JPH04331104A - 木質パネル製造ラインにおける木質パネル反転機 - Google Patents

木質パネル製造ラインにおける木質パネル反転機

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JPH04331104A
JPH04331104A JP13056391A JP13056391A JPH04331104A JP H04331104 A JPH04331104 A JP H04331104A JP 13056391 A JP13056391 A JP 13056391A JP 13056391 A JP13056391 A JP 13056391A JP H04331104 A JPH04331104 A JP H04331104A
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frame
wooden panel
suction
suction means
framework
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Hidetada Kawakami
河上 栄忠
Tamotsu Himoto
樋本 保
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、框材が四角枠状に組
まれた枠体およびこの枠体の内部に縦横に組まれた補強
用芯材から形成された枠組と、この枠組の両面に貼設さ
れた面材とを有する木質パネルを製造するに際して用い
られる木質パネル製造ラインにおける木質パネル反転機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木質系のプレハブ住宅等にあって
は、壁や床あるいは屋根等を、木製のパネルによって施
工する手段が実施されている。このようなプレハブ住宅
の施工に適用される木質パネルとしては、例えば図15
に示すような構造のものがある。この木質パネルPは、
縦框および横框を構成する框材(芯材)1a,1bによ
って四角枠状に組んだ枠体1の内側に縦、横に延在する
補強用芯材2a,2bを配して枠組2とし、さらにこれ
ら補強用芯材2a,2bと縦横の框材1a,1bに囲ま
れた内部にグラスウール等の断熱材3を充填するととも
に、前記枠体1の表裏両面に、それぞれ合板からなる面
材4,4を貼設したものである。
【0003】ところで、従来のこのような木質パネルP
を製造するに際し、枠体1および縦横の補強用芯材2a
,2bからなる枠組2を製造するにあたっては、前工程
として枠体1を構成する縦横の框材1a,1bに相欠き
溝加工を施し、これら框材1a,1bの相欠き溝を組み
合わせて枠体1を構成し、この枠体1内部に補強用芯材
2a,2bを十字等に組んで枠組2を形成し、この枠組
2の両面に合板(面材)4,4を貼るといった手段が用
いられている。そして、これらの製造工程は、従来図1
6に示すような製造装置を用いることによって実施され
ている。
【0004】この製造工程を説明すると、まず水平な平
板5a を有する作業台5に相欠き溝加工を施した框材
1a,1bを載せて二人の作業員A,Bにより、これら
框材1a,1bを枠状に組んだ後、この枠状に組んだ枠
体1を同様に水平な平板6aを有する次の作業台6に移
し替えて、この作業台6上において、十字に組んでなる
補強用芯材2a,2bbを取り付ける。なお、各框材1
a,1b並びに補強用芯材2a,2b等は、自動釘打ち
機等により、作業員A,Bの手で釘打ちされることは言
うまでもない。
【0005】次に、枠体1に補強用芯材2a,2bを取
り付けた枠組2に、接着剤塗布用の粘着ローラ7aを有
する接着剤塗布装置7によって接着剤を塗布する。そし
て、作業台8の平板8a上において、枠組2の一面に面
材4を貼り、これを裏返して、接着剤塗布装置7に送り
、接着剤塗布装置7の粘着ローラ7aを通すことによっ
て、枠組2のもう一方の面に接着剤を塗布する。
【0006】次いで、この接着剤の塗布と同時に枠組2
の内部に所定の大きさ、形状に切断した断熱材3を充填
し、作業台9の平板9aにおいて、枠組2の上面より面
材4を貼り、図22に示すような木質パネルを製造する
。なお、前記枠体1や合板等は予め仕上げ代を見込んで
大きめの外形寸法とされており、図23に示すような製
造装置による製造工程の後、後工程として、通常サイザ
ー加工が施され、所定の寸法となるよう配慮されている
【0007】しかしながら、前述した木質パネルの製造
においては以下に述べる不都合がある。枠体1を枠組固
定するにあたり、各框材1a,1bを作業台に直接おき
、この状態で組み立てその後次工程に送るが、その際、
単に予め形成した相欠き溝を利用して組み立てるだけで
あることから、全体の寸法や直角度,真直度,平面度な
どが十分確保されないまま枠組みされて次工程に送られ
る恐れがあり、よってバラツキがなく均一で高品質の木
質パネルを得るにはやや難がある。
【0008】また、このように単に相欠き溝を利用して
枠組作業を行うことから、枠体1に十分な精度の直角度
や真直度を付与するには作業者の勘に頼る部分が大とな
り、よって作業者の高度な熟練を要するとともに手間も
かかるため生産性の向上が望めない。
【0009】そこで、本出願人は、特願平1ー3432
44に示す木質パネル製造用枠組フレームを提案した。 該木質パネル製造用枠組フレームは、木質パネル製造用
の治具台に載置される矩形枠状の固定フレームと、該固
定フレームの相対向する一対の辺にこれら辺に対して直
交した状態に取り付けられた第一の可動バーと、上記相
対向する一対の辺と別の一対の辺に対して直交した状態
に取り付けられた第二の可動バーがそれぞれその取り付
けられている辺に対して直交した状態に維持したままで
移動可能に構成されてなるものである。そして、前記固
定フレームと第一及び第二の可動バーとにより構成され
た四角の枠に沿って框材を枠組することにより上記の問
題点を解決したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記枠組フ
レームをもちいて木質パネルを製造する際には、枠組フ
