JPH04323156A - カール除去装置 - Google Patents

カール除去装置

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JPH04323156A
JPH04323156A JP3088650A JP8865091A JPH04323156A JP H04323156 A JPH04323156 A JP H04323156A JP 3088650 A JP3088650 A JP 3088650A JP 8865091 A JP8865091 A JP 8865091A JP H04323156 A JPH04323156 A JP H04323156A
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heating
heating device
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original fabric
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Hiroshi Kobayashi
小 林 弘 志
Toru Takehara
竹 原   徹
Katsumi Shimizu
志 水 克 巳
Keiichi Kotani
小 谷 圭 一
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリペイドカード等のカ
ードを製造するために用いる合成樹脂製原反のカール除
去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリペイドカードは合成樹脂製の
原反に印刷を施し、その後印刷済原反を打抜機により一
つ一つのカード毎に打抜いて製造されている。
【0003】ところで、原反は一般にポリエチレンテレ
フタレート等のシート材からなっており、この原反の表
面に印刷機によりオフセット印刷が施されるようになっ
ている。
【0004】原反は供給ロールから印刷機に連続的に供
給されるが、印刷機に入る前に供給ロールより巻取られ
た原反の巻癖(カール)を除去しておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、原反は
供給ロールから印刷機に連続的に供給されるので、原反
の巻癖を除去する必要がある。
【0006】巻癖を除去する方法としては、巻取りおよ
び巻返しを繰返し行なう方法、原反に張力を与えてバー
でしごく方法、複数のローラ間を通して原反の巻きぐせ
を除去する方法等が考えられている。
【0007】しかしながら、巻取り巻返しを行なう方法
では、巻返しの後再び巻取る必要があり、巻癖が再びつ
くことがある。
【0008】また原反をしごいたり、複数のローラ間を
通す方法の場合、合成樹脂製の原反の表面に傷付くこと
も考えられる。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、原反の表面に傷を付けることなく、確実に
巻癖を除去することができるカール除去装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂製原
反を供給する供給ロールの下流側に配設され、前記原反
を供給ロールの取巻径に対応した加熱温度まで加熱する
加熱装置と、この加熱装置の下流側に配設され前記供給
ロールの巻付方向と逆方向に前記原反を張力状態で巻付
ける小径ローラと、この小径ローラの下流側に配設され
前記原反を冷却する冷却装置とを備え、前記小径ローラ
の直径を前記原反の厚みの略200倍以下としたことを
特徴とするカール除去装置である。
【0011】
【作用】本発明によれば、加熱装置により供給ロールの
巻取径に対応させた加熱温度まで加熱して軟化させた原
反を、原反の厚みの略200倍以下の小径ローラに供給
し、供給ロールの巻付方向と逆方向に張力状態で巻付け
ることにより、原反の巻癖を効果的に除去でき、さらに
その後冷却装置によって冷却することにより、巻癖が除
去された状態で原反を通常の原反硬度まで硬化させるこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0013】図1乃至図4は本発明によるカール除去装
置の一実施例を示す図である。
【0014】図において、合成樹脂製、例えばポリエチ
レンテレフタレート(PET)原反20を供給する供給
ロール11の下流側に、原反20の巻癖(カール)を除
去するカール除去装置10が配設されている。
【0015】カール除去装置10は、原反20に所定張
力を与えるためのブレーキローラ12と、ブレーキロー
ラ12の下流側に配設された加熱装置13と、加熱装置
13の下流側に配設された小径ロール14と、小径ロー
ル14の下流側に配設された冷却装置18とを備えてい
る。
【0016】このうちブレーキローラ12は、印刷機(
図示せず)側に送られる原反20にブレーキをかけ、ブ
レーキローラにより下流側の原反20に所定の大きさの
張力を与えるものである。
【0017】また加熱装置13は、原反20を加熱する
ものであり、加熱装置13へはヒータ15を通過した熱
風がブロア16によりダクト22を介して送られ、また
加熱装置13から戻りダクト23を介してブロア16に
戻されるようになっている。また加熱装置13は原反2
0の幅方向に移動(退避)可能となっている。
【0018】さらに、小径ローラ14は、図2に示すよ
うに供給ロール11の巻付方向と逆方向(反時計方向)
に、原反20を略1/4回転巻付けるものである。小径
