JPH04331448A - 同期電動機 - Google Patents
同期電動機Info
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- JPH04331448A JPH04331448A JP3125507A JP12550791A JPH04331448A JP H04331448 A JPH04331448 A JP H04331448A JP 3125507 A JP3125507 A JP 3125507A JP 12550791 A JP12550791 A JP 12550791A JP H04331448 A JPH04331448 A JP H04331448A
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- Japan
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- rotor
- stator
- magnetic field
- rotating magnetic
- permanent magnet
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K19/00—Synchronous motors or generators
- H02K19/02—Synchronous motors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/46—Motors having additional short-circuited winding for starting as an asynchronous motor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K16/00—Machines with more than one rotor or stator
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/46—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual synchronous motor
- H02P1/50—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual synchronous motor by changing over from asynchronous to synchronous operation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の作用で起
動して永久磁石で同期運転に引き込む永久磁石型同期電
動機に関する。
動して永久磁石で同期運転に引き込む永久磁石型同期電
動機に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術として、ブラシレ
ス構造の同期電動機がある。これは、回転子を1組の誘
導電動機のかご形導体と、1組の永久磁石の回転子とに
より構成し、起動時には固定子の回転磁界と誘導電動機
のかご形導体との電磁誘導作用により起動し、誘導電動
機の非同期速度から同期速度に近づいた時、つまりすべ
りが零に近づいた時、固定子の回転磁界と永久磁石の磁
極とが吸引し合って同期速度に至るものである。
ス構造の同期電動機がある。これは、回転子を1組の誘
導電動機のかご形導体と、1組の永久磁石の回転子とに
より構成し、起動時には固定子の回転磁界と誘導電動機
のかご形導体との電磁誘導作用により起動し、誘導電動
機の非同期速度から同期速度に近づいた時、つまりすべ
りが零に近づいた時、固定子の回転磁界と永久磁石の磁
極とが吸引し合って同期速度に至るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の同期電
動機は、固定子の回転磁界と電磁誘導作用のある一組の
誘導電動機のかご形導体と、固定子の回転磁界と吸引し
合う一組の永久磁石の回転子とにより構成し、起動時は
固定子の回転磁界と誘導電動機のかご形導体との電磁誘
導作用により起動するために、非同期速度における前記
永久磁石と固定子の回転磁界との吸引・反撥が同時に作
用する起動障害に十分打ち勝つだけの電磁誘導作用を有
するかご形導体を必要とする。したがって、誘導電動機
のかご形導体は永久磁石の回転子による起動障害を無視
でき得るだけの十分な大きさに構成する必要があり、こ
のため永久磁石のブラシレス同期電動機はその出力に比
較して大型になっていた。
動機は、固定子の回転磁界と電磁誘導作用のある一組の
誘導電動機のかご形導体と、固定子の回転磁界と吸引し
合う一組の永久磁石の回転子とにより構成し、起動時は
固定子の回転磁界と誘導電動機のかご形導体との電磁誘
導作用により起動するために、非同期速度における前記
永久磁石と固定子の回転磁界との吸引・反撥が同時に作
用する起動障害に十分打ち勝つだけの電磁誘導作用を有
するかご形導体を必要とする。したがって、誘導電動機
のかご形導体は永久磁石の回転子による起動障害を無視
でき得るだけの十分な大きさに構成する必要があり、こ
のため永久磁石のブラシレス同期電動機はその出力に比
較して大型になっていた。
【0004】一方、本来必要とされる同期トルクは、誘
導電動機による起動時のトルクを永久磁石に十分打ち勝
つだけの大きさにするため、逆に永久磁石は小形になり
同期トルクに比較して同期電動機は大形になっていた。 つまり目標とする同期トルクに必要な永久磁石回転子を
基に、その永久磁石が非同期時に作用して発生する起動
障害に十分打ち勝つよう誘導電動機のかご形導体を設計
するためである。
導電動機による起動時のトルクを永久磁石に十分打ち勝
