JPH04336116A - 場所打ちコンクリート杭の施工方法 - Google Patents

場所打ちコンクリート杭の施工方法

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JPH04336116A
JPH04336116A JP10722891A JP10722891A JPH04336116A JP H04336116 A JPH04336116 A JP H04336116A JP 10722891 A JP10722891 A JP 10722891A JP 10722891 A JP10722891 A JP 10722891A JP H04336116 A JPH04336116 A JP H04336116A
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JP
Japan
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concrete
pile
cast
hole
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP10722891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yuge
弓削 裕治
Masaaki Kakurai
正昭 加倉井
Kiyoshi Yamashita
清 山下
Tomio Tsuchiya
富男 土屋
Takeshi Yamada
毅 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築の基礎の支持杭
等として実施される場所打ちコンクリート杭の施工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】場所打ちコンクリート杭は、図6に示し
たように地盤aに杭用孔bを掘削し、その掘削孔b中に
鉄筋かごを挿入して設置し、コンクリートcを打設して
杭体を現場で構築する施工方法として周知の技術であり
、直径が1mから3mぐらい、長さは5mから40mぐ
らいの大形基礎杭、又は支持杭として広く実施されてい
る。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】場所打ちコンクリー
ト杭の施工方法は、杭用孔bを掘削する際に周辺地盤に
ゆるみを生じさせるので、地盤強度の低下をまねき、杭
の支持力を低下させる原因の一つとなっている。また、
地盤aの掘削工法としては、掘削孔bの孔壁の安定性を
保つために孔壁安定液が使用され、図7のように掘削孔
壁面dに不透水膜eが形成されるが、この不透水膜eが
漸次発達して杭の周面まさつ抵抗を大幅に低下させ、や
はり杭の支持力を低下させる原因の一つになっている。 さらに前記の如く孔壁安定液で満たされた掘削孔中にト
レミー管を通じて打設されたコンクリートは締め固め処
理を行なわないのが通例であり、実情は図7のように凹
凸の激しい掘削孔壁面d(及び不透水膜e)に対してコ
ンクリートcは隅々まで十分に充填されているとは言え
ず、隙間fを残していることがある。また、掘削によっ
てゆるんだ地盤は改善されることもなく、周面まさつ抵
抗が低く、杭の支持力を低下させる原因になっている。 このように従来の場所打ちコンクリート杭の施工方法で
は、杭体の品質、強度が悪く、杭の支持力が低いことが
問題であり、解決すべき課題になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した従来技術の課題
を解決するための手段として、この発明に係る場所打ち
コンクリート杭の施工方法は、図面に実施例を示してい
る通り、地盤に杭用孔を掘削し、その掘削孔中に鉄筋か
ごを挿入して設置し、コンクリートを打設して杭体を構
築する場所打ちコンクリート杭の施工方法において、コ
ンクリート3を打設する工程は、コンクリート打設用の
トレミー管22の先端部に加圧装置8を取付け、該トレ
ミー管22を通じてコンクリート3を単位量打設した段
階で一旦コンクリートの送りを止め、前記加圧装置8に
より打設コンクリート3の天端に圧縮力を加えてコンク
リートの圧密を行なう。しかる後再びコンクリートの送
りを再開して単位量のコンクリート打設を行ない、その
単位量コンクリート3の天端に加圧装置8で圧縮力を加
え圧密を行なう工程を交互にくり返し杭体の構築を完成
することを特徴とする。
【0005】
【作用】単位量だけ打設され未だ固まらないコンクリー
ト3にその単位量ずつに区分して圧縮力を加え圧密する
から、その圧密効果はその単位量コンクリート3の隅々
にまで十分に行きわたる。その結果、コンクリート3か
らは周囲の地盤1に向かって脱水が起こり(図2)、コ
ンクリート3の密度が増大し強度が大きくなる。また、
