JPH04332446A - 電界放出形電子顕微鏡 - Google Patents
電界放出形電子顕微鏡Info
- Publication number
- JPH04332446A JPH04332446A JP3102452A JP10245291A JPH04332446A JP H04332446 A JPH04332446 A JP H04332446A JP 3102452 A JP3102452 A JP 3102452A JP 10245291 A JP10245291 A JP 10245291A JP H04332446 A JPH04332446 A JP H04332446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high voltage
- insulating container
- voltage cable
- power supply
- field emission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 abstract description 13
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界放出形電子顕微鏡
に係り、特に電子銃部の耐振性の向上及び高電圧の耐絶
縁性の向上に好適な電界放出形電子顕微鏡に関する。
に係り、特に電子銃部の耐振性の向上及び高電圧の耐絶
縁性の向上に好適な電界放出形電子顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開昭60−11753
4号に記載されているように高電圧電源と電子銃部の絶
縁容器は、それぞれ高電圧ケーブルで接続されていた。 上記公知例では、この部分の記載が十分でないので図1
で説明する。電界放出形電子顕微鏡の高電圧電源17は
、フラッシング電源13(VF),電子引出電源14(
V1),初段加速電源15(V2)、及び加速電源16
(V0)から成る。またこれら電圧は、高電圧ケーブル
10により電子銃部の絶縁容器1に接続される。
4号に記載されているように高電圧電源と電子銃部の絶
縁容器は、それぞれ高電圧ケーブルで接続されていた。 上記公知例では、この部分の記載が十分でないので図1
で説明する。電界放出形電子顕微鏡の高電圧電源17は
、フラッシング電源13(VF),電子引出電源14(
V1),初段加速電源15(V2)、及び加速電源16
(V0)から成る。またこれら電圧は、高電圧ケーブル
10により電子銃部の絶縁容器1に接続される。
【0003】高電圧ケーブル10と高電圧電源容器17
は、高電圧ケーブル端末12によりネジ止めされている
。高電圧ケーブル10と絶縁容器1は、高電圧ケーブル
端末12により、ネジ止めされ接合部11で接続されて
いる。
は、高電圧ケーブル端末12によりネジ止めされている
。高電圧ケーブル10と絶縁容器1は、高電圧ケーブル
端末12により、ネジ止めされ接合部11で接続されて
いる。
【0004】これら2つの接合部は、高電圧ケーブル端
末12により、取付け,取外しが出来る構造となってい
た。高電圧ケーブル10は、多芯構造であり、かつ異種
な高電圧が印加されるため高電圧ケーブル端末12と絶
縁容器1との接合部は、放電防止を考えると取外し可能
な従来の方式では、異種電圧間の絶縁距離を大きくする
必要があった。特に電子顕微鏡の電子銃側接合部は、従
来方式では図1に示すように、絶縁容器1の高電圧ケー
ブル端末12の接合部が大きくなりバランスが悪く,振
動に弱い構造となる。また作業性も悪い。
末12により、取付け,取外しが出来る構造となってい
た。高電圧ケーブル10は、多芯構造であり、かつ異種
な高電圧が印加されるため高電圧ケーブル端末12と絶
縁容器1との接合部は、放電防止を考えると取外し可能
な従来の方式では、異種電圧間の絶縁距離を大きくする
必要があった。特に電子顕微鏡の電子銃側接合部は、従
来方式では図1に示すように、絶縁容器1の高電圧ケー
ブル端末12の接合部が大きくなりバランスが悪く,振
動に弱い構造となる。また作業性も悪い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子銃部の
重心の片寄りを小さくし、耐振性を向上させ、また絶縁
容器1と高電圧ケーブル10の高電圧ケーブル端末12
の接合部における放電要因の除去のため絶縁容器1と高
電圧ケーブル10を一体化構造とした。
重心の片寄りを小さくし、耐振性を向上させ、また絶縁
容器1と高電圧ケーブル10の高電圧ケーブル端末12
の接合部における放電要因の除去のため絶縁容器1と高
電圧ケーブル10を一体化構造とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】異種電圧から成る多芯の
高電圧ケーブル10と絶縁容器1を一体化するため絶縁
材で一体化モールドとした。
