JPH043268Y2 - - Google Patents

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JPH043268Y2
JPH043268Y2 JP1985059244U JP5924485U JPH043268Y2 JP H043268 Y2 JPH043268 Y2 JP H043268Y2 JP 1985059244 U JP1985059244 U JP 1985059244U JP 5924485 U JP5924485 U JP 5924485U JP H043268 Y2 JPH043268 Y2 JP H043268Y2
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arm
magnetic
conveyor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、磁石部品が組込まれる装置の組立ラ
インにおいて上記磁石部品の組付けを検査する磁
石部品の組付け検査装置に関する。
(従来技術) 例えば、自動車の変速機ケースには底部に磁石
部品が組込まれることがある。この磁石部品は、
歯車の噛合等により発生する金属粉を捕集するこ
とにより、該金属粉が潤滑油と共に軸受部等に送
られて該軸受部を摩耗させる等の不具合を防止す
るために備えられるものである。
ところで、この磁石部品は変速機のケース内部
に組込まれているので、該変速機が組立てられた
後では、外部から磁石部品が組付けられているか
否かを確認することは不可能である。従つて、従
来においては、上記のような磁石部品の組付けの
検査は、手作業により金物を外部より当て、該金
物に作用する吸着力の有無を確認することにより
行われていた。しかし、このような方法による
と、非常に手数がかかることになる。また、上記
検査を自動化して行う方法として、磁気検出装置
により上記磁石部品の磁気を自動的に検知する方
法も考えられるが、該磁気検出装置は非常に高価
であるので、設備費のコストアツプにつながる。
(考案の目的) 本考案は変速機ケース等への磁石部品の組付け
検査に関する上記のような実情に対処するもの
で、構造が簡素で且つ自動的に磁石部品の組付け
をチエツクすることができ、しかも検査の信頼性
が高い磁石部品の組付け検査装置を実現すること
を目的とする。
(考案の構成) 即ち、本考案に係る磁石部品の組付け検査装置
は、非磁性体で形成され且つ内部に磁石部品が組
込まれたワークを搬送するコンベアに設けられる
ものであつて、該コンベアに設けられてワークの
通過を検出するワーク通過検出手段と、該コンベ
アにおけるワーク通過検出手段の配設位置より下
流側であつて上記ワークの磁石部品が組付けられ
た位置に対応する位置に揺動自在に備えられ且つ
先端に磁石が取付られて、この磁石の近傍を上記
磁石部品が通過する時に吸引作用によつて揺動さ
れるアームと、このアームの揺動を検出するアー
ム揺動検出手段と、上記ワーク検出手段及びアー
ム揺動検出手段からの信号を受け、ワーク通過検
出手段がワークの通過を検出した後、所定時間内
にアーム揺動検出手段がアームの揺動を検出しな
い時に、当該ワークに磁石部品が組付けられてい
ないと判定する制御手段とを有することを特徴と
する。
このような構成によれば、コンベアによりワー
クが搬送されてきた時に、これをワーク通過検出
手段が検出する一方、このワークに磁石部品が組
込まれていれば、先端に磁石が取付けられたアー
ムが揺動すると共に、このアームの揺動がアーム
揺動検出手段によつて検出されることにより、制
御手段が上記ワークに磁石部品が組付けられてい
ると判定する。これに対して、ワークに磁石部品
が組み込まれていない場合には、上記ワーク通過
検出手段がワークの通過を検出しても、その後、
所定時間内にアーム揺動検出手段が上記アームの
揺動を検出しないことになり、この場合、制御手
段はワークへの磁石部品の組付けミスが発生した
と判定することになる。
そして、本考案によれば、上記のようにワーク
通過検出手段がワークの通過を検出した後、所定
時間内にアーム揺動検出手段がアームの揺動を検
出しなかつた場合にのみ、組付けミスが発生した
と判定するので、アームの揺動が検出されなかつ
た場合でも、ワークの通過が検出されていない場
合には、ワークへの磁石部品の組付けミスが発生
したと判断しないことになる。
つまり、コンベアの停止やワーク自体の搬送ミ
ス等によりワークの通過が検出されていない状態
では、アームの揺動が検出されないからといつて
組付けミスが発生したとは判断しないのであり、
これにより、ワークが正しく搬送されてこない場
合等に、磁石部品の組付けミスが発生したと誤判
断することが回避され、検査の信頼性が向上する
ことになる。(考案の効果) 以上のように本考案によれば、例えば自動車の
変速機ケースのように、非磁性体で形成され且つ
