JPH04334919A - 袋打コードの端部処理方法 - Google Patents

袋打コードの端部処理方法

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JPH04334919A
JPH04334919A JP13556791A JP13556791A JPH04334919A JP H04334919 A JPH04334919 A JP H04334919A JP 13556791 A JP13556791 A JP 13556791A JP 13556791 A JP13556791 A JP 13556791A JP H04334919 A JPH04334919 A JP H04334919A
Authority
JP
Japan
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cord
braid
double
stripe
hot air
Prior art date
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Pending
Application number
JP13556791A
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English (en)
Inventor
Fujio Furumiko
古神子 冨士男
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KOKAGO CORP KK
Original Assignee
KOKAGO CORP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器に接続する袋
打コードの端部処理方法に係わり、更に詳しくは切開端
部において下打編組と上打編組のほつれ防止処理を施し
た袋打コードの端部処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端部に電線を露出させるとともに
、袋打コードの切開端部のほつれを防止する処理をする
には、その端部を袋返して糸又はテープを巻き付けてい
た。この袋打コードは、綿糸又はダル糸を袋状に織製し
た下打編組で複数の電線をそれぞれ被覆し、それらを束
ねた状態で、更に綿糸又はダル糸を袋状に織製した上打
編組で被覆した構造のものが一般的である。
【0003】そこで、袋打コードをプラグ又はスイッチ
等に接続するには、図6に示す如く、先ず袋打コード1
00を適宜長さに切断し(図6(a) )、上打編組1
01を内方へたくし上げてずらせた後その端部を糸10
2で縛り(図6(b) )、そして個々の電線103を
被覆した下打編組104を除去し(図6(c) )、そ
れから前記上打編組101を袋返し(図6(d) )、
最後に二重になった上打編組101の端部を再度糸10
5で縛る(図6(e))処理を人手にて行っていた。
【0004】しかし、袋打コードの上打編組の端部を糸
で縛る作業は手間がかかり、例えば熟練した作業者でも
1時間に10本程度の処理しかできず、コストの低減化
の妨げになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、袋打コードの下打編
組及び上打編組の端部を切開して電線を露出させる作業
が容易に行えるとともに、その切開端部を糸で縛ること
なく、両者を融着することによってその端部のほつれを
防止した袋打コードの端部処理方法を提供する点にある
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、複数の電線をそれぞれ下打編組にて袋状に
被覆するとともに、それらを束ねて上打編組にて袋状に
被覆した袋打コードの該下打編組及び上打編組の端部を
切開して電線を露出させてなる端部処理方法において、
袋打コードの先端より内方部分に、その側方に近接設置
したノズルから熱風を吹き付けて、熱可塑性樹脂繊維で
織製した下打編組と上打編組を部分的に溶融温度以上に
加熱するとともに、熱風の吹き付け箇所を袋打コードの
外周に沿って移動させた後、冷却して下打編組と上打編
組の切開端部の各全周を互いに融着してなる袋打コード
の端部処理方法を確立した。
【0007】また、前記ノズルを固定し、該ノズルに対
して袋打コードを定位置で少なくとも1回転させてなる
ことが好ましい。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の袋打コードの
端部処理方法は、袋打コードの先端より内方部分に、そ
の側方に近接設置したノズルから熱風を吹き付けると、
熱可塑性樹脂繊維で織製された下打編組と上打編組はそ
の溶融温度以上に加熱され部分的に溶融されて溶断され
ると同時に、その溶融部分はその表面張力で塊状になり
、この後熱風を停止するか若しくは熱風領域から袋打コ
ードを移動させると、溶融部分は自然冷却されて硬化し
、もって下打編組と上打編組の切開端部においてそれら
の各全周が互いに融着されるとともに、先端側の下打編
組と上打編組は分離除去して電線を露出させるのである
【0009】また、ノズルを固定し、該ノズルに対して
袋打コードを定位置で少なくとも1回転させることによ
り、熱風の吹き付けが容易になるとともに、溶着部の端
面を略同一面とすることが可能となる。
【0010】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明の端部処理方法に
