JPH04325720A - エンジン構造 - Google Patents

エンジン構造

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Publication number
JPH04325720A
JPH04325720A JP9391791A JP9391791A JPH04325720A JP H04325720 A JPH04325720 A JP H04325720A JP 9391791 A JP9391791 A JP 9391791A JP 9391791 A JP9391791 A JP 9391791A JP H04325720 A JPH04325720 A JP H04325720A
Authority
JP
Japan
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crankshaft
engine
cylinder
gear
power plant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9391791A
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English (en)
Inventor
Sadashichi Yoshioka
吉岡 定七
Kenichi Morisane
健一 森実
Yukio Masuda
増田 幸男
Hidetoshi Shintani
新谷 英俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04325720A publication Critical patent/JPH04325720A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気筒間から、クランク
シャフトの延出方向と略直交する方向に動力をとり出す
形式のエンジン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン及び変速機を車両に搭載する場
合の配置及び、エンジンと変速機の接続方向には、種々
のものが考えられる。これらのうち、従来から一般的に
採用されているものは、車体に対してエンジンを縦置き
、あるいは横置きに搭載し、エンジンのクランクシャフ
トの一端部にフライホイール及び出力歯車を設け、この
出力歯車から、クランクシャフトに平行に配置された変
速機に出力を取り出すものである。しかし、このように
、クランクシャフトの一端部にフライホイール及び出力
歯車を設けることは、重量物がエンジンの片側に取りつ
けられることになるので、エンジン全体のバランス上あ
まり好ましいものではない。これを解決する一つの手段
としては、エンジンの気筒間から出力を取り出す方法が
ある。
【0003】この、エンジンの気筒間から出力を取り出
す構造の一例としては、例えば、特公昭55−1562
2に開示されているものがある。この構造においては、
エンジンの動力をエンジンの中央部から取り出す様にさ
れているので、エンジンのクランクシャフト方向のバラ
ンスの向上が実現されているが、一方では、クランクシ
ャフトが中央部で分割されているために、エンジンの振
動が大きくなるという問題がある。この対策として、ク
ランクシャフトの中間部に傘歯車を設け、この傘歯車と
、これに歯合するもう一つの傘歯車により、エンジンの
気筒間から動力を取り出す様にして、クランクシャフト
を分割しない様にする構造が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造においては、クランクシャフト上に設けられた傘歯
車に対して、クランクシャフトに直交する方向に回転軸
を有する変速機側の傘歯車が歯合することになるため、
この傘歯車を収容するための気筒間の空間部の幅を、こ
の変速機側の傘歯車の直径よりも大きくする必要があり
、エンジンがクランクシャフト方向に長くなり、大型化
するという問題点がある。
【0005】従って、本発明は、上述の課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、気筒間か
ら動力を取り出す構造を取りながら、エンジンの大型化
を招くことのないエンジン構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のエンジン構造は、複数の
気筒を有し、これらの内の所定の2つの気筒の間からク
ランクシャフトの延出方向と略直交する方向に動力を取
り出す形式のエンジン構造において、前記2つの気筒の
間には、空間部が形成され、前記クランクシャフトの前
記空間部に対応する部位に設けられた、第1の歯車と、
該第1の歯車より小径で、該第1の歯車と歯合する第2
の歯車とにより、前記クランクシャフトの回転力が外部
に取り出されることを特徴としている。
【0007】また、この発明に係わるエンジン構造にお
いて、前記第1の歯車は、前記クランクシャフトの回転
トルク変動を減衰させるフライホイールを兼ねることを
