JPH04331199A - 表面装飾材 - Google Patents

表面装飾材

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JPH04331199A
JPH04331199A JP13051791A JP13051791A JPH04331199A JP H04331199 A JPH04331199 A JP H04331199A JP 13051791 A JP13051791 A JP 13051791A JP 13051791 A JP13051791 A JP 13051791A JP H04331199 A JPH04331199 A JP H04331199A
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
layer
sensitive adhesive
pressure sensitive
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP13051791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ugawa
鵜川 勉
Koichi Koizumi
浩一 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO KEMITETSUKU KK
Original Assignee
TOYO KEMITETSUKU KK
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Publication date
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Priority to JP13051791A priority Critical patent/JPH04331199A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は凹凸面、湾曲面等の異形
面に対して追従性を有する粘接着フィルムを利用した表
面装飾材に関する。
【0002】
【従来の技術】金属とプラスチックス、プラスチックス
と織布等の複合化には接着剤または両面粘接着シート乃
至フィルム等により接着する手段が用いられ、なかでも
両面粘接着シートは作業性がよいため多用されつつある
。例えば自動車の内装材として天井、ドア廻り、ピラー
関係等に塩化ビニルレザー、ファブリック及び繊維製織
布とウレタンフォーム、ポリオレフィンフォームとの複
合化されたものが非常に多く使用され車内が高級感のあ
る仕上がりを得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この複合化された内装
材を車の天井、ドア廻り、ピラー等に貼る場合には主に
接着剤で貼合わされており、複合化されたフォームが接
着剤に侵されていわゆるヘタリが起り、高級感が損なわ
れ易く、また施工上における不良発生率が非常に高い。 この場合両面粘接着シートを利用して感圧接着貼合わせ
をするとヘタリは防止されるが、貼合わせる被着体表面
が平滑なものだけでなく、凹凸や湾曲を含む異形の部分
が少なくないため、引キツレ、浮キの現象による接着不
良が発生する。
【0004】これは、両面粘接着シートの支持体として
用いられている紙やポリオレフィンフォーム等が伸縮性
が少なかったり、あるいは大き過ぎたりすることによっ
て生ずるものである。
【0005】また粘着剤を直接複合材に塗布して貼合わ
せた場合は、プラスチックフォームの反発弾性が損なわ
れて復元性が低下するためいわゆるカッケ現象を生じて
不良が発生し、やはり高級感に問題が生ずる。
【0006】上記の問題の一解決策として、アクリル酸
エステルを含むアクリル系樹脂とセルロースエステルま
たはセルロースエーテルを配合したシート等が提案され
(特開昭51−83642号公報参照)、曲面にも容易
に貼ることができる粘着シートの支持体いわゆるベース
となることが知られている。
【0007】本発明者らはこの問題について、観点を変
え、粘着シートの支持体の基本物性について、研究した
結果、上記配合物に限定されることなく、他の樹脂でも
適用できる条件を見出して本発明に至った。
【0008】本発明は上記の問題を解決する目的でなさ
れたものであり、凹凸部分や湾曲部分を含む異形表面に
追従し、引キツレ、浮キ、カッケ現象等により高級感が
損なわれることのない表面装飾材を提供するものである
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、被着
体表面に押しつけたとき永久ひずみを生じて残留応力が
保持される樹脂フィルムを支持体とし、その支持体フィ
ルムの片面に粘着剤層を形成し、他方の面に、表皮層と
中間層とからなる表面材の中間層側を貼合わせて表面装
飾材を構成したことを特徴とする。
【0010】本発明の粘着性表面装飾材の基本構成を図
1に示す。図1において、1は本発明が特徴とする樹脂
フィルムの支持体であり、その片面に粘着剤を塗布して
粘着剤層2が形成されている。その粘着剤層2は、はく
離材3で保護される。樹脂フィルム1の他方の面は粘着
剤または接着剤2’が塗布され、装飾性を有する表皮層
5とプラスチックフォーム製中間層4が予め積層された
表面材の中間層4側に重ね合わされ接着されている。
【0011】支持体1は被着体表面に押しつけたとき容
易に降伏点を越えて一定応力が残留する永久ひずみを生