つだけの大きさにするため、逆に永久磁石は小形になり
同期トルクに比較して同期電動機は大形になっていた。 つまり目標とする同期トルクに必要な永久磁石回転子を
基に、その永久磁石が非同期時に作用して発生する起動
障害に十分打ち勝つよう誘導電動機のかご形導体を設計
するためである。
【0005】以上の永久磁石型のブラシレス同期電動機
は小型の特にWOW(ワウ)を嫌う録音録画機やその再
生機に使用されるが、前述の理由によりこれらの機器の
小型化への限界となり、同出力で小型の同期電動機の開
発が望まれている。
は小型の特にWOW(ワウ)を嫌う録音録画機やその再
生機に使用されるが、前述の理由によりこれらの機器の
小型化への限界となり、同出力で小型の同期電動機の開
発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同期電動機に
おいて、固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同
期速度で回転する第1の回転子部分と、回転磁界との吸
引により同期速度で回転する永久磁石で形成した2個の
第2の回転子部分とを、同一回転軸上に装設した回転子
と、前記同一回転軸上に設けた1個の第2の回転子部分
に対峙して設けた第1の固定子と、第1の回転子部分と
1個の第2の回転子部分に亘って対峙して設けた第2の
固定子と、該2個の固定子のうち第1の固定子がこれに
対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と、第2の固定
子がこれに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との
間に、相対位置において電気的位相に位相差0°と位相
差180°とを生じさせる電圧移相装置とにより構成す
ると共に、起動時は前記位相差0°または位相差 18
0°の回転磁界にして、前記第1の固定子の回転磁界と
該第1の固定子に対峙する第2の回転子部分の永久磁石
とを吸引または反撥し合うように且つ前記第2の固定子
の回転磁界と該第2の固定子に対峙する第2の回転子部
分の永久磁石とを反撥または吸引し合うようにして前記
吸引と反撥とで相殺するよう前記永久磁石で形成した2
個の第2の回転子部分を配設し、前記位相差を 180
°変化させて非同期速度から同期速度に引き入れること
により前記課題を解決するための手段とした。
おいて、固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同
期速度で回転する第1の回転子部分と、回転磁界との吸
引により同期速度で回転する永久磁石で形成した2個の
第2の回転子部分とを、同一回転軸上に装設した回転子
と、前記同一回転軸上に設けた1個の第2の回転子部分
に対峙して設けた第1の固定子と、第1の回転子部分と
1個の第2の回転子部分に亘って対峙して設けた第2の
固定子と、該2個の固定子のうち第1の固定子がこれに
対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と、第2の固定
子がこれに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との
間に、相対位置において電気的位相に位相差0°と位相
差180°とを生じさせる電圧移相装置とにより構成す
ると共に、起動時は前記位相差0°または位相差 18
0°の回転磁界にして、前記第1の固定子の回転磁界と
該第1の固定子に対峙する第2の回転子部分の永久磁石
とを吸引または反撥し合うように且つ前記第2の固定子
の回転磁界と該第2の固定子に対峙する第2の回転子部
分の永久磁石とを反撥または吸引し合うようにして前記
吸引と反撥とで相殺するよう前記永久磁石で形成した2
個の第2の回転子部分を配設し、前記位相差を 180
°変化させて非同期速度から同期速度に引き入れること
により前記課題を解決するための手段とした。
【0007】更に前記永久磁石で形成した2組の第2の
回転子部分の同一回転軸上への配設は、回転子の同一位
置でそれぞれの永久磁石の磁極の中心位置を一致させる
ことでより容易に配設可能となる。
回転子部分の同一回転軸上への配設は、回転子の同一位
置でそれぞれの永久磁石の磁極の中心位置を一致させる
ことでより容易に配設可能となる。
【0008】また、前記電圧移相装置を2個の固定子の
うち一方の固定子の固定子巻線の端子を逆極性に切り換
えるスイッチで構成することも有効な手段となる。
うち一方の固定子の固定子巻線の端子を逆極性に切り換
えるスイッチで構成することも有効な手段となる。
【0009】ところで、固定子を励磁する電源は商用周
波数の交流電源かまたはインバータを利用した可変周波
数電源を用いることあるいは単相交流電源かまたは多相
交流電源を用いることも有効な手段となる。
波数の交流電源かまたはインバータを利用した可変周波
数電源を用いることあるいは単相交流電源かまたは多相
交流電源を用いることも有効な手段となる。
【0010】
【作 用】本発明の同期電動機の作用を説明する。ま
ず固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同期速度
で回転する第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のか
ご形回転子と、固定子の回転磁界との吸引により同期速
度で回転する永久磁石で形成した2個の第2の回転子部
分、つまり永久磁石の回転子とを同一回転軸上に装設し
た回転子と、前記同一回転軸上に設けた1個の第2の回
転子部分に対峙して設けた第1の固定子と、第1の回転
子部分と1個の第2の回転子部分に亘って対峙して設け
た第2の固定子と、電圧移相装置とにより構成し、起動
時に、第1の固定子の回転磁界と該固定子に対峙する永
久磁石の回転子部分を吸引し合うように、且つ第2の固