レーム内に枠体を枠組した後に、枠体への接着剤の塗布
、枠体への面板の貼設が行なわれる。しかし、枠体が枠
組フレームに固定された状態なので、そのままでは、木
質パネル内への断熱剤の充填及び木質パネル裏面への面
板の貼設ができないので、木質パネルを枠組フレームか
ら外して裏返す必要がある。
【0011】そこで、木質パネルの製造を自動化するに
は、木質パネルを枠組フレームから外すとともに裏返す
木質パネルの反転機がもとめられていた。また、従来の
ように枠組フレームを使用しない場合においても、自動
的に木質パネルを反転させる機構が開発されていたが、
機械的に木質パネルを持ち上げて裏返すものでは、木質
パネルを裏返している間に、木質パネルががたついて木
質パネルに傷がつく可能性があるなどの問題点があった
【0012】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、枠組フレームを用いて
木質パネルを製造するに際し、木質パネルの品質を落と
すことなく枠組フレームから自動的に枠体を外すととも
に裏返すことができる木質パネル製造ラインにおける木
質パネル反転機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、枠組フレームから片面に面板を貼設さ
れた枠体を引き上げる四角箱状の吸引手段と、該吸引手
段を両側から挟持する2本のガイドレールと、該ガイド
レールの両端部にそれぞれ内接して該ガイドレールを支
持する回転筒と、該回転筒を回動自在に支持する基台部
とを具備してなり、前記吸引手段にはその下面から出没
自在に下方に延出する複数の吸引盤が設けられ、該吸引
盤には真空ポンプが接続され、前記回転筒は互いに同軸
心上に配置され、さらに、前記吸引手段には、該吸引手
段を前記ガイドレールに沿って移動させて該ガイドレー
ルの一方の端部から延出させる駆動手段が設けられてい
ることことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】この発明の木質パネル反転機によれば、まずガ
イドレールの一端側の側方に枠組フレームを搬入した状
態で、ガイドレールに挟持された吸引手段をガイドレー
ルに沿ってガイドレールの一端側から枠組フレーム上に
延出させる。そして、吸引手段の吸引盤を下方に延出さ
せ、該吸引盤を枠組フレーム内の木質パネルの面板に当
接させる。この状態で真空ポンプを作動させ、吸引盤に
面盤を吸着させる。次に、吸引盤を上方に後退させて、
木質パネルを枠組フレームから引き上げて脱型する。こ
の際に、木質パネルは、機械的に木質パネルを挟むなど
して、引き上げるのではなく、吸引盤に吸着して引き上
げるので、引き上げる際に木質パネルに傷がつく可能性
が低い。そして、吸引手段を後退させ、回転筒を回転さ
せることにより、木質パネルを裏返す。この際に、木質
パネルは、吸引盤に吸着した状態なので、がたつくこと
がなく、傷つく可能性が低い。次に、真空ポンプを停止
するとともに、吸引手段上に載置された状態の木質パネ
ル内に断熱材を充填し、次工程の枠体の裏側への面盤の
貼設工程に木質パネルを搬出する。この際に、回転筒が
ガイドレールの両端部に設けられた状態なので、回転筒
同士の間から容易に断熱材を充填することができる。
【0015】
【実施例】図1ないし図14は実施例を説明するための
図であって、図5等に示される本実施例の木質パネル製
造ラインにおける木質パネル反転機90は、枠組フレー
ム10から片面に面板を貼設された枠体(木質パネルP
)を引き上げる四角箱状の吸引手段80と、該吸引手段
80を両側から挟持する2本のガイドレール91と、該
ガイドレール91の両端部にそれぞれ内接して該ガイド
レール91を支持する回転筒92と、該回転筒92を回
動自在に支持する基台部94とを主体として構成されて
いる。
【0016】まず本発明の木質パネル反転機の説明に先
立ち、木質パネルPの枠体1を枠組するための治具台5
0及び枠組フレーム10と、片面に面板を貼設された枠
体を保持した枠組フレーム10を載置する脱型台60に
ついて説明する。前記治具台50は図9に示すように枠
組フレーム10を載置する平板51と、この平板51を
支持する脚体52とからなるものである。
【0017】平板51は、その作業面が略45度の角度
に形成され、作業員が枠組フレーム10内に框材1a,
1bおよび補強用芯材2a,2bを設置する際に、立っ
た状態で腰を深く曲げることなく作業面の向こう側まで
手が届き、かつ作業面を一目で見渡せることにより一人
で容易に作業できるようになっている。また、治具台5
0には、枠組フレーム10を、枠体1の枠組作業の次の
工程である接着剤の塗布工程に送り出すためや、空の枠
組フレーム10を治具台50に載置するための搬送機構
が設けられている。
【0018】この搬送機構とは、作業面の下側の側部に
沿って設けられた案内板51aと、作業面上のガイドレ
ール53aに沿って摺動自在に設けら、かつ枠組フレー
ム10を押して移動させる搬送腕52bと、図14等に
示す、作業面上に設けられた複数のフリーベア54とか
らなるものである。そして、枠組フレーム10は、その
下端を案内板51aによって支持されるとともに、フリ
ーベア54によって左右に移動自在となっており、前記
搬送腕52bにより、図4に示すように隣接して配置さ
れる前工程の脱型台60の作業テーブル60aおよび次
工程の作業台(図示略)に搬送されるようになっている
【0019】また、この治具台50の裏面には、図12
及び図13に示すように、後述する枠組フレーム10の
基盤11上に設けられた板ばね15の他端15bを押し
上げるための押し上げ機構55が設けられている。押し
上げ機構55は、平板51の裏面から基盤11を貫通し
て出没自在に設けられ、かつ板ばね15を押し上げるた
めの支持ピン56と、該支持ピン56を上下に摺動自在
に案内するシリンダー部57とからなるエアシリンダ装
置である。支持ピン56は、治具台50の平板51裏面
に設けられた押し上げ機構55のシリンダー部57のピ
ストンロッドであり、かつ平板51の貫通孔51b及び
枠組フレーム10の基盤11の貫通孔11a(図12(
