JPH04333290A - 垂直共振器型面発光レーザおよび垂直共振器型面入出力光電融合素子 - Google Patents

垂直共振器型面発光レーザおよび垂直共振器型面入出力光電融合素子

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JPH04333290A
JPH04333290A JP3102285A JP10228591A JPH04333290A JP H04333290 A JPH04333290 A JP H04333290A JP 3102285 A JP3102285 A JP 3102285A JP 10228591 A JP10228591 A JP 10228591A JP H04333290 A JPH04333290 A JP H04333290A
Authority
JP
Japan
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mirror
resonator
barrier
pairs
vertical cavity
Prior art date
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Pending
Application number
JP3102285A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kosaka
小坂 英男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH04333290A publication Critical patent/JPH04333290A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高並列な光伝送や光情
報処理に用いられる垂直共振器型面発光レーザおよび垂
直共振器型pnpn面入出力光電融合素子(垂直共振器
型VSTEP)に関する。
【0002】
【従来の技術】この様な面方向に光の入出力が可能な素
子を光増幅素子として用いると、通常の水平共振器構造
を有する半導体レーザを用いた光増幅器に比べて、小型
にできる。ところが、従来の面型光増幅器としては、片
方のみに半導体多層膜反射鏡を形成した構造が報告され
ているが、これではあまり大きな利得は得られなかった
(アプライド・フィジクス・レターズ(Applied
  Physics  Letters)58巻、5号
、1991年の438〜440頁)。一方、活性層の両
側に半導体多層膜反射鏡を形成した垂直共振器型面発光
レーザや、オン状態でレーザ光を出す垂直共振器型のp
npn構造をしたVSTEPでは、2つの反射鏡の反射
率を最適設計することによって大きな光増幅が得られる
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のアプライド・フ
ィジクス・レターズ58巻、5号、1991年の438
〜440頁に報告されている従来の面型光増幅器は活性
層の下側のみを半導体多層膜鏡としてあるので、これに
よって得られる利得は活性層を光が一回通過して得られ
る利得の高々2倍であり、10dB程度に留まっていた
。一方、垂直共振器型面発光レーザや垂直共振器型VS
TEPでは活性層の両側を半導体多層膜反射鏡とした構
造であるため、この2つの反射鏡の射率を最適設計する
ことによって活性層で得られる利得を共振効果によって
何倍にも増大することができる。しかしながら、このタ
イプの光増幅器では共振効果を利用しているため利得の
得られる周波数帯域が著しく狭められ、20dBの利得
を得ようとすれば周波数帯域が0.1オングストローム
(以下Aと記す)程度と狭くなることは避けられなかっ
た。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は垂直共振器型面発光レーザおよび垂直共
振器型VSTEPの面型素子としての利点を生かしつつ
、高い利得と広い帯域幅を同時に実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明になる垂直多重共
振器型面発光レーザは、活性層を含む半導体層上下の半
導体多重層膜反射鏡によって挟むことによって基板面に
垂直に共振器構造が形成された垂直共振器型面発光レー
ザにおいて、上下の半導体多層膜反射鏡を構成するλ/
4厚の半導体層の一部の層厚がλ/2の整数倍であるこ
とにより、付加的な共振器が形成されていることを特徴
とする。
【0006】また、本発明の垂直共振器型面入出力光電
融合素子は、pnpn構造を含む半導体層と、複数の半
導体多層反射鏡を有し、基板面に垂直に共振器構造が形
成された垂直共振器型面入出力光電融合素子において、
前記半導体多層膜反射鏡を構成するλ/4厚の半導体層
の一部の層厚がλ/2の整数倍であることにより、付加
的共振器が形成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】同一波長で共鳴するように設計された複数の共
振器が適当なバリヤを介して接続された場合、共振波長
の分裂が生じる。このことは単一量子井戸が複数個、結
合することによって縮退が解け、いくつかの単位が形成
され、さらにミニバンドができることのアナロジーで理
解できる。分裂した共鳴線の各々の線幅は、それぞれの
共振器に閉じ込められた光子寿命の逆数で決まり、個々
の共振波長の間隔は、光が一つの共振器に局在した状態
から別の共振器に局在した状態へと移動する時間の逆数
で決まる。このため、共振器のDBRの層数を増やすほ
ど線幅は狭くなり、共振器間隔を増やすほどそれらの間
隔は狭くなる。この関係を念頭において利得スペクトル
ができるだけ平坦に近くなるよう、DBR全体の層数と
共振器間隔を最適に設計すれば、高利得、光帯域の面型
広増幅器が実現できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例である。2個の共振
器からなり、利得は片方の共振器のみがもつ構造となっ