掘削孔壁面20に発達した不透水膜21が存在していて
も、前記圧密効果によってコンクリートは隅々まで十分
に行きわたり地盤1とコンクリート3との密着度が高ま
り、さらに掘削時にゆるんだ地盤を締め固める改善効果
も発生し、杭の周面まさつ抵抗が増大するから、結局支
持力が大きい場所打ちコンクリート杭が得られる。
【0006】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。 図1A〜Dは、本発明に係る場所打ちコンクリート杭の
施工方法の実施例、特にコンクリート3を単位量打設す
る度に、その単位量コンクリート3が未だ固まらない前
に同コンクリート3の天端に加圧装置で圧縮力を加え圧
密する工程の繰り返しを概念的に示している。従って、
この段階に至るまでには場所打ちコンクリート杭の施工
方法として公知の手順、即ち、地盤1に杭用孔2を掘削
し、その掘削孔2の中に鉄筋かごを設置し、トレミー管
22を挿入してコンクリート3を掘削孔2の孔底側から
順次上方に向かって打設する工程が遂行されている。
【0007】コンクリート3を打設するトレミー管22
は、掘削孔2の上部に設置されたケーシングパイプ4に
反力をとる構造とし、同トレミー管22に付属する油圧
式加圧装置8と共にケーシングパイプ4及び杭用孔2内
に設置されている。前記油圧式加圧装置8が駆動する際
の反力を必要十分に確保するため、ケーイングパイプ4
を中心としてその周囲の地表面上に反力ベース5が設置
され、これがアースアンカー6により地盤1に反力をと
って固定されている(図1A参照)。あるいは反力ベー
ス5の上に鋼塊等の重しを置いて反力をとることも実施
される。反力ベース5の上にはケーシングパイプ4を中
心とする水平内向きの配置でパワージャッキ10が設置
され、このパワージャッキ10を駆動してケーシングパ
イプ4の外周面を掴ませ、ケーシングパイプ4と反力ベ
ース5との一体化が行なわれている。ケーシングパイプ
4の上端部には、キャップ11がロックピン等により止
着して一体的に設けられ、このキャップ11に上部を固
着されたトレミー管22がケーシングパイプ4の中心線
上に配置され、該トレミー管22の下部に油圧式加圧装
置8が設置されている。
【0008】油圧式加圧装置8は、図3に詳示したよう
に、前記トレミー管22に固着された円板形状のブラケ
ット14に、同トレミー管22を中心とする同心円上に
配置された数台の油圧ジャッキ15の基部が固定され、
同油圧ジャッキ15の他端(出力側)が加圧板16と結
合されている。加圧板16は図4A,Bで明らかなよう
に、トレミー管22が貫通されたドーナツ形の円板状を
なし、その直径はケーシングパイプ4の内径より少し小
さいぐらいとされ、前記油圧ジャッキ15の押圧力は加
圧板16の全面にほぼ均等に負荷する構成とされている
。加圧板16は油圧ジャッキ15によって上下方向に約
1mのストロークで駆動される。この加圧板16が上下
に駆動される杭用孔2の中には孔壁安定液が満たされて
いることを考慮して、同加圧板16が下向きに加圧され
る時には全閉となり(図4A)、上方へ移動する時には
半開きとなって流体抵抗を減少させる逆止弁18付きの
スリット17が加圧板16に多数等配されている。各油
圧ジャッキ15の油圧ホース13(図1A)は地上の油
圧ユニット(図示省略)と接続されている。
【0009】従って、場所打ちコンクリート杭の施工に
おいて、杭用孔2の掘削を完成した後には、前記油圧式
加圧装置8を付設されたトレミー管22がケーシングパ
イプ4及び杭用孔2の中へ挿入され、同トレミー管22
の上部に位置するキャップ11はケーシングパイプ4の
上端にロックピン等より止着してトレミー管22及び油
圧式加圧装置8の設置が行なわれる。そして、図1A〜
Dに例示したように、掘削孔2の中へはその孔底側から
上方に向ってトレミー管22を通じて単位量ずつのコン
クリート3が打設され、単位量毎にそのコンクリート3
の天端に加圧板16で圧縮力を加えて圧密がくり返し行
なわれる。コンリート3を圧密するために図示省略の油
圧ユニットを制御し油圧ジャッキ15が前進駆動される
と、これらに押された加圧板16はそのスリット17が
全閉状態のまま杭体となるコンクリート3の天端を下向
きに強く圧縮し、同コンクリート3の圧密が行なわれる
。このときの反力は、トレミー管22からケーシングパ
イプ4の上端のキャップ11を経て同ケーシングパイプ
4に求められ、当該ケーシングパイプ4の地盤からの抜
け出し抵抗、及びこのケーシングパイプ4を拘束した反
力ベース5のアースアンカー6による地盤の反力等で与
えられる。コンクリート3の圧縮は、油圧ジャッキ15
の能力及びストロークの限度において静的に圧縮する場
合と、加圧板16を上下に数回移動させてくり返し動的
に圧縮する場合とがある。それを図2A〜Cに基いて述
べると、まず杭用孔2の孔底部から約3mの高さに及ぶ