特徴としている。また、この発明に係わるエンジン構造
において、前記空間部には、前記クランクシャフトによ
り駆動されるバランスシャフトが更に設けられているこ
とを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わるエンジン構造にお
いて、前記クランクシャフトのカウンタウエイト部に、
前記第1の歯車を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】以上の様に、この発明に係わるエンジン構造は
構成されているので、第2の歯車の小径化により、第2
の歯車を収納するエンジンの気筒間の空間部を小さくす
ることができるので、エンジン自体の小型化を図ること
ができる。また、第1の歯車の径よりも、変速機側に接
続される第2の歯車の径を小さくすることにより、変速
機側に伝達されるトルクを小さくして、変速機を構成す
る歯車や回転軸の径を小さくすることができるので、変
速機の小型化が可能となり、エンジンと変速機を連結し
たパワープラント全体を小型化することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施例のエンジン構造を適用したパワープラントを、
側方から見た断面図である。エンジン12は、車体10
の前部に設けられたエンジンルーム14内に配置されて
おり、エンジンルーム14と車室16とは、ダッシュパ
ネル18により仕切られている。エンジンルーム14内
の前部位置には、ラジエータ20が配設されており、エ
ンジン12および変速機22は、このラジエータ20と
ダッシュパネル18により挟まれた空間に配置されてい
る。そして、詳細は後述するが、エンジン12と、これ
の前側に位置する変速機22とを連結して成るパワープ
ラント23は、その前部を変速機22の前側下部におい
て、車体10の車幅方向の略中央部に配設されたエンジ
ンマウント13により支持されており、その後部をエン
ジン12の後側端部において、車幅方向の略両端部の2
か所に配設されたエンジンマウント15A,15Bによ
り支持されている。従って、このパワープラント23は
、車体10に対して、前側1か所、後側2か所の、合計
3か所に設けられたエンジンマウント13,15A,1
5Bにより支持されている(図5参照)。
【0011】ここで、エンジン12は、4気筒のレシプ
ロエンジンであり、車体10に対しては、クランクシャ
フト24が車軸と平行となる様に(横置き)配置されて
おり、また、変速機22は、エンジン12の前方で、そ
の回転軸をクランクシャフト24と略直行する方向に沿
う様に(縦置き)エンジン12に結合されている。また
、エンジン12は、車体10の水平軸に対して、各気筒
の軸線が、45度前方に傾いた状態でマウントされてお
り、これにより、エンジン12の全高を低くして、パワ
ープラント23全体の重心を低くするようにされている
【0012】また、エンジン12のクランクシャフト2
4には、その回転力をクランクシャフト24と略直行す
る方向に伝達するための、傘歯車26が同軸に取りつけ
られている。この傘歯車26は、クランクシャフト24
の軸方向略中央部、すなわち第2気筒と第3気筒の間に
形成される空間部60に対応する位置に、取りつけられ
ており、クランクシャフト24は、傘歯車26が取りつ
けられた両脇のジャーナル部分24c,24dを、第2
気筒の隔壁27cと第3気筒の隔壁27dにそれぞれ取
りつけられた軸受け64c,64dにより支持されてい
る(図2参照)。
【0013】一方、傘歯車26には、これと直交すると
ともに、車体10の水平軸に沿う回転軸線を有する傘歯
車28が歯合しており、この傘歯車28に同軸に取りつ
けられている出力軸30は、クラッチ32を構成するサ
ポートディスク34に接続されている。クラッチ32は
、このサポートディスク34と、これに対向して設けら
れたクラッチディスク36と、このクラッチディスク3
6をサポートディスク34に押圧するためのプレッシャ
ープレート38とから周知のように成っている。そして
、クラッチディスク36には、変速機22の入力軸40
が接続されており、従って、クラッチディスク36が、
プレッシャープレート38によりサポートディスク34
に押圧されると、クランクシャフト24の回転力、すな
わちエンジン10の動力が、傘歯車26,28,出力軸
30,クラッチ32,および入力軸40を順次介して変
速機22に伝達される。
【0014】変速機22は、互いに平行で車体10の水
平軸に平行に伸びる入力軸40および、出力軸42を有
しており、この入力軸40,出力軸42の間には、変速
用歯車列44が配設されている。そして、変速器22の
内部で、変速用歯車列44のいずれか一組の歯車が歯合
するように選択されると、入力軸40から入力されたエ
ンジン10の動力は、その一組の歯車を介して出力軸4
2に伝達される。
【0015】変速機22の出力軸42の一端には歯車4
6が同軸に設けられており、この歯車46から出力され
る動力は、遊星歯車式のセンターディファレンシャル4
8により前輪用と後輪用とに分割される。そのうち前輪