B)に図示)を貫通して板ばね15を押し上げるもので
ある。
【0020】また、上記押し上げ機構55は、多種の木
質パネルPに対応できるように、予め、種類により異な
る框材1a,1bもしくは補強用芯材2a,2bの位置
のすべてに対応できるように多数設けられた板ばね15
(図10及び図11には、一部だけを図示)に対応して
多数設けられている。そして、製造する木質パネルPに
対応した支持ピン56だけを押し上げるようにしている
。この際には、予め木質パネルPの種類毎にコードを定
めておき、このコードを、木質パネルPの種類毎にそれ
ぞれ一枚の磁気カードに書き込んでおく。そして、製造
すべき木質パネルPの磁気カードをカードリーダ(図示
略)に差し込むことにより、製造すべき木質パネルPに
対応した支持ピン56が上昇し、板ばね15を押し上げ
るようになっている。
【0021】次に、芯材1a、1b、2a、2bを枠組
みした際に、芯材1a、1b、2a、2bを枠体1の形
状に固定する枠組フレーム10を説明する。枠組みフレ
ーム10は、木質パネル製造用の治具台50に載置され
る矩形枠状の固定フレーム12と、この固定フレーム1
2の四辺のそれぞれの内面に貼設されたガイドプレート
17a、17bと、前記固定フレーム12の相対向する
一対の片のそれぞれのガイドプレート17a、17a間
に、これら片に対して直交した状態で取付けられた第一
の可動定規13と、上記相対向する一対の片と別の一対
の片のそれぞれのガイドプレート17b、17b間に、
これら片に対して直交した状態で取付けられた第二の可
動定規14と前記固定フレーム12に設けられ、前記二
対のガイドプレート17a、17bを固定フレーム12
の内面に沿ってそれぞれ同方向に移動させる移動機構M
とを主体として構成されるものである。
【0022】枠組フレーム10において固定フレーム1
2は、図10等に示すように鋼材からなる横フレーム1
2c,12cと縦フレーム12d,12dとが矩形枠状
に組まれたものである。そして、図13ないし図14に
示すように縦横のフレーム12e,12dの上面には、
第一の可動定規13あるいは第二の可動定規14の端部
を縦横のフレーム12c,12d上に保持するために、
該フレーム12c,12dを覆うように、カバー16が
角柱状の取付部材16aを介し取り付けられている。ま
た、この横フレーム12c,12c及び縦フレーム12
d,12dには、それぞれの内側の側面に図11等に示
すように矩形板状のガイドプレート17a,17a,1
7b,17bが固定フレーム12に対して摺動自在に設
けられている。
【0023】これらガイドプレート17a,17a,1
7b,17bは、対応する横フレーム12cあるいは縦
フレーム12dの内寸に対してそれぞれ短く形成された
ものであって中空状の固定フレーム12の内側面を構成
する側壁に形成された長孔に移動可能に螺子止めされた
ものである。そして、このような構成のもとにガイドプ
レート17a,17bは、対応する固定フレーム12の
内面にその長さ方向に沿って移動可能に取り付けられた
ものとなっている。
【0024】また、これらガイドプレート17a、17
bには、図10に示すように、その複数箇所に位置決め
用の穴17c、17c…(ガイドプレート17b側だけ
図示)が穿設されている。これら穴17c…は、互いに
対向するガイドプレート17a,17a(17b,,1
7b)の間で対をなすように対応して配置されたもので
、後述するように第一の可動定規13あるいは第二の可
動定規14の嵌合ピン20を嵌入せしめ、これにより第
一あるいは第二の可動定規13、14を固定するもので
ある。また、これら穴17c…は、木質パネルの枠体1
の各種寸法に対応して第一及び第二の可動定規13,1
4を固定できるようにそれぞれ配置されたものである。
【0025】第一の可動定規13は、図11及び図13
等に示すように上板体13a及び下板体13bからなる
可動定規本体13dとその両端に設けられた走行部13
e,13eとからなるものである。可動定規本体13d
には、その下板体13aの下面の両端部に上記した嵌合
ピン20が一本づつとこれら嵌合ピン20,20を可動
定規本体13dの長さ方向に進退させる機構が収容され
ている。嵌合ピン20,20は、共に可動定規本体13
dの端部方向に向く先端部が円錐台状に形成された円柱
状のもので、これら先端部が上記穴17c…に着脱自在
に嵌合するよう構成されたものである。これら嵌合ピン
20,20のそれぞれの後端部には、連結子21を介し
て嵌合ピン用レバー22に接続されている。連結子21
は、その両端をそれぞれ嵌合ピン20の後端部と、レバ
ー22の後端部とに水平方向に回動自在にピン結合され
ている。
【0026】そして、レバー22は、その先端に柄部2
2aが設けられるとともに、前記連結子21にピン結合
された後端と柄部22aとの間が可動定規本体13dの
下板体13bに固定された支持金具23に、ピン22b
によって、水平に回動自在に軸支されている。このよう
な構成のもとに、レバー22の柄部22aを嵌合ピン2
0の先端方向に引くことにより、レバー22がピン22
aを軸として回転し、レバー22の後部が連結子21を
介して嵌合ピン20を後退させるようになっている。
【0027】また嵌合ピン20,20は、それぞれ連結
子21より可動定規本体13dの下板体13b下面の端
部側に配設された2つの固定部材24a,24bにより
、可動定規本体13d内に支持されたものとなっている
。固定部材24a,24bは、下板体13bの下面に突
出する直方体の部材であり、可動定規本体13dに対し
て垂直に並設されている。そして、これら固定部材24
a,24bには、それぞれ嵌合ピン20を挿通せしめる
ための挿通孔24c,24cが形成されており、これら
挿通孔24c,24cに嵌合ピ20が進退可能に挿通せ
しめられている。
【0028】このような構成のもとに嵌合ピン20,2
0は、柄部22aを可動定規本体13dの端部方向に押
圧することにより、その先端部がそれぞれガイドプレー
ト17aの穴17cより外れるものとなり、かつその状
態で柄部22aから手を話せば、コイルバネ26による
