JPH10507900A - 圧電モーター - Google Patents

圧電モーター

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JPH10507900A JP8514296A JP51429696A JPH10507900A JP H10507900 A JPH10507900 A JP H10507900A JP 8514296 A JP8514296 A JP 8514296A JP 51429696 A JP51429696 A JP 51429696A JP H10507900 A JPH10507900 A JP H10507900A
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Abstract

(57)【要約】 圧電モーターが、最大機械的性能、動作の高い安全性、および低コストを無視できる励起電圧で達成する。この圧電装置は、閉じた導波管として設計された振動子が導波管の弾性進行波の少なくとも一つの発生器を備えているステーターを有する。ローターは、前記振動子の動作面により摩擦で係合されている。弾性進行波発生器は、発生した波長程度長く、基本発生器と、同一の振幅と波長とを有する弾性縦静止波を発生する二つの補助発生器と〜構成している。静止波は、基本発生器により発生された波に対し、導波管に沿った波長の±1/3だけずれている。補助発生器とそれらの励起源は、それらが発生した静止波が、基本発生器により発生された静止波に対し±2/3πだけ位相ずれしている。導波管の長さは、静止波の波長と同じか、または、その整数倍である。

Description

【発明の詳細な説明】 圧電モーター 本発明は、請求の範囲の特質による、詳細には、連続または段階的回転運 動に適した小型電気モーターとして使用される圧電モーターに関する。本発明に よるモーターは、自動化システム、ロボット技術、カッターを正確に位置付ける 工作機械、スクリーンワイパーモーター、窓ガラス昇降モーター、およびシート アジャスターの駆動装置として車両に使用される。それは、テレビアンテナの無 慣性駆動装置および比較的低い回転速度において大きいモーメントの回転を必要 とする機器にも使用される。 圧電モーターは、電気エネルギーが圧電振動子によりローターの回転運動 へ変換されることで知られており、この振動子は、例えば、米国特許明細書4,01 9,073に開示されているように二つの異なる定常波の二つの共振子から成ってい る。この種類のモーターによって、二つの異なるタイプの定常波を広範囲の温度 と機械的応力の下で整合することは困難である。前記不利な点は、一様な定常波 により音響進行波を発生する原理に基づいている圧電モータに固有のものではな い(参照:アクセル・フリュセラー、圧電進行波モーターの分析、ディッセルタ ティオン、シュットトガルト、1992年、48頁)。これらのモータは、音波 を使用するため不利であり、進行波を発生するピエゾエレメントが、弾性有機接 着剤により金属導波管へ接着された薄いリングとして具現化されることを必要と している。 弾性波と小容量のピエゾエレメントにより、導波管の全容量と比較して、 電気機械エネルギー変換の効率は低く、これは、モーターの励起電圧をかなり高 めることが必要である。ピエゾエレメントと金属導波管とを有機接着剤で接続す ると、最大機械的モーター出力を制約され、その効率と信頼性は低下する。この ような進行波を採用しているモーターのピエゾエレメントは、圧電進行波モータ ーが安価な電磁モーターと競合出来ないように、製造を困難にし、モーターを高 価にする多様に指向された分極を呈する。 本発明の目的は、高効率振動子を有し、低励起電圧において、最大機械的 出力、高信頼性、および低価格を確実にする圧電モーターを提供することである 。さらにほかの目的は、進行波が同一振幅の音響縦波を発生することによりモノ リシックな圧電振動子に発生される圧電モーターを提供することであり、前記進 行波は、ローターへ連続的に弾性接触して、振動子の摩擦面を移動し、振動子表 面上の閉じた路を移動する点によりトルクをローターへ加える。 本目的は、第一請求の範囲の特徴により実現する。本発明によるモーター の最大実現可能な単位体は、圧電材から、好適にはセラミックから選択され、音 波の発生のために使用されるので、モーターは潜在的に可能な有効な電気機械効 率係数を呈し、その結果、励起電圧がかなり低下する。さらに、本発明により示 唆される解決策により、主として有機成分から成る接着剤による導波管へのピエ ゾエレメントの接着は削除される。これにより、モーターの振動子への最大機械 的応力が、従って、最大機械的出力が、セラミックの安定性にのみ制約されて可 能になる。本発明のモーターのピエゾエレメントは、単方向へ極性化され、類似 の電磁モーターと対照的にその製造を簡素化し、低廉にする。 本発明は、多様な修正により実現することが出来る。例えば、本発明の一 つの実施態様において、進行波の二つの独立した発生器を第三の発生器へ二つの 最初の発生器に従って、第三の発生器が、電圧発生装置ににより送られた電圧に 対し電圧分配器として、および最初の二つの発生器により分圧された電圧に対し 加算オペレータとして二つの発生器と協働するように、整合することが可能であ る。三つの発生器は、円筒、円錐、または円盤状の圧電単位体に取り付けられる 。これは、進行波発生器の励起源無しで作動するので、構造の単純化を可能にす る。本発明のほかの有利な実施態様は、定常波発生器が平行な電極の区画として 構成されているピエゾセラミックで製作された円筒状の単位体として具現される 場合、得られる。この変形により、全振動子単位体は、圧電活性媒体として動作 し、このようなモーターは、実現可能な最大電気機械効率を有する。この場合、 モーターの電気的励起電圧は最小である。この発振器の設計では、有機接着剤を 使用した接着接合部が少しもないので、導波管材料の強度が制約されるだけで、 最大可 能な機械的応力が振動子に発生する。これは、振動子の動作面上の点の振動運動 を最大にし、従って、モーター軸の機械的出力を最大にする。有機接着剤の使用 による接着された接合部が少しもなく、振動子内の機械的損失が減少し、効率を 高める。その上、高い励起レベルにおける接着接合部の分解がないので、モータ ーの信頼性が増大する。さらにほかの有利な実施態様の場合、閉じた導波管は、 金属またはセラミックで製作された受動的円柱状の単位体の形状であり、圧電変 換器のパケットが定常波発生器に配列されるように、定常波発生器が形成される 。この場合、モーターの振動子は、どのような希望する寸法を取ることが出来る 。後者の実施態様波、圧電円柱の製造技術に制約されない。従って、数キロワッ トの出力の圧電出力モーターを形成することが可能である。 本発明により、振動子の動作面には、ローターと動作可能接触している薄 い耐磨耗性摩擦層が形成されている。この実施態様は、振動子の動作面の摩擦性 能を、モーターの回転運動を向上する動作面により事前セットすることが出来る 。 本発明の一つの実施態様において、この摩擦層は、ガラス、金属、または すべてのほかの適切な材料などの圧電セラミックとの化合物を形成している材料 で全体的に製作されている。摩擦層が化合物を振動子と形成しているモーターは 、破壊せずに、振動子の最大許容機械的応力まで動作する。さらにほかの有利な 解決策により、摩擦層は、基盤層と中間層とから構成している。基盤層は摩擦特 性を決定し、中間層はピエゾ材との化合物を形成している。このような実施態様 は、適切な摩擦材の数をかなり倍増する。一連の変形において、摩擦層は、ピエ ゾセラミックとの化合物を形成している材料をベースとした材料の混合物から構 成しており、また、充填材として、摩擦層の摩擦係数を高める材料を使用してい る。この実施態様により、摩擦層の希望の波抵抗を、使用材料の間の比率を変化 することにより、選択することが出来る。さらにほかの実施態様において、摩擦 層は、高い摩擦係数と高い機械的強度の多孔性材料から製作され、前記材料の孔 は、ピエゾエセラミックとの化合物を形成している材料で充填されている。この 方法で、モーターの長期使用をステップ動作において確実にする非常に強固な摩 擦層を製作することが可能である。 有利なことに、電力増幅器が、この本発明の圧電モーターの電気回路に使 用されており、前記増幅器は、移相連鎖を経て基本発生器の励起源へ接続され、 ブースターの励起源である。