JPH04328407A - 試料面位置測定装置 - Google Patents

試料面位置測定装置

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JPH04328407A
JPH04328407A JP3098756A JP9875691A JPH04328407A JP H04328407 A JPH04328407 A JP H04328407A JP 3098756 A JP3098756 A JP 3098756A JP 9875691 A JP9875691 A JP 9875691A JP H04328407 A JPH04328407 A JP H04328407A
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光雄 田畑
Toru Tojo
徹 東條
Toshikazu Yoshino
芳野 寿和
Takuji Sato
卓司 佐藤
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料面の位置を光学的
に測定する試料面位置測定装置に係わり、特に半導体製
造装置,検査装置におけるウェハやマスク等の試料面の
高さ位置を測定するのに適した試料面位置測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】LSI検査装置、例えばマスク・レチク
ル欠陥検査装置等、投影結像光学系を有する装置におい
て、マスク基板等の試料面上のパターンを投影結像する
場合、試料の反りその他の要因により試料表面の位置(
光学系に対する距離)が変動する。このため、投影光学
系の焦点深度を越えて結像特性が悪化し、いわゆるピン
ボケが生じてしまう。そこで従来、試料面の位置の変動
量を測定し、該変動量に応じてその補正を行う方法を採
用している。
【0003】従来の試料面位置測定装置としては、図6
に示すような光学的手法を利用したものがある(特開昭
56−2632号公報)。この装置では、レーザ光源L
から放射された光をレンズL1 によりスポット状に集
束して試料面上に照射し、その反射光をレンズL2 に
よって検出器D上に結像させる。そして、この検出器D
の検出出力を演算処理することによって、試料表面の高
さ位置を測定している。なお、図6中のEは電子光学鏡
筒、P1 〜P4 は反射ミラーを示している。
【0004】しかしながら、この種の測定装置において
は次のような問題があった。即ち、近年のLSIパター
ンの微細化に伴い投影光学系の解像性を上げるために、
図7に示すように、対物レンズ50のNA(開口数)を
大きくする傾向が強くなっている。さらに、試料面、特
にマスク面上のゴミの付着を防ぐため、マスク51の表
面に透明なペリクル膜52を装着した試料の検査の要求
も高まっている。このため、投影光学系と試料面との間
のスペースの余裕が小さくなり、従来のような測定装置
の構成が困難になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、投影
光学系のNAが大きくなったり、ペリクル膜付きの試料
面の検査では、投影光学系と試料面との間のスペースの
余裕が小さくなり、従来のような測定装置の構成が困難
になっている。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、投影光学系と試料面と
の間のスペース余裕が小さくなっても、試料面の高さ位
置を測定することのできる試料面位置測定装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、測定用
の光を投影光学系の対物レンズを通して被測定試料面に
照射し、その反射光を検出して試料面の高さ位置を測定
することにある。
【0008】即ち本発明は、被測定試料面に光を照射し
その反射光を検出して試料面の高さ位置を測定する試料
面位置測定装置において、被測定試料面に対して垂直な
方向に光軸を持ち、所定波長の第1の光を用いた投影結
像に供される投影光学系と、この投影光学系の対物レン
ズを通して試料面に第1の光とは波長の異なる第2の光
を集束光として照射する測定用光照射部と、投影光学系
の対物レンズに対し試料面と反対側に配置され、第1の
光と第2の光とを分離する波長選択素子(例えば、第1
の光を透過し第2の光を反射するダイクロイックミラー
)と、第2の光の照射により試料面で反射され波長選択
素子を介して得られた反射光を検出する光電検出器と、
この光電検出器の検出出力に基づいて試料面の高さ位置
を測定する手段とを具備してなることを特徴とする。ま
た、本発明の望ましい実施態様としては、次のものがあ
げられる。 (1) 第2の光は対物レンズの中心をずれた部分のみ
経由し、試料面に対して斜め方向から入射すること。 (2) 第1の光の波長と第2の光の波長とは40nm
以上離れており、対物レンズは第1及び第2の光の両方
に対して収差補正されていること。 (3) 測定用光照射部の光源は、半導体レーザである
こと。 (4) 半導体レーザの発振モードは、シングルモード
であること。
【0009】
【作用】本発明によれば、測定用の第2の光は対物レン
ズを通るため、光学レンズのNAの大小に拘らず、また
試料面と対物レンズとのスペースの大小に拘らず、第2
の光を試料面上に照射することができ、その反射光も光
電検出器まで導くことができる。従って、投影光学系の
対物レンズのNAがいくら大きくても、またペリクル膜
付きの試料面であっても、その高さ位置の測定が可能と
なる。さらに、同軸光学系を採用しているため、従来(
図6)のような方式において発生した対物レンズと検出
光学系間のフォーカスずれは発生しない。
【0010】また、対物レンズを測定用の第2の光に対
