JPH0432876A

JPH0432876A - 現像装置

Info

Publication number: JPH0432876A
Application number: JP2138606A
Authority: JP
Inventors: Atsuhiko Irie; 入江　敦彦; Masanori Matsuda; 松田　政準
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-05-30
Filing date: 1990-05-30
Publication date: 1992-02-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電子写真現像装置に関するもので、より詳細
には現像剤搬送部材面に形成される現像剤層を均−且つ
充分な薄層に形成して、現像の際に画像乱れ、濃度ムラ
及びカブリ等が見られない優れた画像を形成し得る現像
装置に関する。

（従来の技術）電子写真方法においては、磁気ブラシ現像法が広く使用
されており、例えば磁性キャリヤと顕電性トナーとの混
合物から成る二成分系現像剤或は磁性粉を有する、また
は非磁性の一成分系現像剤を帯電させて、現像剤搬送部
材（スリーブ）上に現像剤層を形成させ、この磁気ブラ
シを静電像を有する感光体表面に迄移動させ、該表面を
バイアス電界の下で現像剤層で摺擦させることにより画
像形成を行っている。

また、スリーブ面には近接して現像剤量規制部材（ドク
ターブレード）が設けられ、　ドクターブレードは流れ
てくる現像剤層１例えば磁気ブラシ化した穂先を削りと
って、感光体面に供給する現像剤の量を規制している。

　ドクターブレードは磁気ブラシを薄層で且つ均一に形
成することが目的であり、現像剤を多く供給し過ぎてカ
ブリがでたり、また、濃度ムラが生じたりしないように
している。

（発明が解決しようとする問題点）従来の一成分系現像装置では、　ドクターブレードにア
ルミニウムブレードが用いられ、！！切りギャップ（ス
リーブとブレードとの距Ｎ）が約１゜０μｍとなってい
る。しかしながら、従来の現像剤量規制部材であるドク
ターブレードは、剣先状に成っているものが多く、現像
剤を穂切った時に内側にトナーたまり或は現像剤だまり
が生じる。

このような流動性の悪い状態では、現像剤だまりにより
いわゆる筋抜けなどが生し画像を乱す不具合がある。　
　また、従来のドクターブレードは単に物理的に現像剤
を規制する処理だけがなされているため以下のｙＡ題を
有している。

第１の課題としては、従来のドクターブし一ドは現像剤
を単に物理的に＠限しているだけで、穂切りギャップの
精度（公差）に余裕がないため。

高精度に制御するにはブレードの取り付けを厳しくする
しかない。このため、ブレードのａＳがうまく行かない
場合は１画像濃度ムラやカブリ等が生じ易くなる。　　
　ｊ１２の課題としては、現像剤は攪拌された後にブレ
ードに送られるが、現像剤は攪拌状態によって密度或は
濃度にムラを生じながらブレードに送られブレードでは
単なる物理的処理に終わるため、スリーブ上に均一な現
像剤層あるいは磁気ブラシが形成されないことがある。

このような場合には現像の際に画質が不均一となる。

Ｉ！３の課題としては、ブレードに送られる現像剤はそ
の帯電状態にムラを生している場合があり、現像剤はブ
レードによって電気的に何等処理を受けないため、感光
体に運ばれる未帯電の現像剤の割合を多く含むこととな
る。このため、現像の際に画像が不均一となる。＋［４
の課題としては、攪拌現像剤には逆極性の現像剤（Ｆ６
光体と同極）のものが存在している場合があり、このよ
うな現像剤が従来のブレードを通って感光体に送られる
と。

現像の際に画質の低下及び乱れの原因となる。

したがって、本発明の目的は現像剤量規制部材での現像
剤の流動性を良くして画像が問題なく形成され得る現像
装置を提供することにある。

本発明の目的はまた、穂切りギャップ精度に余裕を持た
せて、穂切りギヤツブ調整が簡単にできる電子写真用現
像装置を提供するにある。

本発明の目的は更に、スリーブ上の現像剤層の密度を均
一にし、感光体に供給する現像剤の未帯電のものの割合
を減らし、しかも感光体に供給する現像剤の逆極性のも
のを減らして、現像の際に優れた画像を形成し得る電子
写真用現像装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明によれば、静電像を支持する支持体と、粉末現像
剤を帯電させる機構と、帯電された粉末現像剤を表面に
保持して搬送すると共に、該現像剤を前記支持体の静電
像部に付与する現像剤搬送部材と、前Ｅｌｌ送部材に近
接され現像剤の供給ｔを調整する現像剤量規制部材部材
と、からなり、該規制部材は、スリーブとの対向面が円
板面となっていると共に、エレクトレット層を有してい
ることを特徴とする現像装置が提供される。