定子の回転磁界と該固定子に対峙する永久磁石の回転子
部分を反撥し合うように、2個の第2の回転子部分(永
久磁石)を配設したので、本発明の同期電動機の起動は
第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のかご形導体と
固定子の回転磁界との電磁誘導作用により誘導電動機と
して起動することになる。これは永久磁石を、2個の固
定子の回転磁界に対し、一方を吸引するように、他方を
反撥するように同一回転軸上に配設してあるので、永久
磁石の起動時の障害は打ち消されて非同期時の障害にな
りえない。
ず固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同期速度
で回転する第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のか
ご形回転子と、固定子の回転磁界との吸引により同期速
度で回転する永久磁石で形成した2個の第2の回転子部
分、つまり永久磁石の回転子とを同一回転軸上に装設し
た回転子と、前記同一回転軸上に設けた1個の第2の回
転子部分に対峙して設けた第1の固定子と、第1の回転
子部分と1個の第2の回転子部分に亘って対峙して設け
た第2の固定子と、電圧移相装置とにより構成し、起動
時に、第1の固定子の回転磁界と該固定子に対峙する永
久磁石の回転子部分を吸引し合うように、且つ第2の固
定子の回転磁界と該固定子に対峙する永久磁石の回転子
部分を反撥し合うように、2個の第2の回転子部分(永
久磁石)を配設したので、本発明の同期電動機の起動は
第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のかご形導体と
固定子の回転磁界との電磁誘導作用により誘導電動機と
して起動することになる。これは永久磁石を、2個の固
定子の回転磁界に対し、一方を吸引するように、他方を
反撥するように同一回転軸上に配設してあるので、永久
磁石の起動時の障害は打ち消されて非同期時の障害にな
りえない。
【0011】さらに具体的により詳説すると、たとえば
起動時に電圧移相装置によって第1の固定子がこれに対
峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と第2の固定子が
これに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との間に
、2個の固定子の相対位置において電気的位相に位相差
180°を生じさせた場合、同一回転軸上に設けた2
個の第2の回転子部分、つまり2個の永久磁石の磁極を
次のように配設した。
起動時に電圧移相装置によって第1の固定子がこれに対
峙する回転子の周囲に生じる回転磁界と第2の固定子が
これに対峙する回転子の周囲に生じる回転磁界との間に
、2個の固定子の相対位置において電気的位相に位相差
180°を生じさせた場合、同一回転軸上に設けた2
個の第2の回転子部分、つまり2個の永久磁石の磁極を
次のように配設した。
【0012】まず一方の永久磁石のN極と他方の永久磁
石のN極とを同一位置に配置し、さらに一方の永久磁石
のS極と他方の永久磁石のS極とを同一位置に配置させ
、電圧移相装置により2個の固定子の相対位置における
電気的位相に 180°の位相差を生じさせて起動する
と、第2の固定子の回転磁界は第1の回転子部分に作用
して電磁誘導により回転を始め、一方、2個の第2の回
転子部分の永久磁石は同一位置で同磁極であり、2個の
固定子は位相差 180°で、これは相対位置で磁極は
異磁極となるから、第1の固定子と一方の永久磁石とは
同磁極で反撥、第2の固定子と他方の永久磁石とは異磁
極で吸引となり同一回転軸上において永久磁石の作用は
相殺される。したがって起動時には第2の回転子部分と
なる永久磁石の影響を受けることなく起動障害なくスム
ーズな誘導電動機での起動となる。
石のN極とを同一位置に配置し、さらに一方の永久磁石
のS極と他方の永久磁石のS極とを同一位置に配置させ
、電圧移相装置により2個の固定子の相対位置における
電気的位相に 180°の位相差を生じさせて起動する
と、第2の固定子の回転磁界は第1の回転子部分に作用
して電磁誘導により回転を始め、一方、2個の第2の回
転子部分の永久磁石は同一位置で同磁極であり、2個の
固定子は位相差 180°で、これは相対位置で磁極は
異磁極となるから、第1の固定子と一方の永久磁石とは
同磁極で反撥、第2の固定子と他方の永久磁石とは異磁
極で吸引となり同一回転軸上において永久磁石の作用は
相殺される。したがって起動時には第2の回転子部分と
なる永久磁石の影響を受けることなく起動障害なくスム
ーズな誘導電動機での起動となる。
【0013】また逆の例として、起動時に電圧移相装置
によって2個の固定子の相対位置において、電気的位相
に位相差 0°とする場合には回転子において2個の永
久磁石の磁極を、一方の永久磁石のN極と他方の永久磁
石のS極とを同一位置に配置し、さらに一方の永久磁石
のS極と他方の永久磁石のN極とを同一位置に配置する
ことで前記と同じく起動時に永久磁石の影響を受けずス
ムーズな誘導電動機での起動となる。
によって2個の固定子の相対位置において、電気的位相
に位相差 0°とする場合には回転子において2個の永
久磁石の磁極を、一方の永久磁石のN極と他方の永久磁
石のS極とを同一位置に配置し、さらに一方の永久磁石
のS極と他方の永久磁石のN極とを同一位置に配置する
ことで前記と同じく起動時に永久磁石の影響を受けずス
ムーズな誘導電動機での起動となる。
【0014】次に同期速度に引き入れる場合の作用を説
明する。誘導電動機で起動して回転子のすべりSがS=
0に近づいた時、つまりS= 0.05 付近で前記
電圧移相装置によって電気的位相を変化させる。より具
体的には位相差を 180°変化させると位相差は 1
