JPH04325101A - スライドファスナーの寸法縮め加工方法およびその装置 - Google Patents

スライドファスナーの寸法縮め加工方法およびその装置

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JPH04325101A
JPH04325101A JP3188405A JP18840591A JPH04325101A JP H04325101 A JPH04325101 A JP H04325101A JP 3188405 A JP3188405 A JP 3188405A JP 18840591 A JP18840591 A JP 18840591A JP H04325101 A JPH04325101 A JP H04325101A
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敏昭 澤田
Shigeru Tanaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスライドファスナー特に
合成樹脂製務歯列を有する定寸長さのスライドファスナ
ーから所望の短い長さのスライドファスナーに加工する
スライドファスナーの寸法縮め加工方法とその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来スライドファスナーを縫着する被着
物に合せて、スライドファスナーの寸法を縮める場合に
は、定寸の長さの務歯より余分な務歯を除去してスペー
ス部を形成し、このスペース部において所望の長さに切
断して、所望の短い長さのスライドファスナーを得るよ
うに加工していた。そして余分な務歯を除去してスペー
ス部を形成する方法として例えば特公昭48−3222
2号公報に示すように、務歯の脚部を、容易に変形でき
るように薄肉に圧縮変形し、その近傍のファスナーテー
プを直角方向に左と右に引張り、務歯の脚部からファス
ナーテープを強制的に引き抜き除去して務歯のないスペ
ース部を形成していた。また例えば特公昭57−614
07号公報に示すように、ファスナーテープに付着して
いる務歯の脚部を後方より、脚部とファスナーテープと
の間に挿入して開拡分離させるところの突出刃を備えた
一対のダイで挟んで保持させ、そして務歯の噛合頭部を
、パンチを下降することにより押圧して、ダイの突出刃
を務歯の脚部とファスナーテープの間に打込んで務歯の
頭部を脚部より開拡分割して除去して務歯のないスペス
ー部を形成するようにしたものが夫々知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者のス
ペース部形成方法は、ファスナーテープを直角方向に左
右に引張って強制的に務歯より引抜く時に、薄肉となっ
た務歯自体が破壊されて、務歯の一部がファスナーテー
プに付着したまま残ったりすることがあり、またファス
ナーテープをファスナーチェーンの長手方向に対して直
角方向に引抜いて除去するため、ファスナーテープが直
角方向に移動し次工程の切断加工が連続して行いにくい
点に問題があった。また後者のスペース部形成方法は、
ダイに設けた突出刃をファスナーテープ面に接してセッ
トするため、パンチにより務歯の噛合頭部を押圧して突
出刃を打込む時に、ファスナーテープを損傷して品質を
低下させるおそれがあり、この点が問題となっていた。 そこで本発明は、従来の問題点を解消して、務歯の一部
が残るようなことがなく確実に除去できると共に、ファ
スナーテープも損傷することなく、次工程の切断加工が
支障なく連続して行うことができるところのスライドフ
ァスナーの寸法縮め加工方法とその装置を提供すること
を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、合成樹脂製務歯列を有する定寸長さのスラ
イドファスナーから所望の短い長さのスライドファスナ
ーに加工するスライドファスナーの寸法縮め加工方法に
おいて、所望の短い長さのスライドファスナーに必要な
務歯の長さに略相応する位置の務歯と、その隣接する務
歯の間にしごき片を挿入し、該しごき片に隣接する務歯
から余分な長さの部分の務歯を、適宜長さにわたって、
務歯を容易に変形できる程度の薄肉に圧縮し、次いでス
ライドファスナーを長手方向に引張ることにより圧縮変
形した務歯を、しごき片によりしごいてファスナーテー
プより剥離除去して務歯のないスペース部を形成し、該
スペース部において所望の短い長さに切断して所望の短
い長さのスライドファスナーに加工するものである。ま
