JPH04328796A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPH04328796A
JPH04328796A JP3124472A JP12447291A JPH04328796A JP H04328796 A JPH04328796 A JP H04328796A JP 3124472 A JP3124472 A JP 3124472A JP 12447291 A JP12447291 A JP 12447291A JP H04328796 A JPH04328796 A JP H04328796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
reverberation
sounds
listeners
indirect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3124472A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Kunimoto
利文 国本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP3124472A priority Critical patent/JPH04328796A/ja
Publication of JPH04328796A publication Critical patent/JPH04328796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、演奏者と聴取者のそ
れぞれが、それぞれにとって好適な楽音を聴くことがで
きる電子楽器に関する。
【0002】
【従来技術】楽器の演奏音は、弦などの発音物体から比
較的直接的に耳に届く楽音成分である直接音と、響板の
響きや室鳴りを含む残響音または共鳴音からなる間接音
とからなる。
【0003】従来、電子ピアノなどの電子楽器では、こ
れらの直接音と間接音とが同一の再生系を通じて演奏者
や聴取者に届くように構成されていた。
【0004】しかしながら、このような電子楽器では、
演奏者にとって好ましい楽音と聴取者にとって好ましい
楽音とが食い違った場合、対処できないという不都合が
あった。
【0005】例えば、電子ピアノにおいて、聴取者にと
っては時間遅れを含み部屋や響板等の響きの多い豊かな
音の方が好ましい。しかし、このような音は楽音として
のハイファイ性にもかかわらず演奏者にとってはしばし
ば好ましくないものとなる場合が多い。演奏者とっては
時間遅れの少ない比較的響きの整理された、そして細か
いディテールまでが良く聞こえるような楽音の方が演奏
制御や練習としての意味から好ましい。
【0006】このように、従来の電子楽器の再生系や共
鳴/残響系によっては、演奏者と聴取者が同時に同じ場
でリアルタイムで楽音を聴くような状況で両者のニーズ
を満たすことが難しかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の従
来例における問題点に鑑みてなされたもので、演奏者と
聴取者のそれぞれが、同時にそれぞれにとって好適な楽
音を聴くことができる電子楽器を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明の電子楽器は、演奏者と聴取者のそれぞれ
に好ましい楽音を別々に用意し、別々の再生系から並行
して出力することを特徴とする。多くの場合、演奏者に
とって好ましい楽音は直接音であり、聴取者にとって好
ましい楽音は間接音である。
【0009】再生系は、例えば楽音合成系(音源)とし
て直接音合成用のもののみを設け、間接音は直接音を遅
延手段を備えたフィルタネットワークに通すことによっ
て合成することができる。あるいは、直接音と間接音を
別々の音源で合成してもよい。
【0010】直接音と間接音を別々の楽音合成系で合成
する場合、直接音および間接音の楽音合成系は、予め所
期の効果が得られるように録音しておいた楽音データに
基づくサンプリング音源で構成することが好ましい。
【0011】
【作用および効果】前記構成によれば、演奏者および聴
取者はそれぞれに好ましい楽音を別々の再生系を通じて
同時に聴くことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面によりこの発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1は、この発明の一実施例に係る電子楽
器の電気回路構成を示す。同図の楽器は、演奏者には直
接音を、聴取者には間接音込みの音場感のある音を提供
するため、直接音用リバーブ(Direct  Rev
erbration)と間接音用リバーブ(Non−D
irect  Reverbration)とを用意し
、それぞれ別のスピーカから発生するようにしたもので
ある。図1において、ノート1,2,3はそれぞれ1音
(チャンネル)当たりの合成系を表わす。楽音合成系の
各ノート1,2,3はパンポット設定を包含しており、
左(L)と右(R)に振り向けられるべき楽音を出力す
るので、これらをそれぞれ加算器4,5,6と7、8、
9とで加算してL信号とR信号を作成する。共鳴/残響
系(リバーブ)は、直接音用10と間接音用11の2種
類が設けられており、これらはそれぞれがステレオ入力
、ステレオ出力となっている。
【0014】直接音用リバーブ10は響板から演奏者ま
での共鳴感を演出するために、比較的短く量の少ない残
響を付加する。間接音用11は響板の様々なポイントか
ら聴取者までの部屋を含めた残響特性を出すために、比
