JPH04331933A - トリミング撮影可能なカメラ - Google Patents

トリミング撮影可能なカメラ

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JPH04331933A
JPH04331933A JP3130665A JP13066591A JPH04331933A JP H04331933 A JPH04331933 A JP H04331933A JP 3130665 A JP3130665 A JP 3130665A JP 13066591 A JP13066591 A JP 13066591A JP H04331933 A JPH04331933 A JP H04331933A
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JP
Japan
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zoom
focal length
zoom lens
pseudo
photography
Prior art date
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Pending
Application number
JP3130665A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wakabayashi
若林 央
Daiki Tsukahara
塚原 大基
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH04331933A publication Critical patent/JPH04331933A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズを有する
トリミング撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影時に設定されたトリミング倍率に従
って、プリント時に撮影画面の天地左右をトリミングす
ることにより、ズームレンズの最長焦点距離以上の倍率
でズームアップ撮影を行なったのと同様な写真が得られ
るトリミング撮影可能なカメラが知られている(例えば
、特開昭61−285432号公報参照)。
【0003】図8は、焦点距離35〜80mmのズーム
レンズを備えたトリミング撮影可能なカメラのズームレ
ンズの焦点距離F、トリミング倍率βおよび疑似焦点距
離GFの関係を示す。ズームレンズを移動させるズーム
スイッチをズームアップ側に操作すると、ズームレンズ
は最短焦点距離FW(F=35mm、以下、ワイド端と
呼ぶ)側から最長焦点距離FT(F=80mm、以下、
テレ端と呼ぶ)側に移動し、最長焦点距離位置に達する
。トリミング倍率βが1の時、ズームレンズの光学ズー
ム範囲(F=35〜80mm)では、疑似焦点距離GF
はズームレンズの焦点距離と同じ値になる。
【0004】次に、ズームレンズのテレ端FTでズーム
スイッチをさらにズームアップ側に操作すると、通常の
撮影モードからトリミング撮影モードに切り換わり、ト
リミング倍率βの増加にともなって疑似焦点距離GFが
増加する。すなわち、トリミング倍率βが1から1.5
、2.0、2.5倍に順次増加すると、疑似焦点距離G
Fが80から120、160、200mmに増加する。 なお、トリミング倍率βは、ラボの通常判サイズの引き
伸ばし焼き付けにおける最大トリミング率以内で設定可
能である。このトリミング撮影モードで撮影を行なった
時は、撮影時のトリミング倍率βがフィルムの撮影駒近
くに記録され、プリント時に、撮影時のトリミング倍率
βに従って撮影画面の天地左右をトリミングし、焼き付
けレンズの焦点距離を調節して所定のサイズに引き伸ば
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影レンズ
の構成を簡略にするコンパクトカメラのような場合、ズ
ームレンズの長焦点側(以下、テレ側と呼ぶ)は短焦点
側(以下、ワイド側と呼ぶ)に比べ絞りのF値が大きく
なる傾向がある。このため、ズームレンズのテレ側でズ
ームアップ撮影を行なうと、低輝度の被写体に対してA
E(自動露出制御装置)が作動しなかったり、閃光装置
と連動して閃光撮影を行なう時に連動距離が狭くなった