た圧縮変形した務歯を、しごき片によりしごいてファス
ナーテープより剥離除去して務歯のないスペース部を形
成し、所望の短い長さのスライドファスナーとなる残存
した務歯列の端部に上止具を取付けた後に、前記スペ−
ス部において所望の短い長さに切断して所望の短い長さ
のスライドファスナーに加工するようにしてもよい。そ
して合成樹脂製務歯列を有する定寸長さのスライドファ
スナーから所望の短い長さのスライドファスナーに加工
するスライドファスナーの寸法縮め加工装置において、
所望の短い長さのスライドファスナーに必要な務歯の長
さに略相応する位置の務歯とその隣接する務歯の間に挿
入して、圧縮変形した務歯を剥離除去するしごき片を備
えた務歯除去装置をフレームの中程に固定し、該務歯除
去装置の一方側に、剥離除去する務歯を圧縮変形する務
歯圧縮装置を設け、また他方側には圧縮変形した務歯を
しごき片によりしごいてファスナーテープより剥離除去
するためスライドファスナーを引張る引張りグリッパー
と、務歯を剥離除去して形成した務歯のないスペース部
において所望の短い長さに切断する切断装置とを夫々設
けたものである。また圧縮変形した務歯をしごき片によ
りしごいてファスナーテープより剥離除去するためスラ
イドファスナーを引張る引張りグリッパーと、務歯を剥
離除去して形成した務歯のないスペース部において所望
の短い長さに切断する切断装置との間に、残存した務歯
列の端部に上止具を取付ける上止具形成装置を設けるこ
ともできる。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明する
。まず本発明のスライドファスナーの寸法縮め加工装置
について説明する。図1は、本発明装置の要部を斜視図
によって示したもので、スライドファスナーホルダー1
0、引張りグリッパー20、上止具形成装置30、切断
装置40、務歯除去装置50、務歯圧縮装置60、ファ
スナーチェーン押え装置70から構成されている。スラ
イドファスナーホルダー10は、図2に示すように装置
の端部にあって図7に示すように加工するスライドファ
スナー1の一端を保持するものであって、種々の所望の
短い長さのスライドファスナーが加工できるように、装
置の長手方向に沿って移動可能に設けられていて、フレ
ームに付した目盛に合せて長さの調整ができるようにな
っている。そして加工するスライドファスナー1の一端
は上下の挟持片11,12により挟持し蝶ねじ13によ
って締付けを行い、加工終了時には解放を行うようにな
っている。引張りグリッパー20は、図9に示すように
後述する務歯圧縮装置60によって圧縮変形した務歯8
を、後述する務歯除去装置50のしごき片51,52に
よってしごいてファスナーテープ2より剥離して除去す
るために、スライドファスナー1を長手方向に引張る装
置であって、本装置20は、上下のグリッパー部21,
22と下グリッパー部22を上グリッパー部21に向っ
て上昇させる流体圧シリンダー23からなっている。そ
して上下のグリッパー部21,22と流体圧シリンダー
23とをとう載したスライダー24は、寸法縮め加工装
置の長手方向に平行に設けた2本のガイド25に案内さ
れて、流体圧シリンダー26の作動により往復動するよ
うになっている。なおスライドファスナー1を把持する
場合、下グリッパー部22を上グリッパー部21の方に
移動させて把持する代りに、上下のグリッパー部21,
22の両方を移動させてもよく、また上グリッパー部2
1を下グリッパー部22の方に移動させるようにしても
よい。上止具形成装置30は、務歯18を除去した後の
残存する務歯列の端部に図9に示すように上止具5を取
付けるもので、合成樹脂製上止具5を射出成形して取付
けるようになっている。本装置30は、上型31、下型
32との金型を備え、固定した上型31に、図示しない
流体圧シリンダーの作動により下型32を上昇させて、
上型31と下型32とで金型を構成しその間に挟持した
スライドファスナー1の所定位置に、射出シリンダー3
3内の溶融した合成樹脂をピストン34により、ノズル
35、スプール36を通して金型内に射出してファスナ
ーテープ2に上止具5を成形して取付けるものである。 上型31と下型32の対抗面には、図1に示すように残
存する務歯列の端部の務歯3を嵌合して位置決めをする
ようにした務歯収納部37と、これに隣接して上止具成
形用空腔部38が夫々設けられている。そして下型32
の前方側面には位置決め用の突起39が設けられていて
、下型32が上昇して金型が閉じる前に、左右のファス
