JPH04326669A - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents
画像符号化装置及び画像符号化方法Info
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- JPH04326669A JPH04326669A JP3096685A JP9668591A JPH04326669A JP H04326669 A JPH04326669 A JP H04326669A JP 3096685 A JP3096685 A JP 3096685A JP 9668591 A JP9668591 A JP 9668591A JP H04326669 A JPH04326669 A JP H04326669A
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像中の文字や線
画の情報と自然画像とを互いに分離した後、それぞれ異
なる方法で符号化する画像符号化装置に関する。
画の情報と自然画像とを互いに分離した後、それぞれ異
なる方法で符号化する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多値画像を符号化する方法として
、多値画像からあらかじめ指定された色若しくは濃度値
の文字や線画の情報をビットマップデータ等の形式で一
旦抽出し、そのビットマップデータに対してはエントロ
ピー符号化を行ない、多値画像の方は直交変換等で符号
化するといった方法、あるいは、多値画像を直交変換の
単位となるブロックに分割した後、ブロック単位で文字
や線画の色情報若しくは濃度値を検出し、その色情報若
しくは濃度値の文字や線画をビットマップデータの形で
抽出してビットマップデータ並びに多値画像を前述と同
様の方法で符号化し、ブロック単位の色情報に対しては
予測符号化等で符号化するといった方法が本出願人によ
って提案されている。
、多値画像からあらかじめ指定された色若しくは濃度値
の文字や線画の情報をビットマップデータ等の形式で一
旦抽出し、そのビットマップデータに対してはエントロ
ピー符号化を行ない、多値画像の方は直交変換等で符号
化するといった方法、あるいは、多値画像を直交変換の
単位となるブロックに分割した後、ブロック単位で文字
や線画の色情報若しくは濃度値を検出し、その色情報若
しくは濃度値の文字や線画をビットマップデータの形で
抽出してビットマップデータ並びに多値画像を前述と同
様の方法で符号化し、ブロック単位の色情報に対しては
予測符号化等で符号化するといった方法が本出願人によ
って提案されている。
【0003】これらは、多値画像を高域パワーの比較的
少ない自然画像と、局所的に同一の濃度値を有する2値
的な情報である文字や線画とを合成したものとして仮定
し、その多値画像を直交変換符号化を用いて圧縮・伸長
する際に発生する信号歪から文字や線画の情報を保護す
るために、文字・線画の2値情報をあらかじめ抽出して
おき、2値情報に対しては劣化の生じない可逆符号化を
行なうようにしたものである。
少ない自然画像と、局所的に同一の濃度値を有する2値
的な情報である文字や線画とを合成したものとして仮定
し、その多値画像を直交変換符号化を用いて圧縮・伸長
する際に発生する信号歪から文字や線画の情報を保護す
るために、文字・線画の2値情報をあらかじめ抽出して
おき、2値情報に対しては劣化の生じない可逆符号化を
行なうようにしたものである。
【0004】図9にその画像符号化装置の構成例を簡単
に示す。
に示す。
【0005】同図において、901は多値画像を入力す
る入力端子、902はその多値画像を符号化する際の処
理単位となるブロックを切り出すために、データを一時
的に格納するバッファ、904はブロック内に存在する
文字・線画の色情報若しくは濃度値を抽出し、ブロック
内の各画素データが抽出された色情報若しくは濃度値と
等しいか否かを調べ、その結果をビットマップ情報とし
て出力する文字・線画抽出部、907は多値画像を符号
化する第1の符号化部、908はビットマップデータ(
2値画像)を符号化する第2の符号化部、909は色情
報を符号化する第3の符号化部、910は第1〜第3の
符号化部から出力される符号化データの多重化を行なう
多重化部、そして、911は多重化部910から出力さ
れる多重化データの出力端子である。
る入力端子、902はその多値画像を符号化する際の処
理単位となるブロックを切り出すために、データを一時
的に格納するバッファ、904はブロック内に存在する
文字・線画の色情報若しくは濃度値を抽出し、ブロック
内の各画素データが抽出された色情報若しくは濃度値と
等しいか否かを調べ、その結果をビットマップ情報とし
て出力する文字・線画抽出部、907は多値画像を符号
化する第1の符号化部、908はビットマップデータ(
2値画像)を符号化する第2の符号化部、909は色情
報を符号化する第3の符号化部、910は第1〜第3の
符号化部から出力される符号化データの多重化を行なう
多重化部、そして、911は多重化部910から出力さ
れる多重化データの出力端子である。
【0006】次に、以上の構成からなる画像符号化装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0007】まず、スキャナやテレビカメラ等の画像入
力装置から得られる画像データ若しくはコンピュータの
記憶装置に存在する画像データは、入力端子901を通
して本画像符号化装置に入力され、一旦バッファ902
に蓄えられる。そして、ブロック単位に順次読み出され
、第1の符号部907および文字・線画抽出部904に
送られる。また、ブロックの大きさは第1の符号部90
7で行なう変換符号化の処理の単位と同じであり、その
符号部907は受け取ったデータを直交変換等を用いて
符号化し、多重化部910に送る。一方、文字・線画抽
出部904では、1ブロック分のデータをすべて受け取
ったところで文字や線画の色情報を抽出し、それを第3
の符号化部909に出力すると共に、抽出した色情報が
そのブロックの各画素と等しいか否かを判定し、その結
果をビットマップ情報として第2の符号化部908に出
力する。
力装置から得られる画像データ若しくはコンピュータの
記憶装置に存在する画像データは、入力端子901を通
