JPH04325078A - ワイン及びワイン類似飲物から重金属イオンを除去する方法 - Google Patents

ワイン及びワイン類似飲物から重金属イオンを除去する方法

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JPH04325078A
JPH04325078A JP3002138A JP213891A JPH04325078A JP H04325078 A JPH04325078 A JP H04325078A JP 3002138 A JP3002138 A JP 3002138A JP 213891 A JP213891 A JP 213891A JP H04325078 A JPH04325078 A JP H04325078A
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wine
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polymer
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JP3002138A
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Juergen Detering
イェルゲン データーリンク
Axel Dr Sanner
アクセル ザナー
Bernhard Fussnegger
ベルンハルト フースネッガー
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12HPASTEURISATION, STERILISATION, PRESERVATION, PURIFICATION, CLARIFICATION OR AGEING OF ALCOHOLIC BEVERAGES; METHODS FOR ALTERING THE ALCOHOL CONTENT OF FERMENTED SOLUTIONS OR ALCOHOLIC BEVERAGES
    • C12H1/00Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages
    • C12H1/02Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages combined with removal of precipitate or added materials, e.g. adsorption material
    • C12H1/04Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages combined with removal of precipitate or added materials, e.g. adsorption material with the aid of ion-exchange material or inert clarification material, e.g. adsorption material
    • C12H1/0416Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages combined with removal of precipitate or added materials, e.g. adsorption material with the aid of ion-exchange material or inert clarification material, e.g. adsorption material with the aid of organic added material
    • C12H1/0424Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages combined with removal of precipitate or added materials, e.g. adsorption material with the aid of ion-exchange material or inert clarification material, e.g. adsorption material with the aid of organic added material with the aid of a polymer

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最低3.8のpka−
値を有する塩基性ビニルヘテロ環化合物を主体とするポ
リマーを、ワイン及びワイン類似飲物から重金属イオン
を除去するために使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイン類似飲物、即ち核果(Stein
−、Kern−Obst)及び液果からのワイン中に含
有されている重金属イオン(殊に、鉄、銅、亜鉛、錫、
マンガン及びカドミウム)は、高濃度で、これら飲物の
感覚的品質及び安定性に不利に影響を及ぼす。これらは
金属的な味の原因になり、不所望の変色を惹き起こすか
又はがんこな曇り又は濁りを生じる作用をする。未熟成
ワインを更に加工してスパークリングワインにする際に
、高すぎる重金属含分は、しばしば不所望の発酵遅延を
もたらす。いくつかの金属は、毒物学的理由から等級付
けに考慮されるべきでもある。従って、これら飲物殊に
ワイン中の重金属含分を低下する努力がなされている。
【0003】ワイン中の重金属により惹き起される濁り
は、ワインじょう造技術的観点から重大な問題である。 大抵の濁りは、ワイン中の高すぎる鉄含分に帰因する。 例えば鉄−燐酸塩−濁り(灰色又は白色の濁り)及び鉄
−タンニン−濁り(黒色濁り)が知られている。蛋白質
も部分的にその濁りに関与している。銅濁りは、不溶の
硫化銅の形成に帰因する。ワインじょう造技術的に、鉄
に関する清澄限度は4ppmであり、銅に関しては0.