また、本発明では前記現像剤を規ｆ！１部材を回転ロー
ラとすることを特徴とすることができる。

更に、本発明は前記エレクトレット層がフッ素系樹脂で
あることを特徴とすることができる。

また、現像剤としては、磁性キャリヤと間型性トナーと
から成る二成分系現像剤も使用できるし、磁性粉を含有
する、または非磁性の一成分系トナーも使用できる。本
明細書では現像剤粒子とは二成分系ではトナー粒子のこ
とを意味する、（作　用）本発明では、現像剤搬送部材（以下、スリーブという。

）を使用し、スリーブ上に現像剤層あるいはこの磁気ブ
ラシを形成させ、スリーブに近接し、て設けた現像剤量
規制部材によって、現像剤層を薄層化して、その密度を
均一にして、且つその帯を象を均一にした後に静電潜像
支持体（以下、感光体という。）に送る７　磁気現像剤
の場合は。

スリーブ内のマグネットは、現像剤を磁気ブラシの形で
搬送し且つ感光体と接触させるために必要である。エレ
クトレットは永久的電気分極作用を示す誘電体であるが
、本発明では、このエレクトレットの層が現像剤粒子の
帯電極性と逆極性或は同極性となるように、スリーブ上
方の現像剤量規制部材に設けるが、好ましくは同極であ
る。また、現像剤粒子と同極の場合と逆極の場合は、作
用においてことなるがその効果はほぼ同様なものが得ら
れる。

また２本発明では現像剤量規制部材をエレクトレット層
と組み合わせたとき、円弧状に形成することが重要であ
り、これによって、現像剤の流動性を良くして、現像剤
が滑らかに穂切られことができる。従来のようにブレー
ド状の穂切り板のように現像剤が大量に当たることは、
エレクトレットを用いた現像剤量規制部材にとって問題
が多い。

即ち、現像剤が大量に一度に当たるとエレクトレットの
電気力が一時的に小さくなる傾向にあり、これがＩＦｉ
像剤銀剤電気的規制力を低下させて、薄層化する作用が
刀＼さくなる。しかし、エレクトレット層が円弧状であ
れば、現像剤は徐々に接触しエレクトレットに急激な電
気的作用の低下を生じさせないので、スリーブの現像剤
層をより薄層化することができると解する。また、現像
剤量規制部材が回転ローラである場合には、エレクトレ
ット層は常に新しい面が現像剤に当たるので、前述した
作用の低下は見られず、更に薄層化を進めることができ
る。このため穂切りギャップ幅を更に広くできる。

まず、エレクトレット層の帯電電荷が現像剤と同極であ
る場合、以下の作用により効果を発揮する。

攪拌後の現像剤は帯電され、且つスリーブのマグネット
に吸引された状態でスリーブ面に保持され、前記現像剤
量規制部材とスリーブとの間、即ち穂切りギャップを通
過する。現像剤はその通過時、規制部材によって物理的
に１が＠限される他に、現像剤の帯電極と同極のエレク
トレットによって電気的反発力を受ける。この場合、規
制部材は円弧状であるため、現像剤はエレクトレットの
影響を徐々に受は且つ規制を徐々に受ける。したがって
、現像剤層はブレードの電気的反発力によフて圧縮凝集
が徐々に成される。そして、この圧縮凝集が穂切りギャ
ップの精度に余裕を与え、現像剤の密度を均一にするも
のと解せれる。

このＩｌ！：埋を説明するための３１２図において、ス
リーブは１６、感光体は２２、攪拌現像剤は１８、円弧
状の現像剤量規制部材は２ｏ、及びエレクトレット層は
４０である。磁性現像剤粒子１８は。

例えば負に帯電しており、スリーブ１６で磁気ブラシを
形成して感光体２２へと運ばれる。エレクトレット層４
０は、その外表面が現像剤粒子１８と同極の電荷となる
ようになっている。現像剤１８は現像剤量規制部材２０
によっである程度規制され、通過中の穂立ち現像剤はス
リーブ２０とエレクトレット４０との間で圧縮される。

これはエレクトレット４０の電気的反発力とスリーブ１
６の磁気的吸引力によるものである。従って、現像剤は
円弧状のエレクトレット層４０面から徐々に圧縮され密
な状態で、　しかも穂切りギャップの幅より薄層に形成
され得る。これは従来の物理的な作用による規制を更に
電気的に規制しており、従来に比して穂切りギャップを
広げても良いことを意味し、そのギャンプ精度の要求が
ゆるやかとなることが理解される。また、エレクトレッ
ト４゜とスリーブ１６間に位置する現像剤磁気ブラシは
密で隙間のない状態となり、その密度或は濃度が均一と
なり、しかもその密度自体の値も攪拌時の現像剤の密度
或は濃度ムラに何等影響されずほぼ一定になりやすい。

密度が均一となることは、前述した通りの作用であるが
、攪拌時の密度自体の値が影響されないことは、穂切り
ギャップの精度による影響が少なくなり、公差に余裕が
でることが理解される。