しても収差補正すれば、試料面上での結像特性が良く、
高精度な位置測定が可能となる。さらに、測定用の第2
の光の波長を投影結像系の第1の光の波長から40nm
以上離すことにより、ダイクロイックミラー等により2
つの光の分離を容易に行うことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照しながら説
明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係わる試料面
位置測定装置を示す概略構成図である。なお、この実施
例装置は、マスク・レチクルのパターンを検査する検査
装置に設けられ、試料面の位置を測定するものとした。
【0013】図中1は被検査物(被測定試料)であるマ
スク又はレチクル、2は検査光学系(投影光学系)の対
物レンズ、3はダイクロイックミラー、4は測定光(第
2の光)を発生する半導体レーザ(測定用光照射部)、
5は集光レンズ、6は絞り、7はリレーレンズ、8は反
射ミラー、9はリレーレンズ、10は光電検出器、11
は加算器、12は減算器、13は除算器、14は位置測
定回路、15は検査使用光(第1の光)、16は検査光
学系のリレーレンズである。
【0014】半導体レーザ4は、例えば発振波長が67
0nm前後の可視光を発光するものである。この半導体
レーザ4としては、図2に示すようなInGaAIPを
用いた構造のものが市販されており、5mW以上の出力
が得られる。特に、屈折率導波型のものでは、図3に示
すように、シングルモードの発振で極めて良好な単色性
が得られている。また、光電検出器10としては、例え
ば公知のラテラル光効果を用いた半導体位置検出器(P
SD)を用いる。
【0015】検査使用光としては、400〜600nm
の波長のものを使用する。この光源としては、強度の強
いものとして例えば水銀ランプのg線、e線、α線等が
考えられる。ダイクロイックミラー3は、検査使用光(
λ=400〜600nm)に対しては透過し、半導体レ
ーザ光(λ=670nm)に対しては反射する特性を持
つものである。ここで、後述するようにレーザ光を検査
使用光と40nm以上離すと、ダイクロイックミラーを
多層膜の蒸着により容易に実現できる。
【0016】検査光学系の対物レンズ2は通常、検査使
用光の波長についてのみ収差補正して設計されるが、こ
こでは半導体レーザ光の波長についても収差補正するも
のとする。特に本実施例では、測定用の光が対物レンズ
2の全開口ではなく一部分のみを使用する方式であり、
この収差に関しては有利な光学系となっている。
【0017】本実施例は上記のような構成からなり、半
導体レーザ4から出射されるレーザ光は集光レンズ5に
より絞り6付近でいったん点像を形成する。その後、リ
レーレンズ7を通りダイクロイックミラー3で反射され
、対物レンズ2に入射し、対物レンズ2を介して試料1
面上でスポット像を形成する。試料面上で反射した光は
再び対物レンズ2を通り、ダイクロイックミラー3で反
射され、反射ミラー8及びリレーレンズ9を経由して、
PSD10上に再度スポット像を作る。
【0018】以上は試料面の位置におけるスポット像が
最適結像条件の場合であり、仮りに図4に示すように試
料面位置がΔzだけずれた場合、反射光の位置はずれて
PSD10上での光の位置もずれる。PSD10は、半
導体基板に抵抗性薄膜を形成すると共に該薄膜の両端に
出力端子を設け半導体基板を接地したもので、光スポッ
トの抵抗性薄膜照射位置の変位により一対の出力端子か
らアンバランスな信号が出力される。従って、この出力
信号を加算器11,減算器12及び除算器13等からな
る信号処理回路により信号処理し、さらに位置測定回路
14で演算処理すれば、試料面の位置が上記最適結像条
件からどれだけずれているかを求めることができる。P
SD10上での位置ずれ量ΔxとΔzとの関係を求める
と Δx=2・β・sinθ0 ・Δz      ‥‥‥
 (1)となる。但し、θ0 は入射角度、βは光学倍
率(対物レンズとリレーレンズで決まる)である。例え
ばθ0 =30°,β=60倍とすると Δx=60・Δz
【0019】となり、試料面上でΔz=1μmならPS
D上でΔx=60μmとなる。この比例定数2・β・s
inθ0 は、θ0 とβを変更することにより自由に
変えることができる。
【0020】なお、上記信号処理回路における信号処理
としては、減算器12の出力信号(減算値)と加算器1
1の出力信号(加算値)とを除算器13に入力し、減算
値を加算値で除算することにより、正規化した信号を得
ることができる。
【0021】以上の本実施例における注目点は、まず測
定用の光に対して対物レンズ2が収差補正されているこ
とであり、このため試料面上での結像特性が良く、非常
に小さなスポット像を形成できる。本実施例ではさらに
測定用光源に単色性の半導体レーザを用いており、しか
も対物レンズ2の一部分のみを経由する光学系のため収
差の点で有利な光学系となっている。このことは非常に
重要で、試料面上での像が小さければ小さいほど試料面
上のパターンの影響による測定誤差を小さくすることが
できるためである。
【0022】また、ダイクロイックミラー3では検査使
用光と測定光(半導体レーザ光)の分離が容易に行える
ため、互いの光が影響し合うことがない。これは、2つ
の光の波長を40nm以上離した効果によるものである
。20nm程度の波長差の光を分離するダイクロイック
ミラーは存在するが、光学設計のし易さ、多層膜の経時
変化など、装置に使用する条件を考えると、図5にその
分光透過特性の一例(45°入射に対する分光透過率)
を示すように、20nmの分離幅で設計しても実際には
それ以上のものができてしまい、安定して使用すること
が難しい。我々は鋭意研究の結果、この波長差を40n
