JPH04338139A - 光ファイバ素線の製造方法 - Google Patents

光ファイバ素線の製造方法

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JPH04338139A
JPH04338139A JP3136953A JP13695391A JPH04338139A JP H04338139 A JPH04338139 A JP H04338139A JP 3136953 A JP3136953 A JP 3136953A JP 13695391 A JP13695391 A JP 13695391A JP H04338139 A JPH04338139 A JP H04338139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
irradiation
optical fiber
lamps
curing resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3136953A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Onuma
大沼 広明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバに紫外線硬
化樹脂を塗布し、この紫外線硬化樹脂を硬化して光ファ
イバ素線を製造する方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバに塗布された紫外線硬化樹脂
は、紫外線照射ランプに通して紫外線を照射して硬化さ
れる。従来技術では、1つの紫外線照射ランプのみが用
いられてこの1つの紫外線照射ランプから紫外線硬化樹
脂に紫外線を照射していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1つの紫外線
照射ランプのみを用いて紫外線を照射すると、光ファイ
バ素線の製造中に、この紫外線照射ランプが切れた場合
、紫外線硬化樹脂の硬化が不充分となってこの硬化が不
充分な部分を除去しなければならないし、また製造ライ
ンを停止しなければならないので、製造効率が低い欠点
があった。
【0004】このため、2つの以上の紫外線照射ランプ
を直列に配置して一方の紫外線照射ランプを常時点灯用
とし、他方の紫外線照射ランプを予備用とし、常時点灯
用の紫外線照射ランプが切れた場合に、予備用の紫外線
照射ランプが自動的に直ちに点灯するようにすることが
考えられる。しかし、常時点灯用の紫外線照射ランプが
切れてから予備用の紫外線照射ランプが点灯してその照
度が定常状態の90%以上になるまで立上がるのに6〜
7秒程度の時間がかかるので、その間紫外線硬化樹脂の
硬化が不充分な部分が発生することになる。
【0005】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、紫
外線照射ランプガ切れても連続して紫外線硬化樹脂を確
実に硬化し続けることができる方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、光ファイバに塗布された紫外線硬化樹
脂に紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化する光
ファイバ素線の製造方法において、前記紫外線の照射は
、直列に配列された2つ以上の紫外線照射ランプのすべ
てによって行ない、いずれかの紫外線照射ランプが切れ
ても残りの紫外線照射ランプの照射エネルギの和で前記
紫外線硬化樹脂のヤング率が飽和時の90%以上となる
ように、且つすべての紫外線照射ランプの照射エネルギ
の和で前記紫外線硬化樹脂からの水素発生量が2.5μ
l/g以下となるように紫外線照射ランプの照射エネル
ギーを設定することを特徴とする光ファイバ素線の製造
方法を提供することにある。
【0007】
【作用】このように、2つ以上の紫外線照射ランプのす
べてを点灯して運転するが、この場合すべての紫外線照
射ランプの点灯によって紫外線硬化樹脂からの水素発生
量が所定値以下に設定されるので、過剰照射によって光
ファイバ素線の水素ロスを起こすことがなく、またいず
れかの紫外線照射ランプが切れても残りの紫外線照射ラ
ンプで紫外線硬化樹脂を充分に硬化することができ、従
って光ファイバ素線を連続的に製造することができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は、本発明に係る光ファイバ素線の製造方法
に用いられる装置10を系統的に示し、光ファイバ母材
12を加熱ヒータ14で加熱しながら所定の線径に引取
って光ファイバ16を形成し、この光ファイバ16を塗
布ダイス20に通してこの光ファイバ16に紫外線硬化
樹脂を塗布し、この紫外線硬化樹脂が塗布された光ファ
イバ16’は、直列に配置された2つの紫外線照射ラン
プ22、24を通過して紫外線硬化樹脂を硬化する。こ
のようにして、紫外線硬化樹脂が硬化されて形成された
光ファイバ素線18は、引取り機28、ガイドローラ3
0を経て巻取機32に巻取られる。尚、図2に示すよう
に、3つの紫外線照射ランプ22、24、26を直列的
に配列して紫外線硬化樹脂が塗布された光ファイバ16
’をこれらの3つの紫外線照射ランプ22、24、26
に順次通過してもよい。
【0009】本発明の方法は、これらの2つ又は3つの
紫外線照射ランプ22、24又は22、24、26のす
べてを点灯するために下記の条件を設定する。(1)い
ずれかの紫外線照射ランプが切れても残りの紫外線照射
ランプの照射エネルギーの和で紫外線硬化樹脂のヤング
率が飽和時の90%以上となるように照射エネルギーを
設定する。(2)すべての紫外線照射ランプの照射エネ
ルギーの和で紫外線硬化樹脂から発生する水素量が2.