また、現像剤量規制部材を通過する現像剤は。

円弧状のエレクトレット層によって静電気的影響を徐々
に受けており、攪拌現像剤中に生した不均一な帯電状態
はエレクトレットの電気作用によって均一にされ、　未
帯電現像剤や逆極性現像剤の割合が軽減される傾向にあ
る。この作用は、現像剤とエレクトレット層が同極であ
る場合に一層効果がでる傾向にある。更に、現像剤量規
制部材は。

エレクトレット層を備えた回転ローラとすることができ
る８回転ローラは現像剤の流れの逆となるように回転さ
せることによって、前述のようにスリーブ上の現像剤層
の薄層化を更に高めることができる。

次に、現像剤とエレクトレット層が逆極の場合。

現像剤はその通過時、現像剤量規制部材によって物理的
に量がｓ限される他に、現像剤の帯電極性と逆極性のエ
レクトレットによって電気的吸引力を受ける。また、通
過時においてもスリーブからは常に磁気的吸引力を受け
ている。したがってスリーブ上の磁気ブラシは伸びきっ
た状態で通過することになり、これが穂切りギャップの
精度に余裕を与え、現像剤の密度を均一にする。

この原理を説明するための１３図において、スリーブは
１６、感光体は２２、攪拌現像剤は１８、円弧状の現像
剤量規制部材は２０、及びエレクトレット層は４２であ
る。磁性現像剤粒子１８は、例えば負に帯電しており、
スリーブ１６で磁気ブラシを形成して感光体２２へと運
ばれる。エレクトレット層４２は、その外表面が現像剤
粒子１８と逆極性の電荷となるようになっている。現像
剤は現像剤量規制部材２０によって徐々に規制され、通
過中の穂立ち現像剤はスリーブ２０とエレクトレット層
４２面の最接近点の近傍部分との間で伸張される。これ
はエレクトレット４２の電気的吸引力とスリーブ１６の
磁気的吸引力によるものである。従って、現像剤はこれ
らの吸引力のバランス点を境にして部分される傾向にあ
り、エレクトレット層面がスリーブから次第に離れる時
に層に近い部分が搬送されず切り取られる。　このため
、現像剤の厚みは穂切りギャップの約１７２程度の薄層
に形成され得る。このようなことは、従来に比して穂切
りギャップを広くとることができ、その精度要求がゆる
やかとなることが理解され、ギャップつまりも生し難く
なる。また、エレクトレット４２とスリーブ１６間に位
置する現像剤磁気ブラシの穂は伸びきった状態となり、
その密度或は濃度が均一となり、しかもその密度自体の
値も攪拌時の現像剤の密度或は濃度ムラに何等影響され
ずほぼ一定となる。密度が均一となることは、前述した
通りの作用であるが、攪拌時の密度自体の値が影響され
ないことは、穂切りギャップの精度差による影響がφな
くなり、公差に余裕がでることが理解される。

また１通過する現像剤は、エレクトレット層によって静
電気的影響を受けており、攪＃現像剤中に生じた不均一
な帯電状態はエレクトレットの電気作用によって均一に
され、未帯電現像剤や逆極性現像剤の割合が軽減される
傾向にある。

更に、本発明においては、前述したようにエレクトレッ
ト層が円弧状になっているため、エレクトレット層から
作用が徐々に有効に作用し、スリーブ状の現像剤の薄層
化を一層高める。

（実施例）以下、添付図面に従って、本発明に係る現像装置の好ま
しい実施例を詳述する。

第１図は本発明に用いる現像装置の原理的な説明図であ
り、本発明の現像装置はこのような構造に限るものでは
ない。

ＩＩ１図に示すように通常の現像装置２にはボックス状
の現像剤供給機構４が設けられ、その上方から現像剤６
が供給される。現像剤６はフィーダー付き供給口８を介
して下方の現像器１０内に供給され、現像器１ｏ内の攪
＃器ユ２．１２によって攪拌（二成分系現像剤の場合は
キャリヤと共にする。）されて帯電される。

現像器１０内には多数の磁極を備えた現像スリーブ１６
が６己せられ、現像スリーブ１６には摩擦帯電を得た後
の現像剤１４が供給され、更にスリーブ表面には現像剤
によって磁気ブラシ１８が形成される。磁気ブラシは現
像剤量規制部材２０によって穂立ち長さが調整され、電
子写真感光体ドラム２２の感光層２４のニップ位置まで
搬送される。感光体ドラム２２は現像スリーブ１６から
の距１［Ｄ　Ｄ−５を置いて配せられ、現像スリーブ１
６及び感光体ドラム２２は機枠（図示せず）に回転可能
に支持されてニップ位置における移動方向（矢印）が同
方向（または逆方向）となるように駆動される。