較的長い残響時間と比較的大きな残響量を与える。なお
、間接音とのコントラストを強調するため、直接音の方
は特にリバーブを付加しなくても良い。
【0015】図2〜図4は、再生系の出口を構成するス
ピーカ配置の例を示す。図2は直接音用スピーカSPD
L,SPDRを電子ピアノの天板21に上向きに取り付
け、間接音用スピーカSPRL,SPRRを電子ピアノ
筐体22の演奏者の足下部分(聴取者から見れば電子ピ
アノの裏面側)に取り付けている。この例では、直接音
用スピーカSPDL,SPDRが演奏者の目の前にある
ため、演奏者にはほぼこのスピーカSPDL,SPDR
からの直接音のみが聞こえる。一方、電子ピアノ筐体の
正面付近にいる聴取者にはほとんど間接音用スピーカS
PRL,SPRRからの間接音のみが聞こえることにな
る。
【0016】図3は直接音用スピーカSPDL,SPD
Rを図2の例では間接音用スピーカSPRL,SPRR
が取り付けられていた電子ピアノ筐体22の演奏者の足
下部分に取り付け、間接音用スピーカSPRL,SPR
Rは電子ピアノ筐体22の側面に取り付けた例を示す。 図3の例においても、図2の例と同様に演奏者にはほぼ
直接音のみが、聴取者にはほぼ間接音のみが聞こえる。
【0017】図4は、直接音用スピーカSPDL,SP
DRを電子ピアノ筐体22の正面部に傾斜して設けられ
た正面板41に取り付け、間接音用スピーカSPRL,
SPRRを電子ピアノ筐体22の天板21に取り付ける
とともに、正面板41を間接音用スピーカSPRL,S
PRRの上方に延長して反射板42を構成したものであ
る。図4の例は、演奏者側についてはほぼ直接音のみが
聞こえる点において図2および図3の例とあまり変わら
ない。しかし、聴取者側については、少し変わっている
。すなわち、間接音用スピーカSPRL,SPRRから
の間接音は反射板42を通して壁などから回り込む際、
直接音用スピーカSPDL,SPDRからの直接音と空
間で混ざって聴取者に聞こえることになり、空間合成に
よる豊かな響きを聴取者に提供することができる。
【0018】上述の図2〜図4において、再生系の例を
3つ示したが、他にも様々に変形することができる。い
ずれにしても、スピーカの持つ指向特性と音の回折、再
生系と聴き手の距離などをうまく利用して演奏者と聴取
者それぞれのための音を聞かせるような構成にする。
【0019】リバーブ回路10,11としてはいわゆる
ウエーブガイド(例えば特開昭63−40199号参照
)やその他の公知の回路を用いることができる。
【0020】図5はリバーブ回路10,11部分の具体
的構成例を示す。図6は、ウエーブガイドで構成したリ
バーブ回路の一例を示す。このリバーブ回路は、図5の
直接音用リバーブ回路10として用いられる。図6にお
いて、DはシフトレジスタまたはRAMなどからなる遅
延回路、Mは乗算器、+は無印または+印を付された端
子に入力される信号を加算し、−印を付された端子に入
力される信号を減算する加減算器である。
【0021】図7は、コームフィルタ(櫛形フィルタ)
とオールパスフィルタからなる従来型のリバーブ回路を
示す。図7のリバーブ回路は、図5において、響板から
の放射と部屋鳴りを実現するための間接音用リバーブ回
路11として用いられる。は、図7において、D,M,
+は図6におけると同様の遅延回路、乗算器および加減
算器である。また、LPFはローパスフィルタ、APF
はオールパスフィルタであり、ローパスフィルタLPF
と遅延回路Dからなるループがコームフィルタを形成し
ている。
【0022】響板や共鳴胴の鳴りを実現するのは一般的
にウエーブガイドの方が一般的に言って音色的に優れて
いる。ウエーブガイドであれば、例えばコンコンという
胴鳴りの雰囲気を出すことができる。一方、広い空間の
シミュレートのための長い残響を近似するリバーブは、
従来型のリバーブ回路を用いる方が音作りが楽である。
【0023】なお、上述において楽音合成系(ノート1
,2,3)としては、いわゆるサンプリング音源および
FM音源を例示することができるが、これらの音源の種
類は特に限定されない。サンプリング音源を用いる場合
は、直接音と間接音とを別サンプリングするようにして
もよい。また、直接音と間接音を左右別々にサンプリン
グする4次元メモリサンプリング構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明の一実施例に係る電子楽器の電気
回路構成を示すブロック回路図である。
【図2】  図1の電子楽器におけるスピーカ配置例を
示す斜視図である。
【図3】  図1の電子楽器における他のスピーカ配置
例を示す斜視図である。
【図4】  図1の電子楽器におけるさらに他のスピー
カ配置例を示す斜視図である。
【図5】  図1の電子楽器におけるリバーブ回路の具
体的構成例を示すブロック回路図である。
【図6】  図5における直接音用リバーブ回路の詳細
を示すブロック回路図である。
【図7】  図5における間接音用リバーブ回路の詳細
を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1,2,3:楽音合成系、10:直接音用リバーブ回路
、11:間接音用リバーブ回路、SPDL,SPDR:
直接音用スピーカ、SPRL,SPRR:間接音用スピ
ーカ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  演奏者と聴取者のそれぞれに好ましい
    楽音を別々に用意し、別々の再生系から並行して出力す
    ることを特徴とする電子楽器。