付勢によって嵌合ピン20,20が前進し、その先端部
がそれぞれ穴17c,17cに嵌入するものとなる。
【0029】第一の可動定規13における走行部13e
は、図13に示すように可動定規本体13dの上板体1
3aおよび下板体13bの端部にに取り付けられたもの
である。走行部13eは、可動定規本体13dの上板体
13aの端部と下板体13bの端部とを上下につなぐ側
板部13gと、この側板部13gの上部側面から可動定
規本体13dに対して垂直に、対向する縦フレーム13
dに向って延出するようにもうけられら上板部13fと
からなるものである。
【0030】そして、走行部13eは、その上板部13
fがガイドプレート17a上に摺動自在に載置されると
ともに、その側面が取付部材16aの内面に摺動自在に
配置されている。このような構成のもとに第一の可動定
規13は、その走行部13eの上板部13fが取付部材
16aに案内されることにより、竪フレーム12dの長
さ方向に沿って移動可能になっている。また、上板部1
3fは、ガイドプレート17aと前記横フレーム12c
上に設けられたカバー16とにより挾持されている。
【0031】第二の可動定規14は、可動定規本体14
aが、箱状に構成されている以外は、図11及び図14
に示すように第一の可動定規13とほぼ同一の構成を有
するもので、可動定規本体14aとその両端に設けられ
た走行部14bとからなるものである。そして、第二の
可動定規14は、上下2段に構成された第一の可動定規
13の上板体13aと下板体13bとの間に直交して配
置されるようになっている。このような構成のもとに、
第一の可動定規13は、框材1aの高さの中央部を規制
できるようし、第二の可動定規は14、框材1bの下部
と上部を規制できるようにすることにより、框材1a,
1bの下部や上部だけを規制して框材1a,1bが倒れ
ることがないようにしたものである。
【0032】また、固定フレーム12には、前記ガイド
プレート17a,17b ‥をそれぞれの対向する固定
フレーム12の内面に対して所定距離移動させる移動機
構Mが設けられている。この移動機構Mは、図11に示
すように、一方の縦フレーム12aに設けられたガイド
プレート17aを移動させるためのレバー30と、ガイ
ドプレート17aの両端部を横フレーム12bのガイド
プレート17b,17bにそれぞれリンクする第一およ
び第二のリンク部31a,31bと、一方の横フレーム
12bのガイドプレート17bと他方の縦フレーム12
aのガイドプレート17aをリンクする第三のリンク部
31cとからなる。
【0033】なお、固定機構を有する連結器37は、レ
バー30を、図11示す下げた位置にて、公知の固定手
段により容易に固定でき、かつこの固定から容易に解除
し得るようになっている。なお、レバー30には、図1
0に示すように、枠組フレーム10の上方からレバー3
0を操作できるように操作用バー30aが接続されてい
る。そして、レバー30を持ち上げた状態から、図10
で示すような伏せた状態にした場合に、縦側のガイドプ
レート17aが図中下方に移動し、ガイドプレート17
bが図中右方に移動するようになっている。
【0034】そして、これらのガイドプレート17a,
17bの動きによって、ガイドプレート17a,17b
に接合された第一及び第二の可動定規13,14が対向
する固定フレーム12の内面に向ってわずかに移動する
ようになっている。第一の可動定規13は、図10にお
いて下方に移動し、第二の可動定規14は右方に移動し
て枠組される框材1a,1bを固定フレーム12の第一
及び第二の可動定規13,14に対向する内側面ととも
に上下左右から押圧して成形するようになっている。
【0035】前記板ばね15は、弾性を有する矩形の金
属板である。そして、板ばね15は、固定フレーム12
の内側面12a,12bに対向する位置と、木質パネル
Pの種類に対応して固定された第一および第二の可動定
規13,14に対向する位置と、同じく木質パネルPの
種類に対応して配置される補強用芯材2a,2bを両側
面から挾み込む位置とに固定されている。
【0036】また、図11及び図12(A)に示すよう
に、板ばね15は、その長手方向が、枠組フレーム10
上に配置される框材1a,1bおよび補強用芯材2a,
2bに対して垂直に配置され、框材1a,1bおよび補
強用芯材2a,2bから遠い方の端部15aが、2本の
ビス15cにより枠組フレーム10の基盤11に固定さ
れている。さらに、前記板ばね15と基盤11との間に
は、框材1a,1bおよび補強用芯材2a,2bを板ば
ね15の付勢により押圧する押圧板15dが、上記ビス
15cにより固定されている。
【0037】上記押圧板15dは、剛性を有する金属板
からなり、その中央部に上下方向に回動自在なヒンジ部
15eが設けられ、押圧板15dの先端部15fが上方
に移動できるようになっている。そして、押圧板15d
は板ばね15より長く形成されており、その先端が板ば
ね15の先端より出るようになっている。前記基盤11
には、押圧板15の先端部15fの下面に臨む位置に、
前記板ばね15の持ち上げ機構55の支持ピン56が貫
通する透孔11aが設けられている。
【0038】上記構成において、支持ピン56を基盤1
1を貫通して上方に移動させることにより、図12(C
)の状態から押圧板15dの先端部15fが、板ばね1
5の付勢力に抗して持ち上げられるようになっている。 そして、図12(B)、図13及び図14に示すように
、板ばね15に対向している固定フレーム12もしくは
第一および第二の可動定規13,14もしくは他の板ば
ね15との間に、框材1a,1bもしくは補強用芯材2
a,2bを、挿入する間隔ができることになる。そして
、この間隔に框材1a,1bもしくは補強用芯材2a,
2bを挾み込んだ状態で、支持ピン56を下降させるこ
とにより、押圧板15dは、板ばね15の付勢力により
框材1a,1bもしくは補強用芯材2a,2bを対向し
ている固定フレーム12等に押圧して固定するようにな
っている。
【0039】すなわち、支持ピン56によって持ち上げ
られた板ばね15の付勢力により、押圧板15dを介し
て框材1a,1bおよび補強用芯材2a,2bが、枠組