80°から 0°または 0°から 180°に変化す
ることになる。次に前述の2個の永久磁石を同一位置で
同磁極となるよう配設していた場合、2個の固定子の位
相差を 180°から 0°に変化させて相対位置で固
定子の回転磁界の磁極を同磁極とするから、一方他方と
も対峙する固定子と永久磁石とは吸引となり同期速度に
至る。また前述の2個の永久磁石を同一位置で異磁極と
なるよう配設していた場合、2個の固定子の位相差を
0°から 180°に変化させて相対位置で固定子の磁
極は異磁極であるから、一方他方とも対峙する固定子と
永久磁石とは吸引となり同期速度に至る。ところで同期
速度に引き入れるため電圧移相装置によって位相差を
180°変化させた瞬間、永久磁石の磁極と、固定子の
回転磁界の磁極とがそれぞれ同磁極に位置していた場合
、それらは同磁極のため反撥し合うが、2個の固定子の
磁界が回転磁界の由に反撥の次の瞬間には永久磁石の磁
極と異なる異磁極の回転磁界と吸引し合って同期速度に
至る。
明する。誘導電動機で起動して回転子のすべりSがS=
0に近づいた時、つまりS= 0.05 付近で前記
電圧移相装置によって電気的位相を変化させる。より具
体的には位相差を 180°変化させると位相差は 1
80°から 0°または 0°から 180°に変化す
ることになる。次に前述の2個の永久磁石を同一位置で
同磁極となるよう配設していた場合、2個の固定子の位
相差を 180°から 0°に変化させて相対位置で固
定子の回転磁界の磁極を同磁極とするから、一方他方と
も対峙する固定子と永久磁石とは吸引となり同期速度に
至る。また前述の2個の永久磁石を同一位置で異磁極と
なるよう配設していた場合、2個の固定子の位相差を
0°から 180°に変化させて相対位置で固定子の磁
極は異磁極であるから、一方他方とも対峙する固定子と
永久磁石とは吸引となり同期速度に至る。ところで同期
速度に引き入れるため電圧移相装置によって位相差を
180°変化させた瞬間、永久磁石の磁極と、固定子の
回転磁界の磁極とがそれぞれ同磁極に位置していた場合
、それらは同磁極のため反撥し合うが、2個の固定子の
磁界が回転磁界の由に反撥の次の瞬間には永久磁石の磁
極と異なる異磁極の回転磁界と吸引し合って同期速度に
至る。
【0015】この時第1の回転子部分と第1の固定子の
電磁誘導作用は、次のようになる。同期速度に近づいた
時、すべりSが小さくなるので電磁誘導作用は減少し、
同期速度に至ってはすべりSはS=0であるから第1の
回転子部分の作用はなくなり、同期運転に影響はない。
電磁誘導作用は、次のようになる。同期速度に近づいた
時、すべりSが小さくなるので電磁誘導作用は減少し、
同期速度に至ってはすべりSはS=0であるから第1の
回転子部分の作用はなくなり、同期運転に影響はない。
【0016】
【実施例】本発明の好適な実施例を図1と図2により示
す。まず図1において本発明の同期電動機の側断面図を
、図2に回転子の軸方向の中心からかご形回転子側を見
た一部を破断した回転子の側断面図を示す。
す。まず図1において本発明の同期電動機の側断面図を
、図2に回転子の軸方向の中心からかご形回転子側を見
た一部を破断した回転子の側断面図を示す。
【0017】鋼板を積層した回転子コア2に回転子導体
3と前記回転子コア2の両側に短絡環4とを装設して形
成した第1の回転子部分となるかご形回転子5と、永久
磁石で形成した第2の回転子部分となる永久磁石回転子
6,7とを回転軸8に設けてある。このかご形回転子5
と永久磁石回転子6とに亘って対峙して巻線9を装設し
た固定子10と、永久磁石回転子7に対峙して巻線11
を装設した固定子12とを機枠13,14それぞれに固
設してある。また回転軸8は機枠13,14に嵌挿した
軸受17,17により回転自在に軸支されている。また
機枠13,14はボルト18により固着される。
3と前記回転子コア2の両側に短絡環4とを装設して形
成した第1の回転子部分となるかご形回転子5と、永久
磁石で形成した第2の回転子部分となる永久磁石回転子
6,7とを回転軸8に設けてある。このかご形回転子5
と永久磁石回転子6とに亘って対峙して巻線9を装設し
た固定子10と、永久磁石回転子7に対峙して巻線11
を装設した固定子12とを機枠13,14それぞれに固
設してある。また回転軸8は機枠13,14に嵌挿した
軸受17,17により回転自在に軸支されている。また
機枠13,14はボルト18により固着される。
【0018】なお、冷却用ファンを設けること、短絡環
4に冷却作用をもたせること、機枠13,14の形状、
機枠13,14と固定子10,12およびかご形回転子
5と永久磁石回転子6,7の任意個所に冷却用通風路を
設けることなど任意に選択可能である。さらに、永久磁
石回転子6,7の形状についても本実施例に限定される
ことはない。また第1の回転子部分をかご形導体で説明
したが、巻線形導体を使用することもある。
4に冷却作用をもたせること、機枠13,14の形状、
機枠13,14と固定子10,12およびかご形回転子
5と永久磁石回転子6,7の任意個所に冷却用通風路を
設けることなど任意に選択可能である。さらに、永久磁
石回転子6,7の形状についても本実施例に限定される
ことはない。また第1の回転子部分をかご形導体で説明
したが、巻線形導体を使用することもある。
【0019】次に電圧移相装置15について図3により
説明する。固定子10,12に巻装した巻線9,11を
三相電源R,S,Tに並列に接続すると共に固定子12
はスイッチ16からなる電圧移相装置15を介して接続
してある。ここで本実施例においては巻線9,11を並
列に接続した例を示しているが直列に接続することもあ
る。さて電圧移相装置15は固定子10,12の作る回
転磁界の電気的位相差を位相差 0°と位相差 180
°に切換えるものであり、本実施例では固定子12の巻