して本画像符号化装置に入力され、一旦バッファ902
に蓄えられる。そして、ブロック単位に順次読み出され
、第1の符号部907および文字・線画抽出部904に
送られる。また、ブロックの大きさは第1の符号部90
7で行なう変換符号化の処理の単位と同じであり、その
符号部907は受け取ったデータを直交変換等を用いて
符号化し、多重化部910に送る。一方、文字・線画抽
出部904では、1ブロック分のデータをすべて受け取
ったところで文字や線画の色情報を抽出し、それを第3
の符号化部909に出力すると共に、抽出した色情報が
そのブロックの各画素と等しいか否かを判定し、その結
果をビットマップ情報として第2の符号化部908に出
力する。
【0008】本符号化装置では、文字や線画の色情報は
局所的に同一であると仮定しているので、色情報として
ブロック内で最も出現頻度の高い最頻値を用いるのが効
果的である。ここで、色情報の抽出について、図10の
(a)に示す4×4ブロックの画素データを例に説明す
る。画素データは、平均レベルが「66」の自然画像の
ある一部に「244」というレベルの文字が上書きされ
たものと考えられる。通常、自然画像データのほとんど
すべてがスキャナやテレビカメラ等のアナログ機器を通
して生成されるため、自然画像のレベルにはばらつきが
発生している。これはアナログ機器においては、必ずノ
イズ信号が存在し、それが信号に影響を与えるからであ
る。これに対し、自然画像に上書きされた文字は、人工
的に発生させたものであり、厳密に同一の値を取ること
ができる。このような画素データから前述の最頻値を抽
出すると、「240」という値が抽出され、これが文字
・線画の色情報となる。
局所的に同一であると仮定しているので、色情報として
ブロック内で最も出現頻度の高い最頻値を用いるのが効
果的である。ここで、色情報の抽出について、図10の
(a)に示す4×4ブロックの画素データを例に説明す
る。画素データは、平均レベルが「66」の自然画像の
ある一部に「244」というレベルの文字が上書きされ
たものと考えられる。通常、自然画像データのほとんど
すべてがスキャナやテレビカメラ等のアナログ機器を通
して生成されるため、自然画像のレベルにはばらつきが
発生している。これはアナログ機器においては、必ずノ
イズ信号が存在し、それが信号に影響を与えるからであ
る。これに対し、自然画像に上書きされた文字は、人工
的に発生させたものであり、厳密に同一の値を取ること
ができる。このような画素データから前述の最頻値を抽
出すると、「240」という値が抽出され、これが文字
・線画の色情報となる。
【0009】このときのビットマップ情報は、図10の
(b)に示すようになる。そして、このビットマップ情
報は第2の符号化部908で符号化される。ここで、ビ
ットマップ情報はその内容を正確に保存する必要がある
ため、第2の符号化部908では、可逆符号化の一種で
あるエントロピー符号化によって符号化し、その結果を
多重化部910に送る。また、第3の符号化部909は
、ブロックごとに抽出した文字・線画の色情報を予測符
号化等を用いて符号化し、その結果を多重化部910に
送る。
(b)に示すようになる。そして、このビットマップ情
報は第2の符号化部908で符号化される。ここで、ビ
ットマップ情報はその内容を正確に保存する必要がある
ため、第2の符号化部908では、可逆符号化の一種で
あるエントロピー符号化によって符号化し、その結果を
多重化部910に送る。また、第3の符号化部909は
、ブロックごとに抽出した文字・線画の色情報を予測符
号化等を用いて符号化し、その結果を多重化部910に
送る。
【0010】多重化部910では、第1〜第3の符号化
部907〜909から送られてくる符号化データを多重
化し、多重化されたデータを端子911へ出力する。そ
して、多重化データは、不図示の伝送装置を通して遠隔
地に送信され、受信場所にて復号化処理が行なわれ、元
の多値画像に再現される場合もあれば、本符号化装置が
ページプリンタ等の画像出力装置の一部として使われ、
前述の多重化データがメモリに格納される場合もある。 メモリに格納されたデータは、プリンタの出力動作に同
期して復号化処理が行なわれ、用紙の所定の位置に元の
多値画像としてプリントアウトされる。
部907〜909から送られてくる符号化データを多重
化し、多重化されたデータを端子911へ出力する。そ
して、多重化データは、不図示の伝送装置を通して遠隔
地に送信され、受信場所にて復号化処理が行なわれ、元
の多値画像に再現される場合もあれば、本符号化装置が
ページプリンタ等の画像出力装置の一部として使われ、
前述の多重化データがメモリに格納される場合もある。 メモリに格納されたデータは、プリンタの出力動作に同
期して復号化処理が行なわれ、用紙の所定の位置に元の
多値画像としてプリントアウトされる。
【0011】以上、従来例においては、1画素8ビット
の画素データについてのみ説明したが、例えば赤,緑,
青の3色、各々に8ビット、すなわち、1画素24ビッ
トの画像データも同様に処理される。
の画素データについてのみ説明したが、例えば赤,緑,
青の3色、各々に8ビット、すなわち、1画素24ビッ
トの画像データも同様に処理される。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、直交変換符号化を行なう多値画像には、
自然画像に文字・線画が混在し、その文字・線画の輪郭
部に存在するエッジ成分には高周波のパワーが強く含ま
れているため、高周波パワーの少ない一般の自然画像と
較べ性質が大きく異なり、符号化を効率良く行なうこと
が困難であった。
記従来例では、直交変換符号化を行なう多値画像には、
自然画像に文字・線画が混在し、その文字・線画の輪郭
部に存在するエッジ成分には高周波のパワーが強く含ま
れているため、高周波パワーの少ない一般の自然画像と
較べ性質が大きく異なり、符号化を効率良く行なうこと
が困難であった。
【0013】また、離散コサイン変換を用いたADCT
符号化に限って言えば、エッジ成分が多値画像に含まれ
ていると、圧縮・伸長後の多値画像には、エッジ成分の
周辺にモスキートノイズと呼ばれる極めて特徴のある歪
が発生し、画質劣化の大きな要因となっていた。
符号化に限って言えば、エッジ成分が多値画像に含まれ
ていると、圧縮・伸長後の多値画像には、エッジ成分の
