JPH0433434B2 - - Google Patents

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JPH0433434B2
JPH0433434B2 JP5888786A JP5888786A JPH0433434B2 JP H0433434 B2 JPH0433434 B2 JP H0433434B2 JP 5888786 A JP5888786 A JP 5888786A JP 5888786 A JP5888786 A JP 5888786A JP H0433434 B2 JPH0433434 B2 JP H0433434B2
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JP
Japan
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visual means
shear
visual
box
testing device
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JP5888786A
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JPS62215383A (ja
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Atsuko Kawamura
Akimasa Seki
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DATSUKU ENJINIARINGU KK
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DATSUKU ENJINIARINGU KK
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Publication date
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Publication of JPH0433434B2 publication Critical patent/JPH0433434B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1468Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry with spatial resolution of the texture or inner structure of the particle

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シヤーレ培地上に培養される細菌や
糸状菌等の微生物や、プレパラート上に付着され
る虫卵、魚卵又は組織培養細胞等の微小生物体
(以下、これらを一括して微小生物体と記述す
る。)の生育状態や分布状態の検査を自動的に行
なう微小生物体検査装置に関し、更に詳しくは被
検体表面全体の微小生物体の分布状態を検査する
概観的な検査と、個々の微小生物体の形状、大き
さ、更には阻止円や最小発育阻止濃度の計測等を
検査する局所的な検査を、共に精度を犠牲にする
ことなく行い得る微小生物体検査装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、シヤーレ培地上に培養されたり、又プレ
パラート上に付着された微小生物体の分布状態や
生育状態を検査する作業はほとんど人手に頼つて
いる。即ち熟練した研究者や作業者が検査対象で
あるシヤーレやプレパラートを裸眼で目視した
り、また拡大鏡や顕微鏡等の手段を用いて観察す
ることによつて被検体表面に分布する微小生物体
の数や大きさ、更には形状等を検査していた。し
かしながらこれらの作業は作業者を大変疲労させ
るばかりか作業者の熟練度や疲労度によつて検査
精度が異なるため、これらの検査工程が人手に依
らず自動的に可能となる装置の登場が研究者の間
では長らく切望されていたが最近に至つてこれら
の課題に応えんとした自動化装置が次々と開発さ
れだしている。
そしてこれらの装置の構成は、例えば固定配置
されたシヤーレ等の被検体表面の垂直上方に被検
体表面を撮像する一つの視覚手段を設け、該視覚
手段から出力される情報を後段に配置されたコン
