JPH04337128A - 中空コイルばね - Google Patents

中空コイルばね

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JPH04337128A
JPH04337128A JP13592391A JP13592391A JPH04337128A JP H04337128 A JPH04337128 A JP H04337128A JP 13592391 A JP13592391 A JP 13592391A JP 13592391 A JP13592391 A JP 13592391A JP H04337128 A JPH04337128 A JP H04337128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
coil
coil spring
center
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13592391A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Imaizumi
今泉 敏幸
Masaharu Ichikawa
正治 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
Priority to JP13592391A priority Critical patent/JPH04337128A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量化を図りつつばね
素線に生じる応力の均一化を実現することができるよう
にした中空コイルばねに関するものである。
【0002】
【従来の技術】螺旋巻きされる円形断面のばね素線に中
空部を形成して軽量化を図るようにした中空コイルばね
として、従来は、中空部をばね素線と同心円状に形成し
たものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空コイルばね
でばね素線と同心円状の中空部がある中空コイルばねの
場合、中実コイルばねと同様に、剪断応力はコイル内側
の方が外径側より大きく不均一となる。この場合、確か
に軽量化を行うことができるが、応力の不均一による重
量のムダは完全に改善されない。このような観点より、
中空部を素線中心からコイル内側にずらすなどの中空コ
イルばねなどの提案がされているが、依然として、応力
の均一に関して大きな改善はなされていない。また、中
空コイルばねを設計する場合の具体的な応力、ばね定数
の計算方法がなく、実際の設計で中空コイルばねを用い
るのは困難であつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の中空コイルばね
は、上記課題を解決するための手段として、ばね素線の
断面における中空部の形状が、コイルの半径方向を短辺
とするとともにコイルの軸線方向を長辺とし、かつ、中
心がばね素線の中心からコイルの外径側にずれた長方形
に内接する略楕円形をなし、ばね素線の半径r、長方形
の短辺寸法A、長辺寸法B及びその長方形の中心がばね
素線の中心からずれた寸法Dが、コイル半径、ばね定数
、最大設計応力、負荷荷重及び有効巻部における密着高
さの各設計条件を同じとして設計される円形中実断面の
ばね素線からなる中実コイルばねのばね指数c0 とそ
の中実コイルばねのばね素線の半径r0 に基づいて次
式r/r0= 1.013+0.300×(1/c0)
+0.873×(1/c0)2A/r=  1.035
+2.143×(1/c0)−1.975×(1/c0
)2B/r=  1.064+3.725×(1/c0
)−4.403×(1/c0)2D/r=−0.012
+1.428×(1/c0)−2.588×(1/c0
)2により定められるとともに、有効巻数nが、中実コ
イルばねの有効巻数n0 とばね指数c0 とに基づい
て次式n/n0= 0.877+0.009×c0−0
.0002×c02  により定められる構成とした。
【0005】
【作用及び効果】上記構成になる本発明の中空コイルば
ねは、中空部がばね素線の中心からコイルの外径側にず
れているため、ばね素線は肉厚がコイルの外径側よりも
内径側の方が厚くなつた管状をなし、これによつて、ば
ね素線に生じる応力がその外周全体にわたつて均一とす
ることができた。
【0006】また、中空部の形状、寸法及び配置を本発
明の構成としたことにより、中空部の形状、寸法及び配
置を異にする他のいずれの中空部コイルばねよりも軽量
化することができた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例であつて中空部2を
有する円形断面のばね素線1を螺旋巻きすることによつ
て構成される中空コイルばねSを、同じ設計条件のもと
で設計した中実円形断面のばね素線11からなる中実コ
イルばねS0 と比較しながら説明する。
【0008】設計条件であるコイルの半径寸法、ばね定
数、最大設計応力、負荷荷重及び密着高さの各寸法の一
例として表1に示す値を定め、それらの値に基づいて中
実コイルばねS0 と中空コイルばねSを以下の手順に
より設計した。
【0009】 なお、表1において、密着高さは有効巻部の値である。
【0010】まず、設計条件に基づいて中実コイルばね
S0 のばね素線11の半径r0 を算出した結果、表
2に示すようにr0=8.6mmを得た。このばね素線
11の半径r0の値と表1に示すコイル半径の値(71
.1mm)とから中実コイルばねS0 のばね指数c0
 =8.267 を得た。
【0011】このばね指数c0 の値と次式(1)とか
ら、中空コイルばねSのばね素線1の半径rを計算して