り、あるいは、閃光装置の使用頻度が増加して電池寿命
が短くなるという不具合がある。このような不具合を避
けるため、ズームレンズのテレ側でズームアップ写真を
撮影するよりも、ズームレンズのワイド側でトリミング
撮影を行なって、疑似的なズームアップ写真を撮る方が
有利なことがある。しかし一方では、トリミング撮影を
行なうと、プリント時の引き伸ばし倍率が大きくなって
像の粒子が粗い写真となるので、ズームレンズをできる
だけテレ側まで使い、トリミング率を低く抑える方が好
ましい。
【0006】しかしながら、従来のトリミング撮影可能
なカメラでは、ズームレンズのテレ端で、通常の撮影領
域とトリミング撮影領域とを切り換えるので、撮影状況
に応じてワイド側でトリミング撮影を行なうことができ
ない。
【0007】本発明の目的は、ズームレンズのワイド側
で疑似ズーム撮影を行なうか、またはズームレンズのテ
レ側で通常のズーム撮影を行なうかを撮影状況に応じて
選択できるトリミング撮影可能なカメラを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施例のトリミング撮
影可能なカメラの実焦点距離Fと疑似焦点距離GFとの
関係を示す図3に対応づけて本発明を説明すると、本発
明は、ズームレンズを備え、ズームレンズの光学ズーム
範囲の焦点距離F=35〜70mm(A〜C)で撮影を
行なう通常ズーム撮影モードと、光学ズーム範囲の焦点
距離F=35〜70mmにトリミング倍率βを乗じて得
られる疑似ズーム範囲の焦点距離GF=59.5〜11
9mm(D〜F)を設定し、撮影画面の一部をトリミン
グして疑似的なズームアップ写真を得る疑似ズーム撮影
モードとを有するトリミング撮影可能なカメラに適用さ
れ、光学ズーム範囲の一部の焦点距離F=59.5〜7
0mm(B〜C)と疑似ズーム範囲の一部の焦点距離G
F=59.5〜70mm(D〜E)とが重複するように
トリミング倍率βを設定したものであり、これによって
上記目的を達成する。
【0009】
【作用】光学ズーム範囲F=35〜70mmの一部の焦
点距離F=59.5〜70mmと、疑似ズーム範囲GF
=59.5〜119mmの一部の焦点距離GF=59.
5〜70mmが重複しているので、この重複部分では、
通常ズーム撮影モードと疑似ズーム撮影モードとを撮影
状況に応じて選択することができる。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】図1は、一実施例の構成を示すブロック図で
あ。図において、1は、ズームレンズモータ1aを駆動
してズームレンズを移動するズームレンズモータ駆動回
路、2は、ズームレンズモータ1aに駆動され、ズーム
レンズをズームアップまたはズームダウンさせるズーム
レンズ機構部、3は、ズームレンズの位置を検出して焦
点距離Fの信号を出力するズームレンズ位置検出回路で
ある。さらに4はファインダーズームレンズモータ駆動
回路であり、ファインダーズームレンズモータ4aを駆
動して後述するファインダーズームレンズを移動する。 5はファインダーズームレンズ機構部であり、ファイン
ダーズームレンズモータ4aに駆動され、ファインダー
ズームレンズをズームアップまたはズームダウンさせる
。6はファインダーズームレンズ位置検出回路であり、
ファイダーズームレンズ位置を検出して焦点距離の信号
を出力する。またZUSは、ズームレンズをズームアッ
プさせるスイッチ、ZDSは、ズームレンズをズームダ
ウンさせるスイッチである。7は、マイクロコンピュー
タおよびその周辺部品から構成される制御回路であり、
カメラの種々の演算処理および動作シーケンス処理を行
なうとともに、後述する制御プログラムを実行してズー
ムレンズおよびファインダーズームレンズをズーミング
させる。
【0012】図2は、本発明のトリミング撮影可能なカ
メラの斜視図である。カメラボディー10にはズームレ
ンズ11が装着される。このズームレンズ11は、ズー
ムレンズモータ1aの回転軸に設けられたギア2a,連
動ギア2b,および鏡筒環11aの外周に設けられたギ
ア2cから構成されるズームレンズ機構部2を介してズ
ームレンズモータ1aに駆動され、最短焦点距離FW(
ワイド端)から最長焦点距離FT(テレ端)までズーミ
ングされる。なおこの実施例では、焦点距離F=35〜
70mmのズームレンズ11を例に上げて説明する。 また、後述するファインダーズームレンズの焦点距離と
区別するため、以下ではズームレンズ11の焦点距離F