5μl/g以下となるように照射エネルギーを設定する
【0010】紫外線照射ランプの照射エネルギーを上記
のように設定する理由は、次の通りである。即ち、紫外
線照射エネルギーに対して紫外線硬化樹脂の硬化の進行
度を見ると、紫外線硬化樹脂のヤング率は、照射エネル
ギーの増加に応じて大きくなるが、ヤング率が90%と
なるような照射エネルギーを越えると、ヤング率は、ほ
ぼ飽和するので、ヤング率が90%を越える程度に照射
エネルギーを設定する。また、紫外線硬化樹脂は、その
硬化中に水素ガスを発生するが、この水素ガスは、光フ
ァイバ素線の水素ロスを引き起こすので、水素発生量は
少ないことが望まれ、経験的には水素発生量は2.5μ
l/g以下であることが要求される。図3から解るよう
に、水素発生量は、紫外線の照射エネルギーと共に増加
するので、2.5μl/g以下となるように照射エネル
ギーを設定する。
【0011】次に、本発明の幾つかの具体例を図3を参
照して詳細にのべる。図3は、紫外線硬化樹脂がウレタ
ンアクリレート系樹脂である場合に、横軸に示された紫
外線照射ランプの照射エネルギーの和に対し、左側の縦
軸に示された紫外線硬化樹脂のヤング率及び右側の縦軸
に示された紫外線硬化樹脂からの水素発生量を示す。
【0012】1つの具体例では、125μmの石英光フ
ァイバに紫外線硬化樹脂としてウレタンアクリレート系
樹脂を塗布し、図1に示すような2つの紫外線照射ラン
プを用いて硬化して外径が400μmの光ファイバ素線
を製造した。また、この具体例で、光ファイバの線速は
60m/分とし、各紫外線照射ランプの照射エネルギー
は2W/cm2 に調整した。線速60m/分から光フ
ァイバが各紫外線照射ランプを通過する時間は、0.2
秒であり、従って光ファイバ素線に照射される照射エネ
ルギーは、2W/cm2 ×0.2秒=400mj/c
m2 となる。2つの紫外線照射ランプの点灯によって
通常では800mj/cm2 の照射エネルギーとなり
、また仮に1つの紫外線照射ランプが切れても残りの紫
外線照射ランプで400mj/cm2 の照射エネルギ
ーが確保されるので、紫外線硬化樹脂のヤング率は90
%以上である上に水素発生量は、2.5μl/gより充
分に低く、光ファイバ素線の硬化条件を充分に満足して
いる。
【0013】次に、上記具体例と全く同じように、12
5μmの石英ファイバに同じくウレタンアクリレート系
樹脂の紫外線硬化樹脂を塗布したものを図2に示すよう
な3つの紫外線照射ランプに同じ線速で通過させて硬化
させた。紫外線照射ランプの照射エネルギーは、1.5
W/cm2 に調整した。この場合の光ファイバ素線に
照射される照射エネルギーは、1.5W/cm2 ×0
.2秒=300mj/cm2 となる。3つの紫外線照
射ランプの点灯によって通常では900mj/cm2 
の照射エネルギーとなり、また仮に1つの紫外線照射ラ
ンプが切れても残りの紫外線照射ランプで600mj/
cm2 の照射エネルギーが確保され、また2つの紫外
線照射ランプが切れても300mj/cm2 が確保さ
れるので、紫外線硬化樹脂のヤング率は90%以上であ
る上に水素発生量は、2.5μl/gより低く、光ファ
イバ素線の硬化条件を充分に満足している。
【0014】図3から解るように、紫外線硬化樹脂がウ
レタンアクリレート系樹脂である場合には、上記のよう
な照射エネルギーの設定条件から、すべての紫外線照射
ランプが点灯しても残りの1つの紫外線照射ランプのみ
が点灯しても照射エネルギーが200mj/cm2 乃
至1100mj/cm2 (図3のAの範囲)となるよ
うに照射エネルギーを設定する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、2つ以
上の紫外線照射ランプのすべてを点灯して運転し、いず
れかの紫外線照射ランプが切れても残りの紫外線照射ラ
ンプで引き続いて連続的に紫外線を照射して光ファイバ
素線を連続的に製造することができ、従って光ファイバ
素線を高い効率で経済的に製造することができ、またす
べての紫外線照射ランプの点灯していても紫外線硬化樹
脂からの水素発生量が所定値以下になるように設定され
るので、過剰照射によって光ファイバ素線の水素ロスを
起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ素線の製造方法の一実
施例を系統的に示す系統図である。
【図2】本発明の製造方法の他の実施例の要部の系統図
である。
【図3】本発明の具体例の紫外線硬化樹脂の硬化特性を
示す線図である。
【符号の説明】
10  光ファイバ素線の製造装置 16  光ファイバ 16’  紫外線硬化樹脂が被覆された光ファイバ18
  光ファイバ素線 20  塗布ダイス 22  紫外線照射ランプ 24  紫外線照射ランプ 26  紫外線照射ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ファイバに塗布された紫外線硬化樹
    脂に紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化する光
    ファイバ素線の製造方法において、前記紫外線の照射は
    、直列に配列された2つ以上の紫外線照射ランプのすべ
    てによって行ない、いずれかの紫外線照射ランプが切れ
    ても残りの紫外線照射ランプの照射エネルギの和で前記
    紫外線硬化樹脂のヤング率が飽和時の90%以上となる
    ように、且つすべての紫外線照射ランプの照射エネルギ
    の和で前記紫外線硬化樹脂からの水素発生量が2.5μ
    l/g以下となるように前記紫外線照射ランプの照射エ
    ネルギーを設定することを特徴とする光ファイバ素線の
    製造方法。
JP3136953A 1991-05-14 1991-05-14 光ファイバ素線の製造方法 Pending JPH04338139A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190043580A (ko) * 2016-09-30 2019-04-26 가부시키가이샤후지쿠라 광섬유 리본, 광섬유 케이블, 및 광섬유 리본의 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190043580A (ko) * 2016-09-30 2019-04-26 가부시키가이샤후지쿠라 광섬유 리본, 광섬유 케이블, 및 광섬유 리본의 제조 방법
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