感光体ドラム２２の周囲には、可変高電圧電源２５に接
続されたコロナチャージャー２６及び露光用光学系２８
が前記現像器１０の上流側に配せられて所定の表面電位
の静電潜像を形成し得るようになっている。また、感光
体ドラム２２と現像スリーブ１２との間には、電圧調整
機構３０を備えたバイアス電源３３が接続され、感光層
２４上の表面電位と同極でしかも該表面電位よりも低い
任意の１！１（バイアス電位）が印加できる様になって
いる。更に、感光層２４の周囲で現像部の下流には現像
剤像を複写紙に転写するための転写機構３４が設けられ
ている。

このような構成において、現像剤１４は現像スリーブ１
２上で磁気ブラシ１８を形成し、ドクターブレード２０
によって規制を受けた後、ニップ位置で感光層２４の静
電潜像と反応して感光層２４上に現像剤の可視像を形成
する。形成可視像は転写機構３４で転写紙に転写される
。

ｊ［２図は本発明に係る現像装置の要部説明図であり、
エレクトレット層が現像剤と同極にあるものである＠１
１／１．２図に示すように現像剤量規制部材２０の外表
層にはエレクトレット誘電体層４ｏが形成され、その形
状は円弧状面をスリーブに対抗させた回転酸は停止ロー
ラとなっている。磁性現像剤粒子１８は、例えば負に帯
電した場合、エレクトレット層４０はその外表面は現像
剤粒子と同極の電荷となるように、この場合負に帯電さ
れている。

エレクトレットの材料としては、永久電気分極可能な膜
形成性素材であれば、有機のものでも無機のものでも何
れの素材でも使用可能であるが、エレクトレット化の容
易さ及び被覆形成の容易さの点では各種高分子材料が好
適である。その適当な例は、これに限定されないが、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ブテン共重合
体、イオン架橋オレフィン共重合体、エチレン−アクリ
ル共重合体等のオレフィン系樹脂；　ポリフッ化ビニル
、ポリフッ化ビニリデン、フン化ビニル／フフ化ビニリ
デン共重合体、四フフ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）、四
フフ化エチレンーパーフルオロアルコキシエチレン共重
合樹ｆｉ　（ＰＦＡ樹脂）、四フン化エチレンー六フン
化プロピレン共重合樹脂（ＦＥＰ樹脂）等のフッ素樹脂
；　ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン等の塩素樹
脂；　ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポ
リエステル：　ナイロン６、ナイロン１２．ナイロン６
．６、ナイロン６．１０等のポリアミド；各種アクリル
系樹脂等が単独或は２種以上の組合せで使用される。

これらの内でも、　　ＰＴＦＥ樹脂、ＰＦＡＩ！脂、Ｆ
ＥＰ樹脂等のフッ素樹脂が臨界表面張力の面でよく、電
荷の保持性がよく、耐久性もよいことから好ましい。

エレクトレットの生成は、熱エレクトレツト化法、エレ
クトロエレクトレット化法、放射線エレクトレット化法
、光エレクトレット化法等のそれ自体公知の任意の方法
を、用いる高分子の種類に応じて適用することにより行
われる。上記高分子、特にフッ素樹脂に対しては熱エレ
クトレツト化法やエレクトロエレクトレット化法が有利
に適用される。

また、エレクトレット層を設けるには、基体表面にエレ
クトレット化されていない高分子フィルムの層を設け、
次いで前述した手段でこの高分子フィルム層をエレクト
レット化してもよく、或はエレクトレットフイルムを基
体表面に接着剤層を介して貼り合せてもよい。前者の方
法が一般に有利である。

エレクトレット層４０は、その厚みが０．００５乃至２
ＩＩＩ１１、特に０．０１乃至０．１ｍがのぞましく、
電荷密度σは一５ｘｌ　Ｏ−１＠乃至−２ｘｌ　Ｏｃ／
ｃｒｒｆ、特に−１０−９乃至−１，５Ｘ　１０−’ｃ
／ｃポの範囲にあることが望ましい。厚みが前記範囲に
ある場合加工性がよい。また厚みは電荷密度に大きく影
響し、エレクトレット層が薄くなるにしたがって電荷密
度を向上させる。電荷密度が前記範囲内であれば、現像
剤量規制部材を通過する現像剤を精度の良い薄層とし、
その密度も均一なものとする。しかも、現像剤の電荷に
充分な影響を与え、現像剤の電荷を均一にすることがで
きる。また、エレクトレット層の表面電位ＥＳ　　は−
２００乃至−１０００Ｖ、特ｉニー３００乃至−９００
Ｖ（７）範囲にあることが望ましい。このような表面電
位であれば、外表面層に充分な電気的作用を与える。

現像スリーブ上における磁気ブラシの穂切長は、現像剤
の種類にもよるが、二成分系磁性現像剤の場合は０．　
５乃至３．　０ｍｍ、　　−成分系現像剤の場合は０．
　１乃至１．０ｍｍの範囲内にあるのがよい。