この実施態様は、温度とこの発明性モーターの信頼 性を改善する機械的負荷とに関して、広範囲で発生器の鋭い微調整を可能にして いる。 さらに、好適な実施態様において、ブースターの励起源に信号の位相角を 反転する手段を備えることが可能である。これは、ローターの回転方向の逆転を 可能にする。本発明により、基本発生器を一つの周波数入力を有する周波数制御 された電圧発生器により構成することもできる。このような変形は、ローターの 回転周波数の安定した制御を基本励起源の周波数の変化により可能にする。 ほかの変形において、圧電モーターは、基本発生器が定常波のその励起源 への正のフィードバックを有し、および、組み合わせで、電気機械の自動発生器 を構成し、定常波発生器の周波数が振動子の共振周波数の範囲に常にあり、この ようにして、ローターの回転周波数の安定性を向上するように、圧電モーターが 具現化されている。本発明のモーターの実施態様において、正のフィードバック 分岐を、定常波基本発生器へ直列接続された電流変換器へ直列接続されたインピ ーダンスへ接続することが可能である。正のフィードバック分岐を、定常波基本 発生器へ直列に接続された電流変換器へ接続することも可能である。 最後に、正のフィードバック分岐は、発生器により生成された定常波によ り、最大機械的応力が発生する場所に配列されたフィードバック電極へ接続する ことが出来る。 前述の最後三つの実施態様は、振動子共振周波数における電気機械発生器 の安全な励起を確実にする。モーターのさらに有利な実施態様は、正のフィード バック分岐を接続解除する電気回路を備えている。この場合、ステップ制御は、 容易に行われ、ステップモーターの適用を可能にする。 本発明のそのほかの特徴は、図の以降の説明から明らかになる。説明図に より、本発明は、34の実施態様により詳細に説明されるであろう。 図1 発明性モーターの実際の構成要素の斜視図 図2 振動子の展開図 図3 励起電圧図 図4 印加された励起電圧による発明性振動子の定常波の変形 図5 励起電圧図 図6 定常波を発生するときの振動子動作面の瞬間状態 図7 動作面を変形するときの重畳過程を表す図 図8 定常波を発生するときの振動子動作面上の点の移動経路の全体図 図9 定常波を発生するときの振動子動作面上の点の移動経路図 図10 振動子動作面上の点の移動経路の発生展開図 図11 振動子動作面の点の位相移動図 図12 動作面上の点の実現可能な移動線 図13 要素容積とその等価回路の図 図14 発明性振動子の等価回路の全体図 図15 前記進行波の等価回路の簡略図 図16 発明性モーターの電気機械変数 図17 振動子の変形 図18 耐磨耗性層の変形 図19 異なる電極の変形 図20 特殊な電極の配置 図21 非対称進行波 図22 振動子制御の基礎となる基本原理を説明する構成図 図23 二つの独立した発生器と後者に依存する一つの発生器から成る振 動子 図24 図23の等価電気回路 図25 振動子自己励起の構成図 図26 周波数制御された自動発生器を有する構成図 図27 電気機械自動発生器配列の構成図 図28 電流変換器の構成図 図29 フィードバック電極とその動作モード 図30 フィードバック電極を有する構成図 図31 ステップモーターの構成図 図32 長方形振動子を有するモーター設計の縦断面 図33 図32の振動子の平面図 図34 環状振動子を有するモーター設計 図35 衝撃を受けた格納体内のモーター設計の断面図 図36 図36のモーター設計の部分断面された平面図 図37 図38の軸A−Aに沿った軸断面上のパケット変換器を有するモ ーター設計 図38 図37の平面図 図39 環状磁石から成るモーター設計の軸断面 図40 周波数制御された自動発生器を有する基本回路図 図41 電気機械自動発生器として使用された第一モーター回路 図42 電気機械自動発生器として使用された第二モーター回路 図43 ステップモーターとして使用された発明性モーターの基本回路図 図44 後者に依存している二つの独立した発生器と一つの発生器とを有 するモーターの基本回路図 図1に従い、発明性圧電モーターは、圧電セラミックで製作された閉じた 導波管3の形状の円柱状振動子2を有するステーターから構成している。導波管 3は、弾性進行波を導波管3の単位体に発生する少なくとも一つの発生器4を備 えている。示された実施態様において、ローター6は、その自重で振動子2の前 面(動作面)5を押しつけている。振動子2のもう一つの非動作面7は、示され ていない装置の格納体に配列された弾性遮音ベース8に置かれている。振動子発 生器4は、基本発生器9と定常波を発生する二つのへほかの発生器(ブースター )10,11構成している。発生器9,10,11のそれぞれは、円柱状 導波管3の等しい大きさの区画12,13,14を占有しており、中間圧電セラ ミックを有する二つの平行な電極15,16から構成している。電極15,16 のそれぞれは、円柱状導波管3へ縦軸方向に固定された導電金属層を表している 。発生器9,10,11を作動させるために、電極15,16の間に設けられた 圧電セラミックは、前記電極に対し垂直に分極される。図1と後に続く図とにお いて、分極化は、矢印150により示されている。 定常波発生器のそれぞれは、励起源(電圧源)17,18,19を有する 。各励起源17,18,19の接触部20,21は、各発生器9,10,11の 電極15,16へ接続している。各電圧U1=U・sinωt,U2=U・(si n 間に、従って、定常波発生器9,10,11の電極15,16の間に印加される 。 図2において、展開された導波管3が示されており、高さhと幅bを有す る。中心線22に沿った導波管3の長さは、定常波発生器9,10,11により 導波管内で発生する波長λの整数倍でなければならない。中心線22に沿った各 定常波発生器9,10,11の長さは、λ/3である。ブースター10,11は 、基本発生器9に対し中心線22に沿って各量±λ/3だけ偏倚している。定常 波発生器9,10,11の各グループは、進行波発生器4を構成している。円柱 状導波管3の中心線に沿って進行波発生器4により占有される距離は、波長λに 等しい。発生器4の数は、希望により選択され、導波管3の中心線22の長さに より決まる。図2に示された導波管3は、5個の進行波発生器を有する。5個の 発生器4は、電気的に並列に接続されている。各励起源17,18,19の接続 部の回路構成は、発生器9,10,11の各電極16へ接続している。図2にお いて、励起源17,18,19の接続部21は、相互に接続し、発生器9,10 ,11の共通電極である電極15へ接続している。励起源17,18,19は、 相互に位相がずれた、等価の振幅と等価の周波数の正弦波の電圧を送る。励起源 17の電圧に対する励起源18,19の電圧の位相ずれは、±2/3π(±12 0°)である。図3は電圧曲線図である。電圧U1は励起源17から送られ、U2 は励起源18から、およびU3は励起源19から送られる。 図4において、縦定常波が導波管3に示されており、従って、発生器9, 10,11の一つの発生器により生成される動作面5において、各発生器は、各 励起源17,18,19の正弦波電圧U1=U・sinωtにより励起される。 図4に示された導波管3は、8個の並列に接続された同等の定常波発生器9,1 0,または11を有する。前記発生器は、16の最大と最小をそれぞれ有する定 常波を発生する。同等発生器9,10,11の数は、進行波発生器4の数により 決まる。導波管3のこの変形では、8個でなければならない。この発明性モータ ーが動作している間、定常波発生器9,10,11は、同一振幅と周波数の三つ の定常波を発生し、この定常波は、導波管3の中心線22(図2)に沿って相互 にλ/3だけ離れてずれている。前記定常波の位相は、±2/3π(±120° )だけ相互に異なる。 これから以降に、発明的圧電モーターの基本動作が図1〜16に関連して 詳細に説明されている。励起源17,18,19から送られた励起電圧U1、U2 、U3(図3)は、各定常波発生器9,10,11に印加される(図1と2)。 各電圧は、各発生器9,10,11を制御する。前記発生器は、振動子2の導波 管3において、同一振幅の三つの同一縦定常波を発生し、この定常波は導波管の 中心線22に対し、相互に±λ/3だけずれて離れ、角度±2/3π(±120 °)だけ時間に依存してずれている。前記定常波が図4に示されている。振動子 の振動振幅(2〜10μm)は、その大きさ(20〜100mm)に対し小さい ので、各定常波は相互に独立して発生する。