JPH04324371A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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Publication number
JPH04324371A
JPH04324371A JP9453791A JP9453791A JPH04324371A JP H04324371 A JPH04324371 A JP H04324371A JP 9453791 A JP9453791 A JP 9453791A JP 9453791 A JP9453791 A JP 9453791A JP H04324371 A JPH04324371 A JP H04324371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
thick part
acceleration
stopper
peripheral thick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9453791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Koichi Itoigawa
貢一 糸魚川
Kiyokazu Otaki
清和 大瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP9453791A priority Critical patent/JPH04324371A/ja
Publication of JPH04324371A publication Critical patent/JPH04324371A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カンチレバーの耐衝撃
性を高めて測定可能域を最大まで広げるのに好適な加速
度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカンチレバーを有する半導体加速
度センサは、感度を向上させるために、カンチレバービ
ームを薄くしたり、ビーム先端部に重りを形成したりし
ていた。また単結晶の半導体基板では最大衝撃に対して
カンチレバービームが割れ易い為に、ビーム上部にビー
ムの過大振幅を抑えるストッパーを接着して耐衝撃性を
向上させている。単結晶シリコンで製作したカンチレバ
ーは、製作時の寸法バラツキによって破壊強度にバラツ
キが生ずる。これを図3により説明する。カンチレバー
を衝撃強度で分類すると、すべてのカンチレバーが破壊
する領域(1)と、破壊するものとしないものが共存す
るバラツキの領域(2)と、すべて破壊しない領域(3
)のいずれかに属する。これはカンチレバーの寸法のバ
ラツキやギャップやエッチングによる表面状態等で生ず
る。
【0003】加速度センサを使用するときは、カンチレ
バーが破壊しない最大衝撃以下で使用しなければならな
い。つまり、この衝撃までをフルレンジとした加速度セ
ンサは最も感度が良いことになる。実際には、測定バラ
ツキや強度の点から安全係数を掛けて、ここまで使用で
きるという測定領域(4)を定めている。この安全係数
は各メーカの仕様によって値が取られている。このよう
な測定領域を持つ加速度センサにおいても、センサの取
扱い時に落としたりしたような測定領域を逸脱した過大
な衝撃が加わると、センサが破壊する可能性がある。こ
の過大衝撃に対する破壊防止として、ストッパーを設け
たものが提案されている。この種の加速度センサは、例
えば(a)特開昭62−190774号公報、(b)特
開昭62−190775号公報、および(c)特開昭6
2−118260号公報に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記(
a)および(b)記載のものは、チップ面に垂直方向の
過大衝撃に対する破壊防止とする別のストッパー部材を
設けたもので、このストッパー部材の取り付けが複雑で
あり、またビームとのギャップを精度良く管理するのが
困難と思われる。上記(c)記載のものは、ビームの周
囲にギャップを介して壁部が設けられているが、ビーム
とギャップの関係が考慮されていない。すなわち、ギャ
ップが大き過ぎると過大な加速度が加わった場合、セン
サの許容変位を超えてしまう。またギャップを小さくし
た場合、センサの許容変位を超えることは防止できるが
、そのセンサの測定可能域を小さくしてしまうという問
題がある。本発明の目的は、製造が容易で、かつ精度も
確保し易く、しかも測定可能域を最大まで広げた加速度
センサを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明はカンチレバーを囲う周辺厚肉部を有する
加速度センサにおいて、前記カンチレバーに測定範囲を
超える振動が作用したときに、該カンチレバーの動きを
止めるストッパー作用を前記周辺厚肉部に持たせたこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】測定範囲の加速度Gが加わると、カンチレバー
は周辺厚肉部が構成するストッパに当たることなく加速
度に応じた振幅で振動する。このとき、カンチレバー根
本部分に発生する歪み応力の大きさに応じた変形量を電
気信号として取り出し、加速度の測定が行われる。また
過大な加速度が加わると、カンチレバーは大きい振幅で
振れようとするが、上記ストッパーにより所定の振幅を
超えた振幅が抑えられ、破壊を招くような大きなたわみ
が制限される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本発明の一実施例である一次元加速度センサのセ
ンサチップ1の基本構成を示す。一次元加速度センサは
、半導体製造技術により作製されるセンサチップ1を備
えている。センサチップ1は、図1Aに示すように、シ
リコンウエハ上に振動による応力歪みを検知する拡散歪
ゲージ2(以下「歪ゲージ」という)を設け、この歪ゲ
ージ2を増幅回路等の処理回路に接続するための配線3
、ボンディング用パッド4等の電極パターンを形成した
後、ウエハの両面から異方性エッチングにより貫通部5
が形成され、この貫通部5により四方が周辺厚肉部6に
囲われた振動を感知する重りとなる中央厚肉部7が設け
られている。
【0008】中央厚肉部7は薄肉部8によって周辺厚肉
部6に連結された片持構造になっている。歪ゲージ2は
、周辺厚肉部6と薄肉部8との連結部分に応力による変