程度の単位量でコンクリート3を打設し、一旦コンクリ
ートの送りを停止する。そして、油圧式加圧装置8を駆
動して第1回目の圧密処理を行なう(図2A)。加圧板
16はストロークにして1mぐらいの範囲で駆動し圧密
処理を行なう。次に、トレミー管22は約1m引上げて
キャップ11に固定し、再び3mぐらいの高さまで単位
量のコンクリート3を打設し、この段階でまた油圧式加
圧装置8を駆動し第2回目の圧密処理を行なう(図2B
)。以下同様におよそ3mぐらいの高さに相当の単位量
コンクリート3を打設し、その圧密をくり返すのである
(図2C)。かくして未だ固まらない単位量のコンクリ
ート3の天端が加圧板16により下向きに十分大きな圧
縮力で圧密されると、図2Aに矢印で示したようにコン
クリート3からは周辺の地盤に向って脱水が発生し、同
コンクリートの品質が良化し強度が増大する。と同時に
、図5のように掘削孔壁面20に孔壁安定液による発達
した不透水膜21が存在しても、前記の圧密効果によっ
てコンクリート3の充填度が高まり、凹凸の激しい掘削
孔壁の隅々にまでコンクリートが十分に行き渡る。さら
に掘削時にゆるんだ地盤が締め固められ、密着度が高ま
って杭の周面まさつ抵抗が増大し、支持力の大きい場所
打ちコンクリート杭を構築できる。
【0010】
【本発明が奏する効果】本発明に係る場所打ちコンクリ
ート杭の施工方法によれば、単位量コンクリート毎に区
分した圧密処理によって圧密効果が十分に発揮され、杭
体コンクリート3の品質が向上し強度が増大する上に、
掘削孔壁面20に発達した不透水膜21が存在してもコ
ンクリート3は隅々まで良く行きわたって、地盤1とコ
ンクリート3との密着度が高まり、さらにゆるんだ地盤
の締め固め効果も発生して杭の周面まさつ抵抗が大きく
なり、全体の杭支持力が増強される。よって大形構造物
の施工に寄与する場所打ちコンクリート杭が得られ、又
は相対的に場所打ちコンクリート杭の杭径や杭長を節約
して施工の経済性を高めることに寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Dは本発明よって単位量の杭体コンクリー
トの天端に圧縮力を加えつつ杭体を構築する施工図であ
る。
【図2】A〜Cは図1に示した杭体コンクリートの天端
に圧縮を加える工程の詳細図である。
【図3】油圧式加圧装置の詳細図である
【図4】A〜B
は加圧板の下向き及び上向き動作時の平面図である。
【図5】掘削孔壁面とコンクリートとの関係の拡大詳細
図である。
【図6】従来一般の場所打ちコンクリート杭の施工図で
ある。
【図7】従来の場所打ちコンクリート杭における掘削孔
壁面とコンクリートとの関係の拡大詳細図である。
【符号の説明】
3    コンクリート 22    トレミー管 8    油圧式加圧装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤に杭用孔を掘削し、その掘削孔中に鉄
    筋かごを挿入して設置し、コンクリートを打設して杭体
    を構築する場所打ちコンクリート杭の施工方法において
    、コンクリートを打設する工程は、コンクリート打設用
    のトレミー管の先端部に加圧装置を取付け、該トレミー
    管を通じてコンクリートを単位量打設した段階で一旦コ
    ンクリートの送りを止め、前記加圧装置により打設コン
    クリートの天端に圧縮力を加えてコンクリートの圧密を
    行ない、しかる後再びコンクリートの送りを再開して単
    位量のコンクリート打設を行ない、その単位量コンクリ
    ートの天端に加圧装置で圧縮力を加え圧密を行なう工程
    を交互にくり返し杭体の構築を完成することを特徴とす
    る、場所打ちコンクリート杭の施工方法。
JP10722891A 1991-05-13 1991-05-13 場所打ちコンクリート杭の施工方法 Pending JPH04336116A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102995642A (zh) * 2012-12-26 2013-03-27 广西建工集团第三建筑工程有限责任公司 水下混凝土灌注防浮浆隔水装置
CN103195066A (zh) * 2013-04-23 2013-07-10 中建八局第二建设有限公司 水下灌注桩砼超灌检测器及其使用方法
JP2014088687A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Yokoyama Kiso Koji:Kk 杭体造成方法
CN106120839A (zh) * 2016-07-12 2016-11-16 中交第三航务工程局有限公司 一种外海风机基础嵌岩桩的施工工艺

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