JPH0432608Y2 - - Google Patents
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- JPH0432608Y2 JPH0432608Y2 JP1983088512U JP8851283U JPH0432608Y2 JP H0432608 Y2 JPH0432608 Y2 JP H0432608Y2 JP 1983088512 U JP1983088512 U JP 1983088512U JP 8851283 U JP8851283 U JP 8851283U JP H0432608 Y2 JPH0432608 Y2 JP H0432608Y2
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- electrode
- oxygen
- cathode
- inner tube
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Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はセンサー電極に関し、特に、複数基質
の同時測定が可能なセンサー電極に関する。
の同時測定が可能なセンサー電極に関する。
酸素電極、過酸化水素電極等のセンサー電極
は、被測定媒体中に溶け込んでいる酸素分子ある
いは過酸化水素を電解し、その時の電解電流を測
定することによつて酸素濃度あるいは過酸化水素
濃度を知り得るデバイスである。第1図は、従来
の酸素電極を示す図であり、1はガラス製の内
管、2は同じくガラス製の外管であり、該内管1
の底部には、白金製のカソード(第1電極)3が
設けられ、又、該外管2の底部には、酸素分子を
透過するテフロン膜4が取付けられている。該内
管1と該外管2との間には、内部液(30%
NaOH)5が入れられ、該内部液中には、鉛製
のアノード(第2電極)6が配置されている。該
カソード3、アノード6には夫々白金のリード線
10を介して電流検出系に接続されている。該酸
素分子透過性のテフロン膜の外側には、中性脂質
等の測定対象の基質が透過できる透析膜7が設け
られ、その中には固定化酵素8が入れられてい
る。尚、9はOリングである。
は、被測定媒体中に溶け込んでいる酸素分子ある
いは過酸化水素を電解し、その時の電解電流を測
定することによつて酸素濃度あるいは過酸化水素
濃度を知り得るデバイスである。第1図は、従来
の酸素電極を示す図であり、1はガラス製の内
管、2は同じくガラス製の外管であり、該内管1
の底部には、白金製のカソード(第1電極)3が
設けられ、又、該外管2の底部には、酸素分子を
透過するテフロン膜4が取付けられている。該内
管1と該外管2との間には、内部液(30%
NaOH)5が入れられ、該内部液中には、鉛製
のアノード(第2電極)6が配置されている。該
カソード3、アノード6には夫々白金のリード線
10を介して電流検出系に接続されている。該酸
素分子透過性のテフロン膜の外側には、中性脂質
等の測定対象の基質が透過できる透析膜7が設け
られ、その中には固定化酵素8が入れられてい
る。尚、9はOリングである。
このような酸素電極は、被測定基質が入れられ
た溶液中に浸される。その後、該固定化酵素8を
触媒として被測定基質は反応し、該反応によつて
溶液中の酸素分子濃度が低下する。この減少する
酸素分子の量を該電極間に流れる電流値に基づい
て測定し、結果として該被測定基質の濃度を測定
するようにしている。しかしながら、このような
酸素電極は単一の基質に対してのみその濃度を測
定することができ、他の基質を測定するために
は、種類の異なつた固定化酵素を備えた別の酸素
電極を用意しなければならない。
た溶液中に浸される。その後、該固定化酵素8を
触媒として被測定基質は反応し、該反応によつて
溶液中の酸素分子濃度が低下する。この減少する
酸素分子の量を該電極間に流れる電流値に基づい
て測定し、結果として該被測定基質の濃度を測定
するようにしている。しかしながら、このような
酸素電極は単一の基質に対してのみその濃度を測
定することができ、他の基質を測定するために
は、種類の異なつた固定化酵素を備えた別の酸素
電極を用意しなければならない。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、
単一の電極によつて複数の基質を同時に測定する
ことができるセンサー電極を提供することを目的
とする。
単一の電極によつて複数の基質を同時に測定する
ことができるセンサー電極を提供することを目的
とする。
本考案に基づくセンサー電極は、内管と外管と
を有し、該内管の底部に配置された複数の第1の
電極と、該内管と外管との間に入れられた内部液
と、該内部液中に配置された第2の電極と、該複
数の第1の電極夫々に対応して、該第1の電極に
接近して配置された複数種の固定化酵素とを備
え、前記各第1の電極と第2の電極間の各々から
電気信号を検出することにより複数の基質を同時
に測定できるように構成したことを特徴としてい
る。
を有し、該内管の底部に配置された複数の第1の
電極と、該内管と外管との間に入れられた内部液
と、該内部液中に配置された第2の電極と、該複
数の第1の電極夫々に対応して、該第1の電極に
接近して配置された複数種の固定化酵素とを備
え、前記各第1の電極と第2の電極間の各々から
電気信号を検出することにより複数の基質を同時
に測定できるように構成したことを特徴としてい
る。
以下本考案の一実施例を添付図面に基づき詳述
する。
する。
第2図は、本考案に基づく酸素電極を示してお
り、図中第1図の従来装置と同一部分は、同一番
号を付し、その詳細な説明を省略する。11a,
11bは内管1の底部に設けられた白金製のカソ
ードであり、12a,12bは鉛製のアノードで
ある。該カソード11aと11bの夫々に接近し