ローラ14直径は約20mmとなっており、この直径の
値は原反20の厚さ約0.2mmの100倍となってい
る。
【0019】また、小径ローラ14の下流側には、小径
ローラ14によって巻癖が除去された原反20を冷却す
る冷却装置18が配設されている。この冷却装置18に
は、原反20に向って冷風を吹出す吹出孔(図示せず)
が形成されるとともに、この冷却装置18へはブロア1
9から冷風がダクト24を介して送られるようになって
いる。
【0020】さらに、冷却装置18の上方には、制御装
置21が配設されている。この制御装置21は加熱装置
13の加熱温度と加熱装置13の幅方向の移動、および
ブレーキロール12による原反20の張力を制御するも
のである。すなわち制御装置21は加熱装置13の加熱
温度を、後述のように供給ロール11の巻取径に対応し
た最適温度に調整するとともに、原反20の供給が停止
された場合に加熱装置13を原反20の幅方向に退避さ
せるようになっている。
【0021】なお、カール除去装置の各構成部分は、全
体としてフレーム25内に収納されている。
【0022】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0023】まず、原反20が供給ロール11からカー
ル除去装置10に供給される。
【0024】カール除去装置10に供給された原反20
は、ブレーキローラ12に入る。原反20はこのブレー
キローラ12によりブレーキがかけられ、ブレーキロー
ラ12より下流側の原反20に所定の大きさの張力が生
じる。
【0025】次に原反20は、加熱装置13によって加
熱され、小径ローラ14に送られる。  加熱装置13
による加熱温度は次のように定められる。
【0026】図3に示すように20m/min で供給
される供給ロール11の巻取径が350mmから200
mmまで順次低下するにつれて、最適加熱温度は80℃
から50℃まで変化する。このため、加熱装置の加熱温
度は、供給ロールの巻取径の減少に応じて、上記最適加
熱温度に調整される。ここで巻取径350mmの場合の
最適加熱温度80℃は、ポリエチレンテレフタレートの
ガラス転移点に対応している。供給ロール11の巻取径
は、巻取径測定器(図示せず)により測定され、測定結
果が制御装置21に入力され、この制御装置21によっ
て加熱装置21の加熱温度が調整される。
【0027】図3における原反浮上り量は、巻癖が除去
された後の原反20から400mm×260mmの試料
を作成し、この試料を水平面上に載いた場合の浮上り量
である(図4)。
【0028】小径ローラ14に達した原反20は、小径
ローラ14によって供給ロール11の巻付方向と逆方向
に90°巻付けられる。小径ローラ14に巻付けられた
原反20は、張力状態でかつ小さな半径で巻付けられる
ので、供給ロール11により形成された巻癖を除去する
ことができる。
【0029】すなわち、小径ローラ14は原反の厚み0
.2mmに対し、その直径が20mmという小さな直径
を有している。このため、加熱装置13で加熱されて軟
化した原反20が、張力状態で小径ローラ14に巻付け
られると、原反20の厚みに対して小さな半径で原反2
0の巻癖方向と逆方向に曲げられることになり、原反2
0を塑性変形させて巻癖を効果的に除去することができ
る。
【0030】なお、本件出願人の実験結果によれば、原
反の厚み0.2mmに対し、直径40mm(原反の厚み
×200倍)までの小径ローラ14を用いた場合に、良
好に巻癖を除去することができた。しかし、直径40m
m以上の小径ローラ14を用いた場合は、巻癖の除去は
不十分であった。
【0031】小径ローラ14で巻癖が除去された原反2
0は、その後直ちに冷却装置18内に入り、冷却装置1
8から冷風が吹付けられて常温まで冷却される。冷却装
置18により冷却された原反20は、巻癖が除去された
状態で再び通常の原反硬度まで硬化し、印刷機(図示せ
ず)側に移送される。
【0032】このように、本実施例によれば、原反20
を加熱し、その後張力状態で小径ローラ14に巻付ける
ことにより、原反20の表面に傷付けることなく容易か
つ制度良く原反20の巻癖を除去することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原反の表面に傷を付けることなく、容易かつ精度良く原
反の巻癖を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカール除去装置の一実施例を示す
概略斜視図。
【図2】カール除去装置の小径ローラの拡大側面図。
【図3】加熱装置の加熱温度と原反浮上り量の関係を示
す図。
【図4】原反浮上り量を示す側面図。
【符号の説明】
10  カール除去装置 11  供給ロール 12  ブレーキローラ 13  加熱装置 14  小径ローラ 18  冷却装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製原反を供給する供給ロールの下
    流側に配設され、前記原反を供給ロールの取巻径に対応
    した加熱温度まで加熱する加熱装置と、この加熱装置の
    下流側に配設され前記供給ロールの巻付方向と逆方向に
    前記原反を張力状態で巻付ける小径ローラと、この小径
    ローラの下流側に配設され前記原反を冷却する冷却装置
    とを備え、前記小径ローラの直径を前記原反の厚みの略
    200倍以下としたことを特徴とするカール除去装置。
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