周辺にモスキートノイズと呼ばれる極めて特徴のある歪
が発生し、画質劣化の大きな要因となっていた。
【0014】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、多値画像のエッジ成分を減少させ、高域パ
ワーを減らすと共に、符号化効率を良くし、圧縮・伸長
後の画質劣化を極力抑えた画像符号化装置を提供するこ
とを目的とする。
れたもので、多値画像のエッジ成分を減少させ、高域パ
ワーを減らすと共に、符号化効率を良くし、圧縮・伸長
後の画質劣化を極力抑えた画像符号化装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明の画像符号化装置は以下の構成から
なる。すなわち、入力画像情報から、線画情報を抽出す
る抽出手段と、該抽出手段で抽出された線画情報に基づ
いて、該線画領域を置換するデータを演算する置換デー
タ演算手段と、前記線画情報に従って前記線画領域を置
換データに置換する置換手段とを有し、抽出された線画
情報には可逆符号化を、置換された多値画像には圧縮率
の高い非可逆符号化を行なうことを特徴とする。
するために、本発明の画像符号化装置は以下の構成から
なる。すなわち、入力画像情報から、線画情報を抽出す
る抽出手段と、該抽出手段で抽出された線画情報に基づ
いて、該線画領域を置換するデータを演算する置換デー
タ演算手段と、前記線画情報に従って前記線画領域を置
換データに置換する置換手段とを有し、抽出された線画
情報には可逆符号化を、置換された多値画像には圧縮率
の高い非可逆符号化を行なうことを特徴とする。
【0016】また好ましくは、前記線画情報は、階調を
表わす色情報と線画領域を表わすビットマップデータと
を有し、前記置換手段は該ビットマップデータに従って
置換を行なうことを特徴とする。
表わす色情報と線画領域を表わすビットマップデータと
を有し、前記置換手段は該ビットマップデータに従って
置換を行なうことを特徴とする。
【0017】更に好ましくは、前記演算手段は、前記線
画領域に隣接する画素データに応じて平均値を求めるこ
とを特徴とする。
画領域に隣接する画素データに応じて平均値を求めるこ
とを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る好適な一
実施例を詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は、第1の実施例における画像符
号化装置の構成を示す概略ブロック図である。同図にお
いて、101は多値画像を入力する入力端子、102は
多値画像をブロック化する際に画像データを一時的に記
憶するためのバッファ、103は多値画像から文字・線
画の色情報とビットマップ情報を抽出する文字・線画抽
出部、104はその文字・線画抽出部103で発生する
データの遅延と同じ遅延量を有する遅延部、105は置
換データ演算手段である平均値演算部、106及び10
7はその平均値演算部105で発生するデータの遅延に
対応して設けられた遅延部、108は多値画像の一部を
置換データに置換する手段であるセレクタ、109は多
値画像を符号化するための第1の符号化部、110はビ
ットマップ情報を符号化するための第2の符号化部、1
11は色情報を符号化するための第3の符号化部、11
2は第1〜第3の符号化部109〜111から出力され
る符号化データを多重化する多重化部、そして、113
は多重化されたデータを出力する出力端子である。
実施例を詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は、第1の実施例における画像符
号化装置の構成を示す概略ブロック図である。同図にお
いて、101は多値画像を入力する入力端子、102は
多値画像をブロック化する際に画像データを一時的に記
憶するためのバッファ、103は多値画像から文字・線
画の色情報とビットマップ情報を抽出する文字・線画抽
出部、104はその文字・線画抽出部103で発生する
データの遅延と同じ遅延量を有する遅延部、105は置
換データ演算手段である平均値演算部、106及び10
7はその平均値演算部105で発生するデータの遅延に
対応して設けられた遅延部、108は多値画像の一部を
置換データに置換する手段であるセレクタ、109は多
値画像を符号化するための第1の符号化部、110はビ
ットマップ情報を符号化するための第2の符号化部、1
11は色情報を符号化するための第3の符号化部、11
2は第1〜第3の符号化部109〜111から出力され
る符号化データを多重化する多重化部、そして、113
は多重化されたデータを出力する出力端子である。
【0019】次に、上述の構成を有する本装置の動作を
以下に説明する。
以下に説明する。
【0020】入力端子101から入力された多値画像は
、一旦バッファ102に格納された後、ブロック単位に
順序読み出され、文字・線画抽出部103及び遅延部1
04に送られる。文字・線画抽出部103では、ブロッ
ク内の最頻値を文字・線画の色情報として抽出し、その
色情報を第3の符号化部111に送ると供に、その色情
報とブロック内の各画素データが等しいか否かを比較し
、その結果をビットマップ情報として平均値演算部10
5及び遅延部106に送る。文字・線画抽出部103に
画素データを入力してから、対応するビットマップデー
タが出力されるまでには、少なくとも1ブロックのデー
タの転送期間を要する。これは、1ブロック内の全画素
データが文字・線画抽出部103に入力し終らないうち
は、色情報を確定することができないからである。従っ
て、バッファ102から出力される画素データは、文字
・線画抽出部103から出力されるビットマップデータ
に対して、時間的に1ブロック以上先行してしまう。 そこで、その画素データを遅延部104で遅れさせた後
、平均値演算部105に送ることで、平均値演算部10
5に入力される画素データとビットマップデータが空間
的に一致する情報として同時に入力されることになる。
、一旦バッファ102に格納された後、ブロック単位に
順序読み出され、文字・線画抽出部103及び遅延部1
04に送られる。文字・線画抽出部103では、ブロッ
ク内の最頻値を文字・線画の色情報として抽出し、その
色情報を第3の符号化部111に送ると供に、その色情
報とブロック内の各画素データが等しいか否かを比較し
