JPH04324714A - インバータ回路 - Google Patents
インバータ回路Info
- Publication number
- JPH04324714A JPH04324714A JP3122651A JP12265191A JPH04324714A JP H04324714 A JPH04324714 A JP H04324714A JP 3122651 A JP3122651 A JP 3122651A JP 12265191 A JP12265191 A JP 12265191A JP H04324714 A JPH04324714 A JP H04324714A
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- transistor
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- output
- base
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- Pending
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 5
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 abstract description 6
- 230000003068 static effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路、特
にBiCMOSプロセスで構成されたインバータ回路に
関し、そのスイッチング速度の改善を図ったものに関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、例えば1989年に発行された
飯塚哲哉編「CMOS超LSIの設計」(発行:培風館
)の第25頁に示された従来のBiCMOSロジックの
基本回路であるインバータの回路図である。図において
、1は入力、2は出力、3は電源、4はPチャンネルM
OSトランジスタ、5はNチャンネルMOSトランジス
タ、6,7はNPNバイポーラトランジスタである。 【0003】次に動作について説明する。入力1が“L
”レベルの時、PチャンネルMOSトランジスタ4は“
ON”し、NチャンネルMOSトランジスタ5は“OF
F”する状態となる。このときPチャンネルMOSトラ
ンジスタ4のソース電流がNPNバイポーラトランジス
タ6のベース電流となり、トランジスタ6は“ON”す
る。またNPNバイポーラトランジスタ7はベース電流
が流れず、トランジスタ7は“OFF”となり、出力は
“H”レベルとなる。この時の“H”出力電圧VOHは
電源電圧をVCC、トランジスタ6のベース・エミッタ
間順方向電圧をVBE6 とすると、【0004】VO
H≒VCC−VBE6 【0005】と表わせる。一方
、入力1が“H”レベルの時、トランジスタ4及びトラ
ンジスタ6は“OFF”し、トランジスタ5は“ON”
するため、出力負荷の静電容量の放電等による出力電流
によりトランジスタ5を通じてトランジスタ7のベース
電流が供給され、トランジスタ7は“ON”する。この
時の“L”出力電圧VOLはトランジスタ7のベース・
エミッタ間順方向電圧をVBE7 とすると、 【0006】VOL≒VBE7 と表わせる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来のBiCMOSイ
ンバータ回路は以上のように構成されているので、出力
“H−L”伝搬遅延時間はトランジスタ5のソース電流
、つまりトランジスタ7のベース電流により決まってし
まう。また、出力“L−H”遅延時間はトランジスタ7
の“OFF”する特性により決まってしまい、回路定数
によって伝搬遅延時間が決定されるため、容易に高速化
しにくかった。 【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力伝搬遅延時間を容易に短縮
できるインバータ回路を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明に係るBiCM
OSインバータ回路は入力と出力トランジスタのベース
間に静電容量を挿入したものである。 【0010】 【作用】この発明における静電容量は、入力が“L”か
ら“H”に変化すると電流を流し、出力トランジスタの
ベース電流を増す。また、入力が“H”から“L”に変
化すると電流を引き抜き、出力トランジスタのベース電
荷を増し、伝搬時間を容易に短縮化できる。 【0011】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるインバータ回路
を示す。図において、1は入力、2は出力、3は電源、
4はPチャンネルMOSトランジスタ、5はNチャンネ
ルMOSトランジスタ、6,7はNPNバイポーラトラ
ンジスタ、8は静電容量である。 【0012】この実施例は図2の入力1と出力電流が例
えば10mA以上のトランジスタ7のベース間に例えば
1/10pF程度の静電容量を挿入した構成となってい
る。この静電容量はMOSトランジスタのゲート上に形
成された薄い酸化膜を用いた平行平板コンデンサにより
容易に得ることができる。 【0013】次に動作について説明する。静的な動作で
は静電容量8は動作せず、入力1が“L”の時、出力2
は“H”となり、また、入力1が“H”の時、出力2は
“L”となる。これは従来装置と同様の動作である。 【0014】次に過渡的な動作について説明する。入力
が“L”から“H”に変化すると、静電容量8を通じて
過渡的な電流がトランジスタ7のベースに流れ、トラン
ジスタ7の“H”から“L”への遅延時間が短縮化され
る。入力が“H”から“L”に変化すると、静電容量8
を通じて過渡的な電流がトランジスタ7のベースから流
れ、トランジスタ7の“L”から“H”への遅延時間が
短縮化される。この遅延時間は、例えば1ns程度に短
縮でき、5ns程度であった従来のものの約10〜20
%となる。 【0015】なお、静電容量8をダイオードに置き換え
てもよく、その一方向については静電容量の働きをする
ため、入力側をカソードにすれば、上記実施例の出力“
H−L”遅延時間のみを高速化できる。 【0016】 【発明の効果】以上のように、この発明に係るインバー
タ回路によれば、BiCMOSロジック回路の入力と出
力トランジスタのベースの間に静電容量を付加するだけ
で、容易に遅延時間を高速化できる効果がある。
にBiCMOSプロセスで構成されたインバータ回路に
関し、そのスイッチング速度の改善を図ったものに関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】図2は、例えば1989年に発行された
飯塚哲哉編「CMOS超LSIの設計」(発行:培風館
)の第25頁に示された従来のBiCMOSロジックの
基本回路であるインバータの回路図である。図において
、1は入力、2は出力、3は電源、4はPチャンネルM
OSトランジスタ、5はNチャンネルMOSトランジス
タ、6,7はNPNバイポーラトランジスタである。 【0003】次に動作について説明する。入力1が“L
”レベルの時、PチャンネルMOSトランジスタ4は“
ON”し、NチャンネルMOSトランジスタ5は“OF
F”する状態となる。このときPチャンネルMOSトラ
ンジスタ4のソース電流がNPNバイポーラトランジス
タ6のベース電流となり、トランジスタ6は“ON”す
る。またNPNバイポーラトランジスタ7はベース電流
が流れず、トランジスタ7は“OFF”となり、出力は
