JP2000039894A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2000039894A
JP2000039894A JP10209266A JP20926698A JP2000039894A JP 2000039894 A JP2000039894 A JP 2000039894A JP 10209266 A JP10209266 A JP 10209266A JP 20926698 A JP20926698 A JP 20926698A JP 2000039894 A JP2000039894 A JP 2000039894A
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Munehiro Sugiyama
統浩 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコー、リバーブ等のマイク効果音生成装置
を有するカラオケ装置において、マイク音とマイク効果
音のセパレーションを改善する。 【解決手段】 マイク信号は、マイク音用ヴォリューム
16を経てマイク効果音生成用信号経路18と直接音用
信号経路20に分岐される。マイク効果音生成用信号経
路18に分岐したマイク信号は、マイク効果音用ヴォリ
ューム22でさらにレベル調整された後、マイク効果音
生成回路24に入力されて、マイク効果音が生成され
る。マイク効果音と音楽信号入力端子42から入力され
た音楽信号とは合成回路28で加算合成され出力され
る。直接音用信号経路20に分岐したマイク音は中央ス
ピーカから出力されマイク効果音とのセパレーションが
改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ装置に
関し、歌い手の声を収音したマイク信号音とそのマイク
信号音に基づく効果音とのセパレーションを改善したも
のであり、言い換えると、マイク信号音およびマイク信
号効果音それぞれの音像定位を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ装置における音楽信号音
(再生伴奏音)とマイク入力音の信号処理系統図を図
5、6に示す。図5は、2ch再生の構成例であり、マ
イク10から出力されるマイク信号はマイク信号入力端
子12から入力され、ヘッドアンプ14を介してマイク
音用ヴォリューム(アッテネータ)16でレベル調整され
る。レベル調整されたマイク信号は、マイク効果音生成
用信号経路18と直接音用信号経路20とに分岐され
る。マイク効果音生成用信号経路18へ分岐したマイク
信号は、マイク効果音用ヴォリューム22でさらにレベ
ル調整された後、マイク効果音生成回路24に入力され
て、マイク効果音(エコー、リバーブ信号等)が生成さ
れる。合成回路26は、マイク信号(歌い手からの直接
音信号)とマイク効果音を加算合成する。また、音楽信
号入力端子42から入力された音楽信号は、音場効果音
生成用信号経路48と直接音用信号経路50とに分岐さ
れる。音場効果音生成用信号経路48へ分岐した音楽信
号は、ディジタル信号処理(DSP)回路54に入力さ
れて、音場効果音(残響付与処理音場効果音、音像定位
処理効果音等)が生成される。合成回路56、56は、
直接音用信号経路50を通ってきた直接音とDSP54
を経由した音場効果音を加算合成する。前記合成回路2
6から出力される全てのマイク系信号と、前記合成回路
56から出力される全ての音楽系信号は、合成回路2
8、28でそれぞれ加算合成され、それぞれ全音量用ヴ
ォリューム30、30でレベル調整された後、アンプ3
2、32でそれぞれ増幅されて、スピーカ34、34か
ら音響再生される。
【0003】図6は、4ch再生の構成例であり、マイ
ク(図示略)から出力されるマイク信号はマイク信号入力
端子12から入力され、ヘッドアンプ(図示略)を介して
マイク音用ヴォリューム(図示略)でレベル調整され、マ
イク効果音生成用信号経路18と直接音用信号経路20
とに分岐される。マイク効果音生成用信号経路18に分
岐したマイク信号は、マイク効果音用ヴォリューム(図
示略)でさらにレベル調整された後、マイク効果音生成
回路24に入力されて、マイク効果音(エコー、リバー
ブ信号等)が生成される。音楽信号入力端子42から入
力された音楽信号は、音場効果音生成用信号経路48と
直接音用信号経路50とに分岐され、音場効果音生成用
