JPH04336357A - 非同期転送用バッファのアロケーション方式 - Google Patents

非同期転送用バッファのアロケーション方式

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JPH04336357A
JPH04336357A JP10771491A JP10771491A JPH04336357A JP H04336357 A JPH04336357 A JP H04336357A JP 10771491 A JP10771491 A JP 10771491A JP 10771491 A JP10771491 A JP 10771491A JP H04336357 A JPH04336357 A JP H04336357A
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JP10771491A
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Hidenori Takahashi
秀仙 高橋
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上位のチャネルとディ
スク装置等のデバイスをデバイスコントローラを介して
接続し、チャネルとデバイス間の非同期転送に先立ちデ
バイスコントローラのメモリ上に非同期転送に用いる転
送バッファ領域を確保する非同期転送用バッファのアロ
ケーション方式に関する。
【0002】チャネル転送速度とデバイス転送速度の相
違に起因してデバイスコントローラの転送用バッファを
経由して行う非同期転送方式が注目されている。非同期
転送に用いる転送用バッファはデバイスコントローラの
共有メモリ上を使用しており、従って転送するデータ量
に見合った必要最小限のバッファ領域を確保するアロケ
ーション方式が望まれる。
【0003】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等の直接アクセ
ス装置(DASD)を用いたDASDサブシスムでは同
期転送方式を採用している。即ち、図15に示すように
、CPU1のチャネル2とデバイスとしてのディスクド
ライブ4はディスクコントローラ3のチャネルアダプタ
(CA)5とデバイスアダセプタ(DA)6及び内部バ
ス9介して直接に結合され、チャネル側とデバイス側の
転送速度を同一速度としてデータ転送を行っている。
【0004】しかしながら、チャネル側とデバイス側と
の転送速度の相違やディスク回転の高速化等に伴い次世
代のDASDサブシステムでは非同期転送方式が主流に
なるものと考えられる。非同期転送方式とは、デバイス
の転送とチャネルの転送を同期させず、転送用バッファ
を経由して独立に転送動作を行う方式である。
【0005】例えば、リード処理では、デバイスからの
データを一旦転送用バッファに蓄え、適当なタイミング
でチャネルにチャネルの最大転送速度で読出して転送す
る。非同期転送が必要な理由、あるいは登場する背景に
は次のようなものがある。 (1)デバイス転送速度とチャネル転送速度の乖離デバ
イス側のデータ転送速度は、3MB/sからようやく4
.5MB/sになったが、改善の度合いとしては小さい
。これに対してチャネル側のデータ転送速度は光チャネ
ルインタフェース等の導入により、現在9MB/sにな
っており、将来はさらに高速化されることが予想される
【0006】このような中で、チャネル性能を最大限に
発揮させるには、非同期転送方式としなければならない
。チャネルのデータ転送能力と効率を向上させることが
できれば、チャネル本数を大幅に削減することが可能と
なる。 (2)ディスクの高速回転 磁気ディスク装置の回転待ち時間を減らし、またデータ
転送速度を上げるためらには、ディスクを高速に回転さ
せることが最も効果的である。
【0007】しかし高速回転のディスクの場合、フィー
ルド間ギャップ中に次のコマンドを受け取る同期転送方
式では、ギャップのバイト数が多くなり、経済性を損な
う。これに対し非同期転送方式では、従来機種とトラッ
ク容量が同じならば、高速回転にしてもトラック形式の
互換性をとることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような非同期転送
方式を実現するためには、DASDアクセスのために新
しいコマンド体系が必要になる。例えば従来の可変長D
ASDシステム(CKD−DASDシステム)における
同期転送方式のコマンド体系「CKD」を拡張した「C
KD−EX」が必要となる。
