JPH04337133A - 回転ダンパー - Google Patents
回転ダンパーInfo
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- JPH04337133A JPH04337133A JP3107517A JP10751791A JPH04337133A JP H04337133 A JPH04337133 A JP H04337133A JP 3107517 A JP3107517 A JP 3107517A JP 10751791 A JP10751791 A JP 10751791A JP H04337133 A JPH04337133 A JP H04337133A
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- rotary damper
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Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種開閉蓋、収納部の
引出し装置、温調機器の風向調整装置等の回動部や直動
部に適用される回転ダンパーに関する。
引出し装置、温調機器の風向調整装置等の回動部や直動
部に適用される回転ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】回転ダンパーは、上記回動部や直動部に
作用するスプリング等からなる一方向の付勢に抗して、
その動きに制動を付与し、前記回動部や直動部をゆっく
りと作動させる機能を備えている。
作用するスプリング等からなる一方向の付勢に抗して、
その動きに制動を付与し、前記回動部や直動部をゆっく
りと作動させる機能を備えている。
【0003】このような回転ダンパーの例が、例えば実
開昭57−8604号公報や実開昭61−133134
号公報に開示されている。その構造は、いずれも保持部
材側の凹部に回転軸部材側の突出部を遊嵌して形成され
る軸受空間内にグリースを介在させるものであり、この
グリースの粘性抵抗を利用して回転軸部材に制動トルク
を発生させるものである。
開昭57−8604号公報や実開昭61−133134
号公報に開示されている。その構造は、いずれも保持部
材側の凹部に回転軸部材側の突出部を遊嵌して形成され
る軸受空間内にグリースを介在させるものであり、この
グリースの粘性抵抗を利用して回転軸部材に制動トルク
を発生させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述の回転
ダンパーには次に挙げるような様々な不具合が発生する
。■ 組付け時や分解時における作業上の取扱いが容
易でなく不便である。■ グリース漏れをなくすため
の合わせ面精度が必要なため、高い加工精度が要求され
る。■ 保持部材及び回転軸部材の形状が複雑であり
、要求される加工精度が出し難い。■ 保持部材及び
回転軸部材の材質として耐グリース性のものを採用せざ
るを得ず、高価なものとなる。■ 設定トルクが得難
い。■ グリースの劣化によるトルクダウンが生じる
。
ダンパーには次に挙げるような様々な不具合が発生する
。■ 組付け時や分解時における作業上の取扱いが容
易でなく不便である。■ グリース漏れをなくすため
の合わせ面精度が必要なため、高い加工精度が要求され
る。■ 保持部材及び回転軸部材の形状が複雑であり
、要求される加工精度が出し難い。■ 保持部材及び
回転軸部材の材質として耐グリース性のものを採用せざ
るを得ず、高価なものとなる。■ 設定トルクが得難
い。■ グリースの劣化によるトルクダウンが生じる
。
【0005】■ 更には、グリースの圧縮変形がない
ため、回転軸線方向の振動を吸収できない。
ため、回転軸線方向の振動を吸収できない。
【0006】従って、本発明の目的は上記全ての課題を
解消することにあり、取扱いが楽で、且つ所望の制動ト
ルクが得やすく、同時に回転軸線方向の振動をよく吸収
し得て、しかも分解及び組立てが容易な耐久性と簡単な
構造をもつ回転ダンパーを提供するものである。
解消することにあり、取扱いが楽で、且つ所望の制動ト
ルクが得やすく、同時に回転軸線方向の振動をよく吸収
し得て、しかも分解及び組立てが容易な耐久性と簡単な
構造をもつ回転ダンパーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ケーシングをもつ保持部材と、該保持部材の
ケーシング内に一端が挿入支持される軸部材とからなり
、前記保持部材と軸部材間の相対回転に抵抗を付与する