ピユーターで解析処理し、培地表面の各微小生物
体の大きさや、数、また特定条件に適合する微小
生物体を識別したりするものが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらの装置では視覚手段として、固体撮像素
子(以下、CCDと記述する。)や撮像管を用いる
ことが一般的であるが、CCDや撮像管では一度
に撮像し得る視野の大きさ(以下、視野サイズと
記述する。)と、その分解能は画素数に根本的に
規定されるので、微小生物体の細部を充分認識で
きる精度で撮像するとともに同精度で被検体表面
全体を一度に撮像することは不可能である。この
不都合を解消する方法の一つとして、視覚手段に
ズームレンズを取付け、このズームレンズの拡大
縮小倍率を適宜変化させ必要に応じた視野サイズ
及び分解能を得ることが考えられる。この方法に
よれば視野サイズは狭小であるが個々の微小生物
体の形状、大きさの検査が高精度に可能となるい
わゆる狭視野での撮像と、分解能は低いが被検体
表面全体の微小生物体分布状態が概観し得るいわ
ゆる広視野による撮像とが一定の範囲で実現可能
となる。しかしながらズームレンズで拡大縮小で
きる範囲には限界があるばかりか、高倍率のとき
には収差の影響も受けるので、レンズ周縁を通過
した光は歪曲することとなり、視野サイズ全域に
わたつて常に高精度な測定をなすことは不可能で
ある。
また、他方広視野のときと狭視野のときなど視
野サイズの変更にともなつてレンズをその都度取
り替える方法も考えられる。この方法では所望の
倍率であつて収差の少ない、レンズを設計するこ
とは比較的容易であり、このようなレンズを使用
することにより、視野全域にわたる高精度な撮像
が一応は可能となるのだが、拡大、縮小の毎に所
定のレンズを手作業で取り替える必要があり、反
復作業が原則である微小生物体検査作業において
これをなすことは煩雑すぎて現実的ではない。
更に、別の問題として従来においてはシヤーレ
が固定配置されているため、狭視野の状態で隣設
する微小生物体を撮像せんとすると、視覚手段を
移動させる必要がありシヤーレを照明する照明光
源と視覚手段との位置関係が一定せず、測定条件
が均一化できない問題もあつた。また、従来シヤ
ーレはその測定状態の監視や保守の容易性から外
部に露出したテーブル上に載置したり、雑菌混入
防止の要素を加味して、透明ケース等に収容した
りしているが、このことは他面、外部光線が外乱
光として視覚手段に入射することを意味し、シヤ
ーレ上培地の照明条件に影響を及ぼして測定条件
の均一化を妨げる一因ともなつていることは以外
と知られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、このような状況に鑑みなされたもの
で、被検体の上方における垂直同一直線上に異な
る倍率のズームレンズを取り付けた視覚手段を複
数個設け、使用する視覚手段を適宜選択すること
によつて、広視野と狭視野での撮像がともに可能
で且ついずれにおいても、収差が極めて少なく高
精度な撮像が可能な微小生物体検査装置に関し、
その要旨とするところは、被検体表面の上方にお
ける垂直同一線上には、被検体表面を撮像する視
野の異なる複数個の視覚手段を配設し、該視覚手
段中の任意の視覚手段によつて微小生物体を撮像
するときには、他の視覚手段は前記視覚手段の撮
像視野から退避することを特徴とする点にある。
そして本発明にかかる微小生物体検査装置の測
定条件の安定化と測定精度を更に向上せんがため
に考えられた第2の発明は、上述の微小生物体検
査装置を外部光線の影響が排除し得るボツクス内
で構成するとともに、このボツクス内外を適宜往
復する被検体搬入出用の搬送手段を設けることに
より、外部光線の侵入を防止して被検体の照明を
安定したものとなし、測定条件の均一化をはか
り、もつて測定結果の信頼性を高めることを目的
とし、その要旨とするところは、外部光を遮断
し、且つ前面適所にシヤーレ搬入出用の開口部を
設けたボツクス内に被検体を撮像する視覚手段
と、シヤーレを搬送する搬送手段を設け、前記視
覚手段はシヤーレ上方における垂直線上に複数個
配設するとともに、該視覚手段中の任意の視覚手
段を使用するときは、使用中の視覚手段よりも下
位の視覚手段は、前記視覚手段の撮像視野から退
避せしめ、また、搬送手段は、弾性付勢された把
持機構を有したXYステージより構成され、該搬
送手段はシヤーレをボツクス内外に搬入出すると
ともに、ボツクス内の視覚手段下方において制御
記号にもとづき適宜動可能としたことを特徴とす
