JPH0433682A - 電動シェーバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動シェーバ−に関し、切断刃を駆動する手段
として振動発生部にピエゾ・アクチュエータを使用する
電動シェーバ−に関する。

〔従来の技術〕

従来の電動シェーバ−の−例を第３図の構成図に示し説
明する。

電気エネルギーを供給する電源部１１と、前記電気エネ
ルギーでモーターを動作させる事により回転運動を発生
するモータ一部１２と、前記回転運動を振動運動に変換
する回転・振動変換器１３と、前記回転・振動変換器１
３によって作られた振動運動により、切断という仕事を
行う作動部１４とを有する構成となっている。

この従来型の電動シェーバ−においては、電源部１１よ
り供給される電気エネールギーによりモータ一部１２の
モーターを回し、回転運動、を発生させる。この発生さ
れた回転運動を回転・振動変換器１３で振動運動に変換
し、その振動運動゛′により作動部１４において切断刃
を振動させ−る事′で切断という仕事を行い、所望のシ
ェーバ−゛動作°を遂行する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記従来の電動シェーバ−では、モータ
ーを動作させるのに多くの電力を消費する為に、電源部
を強化しなければならず大型化１重量が増加するといっ
た問題が生じ、またモーターの回転数が落ちる事により
トルクが低下してもモーターの回転数を変化させる事が
できず、切断刃の振動数を調節できないといった問題点
があった。

本発明の目的は、前記従来の問題点を解決し、小型軽量
で切断刃の振動数が可変である低消費電力の電動シェー
バ−を提供する事にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電動シェーバ−は、電気エネルギーを供給する
電源部と、前記電気エネルギーにより交流信号を発生す
る駆動回路と、前記交流信号により振動を発生するピエ
ゾ・アクチュエータを有する振動発生部と、前記振動発
生部により得られた振動の振幅を増幅する振幅増幅部と
、前記振幅を増幅した振動に従って振動する切断刃を含
む作動部とを有している。

〔実施例〕 以下本発明の詳細を、その実施例につき図面を参照して
説明する。

第１図は本発明の電動シェーバ−の実施例１の構成図を
示すもので、電気エネルギーを供給する電源部１と、電
源部１から供給される電気エネルギーにより交流信号を
発生し、ピエゾ・アクチュエータを駆動するピエゾ・ア
クチュエータ駆動回路２と、前記交流信号により振動を
発生するピエゾ・アクチュエータ３と、ピエゾ・アクチ
ュエータ３で発生された振動の振幅を増幅する振幅増幅
器４と、振幅増幅器４により振幅を増幅された振動で切
断という仕事を行う作動部５とを有する構成になってい
る。

第１図を使用し本実施例の動作及び機能について説明す
る。電源部１から供給される電気エネルギーにより、ピ
エゾ・アクチュエータ駆動回路２は、ピエゾ・アクチュ
エータ３に電圧を印加する。ピエゾ・アクチュエータ３
は電圧を印加される事により歪みを発生するが、この電
圧の印加量をピエゾ・アクチュエータ駆動回路２により
制御する事により歪みに強弱が生じ、振動という現象が
発生する。この発生された振動の振幅は数十μｍ程度の
もので、振幅が微小な為に、ピエゾ・アクチュエータ３
で発生された振動で直接作動部５を動作させても切断と
いう仕事をさせる事は不可能に近い。

そこでピエゾ・アクチュエータ３で発生された振動の微
小な振幅を、振幅増幅器４により、その振動の振幅を拡
大してやる必要がある。本実施例では、振幅増幅器４に
は、てこの原理を応用した機構を用いており、支点ａを
中心に力点すをピエゾ・アクチュエータ３の振動で動か
す事により作用点Ｃが動き、その振幅はてこの原理によ
り拡大されてピエゾ・アクチュエータ３で発生された振
動の振幅よりも大きくなり、振幅の増幅が行なわれる。

埜な増幅の手段として、てこの原理を応用するものの他
に、物体の弾性を利用して増幅する事も可能である。

こうして振幅増幅器４により増幅の拡大された振動で作
動部５を振動させる事により、所望のシェーバ−動作を
する。

第２図は本発明の実施例２の構成図を示すもので、電気
エネルギーを供給する電源部６と、電源部６から供給さ
れる電気エネルギーにより交流信号を発生しピエゾ・ア
クチュエータを駆動するピエゾ・アクチュエータ駆動回
路７と、前記交流信号により振動を発生するピエゾ・ア
クチュエータ８と、ピエゾ・アクチュエータ８の周波数
の高い振動を分周する振動分周器９と、振動分周器９に
より周波数の低くなった振動により切断という仕事を行
う作動部１０とを有する構成となっている。

第２図を使用し本実施例の動作及び機能について説明す
る。先述の実施例１と同様に、ピエゾ・アクチュエータ
駆動回路７によりピエゾ・アクチュエータ８は振動を発
生する。しかしこの振動の周波数は高く、作動部１０を
振動させるには振動周波数が高過ぎるので振動分周器９
を設け、振動周波数を低くし実用的にする。振動分周器
９では、ピエゾ・アクチュエータ８の振動で歯車ｄを回
転させ、歯車ｄに接続されたクランクｅが支点まわりに
往復運動するので、振動の周波数を分周し、かつ振幅を
増幅する構造となっている。この振動分周器９でシェー
バ−の実用域にまで周波数を低くした振動を発生させ、
作動部１０を振動させる事により所望のシェーバ−動作
を行う。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では作動部を駆動する手段
として、その振動発生部にピエゾ・アクチュエータを用
いる事により、ピエゾ・アクチュエータの特徴である低
消費電力という点で、従来例のモーター駆動のものをは
るかに上回っており、この消費電力が少ないという利点
から、電動シェーバ−の重量及び容積量ともに多くの量
を占める電源部１を小型・軽量化する事が可能となり、
電動シェーバ−自体の小型、軽量、低消費電力化が計れ
る効果がある。

また、周波数の高いピエゾ・アクチュエータによる振動
を利用する事で、分周という作業によりトルクに影響を
与える事なく、切断刃の振動数を容易に変化させる事が
でき、最適の振動数が得られやすくなる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例１の構成図、第２図は本発明の
実施例２の構成図、第３図は従来の電動シェーバ−の−
例を示す構成図である。 １．６．１１・・・電源部、２，７・・・ピエゾ・アク
チュエータ駆動回路、３，８・・・ピエゾ・アクチュエ
ータ、４・・・振幅増幅器、５，１０．１４・・・作動
部、９・・・振動分周器、１２・・・モータ一部、１３
・・・回転・振動変換器、ａ・・・支点、ｂ・・・力点
、Ｃ・・・作用点、ｄ・・・歯車、ｅ・・・クランク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　切断刃を振動させる機構を有する電動シェーバーにお
   いて、電気エネルギーを供給する電源部と、前記電気エ
   ネルギーにより交流信号を発生する駆動回路と、前記交
   流信号により振動を発生するピエゾ・アクチュエータを
   有する振動発生部と、前記振動発生部により得られた振
   動の振幅を増幅する振幅増幅部と、前記振幅を増幅した
   振動に従って振動する切断刃を含む作動部とを有するこ
   とを特徴とする電動シェーバー。