制動機構を備えた回転ダンパーであって、制動機構はケ
ーシング内の前記軸部材挿入部に形成されたフランジ部
と、前記保持部材のケーシングと前記フランジ部を挟ん
で形成される複数の軸受空間にそれぞれ配設され、前記
ケーシングと前記フランジ部とにより弾性的に圧接され
た状態で転動する複数の転動体とからなることを基本構
成としている。
本発明は、ケーシングをもつ保持部材と、該保持部材の
ケーシング内に一端が挿入支持される軸部材とからなり
、前記保持部材と軸部材間の相対回転に抵抗を付与する
制動機構を備えた回転ダンパーであって、制動機構はケ
ーシング内の前記軸部材挿入部に形成されたフランジ部
と、前記保持部材のケーシングと前記フランジ部を挟ん
で形成される複数の軸受空間にそれぞれ配設され、前記
ケーシングと前記フランジ部とにより弾性的に圧接され
た状態で転動する複数の転動体とからなることを基本構
成としている。
【0008】その一態様として、通常は前記軸部材の挿
入部先端にフランジ部を設けるが、フランジ部を軸部材
の挿入部中間に設けることもできる。また、本発明の他
の実施例として前記各軸受空間内の複数の弾性体を同一
平面上に転動自在に支持する支持手段を設け、更に他の
態様としては、ケーシングに前記フランジ部の軸線方向
位置を調整可能とする位置調整手段を設ける。
入部先端にフランジ部を設けるが、フランジ部を軸部材
の挿入部中間に設けることもできる。また、本発明の他
の実施例として前記各軸受空間内の複数の弾性体を同一
平面上に転動自在に支持する支持手段を設け、更に他の
態様としては、ケーシングに前記フランジ部の軸線方向
位置を調整可能とする位置調整手段を設ける。
【0009】
【作用】本発明に係る回転ダンパーは、保持部材のケー
シング、軸部材のケーシング挿入部にフランジ部を有す
る軸部及び弾性体とからなる。本発明における保持部材
とは、軸部材を保持する部材を意味し、例えば上記ケー
シング以外にも図示せぬ滑り板等を有する場合があり、
また本発明における軸部材とは上記軸部のケーシング外
に伸長する一端に図示せぬ歯車等を有する場合がある。 したがって、これらの保持部材と軸部材は、そのいずれ
かが回転して他方が回転しない場合があり、或いは双方
共に回転する場合がある。
シング、軸部材のケーシング挿入部にフランジ部を有す
る軸部及び弾性体とからなる。本発明における保持部材
とは、軸部材を保持する部材を意味し、例えば上記ケー
シング以外にも図示せぬ滑り板等を有する場合があり、
また本発明における軸部材とは上記軸部のケーシング外
に伸長する一端に図示せぬ歯車等を有する場合がある。 したがって、これらの保持部材と軸部材は、そのいずれ
かが回転して他方が回転しない場合があり、或いは双方
共に回転する場合がある。
【0010】本発明の一例として、軸部の挿入端にフラ
ンジ部をもつ場合の回転ダンパーの作用について述べる
と、保持部材と軸部材が相対的に回転するとき、フラン
ジ部を介して両側に配された複数の球状の弾性体が、ケ
ーシングの蓋部材内面と底面間でフランジ部を介して圧
縮変形しながら転動し、この圧縮変形に基づいて保持部
材と軸部材との間に所望の制動トルクを発生させる。ま
た、フランジ部は常時ケーシング内を、弾性体を介して
回転軸線方向に移動自在となっているため、保持部材と
軸部材との相対回転中に生じる軸方向の振動が十分に吸
収される。
ンジ部をもつ場合の回転ダンパーの作用について述べる
と、保持部材と軸部材が相対的に回転するとき、フラン
ジ部を介して両側に配された複数の球状の弾性体が、ケ
ーシングの蓋部材内面と底面間でフランジ部を介して圧
縮変形しながら転動し、この圧縮変形に基づいて保持部
材と軸部材との間に所望の制動トルクを発生させる。ま
た、フランジ部は常時ケーシング内を、弾性体を介して
回転軸線方向に移動自在となっているため、保持部材と
軸部材との相対回転中に生じる軸方向の振動が十分に吸
収される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に基づいて具体的
に説明する。図1及び図2は本発明の代表的な実施例で
ある回転ダンパーを示し、図1は同ダンパーの分解図、
図2(a)は同ダンパーの縦断面図、同図(b)は同ダ
ンパーの平面図である。
に説明する。図1及び図2は本発明の代表的な実施例で
ある回転ダンパーを示し、図1は同ダンパーの分解図、
図2(a)は同ダンパーの縦断面図、同図(b)は同ダ
ンパーの平面図である。
【0012】本実施例に係る回転ダンパーは、既述した
ように保持部材1のケーシング11、軸部材3の軸部3
1及び転動体5の3部材を主要な構成部材としている。 したがって以下の説明では、上記保持部材1の構成要素