て第1と第2の固定化酵素13a,13bが酸素
分子透過膜4と透析膜7との間に配置されてお
り、夫々の固定化酵素の間には隔壁13が配置さ
れている。該カソード及びアノードにはリード線
が取付けられているが、該カソード11aとアノ
ード12aとは第1の電流検出系に接続され、他
のカソード11bとアノード12bは第2の電流
検出系に接続されて、該カソード11aとアノー
ド12aとの間に流れる電流と、該カソード11
bとアノード12bとの間に流れる電流とは、
別々に検出されるように構成されている。
り、図中第1図の従来装置と同一部分は、同一番
号を付し、その詳細な説明を省略する。11a,
11bは内管1の底部に設けられた白金製のカソ
ードであり、12a,12bは鉛製のアノードで
ある。該カソード11aと11bの夫々に接近し
て第1と第2の固定化酵素13a,13bが酸素
分子透過膜4と透析膜7との間に配置されてお
り、夫々の固定化酵素の間には隔壁13が配置さ
れている。該カソード及びアノードにはリード線
が取付けられているが、該カソード11aとアノ
ード12aとは第1の電流検出系に接続され、他
のカソード11bとアノード12bは第2の電流
検出系に接続されて、該カソード11aとアノー
ド12aとの間に流れる電流と、該カソード11
bとアノード12bとの間に流れる電流とは、
別々に検出されるように構成されている。
第3図は、上述した酸素電極21を用いた測定
システムの一例を示している。該酸素電極21
は、37℃に維持された水槽22中に配置されてい
るビーカ23内に挿入される。該ビーカ23内の
溶液中には、テフロンがコーテイングされた磁性
体24が入れられており、該ビーカ23の下部に
設けられた回転磁場発生装置25による回転磁場
により、該磁性体24は回転し、その結果、該ビ
ーカ23中の溶液は攪拌される。該酸素電極21
の第1と第2のカソード、アノード間に流れた2
種の電流は、A−V変換器26によつて電圧信号
に変換され、レコーダ27に供給される。尚、2
8は測定試料をビーカ23内に注入するためのマ
イクロシリンジである。
システムの一例を示している。該酸素電極21
は、37℃に維持された水槽22中に配置されてい
るビーカ23内に挿入される。該ビーカ23内の
溶液中には、テフロンがコーテイングされた磁性
体24が入れられており、該ビーカ23の下部に
設けられた回転磁場発生装置25による回転磁場
により、該磁性体24は回転し、その結果、該ビ
ーカ23中の溶液は攪拌される。該酸素電極21
の第1と第2のカソード、アノード間に流れた2
種の電流は、A−V変換器26によつて電圧信号
に変換され、レコーダ27に供給される。尚、2
8は測定試料をビーカ23内に注入するためのマ
イクロシリンジである。
上述した如き構成において、ビーカ23内に酸
素電極21を挿入し、磁性体24を回転させて該
ビーカ内の溶液の攪拌を行う。該攪拌により、該
ビーカ23内部の溶液中の酸素濃度はプラトーの
状態となり、その後、マイクロシリンジ28より
血清が該溶液中に注入される。該血清中に含まれ
る第1の被測定基質は、該酸素電極21底部に設
けられている第1の固定化酵素13aを触媒とし
て溶液中の酸素分子と反応し、過酸化水素等を生
成する。この結果、酸素電極底部の第1のカソー
ド11a周辺の酸素分子の量(濃度)は、該反応
によつて少くなり、該カソード11aとアノード
12aとの間に流れる電流は低くなる。数分の
後、該電流値はプラトーの状態となり、反応に寄
与する酸素の量に比例した該電流値の変化から該
第1の被測定基質の濃度を測定することができ
る。又、該血清中に含まれる第2の被測定基質
は、該酸素電極21底部に設けられている第2の
固定化酵素13bを触媒として溶液中の酸素分子
と反応し、過酸化水素等を生成する。この結果、
酸素電極底部の第2のカソード11b周辺の酸素
分子の量(濃度)は、該反応によつて少くなり、
該カソード11bとアノード12bとの間に流れ
る電流は低くなる。数分の後、該電流値はプラト
ーの状態となり、反応に寄与する酸素の量に比例
した該電流値の変化から該第2の被測定基質の濃
度を測定することができる。
素電極21を挿入し、磁性体24を回転させて該
ビーカ内の溶液の攪拌を行う。該攪拌により、該
ビーカ23内部の溶液中の酸素濃度はプラトーの
状態となり、その後、マイクロシリンジ28より
血清が該溶液中に注入される。該血清中に含まれ
る第1の被測定基質は、該酸素電極21底部に設
けられている第1の固定化酵素13aを触媒とし
て溶液中の酸素分子と反応し、過酸化水素等を生
成する。この結果、酸素電極底部の第1のカソー
ド11a周辺の酸素分子の量(濃度)は、該反応
によつて少くなり、該カソード11aとアノード
12aとの間に流れる電流は低くなる。数分の
後、該電流値はプラトーの状態となり、反応に寄
与する酸素の量に比例した該電流値の変化から該
第1の被測定基質の濃度を測定することができ
る。又、該血清中に含まれる第2の被測定基質
は、該酸素電極21底部に設けられている第2の
固定化酵素13bを触媒として溶液中の酸素分子
と反応し、過酸化水素等を生成する。この結果、
酸素電極底部の第2のカソード11b周辺の酸素
分子の量(濃度)は、該反応によつて少くなり、
該カソード11bとアノード12bとの間に流れ
る電流は低くなる。数分の後、該電流値はプラト
ーの状態となり、反応に寄与する酸素の量に比例
した該電流値の変化から該第2の被測定基質の濃
度を測定することができる。
このように本考案においては、カソードを複数
設け、夫々のカソードに対応して異なつた固定化
酵素を配置したので、単一の酸素電極であるにも
拘わらず、複数の基質を同時に測定することがで
きる。尚、本考案は上述した実施例に限定される
ことなく幾多の変形が可能である。例えば、単一
のアノードを用い、該単一のアノードと複数のカ
ソードとを切換えて使用し、時分割で複数の基質