を実焦点距離Fと呼ぶ。
【0013】鏡筒環11aの外周にはエンコーダーパタ
ーン3aが設けられ、ブラシ3bがこのエンコーダーパ
ターン3a上を摺動する。ブラシ3bは、鏡筒環11a
の回転にともなって移動するズームレンズ11の位置を
示す電気信号を検出し、ズームレンズ位置検出回路3へ
位置信号を出力する。
【0014】また、ファインダーズームレンズ12,1
3はそれぞれレンズ保持部材12a,13aによって保
持される。レンズ保持部材12a,13aは、軸5gに
よって前後にスライド自在に保持されるるとともに、カ
ム5aの溝5b,5cとそれぞれかみ合わされる。カム
5aは、ファインダーズームレンズモータ4aの回転軸
に設けられたギア5d,連動ギア5e,およびカム5a
の裏面に設けられたギア部5fを介してファインダーズ
ームレンズモータ4aにより駆動される。カム5aが回
転するとレンズ保持部材12a,13aが軸5g上を前
後にスライドし、ファインダーズームレンズ12,13
が最短焦点距離35mmから最長焦点距離119mmま
でズーミングされる。なお以下では、このファインダー
ズームレンズ12,13の焦点距離を、上述したズーム
レンズ11の実焦点距離Fに対して疑似焦点距離GFと
呼ぶ。
【0015】カム5a上にはエンコーダーパターン6a
が設けられ、ブラシ6bがこのエンコーダーパターン6
a上を摺動する。ブラシ6bは、カム5aの回転にとも
なって移動するズームレンズ12,13の位置を示す電
気信号を検出し、ファインダーズームレンズ位置検出回
路6へ位置信号を出力する。
【0016】また、フィルム14の各撮影駒ごとのトリ
ミング撮影情報は、公知の情報写し込み器15によって
フィルム14に光学的または磁気的に写し込まれ、ラボ
におけるトリミング時に、このトリミング情報に基づい
て引伸しレンズの焦点距離が調節される。さらに、カメ
ラボディー10の上部には、ズームレンズ11をズーム
アップさせるズームアップボタン16と、ズームダウン
させるズームダウンボタン17が設けられ、各ボタン1
6,17が押しさげられると上述したスイッチZUS,
ZDSがオンする。
【0017】図3は、図2に示すトリミング撮影可能な
カメラの実焦点距離Fと疑似焦点距離GFとの関係を示
す。なお、このカメラのトリミング撮影時の倍率βを1
.7とする。トリミング倍率β=1、すなわち通常の撮
影時は、ズームレンズ11のズーミングにともなって、
実焦点距離Fおよび疑似焦点距離GFがともに35〜7
0mmの範囲で変化する。また、トリミング倍率β=1
.7のトリミング撮影時は、ズームレンズ11の実焦点
距離F=35〜70mmの範囲のズーミングにともなっ
て、疑似焦点距離GFが59.5〜119mmの範囲で
変化する。ファインダーズームレンズ12,13の最長
疑似焦点距離GF=119mmは、ズームレンズ11の
テレ端FT=70mmでトリミング倍率β=1.7のト
リミング撮影を行なった時の焦点距離に相当し、一方、
最短疑似焦点距離GF=59.5mmは、ズームレンズ
11のワイド端FW=35mmでトリミング倍率β=1
.7のトリミング撮影を行なった時の焦点距離に相当す
る。この実施例では、ズームレンズ11のズーム範囲に
おける焦点距離F=59.5〜70mmの範囲と、倍率
β=1.7でトリミング撮影を行なった時の疑似焦点距
離GF=59.5〜70mmの範囲とが重複する。
【0018】ズームアップボタン16またはズームダウ
ンボタン17を操作した時、ズームレンズ11およびフ
ァインダーズームレンズ12,13の実焦点距離F,ト
リミング倍率βおよび疑似焦点距離GFは次の様に変化
する。今、ズームレンズ11およびファインダーズーム
レンズ12,13がワイド端FWにあり、トリミング倍
率β=1の通常撮影モードであるとする。ズームアップ
ボタン16を操作すると、ズームレンズ11およびファ
インダーズームレンズ12,13が図3のA点からズー
ムアップし、実焦点距離Fおよび疑似焦点距離GFが増
加してB点を経てC点に達し、ズームレンズ11および
ファインダーズームレンズ12,13のズームアップが
停止される。C点でさらにズームアップボタン16が操
作されると、ズームレンズ11だけがズームダウンして
E点に達し、トリミング倍率βが1.7に設定される。 E点からはズームレンズ11およびファインダーズーム
レンズ12,13が共にズームアップされ、実焦点距離
F,疑似焦点距離GF=119mmのF点に達する。