の一つであるケーシング11と上記軸部材3の構成要素
の一つである軸部31を中心に説明する。
ように保持部材1のケーシング11、軸部材3の軸部3
1及び転動体5の3部材を主要な構成部材としている。 したがって以下の説明では、上記保持部材1の構成要素
の一つであるケーシング11と上記軸部材3の構成要素
の一つである軸部31を中心に説明する。
【0013】図1及び図2において、11は有底円筒体
12と円形蓋13とから構成される保持部材1の構成要
素の一つである硬質の合成樹脂からなるケーシングであ
り、前記有底円筒体12の底部中心には軸部挿入孔14
が形成されている。31は軸部材3の構成要素の一つで
ある硬質の合成樹脂からなる軸部であり、この軸部の一
端にはフランジ部32が形成されている。弾性転動体5
はゴム、シリコン、発泡ウレタン、熱可塑性エラストマ
ー等の素材からなる弾性変形が可能な球状体である。
12と円形蓋13とから構成される保持部材1の構成要
素の一つである硬質の合成樹脂からなるケーシングであ
り、前記有底円筒体12の底部中心には軸部挿入孔14
が形成されている。31は軸部材3の構成要素の一つで
ある硬質の合成樹脂からなる軸部であり、この軸部の一
端にはフランジ部32が形成されている。弾性転動体5
はゴム、シリコン、発泡ウレタン、熱可塑性エラストマ
ー等の素材からなる弾性変形が可能な球状体である。
【0014】その組立ては、図1に示すように先ず有底
円筒体12の内部に複数個(図示例では、3個)の弾性
転動体5,5,…を収納し、次いで有底円筒体12の底
部中心に形成された軸部挿入孔14に前記転動体5,5
,…を介して軸部材3の軸部31を挿通させる。次いで
、前記フランジ部32の表面と有底円筒体12の内周面
により形成される空間にも複数(図示例では、3個)の
球状の弾性転動体5,5,…を収納した後、有底円筒体
12の開放端部に円形蓋13を、例えば接着剤等により
固着する。このとき、前記フランジ部32を介して2段
に収納された球状の各弾性転動体5,5,…は、ケーシ
ング11の底面と円形蓋13の内面との間で軸線方向の
圧縮力を受けている状態にあり、それぞれが軸線方向に
所定量圧縮変形している。
円筒体12の内部に複数個(図示例では、3個)の弾性
転動体5,5,…を収納し、次いで有底円筒体12の底
部中心に形成された軸部挿入孔14に前記転動体5,5
,…を介して軸部材3の軸部31を挿通させる。次いで
、前記フランジ部32の表面と有底円筒体12の内周面
により形成される空間にも複数(図示例では、3個)の
球状の弾性転動体5,5,…を収納した後、有底円筒体
12の開放端部に円形蓋13を、例えば接着剤等により
固着する。このとき、前記フランジ部32を介して2段
に収納された球状の各弾性転動体5,5,…は、ケーシ
ング11の底面と円形蓋13の内面との間で軸線方向の
圧縮力を受けている状態にあり、それぞれが軸線方向に
所定量圧縮変形している。
【0015】こうして組み立てられた本実施例による回
転ダンパーは、保持部材1と軸部材3が相対的に回転す
るとき、球状の弾性転動体5,5,…がケーシング11
の底部と軸部31のフランジ部32との間で圧縮変形し
ながら転動し、保持部材1と軸部材3との間に所望の制
動トルクを発生させる。また、この回転中に、保持部材
と軸部材との間に軸線方向の振動が発生しても、軸部3
1はフランジ部32を介して両側に分かれた弾性転動体
5,5,…のいずれかを、それぞれ軸線方向に圧縮変形
させながら進退するため、前記振動が十分に吸収される
。
転ダンパーは、保持部材1と軸部材3が相対的に回転す
るとき、球状の弾性転動体5,5,…がケーシング11
の底部と軸部31のフランジ部32との間で圧縮変形し
ながら転動し、保持部材1と軸部材3との間に所望の制
動トルクを発生させる。また、この回転中に、保持部材
と軸部材との間に軸線方向の振動が発生しても、軸部3
1はフランジ部32を介して両側に分かれた弾性転動体
5,5,…のいずれかを、それぞれ軸線方向に圧縮変形
させながら進退するため、前記振動が十分に吸収される
。
【0016】図3及び図4は、それぞれ上記実施例にお
ける弾性転動体5の変形例を示し、ケーシング11と軸
部31との間の軸受空間6にフランジ部32を介して収
納される転動体51,52は球状ではなく円柱状又は載
頭円錐状をなし、その軸線が軸部11の軸線に対して直
交するように配されている。
ける弾性転動体5の変形例を示し、ケーシング11と軸
部31との間の軸受空間6にフランジ部32を介して収
納される転動体51,52は球状ではなく円柱状又は載
頭円錐状をなし、その軸線が軸部11の軸線に対して直
交するように配されている。