を測定するようにしても良い。又、カソード及び
固定化酵素の数は2つに限定されず、3つ以上で
あつても良い。更に、酸素電極を例に挙げて説明
したが、固定化酵素を触媒とした反応によつて生
成された過酸化水素の濃度を測定するようにした
過酸化水素電極にも本考案を適用することができ
る。
設け、夫々のカソードに対応して異なつた固定化
酵素を配置したので、単一の酸素電極であるにも
拘わらず、複数の基質を同時に測定することがで
きる。尚、本考案は上述した実施例に限定される
ことなく幾多の変形が可能である。例えば、単一
のアノードを用い、該単一のアノードと複数のカ
ソードとを切換えて使用し、時分割で複数の基質
を測定するようにしても良い。又、カソード及び
固定化酵素の数は2つに限定されず、3つ以上で
あつても良い。更に、酸素電極を例に挙げて説明
したが、固定化酵素を触媒とした反応によつて生
成された過酸化水素の濃度を測定するようにした
過酸化水素電極にも本考案を適用することができ
る。
第1図は従来の酸素電極を示す図、第2図は本
考案の一実施例を示す図、第3図は酸素電極を用
いた基質測定システムの一例を示す図である。 1……内管、2……外管、3,11……カソー
ド、4……酸素ガス透過性膜、6,12……アノ
ード、7……透析膜、8,13……固定化酵素、
21……酸素電極、22……水槽、23……ビー
カ、24……磁性体、25……回転磁場発生装
置、26……A−V変換器、27……レコーダ、
28……マイクロシリンジ。
考案の一実施例を示す図、第3図は酸素電極を用
いた基質測定システムの一例を示す図である。 1……内管、2……外管、3,11……カソー
ド、4……酸素ガス透過性膜、6,12……アノ
ード、7……透析膜、8,13……固定化酵素、
21……酸素電極、22……水槽、23……ビー
カ、24……磁性体、25……回転磁場発生装
置、26……A−V変換器、27……レコーダ、
28……マイクロシリンジ。
Claims (1)
- 内管と外管とを有し、該内管の底部に配置され
た複数の第1の電極と、該内管と外管との間に入
れられた内部液と、該内部液中に配置された第2
の電極と、該複数の第1の電極夫々に対応して、
該第1の電極に接近して配置された複数種の固定
化酵素とを備え、前記各第1の電極と第2の電極
間の各々から電気信号を検出することにより複数
の基質を同時に測定できるように構成したことを
特徴とするセンサー電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851283U JPS59194053U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | センサ−電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851283U JPS59194053U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | センサ−電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59194053U JPS59194053U (ja) | 1984-12-24 |
JPH0432608Y2 true JPH0432608Y2 (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=30218418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8851283U Granted JPS59194053U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | センサ−電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59194053U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247913A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-16 | Morishita Seiyaku Kk | Method of preparing concentrated and stable inosine solution |
JPS5481177A (en) * | 1977-12-13 | 1979-06-28 | Omron Tateisi Electronics Co | Electrode having double fixed enzyme layers |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP8851283U patent/JPS59194053U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247913A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-16 | Morishita Seiyaku Kk | Method of preparing concentrated and stable inosine solution |
JPS5481177A (en) * | 1977-12-13 | 1979-06-28 | Omron Tateisi Electronics Co | Electrode having double fixed enzyme layers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59194053U (ja) | 1984-12-24 |
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