【0019】次に、F点でズームダウンボタン17が操
作されると、トリミング倍率β=1.7のままでズーム
レンズ11およびファインダーズームレンズ12,13
がズームダウンされ、実焦点距離Fおよび疑似焦点距離
GFが減少してE点を経てD点に達する。D点でさらに
ズームダウンボタン17が操作されると、ズームレンズ
11だけがズームアップしてB点に達し、トリミング倍
率βがふたたび1に設定される。その後、ズームレンズ
11およびファインダーズームレンズ12,13が共に
ズームダウンされ、A点に戻る。すなわち、A点からC
点に至る直線上のいずれかの実焦点距離Fで、通常撮影
が行なわれ、F点からD点に至る直線上のいずれかの疑
似焦点距離GFで、トリミング倍率β=1.7のトリミ
ング撮影が行なわれる。つまり、焦点距離59.5〜7
0mmの範囲では、通常撮影とトリミング撮影とを撮影
状況に応じて選択できる。
【0020】図4,図5は、制御回路7のマイクロコン
ピュータで実行されるズームアップ処理プログラムを示
す。マイクロコンピュータは、ズームアップボタン16
が操作されてスイッチZUSがオンするとこのプログラ
ムの実行を開始する。同図により、ズームアップ処理を
説明する。なお以下では、ズームレンズ11のズーミン
グをOZズームアップおよびOZズームダウンと呼び、
ファインダーズームレンズ12,13のズーミングをE
ZズームアップおよびEZズームダウンと呼ぶ。ステッ
プS1において、トリミング倍率βが1か否かを判別し
、β=1すなわち通常の撮影モードであればステップS
2へ進み、そうでなければ図5のステップS11へ進む
。ステップS2では、ズームレンズモータ駆動回路1を
制御してズームレンズ11をズームアップさせるととも
に(OZズームアップ)、ファインダーズームレンズモ
ータ駆動回路4を制御してファインダーズームレンズ1
2,13をズームアップさせる(EZズームアップ)。 続くステップS3で、図3に示すC点に到達したか否か
を判別し、C点に達していればステップS6へ進み、そ
うでなければステップS4へ進む。ステップS4では、
スイッチZUSがオフ、すなわちズームアップボタン1
6が開放されたか否かを判別し、開放されていればステ
ップS5へ進み、そうでなければステップS3へ戻る。 ステップS5で、OZ,EZズームアップを停止した後
、プログラムの実行を終了する。
【0021】ステップS3でC点に達したと判別された
時は、ステップS6で、OZ,EZズームアップを停止
し、続くステップS7で、OZズームダウンを開始する
。ステップS8で、E点に到達したか否かを判別し、E
点に達したらステップS9へ進み、OZズームダウンを
停止するとともに、トリミング倍率βを1.7に設定す
る。ステップS10で、スイッチZUSがオフしている
か否かを判別し、オフしていればプログラムの実行を終
了し、オフしていなければ図5のステップS11へ進む
【0022】図5のステップS11で、OZ,EZズー
ムアップを開始し、続くステップS12で、F点に到達
したか否かを判別する。F点に達していればステップS
13へ進み、そうでなければステップS15へ進む。ス
テップS13で、OZ,EZズームアップを停止した後
、ステップS14で、スイッチZUSがオフしているか
否かを判別し、オフしたらプログラムの実行を終了する
。ステップS12でF点に達していないと判別された時
は、ステップS15で、スイッチZUSがオフしている
か否かを判別し、オフしていれば図4のステップS5へ
進み、そうでなければステップS12へ戻る。
【0023】図6,図7は、制御回路7のマイクロコン
ピュータで実行されるズームダウン処理プログラムを示
す。マイクロコンピュータは、ズームダウンボタン17
が操作されてスイッチZDSがオンするとこのプログラ
ムの実行を開始する。同図により、ズームダウン処理を
説明する。ステップS21で、トリミング倍率βが1で
あるか否かを判別し、トリミング倍率βが1の通常撮影
モードであれば図7のステップS31へ進み、そうでな
ければステップS22へ進む。ステップS22では、現
在、トリミング倍率βが1.7のトリミング撮影モード
であるので、OZ,EZズームダウンを開始する。続く
ステップS23で、D点に到達したか否かを判別し、D
点に達していればステップS26へ進み、そうでなけれ
ばステップS24へ進む。ステップS24では、スイッ
チZDSがオフか否か、すなわちズームダウンボタン1