【0017】なお、図4に示す変形例の場合、弾性転動
体52の形状が裁頭円錐状であるがため、その転動に合
わせてフランジ部32の表裏両面を傘状面に形成すると
共に、ケーシング11の底面15と円形蓋13の内面1
6もそれぞれ傘状面として形成してある。
体52の形状が裁頭円錐状であるがため、その転動に合
わせてフランジ部32の表裏両面を傘状面に形成すると
共に、ケーシング11の底面15と円形蓋13の内面1
6もそれぞれ傘状面として形成してある。
【0018】図5及び図6は本発明の他の実施例を示し
、図5は回転ダンパーの分解図、図6(a)は同縦断面
図、同図(b)は同平面図である。この例では、上述の
実施例とは別にその構成部材として新たに2個のリング
部材7,7が加えられ、該リング部材7,7にはそれぞ
れに中心に向けて3本の棒状支持部材71,71,71
が等間隔で突出形成され、一方、各弾性転動体5の転動
軸線上には前記棒状支持部材71が挿通される支持部材
挿通孔53が貫通して形成されている。回転ダンパーが
組み立てられるとき前記各支持部材71をそれぞれの弾
性転動体5の支持部材挿通孔53に挿通し、図6に示す
ように3個の弾性転動体5,5,5が転動中に相互の位
置関係を維持すると共に、弾性転動体5の転動面を一定
にして、保持部材1と軸部材3の相対回転に支障を来さ
ないようにしている。なお、この例ではフランジ部32
を挟んで球状の弾性転動体5を3個づつ用いているが、
転動体としては図3及び図4に示した形状でもよく、ま
たその個数も3個づつに限定されるものではない。
、図5は回転ダンパーの分解図、図6(a)は同縦断面
図、同図(b)は同平面図である。この例では、上述の
実施例とは別にその構成部材として新たに2個のリング
部材7,7が加えられ、該リング部材7,7にはそれぞ
れに中心に向けて3本の棒状支持部材71,71,71
が等間隔で突出形成され、一方、各弾性転動体5の転動
軸線上には前記棒状支持部材71が挿通される支持部材
挿通孔53が貫通して形成されている。回転ダンパーが
組み立てられるとき前記各支持部材71をそれぞれの弾
性転動体5の支持部材挿通孔53に挿通し、図6に示す
ように3個の弾性転動体5,5,5が転動中に相互の位
置関係を維持すると共に、弾性転動体5の転動面を一定
にして、保持部材1と軸部材3の相対回転に支障を来さ
ないようにしている。なお、この例ではフランジ部32
を挟んで球状の弾性転動体5を3個づつ用いているが、
転動体としては図3及び図4に示した形状でもよく、ま
たその個数も3個づつに限定されるものではない。
【0019】図7は本発明の更に他の実施例を示し、円
形蓋13の位置を有底円筒体12の内部で軸線方向に移
動調節できるようにして、弾性体5の圧縮力を調整でき
るようにしている。図示例では、外部表面の中心部に回
転操作溝17を有する円形蓋13の外周面に外ネジ18
を形成すると共に、有底円筒体12の開放端部内面に内
ネジ19を形成し、円形蓋13を有底円筒体12の軸線
方向に進退可能としており、図示せぬ操作具を用いて有
底円筒体12に対して円形蓋13を進退させることによ
り、軸部31のフランジ部32を介して有底円筒体12
の底面と円形蓋13の内面による弾性体5に対する圧縮
力を調整し、保持部材1と軸部材3の相対的な制動トル
クの大きさを調整する。なお、有底円筒体12と円形蓋
13とのネジ嵌合は、図示例とは逆に円形蓋13を皿状
に形成して内ネジを形成すると共に有底円筒体12に外
ネジを形成して、円形蓋13を有底円筒体12に被せる
ようにネジ嵌合させてもよい。
形蓋13の位置を有底円筒体12の内部で軸線方向に移
動調節できるようにして、弾性体5の圧縮力を調整でき
るようにしている。図示例では、外部表面の中心部に回
転操作溝17を有する円形蓋13の外周面に外ネジ18
を形成すると共に、有底円筒体12の開放端部内面に内
ネジ19を形成し、円形蓋13を有底円筒体12の軸線
方向に進退可能としており、図示せぬ操作具を用いて有
底円筒体12に対して円形蓋13を進退させることによ
り、軸部31のフランジ部32を介して有底円筒体12
の底面と円形蓋13の内面による弾性体5に対する圧縮
力を調整し、保持部材1と軸部材3の相対的な制動トル
クの大きさを調整する。なお、有底円筒体12と円形蓋
13とのネジ嵌合は、図示例とは逆に円形蓋13を皿状
に形成して内ネジを形成すると共に有底円筒体12に外
ネジを形成して、円形蓋13を有底円筒体12に被せる
ようにネジ嵌合させてもよい。
【0020】図8及び図9は、有底円筒体12に皿状の
円形蓋13を被嵌固定する場合の一固定態様を示してお
り、図8の例では有底円筒体12の開放端部外周面に環