それらは相互に独立して存在し、振 動子2の動作面5を相互に独立して変形する。動作面5にほぼ直角の振動子2の 点の変位は、各個々の定常波の動作によって正弦法則に従って変化し、これによ り、動作面5の点の変位は、この法則に従い、正弦波の励起電圧の変化に従う。 図5は、一つの振動周期の時間t0〜t8の与えられた周期について、定常波発生 器9,10,11の一つの電圧位相図を示す。 図6は、時間t0〜t8の周期の間の振動子2の動作面5の運動の位相を示 している。図において、動作面5の点a0が示されており、この点は、定常波の 横方向速度の極値にある。前記点は、動作面5に直角な直線(破線で示されてい る)上を振動する。三つの定常波が振動子2に同時に生成されると、それらは重 畳される。定常波により発生した振動子2の変形は合計され、従って、動作面5 の変形を行う。 図7において、動作面5を変形する重畳動作が示されている。位置の表示 23,24,25は、発生器9,10,11にかかる励起電圧U1,U2,U3の 瞬間値の時点t1,t2,t3に対応する(図3)。図7において、破線26,2 7,28は、各定常波により発生した動作面5の変形状態を示す。実線29は、 動作面5の重畳された変形の特性を示している。図23,24,25(図7)か ら、振動子2の動作面5の重畳された変形は、振動子2の進行波29であること が見て分かる。前記進行波は、定常波の波長λに対応する一振動周期の路長を進 む。進行波の振幅は、一つの定常波の振幅の1.5倍に等しい。 図8より、基本的に異なる運動構成が、振動子の動作面5上の点に関し可 能である。最初のケースでは、点a0〜±a5は、定常波が膨れ、いわば、動作面 5が膨張すると、ピークの範囲で動いて離れる。第二のケースでは、点a0〜± a5は、相互に近づく。動作面は圧縮される。最初のケースは、最初のケースは 、振動子2が低い機械的品質であり、ピエゾセラミックが高い電気機械結合係数 を有する場合に、起こる。振動子電極15,16間の電界の力は、優勢に振動子 2の点に作用する。励起領域の大きさと符号に従って、振動子2のすべての点は 、相互に離れ、または近づき、点の移動路は、傾斜した曲線または閉じた楕円で ある。 図8は、定常波が振動子2において発生するときにλ/2である、導波管 3の波長範囲内の点a1〜a5の全運動図を示す。点a1〜a5(図8)の運動線は 、破線の曲線で示されている。導波管3(振動子2)は、交互に膨らみ(点±a1 ’〜±a5’)、振動子の接触部は膨らむ(点±a1”〜±a5”)。垂直の振動 子成分の最高点における点a0が、面5に対し直角な直線上を運動することは、 図8に示された点a0〜a5の運動進路から明らかである。振動子2の円柱状導波 管3は、弾性力により相互に保持されている微粒子の有限の大きさの弾性単位体 を表す。その結果、縦定常波が励起されると、導波管3(振動子2)の点は、図 8に示されているように、交互に相互に離れ、近づく進路の傾斜した経路に沿っ て運動する。極値の点だけが、円柱状導波管3の面に直角な直線路上を運動(振 動)する(図6と8を参照)。前記点は最大横振幅△ymaxを有する。残りの点 は、図8に 示されているように、導波管の面に対し傾斜した経路に沿って進行する。中心点 a0への距離が増加するにつれて、その横振幅(y方向に沿って)は減少する。 これは、最高点の点a0(線)から一定距離だけ離れた動作面5の各点anが、横 と縦の成分の速度を有する理由を説明している。中心点a0の両側の距離(点+ anと−an)が増加するにつれて、速度の縦成分(x方向)は増加し、距離±λ /4の距離において、横振幅は、最大値△xmaxに達する。横成分△yは、この 点において最小である。非線形進路(曲線)は、大きい振動振幅において導波管 材料の異物によるもので、これは実際には除去することは出来ない。 図9は、振動子2の動作面上の点a0±a3の運動の第二のケースを説明し ている。このケースは、振動子2の高い機械的力と振動子2のピエゾセラミック 材の低い電気機械的品質の結合係数とにおいて起こる。このケースにおいて、音 波の運動により振動子の単位体を圧縮し、膨張する機械的力が、点の運動の主な 理由である。実際に、点の移動路は、振動子面に対しある角度で傾斜している楕 円形の相似形を形成している。振動子の動作面5上の点の運動に関するこの二つ の評価されたケースのそれぞれは、本発明のモーターの基本的動作原理を変えて いないが、ローター6の回転方向に関しては、基本的差異がある。 図10によれば、進行波が振動子の導波管3に発生すると、振動子2の動 作面5上の各点は、その後、a0’〜an’およびa0”〜an”からすべての点の 位置を通り、一般に楕円であり、特殊な場合、円である閉じた経路に沿って進行 する。進行波の進行方向は、矢印151により示されている。楕円の最大高さは 、最大横振幅△ymaxの2倍である。楕円の最大幅は、最大縦振幅△xmaxの2倍 である。縦と横の成分により傾斜した位相角は、常に90°である。横成分 △ yがゼロに等しいとすると、最大縦成分△xは最大値を得、縦成分△xが最大値 である場合、横成分△yはほぼゼロである。各点anは、点an±1と異なる楕円 経路の点の進行路を有する。図11は、動作面5上の点の進行路を示している。 与えられた時点において、進行波のピークにある点a0は、ローター6と接触し ていることが分かる。摩擦力により、動作面5の前記点は、ねじりモーメントを ローター6へ伝える。前記接触が実際に面接触であるように、ローターの材料は 、ある一定の柔軟性を備えており、接触面は、ローター材の弾性とローター6を 振動 子の動作面5へ押しつける反発力とに依存する。いわわば、進行波の波ピーク上 の一定数の点は、ローターと接触して、ねじりモーメントを後者へ伝え、波の谷 間の点は、逆方向へ運動する。一つの振動周期の間、動作面5の各点は、その進 行路を完全に通過する。ローター6と接触している動作面5の面部分の数は、振 動子の中心線22の長さに対応する波長λの数に等しい(図13)。楕円の回転 方向またはローター6へ接触している点の進行方向は、振動子材の膨張時点にお ける定常波のピークの点が(図8と9)、相互に離れるか、または、近づくかに より決まる。点が相互に離れると、楕円とローター6は進行波の伝搬方向に対し 反対方向へ回転する。点が相互に近づくと、楕円とローター6の回転方向は、進 行波の伝搬方向と一致する。この場合はここでは考察されていない。縦と横の成 分の間の関係△x/△y、即ち、発明性モーターの運動進行路は、波長λの導波 管の高さhに対する比により本質的に定義される。前記比が大きくなるにつれて 、楕円は動作面5に沿って大きくなる。前記比が小さくなると、点の進行路は円 形路に近づく。振動子(導波管)の幅と振動子材の弾性は、成分比△x/△yへ の影響が小さい。動作面5の点の進行路が、ほぼ円形であるモーターの場合、波 長λの導波管の高さhに対する比は、約2である。図12は、動作面5上の点の 可能な進行路を表している。すなわち、位置30は、動作面5に対し直角な楕円 を示し、位置31は円形進行路、位置32は、動作面5に沿って伸張している軸 比1.5の楕円、および位置33は、軸比4を有する楕円を示している。動作面 5に沿って伸張し、2〜5の範囲の成分比を有する楕円形の進行路(図12の位 置32と33)は、本発明性モーターの動作に関して最適である。この場合、動 作面5の接線方向へ指向したエネルギーの流れは、前記面へ直角に指向したより も4〜25倍であり、すなわち、ステーターのエネルギーの大きな部分は、潜在 的にローターのエネルギーへ変換される。円形進行路(図12,位置30)は、 臨界的場合である。動作面5に垂直に伸張している長方形楕円(図12,位置3 0)に関して、ステーター2のエネルギーの主要部分は、モーターのローター6 へ入り、後者を励起し、熱へ変換される。それが、このような進行路が望まれな い理由である。動作面5に沿って伸張している極端に長方形楕円の場合(示され ていない)、ローター面へ直角に指向したエネルギーは、振動子2とローター6 との間の摩擦接触を確立するに十分でない。このようなモーターの場合、エネル ギーの大きな部分は、特に、熱として振動子2から放出される。従って、本発明 性モーターの振動子2は、点の進行路により決定される最適幾何学形である。こ のような幾何学形は、発生した定常波の長さの振動子2(導波管3)の高さhに 対する比により決定される。