JPH04333358A - 鋳造金型の温度制御装置 - Google Patents

鋳造金型の温度制御装置

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JPH04333358A
JPH04333358A JP13212291A JP13212291A JPH04333358A JP H04333358 A JPH04333358 A JP H04333358A JP 13212291 A JP13212291 A JP 13212291A JP 13212291 A JP13212291 A JP 13212291A JP H04333358 A JPH04333358 A JP H04333358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
mold
casting mold
metallic mold
production
Prior art date
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Pending
Application number
JP13212291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Uei
久雄 上井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication of JPH04333358A publication Critical patent/JPH04333358A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造金型の温度制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鋳造金型を使用する鋳造方法とし
て、溶湯鍛造法、グラビテイ法、ダイカスト法、低圧鋳
造法等がある。そして、この種の鋳造金型の温度制御装
置として、鋳型空隙部の周囲に水冷管を備えるものが知
られている。この種の鋳造金型では、鋳造凝固時に水冷
管に冷水を流し、生産サイクルの短縮に伴う局部的過熱
を防止し、また、指向性凝固を図るようにしている。こ
のように、鋳造が定常的に行われる状態では、鋳造金型
に繰り返して溶湯が注入されて型締め時に鋳造金型が充
分に昇温しているため、鋳造金型を冷却するためである
。しかしながら、一連の鋳造生産の開始前にあつては、
鋳造金型が冷却状態にあり、注入する溶湯に急速な過冷
却を生ずるので、予め、ヒータ、ガスバーナ等を使用し
て鋳造金型を加熱している。このような鋳造金型の加熱
温度は、定常的鋳造状態における金型温度が短時間で与
えられることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鋳造金型の温度制御装置にあつては、一連の
鋳造生産の開始前に使用する鋳造金型の加熱装置に次の
ような技術的課題がある。すなわち、ヒータを使用して
鋳造金型を加熱するものは、水冷管とは別途のヒータを
鋳造金型の周囲に備える必要があると共に、鋳造金型を
側面又は裏面から加熱するため、加熱効率が悪く、鋳型
空隙部の温度を効率的に所定温度にまで上昇させること
ができない。一方、ガスバーナを使用して鋳造金型を加
熱するものは、鋳型空隙部を直接加熱するため、金型寿
命が著しく低下する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、鋳型空隙部内に溶湯を注入して鋳物製品を製造する
鋳造金型の温度制御装置において、前記鋳型空隙部の周
囲に複数本の流路を形成し、この流路を冷水供給源又は
高温水供給源に選択的に接続する切換え弁を設ける鋳造
金型の温度制御装置である。そして、各流路には、流量
調整弁を備えることができる。
【作用】
【0005】先ず、一連の鋳造生産開始前には、鋳造金
型を加熱する。すなわち、切換え弁を切換え操作し、高
温水供給源からの高温水を各流路に導く。これにより、
鋳型空隙部が、比較的近い位置に配設した複数個の流路
を流通する高温水によつて加熱され、鋳造金型に定常的
加熱状態が近似的に与えられる。このような流路を流通
する高温水による鋳造金型の加熱は、局部的過熱を生ず
ることなく速やかに行われる。おな、各流路に流量調整
弁を備える場合には、各流量調整弁を操作して各流路の
高温水の流量を調節して鋳造金型の加熱温度を制御でき
る。但し、ここでの高温水には、熱水及びスチームを含
むものである。
【0006】鋳造金型に定常的加熱状態が与えられたな
ら、鋳型空隙部内に高温の溶湯を注入し、鋳造生産が開
始される。鋳型空隙部に定常的加熱状態が近似的に与え
られているので、溶湯が鋳型空隙部内に充満する前に凝
固するといつた湯回り不良は良好に防止される。
【0007】鋳型空隙部内に溶湯が注入されたなら、各
流路に冷水を供給して鋳込時間を短縮する。すなわち、
切換え弁を切換え操作し、冷水供給源からの冷水を各流
路に導く。これにより、鋳造金型が各流路を流通する冷
水によつて冷却されるので、鋳型空隙部内の溶湯の凝固
の進行を調節することができる。おな、各流路に流量調
整弁を備える場合には、各流量調整弁を操作して各流路
の冷水の流量を調節して凝固速度の調節を行うことがで
きる。これにより、鋳物製品の全体の冷却速度が大きく
なつて機械的性質の向上が図られると共に、一部の冷却
速度を大きくして引け巣の防止及び組織の緻密化が図ら
れる。また、凝固速度を指向性凝固が実行されるように
制御することもできる。
【実施例】
【0008】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1,図2は、本発明の1実施例を示す
。図1中において符号1は鋳造金型を示し、実際には複
数個に分割されて鋳型空隙部1aを区画している。また
、鋳造金型1は、その外面がホールデイングブロツク2
によつて堅固に保持されている。このホールデイングブ
ロツク2には、湯口金具3を圧入固着して図外の溶湯貯
溜部に接続する湯口3aを形成し、この湯口3aが鋳造
金型1のゲート1bに接続している。
【0009】更に、この鋳造金型1、ホールデイングブ
ロツク2及び湯口金具3には、流路4が形成される。流
路4は鋳型空隙部1aの周囲に複数本形成され、各流路
4の基端部は、流量計5及び流量調整弁6を介して冷水
管7及び温水管8に接続している。冷水管7は、切換え
弁である開閉弁9を介して冷水供給源10に接続し、ま
た、温水管8は、切換え弁である開閉弁11を介して高
温水供給源12に接続する。しかして、開閉弁9,11
を開閉操作することにより、流路4を冷水供給源10又
は高温水供給源12に選択的に接続することができる。 ここに、高温水供給源12は、熱水を供給するものの他
