JPH04335698A - プロセス監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、上下方向に少なくとも
２段積みした複数の表示手段とこの表示手段の特定個所
を指定するポインティングディバイスとを備えたプロセ
ス監視装置に関し、さらに詳しくは、上下方向に少なく
とも２段積みした複数の表示手段のそれぞれに、プロセ
スを監視するための各種グラフック画面やプロセス情報
、アラーム情報等を表示すると共に、ポインティングデ
ィバイスを操作して画面展開を行ったり、ウインドウを
開いたり、各種プログラムを起動したり、プロセス制御
のための各種パラメータやデータ等を操作したりするた
めのプロセス監視装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】計算機を用いてプロセス制御を行う分散
形制御装置は、ＣＲＴのような表示手段やキーボード、
マウス等を有し、プロセスの監視や操作を担当するマン
マシン・インターフェイスとして機能するプロセス監視
装置（オペレータ・ステーションとも呼ばれる）が備え
られる。この様なプロセス監視装置においては、表示手
段にプロセスを監視するための各種グラフック画面や、
プロセス情報、アラーム情報等様々な情報が表示される
が、これらの情報は、制御対象であるプラントの規模に
応じて増大してきており、表示手段も多数必要になって
きている。この場合、表示画面の見易さやスペースファ
クターを考慮して、２つの表示手段を上下方向に少なく
とも２段積み重ねて監視装置を構成することが行われて
いる。従来、２つの表示手段を上下方向に２段積み重ね
て構成したプロセス監視装置においては、キーボードや
ポインティングディバイスは、１組だけ設けられ、下段
側に設置された表示手段に対してのみ操作ができるよう
に構成されていた。そして、上段側の画面について何等
かの操作を必要とする場合は、上段側の表示手段に表示
されている画面を、下段側表示手段に入れ替えるように
していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このために、従来装置
においては、上段側の画面に何等かの操作が必要な場合
その操作に先立って、表示画面を入れ替える手間が必要
で、操作が煩わしく、例えばアラーム等の発生時での対
応が迅速にできなかったり、画面が入れ替わることによ
って、思考の連続性が損なわれたりする課題があった。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、表示
手段を上下方向に少なくとも２段積み重ねられて構成さ
れた装置において、一つのポインティングディバイスを
２段積み重ねた表示手段の両方に対して有効に働くよう
にし、操作性の良好なプロセス監視装置を提供すること
を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、上下方向に少なくとも２段積みした複数の
表示手段とこの表示手段の特定個所を指定するポインテ
ィングディバイスとを備えたプロセス監視装置であって
、現在カーソルが表示されている表示位置は下段側の表
示手段か上段側表示手段かを判断するカーソル表示位置
判断手段と、現在表示されているカーソル表示位置が下
段側の表示手段にある場合において画面上辺部へカーソ
ル表示位置が達したのを判断する上辺部到達判断手段と
、現在表示されているカーソル表示位置が上段側の表示
手段にある場合において画面下辺部へカーソル表示位置
が達したのを判断する下辺部到達判断手段と、前記ポイ
ンティングディバイスからの信号を受け、上辺部到達判
断手段でカーソル表示位置が上辺部に達してないと判断
された場合および下辺部到達判断手段でカーソル表示位
置が下辺部に達したと判断された場合、カーソルを下部
側表示手段に表示する第１のカーソル表示手段と、前記
ポインティングディバイスからの信号を受け、下辺部到
達判断手段でカーソル表示位置が下辺部に達してないと
判断された場合および上辺部到達判断手段でカーソル表
示位置が上辺部に達したと判断された場合、カーソルを
上部側表示手段に表示する第２のカーソル表示手段とを
設けたことを特徴とするプロセス監視装置である。

【０００５】

【作用】ポインティングディバイスを操作すると、２段
に積み重ねられるように設置されている表示手段のいず
れかに表示されているカーソルが移動する。下段の表示
手段にカーソルが表示されている場合、カーソルが画面
の上辺部に達するとそのカーソルは、上段側の表示手段
に移り、ポインティングディバイスの操作に従って移動
する。