用の動力は、一対の傘歯車50,52の歯合と車軸53
とを順次介して傘歯車式のフロントディファレンシャル
(不図示)に伝達され、さらに、このフロントディファ
レンシャルで、左右のフロントドライブシャフトに分割
されて、左右の前輪に伝達される。また、後輪用の動力
は、一対の平歯車54,56の歯合およびプロペラシャ
フト58を順次介して車体後部のリヤディファレンシャ
ル(不図示)に伝達される。なお、第1の実施例におい
ては、車軸53の回転方向と、左右の前輪に夫々直結さ
れる左右のフロントドライブシャフトの回転方向は、同
方向であるものとする。
【0016】次に、図2はエンジン12を車体後方から
見たA−A断面図である。まず、各気筒は、シリンダブ
ロック27内で、図中左側から第1気筒62a,第2気
筒62b,第3気筒62c,第4気筒62dの順番で並
んでいる。前述したように、クランクシャフト24は、
車体10に対して横向きに配置されており、各ジャーナ
ル部24a〜24fを、シリンダブロック27の各気筒
間の隔壁27a〜27fに設けられたジャーナル軸受け
64a〜64fに、夫々支持されている。シリンダブロ
ック27の、クランクシャフト24の軸方向略中央部、
すなわち、第2気筒の隔壁27cと第3気筒の隔壁27
dの間には、エンジン12の動力を取り出すための歯車
を納める空間部60が形成されている。そして、前述し
たように、クランクシャフト24の、空間部60内に位
置する部分には、傘歯車26が同軸に設けられている。 この傘歯車26には、空間部60の前方からシリンダブ
ロック内に進入する傘歯車28が直交した状態で歯合し
ており、前述したような経路に従って、変速機22にエ
ンジン12の動力が取り出される。
【0017】一方、クランクシャフト24の両端部は、
シリンダブロック27の両側に突出しており、その夫々
の先端部には、重量及び慣性モーメントが略等しい、フ
ライホイールを兼ねたプーリ66a,66bが、一つず
つ取りつけられている。また、シリンダブロック27の
後方上部、すなわち各気筒を挟んで変速機と反対側には
、補機68a,68bが配置されており(図3参照)、
上記の夫々のプーリ66a,66bと、これらの補機6
8a,68bにそれぞれ設けられたプーリ70a,70
bの間には、ベルト72a,72bが巻き渡されている
。従って、エンジン12が始動されて、クランクシャフ
ト24が回転すると、それに伴って補機68a,68b
が駆動されるようにされている。
【0018】ここで、例えば、エンジンを縦置きにして
、クランクシャフトの一端から変速機側に動力をとり出
すような、従来の形式のエンジンにおいては、クランク
シャフトの動力を取り出す側のみにフライホイールが設
けられている。そのため、クランクシャフトのフライホ
イールが設けられている側の端部が、そのフライホイー
ルの重量により、反対側の端部に対して、ふれ回りを起
こし、クランクシャフトおよび、エンジン全体が、好ま
しくない振動を起こすという問題がある。しかしながら
、この第1の実施例においては、上述したように、クラ
ンクシャフト24の両側に重量が略等しく、且つ慣性モ
ーメントも略等しいフライホイールを兼ねたプーリ66
a,66bがそれぞれ取りつけれているので、クランク
シャフト24の両側のバランスがとれ、ふれ回りが生じ
たとしても、2つのプーリ66a,66bの間の中央部
、すなわちクランクシャフト24の軸方向の中央部を中
心にふれ回ることになる。従って、ふれ回りの振幅は、
クランクシャフト24の両端部で略等しくなり、平均化
されるため、結果として、上記の従来の形式のエンジン
に比較して、ふれ回りの振幅が小さく抑えられるので、
クランクシャフト24および、エンジン12全体の振動
を抑制することができる。
【0019】次に、エンジン12から動力を取り出すた
めの、一対の傘歯車26と28の関係について述べると
、クランクシャフト24に設けられている傘歯車26の
歯数及びその外径は、クラッチ32及び変速機22側へ
動力を伝達する傘歯車28の外径よりも大きく設定され
ている。これには、以下のような3つの理由がある。 (1)周知のように、馬力と伝達トルクと回転数の間に
は、馬力∝トルク×回転数、という関係がある。そのた
め、同じ馬力を伝達しようとした場合、変速機22に動
力を伝達する側の傘歯車28の歯数を、クランクシャフ
ト24側の傘歯車26の歯数よりも小さくして、クラン
クシャフト24の回転数よりも、変速機22側の回転軸
である出力軸30の回転数を高くすることにより、エン
ジン12から変速機22側へ伝達されるトルクを小さく
することができる。このように伝達されるトルクが小さ
くなることにより、同じ馬力を伝達するにしても、変速
機22の各部を構成する歯車や、回転軸径を小さくする
ことができ、変速機22の小型化が可能になる。 (2)クランクシャフト24側の傘歯車26の外径を大
きくすることにより、この傘歯車26がフライホイール
の役目を果たし、シリンダーブロック27外部に設けら
れたプーリ66a,66bのフライホイール効果の不足
分を補うことができる。また、同じフライホイール効果
を得るにも、外部のプーリ66a,66bのみをフライ
