JPH04323329A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
焼結鉱の製造方法Info
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- JPH04323329A JPH04323329A JP8807591A JP8807591A JPH04323329A JP H04323329 A JPH04323329 A JP H04323329A JP 8807591 A JP8807591 A JP 8807591A JP 8807591 A JP8807591 A JP 8807591A JP H04323329 A JPH04323329 A JP H04323329A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下方吸引式焼結機の移
動式パレットに装入された焼結原料層に点火炉の上流側
でパレット幅方向に等間隔で配設された複数本の竪型ス
リットバーにより連続的に溝を形成して焼結し、得られ
た焼結鉱を破砕機の打撃ブレードで歩留りよく破砕する
ことができる焼結鉱の製造方法に関するものである。
動式パレットに装入された焼結原料層に点火炉の上流側
でパレット幅方向に等間隔で配設された複数本の竪型ス
リットバーにより連続的に溝を形成して焼結し、得られ
た焼結鉱を破砕機の打撃ブレードで歩留りよく破砕する
ことができる焼結鉱の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】下方吸引式焼結機による焼結法において
、移動式パレットの長手方向または幅方向における焼成
過程の安定化を図り、歩留りおよび生産性を向上する手
段として、点火炉前に設けた複数本の竪型スリットバー
により焼結原料層中への挿入深さを調節して溝を形成し
て焼結する方法が行われている。このときパレット長手
方向における焼成過程の安定化方策としては、たとえば
特公昭５２−３６７２２号公報のように風箱における排
気温度を基準にしてスリットバーの挿入深さを調整する
方法、またはパレット幅方向における焼成過程の安定化
方策としては特公昭５６−５４３７２号公報のように点
火炉にて着火する以前の通気度を幅方向に区分して測定
し、スリットバーの挿入深度にフィードバック制御する
方法が知られている。また本出願人の提案による特願平
３−５１９３８号のようにスリットバーの後に片持ち式
のならし板を設けて、溝部分の歩留り低下を抑制する方
法も考えられている。 一方、破砕理論としてはＲｉｈｉｎｇｅｒ， Ｋｉｃｋ
とＢｏｎｄの３法則（産業図書「化学機械の理論と計算
」頁 ３６０）があり、いずれも破砕のための仕事量（
エネルギー）が少ない程破砕による粒径変化が小さくて
済むこと、すなわち焼結鉱歩留りの低下幅が小さくて済
むことが知られている。
、移動式パレットの長手方向または幅方向における焼成
過程の安定化を図り、歩留りおよび生産性を向上する手
段として、点火炉前に設けた複数本の竪型スリットバー
により焼結原料層中への挿入深さを調節して溝を形成し
て焼結する方法が行われている。このときパレット長手
方向における焼成過程の安定化方策としては、たとえば
特公昭５２−３６７２２号公報のように風箱における排
気温度を基準にしてスリットバーの挿入深さを調整する
方法、またはパレット幅方向における焼成過程の安定化
方策としては特公昭５６−５４３７２号公報のように点
火炉にて着火する以前の通気度を幅方向に区分して測定
し、スリットバーの挿入深度にフィードバック制御する
方法が知られている。また本出願人の提案による特願平
３−５１９３８号のようにスリットバーの後に片持ち式
のならし板を設けて、溝部分の歩留り低下を抑制する方
法も考えられている。 一方、破砕理論としてはＲｉｈｉｎｇｅｒ， Ｋｉｃｋ
とＢｏｎｄの３法則（産業図書「化学機械の理論と計算
」頁 ３６０）があり、いずれも破砕のための仕事量（
エネルギー）が少ない程破砕による粒径変化が小さくて
済むこと、すなわち焼結鉱歩留りの低下幅が小さくて済
むことが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】竪型スリットバーによ
り焼結原料層に形成された溝は、焼成過程において発熱
源（一般的にはコークス）と鉱石の間の伝熱における媒
体であるところのガス（空気および燃焼ガス）の通過路
となり、溝近傍での伝熱を著しく速め、鉱石の昇温速度
のみならず冷却速度をも大きくし、その結果焼結に必要
な高温保持時間を短くして、溝から遠く隔たった場所に
比べて溝近傍の焼結鉱強度を弱くする。すなわちパレッ
ト幅方向に複数本のスリットバーを配置して使用した場
合、製造される焼結鉱はパレット幅方向に強度の周期的
な高低を示す結果となる。
り焼結原料層に形成された溝は、焼成過程において発熱
源（一般的にはコークス）と鉱石の間の伝熱における媒
体であるところのガス（空気および燃焼ガス）の通過路
となり、溝近傍での伝熱を著しく速め、鉱石の昇温速度
のみならず冷却速度をも大きくし、その結果焼結に必要
な高温保持時間を短くして、溝から遠く隔たった場所に
比べて溝近傍の焼結鉱強度を弱くする。すなわちパレッ
ト幅方向に複数本のスリットバーを配置して使用した場
合、製造される焼結鉱はパレット幅方向に強度の周期的