信号経路48に分岐した音楽信号は、DSP回路54に
入力されて、4chの音場効果音(残響付与処理音場効
果音、音像定位処理等)が生成される。合成回路56
は、直接音用信号経路50を通ってきた直接音と音場効
果音の前方2ch信号をそれぞれ加算合成する。合成回
路27は、音場効果音の後方2ch信号にマイク効果音
を加算合成するためのものであり、その出力信号は必要
に応じて音量用ヴォリューム(図示略)でレベル調整され
た後で、アンプ(図示略)で増幅され、後方用2chの各
スピーカ(図示略)から音響再生される。また、前記合成
回路56からの出力は音楽系信号の前方2ch信号とな
るが、これらはさらに合成回路28でマイク効果音と加
算合成され、またさらにその後で合成回路29で前記直
接音用信号経路20のマイク音信号と加算合成されるよ
うになっている。前記加算合成回路29からの出力は音
量用ヴォリューム(図示略)でレベル調整された後、アン
プ(図示略)で増幅され、前方用2chの各スピーカ(図
示略)から音響再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図5,6に示す従
来の信号処理構成によれば、マイク信号は、単独で再生
される構成とはなっておらず、必ずマイク効果音及び音
楽信号と加算合成されて出力されるようになっている。
マイク効果音を作成することによって、マイク信号に様
々な演出を施せるようにした点では評価できるのである
が、このような従来構成では、概して、マイク信号のセ
パレーションがよく無くて、ぼんやりとしたボーカルに
なってしまうという問題が見られる。以下、その理由を
解析してみるに、マイク音信号とマイク効果音信号との
間の干渉がその主要因であることが判った。すなわち、
マイク効果音はエコー、リバーブ等を、入力信号である
マイク音に対してこれを例えば遅延等して作成すること
が一般的である。しかし、このような効果音は、基本的
には、入力信号であるマイク音を元にして作成されるの
で元のマイク音と極めて似通った波形になる。何故なら
ば、効果音の作成は、各種フィルタ処理(BPF、LP
F、HPF)を施したり、ディレイ処理を施したり、或
いは必要に応じてこれにゲイン制御を行うことで実現さ
れるわけであり、所詮入力信号とは似ても似つかないよ
うな信号となるわけはなく、したがって、効果音信号は
マイク音信号に対し時間的に遅れをともないかつ、マイ
ク音とは振幅が異なるが似通った波形となることが多い
のである。このため、マイク音に対してマイク効果音が
位相差で180゜を持つような効果音が作成されること
も往々にして発生してしまう。このような場合には、マ
イク音とマイク効果音は振幅こそ異なるが波形は極めて
似通った波形となるのだから、双方の信号が加算される
ことでマイク音が打ち消されてしまうということにな
り、電気的特性上の観点からも、また聴覚心理上の観点
からもあまり好ましくないことが起こることとなる。
【0005】又従来構成においてはマイク信号は音楽信
号とも加算合成されて出力される。このため、可能性と
しては少ないが、音楽信号のうちにマイク信号を打ち消
すような成分が存在したような場合には少なからずマイ
ク信号を変動させる、ということも考えられる。
【0006】さらに、前記図5,6の信号処理構成によ
れば、マイク効果音はいずれも1種類の音しか生成され
ていない。その為に2つのスピーカでマイク効果音を再
生しても4つのスピーカでマイク効果音を再生しても、
マイク効果音の音像定位はいつも配置されているスピー
カの中心に来てしまうという問題点もある。2スピーカ
再生の場合はあまり問題にならないが、4スピーカ再生
の場合には定位して欲しいマイク効果音の場所(フロン
トスピーカの中心近辺)と、実際に定位してしまうマイ
ク効果音の場所(4スピーカの中心)とが不自然に異な
ってしまうという不都合もあった。この発明は、前記従
来の技術における種々の問題点を解決して、マイク効果
音や音楽信号によるマイク信号への打ち消しを解消さ
せ、マイク信号の音像定位を安定させ、さらには多様な
マイク効果音を生成するカラオケ装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のカラオ
ケ装置は、マイク信号を入力するマイク信号入力端子
と、マイク信号のエコー等マイク効果音を生成するマイ
ク効果音生成回路と、音楽信号(伴奏音信号)を入力す
る音楽信号入力端子と、マイク効果音生成回路からの出