る点にある。
〔作用〕
このような微小生物体検査装置は、被検体が所
定位置に配置されると、その上方における垂直同
一線上に配設された視覚手段にうち、使用する視
覚手段のみを残して他の視覚手段は撮像の邪魔と
ならないよう、その撮像視野から退避する。各視
覚手段には異なる倍率のズームレンズが装着さ
れ、この退避によつて、所定の倍率のズームレン
ズが装着された視覚手段だけが被検体表面の垂直
上方位置に残ることになり、その視野を遮るもの
は何もなく、照明光源から発せられ被検体表面で
反射した光は直接当該視覚手段に入射することに
なる。そして他の倍率で微小生物体を観察すると
きは、前述した視覚手段を所定の倍率のズームレ
ンズが装着された視覚手段と置換すればよい。そ
してこの置換はたとえば本体装置前面パネル上の
コントロールキーをマニユアル操作することによ
つて、あるいは後段に接続されるコンピユーター
のソフトウエア上によつて制御され、制御信号の
伝達があれば具体的な移動は全て自動的になされ
る。
各視覚手段に装着されるズームレンズは、広視
野用レンズと、狭視野用レンズはそれぞれ別個に
設けられるので、個々のズームレンズがカバーす
る拡大倍率の範囲は、1つの視覚手段で広視野と
狭視野をカバーするときに比べて!?かに狭くでき
るため、収差の少ないレンズの設計、製作が容易
であり、被検体表面の撮像は視野全域にわたつて
高精度になすことができるものである。
更に上記の各機構を外部光線の侵入を遮断した
ボツクス内に収容し、測定条件の安定化と測定結
果の信頼性の向上を目視した第2の発明の作動態
様は次の如くである。XYステージに関係づけら
れた把持機構を開口部を通過させてボツクス外部
へ移動させた後、把持機構にシヤーレを把持させ
る。次いで把持機構はシヤーレを把持した状態で
後退し、再び開口部を通つてシヤーレをボツクス
内へ搬入する。開口部はボツクス内のシヤーレ配
置位置に外部光線が到達しない位置に設けられる
とともに、その大きさもシヤーレの通過を許容す
る範囲内で最小の大きさとしているので、ボツク
ス内へ導入されたシヤーレの照明は、以降内部光
源によつてのみなされ、倍地表面の均一な照明は
保証されることになる。ボツクス内でシヤーレは
XYシテージによつて視覚手段の垂直下方に、そ
の測定箇所が位置されるよう適宜、微調整される
が、この微調整は視覚手段によつて撮像されたモ
ニタ画像を目視しながら行つたり、あるいは後段
に接続されるコンピユーターのソフトウエア上で
一定の条件にもとずいて自動的になすことも可能
である。視覚手段の選択は前述したとおりであ
り、必要に応じて適宜な視覚手段が選択され、撮
像後のシヤーレは再びXYステージによつて開口
部を通つて外部へ搬出される。
〔実施例〕
次に本発明の詳細を第1の発明を包含した第2
の発明の実施例にもとづき説明する。尚、以下の
説明では被検体をシヤーレ上の微小生物体とした
場合について記述するが、搬送手段を適宜変更す
ることによつて被検体をプレパラート上の微小生
物体とすることも可能であることはいうまでもな
い。
第1図は本発明の一実施例の各機構の配置を示
す説明用簡略透視図である。
図中Aは視覚手段、Bは搬送手段、Cはシヤー
レであり、Dはこれらを外部光線から遮断するボ
ツクスである。そして視覚手段A及び搬送手段B
の詳細は更に第2図、第3図で開示される。本実
施例では視覚手段Aとしては着脱自在なズームレ
ンズを装着したCCDカメラを使用しているが、
ズームレンズを更に高倍率な顕微鏡レンズと取り
替えることや、CCDを撮像管やその他の視覚セ
ンサーと置き換えることも任意である。
本実施例では2個の視覚手段を設け、下方に配
置された下位視覚手段A2は、CCD2に個々の
微小生物体の生育状態が観察可能な狭視野用の高
倍率ズームレンズ5を鏡筒6を介して装着すると
ともの、該レンズ5の光軸上前方であつて、下方
に配置されるシヤーレCの撮像箇所の垂直上方位
置には反射ミラー7を設けて、シヤーレCから入
射する光線をCCD2へ案内し得るよう構成して
いる。他方、上方に位置する上位視覚手段A1は
CCD1にシヤーレ表面が一望できる大径の広視
野用の低倍率ズームレンズ3を装着するとともに
下位視覚手段A2と同様低倍率ズームレンズの光
軸上前方であつてシヤーレCの垂直上方位置に
は、反射ミラー4を設けてシヤーレCからの入射
光をCCD1に案内し得る構成としている。即ち、
反射ミラー7と反射ミラー4の中心を結ぶ直線の
下方にシヤーレCの撮像箇所が配置されているこ
とになる。そしてこの反射ミラー7,4は、高倍