内部に磁石部品が組付けられるようになつている
ワークに該磁石部品が組付けられているか否かを
検査する装置として、磁気検出装置等の高価な装
置を用いることなく、簡素で安価な構造により、
且つ自動的に磁石部品の組付けを確実にチエツク
できる装置が実現されることになる。これにより
磁石部品が組付けられていない不良品の出荷が防
止されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
先ず、第3図によつてこの実施例が適用される
ワークについて説明すると、このワーク1は、自
動車におけるクラツチ、変速機及び差動装置の組
立体のケースであつて、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金によつて形成され、クラツチ収納部2
と差動装置収納部3と変速機収納部4とを有し、
第1ケース5と第2ケース6とを複数のボルト7
…7で結合することにより上記各部を形成する構
成とされている。また、第2ケース6における第
1ケース5との結合部の反対側の端面にはカバー
8が複数のボルト9…9で取付けられている。
そして、このケース1においては、第3図及び
第4図に示すように、上記第1ケース5の底部5
aにおける第2ケース6との取付け端面5bに磁
石部品10を収納する凹部11が形成され、該凹
部11に磁石部品10を収納した状態で、該磁石
部品10が脱落しないように凹部11の入口が第
2ケース6の取付け端面6aで閉鎖され、また凹
部11の上面には開口部11aが設けられて、ケ
ース1内で発生する金属粉が磁石部品10によつ
て捕集されるようになつている。尚、上記凹部1
1の下方にはドレーンプラグ12が螺嵌され、該
ドレーンプラグ12を取外すことにより、潤滑油
と共に、磁石部品10に捕集された上記金属粉が
取出されるようになつている。
ところで、上記ケース1は、組立時には第1図
に示すように板状のパレツト13に載せられ、コ
ンベア14によつてX方向に搬送される。このコ
ンベア14は両側にフレーム14a,14aを有
すると共に、該フレーム14a,14aに複数の
コンベアローラ14b…14bが転動自在に支持
されており、これらのローラ14b…14b上を
上記パレツト13が搬送されるようになつてい
る。ここで、上記ケース1は、磁石部品10が組
込まれた第1ケース5の底部5aが一方のフレー
ム14aの近傍に沿つて移動するようにパレツト
13上に載置される。
然して、該コンベア14には磁石部品10の組
付け検査装置15が設けられている。この検査装
置15は、一方のフレーム14a′に取付けられた
投光器16と、該投光器16に対向するように他
方のフレーム14a″に取付けられた受光器17
と、該フレーム14a″の外側に設けられた支持台
18上に設けられた検知アーム19及び近接スイ
ツチ20と、コンベア14におけるこれらの下流
側に設けられたストツパ21と、該ストツパ21
の作動を制御する制御部22とを有する。そし
て、上記投光器16から発せられた光がケース1
によつて遮られた時に受光器17がワーク検出信
号Aを上記制御部22に送るようになつている。
また、上記検知アーム19は、コンベア14の搬
送方向に揺動可能に設けられ、且つ上記ケース1
に組付けられた磁石部品10が近傍を通過する先
端部に磁石23が固着されていると共に、スプリ
ング24によつて常に反搬送方向を向くように引
張られ、また該スプリング24による揺動がスト
ツパ25により所定位置で規制されるようになつ
ている。更に、上記近接スイツチ20は検知アー
ム19の最も揺動した時の位置の近傍に立設さ
れ、該検知アーム19が揺動した時にこの揺動を
検知して、上記制御部22に確認信号Bを送るよ
うになつている。そして、制御部22は上記受光
器17からワーク検出信号Aを入力し、且つその
入力時から一定時間内に近接スイツチ20からの
確認信号Bを入力しない時に上記ストツパ21に
作動信号Cを送るようになつている。このストツ
パ21は、作動信号Cを入力した時に突出部21
aが上方に移動し、これにより該突出部21aが
コンベア14によつて搬送されてきたパレツト1
3に当接して該パレツト13の移動を停止させる
ようになつている。
次に上記実施例の作用を説明すると、パレツト
13に載置されたケース1がコンベア14の上流
側より搬送されてくると、先ず該ケース1が投光
器16より発せられる光を遮ることにより、受光
器17から制御部22にワーク検出信号Aが送ら
れる。次にケース1は、コンベア14により検知
アーム19の近傍を通過するが、非磁性体で形成
されたケース1(第1ケース5)の底部5aに磁
石部品10が組付けられていると、該磁石部品1
0が上記検知アーム19に近接するにつれて、該
検知アーム19の先端に取付けられた磁石23と
ケース1に組込まれた磁石部品10とが磁力によ
り互いに吸引し合うことになる。そのため、ケー
ス1及び磁石部品10の移動に伴つて、検知アー