5ppmである。
【0004】鉄は、比較的少量でブドウ根から吸収され
る。最も重要な鉄源としては、じょう造所装置(腐蝕)
が挙げられる。鉄の少量分は清澄剤例えばベントナイト
又は活性炭にも由来する。高すぎる銅含分は、特に、硫
酸銅清澄及び銅含有発泡剤、僅かな程度で他の清澄剤に
も帰因する。
【0005】
【従来の技術】
a)  工業的に使用されるが本発明とは著るしく異な
る方法:ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムでのワイン
の処理は、ブルー清澄化(Blauschoenung
)として公知である。この処理は、特に、Fe−イオン
に依る濁り形成に関して難容性のベルリンブルー(Be
rliner  Blau)としての沈殿によりワイン
から除去するために使用される。他の重金属イオン(C
u−、Zn−、Mn−及びCd−イオン)も同様に沈殿
される。このブルー清澄化は、現在は、重金属イオン濃
度の減少のために最も、しばしば使用されている方法で
ある。いずれにせよ、これは、じょう造技術及び特に毒
物学的観点からいくつかの重大な欠点を有する。例えば
、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムの多すぎる配量(
過剰清澄化)により青酸が形成されるので、この清澄化
必要量は予備試験により正確に測定しなければならない
。 しかしながら、低すぎる配量での過小清澄化は濁り形成
をもたらしうる。過剰清澄化を早期に測定するためには
、後検査が緊急に推奨されている。このブルー濁りは、
更に、コロイド状でワイン中に溶けて残る傾向があるの
で、例えば珪酸−ゼラチンを用いる後清澄化が必要であ
る。コロイド状に溶けたブルー濁りは、徐々に凝集及び
沈殿する。これは長い滞留時間で徐々にブルー濁りを分
離して青酸を形成する危険を有する。ヘキサシアノ鉄(
II)酸カリウムもしくはブルー濁りと接触するじょう
造装置は、過剰の試薬又は付着ブルー濁りを分解するた
めに、念入りに、重炭酸ナトリウム溶液で処理すべきで
ある。更に、シアニド含有ブルー濁りは特殊廃物であり
、相応して除去しなければならない。
【0006】フェスラーコンパウンド(Fessler
′s  Compound)は、殊に米国で、ワイン中
の重金属イオン含分を低下するために使用されている清
澄剤である。この調製物は、変動量のヘキサシアノ鉄(
II)酸カリウムを有する種々の鉄を含有するヘキサシ
アノ鉄酸塩と硫酸カリウム及び水を共にペースト状で含
有する混合物より成っている。ここでは、ヘキサシアノ
鉄(II)酸カリウムが有効な成分である。この清澄化
法は、ブルー清澄化と同じ欠点を有する。更に、ワイン
のカリウム含分はかなり高められ、これが著るしい酒石
形成をもたらす。
【0007】赤ワインに関しては、ブルー清澄化の代り
にフィチン酸カルシウム(Calciumphytat
)での処理も可能である。いずれにせよ、フィチン酸カ
ルシウムは、3価の鉄のみを除去する。Cu−、Zn−
及び2価のFe−イオンの含分は減少されない。この金
属イオン濃度の不充分な減少は、フィチン酸カルシウム
−清澄化法の限られた作用をもたらす。もう1つの欠点
は、鉄の沈殿が非常にゆっくりのみ行なわれることであ
る。従って、長い滞留時間が必要である。短かすぎる滞
留時間及び不充分な空気吹込みの際には、濁りが現われ
うる。
【0008】b)  従来、製造時の重大な欠点及び不
充分な製品品質に基づき実際に使用されていなかった次
の技術水準:西ドイツ公開特許(DE−OS)第194
5749号明細書には、水性媒体から特に飲物から、塩
基性又はカチオン性の基を有する溶剤ポリマーを用いる
フェノール及び/又は金属を除去する方法が記載されて
いる。その使用例は、無水マレイン酸とオレフィン例え
ばエチレン、プロピレン又はイソブチレンとからのコポ
リマー又は類似型のコポリマーの使用に関する。これら
コポリマーを、ジアミンと架橋させ、引続きジメチルア
ミノプロピルアミンとのポリマー類似反応で変性させる
。 ここでは、著るしく製造経費を伴なう多工程法が使用さ
れる。高沸点芳香族溶剤(キシロール)中で操作する。 不純物及び生成物に付着しているキシロールを除去する
ために、固体を著るしい量のヘキサンで洗浄する。この