ナーストリンガーの間に侵入して左右のファスナーテー
プ2の上止具取付位置を正確に位置決めするようになっ
ている。なお上止具の取付けに当っては合成樹脂を射出
成形して取付ける代りに、予め成形しておいた合成樹脂
製上止具を供給してファスナーテープに超音波等の加熱
手段を用いて固定するようにしてもよく、また金属製の
上止具を用いてファスナーテープに加締付けて固定する
ようにしてもよい。このように図1に示す射出成形によ
る上止具形成装置に代えて種々の上止具形成装置を使用
することができ、色々のタイプの上止具を取付けること
ができるものである。また上止具を必要としないスライ
ドファスナーにあっては上止具形成装置を用いる必要は
なく、そして上止具形成装置を省略しても所望の短い長
さのスライドファスナーに加工することができる。
【0006】切断装置40は、図9に示すように圧縮変
形した務歯8を後述の務歯除去装置50のしごき片51
,52によって剥離除去して形成したスペース部6にお
いて、所望の短い長さのスライドファスナー9の長さに
切断するもので、下方に設けた切断用ダイ41に上方の
切断用パンチ42を、図示しない流体圧シリンダーの作
動により下降させてファスナーテープ2を切断線7より
切断するものである。なお合成樹脂製繊維によって編成
または織成したファスナーテープを切断する時には、切
断用パンチ42の内部にヒータ43を内装して加熱しな
がら切断して切断端部を溶着してほつれないようにする
こともできるし、また超音波切断装置を用いて溶融切断
することもできる。務歯除去装置50は、定寸長さのス
ライドファスナー1を所望の短い長さのスライドファス
ナー9に加工する時のスペース部6を形成するためにフ
ァスナーテープ2より務歯を除去するところのもので、
上下一対のしごき片51,52から構成され、次の務歯
圧縮装置60と隣接して設けられている。本装置50は
フレームに固定されていて、上下のしごき片51,52
は図1および図3に示すようにその端部53,54がフ
ァスナーテープ2の厚さだけ間隔をおいて対向し、手前
からファスナーテープ2を挿通できるように側方が開口
して配置されていて、その対向する端部53,54は図
3に示すように務歯と務歯の間隙に挿入できるように薄
く形成されている。そしてその薄い部分は図1および図
7に示すように中央やや後方まで連続して形成されてい
て、手前側方から務歯間隙を通して挿入したスライドフ
ァスナーを中央まで導き、図7に示すように厚い部分に
務歯の基部を当接させて停止させて位置決めが行えるよ
うになっている。しごき片51,52間に挿入されてセ
ットされたスライドファスナー1は、しごき片51,5
2の一方側の務歯が図4に示すようにスペース部6が形
成できるように或る範囲の長さにわたって後述の務歯圧
縮装置60によって圧縮変形され、次いでしごき片51
,52の他方側に設けた引張りグリッパー20により図
5に示すように引張られ、この時しごき片51,52に
よって圧縮変形された務歯がしごかれてファスナーテー
プ2より剥離除去されて或る範囲にわたって務歯のない
スペース部6が形成されるようになっている。務歯圧縮
装置60は、務歯除去装置50のしごき片51,52の
一方側に隣接して設けられているもので、しごき片51
,52に隣接する務歯から、形成するスペース部6に対
応する或る範囲の長さの務歯を圧縮変形するようにした
務歯圧縮ダイ61と務歯圧縮パンチ62とからなり、図
示しない流体圧シリンダーにより図4に示すように上下
より務歯3を、ファスナーテープ2より剥離除去し易い
ように変形可能な薄肉に圧縮変形する。務歯圧縮ダイ6
1、務歯圧縮パンチ62の対向面は殆んど平面状に構成
されている。なお務歯圧縮ダイ61および務歯圧縮パン
チ62内にヒーター63を内装すれば、合成樹脂製務歯
を軟化させ務歯の圧縮変形が容易となると共に、務歯の
脚部のファスナーテープ2への付着力も弱められるので
、圧縮変形した務歯8の剥離除去が更に容易にすること
ができる。ファスナーチェーン押え装置70は、前述の
スライドファスナーホルダー10とは丁度反対側のスラ
イドファスナーの端部を押えるもので、上押え部71と
下押え部72とからなり、圧縮スプリング73によって
上押え部71を下押え部72に圧接するように付勢され
ており、下押え部72は図示しない流体圧シリンダーに
よって上下動するように構成されている。そして上押え
部71と下押え部72の対向面には務歯を収納して位置
決めを行うように務歯の厚さの半分の深さを持つ凹部7
4が夫々設けられている。以上本発明のスライドファス
ナーの寸法縮め加工装置について説明したが、前記実施