じ、伸びたら伸びたま々の形状を保持する物性を有する
樹脂フィルムが用いられる。この樹脂フィルムの厚さは
5〜100μm、好ましくは10〜50μmに成形され
る。
【0012】支持体1として好適な樹脂フィルムの前記
の物性は、その理想的な形として図2のような応力−ひ
ずみ曲線で表すことができる。すなわち人が手で押しつ
ける程度の小さなひずみおよび変形応力で降伏点Aを越
え、短い応力緩和ABを経て永久ひずみBCを発生し、
残留応力Dが保持される。
【0013】このような物性を有する樹脂フィルムを支
持体とすることにより、本発明の粘接着フィルムは凹凸
乃至湾曲部等の異形表面を有する被着体に追従し、接着
力の低下による引キツレや浮キを生ずることがない。
【0014】従って伸縮性が大きく弾力性に富む樹脂あ
るいは耐ひずみ変形度の余りに小さい樹脂等のフィルム
は本発明の粘接着フィルムの支持体として好ましくない
。また、樹脂フィルムの厚さは5μm未満では強度的に
問題を生じ、100μmを越えると前記物性が次第に低
下する傾向があるためいずれも好ましくない。
【0015】本発明の支持体1としては、前記物性を有
する種々の樹脂フィルムを使用することができるもので
、具体的な例としては例えばポリアミド樹脂フィルム、
ポリアミノ酸樹脂フィルム、変性ポリアミノ酸樹脂フィ
ルム、特殊ポリウレタン樹脂フィルム、ポリエチレン樹
脂フィルム(表面をコロナ放電処理)等がある。
【0016】粘着剤層2に用いる粘着剤は、従来の粘着
シートあるいは粘着テープ等に一般に使用されているも
のが適用される。具体的には、例えば天然ゴム系、ブチ
ルゴム系、再生ゴム系、アクリル系、水溶性アクリル粘
着剤等が挙げられる。
【0017】はく離材3は支持体1の粘着剤層2を一時
的に保護し、使用時に剥がして粘着剤層2を露出させる
。はく離材3は紙に樹脂をアンカーコートしたもの、紙
の表面にシリコーン等のはく離剤をコートしたもの、プ
ラスチックフィルム、アルミ箔等通常粘着シートや粘着
フィルムに使用されるはく離材である。
【0018】支持体1と表面材(中間層4・表皮層5)
を貼合わせる接着剤2’は、反対側の面の粘着剤層2と
同じ粘着剤でもよく、また、中間層4を化学的に侵して
材料の弾性を失わせないような選択された接着剤を使用
してもよい。中間層4と表皮層5の接着は両者を侵さな
い接着剤を適宜選択して行われ、特に限定はない。
【0019】中間層4を形成するプラスチックフォーム
としては、従来一般に使用されている軟質フォームを使
用することができ特に制限はない。具体的には例えば、
ウレタンフォーム、ポリオレフィンフォーム、軟質ポリ
塩化ビニルフォーム、熱可塑性エラストマー(TPE)
フォーム等が挙げられる。
【0020】表皮層5は例えば塩化ビニルシートまたは
レザー、グラフトポリマーシート(TPE)、またはレ
ザー、繊維織物その他のファブリック等車輌等の内装材
として使用されている材料である。
【0021】本発明に係る粘着性表面装飾材の製造方法
は一般的に使用されている粘着シートを用いる製造方法
が適用される。たとえば、所定厚さに調整された本発明
に係る支持体の樹脂フィルムの片面に、公知のコート法
により粘着剤を所定の厚さに塗布し、その表面にはく離
紙を当てて巻き取り、次に支持体のもう一方の面に同様
にして粘着剤または接着剤を塗布して表面材のフォーム
面(中間層側)を貼合わせる。これを所定の寸法形状に
裁断して使用に供せられる。
【0022】
【作用】本発明表面装飾材は、はく離材3をはがして粘
着剤層を凹凸または湾曲部を有する被着体の表面に押し
つけると、支持体の前記フィルム特性によって被着体の
凹凸面または湾曲面によく追従して接着し、引キツレや
浮キあるいはカッケ現象等を生ずることがない。この表
面状態は90℃程度の温度迄は保持されることが認めら
れている。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る粘接着フィルムを用いた
表面装飾材について実施例によりさらに具体的に説明す
る。
【0024】〔実施例1〕支持体として15μmの厚さ
のポリアミドフィルム(日本リルサン社製、ナイロン共
重合樹脂)を使用した。このフィルムの引張り試験結果
は図2の形の応力−ひずみ曲線を示し、本発明の粘接着
フィルムの支持体として好適な物性を具備したフィルム
である。このフィルムの片面にアクリル系粘着剤を塗布
して乾燥させた後、はく離紙を貼合わせて巻取った。つ
いでこの支持体(フィルム)の反対側の面に同じ粘着剤
を塗布し、乾燥後再び巻取って両面粘接着フィルムとし
た。
【0025】この両面粘接着フィルムの片面を、厚さ約
4mmのウレタンフォームを中間層とし、ポリ塩化ビニ
ルレザーを表皮層とする表面材に押圧して接着した。次
いでその一部分を幅広に切り出し、反対側のはく離紙を
剥がした後、凹凸を有する硬質プラスチックス成形品の
表面に押圧して接着した。表面材はプラスチックスの凹
凸面に正確に追従して接着し、浮キや引キツレは生じな
かった。この接着状態は、90℃で12時間加熱した後
も貼合わせ面の変化、引キツレ、ハガレ等の現象は見ら
れなかった。
【0026】〔実施例2〕支持体として厚さ10μmの
特殊ポリウレタンフィルム(特殊色料工業社製、U−4
125)を用い、実施例1と同様にして両面粘接着フィ
ルムを作製し、片面に5mm厚のポリオレフィンフォー
ムを中間層とする繊維織物の表面材を接着した。この一
部を切り出して実施例1と同じ形のプラスチックス成形