有機溶剤を除去すべきである。
【0009】記載の吸着剤の飲物特異的な使用は、ビー
ルから非常に少量の鉄及び銅(Fe−含分0.26pp
m、Cu−含分0.06ppm)の除去のために使用す
ることに限られている。吸着能力に高い要求は課せられ
ない。しかしながら処理の必要なワイン(Fe−含分≦
60ppm、Cu−含分≦10ppm)は、高い吸収能
力を有する効率の良い吸着剤を要求する。
【0010】この特許中には、特にN−ビニルイミダゾ
ール(NVI)も使用可能なコモノマーとして記載され
ている。いずれにせよ、NVIの共重合も生じるポリマ
ーの使用も例中に記載されていない。明らかに、この特
許権者は、実際の反応を検査していないか又は検査で有
利な結果を得ていない。
【0011】本発明で使用可能な吸着剤に関する文献:
欧州特許(EP−PS)第88964号明細書には、塩
基性N−ビニルヘテロ環化合物(例えばN−ビニルイミ
ダゾール)の、不溶性で、水と僅かに膨潤可能な粒状ポ
リマー及び共重合可能なモノマー30重量%までを含有
するそのコポリマーの製法が記載されている。触媒製造
用の遷移金属の結合は、記載ポリマーの使用形を形成す
る。このポリマーは、特に吸着剤樹脂として広い使用ス
ペクトルを有する。これらは非常に良好に、蛋白質及び
殊に酵素を吸着し、同様に水溶液から妨害性のポリフェ
ノール及び色素を吸着除去するために好適である。蛋白
質及びポリフェノールに対するその親和性に基づき、蛋
白質が多く、ポリフェノールを含有する飲物中の重金属
濃度を選択的に減少する薬剤としての当該ポリマーの使
用(そこには記載されていない)は効果が少ないと思わ
れる。
【0012】ところで、このようなポリマーは、ワイン
及びワイン類似の飲物(出発総濃度範囲;0.1〜60
ppm)を選択的に除去するために有利に使用すること
ができ、従ってブドウ栽培濃度及びワインじょう造所の
緊急の需要を保証するのに好適であることを見出した。
【0013】
【発明を解決しようとする課題】従って、本発明は、ワ
イン及びワイン類似飲物からの重金属イオンを除去する
方法に関する。
【0014】
【課題を解決する手段】これは飲物を100l当り、p
ka−値最低3.8の塩基性ビニルヘテロ環化合物50
〜99.5重量%有利に少なくとも60〜99重量%及
び使用重合条件下に共重合可能なモノマー0〜49.5
重量%特に0〜40重量%並びに架橋剤0.5〜10重
量%を含有するポリマー5〜250g特に10〜100
gで処理する。重合条件は次のとおりである:酸素及び
重合開始剤の排除、全モノマー重量に対して0.5〜1
0重量%特に1〜4重量%の架橋剤の存在、30〜20
0℃特に40〜100℃の範囲の温度。
【0015】ここで、塩基性ビニルヘテロ環化合物とは
、1個のビニル基及び少なくとも1個の塩基性3級環窒
素原子を有し、最低3.8のpka−値を有する飽和の
及び芳香性の不飽和ヘテロ環化合物と解すべきである。 この環はビニル基以外に、炭素原子1〜4を有するアル
キル基、フェニル−、ベンジル基又は融合2環を有して
いてもよい。例としては次のものが挙げられる:N−ビ
ニルイミダゾール(NVI)並びに誘導体例えば2−メ
チル−1−ビニルイミダゾール、4−メチル−1−ビニ
ルイミダゾール、5−メチル−1−ビニルイミダゾール
、2−エチル−1−ビニルイミダゾール、2−フェニル
−1−ビニルイミダゾール、1−ビニル−4,5−ベン
ズイミダゾール。更に、例えば2−ビニル−ピリジン、
4−ビニルピリジン並びに2−メチル−5−ビニルピリ
ジンを使用することができる。もちろん、種々の塩基性
ビニルヘテロ環化合物の混合物も使用できる。
【0016】好適な架橋剤は、分子中に2個以上のラジ
カル共重合可能なビニル基を有するものである。特にア
ルキレンビスアクリルアミド例えばメチレンビスアクリ
ルアミド及びN,N′−ビスアクリロイルエチレンジア
ミン更にN,N′−ジビニルエチレン尿素、N,N′−
ジビニルプロピレン尿素、エチリデン−ビス−3−(N
−ビニルピロリドン)並びにN,N′−ジビニルジイミ
ダゾリル−(2,2′)−及び1,1′−ビス(3,3
′−ビニルベンズイミダゾリド−2−オン)−1,4−
ブタンが好適である。他の使用可能な架橋剤は、例えば
アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート例えばエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート及びテトラメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、芳香性ジビ
ニル化合物例えばジビニルベンゾール及びジビニルトル
オール並びにアリルアクリレート、ジビニルジオキサン
、ペンタエリスリット−トリアリルエーテル及びそれら
の混合物である。水の存在における重合の際には、これ
らはもちろん水性モノマー溶液中に可溶であるかぎりに
おいてのみ好適である。
【0017】同様なことが、全モノマー混合物に対して
49.5重量%特に40重量%までの量で重合導入され
うるコモノマーにもあてはまる。そのものとしては例え
ばスチロール、アクリルエステル、ビニルエステル、ア
クリルアミド、特にN−ビニルラクタム、例えば3−メ
チル−N−ビニルピロリドン殊にN−ビニルカプロラク
タム及びN−ビニルピロリドンがこれに該当する。
【0018】溶剤なしでの重合の実施のために、塩基性
ビニルヘテロ環化合物、架橋剤及び場合によりN−ビニ
ルラクタム又は他のコモノマーより成るモノマー混合物
を窒素の導入により不活性化し、引続き、100〜20
0℃特に150〜180℃に加熱する。これは、混合物
中に弱い窒素流を導入する際に有利である。バッチに真
空沸騰装置を付ける際に特に有利である。使用モノマー
の種類及び選択温度に依り、混合物を1〜20時間重合
させる。例えば、2−メチル−1−ビニルイミダゾール
と2%のN,N′−ジビニルエチレン尿素との重合の際
に、150℃で強力撹拌機での撹拌下に、かつ310m
バールの圧力で、2.5時間後に最初のポリマー粒子が
生じ、これが徐々に増加し、10時間後までには、バッ
チは褐色の粉末より成る。水での洗浄及び乾燥の後に、
新規ポリマーは90%を越える収率で、粗大粉末の形で
得られる。
【0019】有利な1製造法は水中での沈殿重合である
。反応バッチ中のモノマーの濃度は、有利にこのバッチ
が全反応時間にわたり良好に撹拌可能であるように選択
するのが有利である。水が少なすぎると、ポリマー粒子
が粘着性になり、水が全くない場合よりも撹拌が困難に
なる。慣用の撹拌釜では、水性混合物に対する有利なモ
ノマー濃度は約5〜30、有利に8〜15重量%である
。激しい撹拌装置を提供する場合には、これを50重量
%まで高めることができる。重合を比較的高い濃度の溶
液を用いて開始させ、次いで、反応の経過中に水で稀釈
することも有利でありうる。場合により起こりうるコモ
ノマー及び/又は架橋剤の鹸化をさけるために、重合を
、6を越えるpH値で実施するのが有利である。このp
H−値の調節は、少量の塩基例えば水酸化ナトリウム又
はアンモニア又は慣用の緩衝塩例えば炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム又は燐酸ナトリウムの添加により行
なうことができる。この際、酸素の排除は重合バッチを
沸騰保持し、かつ/又は記載のように不活性ガス例えば
窒素を用いることにより達成することができる。ここで
、重合温度は30〜150℃でありうる。40〜100
℃で操作するのが有利である。
【0020】しばしば、重合の前又は開始時に溶けてい
る少量の酸素(モノマー混合物に対して0.01〜1重
量%)を完全に除去するために、還元剤例えば亜流酸ナ
トリウム、ピロ亜流酸ナトリウム、亜二チオン酸ナトリ
ウム、アスコルビン酸及び類似物を添加するのが有利で
ありうる。
【0021】沈殿重合の特に有利な1実施形では、水溶
性コモノマー(特にNVP又はN−ビニルラクタム)、
架橋剤の1部、水及び場合によっては緩衝剤及び還元剤
を弱い窒素気流中で、最初のポリマー粒子が生じるまで
加熱する。次いで、予め窒素の吹き込みにより不活性化
された、ビニルヘテロ環化合物及び残りの架橋剤及び場
合によっては稀釈剤としての水よりなる混合物を0.2
〜6時間かかって添加する。
【0022】しばしば、重合の開始は、最低3.8のp
ka−値を有する塩基性ビニルヘテロ環化合物又はビニ
ルラクタム殊にN−ビニルイミダゾール及びN−ビニル
ピロリドンを主体とする、架橋された、僅かな膨潤性の