ホイールとして用いる場合に比較して、この外部のプー
リ66a,66bの外径を小さくでき、エンジン12の
周囲の空間を節約することができる。 (3)傘歯車28の外径を小さくすることにより、第2
気筒の隔壁27cと、第3気筒の隔壁27dの間の空間
部60の幅を狭くすることができるので、エンジン12
のクランクシャフト24の軸方向の長さを小さくできる
【0020】このように、傘歯車26の歯数及び外径を
、傘歯車28よりも大きくすることにより、多くの点で
、エンジン12および、変速機22を小型化できるとい
う効果がある。次に、図3は、エンジン12への補機類
の配置状態を示した図である。前述したように、補機6
8aが、エンジン12の各気筒62a〜62dを挟んで
、変速機22の反対側に設けられている。そして、クラ
ンクシャフト24の一端に設けられたフライホイールを
兼ねるプーリ66aと、補機68aに設けられたプーリ
70aの間には、ベルト72aが掛け渡されており、補
機68aは、クランクシャフト24の回転に伴って、駆
動される。なお、図示されてはいないが、エンジン12
の反対側にも、エンジン12の左右方向の中心線に対し
て略対称位置に補機68bが配置されており、この補機
68bに設けられたプーリ70bとクランクシャフト2
4に設けられたプーリ66bの間にも同様にベルト72
bが掛け渡されている。
【0021】ここで、クランクシャフト24は、図中時
計回転方向に回転するものとする。このとき、第1気筒
62aのピストン61aが、圧縮行程から、爆発行程に
入り、クランクシャフト24を図4に示したように時計
回転方向に回転させようとすると、クランクピン65a
には、コンロッド63aからコンロッド63aの軸線方
向に沿って図示したような力Pが加えられる。そのため
、クランクシャフト24には、このクランクシャフト2
4を回転させようとする分力Pθと、図中下方に押し下
げようとする分力Prとが衝撃的に加わり、この分力P
rにより、クランクシャフト24のジャーナル部24a
〜24fが、ジャーナル軸受け64a〜64fの内面に
押圧される。これにより、ジャーナル軸受け64a〜6
4f内周下面は、クランクシャフト24からの打撃力を
受け、クランクシャフト24とジャーナル軸受け64a
〜64fとのメタル打音が発生すると共に、クランクシ
ャフト24自身の振動を引き起こすことになる。
【0022】そのため、第1の実施例においては、上述
したように、補機68a、68bを夫々駆動するための
ベルト72a、72bを、各気筒62a〜62dに対し
て図示した様に所定角度傾けて上方に張り、このベルト
の張力により、分力Prを打ち消す方向(クランクシャ
フト24を引き上げる方向)に、クランクシャフト24
を付勢する様にしている。このようにすれば、上記のメ
タル打音の発生や、クランクシャフト24自身の振動を
緩和することができる。
【0023】また、第1の実施例においては、エンジン
12の前方に変速機22を配置しているので、補機類を
取りつけない状態では、エンジン12と変速機22とを
連結したパワープラント23の重心Gの位置は、車体前
後方向に関しては、変速機22側(前側)にかなり寄っ
た位置にある。これに対して、補機類を各気筒62a〜
62dを挟んで、変速機22と反対側に配置することに
より、パワープラント23の重心Gの位置を、後ろ側に
移動させて、パワープラント23の剛体振動を励起する
各気筒62a〜62dでの爆発の反力の作用点に近づけ
ることができ、これにより、パワープラント23の斜め
方向の剛体振動を抑制することができる。このパワープ
ラント23の斜め方向の剛体振動を抑制する作用につい
ては後述する。
【0024】なお、前述した様に、クランクシャフト2
4は、図3において時計回転方向に回転し、車軸53及
び、左右の前輪に夫々直結される左右のフロントドライ
ブシャフトは、前進走行モードにおいては反時計回転方
向に回転する。すなわち、クランクシャフト24と左右
のドライブシャフトは、夫々逆方向に回転する。ここで
、クランクシャフト24が回転すると、その反力により
、パワープラント23は、クランクシャフト24の回り
に、クランクシャフト24の回転方向と逆方向の回転モ
ーメントを受ける。また、パワープラント23は、車軸
53を回転させるトルクの反力により、車軸53の回り
に、車軸53の回転方向と逆方向の回転モーメントを受
ける。従って、クランクシャフト24の回転方向と、車
軸53の回転方向とを同方向とした場合には、パワープ
ラント23は、夫々の軸回りの反力により、同じ方向に
回転させようとするモーメントを受けることになる。 これに対し、第1の実施例の様に、クランクシャフト2
4の回転方向と、車軸53の回転方向を逆にすれば、夫
々の軸回りの反力による回転モーメントが逆方向となる
ため、それぞれの回転モーメント同士が打ち消しあうよ
うになる。そのため、結果として、パワープラント23
にかかる加振力が弱められることになり、パワープラン
ト23の振動を抑制することができる。
【0025】次に、図5は、パワープラント23を上方
から見た平面図である。パワープラント23は前述した