力信号と音楽信号とを合成する合成回路と、マイク信号
出力端子(センター信号出力端子)と、合成回路からの
出力信号を出力する音楽信号出力端子とを具備してな
り、マイク信号をマイク効果音とは独立にマイク出力端
子に供給するための信号経路を有することを特徴とす
る。これによれば、歌い手の声そのものであるマイク信
号は、マイク信号出力端子(センター信号出力端子)に
のみ出力され、音楽信号やマイク効果音はこれとは別の
音楽信号出力端子にのみ出力されるようになるため、マ
イク出力端子からの出力信号であるマイク信号相当出力
は、電気的に、音楽信号やマイク効果音による信号干渉
の影響を受けることがない。その為、セパレーションの
劣化や音像定位が不定になることがない。
【0008】請求項2の発明のカラオケ装置は、前記請
求項1記載の音楽信号出力端子において前記音楽信号出
力端子が少なくとも前方左右から再生されるべき信号を
出力する第1および第2の出力端子と、これら出力端子
に接続される第1および第2のスピーカ再生系と、マイ
ク信号出力端子に接続される第3のスピーカ再生系を具
備してなり、前記第3のスピーカ再生系のスピーカは、
前記第1および第2のスピーカ再生系の各スピーカのほ
ぼ中間に位置することを特徴とする。これによれば、音
楽信号は前方左右に配置された前方スピーカの双方から
出力され、マイク信号は前方スピーカの中間位置に配置
された中央スピーカから出力される。この場合、マイク
信号とマイク効果音との分離は、電気的および音響空間
的に分離でき、上述したセパレーション改善程度もさら
に大きくできる。
【0009】また、カラオケ装置においてはマイク信号
の音像定位が前方スピーカの配置範囲外になったりする
と、聴感的に違和感があるが、これによれば必ず前方ス
ピーカの中間位置に定位するため全く違和感なく聞ける
(音楽信号は、伴奏音楽信号であるからその伴奏音楽の
中間位置にに歌い手ボーカル信号であるマイク信号が音
像定位すれば聞き易くなるのは当然であり、伴奏音楽と
マイク信号とが全く別の所から聞こえる状態は異常であ
るのも当然といえる。テレビ、コンサート等での歌手の
位置を考えれば明白である)。また、上述したようにマ
イク信号とマイク効果音は別々の独立したスピーカから
それぞれ再生されるので、空間音響的にも、再生マイク
信号が再生マイク効果音により打ち消されたりすること
は基本的に有り得ない。そのため、歌い手からマイクに
向かって発せられた声は、全くマイク効果音等の影響を
受けることなく、そのまま中央スピーカから出力され、
この中央スピーカが配置されている場所の位置に確実に
音像定位させることが可能となる。マイク効果音はエコ
ー、リバーブ等が主たるものであるので、中央スピーカ
ではなく他のスピーカから出力されたとしても聴感的に
は、充分空間的に広がっているような効果を与えること
が可能になる。むしろ中央スピーカからのみマイク効果
音が出力された場合、エコー効果はあまり得られないこ
とも多い。すなわち、エコーとは、その動作原理からし
て音が空間的にどこかに反射して戻ってくる「こだま」
音なのであるから、反射音が1カ所からしか聞こえない
ようでは逆に効果音として不自然とも言える。
【0010】請求項3の発明のカラオケ装置は、請求項
1、2におけるマイク効果音生成回路において複数チャ
ンネル分の効果音を生成可能にしたものである。これに
よれば、マイク効果音の音像定位が配置されたスピーカ
の幾何学的な中心に集中させず任意の場所に設定するこ
とができる。そのため、それぞれの曲に適したマイク効
果音を任意の位置で音像定位させてカラオケを楽しむこ
とも可能となる。
【0011】なお、念のため、電気的な信号加算と、空
間的な信号加算の相違について述べておくと、電気的な
信号加算では、例えば、ある正弦波と、その正弦波と位
相が180度ずれているだけの波形を加算すると出力は
0となり、音としては全く聞こえない信号になってしま
う。しかるに、上記正弦波をあるスピーカから出力し、
180度位相がずれている波形を別のスピーカから出力
した場合、これは基本的には2つの音として認識するこ
とができる。確かにスピーカの配置場所やリスニングポ
イントによっては2つのスピーカから出力された音波が
位相的に打ち消し合って音として聞こえなくなる箇所が
存在するのは事実であるが、これはごく限られた1ポイ
ントだけであって、その他のポイントでは全く起こり得
ない。従って、電気的な信号加算と空間的な信号加算で