よって処理した袋打コードの代表的実施例を示し、図中
1は袋打コードを示している。袋打コード1は、複数の
電線2,…のそれぞれを熱可塑性樹脂繊維で袋状に織製
した下打編組3で被覆し、それらを束ねて更に熱可塑性
樹脂繊維で袋状に織製した上打編組4で被覆したもので
ある。また、前記電線2は、銅素線5をゴム混合物等の
絶縁材6で被覆したものである。尚、図中7として示し
たものはプラグである。
【0012】ここで、本実施例では前述の熱可塑性樹脂
繊維としてアクリル繊維を用いたが、他の耐熱性の高い
繊維を用いることも勿論可能である。また、二本の電線
2を有するものを例示したが、更に複数の電線を有する
袋打コードにも適用できることは本発明の主旨から明ら
かである。
【0013】先ず、本発明の端部処理方法によって処理
した後の袋打コード1について説明する。袋打コード1
の端部は、電線2,2を露出した状態で、下打編組3と
上打編組4の切開端部であってそれらの各全周が互いに
融着された構造となる。即ち、この融着部8は、下打編
組3と上打編組4の切開端部であって外周接触部に形成
される融着部8aと、下打編組3,3同士の接触部に形
成される融着部8bと、下打編組3と上打編組4間の空
間部を埋め前記融着部8aと8bに連続するように形成
される融着部8cとで構成される。従って、融着部8a
,8b,8cによって、各下打編組3,3及び上打編組
4は互いに連続的に完全に融着され、その切開端部から
のほつれの恐れが全くなくなる。この融着部8は、全体
として塊状となり、上打編組4の平均的外形よりも側方
に突出した隆起9を形成する。
【0014】次に、図3に基づき本発明の袋打コードの
端部処理方法について説明するが、図示したものは本発
明の方法を実施する装置の一例であり、本発明はこの実
施例に限定されるものではない。この装置には、適所に
固定し、下打編組3と上打編組4を構成する熱可塑性樹
脂繊維をその溶融温度以上に加熱し得る熱風を吹き付け
るノズル10を備え、該ノズル10の吹出口11に近接
した位置に、袋打コード1を定位置回転可能に保持する
装着具12を備えたものである。
【0015】前記ノズル10の内部には電熱線等のヒー
ター13が内装されており、このノズル10にコンプレ
ッサー等の送風機14から流量調節用のレギュレータ1
5を介して空気を供給すると、前記ヒーター13で加熱
された熱風がその吹出口11から噴出するのである。ま
た、前記装着具12は、袋打コード1を挿通し得る支持
筒16が一対の受具17,17で固定若しくは回転可能
に保持され、そして支持筒16の基端部に袋打コード1
を緊迫するチャック18が取付けられた構造を有する。 支持筒16にチャック18が固定された場合には、該支
持筒16は受具17に対して回転可能となし、また支持
筒16内に回転可能に袋打コード1が挿入されるととも
に、該支持筒16に対してチャック18を回転可能に取
付けた場合には、支持筒16は受具17に固定する。い
ずれの場合にも、袋打コード1は定位置で回転可能とす
る。更に、袋打コード1の先端を当止する規制板19を
支持筒16の先端からの距離を可変となして設ければ、
袋打コード1が支持筒16から突出する長さを一定に保
つことが可能である。ここで、前記ノズル10の吹出口
11は支持筒16の先端近傍に設定している。
【0016】このような装置を用いて、袋打コード1の
先端より内方部分に、ノズル10の吹出口11から熱風
を吹き付けるとともに、袋打コード1を少なくとも1回
転させると、熱風によって下打編組3と上打編組4は部
分的に溶融して溶断されるとともに、その溶融部分は塊
状となる。そして、その後熱風を停止するか若しくは袋
打コード1を支持筒16から抜き取ることによって、溶
融部分は冷却されて硬化して融着部8が形成され、この
融着部8の一部は上打編組4の平均的外形より側方へ突
出した隆起9を形成する。また、溶断された先端側の下
打編組3と上打編組4の廃棄部20が分離可能となり、
この廃棄部20を除去すると電線2,…が露出するので
ある。以上によって端部処理を施された袋打コード1の
要部の拡大側面図を図4に示す。
【0017】尚、本実施例では、ノズル10を固定し、
袋打コード1を回転させたが、袋打コード1を固定し、
その周囲をノズル10が回転することも勿論可能であり
、更に袋打コード1を固定するとともに、その周囲に所
定間隔で放射状に複数のノズル10を固定することも可
能である。また、本実施例では装着具12を用いたが、
袋打コード1を手で持って回転させることも可能である
【0018】ここで、前述のように袋打コード1の所定
部分を熱風にて溶断するとともに、その熱風の吹き付け
位置を相対的に袋打コード1の中央方向へ回転させなが
ら移動させると、熱風によって溶融する樹脂量が増えて
、結果として融着部8によっけ形成される隆起9が大き
くなり、後述の理由によってより好ましい端部処理とな
る。
【0019】最後に、前記端部処理を施した袋打コード
1を用いて、その端部にスイッチ21を接続する例を図
5に示す。このスイッチ21の内部には、電線2の接続
端子22,…が内装されており、この接続端子22に前
述の如く袋打コード1の端部に露出した電線2,2を常
法通り接続する。この際、袋打コード1の端部は二つ割
り本体ケース23と図示しないカバーに形成された挿通
用凹所24内に配設し、本体ケース23とカバーを接合
すると同時に、互いの挿通用凹所24,24で袋打コー
ド1の端部を圧接するが、この挿通用凹所24よりも内
