JPH0432629B2 - - Google Patents

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JPH0432629B2
JPH0432629B2 JP21261484A JP21261484A JPH0432629B2 JP H0432629 B2 JPH0432629 B2 JP H0432629B2 JP 21261484 A JP21261484 A JP 21261484A JP 21261484 A JP21261484 A JP 21261484A JP H0432629 B2 JPH0432629 B2 JP H0432629B2
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pole
poles
phase
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rotor
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JP21261484A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は円滑に始動できるようにしたブラシレ
スモータに関する。
〔従来の技術〕
モータの停止時において、ロータは、ステータ
との関係で磁気的に最も安定した関係位置に位置
されて停止するので、始動時において上記の磁気
的安定性が抵抗となつて、円滑に始動できない傾
向がある。
そこで、従来第11図に例示するような直流ブ
ラシレスモータが知られている。図中1はステー
タコアで、これは4個の相極2とこれら相極2相
互間に位置する4個の補助突極3とを一体に有
し、各相極2には夫々相巻線4が巻付けられてい
る。また、5はロータで、その周部をなすロータ
マグネツト6は交互にN極,S極に着磁されてい
るとともに、無励磁極0を有している。
このモータは、その停止時にロータマグネツト
6の例えばN極の中心線が相極2の中心線に対し
て位置ずれするようにして磁気的に安定させるこ
とができ、これにより始動性を改善できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このモータによれば、補助突極3は電
磁石となつていないので、相極2の励磁の際に補
助突極3を中心とする磁場がロータ5の回転を妨
げる働きをして、回転むらが発生し効率が悪くな
り易いという問題がある。これとともに、補助突
極3を設けた分だけスロツトエリアが減少し、か
つ、コイルスペース(従つて、回転トルクの大き
さを決める相巻線4の巻数)も減少するものであ
り、しかも補助突極3は相巻線4の巻線作業の邪
魔になるという問題もあつた。したがつて、これ
らを改善できるようなスロツトエリヤを確保する
ためにはステータコアを大きくしなければならな
かつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するとともに、スロツト開
口部の影響による空隙磁束の脈動を緩和するため
の手段として本発明のブラシレスモータは、ステ
ータコアの各相極を同時に励磁される2個の分割
極により夫々形成し、これら2個の分割極のうち
回転方向側に位置される一方の分割極は、他方の
分割極から離れるにつれて断面積を増やして、上
記他方の分割極よりも大きな断面を有する構成と
したものである。
〔作用〕
このブラシレスモータによれば、その停止時
(無励磁時)にロータは、そのロータマグネツト
の各極の中心が、ステータコアの各相極における
2個の分割極のうち断面が大きく、回転方向側に
位置された一方の分割極に夫々近ずけられて磁気
的に安定される。このため、ロータマグネツトの
各極の中心線はステータコアの各相極の中心線に
対して、回転方向側へ進んで位置される。つま
り、このような位置ずれにもとずく自起動用デイ
テントの形成によつて、従来のような補助突極を
設けることなく、したがつてスロツトエリアおよ
びコイルスペースの減少を防止して、モータの始
動性を改善できるとともに、効率も向上できるも
のである。さらに、断面が大きい一方の分割極に
おける断面の変化によつて、各相極における2個
の分割極はこれらの間のスロツト開口部を挟んで
徐々に断面の厚みが変わり、急激に断面の厚みが
変化することがないため、上記開口部の影響によ
る空隙磁束の脈動を緩和して、誘起電圧に含まれ
る高周波脈動成分を除去できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第10図
を参照して説明する。
第2図中11は装着鍔12を有した金属製のモ
ータ本体で、その中心部には出力軸13が軸受1
4を介して回転自在に取付けられている。出力軸
13はモータ本体11を厚み方向に貫通して設け
られている。この出力軸13には負荷接続部15
が連結され、この接続部15には磁気デイスク等