また、現像剤量規制部材である回転ローラの径は４乃至
２０＋ｗｎ、　　特に６乃至１６ｎｅであることが望ま
しい、径がこの範囲より小であると、現像剤を円滑に規
制できず、また、充分な規制ができない。現像剤量規制
部材の最接近点とスリーブとの間は０．０５乃至２．０
ｍ＋、特に０．１乃至１．５ｍとすることが望ましい。

このような範囲において、スリーブ上の現像剤の均一な
層厚を最小０．○５Ｉまでの調整が可能となり、しかも
穂切りギャップの精度公差に余裕ができるので簡単な調
整ができ本発明において、現像スリーブ（現像剤搬送部
材）内の磁極は、キャリヤ引きを生じない範囲内で磁束
密度の比較的小さいものがよく、一般に４００乃至１２
００ガウス、特に５００乃至１０００ガウスのものがよ
い。現像スリーブの回転数は現像剤の飛散を生じない範
囲内で比較的大きい範囲内にあるのがよく、一般にその
周速は５乃至１００　ａｍ／　ｓｅｅ、特に１０乃至８
０　ｃｍ／　ｓｅｅの範囲内にあるのがよい。また、現
像スリーブと感光層との距ＩＩ　Ｄ　Ｄ−Ｓは、二成分
系現像剤の場合は０．　５乃至３．　５ｍｍ、−成分系
現像剤の場合は０．　１乃至１．　０ｍ１ｌの範囲が適
当である。

本発明において、感光体としては、従来電子写真法に使
用されている感光体、例えばセレン感光体、非晶質シリ
コン感光体、酸化亜鉛感光体、セレン化カドミウム感光
体、硫化カドミウム感光体、各種有機感光体等が全て使
用される。

二成分系磁性現像剤としては磁性キャリヤと。

顕電性トナーとの混合物が使用され、ここで磁性キャリ
ヤとしては、フェライトキャリヤや鉄粉系キャリヤが使
用される。フェライトキャリヤとしては、例えば酸化鉄
亜鉛（ＺｎＦｅ２０ｊ）、酸化鉄イツトリウム（ＹａＦ
ｅ５０＋２）、酸化鉄カドミニウム（ＣｄＦｅ２０−　
）、酸化鉄ガドリニウム（Ｇｄａ　Ｆｅ５（１＋　２　
）、酸化鉄ＩＮ　（ＣｕＦｅ２０−）、酸化鉄錯（Ｐｂ
Ｆｅ＋　２０１９）、酸化鉄ニッケル（ＮｉＦｅ２０４
）、酸化鉄ネオジウム（ＮｄＦｅＯａ　）、酸化鉄バリ
ウム（ＢａＦｅ＋　２０１９）、酸化鉄マグネシウム（
ＭｎＦｅ２０４）、酸化鉄マンガン（ＭｎＦｅ２０４）
、酸化鉄ランタン（ＬａＦｅ０３）等の１種或は２種以
上から成る組成の焼結フェライト粒子が使用されており
、特にＣｕ、　Ｚｎ＋Ｎｚ、Ｍｎ及びＮｉから成る群よ
り選ばれた金属成分の少なくとも１種、好適には２種以
上含有するソフトフェライト、例えば銅−亜鉛−マグネ
シウムフェライトや、それらの粒子を樹脂等でコートし
たものが使用され、その粒径は３０乃至１２０μｍ、特
に４０乃至ｌ○０μｎで、飽和磁化は４０乃至７０　ｅ
ｒａｕ／ｇ　、　ｆ８に４５乃至６５ｅＩｌｌυ／ｇの
範囲内にあるものが有利に使用される。その体積固有抵
抗は１０ｅ乃至１０２Ω国の範囲にあるのがよい。

本発明に用いるトナーは、定着用＃ｌＲ媒質中に着色剤
及び電荷ｖＪ御剤或は更にそれ自体周知のトナー用配合
剤を配合したものである。本発明に用いるトナーは、１
×１０１１乃至３Ｘ１０’Ω’Ｃｍ、特に２Ｘ１０８乃
至８Ｘ１０８Ω・ｃｍの体積固有抵抗を有するのが好ま
しく、またその誘電率は２．５乃至４．５、特に３．０
乃至４．０の範囲にあるのが望ましい。

トナー用の定着用樹脂媒質１着色剤、電荷Ｉ！Ｊ御剤及
びその他のトナー用配合剤は上記特性が得られるように
選択し組合せるのがよい。　先ず定着用樹脂媒質として
は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂或はスチレン−ア
クリル系共重合体樹脂が一般に使用される。

これらの樹脂に用いる、スチレン系単量体としては、下
記式式中、Ｒ１は水素原子、低級（炭素数４以下の）アルキ
ル基、或はハロゲン原子であり、　　Ｒ２は低級アルキ
ル基、ハロゲン原子等の置換基であり。