最適比の実際値は、振動子2の弾性特性とその幅b に依存し、λ〜0.25λの範囲にある。相互に独立して、振動子2の定常波9 ,10,11は、前記発生器が独立した電気機械的振動装置として見なされるよ うに、音響定常波を発生する。従って、図13の位置34に示されているように 、定常波発生器を有する振動子2の各発生器9,10,11に対し長さλの基本 量を選択することが出来る。このような量は、長さλ/2の電極を有する長さλ のの基本独立振動装置として、すなわち、2モード圧電共振器として見なされる (図13、位置35)。このような共振器の等価電気回路が、図13、位置36 に示されている。この回路は、次の成分からなる: −静電容量 C0=s/b・ε33 T(1−K31 2)、ここでsは電極の面積である。 −次の変換係数を有する理想的電気機械変換器 Np=b/2・d31/S11 E −機械的容量 CM=λ/π2・S11 E/b・h −機械的誘導力 LM=m、ここで、mは基本量の質量である。 −機械的振動子の損失 RM=ωLM/θeG、ここで、θeG はモーターの有効品質である。 変換器の発生器4の全等価回路は、定常波発生器9,10,11の三つの 同一等価回路37,38,39(図14)の集合体として見なすことが出来る。 全等価回路において、等価回路37,38,39のそれぞれは、各励起源17, 18,19へ接続している。各等価回路37,38,39の出力は、摩擦変換器 40へ接続している。全等価回路へ与えられた摩擦変換器40は、発明性圧電モ ーターの摩擦接触を反映する。それは、摩擦損失の抵抗RFと、振動子2の振動 をローター6の回転運動へ変換する理想的変換器から成っている。ここで、 NF=M/F、M=一定ねじりモーメント F=可変力 は変換係数にたいし有効である。 摩擦変換器40の出力は、機械的負荷RLへ接続している。 図14に示された等価回路は、圧電モーターが振動子2の機械的共振周波 数において動作するとすると、図15に示されているように単純な回路に変換さ れる。前記等価回路において、変数U1’,U2’,U3’,RM’,RF’は、図 14の回路の機械的部分へ変換される。発明のモーターは、圧電モーターの従来 の電気機械的特性を呈する。実際に、振動子の機械的損失の抵抗体RMは、振動 子5のインピーダンスωLMよりかなり小さい。従って、モーターの周波数依存 は、図16の位置41,42,43に示されているような形状を呈する。位置4 1は、励起周波数fの関数として回転周波数nを表し、位置42は励起周波数f の関数として位相電流IF(定常波発生器9,10,11の一つの電流)、およ び位置43は、励起電圧U1(U2,U3)と位相電流IFの関数として位相ずれφ を表している。41,42,43のすべての特性値は、代表点を経て相互に接続 している。従って、回転周波数の最大値nmaxは、振動子の機械的共振周波数f0 (ω0)と一致する。前記周波数は、入力電圧U1(U2,U3)と位相のそれぞれ の入力電流IFとの間のゼロ位相ずれ(位置43)を示している。最大電流IFma xは、機械的共振周波数f0から左の周波数fImaxにある。電流関数42は、振 動子6の反共振周波数faに第二のゼロ位相を有する。入力電圧U1(U2,U3 )と位相電流IF(43)との位相ずれは、f0〜faの範囲で正である。それは 、励起周波数の残りの範囲で負である。すべての三つの関数は、連続関数であり 、すなわち、非定義状態はない。図16の位置44は、制御電圧の関数、すなわ ち、モーターが機械的共振周波数f0において動作するときの回転周波数nの依 存性を励起電圧U1(U2,U3)の高さからプロットする。振動子2の振動の横 振幅が動作面5の粗さより小さい場合、この間数は、本質的に、電圧U0におい て小さい不連続を有す る直線である。図16の位置45において、本発明のモーターの機械的特性値が プロットされており、モーターが機械的共振周波数f0において動作するとき、 回転周波数nの依存性が、負荷モーメントMからプロットされる。この関数は、 負荷モーメントMeまで直線である。前記モーメントにおいて、摩擦接触は破断 する。Me〜Mmaxの負荷範囲において、モーターは不連続に動作する。破線は、 負荷モーメントの可能な最大値M’maxを示している。この値は、ステーター1 とローターとの摩擦結合の材料の理想的選択において達成可能である。図16の 位置46は、モーターの品質図、すなわち、モーターが機械的共振周波数f0に おいて動作するときの負荷モーメントMからの効率係数ηの依存性を表している 。この関数は、放物曲線を負荷値Meまで追随している。最大値Mηmaxは、可能 な最大負荷モーメントの半分1/2M’maxの近くにある。最大効率係数の大き さηmaxは、振動子の損失抵抗R’Mと摩擦接触部の損失抵抗R’Fとの間の関係 により決まる。物理的に見ると、摩擦接触部の損失抵抗R’Fは、常に振動子の 損失抵抗R’Mより大きい。従って、本発明のモーターは、30%〜70%の範 囲にある十分に大きい効率を有する。 図17は、全体がピエゾセラミックで製作された本発明のモーターのモノ リシックな振動子2の変形47〜54を示す。前記振動子は、発生器4内に発生 した進行波の導波管である。示された変形のそれぞれは、物理的構造と必要なモ ーター変数に依存して使用することができる。従って、例えば、高さがその直径 より大きいか、または、等しい長方形円柱として具現化された振動子2(位置4 7)は、進行波発生器4を有する最小寸法の圧電モーターの構成(図1)を可能 にする。短く広い円柱として具現化された振動子2(位置48)は、最大機械的 出力が必要とされるとき使用される。この場合、振動子2の直径は希望通りに拡 大することが出来、進行波発生器4の数、従って、ローター6と接触する進行波 の数は増加される。円柱としても見なされる円盤形の振動子(位置49)は、最 小高さの平坦なモーターとして使用される。最小断面と中心開口の圧電モーター が必要とされる場合、環状振動子が使用される(位置50)。円錐断面の振動子 (位置51,52)を使用することにより、振動速度の増大が可能である。この ような振動子は、振動速度をその断面の狭い範囲において増加する機械的引張り の集中器と似た働きをする。倍増集中器を使用することにより、振動速度、従っ て、ローターの回転周波数の1.5倍〜2倍の増加が可能である。位置53,5 4は、円錐状動作面5を有する振動子を示している。このような振動子は、ボー ルベアリングの中心配置することなく圧電モーターの構造を可能にする。これは モーターのコストをかなり低減する。振動子2の円錐状動作面5は大きいので、 モーターの機械的出力はそれに関連して増大する。本発明の圧電モーターは、ロ ーター6への振動子2の摩擦接触に基づいており、すなわち、そのほかの面に作 用する面は、摩擦磨耗を受ける。前記面の磨耗の程度は、モーターの平均呼称時 間間隔を決定し、従って、これは、振動子2の動作面5とローター6の面とで構 成される摩擦結合に使用される材料の耐摩耗性に依存する。ローター材の選択は 、特別な問題ではない。それは、両方とも、アルミナをベースとしたセラミック 、酸化ジルコニウム、炭化チタン、炭化タングステン、熱処理合金鋼などの非常 に硬い材料から、および、硬い充填材を含んでいる熱反応樹脂材をベースとした 軟質の合成摩擦材から選択することが出来る。振動子材の選択は、振動子がピエ ゾエ活性材から製造されなければならないので、非常に難しい。限定された数の ピエゾ活性材だけが直接に使用できる。このようなものは、石英、幾つかの結晶 子、チタン酸バリウムである。石英は、その使用を制約する非常に小さいピエゾ モジュールを有する。チタン酸バリウムは、広い温度範囲においてその使用に対 抗する低いキューリ点を有する。ピエゾセラミックを広範囲で使用可能にする課 題は、振動子2の動作面5が、振動子2の摩擦摩耗に耐え、同時に、動作面5の 摩擦係数を決定する薄い耐摩耗層を備えていることで解決された。摩擦層5の材 料は、次の条件を満足しなければならない:それは、摩擦作用の振動子ーロータ ー・モーターによる摩擦摩耗に耐えなければならない;それは、例えば、安定し たピエゾセラミックの化合物を形成しなければならない。さらに、それは、強い 超音波域に耐えなければならない。 図18(位置55,56,57,58,59)において、本発明の圧電モ ーター耐摩耗層60の多数の変形が示されている。位置55によれば、耐摩耗層 は、0.1〜0.3mmの薄い酸化セラミックで製作されたリング61(アルミ ナまたはほかの材料をベースとした)であり、これは、酸化セラミックおよびピ エゾセラミック、例えば、ガラスとの化合物を形成する材料により、圧電振動子 へ接合される。