フレーム10に固定されるようになっている。
【0040】次に、木質パネル脱型台60について説明
する。木質パネル脱型台60は、図3に示すように前記
枠組フレーム10内に枠組みされると共にその上面に面
板を貼設された木質パネルPが該枠組フレーム10に保
持された状態で搬入されると共に、空になった枠組フレ
ーム10を治具台50の傾斜した平板51に返送するも
のである。そして、図1に示すように、木質パネル脱型
台60は、枠組フレーム10が載置される作業テーブル
60aと、後述する吸引手段80を作業テーブル60a
上に案内する2本がガイドレール61と、前記作業テー
ブル60a及びガイドレール61を支持する支持台62
とを主体として構成されている。
【0041】前記支持台62は、前記作業テーブル60
aを支持するための脚体62aと、前記ガイドレール6
1の一方を支持するための脚体62bと、他方のガイド
レール61及び枠組フレーム10の搬送機構用のガイド
レール63を支持するための脚体62cと、前記脚体6
2a、62b、62cを水平に一体につなぐ梁材64a
、64bと、前記脚体62cと共に搬送機構のガイドレ
ール63を支持する補助柱62dとからなるものである
。前記搬送機構は、前述の治具台50の枠組フレーム1
0の搬送機構と同様の構成のものである。
【0042】前記脚体62aは、支持台62の四隅に配
置され、全体として矩形の枠を構成する四本の梁材64
aによりつながれている。そして、4本の脚体62aの
うち支持台62前部の2本の脚体62aが、作業テーブ
ル60を図5に示すように、その一側部側が上下に弧状
に回動できるように支持している。また、残りの支持台
後部の脚体62aをつなぐ梁材64aに、前記作業テー
ブル60の他側部が水平に載置されるようになっている
【0043】支持台62前部側のガイドレール61用の
脚体62bは、それぞれ前記脚体62aの外側に該脚体
62aに接合されて立設されている。そして相対向する
2本の脚体62bによりガイドレール61の支持部61
aが回動自在に支持されている。
【0044】支持台62後部側のガイドレール61及び
搬送機構のガイドレール63を支持する脚体62cは、
それぞれ前記脚体62aの外側に該脚体62aに接合さ
れて立設されている。また、脚体62aのガイドレール
61の支持部61bが軸支される軸受部61cは、脚体
62aから支持台62の後方側に突出して取付けられて
いる。また、脚体62の中央部には、後述するチェーン
66を巻装して掛止する第3の歯車67cを取付けるた
めの歯車用の支持板62eが支持台62の前部に向かっ
て突出して取付けられている。
【0045】さらに、脚体62cの上部は、梁材64b
により接続されると共に、支持台62前部に向かって水
平に延出するように搬送機構用ガイドレール63を支持
するためのアーム65aが取付けら、このアーム65a
の先端には搬送機構用ガイドレール63を支持する棒状
の支持部材65bが掛け渡されている。
【0046】前記作業テーブル60は、矩形状の板体で
あり、その一側部側の両端からそれぞれ突出する回転軸
(図5に図示)60bが、脚体62aの軸受け(図示略
)に回動自在に嵌合されている。また、作業テーブル6
0の他側部は、その両端から左右に突出片(図6に片方
だけ図示)60cが突出して取付けられており、この突
出片60cに作業テーブル60の他側部を吊り上げて該
作業テーブル60を略45度に傾斜して支持するチェー
ン66が取付けられている。
【0047】該チェーン66は、一端が作業用テーブル
60の突出片60cに取付けられると共に、他端が重り
66aに取付けられている。そして、チェーン66は、
作業テーブル60が水平にされた状態で、第一ないし第
三の歯車67a、67b、67cに巻装するようになっ
ている。
【0048】第一の歯車67aは、2本の脚体62cの
上端部の内側に回動自在にそれぞれ取付けられている。 第二の歯車67bは、前記二つのアーム65の先端の内
側にそれぞれ回動自在に取り付けらると共に、第二の歯
車67bの回転軸がアーム65の外側に貫通されている
。そして、貫通した回転軸の先端には、第二の歯車67
bの駆動用歯車67dが取付けられている。そして、こ
の駆動用歯車67dは、無端チェーン67eを介して、
一方のアーム65の中央部上側に取付けられた電動モー
タ67fにより駆動させられるようになっている。
【0049】第三の歯車67cは、前記チェーン66の
中央部を掛止する掛止片となるものであって、二つの脚
体の上部内側にそれぞれ回動自在に取付けられている。 そして、第3の歯車67cは、作業テーブルの突出片6
0cに対応して脚体62cから支持台62の前部に向か
って突出した支持板62eに設けられている。この第三
の歯車67cの取付け位置は、その高さが、パネル吸引
手段80を案内する状態のガイドレール61より高く、
作業テーブル60が45度の傾斜に傾けられた際の作業
テーブル60の突出片62bより低くなっている。そし
て、水平から略45度まで移動する略作業テーブル60
の突出片60cが描く円周上に設けられている。
【0050】また、二つずつの第一及び第二の歯車67
a、67bは、回転軸によって一体につながれ、二つの
第一の歯車67aと二つの第二の歯車67bとがそれぞ
れ一体に回転するようになっている。このような第一な
いし第三の歯車67a、67b、67cに、チェーン6
6が巻装されている。チェーンは、重り66aを支持台
62の裏側に垂らすように第一の歯車67aの上側に巻
装され、次に第二の歯車67bの上側に巻装され、続い
て吸引手段80の邪魔にならないように第三の歯車67
cの支持台62後部側に巻装されている。そして、第三
の歯車67cに巻装されたチェーン66の端部が作業テ
ーブル60の突出片60cに接続されている。
【0051】このような構成のもとに、作業テーブル6
0が、水平の状態では、図4に示すように、第3の歯車
67cにチェーン66が巻装され、チェーン66により
作業テーブル66が持ち上げられる際には、作業テーブ
ル60の突出片60cが第三の歯車67c上を通過する
直前に、該歯車67cからチェーン66が外れるように
なっている。前記2本のガイドレール61は、後に説明