【0009】非同期転送方式に適合したコマンド体系「
CKD−EX」の導入に当たって問題となるのは、同期
転送方式を対象とした既存のソフトへの影響である。 即ち、最も大きな要因であるコマンド体系とトラック形
式については、次のようになる。現在のDASDサブシ
ステムで非同期転送を実現するときの最大の障害は、コ
マンド体系である。
【0010】現在のCKDコマンド体系は、トラック上
のレコード処理を一つずつ指示するようになっている。 このため非同期転送のために転送用バッファにバッファ
リングするためには、転送データ量に応じたレコード分
の処理が必要となり、非常に具合が悪い。一方、小型D
ASDサブシステムの固定長DASDでは、従来からF
BAコマンド体系が使用されており、FBAコマンド体
系では最初に何ブロックをリードするか或いはライトす
るかを宣言してからリード又はライトするので、非同期
転送に向いている。
【0011】CKD−EXコマンド体系は、このFBA
コマンド体系の考え方を可変長DASD(CKD−DA
SD)に応用しようとするものである。CKD−EXコ
マンド体系では、トラック形式は従来どおりの可変長と
なるが、アクセス機能は非同期のために制約がつく。即
ち、CKD−EXコマンドでは、従来のCKDコマンド
を拡張し、リード又はライトに先立って動作に関する情
報をディスクコントローラに与えることにより、ディス
クコントローラにおけるアクセス動作の最適化を図るも
のである。
【0012】そのために次のコマンドを用意する。 −DEFINE  EXTENT −LOCATE  RECORD CKD−EXコマンドで非同期転送を行うためには、最
初に必ずこのコマンドを発行しなければならない。
【0013】「−DEFINE  EXTENT」コマ
ンドは従来の同期転送を行うCKDコマンドの「SET
  FILE  MASK」の代わりであり、更に「−
LOCATE  RECORD」コマンドでは、後続の
CCW(Channel Control Word)
 チェインで転送するデータ量をも指定する。このよう
な非同期転送方式では、デバイス側とチャネル側の転送
速度の相違をディスクコントローラに設けた転送用バッ
ファにデータを一時的に蓄えることで吸収して転送効率
を高めている。
【0014】通常、ディスクコントローラには比較的大
量のデータを一時的に記憶できる共有メモリSS(Sh
ared Storage)が設けられ、例えばディス
クキャッシュのメモリとしても利用されているが、この
共有メモリSSの一部を非同期転送用のバッファとして
利用する。ところで、非同期転送に必要なバッファは、
各デバイス毎に用意されるが、転送されるデータ長は各
CCWチェインごとに様々である。
【0015】そこで最大転送データ長に対応したバッフ
ァ領域を固定的に共有メモリSS上に確保するアロケー
ションを行えばよい。しかし、非同期転送に使用する転
送用バッファの領域を固定的に共有メモリSS上に確保
した場合には、可変長のデータ転送であるため確保した
バッファ領域を全て使用するものではなく、この分だけ
例えばキャッシュメモリとしての使用領域が制約され、
共有メモリSSの効率的な利用ができず、メモリ容量も
大きくなる問題があった。
【0016】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、転送用バッファを確保する共有メモ
リを効率良く使用することのできる非同期転送用バッフ
ァのアロケーション方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、図1(a)に示すように、上
位装置1のチャネル2とデバイス4の間に、チャネルア
ダプタ(CA)5、デバイスアダプタ(DA)6及び共
有メモリ(SS)7を備えたデバイスコントローラ3を
設け、共有メモリ7上に確保した転送用バッファ8を経
由してチャネル2とデバイス4間でデータを非同期に転
送する情報処理装置を対称とする。
【0018】このような非同期転送に用いる転送用バッ
ファのアロケーション方式として本発明にあっては、前
記転送用バッファ8の容量を上位装置1からのアクセス
命令で指定されるデータ量Lに基づいて決定して共有メ
モリ7上に転送用バッファ8の領域をアロケーションす
ることを特徴とする。ここで上位装置1からのアクセス
命令は、リードするデバイスのレコード数(R)又はデ
バイスにライトするレコード数(R)を宣言する。
【0019】また転送データ量をLとし、デバイスアダ
プタ6とデバイス4間の転送速度を1とした時のチャネ
ル2とチャネルアダプタ5間の転送速度をγとした場合