例は、左右のファスナーストリンガーを同時に寸法縮め
加工を行うように構成した装置であるが、ファスナース
トリンガーを一本宛加工できるように構成してもよい。 また上止具を必要としないものは上止具形成装置を省略
してもよい。
【0007】次に本発明のスライドファスナーの寸法縮
め加工方法について説明する。図6乃至図10は本発明
方法による加工状態を図解したもので、開離嵌挿具付ス
ライドファスナー1を対象にして所望の短い長さのスラ
イドファスナー9に加工する状態が記載されているが、
本発明は、開離嵌挿具付スライドファスナー1に限らず
、下止具を取付けたもの、または上止具を取付けてない
ものでも加工することができるし、また左右のファスナ
ーストリンガーが完全に分離した製品であっても加工す
ることができる。まず図6に示す加工するスライドファ
スナー1のスライダー4を図7に示すように所望の加工
する長さより短い引張りグリッパー20の後方位置まで
摺動して、上止具を取付けた端部の左右のファスナース
トリンガーを分離しておく。そして所望の長さに加工で
きるように調整した位置に固定してあるスライドファス
ナーホルダー10に、図7に示すよう加工するスライド
ファスナー1の一端を挟持固定する。次に務歯除去装置
50の上下のしごき片51,52が、所望の短い長さの
スライドファスナーに必要な務歯の長さに略相応すると
ころに位置する務歯とその隣接する務歯の間に係合する
ように、上下のしごき片51,52の間隙に側方よりフ
ァスナーストリンガーの一側端部より挿入して、しごき
片51,52の位置決め段部に当接させて図7に示すよ
うにセットする。そして分離したファスナーストリンガ
ーの端部はファスナーチェーン押え装置70によって押
圧挟持する。次いで務歯圧縮装置60を作動して、スペ
ース部分6を形成するように或る範囲の長さにわたる務
歯3を上下より図4に示すように圧縮して、容易に変形
し易い程度の薄肉に変形する。これと同時に引張りグリ
ッパー20が図8に示すように上止具形成装置30寄り
に移動してスライドファスナーを把持して待機する。 務歯の圧縮変形工程が終了すると、引張りグリッパー2
0がスライドファスナーホルダー10の方向に移動し、
ファスナーストリンガーの端部をファスナーチェーン押
え装置70の上下の押え部71,72間で正しい状態を
保持しながら圧縮スプリング力に抗して摺動させて、フ
ァスナーストリンガーを引張り、図9に示すように圧縮
変形した務歯8は務歯除去装置50の上下のしごき片5
1,52によってしごかれてファスナーテープ2より剥
離し除去されて、務歯3のないスペース部6が形成され
る。そして引張りグリッパー20が所定位置まで移動し
てスペース部分6に、上止具形成装置30と切断装置4
0とにより同時にまたは順次に図9に示すように残存務
歯列の端部の務歯に隣接して上止具5が取付けられ、所
望の長さのところで切断されて寸法縮め加工が完了する
。加工が完了して所望の長さに寸法縮めが行れたスライ
ドファスナー9は、引張りグリッパー20、スライドフ
ァスナーホルダー10の把持から解除されて図10に示
す完成品となって取出され、務歯除去装置50のしごき
片51,52に挟持されている残留スライドファスナー
部分も排除されて、次のスライドファスナーの寸法縮め
加工のためスライドファスナー1の仕掛けが行なわれる
。以上のようにしてスライドファスナーの寸法縮め加工
が行なわれるのであるが、加工するスライドファスナー
の一端を、位置を調整したスライドファスナーホルダー
10に把持させ、所望の位置の務歯の間隙に務歯除去装
置50のしごき片51,52を挿入し、他端をファスナ
ーチェーン押え装置70に押圧固定してセットするまで
は手動で行なわれるが、その後の加工は略自動的に行な
われるようになっている。なお上止具を必要としないも
のは上止具の取付けは行なわれず所望の位置で切断が行
なわれて、完成品となって取出される。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、除
去する務歯を容易に変形可能な薄さに圧縮変形し、これ
をしごき片によりしごいて、ファスナーテープより剥離
除去するようにしたため、ファスナーテープを損傷する
ことなく、かつファスナーテープに務歯の一部を残存す
ることなく確実に除去することができると共に、スライ
ドファスナーを長手方向に引張ってしごいて務歯を除去
するため、次の切断等の加工工程が容易に連続して行う
ことができるところの優れたスライドファスナーの寸法
縮め加工方法であり、またそれを効率よく実施するとこ