線11の接続端子をスイッチ16により逆極性に切り換
え可能にしてあり、図3においてスイッチ16がA側に
あるとき位相差 0°、スイッチがB側にあるとき位相
差 180°となるように構成してある。この電圧移相
装置15は起動時にスイッチ16をA側、つまり位相差
0°に、同期運転時にスイッチ16をB側、つまり位
相差 180°に切り換えるものとする。
説明する。固定子10,12に巻装した巻線9,11を
三相電源R,S,Tに並列に接続すると共に固定子12
はスイッチ16からなる電圧移相装置15を介して接続
してある。ここで本実施例においては巻線9,11を並
列に接続した例を示しているが直列に接続することもあ
る。さて電圧移相装置15は固定子10,12の作る回
転磁界の電気的位相差を位相差 0°と位相差 180
°に切換えるものであり、本実施例では固定子12の巻
線11の接続端子をスイッチ16により逆極性に切り換
え可能にしてあり、図3においてスイッチ16がA側に
あるとき位相差 0°、スイッチがB側にあるとき位相
差 180°となるように構成してある。この電圧移相
装置15は起動時にスイッチ16をA側、つまり位相差
0°に、同期運転時にスイッチ16をB側、つまり位
相差 180°に切り換えるものとする。
【0020】前記電圧移相装置15の起動時に 0°、
同期運転時に位相差 180°を受けて前述の第2の回
転子部分の永久磁石回転子6,7について更に説明する
。起動時に位相差 0°であるから2個の固定子の同一
位置における磁極は常に同極となる。したがって、起動
時に一方の固定子10の回転磁界と該固定子10に対峙
する永久磁石回転子6とが吸引し合うように且つ固定子
12の回転磁界と該固定子12に対峙する永久磁石回転
子7とが反撥し合うようにするために、永久磁石回転子
の回転子の同一位置における磁極を永久磁石回転子6の
N極と永久磁石回転子7のS極とが相対するように同一
回転子軸8に永久磁石回転子6,7を配設してある。つ
まり図4に示すように永久磁石回転子6,7と固定子1
0,12の同一位置における磁極は、たとえば2個の固
定子10,12の瞬時の磁極をS極、S極とした場合、
永久磁石回転子6,7はN極とS極になり一方は吸引で
あり他方は反撥となって、起動時には同一回転軸8上で
相殺されることになる。
同期運転時に位相差 180°を受けて前述の第2の回
転子部分の永久磁石回転子6,7について更に説明する
。起動時に位相差 0°であるから2個の固定子の同一
位置における磁極は常に同極となる。したがって、起動
時に一方の固定子10の回転磁界と該固定子10に対峙
する永久磁石回転子6とが吸引し合うように且つ固定子
12の回転磁界と該固定子12に対峙する永久磁石回転
子7とが反撥し合うようにするために、永久磁石回転子
の回転子の同一位置における磁極を永久磁石回転子6の
N極と永久磁石回転子7のS極とが相対するように同一
回転子軸8に永久磁石回転子6,7を配設してある。つ
まり図4に示すように永久磁石回転子6,7と固定子1
0,12の同一位置における磁極は、たとえば2個の固
定子10,12の瞬時の磁極をS極、S極とした場合、
永久磁石回転子6,7はN極とS極になり一方は吸引で
あり他方は反撥となって、起動時には同一回転軸8上で
相殺されることになる。
【0021】以上の構成における作用を説明する。説明
は起動から同期運転に至る順序で行う。まず起動時には
、電圧移相装置15のスイッチ16をA側にして電源R
、S、Tを投入する。固定子10,12にはそれぞれ電
気的位相差 0°の回転磁界を発生する。そしてこの回
転磁界とかご形回転子5との電磁誘導作用により回転軸
8は回転を始める。この時、永久磁石回転子6,7は回
転子の同一位置における磁極が異なるので、前述の通り
回転磁界と永久磁石とは、一方で吸引、他方で反撥とい
う同一回転軸上での作用の相殺により、従来の起動時の
永久磁石と回転磁界による起動障害は発生しない。した
がって従来の技術にあるような永久磁石回転子による起
動障害を考慮した大型のかご形回転子とする必要はなく
なった。
は起動から同期運転に至る順序で行う。まず起動時には
、電圧移相装置15のスイッチ16をA側にして電源R
、S、Tを投入する。固定子10,12にはそれぞれ電
気的位相差 0°の回転磁界を発生する。そしてこの回
転磁界とかご形回転子5との電磁誘導作用により回転軸
8は回転を始める。この時、永久磁石回転子6,7は回
転子の同一位置における磁極が異なるので、前述の通り
回転磁界と永久磁石とは、一方で吸引、他方で反撥とい
う同一回転軸上での作用の相殺により、従来の起動時の
永久磁石と回転磁界による起動障害は発生しない。した
がって従来の技術にあるような永久磁石回転子による起
動障害を考慮した大型のかご形回転子とする必要はなく
なった。
【0022】次に固定子10とかご形回転子5との電磁
誘導作用による回転軸8の回転速度が上昇して、すべり
SがS=0.05に近づいた時に同期運転に引き入れる
。これは次にようにして行う。
誘導作用による回転軸8の回転速度が上昇して、すべり
SがS=0.05に近づいた時に同期運転に引き入れる
。これは次にようにして行う。
【0023】先ず電圧移相装置15によって固定子10
,12の回転磁界の電気的位相差 180°を生じるよ
うにする。つまり電圧移相装置15のスイッチ16をB
側に切り換えると、図5に示すように、固定子10,1
2の回転磁界の位相差が 180°となっているので、
2個の固定子10,12の同一位置における瞬時の磁極
は常に異極、つまりS極とN極になっている。したがっ
て、永久磁石回転子6,7のそれぞれの磁極N極とS極
は前記の回転磁界と吸引し合って永久磁石回転子6,7
は同期速度に至る。またかご形回転子5は永久磁石回転
子6,7の同期により回転磁界との電極誘導作用は無く
なり同期速度への影響は全くなくなる。
,12の回転磁界の電気的位相差 180°を生じるよ