ポリマー0.01〜5重量%(モノマー混合物に対して
)の添加により促進することができる。
【0023】生じるポリマーの水性懸濁液からの単離は
、濾過又は遠心分離に引続き、水での洗浄及び常法例え
ば空気循環箱又は真空乾燥箱、ホース乾燥機又は流動乾
燥機を用いる乾燥により行なうことができる。
【0024】本発明によるポリマーは、非常に有利に、
その簡単な製造可能性と、最高の選択率及び有効率で重
金属イオンのみと結合するが、他の金属イオン(例えば
マグネシウム及びカルシウム)とは結合せず、更に妨害
する程度にフェノール性又は蛋白質化合物又は他のワイ
ン内容物とは結合しない、特別かつ予想外の利点と結び
ついている。従って、障害性重金属イオンに対する充分
な結合能力を保持するから、このポリマーを非常に節約
して使用でき、それにもかかわらず、検出限度付近まで
の非常に僅かな重金属イオン濃度に達することができる
【0025】本発明によるワインの処理は、ワインを少
なくとも1分間、有利には最低1時間このポリマーと接
触させることより成る。これは、ポリマーをワインに回
分法で添加し、分離するか又はポリマーの充填されたカ
ラム上で連続的に行なうことができる。吸着剤としての
このポリマーの使用量は、清澄化要求量即ち出発金属イ
オン濃度及び所望の最終濃度のみに依り決まるのではな
く、清澄化工程に提供される時間に依っても決まり、ワ
イン100l当り5〜250有利に10〜100gの範
囲である。使用例が示すように、既に比較的短かい接触
時間の後に重金属イオン濃度が明確に低下する。しかし
ながら、より長い滞留時間は本発明により使用可能なポ
リマーの作用を著るしく高める。びん詰めの前に最終的
清澄化手段としてこの吸着剤を使用することは有利であ
る。もちろん、ワイン調製の早期段階で使用することも
原則的に可能である。
【0026】このポリマー粉末は、味及び臭いが中性で
あり、非常に良好に濾過可能である。ワインの風味品質
は、このポリマーを用いる清澄化の際に変えられない。 ワインは、その品種に特有のアロマを保持する。この吸
着剤(ポリマー)の再生は、稀酸特に無機酸を用いて問
題なく可能である。
【0027】本発明により使用可能なポリマーは極めて
少量の架橋剤(特に使用モノマーの全重量に対して1〜
4%)の添加下に製造されうるが、これらは水中では僅
かに膨潤可能であるにすぎない。ゲルを形成しない。こ
れとは逆に、溶液中での開始剤及び架橋剤の存在での溶
液中での前記モノマーの重合の際に、ゲル−タイプの架
橋されたポリマーが得られる。ここでは、架橋度及びこ
れに伴なう膨潤特性は、充分に添加される架橋剤の量に
依り決まる。本発明により使用可能なポリマーと同じ膨
潤特性をゲル−タイプのポリマーを製造するためには、
架橋剤量は20重量%以上を必要とする。この強力に架
橋されたゲルは、その形態学に基づき本発明により使用
可能な多孔性ポリマー(例13参照)よりも重金属カチ
オンに対する明らかに劣る吸着能力を有する。架橋剤分
が5%より少ないゲル−タイプのポリマーは、非常に強
力に膨潤する。このような強力に膨潤可能なポリマーは
、その製造、一般的取扱い及び使用に関して重大な欠点
を有する。即ち、これらは、反応容器を閉塞させ、撹拌
も振出もできなくなり、乾燥は多量の溶剤の蒸発を必要
とする。これらは使用時に予め膨潤させるべきであり、
この状態では注入不可能である。これらは、フィルター
層への不充分な流出特性を示し、弛るい濾滓を形成しな
い。従って、これらは本発明により使用可能なポリマー
とは反対に容易に濾過可能ではない。更に、ゲル−タイ
プのポリマーで充填されているカラムは栓塞する傾向が
ある。
【0028】
【実施例】次の例中で使用されている「部」及び「%」
は「重量部」及び「重量%」である。
【0029】合成例 例  1 還流冷却器を備えた撹拌容器中で、N−ビニルイミダゾ
ール50部、2−メチル−1−ビニルイミダゾール30
部及びN−ビニルピロリドン30部からなる混合物を、
N,N′−ジビニルエチレン尿素3部の添加下に、25
0mバールで160℃に加熱した。約30分後に、最初
の不溶ポリマー粒子が現れた。更に2時間撹拌の後に、
反応バッチは乾燥粉末より成るから、これを引続き濾過
器上で洗浄し、循環空気箱中、60℃で乾燥させた。収
率は93.5%であった。