率ズームレンズ5と低倍率ズームレンズ3の側方
に配置された側板9,8の先端近傍に、回動可能
に軸着されるミラーホルダー11,10に、ミラ
ー押え11a,10aを用いて固定されている。
ミラーホルダー11,10の回動はツマミ13,
12によつて自由になされるが、通常は一度設定
した後は本体装置の移動等がない限り、再調整さ
れることはなく、半固定状態に維持されている。
また高倍率ズームレンズ5及び低倍率ズームレン
ズ3には側部にステツピングモーター15,14
を設け、ベルト17,16を媒介にしてズームレ
ンズ5,3に回転駆動力を伝達し、それぞれの拡
大倍率を制御信号にもとづいて一定の範囲内で段
階的に変化し得る構成となし、且つズームレンズ
の回転範囲を限定すべくフオトセンサー34,3
3と遮光板36,35を設けてその回転範囲を規
制している。上位視覚手段A1は基台18に固定
設置され、他方下位視覚手段A2は上位視覚手段
A1の使用時には撮像の障害とならぬよう、その
撮像視野から水平方向に退避する必要があるが、
この退避機構は例えば次のとおりである。
下位視覚手段A2の退避機構は上位視覚手段A
1を固定設置した枠体形状の基台18に内設され
ており、凸部20を有する台座21に凸部20に
咬合可能な凹部22を有する咬合部材23を、ベ
アリング等を介して下位視覚手段A2の長さ方向
に直交する方向に摺動可能に咬合し、更に前記咬
合部材23に下位視覚手段A2が取り付けられた
基板24を固着して構成している。そして基板2
4上面の一方の片寄つた位置には、当て板25を
立設するとともに該当て板25上方の基台18に
は適宜なモーター19を、その回転軸26が基台
18を貫通する状態で固着し、更に前記回転軸2
6には先端に押圧突部28を設けたアーム27を
回転軸26と直交状態で取り付けてカムを構成
し、モーター19の回転にしたがつて前記当て板
25を押圧することにより基板24とともに下位
視覚手段A2を水平方向に移動し得る構造として
いる。この移動は基板24の一側に設けられた引
張バネ29による付勢方向に抗してなされるもの
で、終端まで移動した基板24の帰還の為の駆動
力はこの引張バネ29の張力から得ている。そし
て下位視覚手段A2の退避のタイミングはソフト
ウエア上で制御され、その制御信号を発する際の
情報源の一つとしての下位視覚手段A2の現在位
置の検出は、フオトセンサー31,32と、前記
回転軸26に固着され且つフオトセンサー31,
32の受光部前面を通過可能に設定された遮光板
30とから構成される位置検出機構によりなさ
れ、遮光板30がモーター19の回転にともなつ
て回転して、フオトセンサー31,32の受光部
への光の入射を遮ることにより信号を検出してい
る。
尚、本発明例では上位視覚手段A1に大口径の
低倍率ズームレンズ3を、また下位視覚手段A2
に高倍率ズームレンズ5を装着しているが、これ
は退避する側のレンズを小型且つ軽量とした方が
退避が容易なためであるが、この上下位置関係は
何ら限定されるものではなく、特に視覚手段を3
個以上としたときは適宜設定されればよい。ま
た、下位視覚手段A2の退避方法も、精密機械で
あるCCDカメラ2や高倍率ズームレンズ5に振
動を与えずこれらが安定した状態で円滑に移動得
るものであるならば他の機構を用いることも妨げ
るものではない。
次に、シヤーレCの搬送手段であるXYシテー
ジB1について述べると、XYシテージB1は、
ボツクスD内の開口部50後方にシヤーレCの移
送方向に沿つて平行に敷設された2本の軌道5
2,53と、該軌道52,53上を前後に走行す
る走行部54とから主として構成され、更に走行
部54は前記軌道52,53に跨つた状態で平行
に配設された2本のシヤフト55,55と、該シ
ヤフト55,55を両端で支持し走行部54全体
を走行可能にする脚車部60,61と、該シヤフ
ト55,55が挿通される挿通孔56を有し、且
つ前方に把持用のフオーク57,58を有した移
動部59とから構成されている。
脚車部60,61には走行部54が軌道52,
53上をY方向、即ち前後方向(第3図中では左
右方向)に移動可能なように車輪62を適宜個数
設けるとともに、一方の脚車部61には、軌道5
3の終端に配設されたシテツピングモーター63
と始端に設けられたプーリー64間に張設される
ベルト65の片側を係止するベルトハンガー66
を設けて、前記ステツピングモーター63の回転
にしたがつて、走行部54をY方向に移動可能と
している。更に脚車部60にはプーリー67を、