形が生ずる方向を長手方向として一対配置され、この歪
ゲージをアルミ配線によってパッド4に接続されている
。また薄肉部8は、図1Bに示すように、加速度の検出
方向(図示矢印)の寸法(肉厚)aをチップ1の厚み方
向の寸法(チップ厚)bより小さくし、検出方向の振動
に対して変形を起こし易く、一方チップ面に垂直な方向
の振動に対して変形しにくい構造になっている。ここで
、中央厚肉部7と薄肉部8は、周辺厚肉部6との連結部
分(カンチレバー根本部分)に振動に応じた変形を起こ
させるためのカンチレバー10を構成する。
【0009】加速度の検出方向の周辺厚肉部6と中央厚
肉部7との間の貫通部5a(以下「ギャップ」という)
は、通常の加速度測定範囲での中央厚肉部7の振幅に対
して周辺厚肉部6に当接することがないギャップ幅に設
定されている。すなわち、加速度測定範囲を超える大き
な加速度が加わったときは、中央厚肉部7が周辺厚肉部
6に当たってカンチレバー10の動きが止められ、カン
チレバーの破壊が防止される。ギャップ5aは、カンチ
レバー10が破壊する加速度の1/2〜1/10の加速
度の時の振幅値に設定されている。この設定値は、シリ
コンにより作製されるカンチレバーの破壊強度より十分
小さい値である。
【0010】上記の構成において、測定範囲内の加速度
Gが検出方向に加わると、カンチレバーは周辺厚肉部に
当たることなく加速度に応じた振幅で振動する。このと
き、カンチレバー根本部分には歪み応力が発生する。す
なわち、一方の歪ゲージ2には圧縮応力が作用し、同時
に他方の歪ゲージ2には引張応力が作用する。この歪み
応力による変形量を電気信号として取り出すために、歪
ゲージ2によるブリッジ回路(図示せず)が構成される
。また過大な加速度が加わると、カンチレバーは大きい
振幅で振れようとするが、周辺厚肉部が構成するストッ
パーにより所定の振幅を超えた振幅が抑えられ、破壊を
招くような大きなたわみが制限される。
【0011】図2は本発明の他の実施例であるセンサチ
ップの基本構成を示す。本実施例は、カンチレバー10
の動きを制限するストッパ手段として、貫通部5に突出
する突起9を設けたものである。この突起9は、図示の
実線で示すように、周辺厚肉部6側に形成するか、また
は図示の破線で示すように、中央厚肉側7に突起9aを
形成するかのいずれでも良い。本実施例によれば、安全
係数を掛けた測定領域(4)の衝撃によってカンチレバ
ーがたわむ位置にストッパーを設けると、センサはカン
チレバー自体の破壊強度の5〜10倍程度に耐衝撃性が
高まる。実験では2000〜3000Gで破壊するセン
サにそのカンチレバーの400Gでのたわみ点にストッ
パーを設けると、10000Gでも破壊しないことが確
認された。
【0012】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、カンチ
レバーを囲う周辺厚肉部にストッパ機能を持たせので、
カンチレバーと同時にストッパも作製でき、その製造が
容易でかつ精度も確保し易く、しかもストッパとして、
ギャップ幅や突起の大きさを選定することにより、測定
可能域を最大まで広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である一次元加速度センサの
センサチップで、図1Aはセンサチップの平面図、図1
Bはカンチレバー部分の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例である一次元加速度センサ
のセンサチップの一部を示す平面図である。
【図3】カンチレバーの破壊強度と破壊確率の関係を説
明する図である。
【符号の説明】
1  センサチップ 2  歪ゲージ 5  貫通部 6  周辺厚肉部 7  中央厚肉部 8  薄肉部 9  突起 10  カンチレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カンチレバーを囲う周辺厚肉部を有す
    る加速度センサにおいて、前記カンチレバーに測定範囲
    を超える振動が作用したときに、該カンチレバーの動き
    を止めるストッパー作用を前記周辺厚肉部に持たせたこ
    とを特徴とする加速度センサ。
JP9453791A 1991-04-25 1991-04-25 加速度センサ Pending JPH04324371A (ja)

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JP9453791A JPH04324371A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 加速度センサ

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JP9453791A JPH04324371A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 加速度センサ

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JPH04324371A true JPH04324371A (ja) 1992-11-13

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ID=14113073

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JP9453791A Pending JPH04324371A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 加速度センサ

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232171A (ja) * 1986-04-02 1987-10-12 Nissan Motor Co Ltd 半導体加速度センサ
JPH01315173A (ja) * 1988-06-15 1989-12-20 Nec Corp 半導体加速度センサの製造方法
JPH02309259A (ja) * 1989-05-24 1990-12-25 Nissan Motor Co Ltd 半導体加速度センサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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