ように、変速機22の下方の車幅方向略中央部の1か所
および、エンジン12の後端部の車幅方向両端部の2か
所において、車体10に取りつけられたエンジンマウン
ト13,15A,15Bにより支持されている(3点支
持)。また、パワープラント23の重心Gの位置は、車
幅方向については、第1気筒と第4気筒の略中央部に設
定され、また、車体前後方向については、第1気筒から
第4気筒の夫々の爆発による反力の作用点を結んだ直線
上(シリンダが鉛直上向きに配置されている場合には、
S1,S2,S3,S4を結んだ直線i上、ただし第1
の実施例においては、シリンダを前方に傾けているので
、S1′,S2′,S3′,S4′を結んだ直線j上)
に、なるべく近くなるように設定されている。
【0026】ここで、上記の重心Gの位置とパワープラ
ント23の剛体振動との関係を明らかにするために、パ
ワープラント23に作用する加振力について説明する。 まず、エンジン12の低回転域においては、パワープラ
ント23に働く加振力は、主にトルク変動成分であり、
次の2つのものに大きく分けられる。1つは、クランク
シャフト24に設けられたフライホイールを兼ねたプー
リ66a,66bを回転させることにより生ずる反力か
ら来るものであり、前述した様にパワープラント23は
、エンジン12のクランクシャフト24回りの回転モー
メントとしての加振力を受ける。また、もう1つは、車
軸53の回転トルク変動の反力から来るものであり、パ
ワープラント23は、車軸53回りの回転モーメントと
しての加振力を受ける。そして、上記のクランクシャフ
ト24回りの加振力、及び車軸53回りの加振力は、エ
ンジン12が横置きであるので、共に、パワープラント
23を前後方向に回転振動(いわゆるピッチング振動)
させるような加振力である。従って、低回転域において
は、パワープラント23は、上記の2種類の前後方向の
加振力を受けてピッチング振動しようとする。このピッ
チング振動を、パワープラント23前後方向に設けられ
たエンジンマウント13,15A,15Bにより吸収す
る。また、このときのパワープラント23の重心Gの前
後方向の位置は、前後のエンジンマウント13,15A
,15Bへの重量配分及び、パワープラント23の前端
部、及び後端部の振動振幅のバランスを考慮すると、前
側のエンジンマウント13と後側のエンジンマウント1
5A,15Bとの中央付近か、或は、それよりやや後方
に寄った位置が望ましいと考えられる。また、車幅方向
の重心Gの位置は、上記の加振力のみに関して言えば、
どこであってもそれほどの影響はないと考えられる。
【0027】次に、高速回転時においては、ピストン6
1a〜61dおよびコンロッド63a〜63dが高加速
度で上下運動を行い、また、クランクシャフト24及び
それに付随するプーリ66a,66bも、高角加速度で
回転運動を行うことになる。一方、爆発行程において、
ピストン61a〜61d及びコンロッド63a〜63d
の持つ質量に下向きの加速度を生じさせることによる反
力及び、クランクシャフト24とそれに付随するプーリ
66a,66b等の持つ慣性モーメントに角加速度を生
じさせる反力が加えあわされた反力F1〜F4は、シリ
ンダヘッドの燃焼室の天井面に、各気筒62a〜62d
の中心軸に沿って上向きに作用すると考えられる。すな
わち、図4に示した様に点S1′〜S4′に、斜め方向
に反力F1〜F4が作用する。そして、これらの反力F
1〜F4は、加速度、及び、角加速度に比例して大きく
なり、エンジン12の回転数が高くなると、上記の様に
、ピストン61a〜61dの加速度、及び、クランクシ
ャフト24の角加速度が大きくなるので、前述のトルク
変動成分に加えて、これらの反力による加振力も無視で
きないものとなる。ただし、クランクシャフト24及び
プーリ66a,66bに角加速度を生じさせる反力は、
加速時あるいは、減速時に、角速度を変化させる時に生
ずるものであるため、高回転の定速走行時には、この反
力よりも、ピストン61a〜61d及びコンロツド63
a〜63dに加速度を生じさせる反力が支配的であると
考えられる。
【0028】上記のような加振力が作用したときの、重
心Gと加振力の作用点の位置関係によるパワープラント
23の剛体振動について説明する。まず、説明を簡単に
するために、各気筒62a〜62dが第1の実施例のよ
うに傾いている状態ではなく、鉛直上方を向いている場
合について説明する。この場合には、各気筒62a〜6
2dの反力の作用点は、クランクシャフト24の真上に
あり、図中S1,S2,S3,S4で示した位置となる
。また、エンジン12には、図中下側から、第1気筒6
2a,第2気筒62b,第3気筒62c,第4気筒62
dの順で各気筒が並んでおり、その点火順序は、1−3
−4−2であるものとする。
【0029】まず、第1気筒62aが爆発行程に入ると
、点S1で示した位置に鉛直上向き(紙面に対して垂直
手前方向)に反力F1が作用し、パワープラント23は
、加振力の作用点S1と重心Gを結ぶ直線e上に生ずる
瞬間中心Q1の回りに、回転するように運動する。次に
、第3気筒62cが爆発行程に入ると、点S3で示した