する略矩形状の吸引手段80を両側から鋏み込むように
して案内するものである。
【0052】そして、ガイドレール61は、断面コの字
状に形成されており、この断面コの字状に形成されたガ
イドレール61が開口側を対向させ、吸引手段80の幅
に対応した間隔をあけて配置されている。そして、吸引
手段80が断面コの字状のガイドレール61の溝に、吸
引手段80の両側部を摺動自在に挟持されるようになっ
ている。
【0053】そして、一方のガイドレール61の支持部
61aは、脚体62bに回動自在に支持され、図5に示
すように電動モーター61cにより無端ベルト61dを
介して水平な状体から垂直な状体まで回動されるように
なっている。他方のガイドレール61の支持部61bも
同様に、脚体62cに回動自在に支持され、電動モータ
ー61cにより無端ベルト61dを介して水平な状体か
ら垂直な状体まで回動されるようになっている。
【0054】次に本実施例の反転機90について説明す
る。該反転機90は、図5に示すように、枠組フレーム
10から木質パネルPを引き上げる四角箱状の吸引手段
80と、該吸引手段80を両側から挟持する2本のガイ
ドレール91と、該ガイドレール91の両端部にそれぞ
れ内接して該ガイドレール91を支持する回転筒92と
、該回転筒92を回動自在に支持する基台部93とを主
体として構成されるものである。
【0055】該吸引手段80は、矩形状の箱体であり、
吸引手段80を反転させた状態の図6に示すように、そ
の下面80aに複数の円状の穴80cが設けられている
。そして、図7に示すように、吸引手段80の上面80
dの各穴80cに対応した位置には、吸引手段80の上
面80dに対して垂直にエアーシリンダ装置81がピス
トンロッド81aを下方に向けて上面80dを貫通した
状態で取付けられている。シリンダー装置81は、エア
ーコンプレッサー(図示略)に接続されて伸縮するよう
になっている。
【0056】そして、エアーシリンダー装置81のピス
トンロッド81aの先端には、ロート状の吸引盤82が
設けられている。該吸引盤82は、弾性を有する物質、
例えばゴム、合成ゴム、合成樹脂等により形成されてい
る。そして、吸引盤82には、真空ポンプ(図示略)か
らチューブ(図示略)が接続されており、吸引盤82を
シリンダー装置81により木質パネルPに押しつけた状
態で、吸引盤82中の空気を真空ポンプで排出すること
により木質パネルPの面板4部分を吸着できるようにな
っている。また、シリンダー装置81を収縮した場合に
は、吸引手段80を反転した状態の図8に示すように、
吸引盤の82の先端が、僅かに吸引手段80の下面80
aより僅かに後退するようになっている。
【0057】をあけて接続されるようになっている。そ
して、ガイドレール91、61は、断面コ字状に形成さ
れ、その内部には、上下からローラー(図示略)が突出
して設けられており、吸引手段の両側縁を摺動自在に支
持している。前記二つの回転筒92は、同軸心上に配置
されるとともに、それぞれの半径が等しく形成されてい
る。そして、回転筒92の外周面は、後述する駆動輪9
3aと歯合する歯車状に形成されている。前記基台部9
3は、該回転筒92を支持すると共に、回転筒92と歯
合して該回転筒92を支持すると共に回転させる4つの
駆動輪93aと、該駆動輪93aの一つを回転させる電
動モーター93cとからなる。そして、駆動輪93aは
、2つで左右下方から一つの回転筒92を回動自在に支
持するようになっており、また、駆動輪93aは、別の
回転筒92を支持し、かつ対向する駆動輪93a同士が
、同軸心上に配置されるとともに、回転軸93cにより
連結され一体に回転するようになっている。
【0058】そして、回転筒92の内側には、吸引手段
80を脱型台60の作業テーブル60上方と反転機90
との間で移動させるための駆動機構93が設けられてい
る。該駆動機構94は、駆動モーター94aと、該駆動
モーター94aにより無端チェーン94bを介して駆動
される伝動輪94cからなり、該伝動輪94cが吸引手
段80上面に押圧された状態で回転することにより、吸
引手段80を移動させることができるようになっている
【0059】次に、このような構成の木質パネル製造ラ
インにおける木質パネル反転機90を用いた、木質パネ
ルPの製造法について説明する。まず、治具台50の作
業面上に枠組フレーム10を載置する。この枠組フレー
ム10は、脱型台60から返送されたものである。そし
て、第1の可動定規13および第2の可動定規14は、
返送された際に、製造する枠体1の寸法・形状に合わせ
てそれぞれ横方向あるいは縦方向に移動せしめ、製造す
る枠体に対応した位置の穴17c、17cに嵌合ピン2
0,20を嵌入せしめてその位置に固定する。
【0060】この際に、枠組フレーム12のレバー30
は、上方に持ち上げた状態にして、各ガイドプレート1
7a,17bを、第1ないし第3のリンク部31a,3
1b,31cを経てそれぞれ移動させ、第1及び第2の
可動定規13,14が、対向する固定フレーム12の内
側面から枠組2の寸法より離れた状態、すなわち、第1
および第2の可動定規13,14を緩めた状態にしてお
く。この場合に、予め第1の可動定規13および第2の
可定規14をそれぞれ移動させて、これら可動定規13
(14)と縦横のフレーム12a,12bとの間隔を広
げてあるので、予めこれら可動定規13(14)が正規
の位置に復帰したときの可動定規13(14)と縦横の
フレーム12a,12bとの間隔を、所望する枠組2の
寸法に極めて精度よく一致させておいても、レバー30
の操作分の余裕があることから各框材1a(1b)の載
置が極めて容易になる。
【0061】次いで、製造する枠組2の寸法・形状に対
応した支持ピン61…を押し上げるためのコードを書き
込まれた磁気カードをカードリーダに差し込む。この操
作により、予めコードされた複数の支持ピン56が枠組
フレーム上に突出し、板ばね15を押し上げる。次いで
、固定フレーム12と第1および第2の可動定規13,
14により形成された、矩形の枠の内側面に沿って、框
材1a,1bを基盤11上に配置していく。この際に、