うにする。つまり電圧移相装置15のスイッチ16をB
側に切り換えると、図5に示すように、固定子10,1
2の回転磁界の位相差が 180°となっているので、
2個の固定子10,12の同一位置における瞬時の磁極
は常に異極、つまりS極とN極になっている。したがっ
て、永久磁石回転子6,7のそれぞれの磁極N極とS極
は前記の回転磁界と吸引し合って永久磁石回転子6,7
は同期速度に至る。またかご形回転子5は永久磁石回転
子6,7の同期により回転磁界との電極誘導作用は無く
なり同期速度への影響は全くなくなる。
【0024】ところで前記同期引き入れの瞬間の回転磁
界と永久磁石回転子の磁極との位置関係が図5のように
双方が吸引する位置にあれば最良であるが、たとえば図
6のように、同期引き入れの瞬間、固定子10,12と
永久磁石回転子6,7の磁極が同極で近づいていた場合
は、永久磁石回転子6のS極と固定子10のS極とが反
撥し、同様に永久磁石回転子7のN極と固定子12のN
極とが反撥し、永久磁石回転子6,7の位置が瞬間に図
5の位置に引き入れられすべてのN,S極が吸引する状
態で安定して同期速度に至る。
界と永久磁石回転子の磁極との位置関係が図5のように
双方が吸引する位置にあれば最良であるが、たとえば図
6のように、同期引き入れの瞬間、固定子10,12と
永久磁石回転子6,7の磁極が同極で近づいていた場合
は、永久磁石回転子6のS極と固定子10のS極とが反
撥し、同様に永久磁石回転子7のN極と固定子12のN
極とが反撥し、永久磁石回転子6,7の位置が瞬間に図
5の位置に引き入れられすべてのN,S極が吸引する状
態で安定して同期速度に至る。
【0025】以上のようにかご形回転子と永久磁石回転
子の2個とを同一回転軸に設けた回転子と、それに対峙
した2個の固定子及び、2個の固定子の電気的位相差を
0°と 180°に切り換える簡単なスイッチによる
構成で、起動時には同期トルクを発生する永久磁石回転
子による起動障害を相殺により無視できるから、永久磁
石回転子の影響を無視し起動トルクだけを考慮したかご
形回転子の設計を行うことができ従来技術のように大型
になることはない。逆に起動時に起動障害を与えない永
久磁石回転子は、起動時を無視した必要な同期トルクに
応じた永久磁石回転子の設計を行うことができ同期トル
クを大きくとることができる。
子の2個とを同一回転軸に設けた回転子と、それに対峙
した2個の固定子及び、2個の固定子の電気的位相差を
0°と 180°に切り換える簡単なスイッチによる
構成で、起動時には同期トルクを発生する永久磁石回転
子による起動障害を相殺により無視できるから、永久磁
石回転子の影響を無視し起動トルクだけを考慮したかご
形回転子の設計を行うことができ従来技術のように大型
になることはない。逆に起動時に起動障害を与えない永
久磁石回転子は、起動時を無視した必要な同期トルクに
応じた永久磁石回転子の設計を行うことができ同期トル
クを大きくとることができる。
【0026】ところで本発明の同期電動機はその起動を
誘導電動機で行うので、一般的に誘導電動機で使用され
る電源を利用できる。つまり商用周波数の交流電源やイ
ンバータを利用した可変周波数電源を利用できる。また
単相、多相においても利用可能である。
誘導電動機で行うので、一般的に誘導電動機で使用され
る電源を利用できる。つまり商用周波数の交流電源やイ
ンバータを利用した可変周波数電源を利用できる。また
単相、多相においても利用可能である。
【0027】以上の実施例の説明は電圧移相装置15に
よって2個の固定子の回転磁界の電気的位相に位相差
0°と 180°とを設け、位相差 0°で起動して位
相差 180°で同期に引き入れる旨説明したが、逆に
位相差180 °で起動して位相差 0°で同期に引き
入れることも可能である。この場合、永久磁石回転子6
,7の同一位置における磁極を、永久磁石回転子6のN
極と永久磁石回転子7のN極とが相対するように同一回
転軸8に配設すればよく、その場合にも本実施例と同様
の性能を有するものとなる。
よって2個の固定子の回転磁界の電気的位相に位相差
0°と 180°とを設け、位相差 0°で起動して位
相差 180°で同期に引き入れる旨説明したが、逆に
位相差180 °で起動して位相差 0°で同期に引き
入れることも可能である。この場合、永久磁石回転子6
,7の同一位置における磁極を、永久磁石回転子6のN
極と永久磁石回転子7のN極とが相対するように同一回
転軸8に配設すればよく、その場合にも本実施例と同様
の性能を有するものとなる。
【0028】ところで前記電圧移相装置15を本実施例
ではスイッチ16により構成したが、一方の固定子に対
し、他方の固定子を回動させる、回動固定子に構成する
ことも可能である。
ではスイッチ16により構成したが、一方の固定子に対
し、他方の固定子を回動させる、回動固定子に構成する
ことも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の構成から本発明の同期電動機は、
起動時は従来の誘導電動機と同様のトルク特性で行い、
すべりSがたとえばS=0.05付近から同期速度に移
行して同期電動機のトルク特性で運転するものである。 この同期電動機は、起動機やブラシを必要としないから
その構造、構成が簡単となるだけでなく、従来の誘導電
動機と同様のトルク特性で起動できるので重負荷がかか
ったままで起動と同期運転が可能となる。
起動時は従来の誘導電動機と同様のトルク特性で行い、
すべりSがたとえばS=0.05付近から同期速度に移
行して同期電動機のトルク特性で運転するものである。 この同期電動機は、起動機やブラシを必要としないから
その構造、構成が簡単となるだけでなく、従来の誘導電
動機と同様のトルク特性で起動できるので重負荷がかか
ったままで起動と同期運転が可能となる。
【0030】更に起動時には同期トルクを発生する永久