ｎはゼロを含む２以下の整数である。

で表わされる単量体、例えばスチレン、ビニルトルエン
、　α−メチルスチレン、α−クロルスチレン、ビニル
キシレン等やビニルナフタレン等を挙げることができる
。この中でも、スチレンが好適である。

一方、アクリル系単量体としては、式中、Ｒ３は水素原子または低級アルキル基であり、Ｒ
４は水素原子又は炭素数１８迄のアルキル基である、で表わされる単量体、例えばエチルアクリレート。

メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメ
タクリレート、２−エチルへキシルアクリレート、２−
エチルへキシルメタクリレート、アクリル酸、メタクリ
ル酸等である。アクリル系単量体としては、上述したも
のの他に他のエチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水
物、例えば無水マレイン酸、フマル酸、マレイン酸、ク
ロトン酸、イタコン酸等を用いることもできる。

スチレン−アクリル系共重合体樹脂は、樹脂媒質として
好適なものの一つであり、スチレン系単量体（Ａ）とア
クリル系単量体（Ｂ）とは、Ａ：Ｂ＝５０：　　５０乃
至９０：　　１０、特＋１：６０：４０乃至８５：１５
の範囲とするのがよい、また、用いる樹脂は、一般にＯ
乃至２５の酸価を有するのが好ましいや　また、定着性
の見地から５Ｑ乃至６５℃のガラス転移温度（Ｔｇ）を
有するのが良い。

樹脂中に含有させる着色剤としては、次に示す無機又は
有機の顔料や染料等が単独又は２種以上の組合せで使用
される。ファーネスブランク、チャンネルブラック等の
カーボンブランク；　四三酸化鉄等の鉄黒；ルチル型又
はアナターゼ型等の二酸化チタン；　フタロシアニンブ
ルー；フタロシアニングリーン；　カドミウムイエロー
；モリブデンオレンジ；　ピラゾロンレッド；　ファス
トバイオレットＢ等。

電荷制御剤としては、それ自体公知の任意の電荷制御剤
、例えば、ニグロシンベース（ＣＩ５０４１５）　。

オイルブラック（ＣＩ２６１５０）、スビロンブランク
等の油溶性染料や、１：１型或は２：　　１！ｉｌｉ！
金属鉗塩染料、ナフテン酸金属塩、脂肪酸や石鹸、樹脂
酸石鹸等が使用される。

トナー粒子の粒径は、コールタ−カウンターで測定した
粒径は体積基準メジアン径で８乃至１４μｌ、特に１０
乃至１２μ閣の範囲にあるのがよく、また粒子形状は溶
融混線・粉砕法で製造された不定形のものでも、また分
散乃至懸濁重合法で製造された球状のものでもよい。

トナーと磁性キャリヤとの混合比率は、上記トナー及び
磁性キャリヤの物性によっても相違するが重量比で一般
に１＝　９９乃至１０：９０、特に２：　９８乃至５：
　９５の範囲内にあることが望ましい。また、現像剤全
体としての電気抵抗は、５Ｘ１０９乃至５　Ｘ　Ｉ　Ｏ
”Ω”ＣＬ　特に１ｘ１０１ｓ乃至４Ｘ１０”Ω・Ｃ１
１の範囲にあることが本発明の目的に好ましい。

本発明に用いる一成分系現像剤としては、非磁性であっ
てもよいが、磁性の場合上記題電性トナー組成物中に磁
性粉を全体に当り３０乃至７０重量％、特に４０乃至６
０重量％含有せしめたものが使用される。磁性粉として
は、粒径が０．　１乃至３μ匍の範囲にある四三酸化鉄
（マグネタイト）やフェライト、特に前述した化学組成
のものが使用される。他の成分は、二成分系トナーにお
ける前述した各配合成分と同様であってよい。

前記のごとく構成された本発明によれば、−成分系の帯
電された現像剤１８は、現像剤量規制部材２０によっで
ある程度規制される。エレクトレット層４０は円弧状の
表面に表面電位ＥＳを付与しており、通過中の現像剤１
８はエレクトレット層４０から徐々に電気的反発力を受
ける。現像剤１８は第２図に示すように穂がスリーブ２
０とエレクトレット４０との闇で出来るだけ圧縮される
。

これは前述のエレクトレット４０の電気的反発力とスリ
ーブ１６の磁気的吸引力によるものである。

従って、エレクトレット４０とスリーブ１６１Ｓ！Ｉに
位置する現像剤磁気ブラシは圧縮されて隙間のない密な
状態となりその密度或は濃度が均一となる。

また、現像剤は圧縮して体積が小さくなり、ギャップの
半分程度の薄層となる。この場合、＊銀剤量規制部材２
０のエレクトレット面は円弧状であり、現像剤は徐々に
圧縮を受けたのち、徐々に解放される。このような圧縮
は前述したようにギャップ精度の要求を緩いものにして
、しかも現像剤量規制部材面に現像剤の付着がみられず
ギャップづまりを防止している。また、現像剤の穂が常
に圧縮状態であるが故に、スリーブ２０とエレクトレッ
ト４０を通過する現像剤の濃度乃至密度は所定の定まっ
た値をとる。これは、従来のように濃度または密度がバ
ラ付いた状態ではないので、穂切りギャップの輻の１１
１１が容易となることになり、その公差に余裕がでてく
る。