は、その差は非常に大きいもので、効果の相違について
影響を及ぼすところが大である。すなわち、この発明に
おいては、カラオケ装置の電気回路構成で、マイク信号
とマイク効果音信号とが電気的に干渉しないように確実
な分離構成を持たせた点が重要なのである。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明を、前
方左右および中央の3ch再生で実現する場合の実施の
形態を説明する。図1はその信号処理系統図を示したも
のである。なお図中では、音楽信号にDSP処理を行え
るような構成で描かれているが、DSP処理は本願の本
質ではない。マイク10から出力されるマイク信号はマ
イク信号入力端子12から入力され、ヘッドアンプ14
を介してマイク音用ヴォリューム16でレベル調整され
る。レベル調整されたマイク信号は、マイク効果音生成
用信号経路18と直接音用信号経路20とに分岐され
る。 マイク効果音生成用信号経路18へ分岐したマイ
ク信号は、マイク効果音用ヴォリューム22でさらにレ
ベル調整された後、マイク効果音生成回路24に入力さ
れて、マイク効果音が生成される。また、音楽信号入力
端子42から入力された音楽信号は、音場効果音生成用
信号経路48と直接音用信号経路50とに分岐される。
音場効果音生成用信号経路48に分岐した音楽信号は、
DSP回路54に入力されて、音場効果音(残響付与処
理音場効果音、音像定位処理効果音等)が生成される。
合成回路56、56は、直接音用信号経路50を通って
きた直接音とDSP54を経由した音場効果音を加算合
成する。前記マイク効果音と、前記合成回路56から出
力される全音楽系信号とは、合成回路28、28で加算
合成され、全音量用ヴォリューム30、30でレベル調
整された後、アンプ32、32で増幅されて、スピーカ
34、34から再生される。前記直接音用信号経路20
に分岐したマイク信号(直接音信号)は、ヴォリューム
30でレベル調整された後、ヘッドホンへの信号経路3
8と中央スピーカーへの信号経路36に分岐される。中
央スピーカーへの信号経路36に分岐したマイク信号は
アンプ32で増幅されて、スピーカ34から再生され
る。ヘッドホンへの信号経路38に分岐したマイク信号
は合成回路39で全音楽信号及びマイク効果音と、加算
合成されヘッドホン出力端子に出力される。上記構成に
よると、マイク信号はマイク効果音や音楽信号および音
場効果音等の影響を全く受けることが無く出力されるこ
とになり、従来例に比べて、セパレーションが改善さ
れ、音像定位も安定した音を出力できる。
【0013】(実施の形態2)この発明を5ch再生で
実現する場合の実施の形態を説明する。図2はその信号
処理系統図を示したものである。実施の形態1と異なる
点は、音楽信号からの効果音をDSP処理により4ch
分出力している点である。すなわち、DSP回路54か
らは前方左右(2ch)、後方左右(2ch)の合計4
ch分の効果音信号を出力する。そして、前方効果音は
合成回路56、56で音楽信号(直接音信号)と加算合成
される。後方効果音は合成回路27、27でマイク効果
音生成回路24からの出力であるマイク効果音と加算合
成されて出力される。又、マイク効果音生成回路24か
らの出力であるマイク効果音は、合成回路28、28で
音楽信号とも加算合成される。上記構成によると、音楽
信号の効果音が4chあるので、後方からも音が再生で
きる為、臨場感ある様々な音場での再生を楽しめる。マ
イク効果音は前方音楽信号、後方音楽信号効果音 に加
算合成されるが、マイク音は中央スピーカーに出力され
る為、マイク効果音や音楽信号効果音、音楽信号の影響
を受けることが無い。なお、マイク、ヘッドアンプ、ヴ
ォリューム、アンプ、スピーカ等は省略してある。
【0014】(実施の形態3)マイク効果音を4ch出
力する構成にした場合の請求項3記載の発明の実施の形
態を説明する。図3はその信号処理系統図を示したもの
である。実施の形態2と異なる点は、マイク効果音が1
chではなくて4chという点である。マイク効果音生
成回路24から出力された4chのマイク効果音は合成
回路27、27,28,28で音楽信号効果音及び音楽
信号とそれぞれ加算合成される。前記実施の形態2で
は、マイク効果音は1種類の音しか生成されていないの
で、全く同一のマイク効果音が前方及び後方スピーカー
から出力される。その為にマイク効果音の定位が、前方
の2つのスピーカーと後方の2つのスピーカーとの合計