、転送用バッファ8の容量を (γ−1)*L/γ として求めることを基本とする。但しγ>1である。
【0020】更に、バッファ容量として装置処理データ
の最低単位をCをリトライのために加えた容量{(γ−
1)*L/γ}+C を求めることが望ましい。
【0021】一方、転送用バッファ8をアロケーション
した後、デバイス4からデータをデバイスコントローラ
3を経由してチャネル2に転送するリード時のバッファ
動作は、図1(b)に示すように、転送用バッファ8に
対するリードデータのライト動作でバッファフルとなっ
た時にチャネル2に対する転送用バッファ8からのリー
ド動作を開始すると同時にリードデータのライト動作を
転送用バッファ8の先頭に戻って開始する動作を繰り返
し、転送用バッファ8に対するライト動作終了と略同時
にチャネル2に対するリード動作を終了する。
【0022】また、転送用バッファ8をアロケートした
後、チャネル2からデータをデバイスコントローラ3を
経由してデバイス4に転送するライト時のバッファ動作
は、図1(c)のように転送用バッファ8に対するライ
トデータのライト動作と略同時にデバイス4に対する転
送用バッファ8のリード動作を開始し、先行するライト
動作によるバッファフル時には再びバッファ先頭に戻っ
てライト動作を開始し、このライト動作によるバッファ
フルの直前でリード動作を終了する動作を繰り返し、ラ
イト動作の終了後はリード動作をバッファエンプティま
で継続する。
【0023】
【作用】このような構成を備えた本発明の非同期転送用
バッファのアロケーション方式によれば、ディスクコン
トローラの共有メモリSS上に確保する転送用バッファ
の容量を固定せず、アクセス毎の命令で宣言されたデー
タ量に基づいて最適値を求めてダイナミックにアロケー
ションすることができ、キャッシュメモリとしても使用
されている共有メモリSSを、可変長データの非同期転
送用バッファとして効率よく使用できる。
【0024】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示した実施例構成
図である。図2において、1は上位装置としてのCPU
であり、複数設けられたチャネル2のうちの1つにディ
スクコントローラ3を介してデバイスとしてのディスク
ドライブ4を接続している。尚、ディスクコントローラ
3とディスクドライブ4で通常の磁気ディスク装置が構
成される。
【0025】ディスクコントローラ3にはCPU1のチ
ャネル2との間でデータ転送を行うチャネルアダプタ(
CA)5が設けられ、またディスクドライブ4との間で
データ転送を行うデバイスアダプタ(DA)6が設けら
れている。チャネルアダプタ5及びデバイスアダプタ6
は内部バス9を介して共有メモリ(SS)7に接続され
る。共有メモリ7はRAMで構成され、ディスクキャッ
シュメモリとしても使用されている。
【0026】本発明にあっては共有メモリ7上に各アク
セス時のデータ量に基づいてダイナミックに転送用デー
タバッファ8のバッファ領域をアロケーションすること
を特徴とする。この共有メモリ7上の転送用バッファ8
のバッファ領域のアロケーションは上位装置1からのリ
ードアクセスまたはライトアクセスの1回のコマンドチ
ェインの最初に位置する「DEFINE  EXTEN
T」コマンド及び「LOCATERECORD」コマン
ドにより通知される処理レコード長に基づいて行われる
【0027】この場合、簡単なアロケーションは通知さ
れた処理レコード長に対応したバイト数分だけバッファ
領域を確保すれば良いが、更に本発明にあってはダイナ
ミックな共有メモリ7の利用を可能とするため、チャネ
ル2側の転送速度とディスクドライブ4側の転送速度を
考慮した最適なバッファ容量を求めてアロケーションを
行う。このアロケーションするバッファ領域の求め方を
詳細に説明すると次のようになる。
【0028】今、デバイスとしてのディスクドライブ4
からのリード及びライト処理は1シリンダ内でのみ連続
であって、複数シリンダに跨がる場合にはシリンダが変
わる毎にチャネル2とディスクコントローラ3は切り離
されるものとする。また、ディスクドライブ4上のギャ
ップは非常に小さいものとし、ギャップ処理時間は無視
できるものとする。
【0029】まず、ディスクドライブ4とデバイスアダ
プタ6間の転送速度とチャネルアダプタ5とチャネル2
間の転送速度の比が 1:γ            (但し、γ>1)であ
ったとする。
【0030】例えばリードアクセスを例にとるとデバイ
スアダプタ6がディスクドライブ4から読み出したデー
タを転送用バッファ8上に書き込むのにかかる時間をS
1、転送バイト数をLとすると、同じバイト数Lの全デ