【０００６】

【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は、本発明が適用されるプロセス監視装
置の外観構成図である。図において、１ａ〜１ｄはＣＲ
Ｔのような表示手段で、ここでは４個の表示手段が用い
られている場合であり、表示手段１ａ，１ｂは上下方向
に２段積み重ねられるように設置してある。また、表示
手段１ｃ，１ｄも表示手段１ａ，１ｂの隣に同じように
上下方向に２段積み重ねられるように設置してある。２
Ａ，２Ｂはキーボード、３Ａ，３Ｂはポイティングディ
バイスで、ここではマウスを用いた例を示している。ポ
インティングディバイス３Ａは、上下方向に２段積み重
ねられた表示手段１ａ，１ｂで共通して有効に働くもの
であり、ポインティングディバイス３Ｂは、上下方向に
２段積み重ねられた表示手段１ｃ，１ｄで共通して有効
に働くように構成されている。４は共通に設けられたプ
リンタで、本発明とは直接関係しない。

【０００７】図２は、本発明の一実施例を示す機能ブロ
ック図である。図において、１ａ，１ｂは上下方向に２
段積み重ねられた２つの表示手段、３Ａはこれらの２つ
の表示手段で有効に機能するポインティングディバイス
で、操作方向や移動量に応じた信号が出力されると共に
、そこに備えられている操作スイッチからのオン／オフ
信号が出力されるようになっている。５は現在ポインテ
ィングディバイス３Ａに連動して動作するカーソルが表
示されてのは下段側の表示手段１ａか、上段側表示手段
１ｂかを判断するカーソル表示位置判断手段である。 ６は現在表示されているカーソル表示位置が下段側の表
示手段１ａにある場合において、画面上辺部へカーソル
表示位置が達したのを判断する上辺部到達判断手段、７
は現在表示されているカーソル表示位置が上段側の表示
手段１ｂにある場合において、画面下辺部へカーソル表
示位置が達したのを判断する下辺部到達判断手段である
。これらは、いずれも、カーソルを表示するための位置
を示す座標データから判断される。８はポインティング
ディバイス３Ａからの信号を受け、上辺部到達判断手段
６でカーソル表示位置が上辺部に達してないと判断され
た場合、および下辺部到達判断手段７でカーソル表示位
置が下辺部に達したと判断された場合、それぞれカーソ
ルを下部側表示手段１ａに表示する第１のカーソル表示
手段、９はポインティングディバイス３Ａからの信号を
受け、下辺部到達判断手段７でカーソル表示位置が下辺
部に達してないと判断された場合、および上辺部到達判
断手段６でカーソル表示位置が上辺部に達したと判断さ
れた場合、カーソルを上部側表示手段に表示する第２の
カーソル表示手段である。

【０００８】このように構成した装置の動作を次に説明
する。図３は、動作を説明するためのフローチャート、
図４は、上下方向に２段積み重ねられた２つの表示手段
１ａ，１ｂに表示されているグラフィックの一例を示す
図である。はじめに、カーソルＫＳが、図３に示すよう
に下段側の表示手段１ａに表示されているものとする。 この状態では、カーソル位置判断手段５は、現在表示さ
れているカーソルは下段側表示手段１ａであると判断し
（ステップ１）、上辺部判断手段６において、カーソル
が画面の上辺部に到達したか判断する（ステップ２）。 カーソルが画面の上辺部に到達していない状態では、カ
ーソルＫＳは下段側表示手段１ａに引続き表示される（
ステップ３）。このような表示手段１ａへのカーソル表
示は、第１のカーソル表示手段８が行う。この状態で、
第１のカーソル表示手段８は、ポインティングディバイ
ス３Ａに備えられている操作スイッチ（釦）などからの
操作信号を受け、その機能を下段側表示手段１ａにおい
て実行し、また、ポインティングディバイス３Ａからの
信号に従って、カーソルＫＳを移動する（ステップ４，
５，６）。このように下段表示手段１ａにおいて、カー
ソルＫＳを所定位置に移動させることにより、プロセス
ウインドウやヘルプウインドウを開いたり、画面展開を
行ったり、必要なプログラムをスタートさせたりするこ
とができる。