、その結果をビットマップ情報として平均値演算部10
5及び遅延部106に送る。文字・線画抽出部103に
画素データを入力してから、対応するビットマップデー
タが出力されるまでには、少なくとも1ブロックのデー
タの転送期間を要する。これは、1ブロック内の全画素
データが文字・線画抽出部103に入力し終らないうち
は、色情報を確定することができないからである。従っ
て、バッファ102から出力される画素データは、文字
・線画抽出部103から出力されるビットマップデータ
に対して、時間的に1ブロック以上先行してしまう。 そこで、その画素データを遅延部104で遅れさせた後
、平均値演算部105に送ることで、平均値演算部10
5に入力される画素データとビットマップデータが空間
的に一致する情報として同時に入力されることになる。
【0021】ここで、平均値演算部105は、ビットマ
ップデータが“0”に対応する画素データだけから平均
値を演算し、また平均値は、各ブロックごとに演算する
。
ップデータが“0”に対応する画素データだけから平均
値を演算し、また平均値は、各ブロックごとに演算する
。
【0022】図2は、上述の平均値演算部105の一構
成例を示す図であり、以下、図2を参照して簡単にその
動作を説明する。
成例を示す図であり、以下、図2を参照して簡単にその
動作を説明する。
【0023】同図において、上述の画素データは端子2
01より入力され、セレクタ203の一方の入力端子(
0)に入力される。また、ビットマップデータは端子2
02より入力され、セレクタ203の切換制御信号とし
て印加され、同時に反転回路205にて反転され、カウ
ンタ206に入力される。ここで、セレクタ203のも
う一方の入力端子(1)には“0”が入力され、ビット
マップデータが“0”の時は画素データが、そうでない
時は“0”が選択されて、セレクタ203から出力され
る。セレクタ203からの出力は、アキュムレータ20
4に入力され、累積加算される。
01より入力され、セレクタ203の一方の入力端子(
0)に入力される。また、ビットマップデータは端子2
02より入力され、セレクタ203の切換制御信号とし
て印加され、同時に反転回路205にて反転され、カウ
ンタ206に入力される。ここで、セレクタ203のも
う一方の入力端子(1)には“0”が入力され、ビット
マップデータが“0”の時は画素データが、そうでない
時は“0”が選択されて、セレクタ203から出力され
る。セレクタ203からの出力は、アキュムレータ20
4に入力され、累積加算される。
【0024】一方、反転されたビットマップデータを入
力するカウンタ206は、反転回路205からの出力が
“1”、すなわち、ビットマップデータ中の“0”の個
数をカウントする。但し、平均値演算は各ブロックごと
に行なうので、各ブロックの先頭データの入力に先立っ
て、上述のカウンタ206及びアキュムレータ204を
クリアする必要がある。そのために、不図示の制御部よ
り必要なクリア信号が端子207に入力される。各ブロ
ックの最終データが入力された直後のアキュムレータ2
04の出力値は、ビットマップデータが“0”に対応す
る画素データの値の総和であり、カウンタ206の出力
値は、ビットマップデータ中の“0”の個数であるため
、割り算器208にてアキュムレータ204の出力値を
カウンタ206の出力値で割ることにより、ビットマッ
プデータが“0”の領域、すなわち抽出した色情報と等
しくない領域での画素データの平均値が求められる。 その平均値が割り算器208から出力されるタイミング
は、ブロック内の最終データを入力した直後だけである
ため、平均値をホールド回路209により1ブロック期
間保持し続け、端子210に出力する。
力するカウンタ206は、反転回路205からの出力が
“1”、すなわち、ビットマップデータ中の“0”の個
数をカウントする。但し、平均値演算は各ブロックごと
に行なうので、各ブロックの先頭データの入力に先立っ
て、上述のカウンタ206及びアキュムレータ204を
クリアする必要がある。そのために、不図示の制御部よ
り必要なクリア信号が端子207に入力される。各ブロ
ックの最終データが入力された直後のアキュムレータ2
04の出力値は、ビットマップデータが“0”に対応す
る画素データの値の総和であり、カウンタ206の出力
値は、ビットマップデータ中の“0”の個数であるため
、割り算器208にてアキュムレータ204の出力値を
カウンタ206の出力値で割ることにより、ビットマッ
プデータが“0”の領域、すなわち抽出した色情報と等
しくない領域での画素データの平均値が求められる。 その平均値が割り算器208から出力されるタイミング
は、ブロック内の最終データを入力した直後だけである
ため、平均値をホールド回路209により1ブロック期
間保持し続け、端子210に出力する。
【0025】以上が第1の実施例における平均値演算部
105の動作内容である。
105の動作内容である。
【0026】ここで、図1に戻り、平均値演算部105
からの出力は、画素データの一部を置換するための置換
データとして、セレクタ108の一方の端子に入力され
る。上述の平均値演算部105の動作説明からもわかる
ように、この演算部105においても、およそ1ブロッ
クの演算遅延が発生するため、セレクタ108に入力さ
れるすべての信号が互いに対応するように、画素データ
は遅延部107で遅延された後、セレクタ108のもう
一方の入力端子に入力され、またビットマップデータは
遅延部106で遅延された後に、セレクタ108の切換
制御信号として入力される。
からの出力は、画素データの一部を置換するための置換
データとして、セレクタ108の一方の端子に入力され
る。上述の平均値演算部105の動作説明からもわかる
ように、この演算部105においても、およそ1ブロッ
クの演算遅延が発生するため、セレクタ108に入力さ
れるすべての信号が互いに対応するように、画素データ
は遅延部107で遅延された後、セレクタ108のもう
一方の入力端子に入力され、またビットマップデータは
遅延部106で遅延された後に、セレクタ108の切換
制御信号として入力される。
【0027】そして、セレクタ108では、ビットマッ
プデータが“1”の領域、すなわち多値画像中の文字・
線画の領域のとき、平均値演算部105の出力、すなわ
ち各ブロックにおける文字・線画領域以外の画素データ