ータをチャネルアダプタ5が転送用バッファ8から読み
出すのにかかる時間S2は S2=(1/γ)*S1 となる。従ってチャネルアダプタ5はデバイスアダプタ
6がディスクドライブ4からデータを読み出して転送用
バッファ8への書込みを開始してから S1−S2=S1−(1/γ)*S1 =(γ−1)*S1/γ 時間後に転送用バッファ8からの読出しを開始すれば、
デバイスアダプタ6によるライト処理とチャネルアダプ
タ5によるライト処理は同時に終了する。
【0031】しかし、転送用バッファ8のリード、ライ
トを時間で管理することはディスクコントローラ3の構
造上困難であるため、S1=Lとすることで転送バイト
数で処理すると、チャネルアダプタはデバイスアダプタ
6が転送用バッファ8へ バッファ容量=(γ−1)*L/γ         
 (1)バイト書き込んだときに転送用バッファ8から
の読出しを開始すればそれぞれの処理を同時に終了する
ことができる。
【0032】このことから、リード及びライト処理で共
有メモリ7上に必要な転送用バッファ8のバッファ容量
は バッファ容量=(γ−1)*L/γ         
 (1)バイトとなる。
【0033】しかしながら、実際の処理ではチャネルア
ダプタ5によるリトライを考慮しなければならない。チ
ャネルアダプタ5によるリトライはブロック単位で行わ
れることから、転送用バッファ8は最低1ブロック分の
余裕があれば良い。従って1ブロックの容量をCバイト
とすれば、共有メモリ7上にアロケーションするバッフ
ァ容量は バッファ容量={(γ−1)*L/γ}+C     
 (2)            但し、Cは1ブロッ
クの容量とすれば良い。
【0034】図3は(2)式に基づいて共有メモリ7上
に転送用バッファ8をアロケーションした状態で行われ
るリードアクセス時の転送用バッファ8に対するライト
及びリード動作を示した説明図である。図3において、
デバイス側の転送速度1に対しチャネル側の転送速度を
2、即ちγ=2とした場合を例にとっている。
【0035】この場合のバッファ容量は前記(2)式か
ら(L/2)+Cとなるが、説明を簡単にするためバッ
ファ容量(L/2)として説明している。従って図3に
おいて、データ量Lに対し実際に使用される転送用バッ
ファのバッファ容量は(L/2)と半分になる。リード
処理はまず図3(a)に示すようにデバイスアダプタ6
からのリードデータを(1)のライトに示すように転送
用バッファ8に書き込む。
【0036】この(1)のライトによりバッファフルに
なると図3(b)の状態に移り、チャネル側転送速度に
よる(2)のリード動作を開始すると同時に、デバイス
側の転送速度によるライト動作を(3)に示すように再
びバッファ先頭に戻って繰り返す。続いて図3(c)に
示すように、チャネル側転送速度による(5)のリード
でバッファエンプティとなったとき、デバイス側転送速
度による(4)のライトでバッファの半分までの新たな
書込みが行われており、(5)のリードでバッファエン
プティになると(6)のリードに示すように再びバッフ
ァ先頭に戻ってチャネル側転送速度によるリードを継続
する。
【0037】続いて図3(d)に示すように、デバイス
側転送速度による(7)に示すライトがバッファフルと
なって終了すると、チャネル側転送速度による(8)に
示すリードが追いついて、両者は同時に終了する。図4
は図3の場合と同じデータ量L及び必要バッファ容量(
L/2)を例にとって、チャネル2からディスクドライ
ブ4に対しデータを書き込む際の転送用データバッファ
8の動作を示す。
【0038】まず図4(a)に示すように、転送用バッ
ファ8に対しチャネル側転送速度による(1)のライト
動作を開始すると同時にデバイス側転送速度による(2
)のリード動作を開始する。図4(b)に示すように、
チャネル側転送速度による(3)のライト動作でバッフ
ァフルに達すると、このときデバイス側転送速度による
(4)のリード動作はバッファの半分まで行われる。
【0039】続いて図4(c)に示すように、再び転送
用バッファの先頭に戻って(6)に示すチャネル側転送
速度によるライトを繰り返し、(6)のライトでバッフ
ァフルとなったとき、先行して行われた(5)のリード
動作によるバッファエンプティが同時に起きる。最後に
、図4(d)に示すように、チャネル側転送速度による
ライト動作が終了した状態でデバイス側転送速度による
(7)のリード動作がバッファエンプティとなるまで行
われる。
【0040】次に、図2の実施例における本発明の非同
期転送でのデータ読出し及びデータ書込みを詳細に説明