更にこの場合、回転ローラを現像剤の流れと逆向きに回
転させると、現像剤が回転ローラ面で固着することなく
、また、エレクトレット面が常に変わってくる。このた
め、現像剤は均一にされ。

筋抜けといったものが生じず、また、エレクトレット層
４０が現像剤から電荷を一時的に奪われ、作用不良を一
時的に起こした場合でも、その影響が最ｔＪ％限に防止
されることが理解される。

第３図は本発明に係る現像装置の要部説明図であり、エ
レクトレット層が現像剤と異極にあるものである１ｗ、
３図に示すように現像剤量規制部材（回転または停止ロ
ーラ）２０の外表層にはエレクトレット誘電体層４２が
形成されている。磁性現像剤粒子１８は、例えば負に帯
電した場合、エレクトレット層４２はその外表面は現像
剤粒子と逆極性の電荷となるように、この場合正に帯電
されている。

逆極のエレクトレット層４２は、その厚みが０．００５
乃至２国、特に０．０１乃至０．１ｍｍがのぞましく、
電荷密度σは５×１Ｏ−ＩＣ乃至２×１０−’ｃ／ｃｕ
ｔ、　　特に１０−’乃至１．５　Ｘ　１０−’ｃ／ｃ
ポの範囲にあることが望ましい、また、エレクトレット
層の表面電位ＥＳは２００乃至１０００Ｖ、特に３００
乃至９００ｖの範囲にあることが望ましい、このような
表面電位であれば、現像剤に充分な吸引力を与える。

本発明において、エレクトレット層の材料及びその施工
方法は前述の１１２図の装置に使用されるものと同様で
あり、現像スリーブ及び感光体も同様なものが使用され
る。

現像スリーブ上における磁気ブラシの穂切長は、現像剤
の種類にもよるが、二成分系磁性現像剤の場合は０．　
５乃至３．０ｗ龜　−成分系現像剤の場合は０．　１乃
至１．０ｍｍの範囲内にあるのがよい。

また、現像剤量規制部材である回転ローラの径は４乃至
２０ｍ、特に６乃至１６ｍであることが望ましい、径が
この範囲より小であると、現像剤を円滑に規制できず、
また、充分な規制ができない。現像剤量規制部材の最接
近点とスリーブとの間は０．０５乃至１．５ｍ＋、特に
Ｏ，ユ乃至１．０ａＩＩｌとすることが望ましい、この
ような範囲において、スリーブ上の現像剤の均一な層厚
を最／ｌ’ｏ−０５ｍまでの調整が可能となり、しがも
穂切りギャップの精度公差に余裕ができるので簡単な調
整ができる。

前記のごとく構成された本発明によれば、−成分系或は
二成分系の帯電された現像剤１８は、ブレード２ｏによ
っである程度規制され、通過中の現像剤１８はｊ［３ｒ
Ｂに示すように穂が立ちスリーブ２ｏとエレクトレット
層との間で出来るだけ伸張される。これはエレクトレッ
ト４２の電気的吸引力とスリーブ１６の磁気的吸引力に
ょるものである。従って、エレクトレット４２とスリー
ブ１６間に位置する現像剤磁気ブラシは伸びきった状態
となり、その密度或は濃度が均一となる。また、現像剤
は、スリーブと現像剤量規制部材との相互の吸引力によ
って穂切りギャップのほぼ中間点で分離し、ギャップの
半分程度の薄層となる。これは前述したようにギャップ
精度の要求を緩いものにして、ギャップづまりを防止し
ている。また、現像剤の穂立ちが常に伸びた状態である
が故に、スリーブ２０とエレクトレット４２を通過する
現像剤の濃度乃至密度は所定の定まった値をとる。

これは、従来のように濃度または密度がバラ付いた状態
ではないので、穂切りギャップの幅の調整が容易となる
ことになり、その公差に余裕がでてくる。

更に現像剤量規制部材を回転ローラとし、その回転を現
像剤の流れに逆らってすることができる。

規制部材が回転すると、エレクトレット面は常に現像剤
に対して新しい面を向けることになる。従ってエレクト
レット層の表面電位は外部からの影響による電荷の低下
を一時的に受けたとしても、現像剤量規制部材の作用は
低下せず、スリーブの現像剤層に電気的にムラを生じさ
せることがない。