このようなガラスは、十分な量の酸化鉛を含有していなければな らない。位置56において、耐摩耗層60の変形が示されており、この場合、こ れは、振動子2の動作面5へ加えられた硬化処理の耐摩耗ガラスの薄い層である 。ガラスは、分極される前に振動子2へ加えられる。冷却時の分裂を避けるため に、ガラスの温度膨張係数が、ピエゾセラミックと5%より大きく差がないよう に、ガラスは、膨張係数を選択されなければならない。このような層は、低出力 のモーターに使用される。 純粋なガラスの摩擦層を使用することは、摩擦係数が非常に低いので不利 である。摩擦係数を高めるために、摩耗材で製作された粉末62でガラスを処理 することは(図18、位置57)、可能である。アルミナ、炭化チタン、窒化チ タンなどの粉末は、摩耗充填材として使用される。このような実施態様により、 超音波を感知しない摩擦層60の進行波抵抗を精密に選択することが出来る。す なわち、化合物の信頼性は高まり、従って、モーターの出力が増大する。 ピエゾセラミックステップ出力モーターの特に安定した摩擦層は、振動子 2のピエゾセラミックの化合物を生成する材料で充填された多孔性酸化セラミッ クから製作することが出来る。この摩擦層60は、図18の位置58に示されて いる。多孔性アルミナセラミックは、それに最もよく適しており、その孔は、振 動子2のピエゾセラミックの化合物を形成する容易に溶解するガラス材で充填さ れる。 図18の位置59において、摩擦層60の変形が、基層63と中間層64 とから構成された二重層構造として示されている。この実施態様において、基層 は動作面5の摩擦特性を決定し、中間層はピエゾセラミックと振動子2との間の 安定した接合を形成する。振動子2の電極15,16の構造を同時に形成する金 属層として、中間層64を加えることは、技術的に適切である。このような被膜 を、ニッケルを化学的に沈殿するか、ニッケル、チタン、またはすべてのほかの 材料をイオン注入法によってスパッタリングすることにより生成することは可能 である。クロームまたはすべての安定材の基層63は、化学的方法または電気化 学法により摩擦接触の範囲において、中間層64へ付加することが出来る。本発 明は、摩擦層60を形成するすべての適切な方法を使用することができる。本発 明の圧電モーターの振動子2の各実施態様は、その全容積を実質的に占有してい る多数の進行波発生器4から成っている。前記発生器は、振動子の導波管3の表 面上の電極15,16の構造を決定する。図19は、位置65から69により、 電極15,16の最も重要な実施態様を示している。位置65において、振動子 2は、発生器4と三つのグループの電極15,16とから成って示されている。 各グループの電極のそれぞれは、定常波発生器9,10,11を構成している( 図1)。位置66は、振動子を短い円柱として示している。前記振動子は、四つ の進行波発生器4を有する。前記振動子の全電極15は、外へ指向した共通電極 を構成している。単一の電極16は、振動子の内面に形成されている。位置67 において、振動子2は、平面上に配列された電極15,16により環状形である 。位置68は、帯状電極15,16が外面に配列されている振動子2の実施態様 を示す。この振動子2は、縦方向へ分極化された導波管3の面を有し、振動子が 高電圧により励起される場合に使用される。この実施態様において、振動子2は 、その内面に電極を有していない。前記振動子の全電極16は、並列に接続され 、定常波発生器9,10,11の共通電極を構成している。従って、電極15の それぞれは、各発生器9,10,11へ整合されている。 図19の位置69は、展開された振動子2を、電極間の全接続が回線70 として具現化されている電極15,16の変形で示している。このような構成を 光化学的に製作することが可能である。本発明は、各定常波発生器9,10,1 1の電極の特別な形態を提供する(図20,位置71)。この実施態様において 、電極15,16は、振動子2の高さhの約半分に等しい高さcを有する。この 場合、弾性波700は、縦波500と同時に発生する。縦波と弾性波との振幅比 は、電極15,16の高さを変化することにより、変えることが出来る。弾性波 の長さは、振動子の高さhに依存する。電極15,16の高さcと振動子2の高 さhを変えることにより、図20の波の図に示されているように、弾性波の振幅 と長さが縦波の振幅と長さに等しくなるように、これらの値を調節することがで きる。両方の波が振動子2に同時に発生すると、それらにより生成した変形が重 畳する。図20の下部に、振動子2の全変形が示されている。動作面5の重畳さ れた波の 振幅が、縦波の振幅の2倍に等しく、縦の変形と弾性の変形が、誘導面7におい て相互に補償され、すなわち、前記主導面7は変形されず、波が発生しないこと が、見られる。 図21,位置71に示された発生器に類似した三つの発生器(図21,位 置72)により、三つの定常波を振動子2に発生すると、非対称進行波が、図2 1に示されているように発生する。前記進行波は動作面5を変形し、主導面7は 変形しない。圧電モーターのこの実施態様において、振動子2のエネルギーは、 遮音基盤8により吸収されない。従って、このようなモーターは、潜在的により 高い効率を有する。 本発明は、定常波発生器9,10,11を励起源17,18,19により 制御する各種の変形を提供する。図23,位置73,74,75は、励起源17 ,18,19を発生器9,10,11へ接続する一般的励起原理を表す回路を示 している。 位置73の回路は、励起源17,18,19による発生器9,10,11 の個々の励起を例証している。この回路が、励起源17,18,19のすべての 接触部21が共通集約回線76に相互接続されている位置74の回路に置き換え られ、発生器9,10,11の全電極が、共通電極77に置き換えられることは 明らかである。集約回線76と共通電極77は、接続回線78により相互に接続 されている。このような変形は一般的励起原理を変えないが、回路の単純化を意 味する。その上、励起源17,18,19は振幅および周波数が等しいので、2 /3π(120°)だけ位相がずれた、等しい電位を相互に供給することが可能 であり、発生器9,10,11の電気抵抗が相互に等しいので、電流が接続回線 78を流れず、その回線は、位置75によれば省略することが出来る。これには 、共通電極77が電気的接続部を必要としていないことが含まれる。 本発明の一層の単純化が、図23によれば可能であり、この図には、振動 子発生器4を有する振動子2が見られる。再び、三つの定常波発生器9,10, 11が示されており、9は基本発生器であり、10,11は定常波発生のブース ターである。発生器11だけは発生器9,10と接続して送られた電圧であり、 発生器9,10は電圧源17,18へ直接に接続されている。従って、発生器1 1は、領域sに沿って分割された二つの領域m,nの間に配列された発生器9, 10の共通部分として見なすことができ、この場合、領域mとsの間の部分は発 生器9に属し、領域sとnとの間の部分は発生器10に属する。 発生器9,10,11の電極15,16は、励起または電圧の源17,1 8へ接続しており、その後者は、それらに電圧U1,U2を供給する。図24に示 された等価回路において、X1,X2,X3は、発生器9,10の部分のそれぞれ のインピーダンスである。発生器の部分9,10が、相互に等しい場合、インピ ーダンスX1,X2,X3は等しい。本発明により、電圧U1,U2,U3は±120 °または、ほぼその値でなければならない。この実施態様において、振動子2へ 供給された電圧U1,U2は、分配器X1,X2,X3により分圧され、発生した部 分は、X3に総和される。電圧U1’,U2’,U3’は、振動子2の各部分に発生 する。X1=X2=X3ならば、U1’=U2’である。電圧U3は、U1とU2により 僅かに大きい。電圧U1とU2との間の位相ずれ角φは、約120°である。電圧 U1’,U2’のそれぞれとU3’との間の位相角は、約φ/2である。発生器9 ,10の共通部分11は、それらを流れる電流により考えると、個々の部分と反 対に接続されているので、その励起電圧の位相は、180°だけ回転する。すな わち、第二ブースター11を励起する電圧U3’の位相φ’は、φ’/2であり 、従って、この特殊なケースにおいて、φ=120°ならば、φ’=180°ー 120°/2=120°である。 