する。まず、図5〜図8を参照してデータ読出しを詳細
に説明する。図5はリードアクセス時にCPU1からデ
バイスコントローラ3に発行される非同期転送のための
コマンドチェインを示し、コマンドチェイン先頭のCC
W1で「DEFINE  EXTENT」コマンドが発
行され、2番目のCCW2で「LOCATE  REC
ORD」コマンドが発行される。
【0041】このCCW2のコマンドにはシリンダ=C
C=00,ヘッド=HH=4,レコード=R7に加えて
リードデータ量を示す「2RECORD READ」が
宣言されており、1レコード当たりのバイト数は予め定
まっていることからリードデータのデータ量Lが判り、
前記(2)式からアロケーションするバッファ容量を算
出して共有メモリ上に転送用バッファ8をアロケーショ
ンすることができる。
【0042】図5(b)はディスクドライブ4における
磁気ディスク上のアクセス対象となるトラックレコード
の記録状態を示したもので、ヘッド4の再生レコードR
7と次のヘッド5の先頭レコードR1の2レコードをリ
ードすることになる。この図5のCCWチェイン及びデ
ィスク状態に対応したリード動作は図6,図7にフェー
ズ1〜4に分けて示している。
【0043】まず図6(a)のフェーズ1にあっては、
次の(1)〜(4)に示す動作を行う。 (1)「DEFINE  EXTENT」コマンドを実
行する。 (2)「LOCATE  RECORD」コマンドでデ
ィスクドライブ4のアクセス箇所を指定し、且つ2レコ
ードのリードを宣言する。
【0044】(3)デバイス4の動作待ちのため、チャ
ネル2と切り離れる。 (4)デバイス4にシーク動作を指示し突き放す。続い
て図6(b)のフェーズ2に示す(5)〜(7)の動作
を行う。 (5)デバイス4からの位置付け完了報告、即ちヘッド
4のトラック位置付けの完了報告を受ける。
【0045】(6)ヘッド4のレコードR7へのサーチ
条件を比較する。 (7)レコードR7を読み出して共有メモリ7上にアロ
ケーションした転送用バッファに転送する。続いて図7
(c)のフェーズ3に示す(8)〜(9)´の処理を行
う。 (8)レコードR7を共有メモリ7に転送した後、チャ
ネル2と再結合する。
【0046】(9)リードコマンドに基づきレコードR
7を共有メモリ7からチャネル2に転送する。 (9)´デバイス4のヘッドをヘッド5に切り替え、ヘ
ッド5で読み出した「HA/R0,R1」を共有メモリ
7に転送する。次に、図7(d)のフェーズ4に示す(
10)〜(13)の処理を行う。
【0047】(10)レコードR1の共有メモリ7に対
する転送が終了したら、デバイスアダプタ6とデバイス
4は切り離される。 (11)リードコマンドに基づきレコードR1を共有メ
モリ7からチャネル2に転送し、既に転送が済んだレコ
ードR7は消去する。 (12)転送を終了し、CCWチェインの完了を確認し
てチャネル2から切り離される。
【0048】(13)最終的にレコードR1を共有メモ
リ7から消去して一連の処理を終了する。図8は図6,
図7のフェーズ1〜4に示した(1)〜(12)の動作
をまとめてタイムチャートとして示し、実線が各部の動
作中を示す。次に図9〜図12を参照してライトアクセ
ス時の動作を説明する。
【0049】まず図9(a)はライトアクセス時のコマ
ンドチェインを示し、このコマンドチェインにあっては
図9(b)に示すようにディスクドライブ4のヘッド4
の最終レコードR7から2レコード、即ち次のヘッド5
の先頭レコードR1の2レコードの書込みを宣言してい
る。図10,図11は図9のコマンドチェインに基づく
ライト動作をフェーズ1〜5に分けて詳細に示す。
【0050】まず図10(a)のフェーズ1にあっては
、次の(1)〜(3)の処理を行う。 (1)「DEFINE  EXTENT」コマンドを実
行する。 (2)「LOCATE  RECORD」でデバイス4
のアクセス箇所を指定し、2レコードのライトを宣言す
る。
【0051】(3)デバイス4にシーク動作を指示して
突き放す。次に図10(b)のフェーズ2にあっては次
の(4)の処理を行う。 (4)「WRITE  UPDATE  DATA」コ
マンドを受け、レコードR7のデータを共有メモリ7に
転送する。次に、図10(c)のフェーズ3に示す(5
)〜(7)の動作を行う。
【0052】(5)レコードR7を共有メモリ7に転送
した後、次の「WRITE  UPDATE  DAT
A」コマンドを受け、レコードR1のデータを共有メモ
リ7に転送する。 (6)デバイス4からのヘッド4に関する位置付け完了
報告を受ける。 (7)レコードR7へのサーチ条件を比較する。