求めた。     r/r0= 1.013+0.300×(1/
c0)+0.873×(1/c0)2 ・・・・・(1
)計算の結果、r=9.1mm が得られた。この半径
rの値とばね指数c0 の値とに基づき、ばね素線1の
中空部2の形状、寸法及び位置を以下の手順によつて求
めた。
【0012】中空コイルばねSのばね素線1の断面にお
いて、図1に示すように、コイルの半径方向を短辺3a
とし、コイルの軸線方向を長辺3bとする長方形3を、
その中心3pがばね素線1の中心Pからコイルの外径側
にすこしずれた位置に設定する。長方形3の短辺寸法A
、長辺寸法B及びばね素線1の中心Pからのずれ寸法D
は、夫々、ばね指数c0 とばね素線1の半径rに基づ
いて次式(2)、(3)及び(4)により定められる。     A/r=  1.035+2.143×(1/
c0)−1.975×(1/c0)2 ・・・・・(2
)    B/r=  1.064+3.725×(1
/c0)−4.403×(1/c0)2 ・・・・・(
3)    D/r=−0.012+1.428×(1
/c0)−2.588×(1/c0)2 ・・・・・(
4)計算の結果、A=11.51mm 、B=13.2
0mm 、D=1.119mm が得られた。これらの
各寸法A、B及びDに基づいて設定された長方形3に内
接する滑らかな曲線から構成される略楕円形を形成し、
この略楕円形を中空部2の断面形状とした。
【0013】また、中空コイルばねSの有効巻数nは、
設計条件に基づいて中実コイルばねS0 の有効巻数n
0 の値を求めた後に、その値n0=5.07 とばね
指数c0 とに基づいて次式(5)により計算して求め
る。     n/n0= 0.877+0.009×c0−
0.0002×c02 ・・・・・(5)計算の結果、
n=4.77が得られた。
【0014】なお、各値r、A、B、D及びnは、図2
に示す算出線図から求めるようにしてもよい。
【0015】上述のようにして設計された中空コイルば
ねSの諸元を、表2において中実コイルばねS0 の諸
元とともにあらわす。
【0016】 なお、表2において、密着高さ及び重量は有効巻部につ
いての値である。
【0017】上述のようにして設計した中空コイルばね
Sのばね素線1の断面においてその外周に生じる応力の
分布は、図3に示すとおりである。同図から明らかなよ
うに、コイルの最外径側の僅かな部分において若干小さ
くなつているだけで、他の大部分においては、ほぼ均一
となつている。図4に示す中実コイルばねS0 の応力
分布と比較すると、応力分布の均一度は極めて高くなつ
ている。
【0018】また、この中空コイルばねSは、表2の値
に基づく計算の結果、その重量が中実コイルばねS0 
の重量の約55.2%であることがわかり、約44.8
%の大幅な軽量化が達成されている。
【0019】この中実コイルばねS0 の重量に対して
中空コイルばねSの重量が軽減される比率はばね指数c
0 の値に応じて変化する。上記と同じ設計条件のもと
でばね指数c0 を変えて設計した場合におけるばね指
数別の軽量率(中実コイルばねS0の重量に対する中実
コイルばねS0 と中空コイルばねSとの重量差の割合
)は、表3に示すとおりである。
【0020】 なお、表3において、軽量率は有効巻部の重量を比較し
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施例である中空コイルばねの
ばね素線の断面図である。
【図2】各値の算出線図である。
【図3】中空コイルばねのばね素線の応力分布図である
【図4】中実コイルばねのばね素線の応力分布図である
【符号の説明】
S:中空コイルばね  S0 :中実コイルばね  1
:(中空コイルばねの)ばね素線  2:中空部  3
:長方形  3a:(長方形の)短辺  3b:(長方
形の)長辺  3p:(長方形の)中心  P:(中空
コイルばねのばね素線の)中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  断面形状が円形をなし、中空部を有す
    るばね素線を螺旋巻きすることによつて形成される中空
    コイルばねであつて、前記ばね素線の断面における前記
    中空部の形状が、コイルの半径方向を短辺とするととも
    にコイルの軸線方向を長辺とし、かつ、中心が前記ばね
    素線の中心からコイルの外径側にずれた長方形に内接す
    る略楕円形をなし、前記ばね素線の半径r、前記長方形
    の短辺寸法A、長辺寸法B及び該長方形の中心が前記ば
    ね素線の中心からずれた寸法Dが、コイル半径、ばね定
    数、最大設計応力、負荷荷重及び有効巻部における密着
    高さの各設計条件を同じとして設計される円形中実断面
    のばね素線からなる中実コイルばねのばね指数c0 と
    該中実コイルばねの前記ばね素線の半径r0 に基づい
    て次式 r/r0= 1.013+0.300×(1/c0)+
    0.873×(1/c0)2A/r=  1.035+
    2.143×(1/c0)−1.975×(1/c0)
    2B/r=  1.064+3.725×(1/c0)
    −4.403×(1/c0)2D/r=−0.012+
    1.428×(1/c0)−2.588×(1/c0)
    2により定められるとともに、有効巻数nが、前記中実
    コイルばねの有効巻数n0 とばね指数c0 とに基づ
    いて次式 n/n0= 0.877+0.009×c0−0.00
    02×c02  により定められることを特徴とする中
    空コイルばね。
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