このように、本発明の実施態様において、第三の定常波が、二つの定常波 発生器9,10の共通部分11により励起される。前記共通部分は電圧U1とU2 の部分を重ねることにより形成された電圧により励起される。これは、この実施 態様には励起源19がない理由であり、これは大きな単純化を意味する。本発明 が、実行するために変形されると、発生器9,10,11の個々の励起のために 、簡単な同期された動作と励起源17,18,19の同相動作を確実にすること が困難である。従って、本発明の図25の実施態様は、本発明の特徴を変えない 自己励起を提供している。発生器9010,11の励起の場合、基本発生器9の 励起源17は、搬送励起信号源を表しており、実際には、励起源18,19は、 位相を回転し、前記信号を強化するために使用される。この場合、励起源17は 、 電気搬送信号発生器79と電力増幅器80とから成り、励起源18,19は、位 相ずれ手段81,82とバッファ増幅器83,84とから成っている。さらに、 励起源18,19は、位相角の極性反転手段85,86を有することが出来る。 前記実施態様は次のように動作する。搬送信号発生器79は、電気信号を発生し 、その周波数は、振動子2の機械的共振周波数f0に等しい。この信号は、増幅 器80と励起源18,19の位相ずれ手段81,82とへ送られる。位相ずれ手 段は、信号の位相を±2/3π(120°)だけ回転する。位相ずれ手段81, 82から、各励起源18,19の信号が、位相角の極性反転手段85,86へ送 られる。その後、信号は、増幅器83,84において増幅される。増幅器80, 83,84において増幅された三つの信号は、励起源17,18,19の励起電 圧として各定常波発生器9,10,11へ送られる。 本発明の圧電モーターの図16による周波数図は、連続である。すなわち 、不安定な点はない。従って、制御発生器79の周波数は、周波数曲線のすべて の範囲に存在する。必要ならば、励起周波数を変えることにより、ローター6の 回転周波数を変えることが出来る。装置85,86により、励起源18,19か らの信号の位相を各反対の方向へ反転することによって(励起源17からの信号 の位相位置にたいし±120°だけ)、ローターの回転方向を反転することが出 来る。 図26において、本発明のモーターの実施態様が示されており、これは、 周波数制御の自動発生器として動作する制御発生器79から成っている。前記実 施態様において、ローター6の回転周波数は、制御電圧URを変えることにより 、すなわち、制御発生器79の励起電圧を変えることにより、変化することが出 来る。本発明の多くの適用において、モーターの動作周波数が、可能な変動作用 により、振動子の機械的共振周波数f0にほぼ等しいことは、非常に適している 。このような変形は、図27に示されている。前記変形により、本発明のモータ ーは、そのほかに、入力88、フィルター89、位相ずれ連鎖90および増幅器 91から成る正のフィードバック分岐87を有する。さらに、前記変形は、基本 発生器9へ直列に接続されたインピーダンス92、この場合、増幅器80だけを 有する励起源17から成っている。フィードバック分岐87の入力88は、回線 880 を経て基本発生器9に収められたインピーダンス92の電極15,16へ接続さ れている。破線により、インピーダンス92への第二の可能な接続881が、図 27に示されている。フィードバック分岐87の出力が、励起源17のバッファ 増幅器80へ接続している。インピーダンス92は、抵抗R、インダクターL、 または、コンデンサーCである。その構成要素において、考察される変形は、振 動子2の機械的共振周波数f0で励起される電気機械的自動発生器である。自動 発生器は、基本発生器9、その励起源17およびほかのフィードバック分岐87 により実行するために変形され、閉じた電気機械的連鎖を構成している。振動子 2の機械的共振周波数f0で前記連鎖を励起するために、本発明のモーターの図 16の位相図43が使用され、周波数f0の近くにゼロ通過を有する。 上述の電気機械的連鎖は、周波数f0における増幅率が単位体より大きく 、位相ずれが、連鎖の各不連続の前記周波数における入力信号と出力信号との間 にゼロがあるように、微調整され、増幅率は増幅器80,83,84により事前 に選択され、位相ずれは、位相ずれ連鎖90により事前選択される。信号の位相 ずれの大きさは、インピーダンス92の選択された成分によって決まる。抵抗を 使用する場合、位相ずれは、僅かに修正して、±10°の範囲内になければなら ない。コンデンサーCを挿入する場合、位相ずれは、+90°の範囲にあり、イ ンダクタンスを使用する場合、それは−90°にある。 図28は、フィードバック分岐87の入力回路の電流変換器93から成る 実施態様を示している。前記実施態様は、電極77が省略される場合の電気機械 的自動発生器の回路を簡素化している。その構成要素において、前に考察されて いるように、その構成は、図27の構成と似ている。 振動子の機械的共振周波数f0に対する励起電圧U1(U2,U3)の精密な 微調整を必要とする少数の適用において、ほかのフィードバック電極95を有す る変形は可能である(図29、位置94)。前記電極は、基本発生器9の定常波 の機械的応力の最大値の位置に配置される。電極95の二つの動作モードは、可 能である:無負荷動作と短絡動作。無負荷動作において、電極95は電気的負荷 の抵抗ではない。発生器17が励起されると、基本発生器9の定常波の機械的応 力に比例する電圧が、電極95上の直接の圧電効果により発生する。電極95と 電極77の短絡動作の場合に、短絡電流が流れる。前記電流は、基本発生器9の 定常波の機械的応力に比例する。無負荷電圧USと無負荷電流ISの周波数図と 位相図が、位置96,97,98によれば、電気機械的自動発生器と接続された フィードバック電極95について使用される。 図30は、電気機械的自動発生器と接続されたフィードバック電極95の 実施態様を示す。電極95の機能は、抵抗体99により事前に決定される。この 構成は、図27と類似しており、フィードバックの増幅率と位相ずれとにより微 調整される。本発明は、また、最小始動ー停止時間のステップ動作の圧電モータ ーの適用を提供する。このために、図31により、制御入力100を有するスイ ッチが、電気回路をオンーオフ切り換えるフィードバック分岐87に配置されて いる。オフに切り換えると、スイッチ100は、フィードバックの電気信号回路 を短時間開くか、または閉じる。いずれの場合でも、モーターの電気機械的自動 発生器の制御は、最小停止時間に中断される。フィードバック分岐87をスイッ チ100によりオンに切り換えると、自動発生器は急速に始動する。スイッチ制 御、従って、ステップ動作の制御は、選択時間の正の制御電圧U1により行われ る。 以降に、本発明の圧電モーターの機械的と電気的設計の多数の実施態様が 説明されている。図32と33が、縦軸X−Xに沿って伸張した振動子2と、一 つ(または二つ)の進行波発生器を有する本発明の圧電モーターの実施態様を示 している。圧電モーター200は、ステーター1と縦進行波の導波管3を同時に 構成している関連した振動子2とから成っている。振動子2は、取り付け基盤1 02上に自由に動くように配置されている。取り付け基盤102が金属で製作さ れているならば、絶縁基材103が、電極16(77)とモーターのステーター 1との間の短絡を除去するために、前者と振動子2との間に配置されていなけれ ばならない。振動子2は、非機能の主導面1を介して遮音支持台8に突き当たっ ている。弾性スリーブ105を介してモーター軸106へ接続されたローター6 は、スブリング104により振動子2の動作面5へ押しつけられる。軸106は 、縦方向へ自由に動くことができるように、従って、スブリング104により加 えられた接触圧力をローター6へ伝達することができるように、ボールベアリン グ107上に置かれている。 進行波が振動子に発生すると、振動子2の動作面5は、回転モーメントを ローター6へ伝達し、後者に回転を起こさせる。回転は、弾性スリーブ105を 介してモーター軸106へ伝達される。機械的負荷が軸106へ加えられると、 振動子2は、軸106とローター6とに働いている回転モーメントに対抗して回 転モーメントを発生する。振動子2は、その主導面7を介して遮音支持台8に突 き当たっているので、振動子2の回転は、支持台8と主導面7との間の摩擦モー メントにより除去される。