JPH04337304A - 微小球状ポリマー粒子が分散されている重合体粒子 - Google Patents

微小球状ポリマー粒子が分散されている重合体粒子

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JPH04337304A
JPH04337304A JP11046991A JP11046991A JPH04337304A JP H04337304 A JPH04337304 A JP H04337304A JP 11046991 A JP11046991 A JP 11046991A JP 11046991 A JP11046991 A JP 11046991A JP H04337304 A JPH04337304 A JP H04337304A
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JP
Japan
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polymer particles
monomer
dispersed
particles
polymer particle
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Application number
JP11046991A
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English (en)
Inventor
Takashi Senda
隆 千田
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小球状ポリマー粒子
が分散されている重合体粒子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、樹脂の光拡散剤として無機粉末に
代わり樹脂粒子を用いることが多くなってきている。無
機粉末を基材樹脂に添加した場合には一般に十分な光拡
散性は得られても光線透過率の低下が大きいという欠点
があり、しかも衝撃強度等の基材樹脂の物性を低下させ
るという欠点をも有していた。また、基材樹脂に屈折率
の異なる樹脂粉末、例えばポリスチレン、ポリメタクリ
ル酸メチル等を添加した場合には、光の散乱角度が狭く
、光拡散効果はある程度限定されてしまう。そこで、光
の散乱角度が大きく、光拡散効果にすぐれたフィラーの
出現がのぞまれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微小球状ポ
リマー粒子が均一に分散されている重合体粒子を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の重合体粒子は、
重合性ビニル性モノマー及び該モノマーに不溶な微小球
状ポリマー粒子を水系に分散し、懸濁重合して得られた
重合体粒子に微小球状ポリマー粒子が分散されているこ
とを特徴とするものである。以下に、本発明を詳細に説
明する。
【0005】上記重合性ビニル系モノマーとしては、ラ
ジカル重合可能なものであればよく、例えば、スチレン
、α−メチルスチレン、クロロスチレン等のスチレン系
モノマー、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル等のア
クリル酸アルキルエステル系モノマー、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸アルキルエ
ステル系モノマー、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽
和カルボン酸等が代表的である。ラジカル重合性基を2
以上有する多官能性モノマーを用いてもよく、例えば、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート等が挙げ
られる。上記重合性ビニル系モノマーは、1種または2
種以上混合して用いられる。
【0006】本発明に用いる微小球状ポリマー粒子は、
上記重合性ビニル系モノマーに不溶なものでかつ、平均
粒子径が 100μm以下のものであればよく、例えば
、シリコーン樹脂微粒子、ポリメタクリル酸メチル架橋
微粒子、無機粉末含有ポリメタクリル酸メチル架橋微粒
子等が挙げられる。上記微小球状ポリマー粒子は、重合
性ビニル系モノマーに対して通常1〜60重量%、好ま
しくは1〜40重量%使用する。微小球状ポリマー粒子
が該モノマーに対して60重量%を越えると重合中に微
小球状ポリマー粒子がモノマー内から水系に逃げてしま
うというような現象が起きてしまう。
【0007】以上に述べた本発明の微小球状ポリマー粒
子が分散されている重合体粒子は、重合性ビニル系モノ
マー及び該モノマーに不溶な微小球状ポリマーを水系に
分散し、懸濁重合することにより製造することができる
。上記懸濁重合は、懸濁剤の存在下、油溶性ラジカル重
合開始剤を用いて水中で上記重合性ビニル系モノマーと
該モノマーに分散させた微小球状ポリマー粒子を重合す
ることにより行われる。
【0008】上記懸濁剤としては、種々の分散剤、例え
ば、ポリビニルアルコール、ヒドロキシセルロース等の
有機分散剤や、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム
等の無機塩と懸濁助剤としてドデシルベンゼンスルフォ
ン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン
界面活性剤を併用するなど一般的によく知られている方
法が用いられる。
【0009】また、油溶性ラジカル重合開始剤としては
、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の過
酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系化合物
などが例示できる。上記微小球状ポリマー粒子は、モノ
マーを水系に分散させる前にあらかじめモノマーに分散
させることが好ましい。
【0010】上記懸濁重合は、通常、50〜120℃の
反応条件下、所定時間行われ、所望する重合体粒子の粒
径等に応じて条件は種々選定することができ、上記重合
性ビニル系モノマー濃度、懸濁剤の量、攪拌条件などを
調整することにより懸濁重合体である重合体粒子の粒径
を制御することができる。上記懸濁重合して得られた重
合体粒子を、洗浄し乾燥することにより本発明の微小球
状ポリマー粒子が分散されている重合体粒子が得られる
【0011】
【実施例】以下に、実施例に基づき、本発明をより詳細
に説明する。
【0012】
【実施例1】5Lオートクレーブ中に、水2500g、
難溶性リン酸第三カルシウム50g、ドデシルベンゼン
スルフォン酸ナトリウム0.3gを入れた。次にアゾビ
スイソブチロニトリル1.5g、メタクリル酸メチル1
000g、シリコーン樹脂粒子200g (東芝シリコ
ーン株式会社製:トスパール130 ;平均粒子径3μ
m) を2Lビーカーで10分間分散させた後、5Lオ
ートクレーブに入れ窒素置換後、攪拌速度を300rp
mに設定し、70℃で10時間重合した。
【0013】冷却した後、ろ過、洗浄、乾燥を行い、重
合体粒子を得た。得られた重合体粒子は、平均粒子径1
50μmで、粒子内部にはシリコーン樹脂粒子が均一に
分散されていた。また、水相にはシリコーン樹脂粒子は
まったく移行していなかった。
【0014】
【実施例2】実施例1の重合性モノマーに代えて、スチ
レン1200g、ジビニルベンゼン60gを使用し、実
施例1と同様の操作を行い重合体粒子を製造した。得ら
れた重合体粒子は、平均粒子径 200μmで、粒子内
部にはシリコーン樹脂粒子が均一に分散されていた。ま
た、水相にはシリコーン樹脂粒子はまったく移行してい
なかった。
【0015】
【実施例3】実施例2のシリコーン樹脂粒子に代えて、
酸化チタン30重量%含有ポリメタクリル酸メチル架橋
微小粒子 (平均粒子径8μm)126gを使用し、実
施例2と同様の操作を行い重合体粒子を製造した。得ら
れた重合体粒子は、平均粒子径 200μmで、粒子内
部には酸化チタン含有ポリメタクリル酸メチル架橋微小
粒子が均一に分散されていた。また、水相には酸化チタ
ン含有ポリメタクリル酸メチル架橋微小粒子はまったく
移行していなかった。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、微小球
状ポリマー粒子が実質的に全量、生成される重合体粒子
中に含有されており、かつ重合体粒子中の微小球状ポリ
マー粒子が均一に分散されている重合体粒子を提供する
ことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  重合性ビニル系モノマー及び該モノマ
    ーに不溶な微小球状ポリマー粒子を水系に分散し、懸濁
    重合して得られた重合体粒子に微小球状ポリマー粒子が
    分散されていることを特徴とする重合体粒子。
JP11046991A 1991-05-15 1991-05-15 微小球状ポリマー粒子が分散されている重合体粒子 Pending JPH04337304A (ja)

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