【0053】続いて、図11(d)のフェーズ4に示す
(8)〜(11)の処理を行う。 (8)レコードR1の共有メモリ7に対する転送を終了
するとデバイス4への書込み終了を待つため、チャネル
2から切り離される。 (9)レコードR7を共有メモリ7からデバイス4に書
き込む。 (10)レコードR7の書込終了後、ヘッド4からヘッ
ド5に切り替え、「HA/R0」を読みとばし、レコー
ドR1のデータを書き込む。
【0054】(11)レコードR7を共有メモリ7から
消去する。続いて、図11(e)のフェーズ5における
(12)〜(13)の処理を行う。 (12)レコードR1をデバイス4に書込終了後、デー
タを共有メモリ7から消去する。
【0055】(12)´デバイス4を開放する。 (13)チャネル2と再結合し、デバイスエンドを返し
、一連のCCWチェインの実行を完了する。図12は図
10及び図11のフェーズ1〜5に示した(1)〜(1
3)をタイムチャートとしてまとめて示している。 尚、各部の動作は実線で示す間、行われていることにな
る。
【0056】ここで、チャネルエンド「CHANNEL
  END」が先に返ってコマンドチェインが終了した
場合、サブチャネルはデバイスエンド「DEVICE 
 END」待ちのフリー状態となる。その後の起動に対
してはCC=0となり、サブチャネルにSIO(Sta
rtI/O)をキューイングする。この場合のデバイス
エンドのときのチェック報告の問題を解決するため、ラ
イトコマンドで終了するコマンドチェインはNOPコマ
ンド等をチェインし、デバイスエンドが報告されるまで
にサブチャネルをビジィ状態とする必要がある。
【0057】図13はリードオペレーションにおける本
発明の非同期転送用のCCWチェインを従来の同期転送
用CCWチェインと対比して示す。また、図14はライ
トオペレーションにおける本発明の非同期転送用CCW
チェインを従来の同期転送用CCWチェインと対比して
示す。この図13,14から明らかなように、従来の同
期転送用CCWチェインにあってはトラック上のレコー
ド処理を一つずつ指示するようになっているが、本発明
の非同期転送用CCWチェインにあっては、処理対象と
するレコード数を一括して宣言している。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれば
、デバイスコントローラ内に装備されるキャッシュメモ
リとしての用途ももつ共有メモリ上に各アクセス毎にチ
ャネル側とデバイス側の転送速度の相違を考慮した最適
容量をもつ非同期転送用バッファをアロケーションする
ことで、非常に効率良くメモリを使用することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施例構成図
【図3】図2のリード時のバッファ動作説明図
【図4】
図2のライト時のバッファ動作説明図
【図5】図2のリ
ードアクセス時のコマンド及びデバイス記録状態の説明
【図6】図5のリード動作の詳細を示した説明図
【図7
】図5のリード動作の詳細を示した説明図(続き)
【図8】図6、図7のリード動作をまとめて示したタイ
ムチャート
【図9】図2のライトアクセス時のコマンド及びデバイ
ス記録状態の説明図
【図10】図9のライト動作の詳細を示した説明図
【図
11】図9のライト動作の詳細を示した説明図(続き)
【図12】図6、図7のリード動作をまとめて示したタ
イムチャート
【図13】リードオペレーションについて本発明の非同
期転送方式のコマンドを従来の同期転送方式と対比して
示した説明図
【図14】ライトオペレーションについて本発明の非同
期転送方式のコマンドを従来の同期転送方式と対比して
示した説明図
【図15】従来の同期転送方式の説明図
【符号の説明】
1:上位装置(CPU) 2:チャネル 3:デバイスコントローラ 4:デバイス(ディスクドライブ) 5:チャネルアダプタ(CA) 6:デバイスアダプタ(DA) 7:共有メモリ(SS) 8;転送用バッファ 9:内部バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置(1)のチャネル(2)とデバイ
    ス(4)の間に、チャネルアダプタ(5)、デバイスア
    ダプタ(6)及び共有メモリ(7)を備えたデバイスコ
    ントローラ(3)を設け、前記共有メモリ(7)上に確
    保した転送用バッファ(8)を経由して前記チャネル(
    2)とデバイス(4)間でデータを非同期に転送する情
    報処理装置に於いて、前記転送用バッファ(8)の容量
    を上位装置(1)からのアクセス命令で指定されるデー