框材1,1bは、固定フレーム12もしくは第1および
第2の可動定規13,14と板ばね15に付勢されると
ともに支持ピン56により押し上げられた押圧板15d
との間に配置されることになる。
【0062】そして、補強用芯材2a,2bを枠組フレ
ーム10に設置していく。この際に、補強用芯材2a,
2bは、対抗して配置された板ばね15と板ばね15の
間すなわち、支持ピン56により押し上げられた押圧板
15d同士の間に載置する。そして、全ての框材1a,
1bよび補強用芯材2a,2bを載置した段階で、枠組
フレーム10のレバー30を倒して、第1および第2の
可動定規13,14を対抗する縦横のフレーム12a,
12bの方向に移動することにより、枠組2の形状に載
置された框材1,1bおよび補強用芯材2a,2bを上
下左右から押圧して、枠組2の正確な形状に規制する。 この際に、第1および第2の可動定規13,14は、第
1ないし第3のリンク部31a,31b,31cにより
リンクされた4本のガイドプレート17a,17bがレ
バー30の操作によって、それぞれ2本づつが同一方向
に移動することによって、直交する方向に移動させられ
る。
【0063】そして、第1及び第2の可動定規13,1
4により枠組2の締め付けとほぼ同時に、押圧板15d
を押し上げている支持ピン56を下方に移動する。そし
て、支持ピン61を降下することにより、板バネ15に
付勢された押圧板15dが、框材1a,1bもしくは補
強用芯材2a,2bを板ばね15に対向する固定フレー
ム12、第1および第2の可動定規13,14、他の板
ばね15に押圧された押圧板15dに押し付けることに
なる。従って、框材1a,1bおよび補強用芯材2a,
2bは、形成すべき枠組2の形状で枠組フレーム10に
固定されることになる。
【0064】さらに、完成させた枠組2の外周を枠組フ
レーム10で固定した状態のままで、作業面51上をス
ライドさせることにより枠組2および枠組フレーム10
をその状態のままで次工程に送ることが可能になる。そ
して、これら枠組2および枠組フレーム10はその状態
のままで次工程である接着剤塗布工程に送られ、さらに
面材貼付工程、プレス工程に順次送られてパネル化され
る。なお、これら接着剤塗布工程、面材貼付工程、プレ
ス工程については枠組2が枠組フレーム10に固定され
た状態である以外は従来と同様にして行われる。
【0065】そして、枠組から上記工程間において、枠
組2を形成する框材1a,1bおよび補強用芯材2a,
2b同士は、特に、接着剤や釘による接合はおこなわれ
ない。 しかし、上記接着剤の塗布および面材貼付および面材の
プレスを行って、枠組フレーム10によって枠体の形状
に固定された框材1a,1bおよび補強用芯材2a,2
bに面材4が貼設されることにより、各框材1a,1b
および補強用芯材2a,2bが枠組2の形状に接合され
た状態になる。すなわち、各框材1a,1bおよび補強
用芯材2a,2bが面板4を介して接合される。
【0066】さらにプレス工程が終了した後、枠組フレ
ーム10は、図1に示すように作業テーブル60を水平
にした状態の脱型台に、図3に概略を示すように、脱型
台60の後方側から搬送される。そして、作業テーブル
60上に載置された枠組フレーム10は、レバー30を
持ち上げて、ガイドプレート17a,17b ‥を移動
させて第1の可動定規13及び第2の可動定規14を枠
組2から離間させる。次に、反転機90の駆動モーター
94aを作動させることにより、吸引手段が伝動輪93
cにより脱型台の作業テーブル60a上に押し出される
【0067】次に、吸引手段80の複数のシリンダー装
置81のピストンロッド81aが、その先端の吸引盤8
2が木質パネルPに当接するまで下方に延出する。そし
て、吸引盤82が木質パネルPの面板4に当接した段階
で、真空ポンプを作動させ、吸引盤82に木質パネルP
の面盤を吸着させる。そして、シリンダー装置81のピ
ストンロッド81aを上方に後退させることにより、木
質パネルPを枠組フレーム10から外して吊り上げる。
【0068】この際に、木質パネルPは、機械的に挟ま
れたりすることなく、吸引盤82の吸着力により枠組フ
レーム10から引き上げられるので、木質パネルPが傷
つくことがない。また、枠組2は、板ばね15の水平方
向の付勢力だけによって、枠組フレーム10に固定され
ているので、枠組2を上方に移動することにより、枠組
フレーム10から外すことができる。また、面板4は枠
体1に即効性の接着剤により接着されているので、プレ
ス機でプレスした段階で強固に接着されており、面板4
を吸引して上方に引っ張ることにより木質パネルPを吊
り上げても枠体1から面板4が剥がれることがない。
【0069】次に、木質パネルPを吊り上げた状態の吸
引手段80は、駆動機構93により反転機90の2つの
回転等92の間に後退する。そして、木質パネルPを吸
引したままの状態で電動モーター94を作動させ、駆動
輪93を回転させることにより回転筒92を回転させる
。これにより、木質パネルPは、面板の貼設されていな
い面を上方に向ける。このように、木質パネルPは、吸
引手段80により吸引された状態で、回転させられるの
で、がたつくことがなく、反転中に傷つくことがない。 そして、反転終了後に、真空ポンプを停止させる。 そして、二つの回転筒92の間から、木質パネルP内に
断熱材を充填する。断熱材の充填された木質パネルPは
、再び片面に面板4を貼設する工程に送られる。
【0070】一方、脱型台の空になった枠組フレーム1
0は、治具台50上に返送されることになる。この際に
は、まず、吸引手段80を案内したガイドレール61が
電動モーター61cの作動により上方に撥ね上げた状態
にされる。そして、作業テーブル60は、電動モーター
67fの作動によりチェーン66が引き上げられること
により治具台50の平板51に対応した略45度に傾け
られる。
【0071】この際に、チェーン66は、第3の歯車6
7cから自然に外れるようになっている。また、作業テ
ーブル60を水平にする場合には、作業テーブル60の
突出片60cが第3の歯車67c上を通過する際に、チ
ェーン66を第3の歯車67cに掛けるようになってい
る。次に、図10に示す枠組フレーム10の搬送機構と