品の表面に押圧して貼合わせた結果、凹凸面等によく追
従し、浮キや引キツレは生じなかった。また、実施例1
と同じ加熱試験後も接着状態に問題は生じなかった。
【0027】〔実施例3〕厚さ25μmの両面をコロナ
放電処理したポリエチレンフィルム(三井石油化学工業
社製、ポリエチレン)を支持体として、実施例1と同様
にして両面粘接着フィルムとし、片面に実施例1と同じ
表面材を圧着して試験片を切り出した。この試験片のは
く離材をはがして実施例1で用いたプラスチックス成形
品の表面に押圧して貼りつけた結果、湾曲面等に十分に
追従し、実施例1と同じ加熱試験の後、貼り合わせ面の
変化、引キツレ、ハガレ等は生じなかった。
【0028】〔実施例4〕実施例1で作製した15μm
のポリアミドフィルムを支持体とする両面粘接着フィル
ムの片面に、第1表の構成の複合表面材の中間層側に、
接着剤を用いてそれぞれ貼合わせて本発明の粘着性表面
装飾材を製作した。   この装飾材を実施例1で使用したプラスチックス成
形品の表面の凹凸に追従して押圧接着して仕上げ、この
状態を90℃で12時間加熱試験したところ、貼合わせ
面の変化、引キツレ、ハガレ等の現象は見られなかった
【0029】〔実施例5〕支持体として厚さ20μmの
特殊ポリウレタンフィルム(特殊色料工業社製、U−4
125)を作製し、片面に粘着剤を塗布し、他の面に実
施例4と同様にして第1表の構成を有する表面材を接着
して粘着性表面装飾材を製作した。これらの装飾材を用
いて実施例4と同様にして凹凸表面に貼合わせ、加熱試
験を行なった結果、同様に表面の仕上げ状態に異状は見
られなかった。
【0030】〔実施例6〕厚さ10μmのポリアミノ酸
樹脂(味ノ素社製アジコート)及び変性ポリアミノ酸樹
脂(味ノ素社製アジコート)のフィルムを支持体として
用いたほかは実施例4と同様にして粘着性表面装飾材を
それぞれ製作した。さらにこれらの装飾材について実施
例4と同様にして凹凸表面に貼合わせ、加熱試験を行っ
た結果、表面の変化、引キツレ、浮キ等は見られず、仕
上げ状態は変りがなかった。
【発明の効果】以上述べたように、本発明の粘接着フィ
ルムを使用して製作された粘着性表面装飾材は凹凸を有
する被着体の表面に容易に追従して貼合わされ、90℃
程度の温度では接着状態に変化なく、引キツレ、浮キ等
を生ずることがなく、仕上がりの高級感が損なわれない
優れた装飾材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面装飾材の断面図。
【図2】本発明が特徴とするフィルム支持体の引張応力
−ひずみ曲線。
【符号の説明】
1  支持体 2  粘着剤層 2’粘着剤層または接着剤層 3  はく離材 4  中間層 5  表皮層 A  降伏点 B、C  永久ひずみ D  残留応力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被着体表面に押しつけたとき永久ひず
    みを生じて残留応力が保持される樹脂フィルムを支持体
    とし、その支持体フィルムの片面に粘着剤層を有し、他
    方の面に、表皮層と中間層とからなる表面材の中間層側
    が貼合わされて成る表面装飾材。
JP13051791A 1991-05-02 1991-05-02 表面装飾材 Pending JPH04331199A (ja)

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JP13051791A JPH04331199A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 表面装飾材

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JP13051791A JPH04331199A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 表面装飾材

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JPH04331199A true JPH04331199A (ja) 1992-11-19

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ID=15036189

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JP13051791A Pending JPH04331199A (ja) 1991-05-02 1991-05-02 表面装飾材

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JP (1) JPH04331199A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020877A (ja) * 2006-06-12 2008-01-31 Brother Ind Ltd ラベル用テープ、ラベル用テープロール、印字付きラベル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020877A (ja) * 2006-06-12 2008-01-31 Brother Ind Ltd ラベル用テープ、ラベル用テープロール、印字付きラベル

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951024