【0030】例  2 還流冷却器の取り付けられた撹拌装置中に、N−ビニル
イミダゾール(NVI)11.5部、N−ビニルピロリ
ドン(NVP)2.5部、N,N′−ジビニルエチレン
尿素0.3部、H2O138部及び苛性ソーダ(5%)
0.1部よりなる混合物を装入し、NVI及び/又はN
VPを主体とする架橋された、僅かな膨潤性のポリマー
0.1部の添加下に、窒素気中で70℃に加熱した。こ
の温度で6時間重合させた。得られた沈殿ポリマーを濾
過器上で吸引濾過し、水で充分洗浄し、循環空気箱中、
60℃で乾燥させた。96.5%の収率で白色粒状生成
物が得られた。
【0031】例  3 重合を例2に記載の処方に従って実施したが、モノマー
混合物は、N−ビニルイミダゾール10部及びN−ビニ
ルピロリドン2部、N−ブニルカプロラクタム2部及び
N,N′−ジビニルエチレン尿素0.3部より成った。 収率は97%であった。
【0032】例  4 撹拌容器中で、N−ビニルピロリドン5部、N,N′−
ジビニルエチレン尿素(DVEH)0.1部、H2O5
0部及び苛性ソーダ(5%)0.5部よりなる混合物を
装入し、窒素気流中で60℃に加温した。亜二チオン酸
ナトリウム0.01部の添加の後に70℃で60分間撹
拌した。こうして得られた懸濁液に、H2O50部中の
N−ビニルイミダゾール10部及びDVEH0.1部の
溶液を3時間かけて配量した。引続き70℃で2時間後
重合させた。後処理を例2の記載と同様に行なった。白
色の微細粉末状生成物が95%の収率で得られた。
【0033】例  5 例4に記載の処方により重合を実施したが、導入混合物
はN−ビニルイミダゾール14部、N,N′−ジビニル
エチレン尿素0.2部及び水28部から成った。収率は
96%であった。
【0034】例  6 例4に記載の処方に依り重合を実施したが、導入混合物
は、4−ビニルピリジン20部及びN,N′−ジビニル
エチレン尿素0.2部より成った。懸濁液を撹拌可能に
保持するために、1.5時間の配量時間の後に、水30
部で稀釈した。収率は93%であった。
【0035】比較例 ラジカル形成剤を用いて製造されたポリビニルイミダゾ
ール N−ビニルイミダゾール72部をN,N′−ジビニルエ
チレン尿素28部及びアゾイソ酪酸ニトリル1.6部と
共に水550部中に溶かし、80℃に4時間加熱した。 得られたゲル−タイプのポリマーを濾過器で吸引濾過し
、水で洗浄し、60℃、真空中で乾燥させた。ほぼ定量
的収率で淡黄色ポリマーが得られた。
【0036】使用例 例中に記載の使用量は、それぞれ吸着剤の固体含分に対
するものである。 例  7 鉄含分11.5ppm及びpH値3.4を有するワイン
1lに、それぞれ、不溶の僅かに膨潤可能な吸着剤I、
II、III及びIV0.5gを加えた、室温で2時間
もしくは16時間撹拌した。吸着剤の分離除去の後に膜
フィルタを用いた。鉄残分の測定は原子発光分析法で行
なった。
【0037】   吸着剤    I:例1に記載の実験処方により合
成、粒径<250μm  吸着剤  II:例2に記載
の実験処方により合成、粒径<250μm  吸着剤I
II:例3に記載の実験処方により合成、粒径<250
μm  吸着剤  IV:例4に記載の実験処方により
合成、粒径<250μm              
    使用量      接触時間    Fe−含
分      pH−値              
  [g/l]     [h]     [ppm]
                      0−試
料                        
      11.5        3.4  吸着
剤    I    0.5          2 
       8.3        3.4  吸着
剤    I    0.5        16  
      3.3        3.4  吸着剤
  II    0.5          2   
     6.1        3.4  吸着剤 
 II    0.5        16     
   0.7        3.4  吸着剤III
    0.5          2       
 7.0        3.4  吸着剤III  
  0.5        16        2.