同様の搬送機構により、治具台50に搬送される。すな
わち、搬送腕52bにより、枠組フレーム10が治具台
50上に押し出されることなる。
【0072】そして、枠組フレーム10は、治具台50
上で、次の木質パネルPの製造に使用されることなる。 以上のように、本実施例の木質パネル製造ラインにおけ
る木質パネル反転機90によれば、木質パネルPの枠体
1を枠組し、その状態で保持するための枠組フレーム1
0から、枠体1の片面に面板4を貼設した状態の木質パ
ネルPを自動的に脱型することができるとともに、該木
質パネルPを自動的に反転し、木質パネル内への断熱材
の充填等が行なえる。
【0073】また、吸引手段80は、木質パネルPを面
板4を吸着することにより、枠組フレーム10から木質
パネルPを引き上げるので、機械的に木質パネルPを挟
持して引き上げるのに比較して木質パネルPに傷がつき
にくい。そして、木質パネルPを反転させる際にも、木
質パネルPが吸引盤82に吸着された状態なので、木質
パネルPが裏返される間がたつくことがなく、木質パネ
ルPに傷がつきにくい。さらに、吸引手段80の吸引盤
82は、吸引手段80の下面よりも内側に後退できるの
で、木質パネルPを吸着した状態で、吸引盤82を後退
させることにより、木質パネルPを吸引手段80の下面
80aに押しつけて木質パネルPを吸引手段80に強固
に固定することができ、反転中に木質パネルPががたつ
くことがない。なお、本発明の反転機90は、前記実施
例に限られるものではなく、各部材の形状、寸法等の具
体的構成要件は、実施に当たり適宜変更可能である。
【0074】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
木質パネル製造ラインにおける木質パネル反転機によれ
ば、木質パネルの枠体を枠組し、その状態で保持するた
めの枠組フレームから、枠体の片面に面板を貼設した状
態の木質パネルを自動的に脱型することができるととも
に、該木質パネルを自動的に反転し、木質パネル内への
断熱材の充填等が行なえる。
【0075】また、吸引手段は、木質パネルを面板を吸
着することにより、枠組フレームから木質パネルを引き
上げるので、機械的に木質パネルを挟持して引き上げる
のに比較して木質パネルに傷がつきにくい。そして、木
質パネルを反転させる際にも、木質パネルが吸引盤に吸
着された状態なので、木質パネルが裏返される間にがた
つくことがなく、木質パネルに傷がつくのを防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の木質パネル製造ラインにおける脱
型台を示す斜視図である。
【図2】作業テーブルを斜めにした状態の上記脱型台を
示す斜視図である。
【図3】上記脱型台における枠組フレームの搬入及び搬
出を示す概略図である。
【図4】上記脱型台における作業テーブルとガイドレー
ルの動きを示す側面図である。
【図5】上記実施例の木質パネル製造ラインにおける木
質パネル反転機を示す斜視図である。
【図6】上記反転機の反転した状態の吸引手段を示す斜
視図である。
【図7】上記吸引手段の吸引盤を示す要部断面図である
【図8】上記吸引手段が反転した状態での吸引盤を示す
要部断面図である。
【図9】上記木質パネル製造ラインの治具台を示す斜視
図である。
【図10】上記木質パネル製造ラインの枠組フレームを
示す斜視図である。
【図11】上記枠組フレームを示す平面図である。
【図12】(A)上記枠組フレームの板ばねを示す平面
図である。(B)、(C)上記板ばねを示す断面図であ
る。
【図13】上記枠組フレームの第1の可動定規を示す要
部断面図である。
【図14】上記枠組フレームの第2の可動定規を示す要
部断面図である。
【図15】木質パネルを示す一部を切欠した斜視図であ
る。
【図16】上記従来の技術を示す概略図である。
【符号の説明】
1  枠体 1a、1b  框材 4  面板 10  枠組フレーム 50  治具台 80  吸引手段 82  吸引盤 91  ガイドレール 92  回転筒 93  基台部 94  駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  治具台上の枠組フレーム内で框材を四
    角枠状に組んで枠体を形成し、枠体を枠組フレームに固
    定した状態で、該枠組フレームを次工程に搬送し、枠体
    への接着剤の塗布及び、枠体への面板の貼設等を行なう
    ことにより木質パネルを製造する木質パネル製造ライン
    において、枠組フレーム内で片面に面板を貼設された枠
    体を枠組フレームから取り出すとともに裏返す木質パネ
    ル反転機であって、前記枠組フレームから片面に面板を
    貼設された枠体を引き上げる四角箱状の吸引手段と、該
    吸引手段を両側から挟持する2本のガイドレールと、該
    ガイドレールの両端部にそれぞれ内接して該ガイドレー
    ルを支持する回転筒と、該回転筒を回動自在に支持する
    基台部とを具備してなり、前記吸引手段にはその下面か
    ら出没自在に下方に延出する複数の吸引盤が設けられ、
    該吸引盤には真空ポンプが接続され、前記回転筒は互い
    に同軸心上に配置され、さらに、前記吸引手段には、該
    吸引手段を前記ガイドレールに沿って移動させて該ガイ
    ドレールの一方の端部から延出させる駆動手段が設けら
    れていることを特徴とする木質パネル製造ラインにおけ
    る木質パネル反転機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105082089A (zh) * 2014-05-16 2015-11-25 黄石市重型汽车配件制造厂 一种壳体总成装配翻转支架
GB2623289A (en) * 2022-08-18 2024-04-17 Ecor Ltd Apparatus and methods for manufacturing a building structure

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