
ノールを用いることもある。アルコールは冷涼感の向上
、透明感の向上にとって好ましい。またアルコールは塩
化ナトリウムとの併用系においてはアトピー性の皮膚に
有効である。
【0015】尿素は必須成分ではないが、適量の尿素の
存在は、冷涼感の向上、皮膚刺激性の緩和、薬効成分の
皮膚への浸透性の向上、ゲル強度の調節などの点で有利
である。
【0016】薬効成分としては、たとえば、消炎剤、血
液凝固剤、発汗剤、収斂剤、化粧品用保湿剤、ビタミン
類、ホルモン類、アミノ酸類、天然植物からのエキス、
殺菌剤、酵素剤、アラントインなどがあげられる。
【0017】白粉分としては、酸化チタンを主とし、こ
れに適宜酸化鉄、カオリン、タルクなどを併用したもの
が用いられる。
【0018】以上述べた成分のほか、ポリビニルアルコ
ール以外の水溶性または親水性高分子、香料、着色料、
粘液質、界面活性剤などの添加剤を配合することもでき
る。なお、ゲル形成に効果のある塩化カルシウム等の2
価金属塩を配合しても差し支えないが、許容範囲を越え
ると皮膚刺激性を生ずるので注意を要する。
【0019】上記各成分の配合割合は、全体を100重
量部とするとき、ポリビニルアルコールが2〜30重量
部程度、水が20〜94重量部程度、塩化ナトリウムが
 0.1〜35重量部程度、アルコールが0〜40重量
部程度(殊に1〜40重量部程度)、尿素が0〜30重
量部、薬効成分が0ないし少量、白粉分が0〜40重量
部程度とすることが多いが、ハイドロゲルが形成される
限りにおいて適当な配合割合とすることができる。
【0020】各成分の配合順序は任意であり、配合後の
組成物を適当な支持面、容器、型に流し込んで冷凍すれ
ば、平面状または型に応じた形状のシート状のハイドロ
ゲル成形体が得られる。このシート状のハイドロゲル成
形体の厚さに特に限定はないが、0.1 〜3mm程度
とすることが多い。
【0021】成形に際して、流し込み面に予め不織布等
のウエブを敷いておいたり、あるいは流し込んだ上から
不織布等のウエブを積層したりすることによりハイドロ
ゲル成形体の片面を不織布等で覆うようにすることもで
きる。
【0022】成形時に目的形状を有するものを作ること
もできるが、成形時には広巾のシートを作り、これを裁
断したり打ち抜いたりして、円形、楕円形、三角形、四
角形、多角形、ハート形、星形、いちょうの葉の形、扇
形、ひょうたん形、動物形状、その他の形状にすること
もできる。
【0023】このようにして得られたシート状のハイド
ロゲル成形体からなる皮膚適用体は、耐透湿性を有する
包材で包装するか容器に収容する。
【0024】本発明の皮膚適用体は、キスマーク消去用
として特に有用であるが、美容・化粧用、健康用、スポ
ーツ用、医療用に転用することもできる。
【0025】
【作用】本発明の皮膚適用体を使用するにあたっては、
包材または容器からこれを取り出し、キスマークのつい
た部位に当てがうだけでよい。そうすると好ましい冷涼
感が得られので、冷涼感がなくなった頃に新しいものを
取り出して数回同様の操作を行うと、キスマークが効果
的に消去される。
【0026】もしキスマークの赤みが強く、上記の操作
によっては充分には消去できないときは、白粉分入りの
皮膚適用体をキスマーク部分に押しつけ、ファンデーシ
ョン効果を発揮させるのがよい。
【0027】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明する
。以下「部」とあるのは重量部である。
【0028】実施例1 下記の処方で組成物を調製した。 ・  平均重合度1700、ケン化度99.5モル%の
ポリビニルアルコール               
                         
                       5.
7部・  塩化ナトリウム             
                         
      16.4部・  尿素         
                         
                    12.3部
・  塩酸ナファゾリン(消炎剤)         
                     0.00
25部・  エタノール              
                         
         45.0部・  水       
                         
                        2
0.6部
【0029】この組成物を加熱溶解した後、ポ
リエチレンフィルム上に流延してからその上にもう1枚
のポリエチレンフィルムを置き、−20℃の冷凍庫中に
入れて1昼夜放置した。これにより厚さ 0.8mmの
シート状の透明なハイドロゲル成形体が得られたので、
これをハート形に打ち抜いてから、両側のポリエチレン
フィルムを剥離除去し、1枚ずつ耐透湿性包材中に密封
包装した。
【0030】この皮膚適用体を指でつかんでキスマーク
のついた部位に押しつけたところ、好ましい冷涼感が得
られた。冷涼感がほぼなくなった段階でこれを捨て、新
しい皮膚適用体を取り出して同様の操作を行った。この
操作を3〜4回繰り返すと、キスマークは事実上わから
ない位にまで消去された。
【0031】実施例2 下記の処方としたほかは実施例1を繰り返したところ、
実施例1と同様にキスマークを消去することができた。
【0032】 ・  実施例1のポリビニルアルコール       
                      7.0
部・  塩化ナトリウム              
                         