の平均値が選択され、ビットマップデータが“0”の領
域、すなわち多値画像中の自然画像領域のとき、元の画
像データが選択されて出力される。
プデータが“1”の領域、すなわち多値画像中の文字・
線画の領域のとき、平均値演算部105の出力、すなわ
ち各ブロックにおける文字・線画領域以外の画素データ
の平均値が選択され、ビットマップデータが“0”の領
域、すなわち多値画像中の自然画像領域のとき、元の画
像データが選択されて出力される。
【0028】ここで、従来の説明の時に使用したデータ
を用いて、セレクタ108の出力を説明する。1ブロッ
クの画素データが図10に示す(a)のような値をとる
とき、従来例と同様に、抽出される文字・線画の色情報
は“240”となり、ビットマップ情報は、図10に示
す(b)のようになる。ビットマップ情報において、値
が“0”となる領域について画素データの平均を求める
と、その値は“66”になり、ビットマップ情報におい
て、値が“1”となる領域をその値で置換すると、その
結果は図3に示す値となる。これがセレクタ108の出
力画素データである。そして、その出力データは、第1
の符号化部109にて符号化される。
を用いて、セレクタ108の出力を説明する。1ブロッ
クの画素データが図10に示す(a)のような値をとる
とき、従来例と同様に、抽出される文字・線画の色情報
は“240”となり、ビットマップ情報は、図10に示
す(b)のようになる。ビットマップ情報において、値
が“0”となる領域について画素データの平均を求める
と、その値は“66”になり、ビットマップ情報におい
て、値が“1”となる領域をその値で置換すると、その
結果は図3に示す値となる。これがセレクタ108の出
力画素データである。そして、その出力データは、第1
の符号化部109にて符号化される。
【0029】従って、符号化されるデータが従来例では
、図10の(a)に示す値であったものが、第1の実施
例では、図3に示すように、ほとんどエッジの無いデー
タに置換されているため、直交変換後のエントロピーが
大幅に減少し、符号化効率が大変良くなることがわかる
。
、図10の(a)に示す値であったものが、第1の実施
例では、図3に示すように、ほとんどエッジの無いデー
タに置換されているため、直交変換後のエントロピーが
大幅に減少し、符号化効率が大変良くなることがわかる
。
【0030】一方、セレクタ108に入力されたビット
マップデータは、第2の符号化部110にも入力され符
号化される。また、文字・線画の色情報は第3の符号化
部111にて符合される。そして、第1〜第3の符号化
部109〜111でそれぞれ符号化されたデータは、多
重化部112に集められ、多重化処理がなされた後、端
子113に出力される。
マップデータは、第2の符号化部110にも入力され符
号化される。また、文字・線画の色情報は第3の符号化
部111にて符合される。そして、第1〜第3の符号化
部109〜111でそれぞれ符号化されたデータは、多
重化部112に集められ、多重化処理がなされた後、端
子113に出力される。
【0031】<第2の実施例>次に、本発明に係る第2
の実施例を図面を参照して以下に説明する。
の実施例を図面を参照して以下に説明する。
【0032】図4は、第2の実施例における画像符号化
装置の構成を示す概略ブロック図である。同図において
、第1の実施例と同一機能を有するものについては同一
符号を付し、説明を省略し、第2の実施例特有の処理部
についてのみ説明する。この実施例において、前述した
第1の実施例と異なる点は、置換値演算手段の構成であ
り、この実施例ではレジスタ201のみで実現している
。
装置の構成を示す概略ブロック図である。同図において
、第1の実施例と同一機能を有するものについては同一
符号を付し、説明を省略し、第2の実施例特有の処理部
についてのみ説明する。この実施例において、前述した
第1の実施例と異なる点は、置換値演算手段の構成であ
り、この実施例ではレジスタ201のみで実現している
。
【0033】この置換値演算手段の構成が大幅にシンプ
ルになったのに伴い、この演算手段での遅延が無くなり
、それによって第1の実施例では必要であった遅延部1
06,107が不要となった。
ルになったのに伴い、この演算手段での遅延が無くなり
、それによって第1の実施例では必要であった遅延部1
06,107が不要となった。
【0034】第1の実施例が文字・線画部をブロック内
の他の画素データ、すなわち、自然画像領域の画素デー
タの平均値に置換したのに対し、第2の実施例では、文
字・線画部を直前の自然画像領域の画素データに置換す
るものである。簡単に言ってしまえば、第1の実施例が
平均値置換であったのに対して、第2の実施例は前値置
換である。
の他の画素データ、すなわち、自然画像領域の画素デー
タの平均値に置換したのに対し、第2の実施例では、文
字・線画部を直前の自然画像領域の画素データに置換す
るものである。簡単に言ってしまえば、第1の実施例が
平均値置換であったのに対して、第2の実施例は前値置
換である。
【0035】次に、第2の実施例における装置の動作を
以下に説明する。
以下に説明する。
【0036】端子101から入力された多値画像は、バ
ッファ102でブロック化されて、文字・線画抽出部1
03及び遅延部104に送られる。そして、抽出部10
3によりブロック内の文字・線画の色情報が抽出され、
その文字・線画領域を表わすビットマップ情報が作成さ
れる。この抽出部103が行なう処理に応じて遅延部1
04で画素データが遅らされ、遅延された画素データと
ビットマップデータが同じタイミングでセレクタ108
に入力される。
ッファ102でブロック化されて、文字・線画抽出部1
03及び遅延部104に送られる。そして、抽出部10
3によりブロック内の文字・線画の色情報が抽出され、
その文字・線画領域を表わすビットマップ情報が作成さ
れる。この抽出部103が行なう処理に応じて遅延部1
04で画素データが遅らされ、遅延された画素データと
ビットマップデータが同じタイミングでセレクタ108
に入力される。
【0037】このセレクタ108では、遅延部104か
ら入力される画素データとレジスタ201から入力され
るデータとを上述のビットマップデータの値によって選
択し出力する。ここで、ビットマップデータが“0”の
時は画素データを、“1”の時はレジスタ201の出力