ている。(以下、これを垂直2重共振器構造と呼ぶ)。
【0009】図1はその垂直2重共振器型面発光レーザ
の断面図を示してある。上側中間層2を中心にpnpn
構造とすれば、図2のような垂直2重共振器型面入出力
光電融合素子(VSTEP)となる。
【0010】まず、図1について説明する。n−GaA
s基板6の上にn−AlGs/GaAs半導体多層膜(
ドーピング濃度2.0×1018cm−3)からなる下
側ミラー5、3λ長のn−Al0.5 Ga0.5 A
s(ドーピング濃度2.0×1018cm−3)下側中
間層4、n−AlGs/GaAs半導体多層膜バリアミ
ラー(ドーピング濃度2.0×1018cm−3)3、
λ長のn−Al0.5 Ga0.5 As(ドーピング
濃度8.0×1017cm−3)9、活性層となるノン
ドープのIn0.2 Ga0.8 As(層厚100A
×3)8、2λ長のp−Al0.5 Ga0.5 As
(ドーピング濃度1.2×1018cm−3)7、p−
AlGs/GaAs半導体多層膜(ドーピング濃度3.
0×1018cm−3)上側ミラー1が、分子線ビーム
エピタキシー法で形成されている。λは媒質内共振波長
を示し、真空中での共振波長9500Aを媒質の屈折率
で割り算したものである。下側ミラー5、バリアー・ミ
ラー3、上側ミラー1ではGaAsとAlAsとがいず
れも設計発振波長/(4×有効屈折率)に設定されてい
てGaAsとAlAsが交互に下側ミラーで16対、バ
リアー・ミラーで36対、上側で16対積層されている
。上側ミラー1とバリアミラー3で構成される上側共振
器の中には活性層8が形成されているが、バリアミラー
3と下側ミラー5で形成される下側共振器側には活性層
が形成されていない。そして、その点を除くと、上下に
鏡映対称となるような組成の層構造がバリア・ミラーを
挟んで作られている。本実施例では、λ/2の整数倍の
3λ長の下側中間層4を設けることにより、付加的共振
器、即ち下側共振器が形成されている。
【0011】下側の共振器の導電型はどちらでもよく、
図1ではn型としてある。実際に作るにはMBEでn型
GaAs基板か、半絶縁性GaAs基板の上に図1のよ
うな層構造を作った後、バリア・ミラー3の所までメサ
エッチングして作ればよい。
【0012】図2に面入出力融合素子は図1の上側中間
層2のうちAlGaAs層7と8の導電型を入れかえた
ものである。これにより請求項2のpnpn型面入出力
融合素子(VSTEP)が得られる。
【0013】本発明を適用するならば、垂直共振器型面
発光レーザや垂直共振器型VSTEPを作製する技術を
用いて簡単な層構造の変更をするだけで、最大利得を維
持しつつ広周波数帯域利得特性を実現できる。図3は本
実施例の構造での透過配置での利得スペクトルで、利得
係数が発振しきい値(2641cm−1)の0.95倍
程度で最高利得20dB以上、利得帯域0.5A以上を
得ることがわかる。また図4には比較のために従来構造
(上側ミラー15対+Au、下側15対)での利得スペ
クトルを示した。利得帯域の向上と共に最大利得が急激
に減少することがわかる。
【0014】本実施例では2重共振器の場合について説
明したが、本発明は3重以上の場合についても適用でき
る。即ち、図1ではバリアミラー3と下側ミラー5から
なる下部ミラーの中に下側中間層4を1個入れたが、複
数個入れることにより、多重共振器構造を形成できる。 また本実施例では、この中間層を下部ミラー側に入れた
が、上側ミラー1の中に入れても同様の効果がある。あ
るいは、上部と下部のミラーの中に同時にλ/2厚の整
数倍の厚さの中間層を入れてもよい。またこのように形
成した複数の共振器中に活性層を複数個形成してもよい
。共振器の数、活性層の数及び中間層の厚さ、反射膜の
厚さは、材料、共振波長、所望の帯域や利得等を考慮し
て最適化すればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、垂直共振器型面発光レ
ーザや面入出力光電融合素子において、高い利得と広帯
域特性を同時に達成できる。本発明は発光素子、光増幅
器等に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の垂直多重共振器型面発光レーザを示す
断面図である。
【図2】本発明の垂直多重共振器型VSTEPを示す断
面図である。
【図3】本発明により得られた利得スペクトル図である
【図4】従来例による利得スペクトル図である。
【符号の説明】
1  上側ミラー 2  上側中間層 3  バリアミラー 4  下側中間層 5  下側ミラー 6  基板 7  p−AlGaAs 8  i−InGaAs活性層 9  n−AlGaAs 10  n−AlGaAs 11  p−AlGaAs

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  活性層を含む半導体層を上下の半導体
    多層膜反射鏡によって挟むことによって基板面に垂直に
    共振器構造が形成された垂直共振器型面発光レーザにお
    いて、上下の半導体多層膜反射鏡を構成するλ/4厚(
    λは媒質内共振波長)の半導体層の一部の層厚がλ/2
    の整数倍であることにより、付加的な共振器が形成され
    ていることを特徴とする垂直共振器型面発光レーザ。
  2. 【請求項2】  pnpn構造を含む半導体層と、複数
    の半導体多層膜反射鏡を有し、基板面に垂直に共振器構
    造が形成された垂直共振器型面入出力光電融合素子にお
    いて、前記半導体多層膜反射鏡を構成するλ/4厚の半
    導体層の一部の層厚がλ/2の整数倍であることにより
    、付加的な共振器が形成されていることを特徴とする垂
    直共振器型面入出力光電融合素子。
JP3102285A 1991-05-08 1991-05-08 垂直共振器型面発光レーザおよび垂直共振器型面入出力光電融合素子 Pending JPH04333290A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990420