な高低を示す結果となる。
【０００４】このような焼結鉱を破砕機（一般的には回
転打撃式）にかける時、破砕機の打撃ブレードの打撃点
が高強度の焼結鉱部分に当たる場合と低強度部に当たる
場合では破砕エネルギーが異なり、破砕生成物の粒径も
異なって品質の不均一を生じてしまうこと、また破砕機
のブレードの打撃点の損耗の程度も不均一になって設備
の不安定を招いてしまうという問題があった。さらに設
備の不安定が品質の不均一を、また品質の不均一が設備
の不安定を招くという悪循環を招くこともあった。本発
明では前記問題点を解決した竪型スリットバーの使用時
において焼結鉱を歩留りよく破砕することができる焼結
鉱の製造方法を提供するのを目的とするものである。
転打撃式）にかける時、破砕機の打撃ブレードの打撃点
が高強度の焼結鉱部分に当たる場合と低強度部に当たる
場合では破砕エネルギーが異なり、破砕生成物の粒径も
異なって品質の不均一を生じてしまうこと、また破砕機
のブレードの打撃点の損耗の程度も不均一になって設備
の不安定を招いてしまうという問題があった。さらに設
備の不安定が品質の不均一を、また品質の不均一が設備
の不安定を招くという悪循環を招くこともあった。本発
明では前記問題点を解決した竪型スリットバーの使用時
において焼結鉱を歩留りよく破砕することができる焼結
鉱の製造方法を提供するのを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、下方吸引式焼結機による焼結鉱の製造方法
において、移動式パレットに装入された焼結原料層に、
点火炉の上流側でパレット幅方向に等間隔で配設された
複数本の竪型スリットバーにより連続的に溝を形成した
後、点火炉にて点火すると共に、移動式パレット上で焼
結し、得られた焼結鉱をパレット端から排出して固定プ
レート上で破砕機の打撃ブレードで破砕するに際し、当
該破砕機のブレードを、前記スリットバーと同本数とす
ると共に焼結原料層に形成された溝の位置に一致させて
配設し、得られた焼結鉱の溝による脆弱部を前記打撃ブ
レードの打撃点として破砕することを特徴とする焼結鉱
の製造方法である。
の本発明は、下方吸引式焼結機による焼結鉱の製造方法
において、移動式パレットに装入された焼結原料層に、
点火炉の上流側でパレット幅方向に等間隔で配設された
複数本の竪型スリットバーにより連続的に溝を形成した
後、点火炉にて点火すると共に、移動式パレット上で焼
結し、得られた焼結鉱をパレット端から排出して固定プ
レート上で破砕機の打撃ブレードで破砕するに際し、当
該破砕機のブレードを、前記スリットバーと同本数とす
ると共に焼結原料層に形成された溝の位置に一致させて
配設し、得られた焼結鉱の溝による脆弱部を前記打撃ブ
レードの打撃点として破砕することを特徴とする焼結鉱
の製造方法である。
【０００６】
【作 用】本発明によれば、パレット幅方向に等間隔
にスリットバーの溝を形成し、溝近傍に生じる脆弱部分
の上に破砕機の打撃ブレードによる打撃点が当たるよう
にしたので、破砕後の焼結鉱成品の粒度が均一化し、ま
た破砕エネルギーが小さくて済むので破砕前後の成品の
粒度低下が少なくなって歩留りが向上すると共に、破砕
機のブレード打撃点の損耗の程度も小さくかつ均一化す
るので寿命が延長する。
にスリットバーの溝を形成し、溝近傍に生じる脆弱部分
の上に破砕機の打撃ブレードによる打撃点が当たるよう
にしたので、破砕後の焼結鉱成品の粒度が均一化し、ま
た破砕エネルギーが小さくて済むので破砕前後の成品の
粒度低下が少なくなって歩留りが向上すると共に、破砕
機のブレード打撃点の損耗の程度も小さくかつ均一化す
るので寿命が延長する。
【０００７】
【実施例】図１の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の実
施に好適な装置の構成図である。図１の（ａ）に示すよ
うに、下方吸引式焼結機１に装入された原料層２にパレ
ット幅方向に等間隔に複数本設けた竪型スリットバー３
で溝を形成させたのち、点火炉４で点火し、焼結させた
焼結鉱５を固定プレート７上で破砕機８によって破砕す
るに際して、図１の（ｂ）、（ｃ）に示すように、焼結
鉱５に対する破砕機のブレード８ａによる打撃点が焼結
鉱５の脆弱部（スリットバーの溝部分）９に当たるよう
にした。
施に好適な装置の構成図である。図１の（ａ）に示すよ
うに、下方吸引式焼結機１に装入された原料層２にパレ
ット幅方向に等間隔に複数本設けた竪型スリットバー３
で溝を形成させたのち、点火炉４で点火し、焼結させた
焼結鉱５を固定プレート７上で破砕機８によって破砕す
るに際して、図１の（ｂ）、（ｃ）に示すように、焼結
鉱５に対する破砕機のブレード８ａによる打撃点が焼結
鉱５の脆弱部（スリットバーの溝部分）９に当たるよう
にした。
【０００８】このようにして製造した破砕後の焼結鉱６
の粒度分布を従来法、すなわち脆弱部９とブレード８ａ
の打撃点が不一致のものと比較して図２に示した。図２
に示すように、本発明法では従来法に比べて１０〜２５
ｍｍサイズ（粒度分布のピーク点）の割合が増し、粒度
分布が均一化した。また、−５ｍｍサイズ（通常、高炉
では使用されず、焼結鉱成品とはみなされないもの）の
割合も減少し歩留りが向上した。
の粒度分布を従来法、すなわち脆弱部９とブレード８ａ