データをそれぞれ選択する。なお、レジスタ201の入
力データはセレクタ108からの出力データであり、そ
の内容はビットマップデータが“0”の時、すなわち、
自然画像領域においては、その自然画像の画素データで
あり、ビットマップデータが“1”の時、すなわち、文
字・線画領域においては、レジスタ201の出力データ
である。
ら入力される画素データとレジスタ201から入力され
るデータとを上述のビットマップデータの値によって選
択し出力する。ここで、ビットマップデータが“0”の
時は画素データを、“1”の時はレジスタ201の出力
データをそれぞれ選択する。なお、レジスタ201の入
力データはセレクタ108からの出力データであり、そ
の内容はビットマップデータが“0”の時、すなわち、
自然画像領域においては、その自然画像の画素データで
あり、ビットマップデータが“1”の時、すなわち、文
字・線画領域においては、レジスタ201の出力データ
である。
【0038】これにより、レジスタ201には、自然画
像領域のみの画素データしか入力されないことがわかる
。また、レジスタ201の入力データは、セレクタ10
8の出力データと同じであり、出力データについも同じ
ことが言える。従って、文字・線画領域を他の値に置換
した後の画素データは、内容的に自然画像領域のみの画
素データからできていることになる。例えば、前述した
図10の(a)に示す1ブロックの画素データをバッフ
ァ102から読み出し、上述の処理を行なった場合、セ
レクタ108の出力は図5に示すような値となる。但し
、ブロック内の画素データは左上から右下へ行方向にス
キャンされるものとする。
像領域のみの画素データしか入力されないことがわかる
。また、レジスタ201の入力データは、セレクタ10
8の出力データと同じであり、出力データについも同じ
ことが言える。従って、文字・線画領域を他の値に置換
した後の画素データは、内容的に自然画像領域のみの画
素データからできていることになる。例えば、前述した
図10の(a)に示す1ブロックの画素データをバッフ
ァ102から読み出し、上述の処理を行なった場合、セ
レクタ108の出力は図5に示すような値となる。但し
、ブロック内の画素データは左上から右下へ行方向にス
キャンされるものとする。
【0039】セレクタ108から出力される画素データ
並びに文字・線画抽出部103から出力されるビットマ
ップデータと色情報は、第1の実施例と同様、それぞれ
第1〜第3の符号化部109〜111で符号化された後
、多重化部112で多重化され端子113に出力される
。 <第3の実施例>次に、本発明に係る第3の実施例を図
面を参照して以下に説明する。
並びに文字・線画抽出部103から出力されるビットマ
ップデータと色情報は、第1の実施例と同様、それぞれ
第1〜第3の符号化部109〜111で符号化された後
、多重化部112で多重化され端子113に出力される
。 <第3の実施例>次に、本発明に係る第3の実施例を図
面を参照して以下に説明する。
【0040】図6は、第3の実施例における画像符号化
装置の構成を示す概略ブロック図であり、前述した第1
,第2の実施例と同一機能を有するものについては同一
符号を付し、説明を省略する。
装置の構成を示す概略ブロック図であり、前述した第1
,第2の実施例と同一機能を有するものについては同一
符号を付し、説明を省略する。
【0041】第3の実施例は、置換値演算手段と置換手
段を2組設けて構成した例である。第2の実施例で用い
た遅延値演算手段及び置換手段をそれぞれ第1の置換値
演算手段及び第1の置換手段とし、それに加えて第2の
置換値演算手段として、低域通過フィルタ(以下、「L
PF」と略す)301を有し、第2の置換手段としても
う1つ別のセレクタ306を有するものである。
段を2組設けて構成した例である。第2の実施例で用い
た遅延値演算手段及び置換手段をそれぞれ第1の置換値
演算手段及び第1の置換手段とし、それに加えて第2の
置換値演算手段として、低域通過フィルタ(以下、「L
PF」と略す)301を有し、第2の置換手段としても
う1つ別のセレクタ306を有するものである。
【0042】その他、第2の実施例に新たに付け加えら
れたものとして、遅延部302及び303、ブロック周
辺検出部304、置換制御部305がある。
れたものとして、遅延部302及び303、ブロック周
辺検出部304、置換制御部305がある。
【0043】第3の実施例における特徴は、前述した第
2の実施例によって前値置換された画素データと、置換
されていない自然画像領域の画素データとの間に残って
いるエッジを更に小さくするために、LPF301によ
って画素データを平滑化していることである。
2の実施例によって前値置換された画素データと、置換
されていない自然画像領域の画素データとの間に残って
いるエッジを更に小さくするために、LPF301によ
って画素データを平滑化していることである。
【0044】以下、第3の実施例における装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0045】文字・線画抽出部103及びセレクタ10
8の出力データは、第2の実施例と全く同じであり、こ
れ以前の処理部についての説明は省略する。
8の出力データは、第2の実施例と全く同じであり、こ
れ以前の処理部についての説明は省略する。
【0046】セレクタ108の出力は、LPF301に
入力され、平滑化処理が行なわれた後、セレクタ306
の一方の入力端子へ入力される。また同時に、遅延部3
02にも入力され、所定の時間遅延された後、セレクタ
306のもう一方の入力端子へ入力される。この遅延部
302の遅延量は、LPF301における演算処理によ
って発生する遅延量と同じである。一方、文字・線画抽
出部103から出力されるビットマップデータも遅延部
302と同じ遅延量を有する遅延部303に入力され、
その分遅延された後、置換制御部305を通り、セレク
タ306の切換制御信号としてセレクタ306に印加さ
れる。この置換制御部305はブロックの周辺部におい
て、遅延部302の出力をLPF301の出力に遅延す
る処理を行なわないようにするためものである。そのた
め、ブロック周辺検出部304では、ブロックの周辺部
を処理するタイミング時にそれを知らせる信号を出力し
、この信号に基づいて置換制御部305は置換の制御を
行なう。