    タ量(L)に基づいて決定して前記共有メモリ(7)上
    に転送用バッファ(8)の領域をアロケーションするこ
    とを特徴とする非同期転送用バッファのアロケーション
    方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の非同期転送用バッファのア
    ロケーション方式に於いて、前記アクセス命令は、リー
    ドするデバイスのレコード数(R)又はデバイスにライ
    トするレコード数(R)を宣言することを特徴とする非
    同期転送用バッファのアロケーション方式。
  3. 【請求項3】請求項1記載の非同期転送用バッファのア
    ロケーション方式に於いて、転送データ量を(L)とし
    、デバイスアダプタ(6)とデバイス(4)間の転送速
    度を1とした時のチャネル(2)とチャネルアダプタ(
    5)間の転送速度を(γ)とした場合、前記転送用バッ
    ファ(8)の容量を (γ−1)*L/γ として求めることを特徴とする非同期転送用バッファの
    アロケーション方式。
  4. 【請求項4】請求項1記載の非同期転送用バッファのア
    ロケーション方式に於いて、転送データ量を(L)とし
    、デバイスアダプタ(6)とデバイス(4)間の転送速
    度を1とした時のチャネル(2)とチャネルアダプタ(
    5)間の転送速度を(γ)とし、更にデータ処理の最低
    単位ををCとした時、前記転送用バッファ(8)の容量
    を {(γ−1)*L/γ}+C として求めることを特徴とする非同期転送用バッファの
    アロケーション方式。
  5. 【請求項5】請求項1記載の非同期転送用バッファのア
    ロケーション方式に於いて、前記デバイス(4)からデ
    ータをデバイスコントローラ(3)を経由してチャネル
    (2)に転送するリード動作時に、転送用バッファ(8
    )に対するリードデータのライト動作でバッファフルと
    なった時にチャネル(2)に対する転送用バッファ(8
    )からのリード動作を開始すると同時にリードデータの
    ライト動作を転送用バッファ(8)の先頭に戻って開始
    する動作を繰り返し、転送用バッファ(8)に対するラ
    イト動作終了と略同時にチャネル(2)に対するリード
    動作を終了することを特徴とする非同期転送用バッファ
    のアロケーション方式。
  6. 【請求項6】請求項1記載の非同期転送用バッファのア
    ロケーション方式に於いて、前記チャネル(2)からデ
    ータをデバイスコントローラ(3)を経由してデバイス
    (4)に転送するライト動作時に、転送用バッファ(8
    )に対するライトデータのライト動作と略同時にデバイ
    ス(4)に対する転送用バッファ(8)のリード動作を
    開始し、先行するライト動作でバッファフルになった時
    には再びバッファ先頭に戻ってライト動作を開始し、該
    ライト動作によるバッファフルの直前でリード動作を終
    了する動作を繰り返し、ライト動作の終了後はリード動
    作をバッファエンプティまで継続することを特徴とする
    非同期転送用バッファのアロケーション方式。
JP10771491A 1991-05-14 1991-05-14 非同期転送用バッファのアロケーション方式 Withdrawn JPH04336357A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6678813B1 (en) * 1999-10-28 2004-01-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Dynamically adaptive buffer mechanism
JP2006293688A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Sanyo Electric Co Ltd データ処理装置
US7761620B2 (en) 2006-07-06 2010-07-20 Citizen Holdings Co., Ltd. Communications device, and communications method for enabling reception of real-time execution commands when a receive buffer is full

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