4        3.4  吸着剤  IV    
0.5          2        5.2
        3.4  吸着剤  IV    0
.5        16        0.3  
      3.4ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム及びカルシウムの含分は変わらなかった。
【0038】例  8 鉄含分13.5ppm、銅含分2.0ppm及びpH−
値3.5を有するワイン25lに、それぞれ吸着剤II
及びIV12.5gを加えた。不溶の吸着剤をワイン中
で60時間以内に30秒間12回撹拌した。その分離除
去は膜フィルタを用いて行なった。鉄及び銅の残留含分
を原子発光分析法で測定した。
【0039】   吸着剤II:例2に記載の実験処方により合成、粒
径<250μm  吸着剤IV:例4に記載の実験処方
により合成、粒径<250μm           
       使用量      接触時間    F
e−含分      Cu−含分          
        [g/l]     [h]    
 [ppm]      [ppm]      0−
試料                       
       13.5          2.0 
 吸着剤  II    0.5        16
        4.4          0.4 
 吸着剤  II    0.5        24
        2.8          0.2 
 吸着剤  II    0.5        60
        0.3        <0.1  
吸着剤  IV    0.5        16 
       2.9          0.1  
吸着剤  IV    0.5        24 
       1.3        <0.1  吸
着剤  IV    0.5        60  
    <0.1        <0.1ナトリウム
、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの含分は変わ
らなかった。pH−値は一定であった。
【0040】例  9 銅含分10.3ppm(硫酸銅清澄化の後)及びpH−
値3.4を有するワイン1lに吸着剤II(粒径<25
0μm)0.15gを加えた。この架橋され、僅かに膨
潤可能な吸着剤を、このワイン中で、8時間毎に30秒
間撹拌した。その分離除去は膜フィルタを用いて行なっ
た。銅の残留含分を原子発光分析法で測定した。
【0041】吸着剤II:例2に記載の処方により製造
した。
【0042】                   使用量    
  接触時間    Cu−含分      pH−値
                [g/l]    
 [h]     [ppm]           
         0−試料            
                    10.3 
        3.4  吸着剤  II    0
.15      48        0.6   
      3.4  吸着剤  II    0.1
5      96      <0.1      
   3.4例10 鉄含分27.8ppm、銅含分3.3ppm及びpH−
値3.3を有する腐蝕した不銹鋼タンクからのワイン1
lに、それぞれ吸着剤V(粒径<250μm)0.5g
もしくは1.0gを加えた。不溶の吸着剤をワイン中で
6時間毎に30秒間撹拌した。その分離除去を膜フィル
タを用いて行なった。鉄及び銅の残留含分を原子発光分
析法により測定した。
【0043】吸着剤Vは、例5に記載の処方により製造
した。
【0044】                   使用量    
  接触時間    Fe−含分        pH
−値                [g/l]  
   [h]     [ppm]        [
ppm]    0−試料             
                 27.8    
      3.3  吸着剤  V      0.
5        72        6.3   
     <0.1  吸着剤  V      1.
0        72        2.1   
     <0.1  吸着剤  V      0.