入力され、平滑化処理が行なわれた後、セレクタ306
の一方の入力端子へ入力される。また同時に、遅延部3
02にも入力され、所定の時間遅延された後、セレクタ
306のもう一方の入力端子へ入力される。この遅延部
302の遅延量は、LPF301における演算処理によ
って発生する遅延量と同じである。一方、文字・線画抽
出部103から出力されるビットマップデータも遅延部
302と同じ遅延量を有する遅延部303に入力され、
その分遅延された後、置換制御部305を通り、セレク
タ306の切換制御信号としてセレクタ306に印加さ
れる。この置換制御部305はブロックの周辺部におい
て、遅延部302の出力をLPF301の出力に遅延す
る処理を行なわないようにするためものである。そのた
め、ブロック周辺検出部304では、ブロックの周辺部
を処理するタイミング時にそれを知らせる信号を出力し
、この信号に基づいて置換制御部305は置換の制御を
行なう。
【0047】周辺部にて置換を行なわない理由は、平滑
化処理というものが周辺部のデータを参照するものであ
り、周辺部では、参照参照データが得られないことによ
る。もっとも、LPF301の特性を周辺部において得
ることができない参照データを用いなくてもすむような
演算に適宜切り換えることにより、置換制御部305を
省略することも可能である。
化処理というものが周辺部のデータを参照するものであ
り、周辺部では、参照参照データが得られないことによ
る。もっとも、LPF301の特性を周辺部において得
ることができない参照データを用いなくてもすむような
演算に適宜切り換えることにより、置換制御部305を
省略することも可能である。
【0048】以上の構成から得られるセレクタ306の
出力データは、次のようになる。
出力データは、次のようになる。
【0049】ブロックの周辺部若しくはビットマップデ
ータの値が“0”の場合は、遅延部302の出力データ
が、そうでない場合には、LPF301の出力データが
セレクタ306の出力データとなる。ここで、LPF3
01のフィルタ計数を図7に示すように設定した場合、
セレクタ306の出力は図8に示すようになり、セレク
タ108の出力である図5に示すデータに対し、階調の
なめらかさが増加している。セレクタ306から出力さ
れる画素データ、並びに遅延部303から出力されるビ
ットマップデータと、文字・線画抽出部103から出力
される色情報は、第1,第2の実施例と同様、それぞれ
第1〜第3の符号化部109〜111で符号化された後
、多重化部112で多重化され、端子113に出力され
る。
ータの値が“0”の場合は、遅延部302の出力データ
が、そうでない場合には、LPF301の出力データが
セレクタ306の出力データとなる。ここで、LPF3
01のフィルタ計数を図7に示すように設定した場合、
セレクタ306の出力は図8に示すようになり、セレク
タ108の出力である図5に示すデータに対し、階調の
なめらかさが増加している。セレクタ306から出力さ
れる画素データ、並びに遅延部303から出力されるビ
ットマップデータと、文字・線画抽出部103から出力
される色情報は、第1,第2の実施例と同様、それぞれ
第1〜第3の符号化部109〜111で符号化された後
、多重化部112で多重化され、端子113に出力され
る。
【0050】以上説明した第1〜第3の実施例における
置換データ演算手段は、前述した各方法に限定されるも
のではない。例えば、第1の実施例では、平均値を演算
するときに、文字・線画領域を除く他のすべての画素デ
ータを用いていたが、これを文字線画領域に接する画素
データのみから求めれば、置換したデータと置換しない
データとの間に生じるエッジの大きさの平均は最小とな
る。また、文字・線画領域に接する画素データの最大値
と最小値のみから平均を演算し、それを置換データとす
ると、置換したデータと置換しないデータとの間に生じ
るエッジの大きさの最大値は最小となる。
置換データ演算手段は、前述した各方法に限定されるも
のではない。例えば、第1の実施例では、平均値を演算
するときに、文字・線画領域を除く他のすべての画素デ
ータを用いていたが、これを文字線画領域に接する画素
データのみから求めれば、置換したデータと置換しない
データとの間に生じるエッジの大きさの平均は最小とな
る。また、文字・線画領域に接する画素データの最大値
と最小値のみから平均を演算し、それを置換データとす
ると、置換したデータと置換しないデータとの間に生じ
るエッジの大きさの最大値は最小となる。
【0051】第3の実施例で述べた複数の置換データ演
算手段と、置換手段を用いる方法の組み合わせ方は、前
述した実施例に限るものではなく、これまでに述べた種
々の置換データ演算手段との組み合わせが可能である。
算手段と、置換手段を用いる方法の組み合わせ方は、前
述した実施例に限るものではなく、これまでに述べた種
々の置換データ演算手段との組み合わせが可能である。
【0052】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置に
適用しても良い。また、システム或いは装置にプログラ
ムを供給することによって達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
ステムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置に
適用しても良い。また、システム或いは装置にプログラ
ムを供給することによって達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多値画像のエッジ成分を減少させると共に、多値画像を
圧縮符号化する際の圧縮率を高めることが可能となる。 これにより、多値画像を符号化して伝送する際の伝送コ
スト及び符号化データをメモリ等に格納する際のメモリ
装置のコストを下げることができる。
多値画像のエッジ成分を減少させると共に、多値画像を
圧縮符号化する際の圧縮率を高めることが可能となる。 これにより、多値画像を符号化して伝送する際の伝送コ
スト及び符号化データをメモリ等に格納する際のメモリ
装置のコストを下げることができる。
【図1】第1の実施例における画像符号化装置の構成を
示す概略ブロック図である。
示す概略ブロック図である。