位置に鉛直上向きに反力F3が作用し、パワープラント
23は、加振力の作用点S3と重心Gを結ぶ直線g上に
生ずる瞬間中心Q3の回りに、回転するように運動する
。以下同様に、第4気筒62dの爆発時には、点S4に
反力F4が作用して、点S4と重心Gを結ぶ直線h上に
瞬間中心Q4が生じ、第2気筒62bの爆発時には、点
S2に反力F2が作用して、点S2と重心Gを結ぶ直線
f上に瞬間中心Q2が生ずる。従って、パワープラント
23は、各気筒62a〜62dの爆発に従って、それぞ
れ直線e、f、g、hが、各直線上の瞬間中心Q1〜Q
4の回りに、上下方向(紙面に垂直方向)に回転する様
に振動する。すなわち、パワープラント23は、斜め方
向に傾くように振動することになる。
【0030】しかしながら、パワープラント23を図示
したような3点で支持する場合には、上記のような斜め
方向の振動を、積極的に励起するような加振力が作用す
ることは好ましくない。これを解決する一つの手段とし
ては、反力F1〜F4の作用点S1〜S4を結ぶ直線i
上になるべく近い位置に重心Gを配置し、反力の作用点
S1〜S4の夫々と重心Gとを結ぶ直線e〜hが、直線
iに対して傾かないようにする方法が考えられる。また
、このように反力の作用点S1〜S4を結ぶ直線上に、
重心Gの位置を近づければ、反力の作用点S1〜S4と
重心Gとの距離が近くなるため、反力により生ずる重心
G回りの回転モーメントも同時に小さくすることができ
、二重の振動抑制効果を生ずる。
【0031】しかし、エンジン12に対して変速機22
を前方に取りつけた場合には、重心Gの位置をクランク
シャフト24の真上に持ってくることは、かなり困難で
ある。そのため、第1の実施例においては各気筒62a
〜62dを前方に傾けて、反力の作用点を、図4に示す
様に、パワープラント23の前方向に移動させ、重心G
の位置を、この反力の作用点S1′〜S4′を結ぶ直線
jに近い位置に設定している。すなわち、第1の実施例
においては、シリンダを前方に傾けることにより、パワ
ープラント23のコンパクト化及び低重心化と、加振力
の作用点S1′〜S4′を結ぶ直線j上に重心Gの位置
を近づけることを同時に実現している。
【0032】次に、もう一度、シリンダが鉛直上方を向
いている場合に戻って、重心Gの車幅方向の位置につい
て説明する。各気筒62a〜62dの爆発により、上述
したような反力が、それぞれ、S1,S3,S4,S2
に順番に作用すると、重心Gが例えば、直線i上にあっ
た場合でも、パワープラント23には、必ず、車体10
に対して左右方向に振動させる(ピッチング振動)モー
メントが加わる。このモーメントは、重心Gと反力の作
用点S1〜S4の夫々との距離と反力の大きさの積によ
り決まる。そして、点S1,S2,S3,S4に作用す
る各気筒62a〜62dの爆発による反力は、それぞれ
略等しいと考えられる。従って、パワープラント23を
左右方向に振動させるモーメントは、反力の作用点と重
心Gとの間の距離のみにより決まることになる。そのた
め、パワープラント23の、左右方向の両端部の振動振
幅のバランスを取るためには、重心Gの位置を、点S1
と点S4との中央(同時に点S2と点S3との中央でも
ある)に設定することが望ましい。従って、第1の実施
例においては、パワープラント23の重心Gの左右方向
の位置を、第1気筒62aと第4気筒62dの間の略中
央(点S1′と点S4′の中央)に設定している。
【0033】このように、重心Gの位置を、車体10の
前後方向については、反力の作用点を結ぶ直線jの近傍
に設定し、車幅方向については、第1気筒62aと第4
気筒62dの間の中央に設定することにより、各気筒6
2a〜62dにおける爆発の反力により、エンジン12
に対して上下方向の加振力が発生した場合でも、パワー
プラント23の左右の振動振幅を略同一にして動きのバ
ランスをとることができると共に、パワープラント23
を斜めに傾ける振動の加振力を低減することができるの
で、結果として、パワープラント23の支持を、図示し
たような3点支持とすることができる。
【0034】次に、図6は、第2の実施例のエンジン構
造を適用したパワープラントを車体側方から見た断面図
であり、図7は、この第2の実施例の動力取り出し部の
部分断面図である。図6と図7に基づいて第2の実施例
の構成について説明する。第2の実施例においては、図
6、図7に示した如く、第1の実施例で、クランクシャ
フト24の傘歯車26が取りつけられている部位に、平
歯車90が取りつけられている。詳しくは、クランクシ
ャフト24の第2気筒の側壁27cと、第3気筒の側壁
27dの間に挟まれた部位には、平歯車90が同軸に取
りつけられており、この平歯車90には、中間歯車92
が歯合している。中間歯車92は、その中心軸94をシ
リンダブロック27に固定された軸受け96により回転
可能に軸支されており、中心軸94の一方の端部には、
傘歯車98が同軸に取りつけられている。この傘歯車9
8には、クラッチ32のサポートディスク34に連結さ
れた傘歯車100が歯合しており、従って、クランクシ
ャフト24の回転力は、平歯車90と中間歯車92とに