JP3124472A 1991-04-30 1991-04-30 電子楽器 Pending JPH04328796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3124472A JPH04328796A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3124472A JPH04328796A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 電子楽器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04328796A true JPH04328796A (ja) 1992-11-17

Family

ID=14886365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3124472A Pending JPH04328796A (ja) 1991-04-30 1991-04-30 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04328796A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003195861A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器の楽音再生方法および電子鍵盤楽器
JP2005010362A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽音発生装置の楽音制御装置
JP2008152294A (ja) * 2008-03-07 2008-07-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽音発生装置の楽音制御装置
JP2009258155A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Yamaha Corp 楽器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003195861A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器の楽音再生方法および電子鍵盤楽器
JP2005010362A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽音発生装置の楽音制御装置
JP2008152294A (ja) * 2008-03-07 2008-07-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽音発生装置の楽音制御装置
JP4726089B2 (ja) * 2008-03-07 2011-07-20 株式会社河合楽器製作所 電子楽音発生装置の楽音制御装置
JP2009258155A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Yamaha Corp 楽器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9137618B1 (en) Multi-dimensional processor and multi-dimensional audio processor system
US5939656A (en) Music sound correcting apparatus and music sound correcting method capable of achieving similar audibilities even by speaker/headphone
US7536021B2 (en) Utilization of filtering effects in stereo headphone devices to enhance spatialization of source around a listener
US5524053A (en) Sound field control device
JPH10247089A (ja) 演奏音場制御装置
JP2979848B2 (ja) 電子楽器
GB2202111A (en) Reverb generator
US20030123673A1 (en) Electronic sound equipment
JP3594281B2 (ja) ステレオ拡大装置及び音場拡大装置
JP3843841B2 (ja) 電子楽器
JP2886402B2 (ja) ステレオ信号発生装置
JPH08213862A (ja) 音響再生装置
US6925426B1 (en) Process for high fidelity sound recording and reproduction of musical sound
WO1997004620A1 (fr) Casque audio
JPH04328796A (ja) 電子楽器
JP2000039894A (ja) カラオケ装置
US6399868B1 (en) Sound effect generator and audio system
JP3463313B2 (ja) 音場生成回路
JP3007106U (ja) 効果装置
JP3534572B2 (ja) 音場制御装置
JP3718595B2 (ja) 電子鍵盤楽器用音場再生装置
JP3671756B2 (ja) 音場再生装置
JPH0119515Y2 (ja)
JPH1070798A (ja) 3次元音響再生装置
JPH04318896A (ja) 電子楽器