7が開放されているか否かを判別し、開放されていれば
ステップS25へ進み、そうでなければステップS23
へ戻る。
【0024】ステップS23でD点に達していると判別
された時は、ステップS26で、OZ,EZズームダウ
ンを停止し、続くステップS27で、OZズームアップ
を開始する。そしてステップS28で、B点に到達した
か否かを判別し、B点に達したらステップS29へ進む
。ステップS29で、OZズームアップを停止するとと
もに、トリミング倍率βを1に設定する。さらにステッ
プS30で、スイッチZDSがオフしているか否かを判
別し、オフしていればプログラムの実行を終了し、そう
でなければ図7のステップS31へ進む。
【0025】図7のステップS31で、OZ,EZズー
ムダウンを開始し、続くステップS32で、A点に到達
したか否かを判別する。判別の結果、A点に達していれ
ばステップS33へ進み、そうでなければステップS3
5へ進む。ステップS33では、OZ,EZズームダウ
ンを停止し、続くステップS34で、スイッチZDSが
オフしているか否かを判別し、オフしたらプログラムの
実行を終了する。ステップS32でA点に達していない
と判別された時は、ステップS35で、スイッチZDS
がオフしているか否かを判別し、オフしていれば図6の
ステップS25へ進み、そうでなければステップS32
へ戻る。
【0026】このように、光学ズーム範囲F=35〜7
0mm(A〜C)の一部の焦点距離F=59.5〜70
mm(B〜C)と、疑似ズーム範囲GF=59.5〜1
19mm(D〜F)の一部の焦点距離GF=59.5〜
70mm(D〜E)とが重複するようにトリミング倍率
βを設定し、ズームアップ操作で光学ズーム範囲の焦点
距離を選択し、ズームダウン操作で疑似ズーム範囲を選
択するようにしたので、ズームレンズのワイド側を使っ
て疑似ズーム撮影を行なうか、ズームレンズのテレ側を
使って通常のズーム撮影を行なうかを撮影状況に応じて
選択することができる。すなわち、図3のD〜Eの疑似
焦点距離GF=59.5〜70mmの範囲でトリミング
撮影を行なう前者の場合、ズームレンズ11は実焦点距
離F=35〜41.2mmの範囲にあり、テレ側に比べ
て絞りF値が小さくレンズの明るい部分を使って撮影が
行なえる。一方、B〜Cの実焦点距離F=59.5〜7
0mmの範囲で通常のズーム撮影を行なう後者の場合、
撮影画面をトリミングして引き伸ばす上記トリミング撮
影に比べて撮影画面をそのまま焼き付けるので、プリン
ト時に像の粒子が細かなズームアップ写真が得られる。 どちらも同じ倍率のズームアップ写真が得られるが、撮
影状況に応じて最適な側を選択することができる。
【0027】なお、上述した実施例では、焦点距離可変
範囲35〜70mm,ズーム比FT/FW=2のズーム
レンズを備えたトリミング撮影可能なカメラを例に上げ
て説明したが、ズームレンズの焦点距離可変範囲および
ズーム比は上記実施例に限定されない。
【0028】また、光学ズーム範囲の実焦点距離Fと疑
似ズーム範囲の疑似焦点距離GFとの重複範囲も上記実
施例に限定されない。一般に、光学ズーム範囲の一部と
疑似ズーム範囲の一部とが重複するためには、ズームレ
ンズの最短焦点距離FW,最長焦点距離FTおよびトリ
ミング倍率βとの間に次のような関係があればよい。 FT>βFW つまり   α>β                    
                         
       ・・・(1)ここで、αは、ズームレン
ズのズーム比α=FT/FWである。通常、ズームレン
ズの設計上の制約などを考慮した上で、本発明の目的を
達成するために、トリミング倍率βを例えば次のように
決定すればよい。   β<(FT/FW)/1.15  (α≦2の時)
  β<α/1.15  (α≦2の時)      
                    ・・・(2
)  β<(FT/FW)/1.25  (α>2の時
)  β<α/1.25  (α>2の時)     
                     ・・・(
3)
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学ズーム範囲の一部の焦点距離と疑似ズーム範囲の一部
の焦点距離とが重複するようにトリミング倍率を設定し
たので、絞りF値の小さいズームレンズのワイド側を使
って疑似ズーム撮影を行なうか、像の粒子が細かなプリ
ントが得られるズームレンズのテレ側を使って通常のズ