【図2】第1の実施例における平均値演算部の詳細な構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図3】第1の実施例にて置換処理を行なった後の画素
データを示す図である。
データを示す図である。
【図4】第2の実施例における画像符号化装置の構成を
示す概略ブロック図である。
示す概略ブロック図である。
【図5】第2の実施例にて置換処理を行なった後の画素
データを示す図である。
データを示す図である。
【図6】第3の実施例における画像符号化装置の構成を
示す概略ブロック図である。
示す概略ブロック図である。
【図7】第3の実施例における低域通過フィルタのフィ
ルタ係数を示す図である。
ルタ係数を示す図である。
【図8】第3の実施例にて置換処理を行なった後の画素
データを示す図である。
データを示す図である。
【図9】従来の画像符号化装置の構成を示す概略ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図10】1ブロックの画素データとビットマップデー
タを示す図である。
タを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力画像情報から、線画情報を抽出す
る抽出手段と、該抽出手段で抽出された線画情報に基づ
いて、該線画領域を置換するデータを演算する置換デー
タ演算手段と、前記線画情報に従って前記線画領域を置
換データに置換する置換手段とを有し、抽出された線画
情報には可逆符号化を、置換された多値画像には圧縮率
の高い非可逆符号化を行なうことを特徴とする画像符号
化装置。 - 【請求項2】 前記線画情報は、階調を表わす色情報
と線画領域を表わすビットマップデータとを有し、前記
置換手段は該ビットマップデータに従って置換を行なう
ことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。 - 【請求項3】 前記演算手段は、前記線画領域に隣接
する画素データに応じて平均値を求めることを特徴とす
る請求項2に記載の画像符号化装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09668591A JP3231800B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
US07/872,988 US5818970A (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Image encoding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09668591A JP3231800B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04326669A true JPH04326669A (ja) | 1992-11-16 |
JP3231800B2 JP3231800B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14171649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09668591A Expired - Fee Related JP3231800B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231800B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008104121A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Canon Inc | 画像符号化装置及びその制御方法 |
JP2008104120A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Canon Inc | 画像符号化装置およびその制御方法 |
JP2008125020A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Canon Inc | 画像符号化装置及びその制御方法 |
US7386168B2 (en) * | 2003-02-24 | 2008-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
JP2009017502A (ja) * | 2006-08-08 | 2009-01-22 | Canon Inc | 画像符号化装置及び画像復号装置 |
US7903888B2 (en) | 2006-08-08 | 2011-03-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and image decoding apparatus |
US8041135B2 (en) | 2006-10-20 | 2011-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and control method thereof |
US8111930B2 (en) | 2007-04-26 | 2012-02-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and decoding apparatus, and control method thereof |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4816328B2 (ja) | 2006-08-24 | 2011-11-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理システム、画像圧縮システム、画像編集システム、画像処理プログラムおよび画像処理装置 |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP09668591A patent/JP3231800B2/ja not_active Expired - Fee Related
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