ろの加工装置である。また上止具の取付けが必要なもの
であっても、務歯を除去した後に連続して容易に取付け
ることができる加工方法でありそれを効率よく実施する
ところの加工装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部の斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】務歯の除去方法を順に示したもののうちしごき
片を務歯間に挿入した説明図である。
【図4】同じく務歯を圧縮変形した説明図である。
【図5】同じく圧縮変形した務歯をしごいた状態の説明
図である。
【図6】本発明方法を順に示したもののうち被加工用の
スライドファスナーの平面図である。
【図7】同じくしごき片を務歯間に挿入したスライドフ
ァスナーの平面図である。
【図8】同じく務歯を圧縮変形したスライドファスナー
の平面図である。
【図9】同じく圧縮変形した務歯をしごいた状態のスラ
イドファスナーの平面図である。
【図10】同じく完成品のスライドファスナーの平面図
である。
【符号の説明】
1  被加工用のスライドファスナー 3  務歯 8  圧縮変形した務歯 9  完成品のスライドファスナー 10  スライドファスナーホルダー 20  引張りグリッパー 30  上止具形成装置 40  切断装置 50  務歯除去装置 51,52  しごき片 60  務歯圧縮装置 70  ファスナーチェーン押え装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  合成樹脂製務歯列を有する定寸長さの
    スライドファスナーから所望の短い長さのスライドファ
    スナーに加工するスライドファスナーの寸法縮め加工方
    法において、所望の短い長さのスライドファスナーに必
    要な務歯の長さに略相応する位置の務歯と、その隣接す
    る務歯の間にしごき片を挿入し、該しごき片に隣接する
    務歯から余分な長さの部分の務歯を、適宜長さにわたっ
    て、務歯を容易に変形できる程度の薄肉に圧縮し、次い
    でスライドファスナーを長手方向に引張ることにより圧
    縮変形した務歯を、しごき片によりしごいてファスナー
    テープより剥離除去して務歯のないスペース部を形成し
    、該スペース部において所望の短い長さに切断して所望
    の短い長さのスライドファスナーに加工するスライドフ
    ァスナーの寸法縮め加工方法。
  2. 【請求項2】  圧縮変形した務歯を、しごき片により
    しごいてファスナーテープより剥離除去して務歯のない
    スペース部を形成し、所望の短い長さのスライドファス
    ナーとなる残存した務歯列の端部に上止具を取付けた後
    に、前記スペース部において所望の短い長さに切断して
    所望の短い長さのスライドファスナーに加工する請求項
    1記載のスライドファスナーの寸法縮め加工方法。
  3. 【請求項3】  合成樹脂製務歯列を有する定寸長さの
    スライドファスナーから所望の短い長さのスライドファ
    スナーに加工するスライドファスナーの寸法縮め加工装
    置において、所望の短い長さのスライドファスナーに必
    要な務歯の長さに略相応する位置の務歯とその隣接する
    務歯の間に挿入して、圧縮変形した務歯を剥離除去する
    しごき片を備えた務歯除去装置をフレームの中程に固定
    し、該務歯除去装置の一方側に、剥離除去する務歯を圧
    縮変形する務歯圧縮装置を設け、また他方側には圧縮変
    形した務歯をしごき片によりしごいてファスナーテープ
    より剥離除去するためスライドファスナーを引張る引張
    りグリッパーと、務歯を剥離除去して形成した務歯のな
    いスペース部において所望の短い長さに切断する切断装
    置とを夫々設けたスライドファスナーの寸法縮め加工装
    置。
  4. 【請求項4】  圧縮変形した務歯をしごき片によりし
    ごいてファスナーテープより剥離除去するためスライド
    ファスナーを引張る引張りグリッパーと、務歯を剥離除
    去して形成した務歯のないスペース部において所望の短
    い長さに切断する切断装置との間に、残存した務歯列の
    端部に上止具を取付ける上止具形成装置を設けた請求項
    3記載のスライドファスナーの寸法縮め加工装置。
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