より、中心軸94に伝達され、この回転が更に一対の傘
歯車98,100の歯合により、クラッチ32のサポー
トディスク34に伝達される。そして、クラッチが繋が
っているときには、クランクシャフト24の回転力が変
速機22に伝達される。その他の構成、動作は、第1の
実施例とまったく同様である。
【0035】なお、この第2の実施例においても、第1
の実施例の場合と同様に、平歯車90の外形を中間歯車
92の外形よりも大きくすることにより、平歯車90が
、クランクシャフト24のフライホイールの役目をする
。また同時に、変速機22に伝達される回転トルクを軽
減させることができるので、変速機22の各部の歯車や
、回転軸の径を小さくすることができ、パワープラント
23全体の小型化を実現することができる。また、第1
の実施例では、第2気筒の隔壁27cと第3気筒の隔壁
27dの間の間隔は、これらの隔壁の間の空間部60に
傘歯車28が進入してくるので、傘歯車28の直径より
も大きくとる必要がある。これに対し、第2の実施例に
おいては、図7に示した如く、隔壁27c,27dの間
隔は、最低、平歯車90の厚みに加えて、多少の余裕分
の距離があればよい。従って、第2気筒と第3気筒の間
の空間部60の間隔をせばめることができるので、エン
ジン12のクランクシャフト24方向の小型化を実現す
ることができる。
【0036】次に、図8、図9は、第3の実施例を示し
た断面図である。この第3の実施例では、傘歯車が進入
する第2気筒と第3気筒の間の空間部60を利用して、
この空間部60に、クランクシャフト24と平行に、2
本のバランスシャフト102,103を配置している。 詳しくは、第2気筒の隔壁27cと第3気筒の隔壁27
dには、軸受け104,106がそれぞれ2個ずつ配設
されており、2対の軸受け104,106の間には、バ
ランスシャフト102,103が、それぞれクランクシ
ャフト24と平行にされた状態で、回転可能に支持され
ている。このバランスシャフト102,103には、そ
れぞれ歯車102a,103aが一体に形成されており
、このうち歯車102aは、中間歯車108,110の
歯合を介して、クランクシャフト24に固定された歯車
112により回転駆動される。また、歯車103aは、
中間歯車110を介して歯車112により回転駆動され
る。そして、歯車112の歯数と中間歯車108,11
0の歯数は、同一であり、また、中間歯車108,11
0の歯数は、歯車102a,103aの歯数の2倍であ
るので、クランクシャフト24が回転すると、バランス
シャフト102は、クランクシャフト24の2倍の速度
でクランクシャフト24と同方向に回転し、バランスシ
ャフト103は、クランクシャフト24の2倍の速度で
、逆方向に回転する。バランスシャフト102,103
は、クランクシャフト24の回転軸回りの不釣り合い量
に対応した不釣り合い量を有しているので、すでに公知
の作用により、クランクシャフト24の2次振動を減少
させることができる。
【0037】次に、図10は、第4の実施例を示した断
面図であり、図11は、図10のB−B断面図である。 第4の実施例においては、クランクシャフト24の、第
2気筒62bに対応する、カウンターウエイト部67b
の外周部に傘歯車120を形成し、第2気筒の隔壁部2
7cに穴122をあけて、この傘歯車120に歯合する
傘歯車28を進入させるようにしている。こうすること
により、第2気筒の隔壁27cと第3気筒の隔壁27d
の間の間隔を狭めることができるので、エンジン12の
クランクシャフト24の軸方向の小型化を図ることがで
きる。
【0038】また、第1の実施例においては、傘歯車2
6をそのままフライホイールとしているが、傘歯車26
の歯が形成されている部分のさらに外周部にフライホイ
ールを付加してもよい。このように構成することにより
、一対の傘歯車26,28の歯数比に左右されることな
く、フライホイールの外径を自由に決めることができる
ので、第1の実施例よりも、フライホイール効果を大き
く取ることができると共に、フライホイール効果の大き
さを決める自由度も向上する。
【0039】また、上記の実施例においては、第2気筒
の隔壁27cと第3気筒の隔壁27dの間に、必ず空間
部60ができることになるが、この空間部60に、吸気
系のサージタンクを配設するようにしてもよい。このよ
うにすれば、従来、エンジンのブロックの外部に配設さ
れていたサージタンクを、シリンダブロック27の内部
に収納することができる。そのため、第2気筒と第3気
筒の間にできる空間部60により、エンジン24がクラ
ンクシャフト24方向にやや長くなっても、エンジン1
2の外部のサージタンクのための空間を逆に減らせるこ
とになるので、トータルとして、エンジン12のスペー
スが大きくなることを防止できる。
【0040】また、上記と同じ理由により、空間部60
に、オイルポンプを配置するようにしてもよい。また吸
気管には、通常吸気管内での空気の共鳴による音を減衰
させるために、レゾネータが設けられているが、このレ
ゾネータを変速機22と気筒の間の空間を利用して配置
するようにしてもよい。
【0041】また、上記の実施例では、補機駆動のため