     20.0部・  尿素          
                         
                   10.0部・
  カンフル(発汗剤)              
                         
  0.5部・  塩化ベンザルコニウム(殺菌剤) 
                         
   0.5部・  エタノール          
                         
             52.0部・  水   
                         
                         
   10.0部
【0033】実施例3 下記の処方としたほかは実施例1を繰り返したところ、
実施例1と同様にキスマークを消去することができた。
【0034】 ・  実施例1のポリビニルアルコール       
                      7.0
部・  塩化ナトリウム              
                         
     22.0部・  クエン酸(収斂剤)   
                         
             3.0部・  エタノール
                         
                       15
.0部・  水                  
                         
             53.0部
【0035】実
施例4 下記の処方としたほかは実施例1を繰り返したところ、
実施例1と同様にキスマークを消去することができた。
【0036】 ・  平均重合度1800、ケン化度99.0モル%の
ポリビニルアルコール               
                         
                      10.
0部・  塩化ナトリウム             
                         
      15.0部・  血液凝固剤      
                         
                 少量・  水  
                         
                         
    75.0部
【0037】実施例5   下記の処方で組成物を調製した。 ・  実施例2のポリビニルアルコール       
                      7.0
部・  塩化ナトリウム              
                         
     10.0部・  酸化チタン(白粉分)  
                         
            8.0部・  酸化鉄(白粉
分)                       
                    2.0部・
  メントール                  
                         
      0.2部・  エタノール       
                         
                25.8部・  水
                         
                         
      47.0部
【0038】この組成物を加熱
溶解した後、ポリエチレンフィルム上に流延してからそ
の上に不織布を置き、−20℃の冷凍庫中に入れて1昼
夜放置した。これにより厚さ1mmのシート状のハイド
ロゲル成形体が得られたので、これを長方形に裁断して
から、1枚ずつ耐透湿性包材中に密封包装した。
【0039】この皮膚適用体を指でつかんでキスマーク
のついた部位に押しつけたところ、好ましい冷涼感が得
られた。冷涼感がほぼなくなった段階でこれを捨て、新
しい皮膚適用体を取り出して同様の操作を行った。この
操作を3〜4回繰り返すと、強いキスマークがついた場
合でもその赤みが薄くなる上、皮膚に白粉分が付着して
ファンデーション効果を生ずるため、キスマークはほと
んどわからない位にまでになる。
【0040】
【発明の効果】本発明の皮膚適用体は、好ましい冷涼感
を示す上、皮膚刺激性がなく、しかも簡単な操作でキス
マークを短時間に消去することができる。従って、キス
マークがついたときの従来の困惑を解消することができ
る。
【0041】そして形状も種々に設計できるので、ファ
ッション性にも富んでいる。加えてこの皮膚適用体は携
帯に便利であり、また自宅やホテルに常置しておくこと
ができる。
【0042】また本発明の皮膚適用体はコンパクトなも
のであるので、その販売形態も薬局や化粧品店はもとよ
りコンビニエンス・ストアなどでも取り扱うことができ
、自動販売機による販売にも適している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリビニルアルコール、水および塩化ナト
    リウムを必須成分として含むシート状のハイドロゲル成
    形体からなる皮膚適用体。
  2. 【請求項2】ポリビニルアルコール、水、アルコールお
    よび塩化ナトリウムを必須成分として含むシート状のハ
    イドロゲル成形体からなる皮膚適用体。
  3. 【請求項3】薬効成分、尿素または白粉分を任意成分と
    して含む請求項1または2記載の皮膚適用体。
  4. 【請求項4】キスマーク消去用である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の皮膚適用体。
JP14094691A 1991-05-15 1991-05-15 皮膚適用体 Withdrawn JPH04338326A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031601A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The ハイドロゲル
US7485670B2 (en) * 2002-08-02 2009-02-03 Cambridge Polymer Group, Inc. Systems and methods for controlling and forming polymer gels
US7745532B2 (en) 2002-08-02 2010-06-29 Cambridge Polymer Group, Inc. Systems and methods for controlling and forming polymer gels

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