他方の脚車部61にはステピングモーター68に
固着されたプーリー69を設け、両者間にはベル
ト70を張設するとともに移動部59にはベルト
70の片側を係止するベルトハンガー71を設け
て、ステツピングモーター68の回転にともなつ
て移動部59が、走行部54全体の移動方向に対
して、直交方向、即ちX方向に移動し得る構成と
している。また走行部54及び移動部59の移動
範囲の始端と終端位置近傍にはフオトセンサー7
3a,73b,72,72を設け、且つそれらに
対応する走行部54側と移動部59側には、始端
及び終端位置のときに前記フオトセンサー73
a,73b,72,72の受光部への光の入射を
遮断する遮光板74a,74b,75,76を設
けて移動範囲を規定し、走行部54及び移動部5
9が始端及び終端に衝突することを未然に防止し
ている。そして移動部59にはシヤーレCを把持
するためのフオーク57,58を設けているが、
フオーク57,58の内側であつてシヤーレC側
部に当接する位置には挾持凹部77a,77bを
設け、且つフオーク58は板バネ78を介して移
動部59本体に取り付けることにより、該フオー
ク57,58がシヤーレCを確実に挾持してボツ
クスD内へ搬送できる構成としている。
このようにしてボツクスD内の所定位置に搬入
されたシヤーレCには、高精度な測定をなすため
にシヤーレ表面全体にわたる照明が必要となる
が、この照明は例えば第5図に示すようにシヤー
レCの撮像位置から一定距離離間した上方位置
と、シヤーレCが載置されたガラス等の透光性素
材よりなるテーブルの下方位置とに対向して配置
され、上方及び下方ともに直管蛍光灯79を略正
方形状に配置することによつて、シヤーレCの移
動とは無関係に撮像位置の均一な照明を可能とし
ている。そして上方位置の照明及び下方位置の照
明は適宜切り換えることが可能であり、培地や微
小生物体の状態等、検査対象によつて照明を透過
明視野照明や透過暗視野照明としたり、また反射
照明とすることもできるよう構成されている。
そして上記の視覚手段A及び搬送手段Bを外装
するボツクスDは、視覚手段Aと搬送手段Bを外
部光線から遮断できて、ボツクス適所にシヤーレ
を通過さすことができる開口部を有するものであ
れば任意のものが使用可能であり、その外装範囲
も視覚手段Aと搬送手段Bだけであつたり、また
他の機構をも共に外装すること等も適宜採用され
る。図示したものでは開口部50は初期状態にお
けるXYステージ移動部59のY方向前方であつ
て、その大きさはシヤーレの通過を許容する最低
限の大きさに設定することにより、外部光線のボ
ツクスD内への侵入を極力防止している。
このような構成の微小生物体検査装置は次のよ
うな作動態様をとる。例えば装置本体適所に配置
されたコントロールキーを操作して検査開始の指
令を送ると、この信号は図示しない制御機構に伝
達され、この信号にもとづいてステツピングモー
ター63が回転する。この回転はベルト65に伝
達され、軌道53に沿つて脚車部61を前方へ牽
引することにより走行部54をY方向前方へ走行
させ、遮光板74bがフオトセンサー73bへの
入射光を遮断する位置まで前進させた後停止させ
る。走行部54の移動によつてフオーク57,5
8は開口部50を通過してシヤーレ載置台51ま
で前進して停止し、次いで手でフオーク58を外
方へ拡開させ、細菌を移植したシヤーレCをその
側部がフオーク57,58の挾持凹部77a,7
7bに当接する状態でフオーク57,58に把持
させる。このときフオーク58は内側に向かつて
バネ付勢されていると同時に、その折曲範囲には
限界を設けているので、シヤーレCを押圧しすぎ
ることはなくシヤーレCはその側部形状に即して
確実に把持される。次いで走行部54はフオーク
57,58によつてシヤーレCを把持した状態で
開口部50を通過し、ボツクスD内の視覚手段A
の略下部位置までシヤーレCを搬送して停止す
る。この過程は任意の視覚手段によつて撮像さ
れ、常時モニターテレビ等で監視され、その位置
設定は適宜手動または自動によつてなされる。視
覚手段Aの略下部位置では、外部光線の侵入はほ
とんどないのでシヤーレCの培地表面の照明はシ
ヤーレC上方四方に配置された蛍光灯79,79
……のみによつてなされ、培地表面は外乱光の影
響を受けることなく常に均等に照明されることと
なり、測定条件の安定化がはかれる。次に適宜な
視覚手段Aを選択して培地上の微小生物体の生育
状態を撮像するわけであるが、本実施例では各微
小生物体の面積、直径や発育状態など、個々の微
小生物体に関する詳細なデーターが必要なときに