m以上にする条件が実用上最も良いことをつきとめた。 つまり、ダイクロイックミラー3での光の分離が安定し
て行え、且つ対物レンズ2の収差補正にも都合が良いの
がこの条件である。
【0023】なお、図4に示す最適結像条件からずれて
いる場合、PSD10上ではスポット像はぼけるが、P
SD10では光の重心位置を求めるため光の位置を求め
る上では問題なく、前記 (1)式が満足される。
【0024】このように本実施例によれば、検査光学系
の一部にダイクロイックミラー3を配置し、検査用の光
と測定用の光とを分離しているので、測定用の光を検査
光学系の対物レンズ2を通して試料面上に照射すると共
に、試料面上にスポット像を精度よく形成することがで
きる。さらに、試料面からの反射光もダイクロイックミ
ラー3を介してPSD10上に導くことができる。この
ため、対物レンズ2のNAの大小にかかわらず、また試
料面と対物レンズ2とのスペースの大小に拘らず、試料
面の位置を高精度に測定することができる。
【0025】従って、対物レンズ2のNAを大きくでき
るため高解像性が期待でき、試料面上のゴミの付着を防
ぐ保護膜をつけた状態でも試料面位置を測定することが
できる等の効果がある。また、本実施例では測定用光源
として可視光の半導体レーザを使用しているので、光学
調整が容易になり、さらに他のレーザ光に比べ高速変調
も容易なため、測定系の高速化がはかれる等の付加的な
効果もある。
【0026】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例では検査装置を対象としていた
が、露光装置或いは顕微鏡等に適用してもよい。被検査
物としては、マスクやレチクルに限らず、ウェハを用い
ることもできる。光電検出器としてPSDを使用したが
、分離型光位置検出器又はその他の光位置検出手段でも
よい。検査使用光の波長は400〜600nmとしたが
、それ以下の波長でもよいのは勿論である。また、第1
の光と第2の光とを分離できるものであれば、ダイクロ
イックミラーに限らず他の波長選択素子を用いることも
可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
、種々変形して実施することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、測
定用の光を投影光学系の対物レンズを通して被測定試料
面に照射し、その反射光を検出して試料面の高さ位置を
測定しているので、光学レンズのNAの大小に拘らず、
また投影光学系と試料面との間のスペース余裕が小さく
なっても、試料面の高さ位置を測定することのできる試
料面位置測定装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる試料面位置測定装置
を示す概略構成図、
【図2】図1の装置に使用した半導体レーザの素子構造
を示す断面図、
【図3】図2の半導体レーザの出力スペクトルの一例を
示す特性図、
【図4】試料面位置がずれた場合の反射光の位置ずれを
示す模式図、
【図5】ダイクロイックミラーにおける波長と透過率と
の関係を示す特性図、
【図6】従来の試料面位置測定装置を示す概略構成図、
【図7】従来装置の問題点を説明するための模式図。
【符号の説明】
1…被検査物(被測定試料)、 2…対物レンズ、 3…ダイクロイックミラー(波長選択素子)、4…半導
体レーザ(測定用光照射部)、8…反射ミラー、 10…PSD(光電変換器)、 11…加算器、 12…減算器、 13…除算器、 14…位置測定回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定試料面に対して垂直な方向に光軸を
    持ち、所定波長の第1の光を用いて投影結像に供される
    投影光学系と、この投影光学系の対物レンズを通して前
    記試料面に第1の光とは波長の異なる第2の光を集束光
    として照射する測定用光照射部と、前記投影光学系の対
    物レンズに対し前記試料面と反対側に配置され、第1の
    光と第2の光とを分離する波長選択素子と、第2の光の
    照射により前記試料面で反射され前記波長選択素子を介
    して得られた反射光を検出する光電検出器と、この光電
    検出器の検出出力に基づいて前記試料面の高さ位置を測
    定する手段とを具備してなることを特徴とする試料面位
    置測定装置。
  2. 【請求項2】被測定試料面に対して垂直な方向に光軸を
    持ち、所定波長の第1の光を用いた投影結像に供される
    投影光学系と、この投影光学系の対物レンズを通して前
    記試料面に第1の光とは波長の異なる第2の光を集束光
    として照射する測定用光照射部と、前記投影光学系の対
    物レンズに対し前記試料面と反対側に配置され、第1の
    光を透過し第2の光を反射するダイクロイックミラーと
    、第2の光の照射により前記試料面で反射され前記ダイ
    クロイックミラーで反射された反射光を検出する光電検
    出器と、この光電検出器の検出出力に基づいて前記試料
    面の高さ位置を測定する手段とを具備してなることを特
    徴とする試料面位置測定装置。
  3. 【請求項3】第2の光は、前記対物レンズの中心からず
    れた一部分のみを通り、前記試料面に対して斜め方向か
    ら入射することを特徴とする請求項1又は2に記載の試
    料面位置測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786131A (ja) * 1993-09-13 1995-03-31 Nikon Corp 露光装置

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