に、クランクシャフト24に固定された2つのプーリ6
6a、66bと、補機68a、68bに設けられたプー
リ72a、72bとをベルトで連結するようにしたが、
クランクシャフト24に、プーリ72a、72bの代わ
りに歯車を設けるとともに、これに歯合する歯車を補機
68a,68bに設け、駆動力を歯車で伝達するように
してもよい。このようにすれば、クランクシャフト24
側の歯車の径を大きくすることができるので、プーリを
用いるよりも、フライホイールとしての効果をより高め
ることができる。
【0042】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を、修正または変形したものに適用可能
である。例えば、上記の実施例においては、4気筒のエ
ンジンについて説明したが、気筒数のもっと多いエンジ
ンに適用してもよいことは言うまでもない。また、図1
2に示した様に、エンジン12を縦置きとし、変速機2
2を横置きとしてエンジンマウント130,132A,
132Bで、パワープラントを支持する様にしてもよい
。このように配置すれば、パワープラントの重心Gの位
置が車軸53の後方となるので、走行安定性が向上する
。なお、134はフロントディファレンシャルである。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のエンジン構
造によれば、第2の歯車の小径化により、第2の歯車を
収納するエンジンの気筒間の空間部を小さくすることが
できるので、エンジン自体の小型化を図ることができる
という効果がある。また、第1の歯車の径よりも、変速
機を含む変速機側に接続される第2の歯車の径を小さく
することにより、変速機側に伝達されるトルクを小さく
して、変速機を構成する歯車や回転軸の径を小さくする
ことができるので、変速機の小型化が可能となり、エン
ジンと変速機を連結したパワープラント全体を小型化す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のエンジン構造を適用し
たエンジンを、側方から見た断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】エンジンへの補機類の配置状態を示した図であ
る。
【図4】クランクシャフトにかかる力を示した図である
【図5】パワープラントを上方から見た平面図である。
【図6】第2の実施例のエンジン構造を適用したエンジ
ンを車体側方から見た断面図である。
【図7】第2の実施例の出力取り出し部の部分断面図で
ある。
【図8】第3の実施例を示した断面図である。
【図9】第3の実施例を示した断面図である。
【図10】第4の実施例を示した断面図である。
【図11】図10のB−B断面図である。
【図12】エンジンを縦置きに配置する変形例を示した
図である。
【符号の説明】
10            車体 12            エンジン13     
       エンジンマウント15A、15B  エ
ンジンマウント 18            ダッシュパネル20  
          ラジエータ22        
    変速機 23            パワープラント24  
          クランクシャフト32     
       クラッチ53            
車軸 66a、66b  プーリ 68a、68b  補機 102、103  バランスシャフト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の気筒を有し、これらの内の所定
    の2つの気筒の間からクランクシャフトの延出方向と略
    直交する方向に動力を取り出す形式のエンジン構造にお
    いて、前記2つの気筒の間には、空間部が形成され、前
    記クランクシャフトの前記空間部に対応する部位に設け
    られた、第1の歯車と、該第1の歯車より小径で、該第
    1の歯車と歯合する第2の歯車とにより、前記クランク
    シャフトの回転力が外部に取り出されることを特徴とす
    るエンジン構造。
  2. 【請求項2】  前記第1の歯車は、前記クランクシャ
    フトの回転トルク変動を減衰させるフライホイールを兼
    ねることを特徴とする請求項1に記載のエンジン構造。
  3. 【請求項3】  前記空間部には、前記クランクシャフ
    トにより駆動されるバランスシャフトが更に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のエンジン構造。
  4. 【請求項4】  前記クランクシャフトのカウンタウエ
    イト部に、前記第1の歯車を形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のエンジン構造。
JP9391791A 1991-04-24 1991-04-24 エンジン構造 Withdrawn JPH04325720A (ja)

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