5        14      41.3    
    <0.1  吸着剤  V      1.0
        14      40.3     
   <0.1pH−値は一定のままであった。
【0045】例11 媒体ワイン中の種々のケレート−及び交換体樹脂の重金
属吸着能力の比較検査鉄含分13.0ppm、銅含分3
.0ppm及びpH−値3.4を有するワイン1lに、
それぞれ種々の吸着剤0.3gを加えた。室温で16時
間撹拌した。吸着剤の分離除去のために膜フィルタを使
用した。鉄の残留含分の測定は原子発光分析法により行
なった。
【0046】   吸着剤    IV:例4に記載の実験処方により
合成、粒径<250μm  吸着剤    VI:例6
に記載の実験処方により合成、粒径<250μm  吸
着剤  VII:ケライトN(Chelite  N;
Serva)、アミドオ              
    キシム基を有する、架橋されたマクロ多孔性ケ
レート樹脂、                  粒
径<250μm  吸着剤VIII:ケライトP(Ch
eliteP:Serva)、アミノエチ      
            ルホスフェート基を有する、
多孔性樹スチロール−ジビニル           
       ベンゾールマトリックス、粒径<250
μm  吸着剤    IX:アンバーライトIRA6
8(Rohm&Haos)、弱塩基         
         性アニオン交換体(架橋され、多孔
性)、粒径<250μm              
      使用量      接触時間    Fe
−含分      Cu−含分           
       [g/l]     [h]     
[ppm]      [ppm]      0−試
料                        
        13.0          3.0
  吸着剤  IV      0.3       
 16        0.3          0
.2  吸着剤  VI      0.3     
   16        1.7         
 0.7  吸着剤  VII    0.3    
    16        8.4        
  2.5  吸着剤  VIII  0.3    
    16        5.1        
  2.5  吸着剤  IX      0.3  
      16        2.3      
    2.3この例は、本発明により使用可能な吸着
剤IV及びIVがケレート−及び交換樹脂VII〜IX
に比べて優れた吸着能力を有することを示している。
【0047】例12 鉄含分12.3ppm、銅含分3.0ppm及びpH−
値3.4を有するワイン1lに、それぞれ、吸着剤V及
びXを0.25gを加えた。2、4及び24時間撹拌し
た。吸着剤の分離除去は膜フィルタを用いて行なった。 鉄及び銅の残留含分を原子発光分析法により測定した。
【0048】吸着剤Vは、例5に記載の処方により、ポ
リマー中のNVI−分約72%で製造した。吸着剤Xは
、比較例に記載の処方により製造されたNVI及びDV
EHを主体とするゲル−タイプの架橋されたポリマーで
ある。このポリマー中のNVI分は、同様に、約72%
である。双方の吸着剤(粒径<250μm)は、同様な
膨潤性を有する。
【0049】                   使用量    
  接触時間    Fe−含分      Cu−含
分                     [g/l]    
 [h]     [ppm]      [ppm]
      0−試料               
               12.3      
  3.0  吸着剤  V      0.25  
      2        5.0       
 0.9  吸着剤  V      0.25   
     4        2.8        
0.6  吸着剤  V      0.25    
  24        0.2        0.
1  吸着剤  X      0.25      
  2      10.6        1.3 
 吸着剤  X      0.25        
4        9.5        1.0  
吸着剤  X      0.25      24 
       8.9        0.8この例は
、本発明により使用可能な吸着剤Vは、ラジカル形成剤
を用いて製造されたゲル−タイプのポリビニルイミダゾ
ールに比べて優れた吸着能力を有することを示している

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ワイン及びワイン類似飲物から重金属
    イオンを除去するために、飲物を、100l当り、最低
    3.8のpka−値を有する塩基性ビニルヘテロ環化合
    物50〜99.5重量%を含有し、酸素及び重合開始剤
    の排除下に、かつモノマーに対して0.5〜10重量%
    の架橋剤の存在下に製造されたポリマー5〜250gで
    処理することを特徴とする、ワイン及びワイン類似飲物
    から重金属を除去する方法。
JP3002138A 1990-01-16 1991-01-11 ワイン及びワイン類似飲物から重金属イオンを除去する方法 Pending JPH04325078A (ja)

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