状の突起19を形成すると共に、円形蓋13の内周面に
前記突起19に嵌着する環状溝20を形成し、図9の例
では円形蓋13の外周から軸線方向に平行に延びる先端
に係合爪21を有する係合腕22を複数設けると共に、
有底円筒体12の外周面の前記各係合爪21,21,…
に対する位置にそれぞれ係合溝23,23,…を形成し
ており、している。かかる構成により、有底円筒体12
に円形蓋13をワンタッチの操作で被嵌固定できる。
円形蓋13を被嵌固定する場合の一固定態様を示してお
り、図8の例では有底円筒体12の開放端部外周面に環
状の突起19を形成すると共に、円形蓋13の内周面に
前記突起19に嵌着する環状溝20を形成し、図9の例
では円形蓋13の外周から軸線方向に平行に延びる先端
に係合爪21を有する係合腕22を複数設けると共に、
有底円筒体12の外周面の前記各係合爪21,21,…
に対する位置にそれぞれ係合溝23,23,…を形成し
ており、している。かかる構成により、有底円筒体12
に円形蓋13をワンタッチの操作で被嵌固定できる。
【0021】以上の説明から明らかなように、本発明は
上記実施例に限るものではなく、例えばフランジ部を軸
部の中間に設けることもできるものであり、また上記各
弾性転動体に代えて転動体を硬質材で構成すると共に、
フランジ部とケーシングの転動体圧接面に発泡ゴムやウ
レタン樹脂の如き弾性材を固設することができ、かかる
構成も本発明の範囲に含まれるものである。
上記実施例に限るものではなく、例えばフランジ部を軸
部の中間に設けることもできるものであり、また上記各
弾性転動体に代えて転動体を硬質材で構成すると共に、
フランジ部とケーシングの転動体圧接面に発泡ゴムやウ
レタン樹脂の如き弾性材を固設することができ、かかる
構成も本発明の範囲に含まれるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、従来のグリースやガバ
ナーを使用する回転ダンパーには期待することができな
い、次に挙げる優れた効果を奏するものである。■
全てが簡単な構造の固体部品から構成されているので、
組立時や分解時における作業上の取扱いがかんたんであ
る。■ 流体の漏れを懸念する必要がないため、高い
加工精度が要求されない。■ 保持部材及び回転軸部
材の形状が共に簡単であり、加工がしやすい。■ 保
持部材及び回転軸部材の材質としては強度だけを考慮す
れば充分であるため、コストの低減が図れる。■ 設
定トルクが得やすい。■ 単に転動体を弾性的な圧接
状態で転動させるだけであるため、トルクダウンがなく
、耐久性に富む。■ 軸受空間における弾性体が軸部
のフランジ部を介して多段に配されるため、保持部材と
軸部材間の相対回転時における軸線方向の振動をよく吸
収する。■ 高温、低温域においても常に発生トルク
が安定している。
ナーを使用する回転ダンパーには期待することができな
い、次に挙げる優れた効果を奏するものである。■
全てが簡単な構造の固体部品から構成されているので、
組立時や分解時における作業上の取扱いがかんたんであ
る。■ 流体の漏れを懸念する必要がないため、高い
加工精度が要求されない。■ 保持部材及び回転軸部
材の形状が共に簡単であり、加工がしやすい。■ 保
持部材及び回転軸部材の材質としては強度だけを考慮す
れば充分であるため、コストの低減が図れる。■ 設
定トルクが得やすい。■ 単に転動体を弾性的な圧接
状態で転動させるだけであるため、トルクダウンがなく
、耐久性に富む。■ 軸受空間における弾性体が軸部
のフランジ部を介して多段に配されるため、保持部材と
軸部材間の相対回転時における軸線方向の振動をよく吸
収する。■ 高温、低温域においても常に発生トルク
が安定している。
【図1】本発明の代表的な実施例を示す回転ダンパーの
分解図である。
分解図である。
【図2】同ダンパーの構成説明図である。
【図3】同回転ダンパーの弾性転動体の変形例を示す構
造説明図である。
造説明図である。
【図4】同回転ダンパーの弾性転動体の他の変形例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す回転ダンパーの分解
図である。
図である。
【図6】同ダンパーの構成説明図である。
【図7】同回転ダンパーにおける弾性転動体の圧縮力調
整機構をもつケーシングの変形例を示す縦断面図である
。
整機構をもつケーシングの変形例を示す縦断面図である
。
【図8】ワンタッチ操作で組立てを可能にした同回転ダ
ンパーのケーシングの変形例を示す縦断面図である。
ンパーのケーシングの変形例を示す縦断面図である。
【図9】同ケーシングの他の変形例を示す構成説明図で
ある。
ある。
1 保持部材