4つのスピーカーで決定される平面の中心に来る、とい
う問題が発生する。しかし、上記の様な構成にすること
により、マイク効果音の音像定位も前方側に寄せたりす
ることが可能になり、聴覚上聞きやすくすることも可能
になる。
【0015】マイク効果音を4ch出力する構成の具体
的方法の1例を図4に示す。ここでは、入力されたマイ
ク音からエコー等のマイク効果音が生成され、そのマイ
ク効果音がディレイユニットに入力され、複数のディレ
イタップから出力された信号にそれぞれ係数を演算して
4ch分の効果音を出力している。上記構成によると、
マイク効果音が4ch、あり音量もそれぞれ独立に設定
できるので、マイク効果音の音像定位位置も任意に設定
できる。その為、臨場感ある色々な音場に適したマイク
効果音を作成することができる。そして、マイク直接信
号音は中央スピーカーに出力される為、マイク効果音や
音楽信号効果音、音楽信号の影響を受けることが無い。
なお、マイク、ヘッドアンプ、ヴォリューム、アンプ、
スピーカ等は省略してある。
【0016】また、上記実施の形態全てに共通するが、
信号切り換えスイッチを用いてマイク信号をフロントチ
ャンネルへ足し込む経路、もしくはセンタースピーカへ
の経路へと切り換え可能にするようなカラオケ装置もこ
の発明の意図する範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す信号系統図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す信号系統図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す信号系統図で
ある。
【図4】 マイク効果音を4ch生成する場合の信号系
統図である。
【図5】 2ch再生で行う従来例のカラオケ装置であ
る。
【図6】 4ch再生で行う従来例のカラオケ装置であ
る。
【符号の説明】
10…マイク、12…マイク信号入力端子、14…ヘッ
ドアンプ、16…マイクヴォリューム、18…マイク効
果音生成用信号経路、20…直接音用信号経路、22…
マイク効果音用ヴォリューム、24…マイク効果音生成
回路、26,27,28,29,56…合成回路、42
…音楽信号入力端子、54…DSP回路、30…全音量
用ヴォリューム、32…アンプ、34…スピーカ、36
…マイク直接音の中央スピーカへの信号経路、38…マ
イク直接音のヘッドホンへの信号経路、39…合成回
路、48…音場効果音生成用信号経路、50…直接音用
信号経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイク信号を入力するマイク信号入力端子
    と、 マイク信号からマイク効果音を生成するマイク効果音生
    成回路と、 音楽信号を入力する音楽信号入力端子と、 前記マイク効果音生成回路からの出力信号と前記音楽信
    号入力端子から入力された音楽信号とを合成する合成回
    路と前記合成回路からの信号を出力する音楽信号出力端
    子と、 マイク信号出力端子と、 前記マイク信号を、前記マイク効果音とは独立した状態
    で前記マイク信号出力端子に供給するための信号経路と
    を具備してなるカラオケ装置。
  2. 【請求項2】前記音楽信号出力端子は、少なくとも前方
    左右から再生されるべき信号を出力する第1および第2
    の出力端子を有し、 これら第1および第2の出力端子はそれぞれ独立した第
    1および第2のスピーカ再生系にそれぞれ接続されると
    共に、 前記マイク信号出力端子は前記第1および第2のスピー
    カ再生系とは別の第3のスピーカ再生系に接続され、 前記第3のスピーカ再生系のスピーカは、前記第1およ
    び第2のスピーカ再生系の各スピーカのほぼ中間の位置
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載のカラ
    オケ装置。
  3. 【請求項3】前記マイク効果音生成回路は複数チャンネ
    ルの効果音をそれぞれ個別に生成することを特徴とする
    請求項1、2記載のカラオケ装置
JP10209266A 1998-07-24 1998-07-24 カラオケ装置 Pending JP2000039894A (ja)

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