磁石回転子による起動障害を相殺により無視できるから
永久磁石回転子の影響を無視した起動トルクだけを考慮
したかご形回転子の設計を行えばよく、逆に起動時に起
動障害を与えない永久磁石回転子は起動時を無視して同
期トルクに応じた永久磁石回転子の設計を行うことがで
き、総じて小型で同期トルクの大きい同期電動機とする
ことが可能となった。
磁石回転子による起動障害を相殺により無視できるから
永久磁石回転子の影響を無視した起動トルクだけを考慮
したかご形回転子の設計を行えばよく、逆に起動時に起
動障害を与えない永久磁石回転子は起動時を無視して同
期トルクに応じた永久磁石回転子の設計を行うことがで
き、総じて小型で同期トルクの大きい同期電動機とする
ことが可能となった。
【図1】本発明の同期電動機の側断面図を示した図であ
る。
る。
【図2】同期電動機の回転子の構造を回転子の軸方向の
中心から見た一部を破断した回転子の側面図である。
中心から見た一部を破断した回転子の側面図である。
【図3】同期電動機の固定子巻線の接続と電圧移相装置
とを簡単に表した結線図である。
とを簡単に表した結線図である。
【図4】同期電動機の起動時における固定子と永久磁石
回転子の磁極の状態を示す図である。
回転子の磁極の状態を示す図である。
【図5】同期電動機が同期トルクを発生するときの磁極
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
【図6】同期電動機を同期に引き入れる過程を示す図で
ある。
ある。
1 同期電動機
2 回転子コア
3 回転子導体
4 短絡環
5 かご形回転子
6 永久磁石回転子
7 永久磁石回転子
8 回転軸
9 固定子巻線
10 固定子
11 固定子巻線
12 固定子
13 機枠
14 機枠
15 電圧移相装置
16 スイッチ
17 軸受
18 ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 同期電動機において、固定子の回転磁
界との電磁誘導作用により非同期速度で回転する第1の
回転子部分と、回転磁界との吸引により同期速度で回転
する永久磁石で形成した2個の第2の回転子部分とを、
同一回転軸上に装設した回転子と、前記同一回転軸上に
設けた1個の第2の回転子部分に対峙して設けた第1の
固定子と、第1の回転子部分と1個の第2の回転子部分
とに亘って対峙して設けた第2の固定子と、該2個の固
定子のうち第1の固定子がこれに対峙する回転子の周囲
に生じる回転磁界と、第2の固定子がこれに対峙する回
転子の周囲に生じる回転磁界との間に、相対位置におい
て電気的位相に位相差0°と位相差 180°とを生じ
させる電圧移相装置とにより構成すると共に、起動時は
前記位相差0°または位相差 180°の回転磁界にし
て、前記第1の固定子の回転磁界と該第1の固定子に対
峙する第2の回転子部分の永久磁石とを吸引または反撥
し合うように且つ前記第2の固定子の回転磁界と該第2
の固定子に対峙する第2の回転子部分の永久磁石とを反
撥または吸引し合うようにして前記吸引と反撥とで相殺
するよう前記永久磁石で形成した2個の第2の回転子部
分を配設し、任意速度において前記位相差を 180°
変化させて非同期速度から同期速度に引き入れることを
特徴とする同期電動機。 - 【請求項2】 同期電動機において、固定子の回転磁
界との電磁誘導作用により非同期速度で回転する第1の
回転子部分と、回転磁界との吸引により同期速度で回転
する永久磁石で形成した2個の第2の回転子部分とを、
同一回転軸上に装設した回転子と、前記同一回転軸上に
設けた1個の第2の回転子部分に対峙して設けた第1の
固定子と、第1の回転子部分と1個の第2の回転子部分
に亘って対峙して設けた第2の固定子と、該2個の固定
子のうち第1の固定子がこれに対峙する回転子の周囲に
生じる回転磁界と、第2の固定子がこれに対峙する回転
子の周囲に生じる回転磁界との間に、相対位置において
電気的位相に位相差0°と位相差 180°とを生じさ
せる電圧移相装置とにより構成すると共に、前記永久磁
石で形成した2個の第2の回転子部分は回転子の同一位
置で2個の永久磁石の磁極の中心位置を一致させたこと
を特徴とする同期電動機。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の同期電動機で
あって、前記電圧移相装置は一方の固定子巻線の端子を
逆極性に切換えるスイッチで構成したことを特徴とする
同期電動機。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125507A JP3063229B2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 同期電動機 |
TW081103046A TW199243B (ja) | 1991-04-27 | 1992-04-18 | |
KR1019920006793A KR100247210B1 (ko) | 1991-04-27 | 1992-04-22 | 2개의 영구자석 회전자를 갖는 동기전동기 |
DE69201354T DE69201354T2 (de) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synchronmotor mit zwei dauermagnetischen Läuferteilen. |
NO92921597A NO921597L (no) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synkronmotor med to permanentmagnetiske rotordeler |