方に前記隆起9を位置させると、上打編組4がスイッチ
21の挿通用凹所24,24で形成される挿通孔から抜
けることを防止でき、別途抜止め用の係着具を用いる必
要がない。勿論、上打編組4の切開端部には下打編組3
の切開端部が固着されているので、下打編組3も抜ける
ことがないのである。
【0020】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の袋打コードの端
部処理方法によれば、袋打コードの先端より内方部分に
、その側方に近接設置したノズルから熱風を吹き付けて
、熱可塑性樹脂繊維で織製した下打編組と上打編組を部
分的に溶融温度以上に加熱するとともに、熱風の吹き付
け箇所を袋打コードの外周に沿って移動させた後、冷却
してなるので、ノズルから熱風を吹き付けながら、その
吹き付け箇所を袋打コードの周囲に沿って移動させるだ
けで、下打編組と上打編組はその溶融温度以上に加熱さ
れ部分的に溶融されて溶断できると同時に、その溶融部
分はその表面張力で塊状になり、この後熱風を停止する
か若しくは熱風領域から袋打コードを移動させれば、溶
融部分は自然冷却されて硬化するので、下打編組と上打
編組の切開端部の各全周を互いに融着してその端部から
のほつれを容易に防止でき、また溶断した先端側の下打
編組と上打編組は分離除去して電線を露出させることで
、プラグ又はスイッチ等への接続が容易になるのである
。また、この袋打コードをプラグ又はスイッチ等に接続
した場合、下打編組と上打編組の切開端部の融着部によ
り形成された隆起によって、上打編組がプラグ又はスイ
ッチから抜けることも防止できるのである。
【0023】また、ノズルを固定し、該ノズルに対して
袋打コードを定位置で少なくとも1回転させることによ
り、熱風の吹き付け作業が容易になるとともに、溶着部
の端面を略同一面とすることが可能となり、端部の品質
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の袋打コードを示す一部省略側面図
【図
2】下打編組と上打編組の融着部を示す図1のA−A線
簡略断面図
【図3】本発明の方法を実施する装置の簡略側面図
【図
4】本発明による処理後の袋打コードの端部の拡大側面
【図5】本発明による処理後の袋打コードをスイッチに
接続した状態のそのカバーを省略した平面図
【図6】従
来の袋打コードの切開端部の処理手順を示し、(a) 
は処理前の状態を示した要部の側面図、(b) は上打
編組の端部をたくし上げて糸で縛った状態を示した要部
の側面図、(c) は下打編組の端部を切開して電線を
露出した状態を示した要部の側面図、(d) は上打編
組の端部を袋返した状態を示した要部の側面図、(e)
 は上打編組の袋返した端部を糸で縛った状態を示した
要部の側面図
【符号の説明】
1  袋打コード                 
   2  電線3  下打編組          
            4  上打編組5  銅素線
                        6
  絶縁材7  プラグ              
          8  融着部8a  融着部  
                      8b 
 融着部8c  融着部              
          9  隆起10  ノズル   
                     11  
吹出口12  装着具               
         13  ヒーター14  送風機 
                       15
  レギュレータ16  支持筒          
              17  受具18  チ
ャック                      
19  規制板20  廃棄部           
             21  スイッチ22  
接続端子                     
 23  本体ケース24  挿通用凹所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の電線をそれぞれ下打編組にて袋
    状に被覆するとともに、それらを束ねて上打編組にて袋
    状に被覆した袋打コードの該下打編組及び上打編組の端
    部を切開して電線を露出させてなる端部処理方法におい
    て、袋打コードの先端より内方部分に、その側方に近接
    設置したノズルから熱風を吹き付けて、熱可塑性樹脂繊
    維で織製した下打編組と上打編組を部分的に溶融温度以
    上に加熱するとともに、熱風の吹き付け箇所を袋打コー
    ドの外周に沿って移動させた後、冷却して下打編組と上
    打編組の切開端部の各全周を互いに融着してなることを
    特徴とする袋打コードの端部処理方法。
  2. 【請求項2】  前記ノズルを固定し、該ノズルに対し
    て袋打コードを定位置で少なくとも1回転させてなる請
    求項1記載の袋打コードの端部処理方法。
JP13556791A 1991-05-09 1991-05-09 袋打コードの端部処理方法 Pending JPH04334919A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113224691A (zh) * 2020-02-06 2021-08-06 矢崎总业株式会社 编织物切割单元和编织物切割方法

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