前記摩擦モーメントは、摩擦接触しているモーターの 回転モーメントより常に大きいので、振動子2は停止位置に残る。この実施態様 は、敏速な組立を可能にする単純な構造である。それは微少な幾何学形の製作を 可能にする。ほんの2〜3mmの外径が可能であるので、それは従来の電気モー ターに対する手強い競合相手である。 図34は、十分に大きい直径(120mm以上)と十分に大きい動作面5 (環状面の幅15〜20mm)環状振動子2から成る本発明のモーターを示す。 振動子2は、10個の進行波発生器4より大きい空間を備えている。このように して、高いモーター出力が確実に得られる。従って、この実施態様は、動作中に 振動子に発生した熱を放散するために、取り付け基盤102とローター6との適 切な熱伝導を必要とする。このために、好適に、アルミニウムとその合金が使用 されている。この実施態様において、モーターのローター6は、ローター6の摩 擦特性を決定する薄い摩擦層600で被覆されている。 図35と36は、圧電出力モーター200を示す。前記モーターは、二つ の部分108,109で構成されたローターから成っている。部分108は軸1 06へ固定されている。部分109は軸106に沿って移動可能である。両方の ローター部分は、弾性支持体111により円柱状振動子2の二つの円錐状動作面 110へ押しつけられており、支持体111は、ナット112により部分109 と円板113の間に押しつけられている。この弾性支持体の材料は、ポリエチレ ンなどの弾性有機物から選択される。前記モーターの振動子2は、揺動ボルトを 備えたブラケットにより表されているハウジング114に装着されている。モー ターには、軸受けがない。ローター108,109は、振動子2の円錐状動作面 110により心が合わされている。この構造は、圧電モーターの最大出力を可能 にする。この出力は、圧電振動子2の動的強度により制約されているだけである 。 本発明は、金属導波管が使用されているさらに強力な圧電モーターの構造 を可能にする。このようなモーター200の可能な変形が、図37と38に示さ れている。それは、ステーター1と連結した金属導波管3を有する振動子2とか ら成っている。導波管3は、導波管の最大機械的応力を可能にする安定した熱処 理鋼で製作されている。これらは、圧電セラミックについてよりも、鋼について かなり大きい。このようなモーターは、導波管の単位体積当たりの最大出力を可 能にする。この設計において、定常波発生器は、ボルト117により圧縮された 圧電変換器のパケット116の形状に製作されている。それらは、軸106と導 波管3の回りに同軸に配置されており、フランジ118により後者へ接続されて いる。 このモーターは次のように動作する:定常波発生器9,10,11を構成 している圧電変換器パケットの各グループは、導波管3内に定常波26,27, 28(図7)を発生する。前記定常波の重畳は、ローター6を回転する進行波2 9を発生する。圧電変換器パケットから成る圧電モーターのこのような構造は、 導波管の直径に従ってパケット数を増加することにより、モーターの機械的出力 を無制限に増加することができる。直径30mmの各パケットは、約100ワッ トの最大変換器出力を有する。振動子に30個のパケットと圧電モーターの30 %〜40%の効率とを有する場合、約100ワットの機械的出力が、軸106に 得られる。 実施する変形の要件に従って、本発明は、圧電モーターの多数の変形を可 能にする。図39は、特殊な光学装置に使用するのに適したモーターの変形を示 す。モーターは広い中心開口231を有する。ローター6は、前述と同様に、磁 気ハウジング120により引きつけられる環状磁石119によって振動子2へ押 しつけられる。 本発明は、振動子2の励起源9,10,11の多くの実施態様を提供して おり、持つとも重要な構成要素を有するそれらの四つは、これから以降に説明さ れる。 図40は、周波数制御原理によりローターの回転速度を制御する本発明の モーターの電気回路の説明図を示す。この回路は、図25と26の構成図に相当 する。この回路は基本発生器9の励起源17を含み、制御発生器79と実施態様 発生器80とを有する。制御発生器79は、ウィーン・ブリッジにより自動発生 器の原理に従って設定される。そのキャパシタンスを変化するコンデンサ122 に作用する制御電圧URにより制御発生器79の周波数を変えることは可能であ る。図16,位置41に示された周波数曲線の範囲において制御発生器79の周 波数をその変化で変えるように、コンデンサ122のキャパシタンスが選択され る。この実施態様において、励起源18,19は、ブースター10,11、位相 ずれ手段81,82、位相角の極性反転手段85,86、および出力増幅器83 ,84から成っている。位相ずれ手段81,82は、信号の位相を+2/3π( +120°)と−2/3π(−120°)だけそれぞれ回転する動作増幅器を有 する活性位相ずれ分岐123,124から構成している。手段85,86は、切 り換えスイッチ125,126を接地へ接続し、後者は位相ずれ手段81,82 の機能の変化を行い、すなわち、位相ずれの符号を反転する。このような反転は 、ローター6の回転方向を反転する。増幅器80,83,84は、同じもので、 広い伝達帯域を有するバッファ増幅器(出力増幅器)として動作し、スィッチン グモードでほとんど動作する。考察された前記装置は、どちらも、振動子の機械 的共振周波数f0の左右で確実に動作する。 図41において、図27(自動発生器)の構成図による基本回路図が示さ れている。この回路において、フィードバック分岐87の入力88は、抵抗体R1 として具現化されたインピーダンス92へ接続している。この抵抗体R1へかか る電圧は、基本発生器9を流れる電流に比例する。周波数f0における前記電圧 の位相ずれは、発生器9にかかる電圧似関して、実際にはゼロである。抵抗体R1 から、前記電流に比例する電圧は、帯域フィルター(Lf,Cf)に、従って、 増幅器91に印加される。周波数f0へ調整された帯域フィルター89は、フィ ードバック分岐86のフィルター域を限定し、従って、振動子2の固有周波数の 範囲における回路の自己励起を除去する。増幅器91において増幅された電圧は 、フィ ードバック分岐87の出力へ送られ、そこから、基本発生器9の励起源の出力増 幅器80へ送られる。閉じた回路において、全位相ずれは、周波数f0において ゼロであるので、この周波数における増幅率はより大きい単位であり、フィード バック分岐87を有する励起源17は、周波数f0において振動し始め、従って 、不安定な影響に関係なく前記周波数を維持する自動発生器として動作する。位 相ずれ手段81,82は、二つの相互に反転可能な位相連鎖127,128を有 する位相ずれ分岐123,124から成っている。この反転は、位相ずれの符号 の反転を実際に起こす切り換えスイッチ129,130により行われる。このよ うな反転は、ローター6の回転方向を反転する。出力増幅器80,83,84は 、分離しているフィルターLf,Cfを介して発生器9,1011へ接続している 。このようにして、増幅器をスイッチングモードで動作することが可能であり、 その出力電圧は急勾配を有する。 図42は、分離しているフィルターLFFのコンデンサCFがインピーダ ンス92として使用されている実施態様を示している。このコンデンサーにかか る電圧の振幅は、発生器9を通る電流似比例する。しかし、その位相は、発生器 の電流に対し−90°だけずれている。このような位相ずれは、さらに−90° のずれを必要とする。このずれは、帯域フィルター89のコンデンサー回路Cf において行われ、この場合、電圧は、コンデンサー電流に対し抵抗体Rfにおい て−90°だけずれる。従って、全位相ずれは、−180°である。増幅器91 は、再び、全位相ずれがゼロであるように、この位相を−180°だけずらす。 その実施態様では、ローター6の回転方向を反転することが出来ないので、手段 85,86は、除かれる。図40,41,42に示された本発明のモーター20 0の動作構成要素の実施態様において、バイポーラまたは電界効果形トランジス タ(示されていない)を有する半ブリッジ回路が、電圧制御器として動作するバ ッファ増幅器80,83,84として使用されている。この回路は、供給電圧の 半分に等しい電圧振幅を発生器9,10,11に生成する。さらに高い電圧が必 要であるならば、電流切り換えから成る回路が、使用される。この回路は、出力 増幅器により送られた電圧により2〜3倍高い電圧を発生器に発生する。 