ーム撮影を行なうかを撮影状況に応じて選択することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係わるトリミング撮影可能なカメラの
斜視図。
【図3】図2に示すトリミング撮影可能なカメラの実焦
点距離Fと疑似焦点距離GFとの関係を示す図。
【図4】ズームアップ処理プログラム例を示すフローチ
ャート。
【図5】ズームアップ処理プログラム例を示すフローチ
ャート。
【図6】ズームダウン処理プログラム例を示すフローチ
ャート。
【図7】ズームダウン処理プログラム例を示すフローチ
ャート。
【図8】従来のトリミング撮影可能なカメラのズームレ
ンズの焦点距離Fと疑似焦点距離GFとの関係を示す図
【符号の説明】
1  ズームレンズモータ駆動回路 1a  ズームレンズモータ 2  ズームレンズ機構部 2a,2b,2c,5d,5e  ギア3  ズームレ
ンズ位置検出回路 3a,6a  エンコーダーパターン 3b,6b  ブラシ 4  ファインダーズームレンズモータ駆動回路4a 
 ファインダーズームレンズモータ5  ファインダー
ズームレンズ機構部5a  カム 5b,5c  溝 5f  ギア部 5g  軸 6  ファインダーズームレンズ位置検出回路7  制
御回路 10  カメラボディー 11  ズームレンズ 11a  鏡筒環 12,13  ファインダーズームレンズ12a,13
a  レンズ保持部材 14  フィルム 15  情報写し込み器 16  ズームアップボタン 17  ズームダウンボタン ZUS  ズームアップスイッチ ZDS  ズームダウンスイッチ F  実焦点距離 GF  疑似焦点距離 FT  最長焦点距離 FW  最短焦点距離 β  トリミング倍率 βmax  最大トリミング倍率

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズを備え、前記ズームレンズの
    光学ズーム範囲の焦点距離で撮影を行なう通常ズーム撮
    影モードと、前記光学ズーム範囲の焦点距離にトリミン
    グ倍率を乗じて得られる疑似ズーム範囲の焦点距離を設
    定し、撮影画面の一部をトリミングして疑似的なズーム
    アップ写真を得る疑似ズーム撮影モードとを有するトリ
    ミング撮影可能なカメラにおいて、前記光学ズーム範囲
    の一部の焦点距離と前記疑似ズーム範囲の一部の焦点距
    離とが重複するように前記トリミング倍率を設定したこ
    とを特徴とするトリミング撮影可能なカメラ。
JP3130665A 1991-04-16 1991-05-02 トリミング撮影可能なカメラ Pending JPH04331933A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130665A JPH04331933A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 トリミング撮影可能なカメラ
US08/482,502 US5694624A (en) 1991-04-16 1995-06-07 Zoom lens camera capable of trimming photographing with plural magnifications
US08/631,609 US5606383A (en) 1991-04-16 1996-04-10 Camera capable of trimming photographing and having zoom finder with converter lenses

Applications Claiming Priority (1)

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JP3130665A JPH04331933A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 トリミング撮影可能なカメラ

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JP3130665A Pending JPH04331933A (ja) 1991-04-16 1991-05-02 トリミング撮影可能なカメラ

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