の負荷が装着されるようになつている。なお、第
2図中16は負荷接続用のマグネツトである。
出力軸13の負荷接続部15を取付けた側と反
対の端部には連結部材17が固定され、この部材
17にはロータ18がねじ19で固定されてい
る。ロータ18は本実施例がアウタ・ロータ形で
ある関係から円盤形状のロータヨーク20の内周
縁に、フエライト磁石等からなるリング状のロー
タマグネツト21を装着して形成されており、そ
のマグネツト21は例えば4極に着磁されてい
る。なお、ロータマグネツト21はその極毎に独
立した永久磁石片で形成してもよいとともに、そ
の極数を任意に定め得ることは勿論である。
上記モータ本体11にはステータ22が取付け
られている。ステータ22は、周囲にロータマグ
ネツト21の内周面に対向され、かつ、ロータマ
グネツト21の極数と同じ数の相極23を突設し
てなるステータコア24と、各相極23にバイフ
アイラ巻きに巻いた相巻線25とで形成されてい
る。
上記各相極23は、相巻線25により同時に励
磁される2個の分割極26,27で夫々形成され
ている。これとともに、これら隣り合う2個の分
割極26,27のうち回転方向側に位置される分
割極26は、他の分割極27から離れるにつれて
ステータコア24の径方向に沿う断面積を増やし
て、上記分割極27よりも大きな断面を有してい
る。なお、第1図中矢印はロータ18の回転方向
を示している。
そして、このような断面の変化は、例えば第3
図および第6図に示すような数種類のコア板2
8,29を、夫々少なくとも一枚以上積重ねて組
合わせることにより設けることができる。つま
り、図示の例では第3図に示したコア板28を3
枚、第6図に示したコア板29を3枚積重ねた場
合である。コア板28は、各相極23の一方の分
割極26を構成する略T字状の極構成部26aお
よび他方の分割極27を構成する略T字状の極構
成部27aを交互に有し、かつ、第4図および第
5図に示すように、極構成部26aの巻線部の幅
Aを極構成部27aの巻線部の幅Bよりも大きく
して形成されている。また、コア板29は、上記
一方の分割極26を構成する略L字状をなすとと
もに回転方向に略L字状に屈曲する極構成部26
bを有して形成され、これらの極構成部26bは
第7図に示すように上記一方の極構成部26aに
おける上記他方の極構成部27a側を露出させ
て、この一方の極構成部26aに重ねられてい
る。そして、この極構成部26bの分割極27側
の面は斜めになつていて、かつ、この極構成部2
6bの極構成部26aへの積み重ねにより分割極
26の断面を変化させている。なお、各極構成部
26a,27aの耳部の長さCは第8図および第
9図に示すように等しく、また、第8図中寸法D
と上記Cとの関係はC≦Dとなつている。
また、第2図中30はコア板28,29の積層
状態を固定するための積層固定具例えばかしめピ
ンであつて、これらはPC板31を支持している。
このPC板31にはロータ18の位置を判断し各
相極23の励磁を制御するためのホール素子等の
センサ32および回路部品(図示しない)が取付
けられている。なお、第2図中33はPC板31
に一端を接続し、かつ、他端側をモータ本体11
外に導出したリード線である。
上記構造のアウタ・ロータ形直流ブラシレスモ
ータによれば、その停止時(無励磁時)において
ロータ18は、そのロータマグネツト21の各極
の中心が、極構成部26a,27aの巻線部の幅
の差だけでなく極構成部26aへの極構成部26
bの積み重ねによつて断面が大きい分割極26
(したがつて、断面が小さい分割極27より多く
の磁束が通る)に近ずけられるように磁気的に引
き寄せられて安定する。この状態は第1図に示さ
れている。このような磁気的に最も安定したロー
タマグネツト21とステータ22との関係位置で
は、ロータマグネツト21の各極はその中心線E
がステータ22の同時に励磁される同一相の分割
極26,27の中心線(つまり、相極23の中心
線)Fに対してロータ18の回転方向側に進んで
位置される。第1図中θはロータ18の進み角度
を示し、例えば15°である。
したがつて、このような位置ずれを形成する自
起動用デイテントによつて、モータの始動を行な
つた場合、ロータマグネツト21の極と対向しか
つ同極に励磁される相極23との磁気的反発、お
よびこの相極23と隣接した他の相極23の異極
の励磁による分割極27との磁気的吸引により、
円滑に始動することができる。
そして、上記の自起動用デイテントを設けるに
当つてステータ22の各相極23を夫々2個の分
割極26,27で形成するとともに、これら分割
極26,27の断面を異ならせて実現したから、
従来のようにステータ22に補助突極を一体に形
成する必要がない。したがつて、補助突極が原因
となる回転むらが無くなり、電流が減少され、そ
の分モータの効率を向上できる。なお、上記構造
のモータ(四つの磁極と4個の相極を有する)の