また、ローラが逆らって回転しており、現像剤の穂の切
れを良くしていることが理解される。

本発明を次の実験例で更に説明する。

実験例１現像剤量規制部材として回転ローラを使用し、ローラの
径を１０閣とし、ローラのスリーブに対する最接近点の
輻（穂切りギャップ）を０．２■とじ、回転方向を逆と
する。

エレクトレット層はＦＥＰ＊脂で形成され、その厚みを
０．０２５１飄　電荷密度を−３，７×１０−”ｃ／ｅ
ｎｆ、　　表面電位を一５００ｖ、表面張力を１７ｄｙ
ｎｅ／（２）とし、現像剤の帯電電荷と同極とした。

このようなローラを無定形セレン感光体を用いる三田工
業株式会社製電子写真複写様ＤＣ−１１２Ｃ改良機に装
着し、次の条件で転写及び定着を行った。

条件は、感光体の周速が１３　、５　ｃｍ／　ｓｅｃ、現像スリ
ーブ周速が２７ｃ朧／ｓｅｃ。

感光層／スリーブ回転方式が順方向、スリーブ内磁極が８００ガウス。

感光層スリーブ間距離Ｄｏ−ｓが０．２ｍｍ。

補切りギャップが０．３ｍ＋、また、現像剤としてｍ＝成分現像剤を用いた。

（１）得られた複写物の画像濃度は１．３６で、カブリ
濃度は０．００３であった。

（２）＠銀剤層（穂の長さ）は０．２であった。

（３）画像濃度ムラは０．１以下であった。

実験例２現像剤量規制部材として回転ローラを使用し。

ローラの径をｌｏｍ＋とし、ローラのスリーブに対する
最接近点の幅（穂切りギャップ）を０．３ｍとし１回転
方向を逆とする。

エレクトレット層は、ＦＥＰ樹脂で形成され、その厚み
を０．０２５ｉ＋＋ｎ、電荷密度を４．５×１Ｏ−８ｅ
／ｃｒｒｆ、表面電位を６００Ｖ、表面張力を１９　ｄ
ｙｎｅ／ａｍとし、現像剤の帯電電荷と異極とした。

このようなブレードを無定形セレン感光体を用いる三田
工業株式会社製電子写真複写機ＤＣ−１１２Ｃ改良機に
装着し、次の条件で転写及び定着を行った。

条件は、感光体の周速が１３．５ｃ■／ｓｅｅ、現像スリーブ周
速が２７　ｃｔｎ／　ｓｅｅ。

感光層／スリーブ回転方式が順方向、スリーブ内磁極が８００ガウス、感光層スリーブ間距１ｉＤｂ−ｓが０．１５ｍｍ、補切
りギャップが０．２５ｍまた、現像剤として一成分現像剤を用いた。

（１）得られた複写物の画像濃度は１．３９で、カブリ
濃度は０．００２であった。

＜２）Ｍ銀剤層（穂の長さ）は０．１５ｍであった。

（３）画像濃度ムラは０．０８以下であった。

（発明の効果）以上、説明したように本発明によれば、現像剤量規制部
材にエレクトレット層を設けたので、帯電した現像剤層
は、エレクトレット層とスリーブとの間にあって、電気
的吸引力或は反発力の作用により、密度が均−且つ所定
の値をとる。このため、支持体に供給される現像剤は密
度の均一な薄層となり、現像の際に画像ムラ等がない優
れた画像が提供できる。また、この場合、穂切りギャッ
プの輻及びその精度に余裕がでるので、ブレードの調整
が容易となり、現像剤が過剰供給し過ぎてカブリ等を生
じさせることがない。

また、エレクトレットは現像剤に電気的に作用するため
、支持体に供給される現像剤は帯電性が良く、特に同極
においては支持体の潜像部に良好に転写して優れた両像
が形成される。

更に、現像剤量規制部材の形状を円弧状、或は回転体と
したので、エレクトレット屡の電気的作用がより発揮さ
れて、スリーブ状の現像剤の薄層化を更に行うことがで
き、穂切りギャップに余裕ができ、現像装置はカブリな
どのない優れた画質調整ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る現像装置のｙＫ理を説明する図で
あり、ｊｍ！２図は第１図の要部断面図である。ｊ１３図は本発明に係る現像装置の別の態様を示した要
部断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）静電像を支持する支持体と、粉末現像剤を帯電さ
せる機構と、帯電された粉末現像剤を表面に保持して搬
送すると共に、該現像剤を前記支持体の静電像部に付与
する現像剤搬送部材と、前記搬送部材に近接され現像剤
の供給量を調整する現像剤量規制部材と、からなり、該
規制部材は、スリーブとの対向面が円孤面となつている
と共に、エレクトレット層を有していることを特徴とす
る現像装置。
（２）前記現像剤量規制部材が回転ローラであることを
特徴とする請求項第１項記載の現像装置。
（３）エレクトレット層がフッ素系樹脂であることを特
徴とする請求項第１項または第２項記載の現像装置。