JPH04334634A - 車両用照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、車両用照明装置、と
りわけ夜間において車室内に装飾効果を付与することが
できるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、自動車の車室内が単なる移動空間
から居住空間として位置付けられている中で、例えば、
各種内装部材の質感を高めたり、高級感を出したりする
等、車室内の意匠性を向上させる傾向がある。

【０００３】このような意匠性の向上は、とりわけ昼間
における車室内を主な対象としていたが、更に夜間にお
ける車室内を対象とするために、単なる照明機能を主眼
としていた照明装置を利用して装飾効果を発揮させるこ
とが検討されつつある（照明装置としては、例えば実開
昭６１−１９６１４４号公報に示されたものがある）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夜間に
おける装飾性を高めるために車室内の内装部材の表面に
照明装置を設けると、昼間においてその照明装置が車室
内の外観品質を損ねてしまう結果となりかねない。

【０００５】そこで、この発明は、昼間においては、車
室内の意匠性を損ねることなく、夜間においては、照明
効果によって装飾性を高めることができる車両用照明装
置を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】車体パネルにランプ本体
を取付ける一方、この車体パネルを覆う内装部材の裏面
に、内装部材の端部から光を投光するくし状の導光体を
ランプ本体に隣接する位置に取付け、上記内装部材で車
体パネルを被覆してある。

【０００７】

【作用】夜間にランプ本体が点灯すると導光体によって
導かれた光が内装部材の端部近傍へ照射され、このエッ
ジライト照明を用いた間接照明効果によって夜間におけ
る装飾性を高める。

【０００８】一方、昼間においては、ランプ本体および
導光体は内装部材に被覆されて外側から目に付くことは
なく、車室内の外観品質を維持する。

【０００９】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。

【００１０】図２，４に示すように車室内のセンターピ
ラー部１には、ルーフサイド部２との接合部分近傍であ
って内装部品としてのガーニッシュ３の裏側にランプ本
体４とこのランプ本体４からの光を上方へ導く導光体と
しての導光板５を配置してある。

【００１１】図１に示すように、センターピラー部１と
ルーフサイド部２の接合部分は、ルーフサイドレール６
に対して、上端がＴ字形状に形成されたピラーアウタパ
ネル７と車体パネルとしてのピラーインナパネル８とを
接合したもので、ルーフサイドレール６を被覆するヘッ
ドライニング９の上に重なるようにしてピラーインナパ
ネル８を覆うガーニッシュ３を取付けるようになってい
る。

【００１２】ランプ本体４はケーシング１０とその上部
に取付けたランプ１１とで構成してあり、ケーシング１
０の両側壁には、ピラーインナパネル８の係合孔１２に
係止する爪１３を設けてあり、また、ケーシング１０の
内側壁にはガーニッシュ３の突起１４を受容する位置決
め用の凹部１５を設けてある。

【００１３】ここで、上記係合孔１２は爪１３よりも長
めに形成してあってランプ本体４の上下位置を調整でき
るようになっている。尚、１６はハーネスを示す。

【００１４】一方、ピラーインナパネル８を覆うガーニ
ッシュ３の裏面には、上記ランプ本体４のケーシング１
０の凹部１５に係止する上記突起１４とその上部にピラ
ーインナパネル８に設けた係合孔１７に係止するクリッ
プ１８を２つ設けてあり、上記ガーニッシュ３の突起１
４をランプ本体４のケーシング１０の凹部１５に位置決
めした状態で、ガーニッシュ３のクリップ１８をピラー
インナパネル８の係合孔１７に差し込んで、ガーニッシ
ュ３をピラーインナパネル８に取付けるようになってい
る。

【００１５】そして、ガーニッシュ３の裏面であって上
記クリップ１８の上方には、ガーニッシュ３のやや車室
内に張り出した上端３ａに至る部位にランプ本体４の光
をガーニッシュ３の上端３ａに導いて端末のエッジ部１
９からヘッドライニング９に光を投光するくし状の導光
板５をビス２１によって固定してある。

【００１６】上記導光板５はアクリル等の透明材料で形
成され、ランプ本体４に対向する部位が凹状に形成され
た基部２２と、この基部２２に連なり複数のスリット２
３によって分割された導光部２４と、導光部２４の端末
のエッジ部１９とで構成してある。

【００１７】ここで、図２に示すようにこの導光板５と
ランプ本体４のランプ１１との距離Ｌはランプ本体４に
組付け誤差があったとしてもガーニッシュ３の位置決め
用の突起１４をランプ本体４のケーシング１０の凹部１
５に係止することでランプ本体４が係合孔１２の形成範
囲で上下移動調整されて、適正に確保できるようになっ
ている。また、導光板５は図３に示すように、先端へゆ
く程薄肉となり、そのエッジ部１９はガーニッシュ３の
上端に整合してあり、上方に位置しているため、下方の
乗員からは直接見えないようになっている。

【００１８】上記実施例構造によれば夜間において、ラ
ンプ本体４から導光板５を通り導光板５のエッジ部１９
から照射される照明光はヘッドライニング９を照らし出
すため、このエッジライド照明による間接照明光によっ
て装飾効果が発揮され、夜間における車室内の意匠性を
高めることができる。

【００１９】一方、昼間においては、ランプ本体４及び
導光板５はガーニッシュ３の裏側にあって外側から見え
ないため、外観品質を損ねることはない。

【００２０】また、ランプ本体４をピラーインナパネル
８に取付け、導光板５をランプ本体４と分離してガーニ
ッシュ３に取付ける構成としたため、ランプ本体４をガ
ーニッシュ３に取付けた場合に比較してハーネス１６の
結線作業が容易となり、作業性を向上することができる
。

【００２１】そして、ガーニッシュ３に固定した導光板
５はガーニッシュ３の補強材としても機能する点で有利
であり、導光板５のスリット２３が放熱効果を発揮し、
ランプ１１の耐久性を向上することができる。

【００２２】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば導光板５は接着剤によってガーニッシ
ュ３に取付けても良い。

【００２３】

【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、夜間においてランプ本体の照明光を導光体から外側
へ照射することができるため、内装部材の端部に隣接す
る他の内装部材を間接的に照らし出して装飾効果を発揮
し、夜間における意匠性を向上することができる。

【００２４】また、ランプ本体及び導光体は内装部材で
被覆してあるため、これらが外側から目に付くことはな
く、したがって昼間において外観品質を損ねることはな
い。

【００２５】そして、ランプ本体を導光体と分離して車
体パネルに取付けてあるため、内装部材にランプ本体を
取付けた場合に比較してハーネス結線作業が容易となり
、作業性を向上することができる。

【００２６】また、導光体はくし状に形成してあるため
、放熱効果が良く、また導光体が内装部材の補強材とし
ても機能するため、強度剛性上も有利となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例の分解斜視図。

【図２】同側面図。

【図３】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図。

【図４】車室内の斜視図。

【符号の説明】

３…ガーニッシュ（内装部材） ４…ランプ本体 ５…導光板（導光体）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　車体パネルにランプ本体を取付ける一
   方、この車体パネルを覆う内装部材の裏面に、内装部材
   の端部から光を投光するくし状の導光体をランプ本体に
   隣接する位置に取付け、上記内装部材で車体パネルを被
   覆したことを特徴とする車両用照明装置。