高電圧ケーブル10と絶縁容器1を一体化するため絶縁
材で一体化モールドとした。
【0007】
【作用】高電圧ケーブル10は、高電圧ケーブル端末1
2により絶縁容器1と接合部11で、接続されている。 この高電圧ケーブル端末12と絶縁容器1とは取外し出
来る構造のため、高電圧の絶縁は、高電圧ケーブル端末
12と絶縁容器1との締め付けによる接合部11の面圧
で行っている。この接合部を出来るだけ小さくし、また
放電の要因をなくすため、取外しを行わずあらかじめ絶
縁容器1と高電圧ケーブル10を絶縁部材で一体化モー
ルドした。
2により絶縁容器1と接合部11で、接続されている。 この高電圧ケーブル端末12と絶縁容器1とは取外し出
来る構造のため、高電圧の絶縁は、高電圧ケーブル端末
12と絶縁容器1との締め付けによる接合部11の面圧
で行っている。この接合部を出来るだけ小さくし、また
放電の要因をなくすため、取外しを行わずあらかじめ絶
縁容器1と高電圧ケーブル10を絶縁部材で一体化モー
ルドした。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図3により、以
下に述べる。
下に述べる。
【0009】高電圧電源は、フラッシング電源(VF電
源)13,電子引出電源(V1電源)14,初段加速電
圧電源(V2電源)15及び加速電圧電源(V0電源)
16よりなる。V0 電源16は、設置部から負の高電
圧(V0電圧)を供給する。V2 電源15はV0 電
圧を基準に初段加速電圧(V2電圧)を供給する。V1
電源14は、電子を引き出すための引出電圧(V1電
圧)をV0 電圧を基準に供給する。VF 電源13は
、FEチップ3の表面を加熱し、清浄化するための電圧
(VF電圧)をV0 電圧を基準に供給する。V0 電
源15、V1 電源14及びVF 電源13は、高電圧
絶縁容器17の中に収納している。V0 電圧,V2
電圧,V1 電圧及びVF 電圧は、多芯の高電圧ケー
ブル10により絶縁容器1に供給される。高電圧絶縁容
器17と高電圧ケーブル10は取外し可能な構造になっ
ている。
源)13,電子引出電源(V1電源)14,初段加速電
圧電源(V2電源)15及び加速電圧電源(V0電源)
16よりなる。V0 電源16は、設置部から負の高電
圧(V0電圧)を供給する。V2 電源15はV0 電
圧を基準に初段加速電圧(V2電圧)を供給する。V1
電源14は、電子を引き出すための引出電圧(V1電
圧)をV0 電圧を基準に供給する。VF 電源13は
、FEチップ3の表面を加熱し、清浄化するための電圧
(VF電圧)をV0 電圧を基準に供給する。V0 電
源15、V1 電源14及びVF 電源13は、高電圧
絶縁容器17の中に収納している。V0 電圧,V2
電圧,V1 電圧及びVF 電圧は、多芯の高電圧ケー
ブル10により絶縁容器1に供給される。高電圧絶縁容
器17と高電圧ケーブル10は取外し可能な構造になっ
ている。
【0010】高電圧ケーブル10と絶縁容器1は、取外
しせず一体化構造とした。一体化構造としたため、従来
方式(図2)の高電圧ケーブル端末12をなくすことが
出来た。また、絶縁容器1と高電圧ケーブル端末12の
接合部11の面に、取外し構造のものは、ゴミ等が付着
しやすく高電圧の絶縁不良を起す原因となるため、接合
部11の沿面距離を大きくしていた。本発明(図3)で
は、高電圧ケーブル10と絶縁容器1を一体化構造とし
たため、接合部の沿面距離を従来方式に比べ小さく出来
る。
しせず一体化構造とした。一体化構造としたため、従来
方式(図2)の高電圧ケーブル端末12をなくすことが
出来た。また、絶縁容器1と高電圧ケーブル端末12の
接合部11の面に、取外し構造のものは、ゴミ等が付着
しやすく高電圧の絶縁不良を起す原因となるため、接合
部11の沿面距離を大きくしていた。本発明(図3)で
は、高電圧ケーブル10と絶縁容器1を一体化構造とし
たため、接合部の沿面距離を従来方式に比べ小さく出来
る。
【0011】V0 電圧は、絶縁容器1のV0 端子1
8に接続され、V2 電圧は、V2 端子21に接続さ
れ、V1 端子20に接続され、VF 電圧はVF 端
子19に接続されている。FEチップ3は、V0 端子
18及びVF 端子19に接続されており、加速管8内
にある。加速管8内部は、1×10−8Paの超高真空
に保たれている。引出電極4は、第1電極2と同電位で
V1 端子20に接続されている。
8に接続され、V2 電圧は、V2 端子21に接続さ
れ、V1 端子20に接続され、VF 電圧はVF 端
子19に接続されている。FEチップ3は、V0 端子
18及びVF 端子19に接続されており、加速管8内
にある。加速管8内部は、1×10−8Paの超高真空
に保たれている。引出電極4は、第1電極2と同電位で
V1 端子20に接続されている。
【0012】初段加速電圧6は、第2電極5と同電位で
V2 端子21に接続されている。第2電極5より下段
の加速電極7間には、分割抵抗9が取り付けてあり、(