“H”レベルとなる。この時の“H”出力電圧VOHは
電源電圧をVCC、トランジスタ6のベース・エミッタ
間順方向電圧をVBE6 とすると、【0004】VO
H≒VCC−VBE6 【0005】と表わせる。一方
、入力1が“H”レベルの時、トランジスタ4及びトラ
ンジスタ6は“OFF”し、トランジスタ5は“ON”
するため、出力負荷の静電容量の放電等による出力電流
によりトランジスタ5を通じてトランジスタ7のベース
電流が供給され、トランジスタ7は“ON”する。この
時の“L”出力電圧VOLはトランジスタ7のベース・
エミッタ間順方向電圧をVBE7 とすると、 【0006】VOL≒VBE7 と表わせる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来のBiCMOSイ
ンバータ回路は以上のように構成されているので、出力
“H−L”伝搬遅延時間はトランジスタ5のソース電流
、つまりトランジスタ7のベース電流により決まってし
まう。また、出力“L−H”遅延時間はトランジスタ7
の“OFF”する特性により決まってしまい、回路定数
によって伝搬遅延時間が決定されるため、容易に高速化
しにくかった。 【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力伝搬遅延時間を容易に短縮
できるインバータ回路を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明に係るBiCM
OSインバータ回路は入力と出力トランジスタのベース
間に静電容量を挿入したものである。 【0010】 【作用】この発明における静電容量は、入力が“L”か
ら“H”に変化すると電流を流し、出力トランジスタの
ベース電流を増す。また、入力が“H”から“L”に変
化すると電流を引き抜き、出力トランジスタのベース電
荷を増し、伝搬時間を容易に短縮化できる。 【0011】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるインバータ回路
を示す。図において、1は入力、2は出力、3は電源、
4はPチャンネルMOSトランジスタ、5はNチャンネ
ルMOSトランジスタ、6,7はNPNバイポーラトラ
ンジスタ、8は静電容量である。 【0012】この実施例は図2の入力1と出力電流が例
えば10mA以上のトランジスタ7のベース間に例えば
1/10pF程度の静電容量を挿入した構成となってい
る。この静電容量はMOSトランジスタのゲート上に形
成された薄い酸化膜を用いた平行平板コンデンサにより
容易に得ることができる。 【0013】次に動作について説明する。静的な動作で
は静電容量8は動作せず、入力1が“L”の時、出力2
は“H”となり、また、入力1が“H”の時、出力2は
“L”となる。これは従来装置と同様の動作である。 【0014】次に過渡的な動作について説明する。入力
が“L”から“H”に変化すると、静電容量8を通じて
過渡的な電流がトランジスタ7のベースに流れ、トラン
ジスタ7の“H”から“L”への遅延時間が短縮化され
る。入力が“H”から“L”に変化すると、静電容量8
を通じて過渡的な電流がトランジスタ7のベースから流
れ、トランジスタ7の“L”から“H”への遅延時間が
短縮化される。この遅延時間は、例えば1ns程度に短
縮でき、5ns程度であった従来のものの約10〜20
%となる。 【0015】なお、静電容量8をダイオードに置き換え
てもよく、その一方向については静電容量の働きをする
ため、入力側をカソードにすれば、上記実施例の出力“
H−L”遅延時間のみを高速化できる。 【0016】 【発明の効果】以上のように、この発明に係るインバー
タ回路によれば、BiCMOSロジック回路の入力と出
力トランジスタのベースの間に静電容量を付加するだけ
で、容易に遅延時間を高速化できる効果がある。
【図1】この発明の一実施例によるインバータ回路の回
路図である。
路図である。
【図2】従来のBiCMOSロジックの基本回路である
インバータを示す図である。
インバータを示す図である。
1 入力
2 出力
3 電源
4 PチャンネルMOSトランジスタ5 Nチャン
ネルMOSトランジスタ6 NPNバイポーラトラン
ジスタ 7 NPNバイポーラトランジスタ 8 静電容量
ネルMOSトランジスタ6 NPNバイポーラトラン
ジスタ 7 NPNバイポーラトランジスタ 8 静電容量
Claims (1)
- 【請求項1】 Pチャンネル型の第1のMOSトラン
ジスタのゲートとNチャンネル型の第2のMOSトラン
ジスタのゲートが入力端子に接続され、上記第1のトラ
ンジスタのソースとNPN型の第3のトランジスタのコ
レクタが第1の電源に接続され、上記第1のトランジス
タのドレインと上記第3のバイポーラトランジスタのベ
ースが接続され、NPN型の第4のトランジスタのエミ
ッタが第2の電源に接続され、上記第2のトランジスタ
のソースと上記第4のバイポーラトランジスタのベース
が接続され、上記第3のトランジスタのエミッタと上記
第4のトランジスタのコレクタが出力端子に接続され、
上記第2のトランジスタのゲートと上記第4のトランジ
スタのベース間に静電容量が接続されてなることを特徴
とするインバータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3122651A JPH04324714A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | インバータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3122651A JPH04324714A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | インバータ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324714A true JPH04324714A (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=14841255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3122651A Pending JPH04324714A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | インバータ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04324714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10067000B2 (en) | 2014-12-01 | 2018-09-04 | Mediatek Inc. | Inverter and ring oscillator with high temperature sensitivity |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3122651A patent/JPH04324714A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10067000B2 (en) | 2014-12-01 | 2018-09-04 | Mediatek Inc. | Inverter and ring oscillator with high temperature sensitivity |
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