、スチームを供給するものも含むものである。
【0010】なお、図示を省略したが、複数個に分割さ
れた鋳造金型1を開閉し、かつ、鋳造金型1を強く締付
ける型開閉型締機構、溶湯を鋳造金型1内に圧力又は重
力にて注入する溶湯注入機構、鋳物製品13を鋳造金型
1から押し出す製品押出機構等は、鋳造方法に応じたも
のが装備されている。
【0011】次に、上記実施例の作用について説明する
。一連の鋳造生産開始前には、鋳造金型1を加熱する。 すなわち、開閉弁9を閉じて開閉弁11を開き、高温水
供給源12からの高温水を温水管8に流し、分岐する各
流路4に導く。これにより、鋳造金型1の鋳型空隙部1
aが、比較的近い位置に配設した複数個の流路4を流通
する高温水によつて加熱され、鋳造金型1の鋳型空隙部
1aに定常的加熱状態が近似的に与えられる。このよう
な流路4を流通する高温水による鋳造金型1の加熱は、
局部的過熱を生ずることなく速やかに行われる。おな、
鋳造金型1の鋳型空隙部1aの加熱温度は、各流量調整
弁6を操作して各流路4の高温水の流量を調節して制御
できる。
【0012】鋳造金型1の鋳型空隙部1aに定常的加熱
状態が与えられたなら、両開閉弁9,11を閉じると共
に、湯口3a及びゲート1bを通じて鋳型空隙部1a内
に高温の溶湯を注入し、鋳造生産が開始される。鋳型空
隙部1aに定常的加熱状態が近似的に与えられているの
で、溶湯が鋳型空隙部1a内に充満する前に凝固すると
いつた湯回り不良は良好に防止される。この湯回り不良
の防止効果は、特に肉の薄い鋳物製品13や複雑な形状
の鋳物製品13を製造する場合に大きい。
【0013】鋳型空隙部1a内に溶湯が注入されたなら
、各流路4に冷水を供給して鋳込時間を短縮する。すな
わち、開閉弁11を閉じて開閉弁9を開き、冷水供給源
10からの冷水を冷水管7に流し、分岐する各流路4に
冷水を導く。これにより、鋳造金型1が各流路4を流通
する冷水によつて冷却されるので、鋳型空隙部1a内の
溶湯の凝固の進行を調節することができる。この凝固速
度の調節は、各流量調整弁6を操作して各流路4の冷水
の流量を調節してなされる。これにより、鋳物製品13
の全体の冷却速度が大きくなつて機械的性質の向上が図
られると共に、一部の冷却速度を大きくして引け巣の防
止及び組織の緻密化が図られる。また、凝固速度は指向
性凝固が実行されるように制御する。これは、溶湯の凝
固が鋳物製品13の端から開始され、ゲート1b付近が
最後に凝固するように各流量調整弁6を操作して各流路
4の冷水の流量を調節してなされる。冷水を通した指向
性凝固の実行により、鋳物製品13全体としての引け巣
の防止及び組織の緻密化を図ることができる。
【発明の効果】
【0014】以上の説明によつて理解されるように、本
発明に係る鋳造金型の温度制御装置によれば、次の効果
が得られる。生産開始前の鋳造金型の加熱状態が自動的
かつ短時間で効率的に得られ、生産開始前の段取が容易
である。その結果、稼働率を向上することができる。各
生産開始前の鋳造金型の加熱状態が精緻かつ同様に得ら
れ、生産開始直後から品質の安定した鋳物製品を確実に
得ることができる。その結果、製品歩留りが向上する。 鋳造金型の局部的過熱が回避されるので、鋳造金型の寿
命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例に係る鋳造金型の温度制御
装置を示す断面図。
【図2】  同じく流路の配置を示す図。
【符号の説明】
1:鋳造金型、1a:鋳型空隙部、1b:ゲート、2:
ホールデイングブロツク、3:湯口金具、3a:湯口、
4:流路、5:流量計、6:流量調整弁、7:冷水管、
8:温水管、9,11:開閉弁(切換え弁)、10:冷
水供給源、12:高温水供給源、13:鋳物製品。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鋳型空隙部内に溶湯を注入して鋳物製
    品を製造する鋳造金型の温度制御装置において、前記鋳
    型空隙部の周囲に複数本の流路を形成し、この流路を冷
    水供給源又は高温水供給源に選択的に接続する切換え弁
    を設けることを特徴とする鋳造金型の温度制御装置。
  2. 【請求項2】  各流路に流量調整弁を備えることを特
    徴とする請求項1の鋳造金型の温度制御装置。
JP13212291A 1991-05-09 1991-05-09 鋳造金型の温度制御装置 Pending JPH04333358A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13212291A JPH04333358A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 鋳造金型の温度制御装置

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JP13212291A JPH04333358A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 鋳造金型の温度制御装置

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JPH04333358A true JPH04333358A (ja) 1992-11-20

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ID=15073925

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JP13212291A Pending JPH04333358A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 鋳造金型の温度制御装置

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JP (1) JPH04333358A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07204780A (ja) * 1993-12-01 1995-08-08 Toyota Motor Corp 鋳物製品の製造装置および製造方法
KR20230016891A (ko) * 2021-07-27 2023-02-03 주식회사 경안금속 차량 제어기 하우징 제조를 위한 고압다이캐스팅 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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