の打撃点が不一致のものと比較して図２に示した。図２
に示すように、本発明法では従来法に比べて１０〜２５
ｍｍサイズ（粒度分布のピーク点）の割合が増し、粒度
分布が均一化した。また、−５ｍｍサイズ（通常、高炉
では使用されず、焼結鉱成品とはみなされないもの）の
割合も減少し歩留りが向上した。
【０００９】さらに図３に示すように、破砕機８のモー
タ電流のピーク値も従来より小さくなり、破砕の仕事量
が減少していることがわかる。なお、破砕機８のブレー
ド８ａの打撃点の損耗によるブレードの取替え周期も従
来の ０．５年から０．７５年に約５０％延長できた。
タ電流のピーク値も従来より小さくなり、破砕の仕事量
が減少していることがわかる。なお、破砕機８のブレー
ド８ａの打撃点の損耗によるブレードの取替え周期も従
来の ０．５年から０．７５年に約５０％延長できた。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、焼
結原料層に複数本の竪型スリットバーにより溝を形成し
て焼結する方法において、得られた焼結鉱を歩留りよく
破砕機の打撃ブレードで破砕できるので、焼結機の生産
性向上が達成できる。また破砕機の寿命を延長させるこ
とができる。
結原料層に複数本の竪型スリットバーにより溝を形成し
て焼結する方法において、得られた焼結鉱を歩留りよく
破砕機の打撃ブレードで破砕できるので、焼結機の生産
性向上が達成できる。また破砕機の寿命を延長させるこ
とができる。
【図１】本発明の実施例に係る装置を示す説明図であり
、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は破砕機の
拡大側面図である。
、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は破砕機の
拡大側面図である。
【図２】焼結鉱破砕後の粒度（ｍｍ）と重量分率（％）
との関係を本発明法と従来法について比較して示す線図
である。
との関係を本発明法と従来法について比較して示す線図
である。
【図３】破砕機のモータ電流値の推移を示す線図である
。
。
１ 焼結機２ パレット上の原料層３ スリット
バー ４ 点火炉 ５ 破砕直前の焼結鉱 ６ 破砕後の焼結鉱 ７ 固定プレート ８ 破砕機の打撃棒（ブレード）
バー ４ 点火炉 ５ 破砕直前の焼結鉱 ６ 破砕後の焼結鉱 ７ 固定プレート ８ 破砕機の打撃棒（ブレード）
Claims (1)
- 【請求項１】 下方吸引式焼結機による焼結鉱の製造
方法において、移動式パレットに装入された焼結原料層
に、点火炉の上流側でパレット幅方向に等間隔で配設さ
れた複数本の竪型スリットバーにより連続的に溝を形成
した後、点火炉にて点火すると共に、移動式パレット上
で焼結し、得られた焼結鉱をパレット端から排出して固
定プレート上で破砕機の打撃ブレードで破砕するに際し
、当該破砕機のブレードを、前記スリットバーと同本数
とすると共に焼結原料層に形成された溝の位置に一致さ
せて配設し、得られた焼結鉱の溝による脆弱部を前記打
撃ブレードの打撃点として破砕することを特徴とする焼
結鉱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8807591A JPH04323329A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 焼結鉱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8807591A JPH04323329A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 焼結鉱の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04323329A true JPH04323329A (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=13932745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8807591A Pending JPH04323329A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 焼結鉱の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04323329A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100351595C (zh) * | 2002-04-30 | 2007-11-28 | Posco公司 | 烧结机上的旋转通气杆 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP8807591A patent/JPH04323329A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100351595C (zh) * | 2002-04-30 | 2007-11-28 | Posco公司 | 烧结机上的旋转通气杆 |
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