11 ケーシング
12 有底円筒体
13 円形蓋
14 軸部挿入孔
15 底面
16 内面
17 回転操作溝
18 外ネジ
19 内ネジ
20 環状突起
21 環状溝
22 係合爪
23 係合腕
24 係合溝
3 軸部材
31 軸部
32 フランジ部
34 傘状面
5 (弾性)転動体51
(弾性)転動体 52 (弾性)転動体 53 棒状支持部材挿入孔6
軸受空間
(弾性)転動体 52 (弾性)転動体 53 棒状支持部材挿入孔6
軸受空間
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングをもつ保持部材と、該保持
部材のケーシング内に一端が挿入支持される軸部材とか
らなり、前記保持部材と軸部材間の相対回転に抵抗を付
与する制動機構を備えた回転ダンパーであって、制動機
構はケーシング内の前記軸部材挿入部に形成されたフラ
ンジ部と、前記保持部材のケーシングと前記フランジ部
を挟んで形成される複数の軸受空間にそれぞれ配設され
、前記ケーシングと前記フランジ部とにより弾性的に圧
接された状態で転動する複数の転動体とからなることを
特徴とする回転ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3107517A JPH04337133A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 回転ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3107517A JPH04337133A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 回転ダンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04337133A true JPH04337133A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=14461208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3107517A Pending JPH04337133A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 回転ダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04337133A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738774U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-14 | 株式会社渡辺製作所 | 回転ダンパー |
US5660252A (en) * | 1995-03-16 | 1997-08-26 | Itw De France | Rotation retarder and use thereof |
EP1043515A1 (en) * | 1998-04-03 | 2000-10-11 | Trw Inc. | Rotational damper |
JP2007154990A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Advanex Inc | 回転ダンパー |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3107517A patent/JPH04337133A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738774U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-14 | 株式会社渡辺製作所 | 回転ダンパー |
US5660252A (en) * | 1995-03-16 | 1997-08-26 | Itw De France | Rotation retarder and use thereof |
EP1043515A1 (en) * | 1998-04-03 | 2000-10-11 | Trw Inc. | Rotational damper |
JP2007154990A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Advanex Inc | 回転ダンパー |
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