【０００９】下段側表示手段１ａにカーソルが表示され
ている状態で、カーソルＫＳを図４の破線に示すように
上方向に移動させると、画面の上辺部にやがて到達する
。すると、ステップ２において、カーソルが画面の上辺
部に到達したと判断され、ステップ８に分岐する。ステ
ップ８では、第２のカーソル表示手段９がカーソルＫＳ
を上段側表示手段１ｂに表示する。これにより、下段側
表示手段１ａに表示されていたカーソルＫＳは、下段側
表示手段１ａの上辺部から消えて、上段表示手段１ｂの
画面下辺部に表れ、ポインティングディバイス３Ａの操
作にしたがって、破線に示すようにさらに上方向にさら
に移動させることができる。そして、この状態では、第
２のカーソル表示手段９は、ポインティングディバイス
３Ａに備えられている操作スイッチ（釦）などの操作信
号を受け、その機能を上段側表示手段１ｂにおいて実行
する。また、ポインティングディバイス３Ａからの信号
に従って、カーソルを移動する（ステップ９，１０，６
）。これによって、上段側表示手段１ｂにおいても、カ
ーソルＫＳを所定位置に移動させることにより、プロセ
スウインドウやヘルプウインドウを開いたり、画面展開
を行ったり、必要なプログラムをスタートさせたりする
ことができる。

【００１０】カーソルＫＳが上段側表示手段１ｂに表示
されている状態で、そのカーソルＫＳが移動して画面下
辺部に到達すると、下辺部判断手段７において、カーソ
ルが画面の下辺部に到達したと判断し（ステップ７）、
ステップ３に分岐する。ステップ３では、第１のカーソ
ル表示手段８がカーソルＫＳを下段側表示手段１ｂに表
示する。これにより、それまで上段側表示手段１ａに表
示されていたカーソルＫＳは、上段側表示手段１ｂの下
辺部から消えて、下段表示手段１ａの画面上辺部に表れ
、ポインティングディバイス３Ａの操作にしたがって、
下段表示手段１ａの画面内で再び移動させることができ
る。

【００１１】なお、この実施例では、表示手段を２段上
下方向に並ぶように設置した場合を想定したが、２以上
の表示手段を上下方向にさらに並べる場合や、横方向に
２以上並べる場合についても同様に適用することができ
る。横方向に２以上並ぶ場合に適用するときは、カーソ
ルが画面の右辺，左辺に到達したかを判断する手段を設
けることとなる。

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、表示手段を上下方向に少なくとも２段積み重ねら
れて構成された装置において、一つのポインティングデ
ィバイスを２段積み重ねた表示手段の両方に対して有効
に働かせることができるもので、操作性の良好なプロセ
ス監視装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用されるプロセス監視装置の外観構
成図である。

【図２】本発明の一実施例を示す機能ブロック図である
。

【図３】動作を説明するためのフローチャートである。

【図４】上下方向に２段積み重ねられた２つの表示手段
に表示されているグラフィックの一例を示す図である。

【符号の説明】

１ａ，１ｂ　　表示手段 ３Ａ　　ポインティングディバイス ５　　カソル表示位置判断手段 ６　　上辺部到達判断手段 ７　　下辺部到達判断手段 ８　　第１のカーソル表示手段 ９　　第２のカーソル表示手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】上下方向に少なくとも２段積みした複数の
   表示手段とこの表示手段の特定個所を指定するポインテ
   ィングディバイスとを備えたプロセス監視装置であって
   、現在カーソルが表示されている表示位置は下段側の表
   示手段か上段側表示手段かを判断するカーソル表示位置
   判断手段と、現在表示されているカーソル表示位置が下
   段側の表示手段にある場合において画面上辺部へカーソ
   ル表示位置が達したのを判断する上辺部到達判断手段と
   、現在表示されているカーソル表示位置が上段側の表示
   手段にある場合において画面下辺部へカーソル表示位置
   が達したのを判断する下辺部到達判断手段と、前記ポイ
   ンティングディバイスからの信号を受け、上辺部到達判
   断手段でカーソル表示位置が上辺部に達してないと判断
   された場合および下辺部到達判断手段でカーソル表示位
   置が下辺部に達したと判断された場合、カーソルを下部
   側表示手段に表示する第１のカーソル表示手段と、前記
   ポインティングディバイスからの信号を受け、下辺部到
   達判断手段でカーソル表示位置が下辺部に達してないと
   判断された場合および上辺部到達判断手段でカーソル表
   示位置が上辺部に達したと判断された場合、カーソルを
   上部側表示手段に表示する第２のカーソル表示手段とを
   設けたことを特徴とするプロセス監視装置。