は下位視覚手段A2を用い、培地全体にわたる微
小生物体の分布状態等を知りたいときには上位視
覚手段A1を用いることとしている。初期位置に
おいては両者は同一の水平位置であつて垂直方向
に一定の間隔をおいて配置され、特に両者の反射
ミラー7,4はシヤーレC上培地の被撮像位置の
上方の垂直同一直線上に配設されている。そして
たとえば下位視覚手段A2を使用するときには、
そのままの状態で撮像するが、上位視覚手段A1
を用いるときは、図示しない制御機構からの信号
を受けてモーター19を半回転させ、アーム26
先端近傍の突部28によつて当て板25を押圧
し、基板24とともに下位視覚手段A2を水平方
向にスライドさせる。このようにして下位視覚手
段A2は上位視覚手段A1の撮像視野から退避す
るが、下位視覚手段A2の現在位置はフオトセン
サー31,32と遮光板30によつて管理され制
御機構に伝達される。
上位視覚手段A1による撮像が終了して下位視
覚手段A2を用いるときにはモーター19を再度
半回転させて、引張バネ29の張力によつて基板
24を初期位置に帰還させる。この帰還動作はモ
ーター19の回転動作に抑止された状態でなされ
るため、下位視覚手段A2に振動による損傷や測
定誤差を与えることもない。
下位視覚手段A2は拡大倍率が大きい為に、培
地表面の全てを撮像するためには、培地表面を数
〜数十の撮像可能な視野に分割して順次撮像する
必要があるが、この各視野間の移動はシヤーレC
をXYシテージB1で移動することによつてなさ
れる。この視野移動時のシヤーレCのY方向(第
3図イ中では左右方向)の移動は、前述と同様ス
テツピングモーター63を駆動源としてなされ、
他方シヤーレCのX方向(図中では上下方向)の
移動は脚車部61に設けられたステツピングモー
ター68の回転をベルト70によつて移動部59
に伝達してなされる。XYステージB1には移動
精度が±0.05mm程度のものを用いているので、下
位視覚手段A2の撮像視野に目的とする微小生物
体を位置させることは容易であり、また視覚手段
Aは撮像視野の変更に際しては移動しないので、
照明光源である蛍光灯79,79…と視覚手段A
との位置関係は変化せず常に一定であり、均一且
つ安定した照明状態が確保される。
このように上位視覚手段A1と下位視覚手段A
2は必要に応じて適宜用いられるもので、本実施
例ではその切り換えは制御信号をモーター19に
搬出するのみでなされ、且つその移動フオトセン
サー31,32の管理下で下位視覚手段A2に衝
撃を与えない状態でなされるので下位視覚手段A
2を移動することによる光学的な狂いもなく、そ
の画像は極めて安定している。
そして所定の検査が全て終了すればXYステー
ジB1によりシヤーレCを開口部50通じてボツ
クスD外部へ搬出し、シヤーレCを次のシヤーレ
と取り替えて上記と同様の作業を反復すればよ
い。
〔発明の効果〕
本発明にかかる微小生物体検査装置は、視野サ
イズの異なる視覚手段を複数個配設し、広視野と
狭視野を別々の視覚手段によつて撮像する構成と
しているので、一つの視覚手段が担当する拡大倍
率の幅を狭くすることが可能で、該視覚手段に用
いるレンズの収差を小さくすることが容易となる
ため、従来一つの視覚手段と一つのズームレンズ
を用いていたときには困難であつたレンズ周辺部
におけるの微小生物体の形状や面積の測定等もで
きるようになり、撮像視野全域にわたる高精度な
撮像が可能となる。更に本装置は、内部或いは外
部に接続されるコンピユーターのソフトウエアを
変更するだけで、阻止円の計測や最小発育阻止濃
度の計測も可能となり、一台の装置で微小生物体
についての各種の検査ができるものである。また
視野サイズの変更にともなつてその都度レンズを
取り替える方法と比べると、手間と時間が大幅に
節約でき、微小生物体検査作業の格段の合理化が
はかれる。更に各視覚手段の受光部は撮像時には
被検体撮像位置の垂直上方に配置されるので、視
覚手段と照明光源との位置関係は常に一定に保た
れ、入射光量や入射角度の相違等による測定誤差
もない。
また第2の発明は、視覚手段及びシヤーレの搬
送手段を外部光線を遮断したボツクス内で構成し
たので、測定時における外乱光の影響を完全に排
除することができ、培地表面の均一照明が可能と
なつて測定結果の信頼性を高めることができる。
そして更にXYステージでシヤーレを搬送する構
成としているので、視覚手段下方においてシヤー
レ位置を微調整することが可能となり、視野サイ
ズに応じて分割された培地表面を適宜選択するこ