ム19がスプリング24に抗しながら第1図に実
線で示す位置から鎖線で示す位置まで揺動する。
この時、検知アーム19は近接スイツチ20の近
接位置まで接近するので、該近接スイツチ20に
より検知アーム19の揺動が検出され、上記制御
部22に確認信号Bが送られる。つまり、組立体
1に磁石部品10が組込まれている場合には受光
器17からワーク検出信号Aを受けた制御部22
は、その後一定時間内に近接スイツチ20からも
確認信号Bを受けるので、ストツパ21には作動
信号Cを出力せず、ストツパ21の突出部21a
は上方に移動しない。従つて上記ケース1はコン
ベア14によつて次のセクシヨンへ搬送されるこ
とになる。
一方、ケース1に磁石部品10が組付けられて
いなければ、該ケース1が検知アーム19の近傍
まで搬送されてきても、該検知アーム19の先端
に取付けられた磁石23には吸引力が作用しない
ので、検知アーム19は揺動せず、近接スイツチ
20から制御部22に確認信号Bが送られること
がない。従つて、このようにケース1に磁石部品
10が組付けられていなければ、制御部22は受
光器17からワーク検出信号Aを受けても、その
後一定時間内に近接スイツチ20から確認信号B
を入力しないことになり、この時、該制御部22
はストツパ21に作動信号Cを出力する。これに
よつて、ストツパ21の突出部21aが上方に移
動し、搬送されてきたパレツト13ないしケース
1の移動を停止させる。そして、その後磁石部品
10の組付けられていないケース1はコンベア1
4上から除去され、必要な処置が講じられること
になる。
ここで、磁石部品10が組込まれたケース1の
通過に伴つて揺動された検知アーム19は、該ケ
ース1が下流側に搬送された後、スプリング24
によつてストツパ25に当接する初期位置まで戻
され、次のケース1についての検査動作に備えら
れる。
尚、この実施例においては、ケース1の搬送状
態を受光器17によつて、また検知アーム19の
揺動状態を近接スイツチ20によつて検出してい
るが、これらの代りにリミツトスイツチ等を用い
て各状態を検知するようにしてもよい。また、磁
石部品10が組付けられていないケース1はスト
ツパ21によつて停止させられるようになつてい
るが、これに代えてブザーを鳴らしたり、或いは
磁石部品10が組込まれていない組立体1につい
ては別途設けた不良品収納場所に搬送方向を切換
えて導入するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図及
び第2図はコンベアにおける磁石部品の組付け検
査装置の平面図及び側面図、第3図はワークの平
面図、第4図は第3図−線から見た該ワーク
における磁石部品組付け部分の拡大内側面図であ
る。 1……ワーク(ケース)、10……磁石部品、
14……コンベア、15……磁石部品の組付け検
査装置。16,17……ワーク通過検出手段(投
光器、受光器)、19……アーム(検知アーム)、
20……アーム揺動検出手段(近接スイツチ)、
22……制御手段(制御部)、23……磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体で形成され且つ内部に磁石部品が組込
    まれたワークを搬送するコンベアに設けられる上
    記磁性部品の組付け検査装置であつて、上記コン
    ベアに設けられてワークの通過を検出するワーク
    通過検出手段と、該コンベアにおけるワーク通過
    検出手段の配設位置より下流側であつて上記ワー
    クの磁石部品が組付けられた位置に対応する位置
    に揺動自在に備えられ且つ先端に磁石が取付られ
    て、この磁石の近傍を上記磁石部品が通過する時
    に吸引作用によつて揺動されるアームと、このア
    ームの揺動を検出するアーム揺動検出手段と、上
    記ワーク検出手段及びアーム揺動検出手段からの
    信号を受け、ワーク通過検出手段がワークの通過
    を検出した後、所定時間内にアーム揺動検出手段
    がアームの揺動を検出しない時に、当該ワークに
    磁石部品が組付けられていないと判定する制御手
    段とを有することを特徴とするコンベアにおける
    磁石部品の組付け検査装置。
JP1985059244U 1985-04-20 1985-04-20 Expired JPH043268Y2 (ja)

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JPS61174683U JPS61174683U (ja) 1986-10-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6157304B2 (ja) * 2013-10-16 2017-07-05 株式会社松永文商店 脱酸素剤の検出装置

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