JPH0433518A - 電動機制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、電磁接触器を用いて誘導’Ｒ電動機開閉制御
、保護を行う電動機制御装置に係り、特に主開路電流の
異常を検出して誘導電動機を停止させるときにその前後
の電流値を記憶回路に記憶させておく機能を設けた電動
機制御装置に関する。

（従来の技術） 最近コントロールセンサの単位装置等においてマイクロ
コンピュータを応用することにより誘導電動機の運転・
停止制御、保護、監視等の多数の機能を備えた電動機制
御装置を収納したものが洪されている。この種の電動機
制御装置の保護機能は、誘導電動機の主回路電流を監視
し、過負荷、欠相、地絡等の異常を検出すると主回路に
接続した電磁接触器を開路することにより、誘導電動機
を保護し、さらに異常原因を外部に表示する内容になっ
ている。

（発明が解決しようとする問題点） 電動機制御装置の保護機能により主回路が開路した場合
には、その異常原因を究明し、その異常原因を除去して
から電動機の運転を再開する必要がある。しかしながら
、電動機制御装置は、異常原因をり、　Ｅ　Ｄ等により
外部に表示する機能を備えているが、異常を検出したと
きの主回路電流がどのような状態であったかを知ること
ができない。

例えば、主回路が地絡した場合には、電動機制御装置は
地絡電流を検出し電磁接触器を開路し、その異常原因を
外部に表示するが、異常を検出したときにどの程度の地
絡電流がどの様な期間流れたのかを知ることができない
ため異常の詳細原因を究明するのに時間がかかっていた
。

そこで本発明の目的は、電動機に接続する主回路電流の
異常を検出し、主回路を開路したときに、その開路した
前後の一定期間にわたる異常電流を記憶回路に記憶させ
ておくことにより、異常原因の調査時にその電流波形を
外部に読みだすことが可能になり、異常原因の究明が容
易になる電動機制御装置を提供することにある。

［発明の構成コ （課題を解決するだめの手段） 本発明による電動機制御装置は、電源母線および電動機
間の主回路を開閉する電磁接触器と、主回路電流を検出
する電流変換器と、前記電磁接触器を開閉するための起
動および停止−操作信号を入力する入力回路と、前記電
流変換器からの検出信号を異常判定用基準値と比較して
異常の有無を判定し異常時に電磁接触器の開放指令を出
力する論理演算回路と、前記電流変換回路からの検出信
号を受けるように設けられ前記電磁接触器が異常原因に
よって開路されたときその開路前後の一定時間に４つた
る主回路電流値を記憶する記憶回路とからなる。

（作用） このように構成された電動機制御装置によれば、論理演
算回路が電流変換器によって検出された主回路電流から
異常状態を判定して電磁接触器を開路させた場合は、記
憶回路にはその開路の前後一定時間にわたる主回路電流
値が記憶されて残されているので、これを原因究明のた
めの、資料として読出すことができる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図により説明する。］は負
荷である誘導電動機２に電源を供給する三相の主回路で
、この主回路１には、配線用遮断器３、電磁接触器４、
主回路電流を検出するための電流変換器即ち変流器５及
び主回路の零相電流を検出する零相変流器６が主回路器
具として介在されている。配線用遮断器３の負荷側と電
磁接触器４の電源側との間の主回路１の二相間には操作
用変圧器７の一次巻線７ａが接続されている。

この操作用変圧器７の二次巻線７ｂの出力電圧は、操作
回路用電源として母線８に印加される。この母線８にこ
れを一方の電源線とするように各一端が接続された電磁
接触機器４のコイル４ａ、および補助接点４ｂ、起動操
作スイッチ９、停止操作スイッチ１０の各他端は制御回
路１１の操作信号出力端子１ａ、及び操作信号入力端子
１１ｂに接続されている。これにより制御回路１１は起
動操作スイッチ９からの起動信号及び停止ｌ−操作スイ
ッチ］０からの停止信号を受けてコイル４ａを通断電す
ることにより、電磁接触器４の開閉を行なうと共に、変
流器５、零相変流器６からの電流信号を入力して誘導電
動機の過負荷保護、欠相保護、地絡保護等の保護動作を
行なう機能を有している。

制御回路１１の電源は電磁接触器４のコイル４ａ等によ
り発生する開閉ノイズの侵入を防ぐために、操作用変圧
器７の二次側とは絶縁された三次巻線７ｃより供給され
るようになっている。

また、制御回路１１内は、変流器５、零相変流器６から
出力された主回路電流の大きさに応じる検出電流を入力
する電流検出回路１２、この電流検出回路１２からの検
出信号を演算して主回路電流の異常を監視すると共に、
電磁接触器４を開閉する駆動回路１３に指令を出力する
論理演算回路１４、主回路電流値や主回路１の異常原因
等を表示する表示回路１５及び異常内容を外部に出力す
るための外部出力回路１６から構成されている。

制御回路１１には、更に本発明の目的に対応して記憶回
路１７が設けられている。

この記憶回路１７には主回路電流値が、電流検出回路１
２からの検出信号を論理演算回路１４を通して受けて記
憶されるようになっている。

次ぎに上記構成の作用について説明するに、通常の運転
状態では、変流器５、零相変流器６から出力された主回
路１の検出電流を電流検出回路１２により所定の信号に
変換し、これを論理演算回路１４が異常判定用基準値と
比較する論理演算を行って過負荷、欠相、地絡等の異常
が無いがどうかを常時監視している。異常を生じた場合
、論理演算回路１４は駆動回路］−３及び表示回路１５
に電磁接触器４の開放動作指令及び異常内容の表示指令
を出力する。

一方、論理演算回路］４は電流検出回路１２からの検出
信号を主回路電流値として記憶回路に記憶させると共に
その記憶内容を一定時間毎に書き変えることを制御し、
更に異常の発生を判定したときは、電磁接触器４の回路
動作の前後一定時間にわたる記憶内容を保持するように
制御する。

異常の発生によって電磁接触器４が開放された後、操作
者が外部出力回路１６を介して記憶回路１７に記憶され
ている開路前後の一定時間にわたる主回路電流値を読出
し且つこれを記録する操作を行なう。その読出し記録は
異常発生原因の究明用資料として用いられ、従って、原
因究明か極めて容易になる。

［発明の効果］ 本発明は以上述べたように、異常状態を判定して電磁接
触器が開路された場合は、記憶回路にその開路の前後一
定時間にわたる主回路電流値が記憶されて残されている
ので、これを原因究明のための資料として読出すことが
でき、原因究明が極めて容易になる電動機制御装置を提
供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図である。 図面中、１は主回路、４は電磁接触器、５は変流器（電
流変換器）、６は零相変流器、１１は制御回路、１２は
電流検出回路、１４は論理演算回路、１７は記憶回路で
ある。 出願人　　株式会社　　東　　芝 代理人　　弁理士　佐　藤　　強

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電源母線および電動機間の主回路を開閉する電磁接
   触器と、主回路電流を検出する電流変換器と、前記電磁
   接触器を開閉するための起動および停止操作信号を入力
   する入力回路と、前記電流変換器からの検出信号を異常
   判定用基準値と比較して異常の有無を判定し異常時に電
   磁接触器の開放指令を出力する論理演算回路と、前記電
   流変換回路からの検出信号を受けるように設けられ前記
   電磁接触器が異常原因によって開路されたときその開路
   前後の一定時間にわたる主回路電流値を記憶する記憶回
   路とからなる電動機制御装置。