DK92303735.2T DK0511796T3 (da) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synkronmotor med to rotordele af permanente magneter |
US07/873,091 US5281879A (en) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions |
FI921860A FI921860A (fi) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synkronmotor med tvao permanentmagnetrotordelar |
CA002067022A CA2067022C (en) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions |
MYPI92000705A MY106660A (en) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions |
EP92303735A EP0511796B1 (en) | 1991-04-27 | 1992-04-24 | Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions |
AU15215/92A AU652822B2 (en) | 1991-04-27 | 1992-04-27 | Synchronous motor with two permanent magnet rotor portions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125507A JP3063229B2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 同期電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331448A true JPH04331448A (ja) | 1992-11-19 |
JP3063229B2 JP3063229B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=14911841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125507A Expired - Fee Related JP3063229B2 (ja) | 1991-04-27 | 1991-04-27 | 同期電動機 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5281879A (ja) |
EP (1) | EP0511796B1 (ja) |
JP (1) | JP3063229B2 (ja) |
KR (1) | KR100247210B1 (ja) |
AU (1) | AU652822B2 (ja) |
CA (1) | CA2067022C (ja) |
DE (1) | DE69201354T2 (ja) |
DK (1) | DK0511796T3 (ja) |
FI (1) | FI921860A (ja) |
MY (1) | MY106660A (ja) |
NO (1) | NO921597L (ja) |
TW (1) | TW199243B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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BR9407326A (pt) * | 1994-06-08 | 1996-06-18 | Precise Power Corp | Máquina eletrodinámica versátil e sistema UPS capaz de receber CA de uma fonte de CA |
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US20070132330A1 (en) * | 2005-12-12 | 2007-06-14 | Fei Renyan W | Fan assemblies employing LSPM motors and LSPM motors having improved synchronization |
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KR101198232B1 (ko) | 2006-03-17 | 2012-11-07 | 엘지전자 주식회사 | 하이브리드 인덕션모터 |
DE102006026593B4 (de) | 2006-05-31 | 2010-04-08 | Getrag Getriebe-Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg | Elektrische Synchronmaschine |
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JP4421603B2 (ja) | 2006-12-01 | 2010-02-24 | 本田技研工業株式会社 | モータ制御方法およびモータ制御装置 |
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KR101018715B1 (ko) | 2008-10-28 | 2011-03-04 | 한국전기연구원 | 유도전동기의 회전자 및 그 제조 방법 |
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