とが可能となつて、培地表面全域にわたる高精度
な測定が可能となるものである。
このように、本発明にかかる微小生物体検査装
置を用いれば、従来熟練した研究者や作業者が行
つていた微小生物体の検査工程が自動化でき、多
大の時間と労力が省略できるばかりでなく、作業
者が媒介する雑菌もなくなり、測定精度の向上が
期待できるとともに検査結果の信頼性も格段に高
まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる微小生物体検査装置の
一実施例における各手段の配置状態を示す説明
図、第2図イは同実施例における下位視覚手段の
要部を示す平面図、第2図ロは同実施例における
上位視覚手段と下位視覚手段との配置状態を示す
説明用側面図、第2図ハは同実施例における上位
視覚手段の説明用平面図、第2図ニは同実施例に
おける下位視覚手段の退避機構を示す説明用背面
図、第3図イは同実施例におけるシヤーレの搬送
手段の説明用平面図、第3図ロは同搬送手段の説
明用側面図、第4図は同実施例における反射ミラ
ーの取付け方法を示す説明用斜視図、第5図は同
実施例におけるシヤーレの照明方法を示す説明用
斜視図である。 A……視覚手段、B……搬送手段、C……シヤ
ーレ、D……ボツクス、A1……上位視覚手段、
A2……下位視覚手段、B1……XYステージ、
1,2……CCD、3……低倍率ズームレンズ、
4,7……反射ミラー、5……高倍率ズームレン
ズ、6……鏡筒、8,9……側板、10,11…
…ミラーホルダー、10a,11a……ミラー押
え、12,13……ツマミ、14,15……ステ
ツピングモーター、16,17……ベルト、18
……基台、19……モーター、20……凸部、2
1……台座、22……凹部、23……咬合部材、
24……基板、25……当て板、26……回転
軸、27……アーム、28……突部、29……引
張バネ、30……遮光板、31,32,33,3
4……フオトセンサー、35,36……遮光板、
50……開口部、51……シヤーレ載置台、5
2,53……軌道、54……走行部、55……シ
ヤフト、56……挿通孔、57,58……フオー
ク、59……移動部、60,61……脚車部、6
2……車輪、63……ステツピングモーター、6
5……ベルト、66……ベルトハンガー、67…
…プーリー、68……ステツピングモーター、6
9……プーリー、70……ベルト、71……ベル
トハンガー、72,73a,73b……フオトセ
ンサー、74a,74b,75,76……遮光
板、77a,77b……挾持凹部、78……板バ
ネ、79……蛍光灯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シヤーレやプレパラート等の被検体表層に分
    布する微小生物体の生育状態や分布状態を自動的
    に認識する微小生物体検査装置において、 被検体表面の上方における垂直同一線上には、
    撮像視野の異なる複数個の視覚手段を配設し、該
    視覚手段中の任意の視覚手段によつて微小生物体
    を撮像するときには、他の視覚手段は前記視覚手
    段の撮像視野から退避することを特徴とする微小
    生物体検査装置。 2 最上位の視覚手段を被検体表面の垂直上方に
    固定配置し、他の視覚手段は該視覚手段中の任意
    の視覚手段を用いるときには、該視覚手段より下
    方の視覚手段は、適宜側方へ退避することを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項記載の微小生物
    体検査装置。 3 外部光線を遮断し、且つ前面適所にシヤーレ
    搬入出用の開口部を設けたボツクス内に、被検体
    表面を撮像する視覚手段と、シヤーレを搬送する
    搬送手段を設け、前記視覚手段はシヤーレ上方に
    おける垂直同一線上に撮像視野の異なるものを複
    数個配設するとともに、該視覚手段中の任意の視
    覚手段を使用するときは、使用中の視覚手段より
    も下位の視覚手段は、前記視覚手段の撮像視野か
    ら退避せしめ、また、搬送手段は、弾性付勢され
    た把持機構を有したXYステージよりなり、該搬
    送手段はシヤーレをボツクス内外に搬入出すると
    ともに、ボツクス内の視覚手段下方において制御
    信号にもとづき適宜移動可能としたことを特徴と
    する微小生物体検査装置。
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