図43は、電流スイッチを有する本発明のモーターの実施態様を示す。前 記実施態様は、電圧Eが供給され、コレクター回路に誘導率LIにより設定され た電流源を有するバイポーラトランジスタとして具現化された三つの電流反転回 路131から成っている。発生器9,10,11における電圧の振幅は、約(2 〜3)・Eである。この実施態様において、フィードバック分岐87は、フィー ドバック電極95へ接続しており、これは、周波数はf0において、発生器9に かかる電圧と前記電極95にかかる電圧との間に位相ずれ+90°を発生する( 図29,位置97)。帯域フィルター89の位相ずれ連鎖90は、全位相ずれが +180°であるように、位相を+90°だけ再度回転する。反対方向−180 °の位相回転は、増幅器91により行われる。この変形は、図31の構成図によ り設定された、短い始動−停止時間を有するステップモードで動作する圧電モー ターを示している。ステップ動作を行うため、この回路は、入力101プラス電 圧により制御されたトランジスタスイッチ100を有する。スイッチ100が閉 じると、フィードバックは分裂して、電気機械的発生器の振動の急速停止を起こ す。スイッチ100が開くと、自動発生器が急速に始動する。 図44は、発生器9,10を励起する電圧U1,U2の部分が総和される、 本発明のモーターの電気回路を示す。この回路は、切り換えスイッチ130を起 動すると、励起源17,18と発生器9,10が、動作が交換される。これは、 簡単に、モーターの回転方向の反転を行う。そのほかの構成要素に関しては、こ れまでに使用された参照数字は有効である。本発明のモーターのすべての可能な 実施態様において、圧電セラミックは、振動子の最大取得可能な容積を占有して いる。従って、このようなモーターは、最大電気機械的効率の高い効果的振動子 で優れている。それらは、低い励起電圧を必要とするだけで、高い負荷を可能に し、それらはまた、振動子が強い機械的応力を受けるとき働く。このモーターの モノリシックな振動子は、最大機械的応力を可能にする高い安定制御を有し、従 って、モーター軸の最大機械的出力を確実にする最大振動速度を有する。 このようにして、モーターは、例えば、10W/cm2の振動子の動作面 上の特定の接線方向の負荷において、および、1m/sの動作面の振動速度にお いて、動作面の特定の機械的出力を送り出す。即ち、モーターの達成可能な最大 機械的出力は、振動子の直径100mmで、動作面の幅15mmにおいて450 W である。 振動子の高い機械的安定性は、モーターの高い信頼性と重寿命とを確実に し、これは、強固な構成要素の信頼性に近づく。この単純な設計は、前記モータ ーを従来の電気モーターに競合させる正味のコストを低減する。 本明細書に、後に続く請求の範囲に、および図面に開示されたすべての特 徴は、本発明とすべての希望の組み合わせにおいて本質的なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),BR,JP,KR,MX,U S

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.弾性進行波を導波管に発生するのに適した少なくとも一つの発生器を 有する前記閉じた導波管で構成された振動子を含んでいるステーターと、前記振 動子の動作面と摩擦接触しているローターとを有する圧電モーターにおいて:前 記進行波の前記発生器が発生した進行波の長さに等しい長さを有し、前記進行波 を発生するに適した発生器が基本発生器と等しい振幅と波長の弾性縦定常波を発 生する二つのブースターとで構成されており、この場合、前記ブースターの一つ が前記基本発生器に対し前記導波管に直角な縦定常波の波長の+1/3だけ位相 ずれしており、前記ブースターのほかのものが前記基本発生器に対し導波管に直 角な縦定常波の波長の−1/3だけ位相ずれしており、励起源が前記基本発生器 と前記ブースターとへ接続されており、前記ブースターとそれぞれ接続された励 起源とが、前者により発生された縦定常波が前記基本発生器により発生された縦 定常波に対し+2/3πと−2/3πとだけ少なくともほぼ位相ずれしているよ うに、構成されており、導波管の長さが縦定常波の波長、または前記波長の整数 倍に等しいことを特徴とする前記圧電モーター。 2.請求の範囲第1項に記載の圧電モーターにおいて:ブースターの一つ が、そのほかのブースターと基本発生器との組み合わせで、前者のブースターが それらの電圧源により送られた電圧に関する電圧分配器と、それらのブースター と前記発生器とにより分配された電圧に関する加算器とを構成するように、その ほかのブースターと基本発生器とにより決定されることを特徴とする前記圧電モ ーター。 3.請求の範囲第1または2項に記載の圧電モーターにおいて:閉じた導 波管が金属またはセラミックで製作された円柱状本体であり、定常波発生器が並 列な電極の区画を構成していることを特徴とする前記圧電モーター。 4.請求の範囲第3項に記載の圧電モーターにおいて:前記閉じた導波管 が金属またはセラミックで製作された受動的円柱状本体であり、前記定常波発生 器が前記本体に取り付けられた圧電変換器のパケットであることを特徴とする前 記圧電モーター。 5.請求の範囲第4項に記載の圧電モーターにおいて:振動子の前記動作 面が前記ローターと接触する薄い耐磨耗性摩擦層で被覆されていることを特徴と する前記圧電モーター。 6.請求の範囲第5項に記載の圧電モーターにおいて:前記摩擦層が、圧 電セラミック、例えばガラス、金属またはすべてのほかの材料との化合物を形成 する材料で全体的に製作されていることを特徴とする前記圧電モーター。 7.請求の範囲第6項に記載の圧電モーターにおいて:前記摩擦層が基層 と中間層とから構成され、前記基層が摩擦特性を決定し、前記中間層がピエゾセ ラミックと基層との化合物を生成していることを特徴とする前記圧電モーター。 8.請求の範囲第7項に記載の圧電モーターにおいて:前記摩擦層が合成 材で製作され、前記材料の基材がピエゾセラミックとの化合物を形成し、摩擦層 の摩擦係数を増加する充填材が使用されていることを特徴とする前記圧電モータ ー。 9.請求の範囲第8項に記載の圧電モーターにおいて:前記摩擦層が高い 摩擦係数の多孔性材料で製作され、前記孔がピエゾセラミックとの化合物を形成 している異なる材料で充填されていることを特徴とする前記圧電モーター。 10.前出請求の範囲第1〜4項の請求項に記載の圧電モーターにおいて: 二つのブースターの励起源が位相ずれ連鎖を介して基本発生器の励起源へ接続さ れた出力増幅器であることを特徴とする前記圧電モーター。 11.請求の範囲第10項に記載の圧電モーターにおいて:ブースターの励 起源が位相角の極性反転の手段を備えていることを特徴とする前記圧電モーター 。 12.請求の範囲第10項に記載の圧電モーターにおいて:基本発生器の励 起源が周波数制御電圧源を形成していることを特徴とする前記圧電モーター。 13.請求の範囲第1項に記載の圧電モーターにおいて:定常波の基本発生 器とそれに対応する励起源とが正のフィードバック分岐を備え、かつ、それらの 構成要素において、電気機械的自動発生器を構成していることを特徴とする前記 圧電モーター。 14.請求の範囲第12項に記載の圧電モーターにおいて:前記正のフィー ドバック分岐が定常波を発生する基本発生器へ直列に接続されているインピーダ ンスへ接続されていることを特徴とする前記圧電モーター。 15.請求の範囲第12項に記載の圧電モーターにおいて:前記正のフィー ドバック分岐が定常波を発生する基本発生器へ直列に接続された電流反転回路へ 接続されていることを特徴とする前記圧電モーター。 16.請求の範囲第12項に記載の圧電モーターにおいて:前記正のフィー ドバック分岐が基本発生器により発生された定常波の最大機械的応力の点に配置 されたフィードバック電極へ接続されていることを特徴とする前記圧電モーター 。 17.請求の範囲第13項に記載の圧電モーターにおいて:前記モーターが 前記正のフィードバック分岐を遮断する制御入力を有する電子スイッチを備えて いることを特徴とする前記圧電モーター。
JP51429696A 1994-10-31 1995-10-23 圧電モーター Expired - Fee Related JP3804973B2 (ja)

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