特性は第10図に示されており、図中曲線Xは相
巻線25に電流が流れていない状態での上記自起
動用デイテントにもとずくトルク曲線で、安定点
Gとなる4箇所でトルクがOの点を横切つてい
る。また、曲線Yは相巻線25に電流を流した状
態でのトルク曲線で、そのトルクがOとなる点H
は上記安定点Gよりも図中右側(CW方向)に現
われる。したがつて、励磁によるトルクO点が自
起動用デイテントの最大トルクの点に近ずけられ
ている。そして、曲線Zはセンサ32と回路によ
る転流作用が加わつた場合における上記各トルク
曲線X,Yの合成されたトルク曲線を示してお
り、この曲線Zに従つてロータ18は死点がない
状態で安定な動作を行なう。
これとともに、各相極23における隣り合う分
割極26,27同志は、その回転方向側に位置さ
れる分割極27の断面の変化によつて、これら分
割極26,27間のスロツト開口部(第7図中
I)を挟んで例えば3段階に徐々に厚みが変わ
り、急激に厚みが変化することがない。このた
め、モータの駆動中においては、上記スロツト開
口部の影響にもとずく空隙磁束の脈動が緩和さ
れ、これにより誘起電圧に含まれる高周波成分を
除去できるものである。
さらに、補助突極の省略によりステータ22の
スロツトエリアおよびコイルスペースを従来より
大きく確保できる。よつて、巻線作業が容易化さ
れるとともに、より多くの相巻線25を巻くこと
も必要により可能であり、また逆に従来と同じス
ロツトエリアとするならばステータ22ひいては
モータを小形化できる。
なお、本発明はステータの内側にロータが設け
られるタイプの直流ブラシレスモータにも実施で
きる。また、上記実施例ではステータコアを複数
種のコア板を積重ねて形成したが、金属粉末を固
めて形成してもよく、さらに、回転方向側に分割
極26の断面の変化を段階的としたが、これに限
らず連続的に断面を変化する構成としてもよい。
その他、本発明の実施に当つては、発明の要旨に
反しない限り、ステータコア、相極、分割極、各
極構成部等の具体的な構造、形状、位置等は、上
記実施例に制約されることなく、種々の態様に構
成して実施できることは勿論である。
〔発明の効果〕
上記特許請求の範囲に記載の構成を要旨とする
本発明によれば、ステータコアに従来のように補
助突極を一体に設けることなく自起動用デイテン
トを形成して、モータを円滑に始動させることが
でき、そして、補助突極の省略に伴い回転むらを
防止して効率を向上できるとともに、ステータの
スロツトエリアおよびコイルスペースを大きくで
き、しかも、これによつて巻線作業も容易化で
き、さらに、スロツト開口部の影響による空隙磁
束の脈動を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図は本発明の一実施例を示
し、第1図は第2図中−線に沿う略断面図、
第2図は第1図中−O−線に沿う縦断側面
図、第3図はコア板の平面図、第4図は第3図中
−線に沿う断面図、第5図は第3図中−
線に沿う断面図、第6図は他のコア板の平面図、
第7図はステータコアの平面図、第8図は第7図
中−線に沿う断面図、第9図は第7図中−
線に沿う断面図、第10図は回転角とトルクの
関係を示す特性図である。第11図は従来例を示
す略断面図である。 22……ステータ、23……相極、24……ス
テータコア、25……相巻線、26,27……分
割極、26a,26b,27a……極構成部、2
8,29……コア板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステータコアの各相極を同時に励磁される2
    個の分割極により夫々形成し、これら2個の分割
    極のうち回転方向側に位置される一方の分割極
    は、他方の分割極から離れるにつれて断面積を増
    やして、上記他方の分割極よりも大きな断面を有
    したことを特徴とするブラシレスモータ。 2 上記特許請求の範囲第1項の記載において、
    上記ステータコアは、上記一方の分割極および他
    方の分割極を構成する略T字状の極構成部を夫々
    有した少なくとも一枚のコア板と、上記一方の極
    構成部に重なる略L字状の極構成部を有し、この
    極構成部が回転方向に略L字状に屈曲されて上記
    一方の略T字状極構成部における上記他方の極構
    成部側を露出させる少なくとも一枚のコア板とか
    らなることを特徴とするブラシレスモータ。
JP21261484A 1984-10-12 1984-10-12 ブラシレスモ−タ Granted JPS6192151A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2520750Y2 (ja) * 1986-09-22 1996-12-18 日本電産 株式会社 ブラシレスモ−タ

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