V0 電圧−V2 電圧)/4の等分割された電圧が各
々の電極間に印加されている。
V2 端子21に接続されている。第2電極5より下段
の加速電極7間には、分割抵抗9が取り付けてあり、(
V0 電圧−V2 電圧)/4の等分割された電圧が各
々の電極間に印加されている。
【0013】FEチップ3には、V0 電圧が印加され
、引出し電極4に印加された引出し電圧V1 によりF
Eチップより電子を電界放出させる。
、引出し電極4に印加された引出し電圧V1 によりF
Eチップより電子を電界放出させる。
【0014】電界放出された電子は、初段加速電極6及
び加速電極7により加速されV0 電圧に相当するエネ
ルギーを持つ。
び加速電極7により加速されV0 電圧に相当するエネ
ルギーを持つ。
【0015】図3の実施例によれば、絶縁容器1と高電
圧ケーブル10が一体化構造となり接合部を小さく出来
、経済的であり耐振性の向上が図られる。
圧ケーブル10が一体化構造となり接合部を小さく出来
、経済的であり耐振性の向上が図られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、絶縁容器1と高電圧ケーブル10の接合部の放電要
因を除去出来る高電圧ケーブルと一体化したコンパクト
な絶縁容器を持つ耐振性の向上した多段加速方式電界放
出形電子銃が出来、性能安定性,経済性及び作業性が大
きく向上する。
ば、絶縁容器1と高電圧ケーブル10の接合部の放電要
因を除去出来る高電圧ケーブルと一体化したコンパクト
な絶縁容器を持つ耐振性の向上した多段加速方式電界放
出形電子銃が出来、性能安定性,経済性及び作業性が大
きく向上する。
【図1】電子銃,高電圧ケーブル及び高電圧電源のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】従来の電子銃部の断面図である。
【図3】本発明による電子銃部の断面図である。
1…絶縁容器、2…第1電極、3…FEチップ、4…引
出し電極、5…第2電極、6…初段加速電極、7…加速
電極、8…加速管、9…分割抵抗、10…高電圧ケーブ
ル、11…接合部、12…高電圧ケーブル端末、13…
フラッシング電源(VF)、14…電子引出電源(V1
)、15…初段加速電源(V2)、16…加速電源(V
0)、17…高電圧電源容器、18…V0 端子、19
…VF 端子、20…V1 端子、21…V2 端子。
出し電極、5…第2電極、6…初段加速電極、7…加速
電極、8…加速管、9…分割抵抗、10…高電圧ケーブ
ル、11…接合部、12…高電圧ケーブル端末、13…
フラッシング電源(VF)、14…電子引出電源(V1
)、15…初段加速電源(V2)、16…加速電源(V
0)、17…高電圧電源容器、18…V0 端子、19
…VF 端子、20…V1 端子、21…V2 端子。
Claims (1)
- 【請求項1】電界放出陰極と該陰極から電子を電界放出
させる電子引出電極と電子を加速する2段以上の加速電
極とから成る電子線加速部と電子線の外部絶縁容器と高
電圧ケーブルおよび高電圧電源からなる電界放出形電子
顕微鏡において、電子線加速部の外部絶縁容器と高電圧
ケーブルを一体化したことを特徴とする電界放出形電子
顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102452A JPH04332446A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電界放出形電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102452A JPH04332446A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電界放出形電子顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332446A true JPH04332446A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14327867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3102452A Pending JPH04332446A (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 電界放出形電子顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04332446A (ja) |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3102452A patent/JPH04332446A/ja active Pending
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