JPH04322764A - 塗工装置及びそれを用いた塗工紙の製造方法 - Google Patents

塗工装置及びそれを用いた塗工紙の製造方法

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JPH04322764A JP11805391A JP11805391A JPH04322764A JP H04322764 A JPH04322764 A JP H04322764A JP 11805391 A JP11805391 A JP 11805391A JP 11805391 A JP11805391 A JP 11805391A JP H04322764 A JPH04322764 A JP H04322764A
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大谷 貞一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙及び板紙に各種の要
求適性付与を目的に塗工層を設けた塗工紙において、表
面性と嵩を両立させるための塗工装置およびそれを用い
た塗工紙の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な情報化の進歩に伴ない、各
種OA機器を始めとする情報産業の進展が目覚しく、情
報伝達メディアの1つである紙の需要も当然著しい伸び
を示している。紙の種類としては、コンピューターの出
力用紙等の情報用紙はもとより、カタログやダイレクト
メール等の商業印刷物及び印刷出版用紙の伸びが特に著
しく今後もその傾向は当分続くことが予想される。
【0003】これらの各用紙には、品質面ではカラー化
対応や差別化ための高級化の要求が強く、必然的に塗工
紙への依存度が高くなっている。また、経済的には紙及
びその物流コスト低減のための軽量化が望まれており、
これらの各種要求特性を満足できるものとして、外観も
含めた表面性が良好でかつ軽量化した塗工紙が必要とな
っている。塗工紙製造において、製品として単に軽量化
するには、塗工量及び原紙の坪量をそれぞれ単独あるい
は双方を同時に低減させれば良い。しかし、塗工量の低
減は表面性等製品としての性能に影響が大きい事から、
一般的には原紙の坪量低減で行なう方法が採られる。と
ころが、この場合、紙厚の低下も伴なうので印刷作業上
での紙腰不足を招いて問題となる。紙厚確保のために、
叩解度を弱めた原料パルプで原紙を作る事等の対策もあ
るが、こうして得られた原紙は、確かに嵩高ではあるも
のの表面性が著しく低下しているため、塗工紙としての
品質を満足するには塗工量を多くするかあるいは予め原
紙の表面性をカレンダー等で向上させる必要があり、最
終的な製品としては、前者は高坪量化し、後者は紙厚不
足となりそれぞれ規定坪量と紙厚を同時にクリアーする
ことが出来ない。
【0004】ところで、紙は可塑性であり、特にこの性
質は繊維のTg以上の温度の時や繊維の含水率が高い時
程顕著である。この可塑性を利用し、カレンダー装置で
紙を平滑化する方法は良く知られた技術である。カレン
ダー装置としては、抄紙機のリールエンドにあり、紙の
厚さや平滑性をコントロールするためのマシンカレンダ
ー及びコート紙の光沢や平滑性を向上するためのスーパ
ーカレンダーあるいは近年、世界的に注目されているソ
フトカレンダー等がある。
【0005】これらのカレンダー処理装置を使用して、
表面性を向上されて際、出来るだけ嵩すなわち紙厚を維
持する方法としては、弾性樹脂ロールと加熱可能なスチ
ールロールを組み合わせたいわゆるソフトカレンダーが
適している事は、「基層の熱成形を利用した紙仕上法(
特公昭63−500188)」や「シートに平滑と光沢
を生じる方法及びカレンダー装置(特開平1−3219
99)」等にそれぞれ開示されている。ただし、これら
は紙の仕上げすなわち最終段階で品質向上や規格を満足
させるためにカレンダー処理を施す際に適用出来る技術
であり、塗工紙用原紙の前処理としての利用は考えてい
ない。このため、表面性を向上させるには、後述の理由
で嵩が必然的に減少するので表面性と嵩を十分満足のい
くレベルで両立させられない。
【0006】塗工紙の表面性を向上するための塗工用原
紙の前処理に関する従来技術としては、原紙に下塗りし
かつカレンダーで適度な平滑度にして上塗りすることが
有効であることを述べた「顔料塗工紙及びその製造方法
(特開平2−234998)」や原紙の平滑度を規定し
、さらに使用するブレードの厚みを限定することで良好
な塗工紙が出来るとした「印刷用塗被紙の製造方法(特
開平2−6695、特開平2−6696)」等がある。 しかしながら、これらはともに塗工装置からみてオンラ
インではなくしかも塗工紙の表面性は確かに向上するも
のの、最終製品としての厚さが減少してしまう。更に、
操業面では原紙の平滑性が高すぎるとストリークが発生
すること等の操業上の問題点から原紙の前処理には適性
範囲が存在しかつそれが狭いことを述べている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
で塗工直前にオンラインで原紙に平滑性を付与するため
の前処理装置を備えた塗工装置は例がなく、かつ従来技
術では、表面性と嵩を十分に両立させた塗工紙を作るこ
とは不可能であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗工紙製造に
おいて、生産性や経済性を低下させずに、表面性と嵩を
両立させた塗工紙を得ることを目的としている。
【0009】本発明者らは、表面性と嵩を両立させた塗
工紙を得るために鋭意検討を重ねた結果、カレンダー若
しくはそれと類似装置で原紙を圧縮後限られた時間内に
塗工を終了すれば、従来の塗工紙と比べ、表面性レベル
が同等にもかかわらず、嵩が飛躍的に大きい塗工紙ある
いは嵩は同等であるが表面性を著しく向上させた塗工紙
をそれぞれストリーク等の操業トラブル無しに製造出来
る方法を見出し、そのための装置の発明をなすに至った
【0010】以下に本発明の詳細について説明する。塗
工紙製造において、コーターや原紙の種類を特定し、同
一塗工液を塗工する場合、マシンカレンダー等で予めカ
レンダー掛けし、表面性を向上させた原紙を使用すると
有効塗工量が増し、同一表面性を有しながら、塗工量を
低減できたり、あるいは同一塗工量にもかかわらず塗工
後の表面性が向上する事等はよく知られている。また、
原紙の表面性向上の手段として通常行なうマシンカレン
ダー処理では、カレンダーのニップ圧力や処理段数を増
加させると原紙はより潰され、厚さが減少し、高密度化
する。紙の密度と平滑度は非常に良く相関し、高密度ほ
ど高平滑となり、このため高平滑な原紙程嵩が小さくな
る。
【0011】ところで、紙は、カレンダー掛けにより前
述のごとく、塑性変形して、高密度化や高平滑度化する
一方、弾性的性質によって、その厚さが元に戻ろうとす
る。このことは紙の表面性の退化を意味する。この戻ろ
うとする力は、ニップ部で圧縮された直後が最高で、ニ
ップ部を離れるに従って急激に減少していく。このため
、通常マシンカレンダー等で処理した原紙では、オフラ
インのコーターで塗工する時には、厚さが戻ろうとする
復元力がほとんど残っておらず、少なくとも塗工前後で
弾性的性質により厚さが変化することはない。
【0012】これに対し、本発明の方法では、原紙を圧
縮直後すなわち弾性的性質により厚さを戻そうとする内
部応力が残っている段階で塗工を行なうので、塗工前後
で厚さが変化する。厚さの変化はすなわち密度の変化あ
るいは、平滑度の変化を意味する。したがって、マシン
カレンダー等で予めカレンダー掛けしたものと同等の圧
縮条件で、本発明の方法すなわち塗工部の直前でカレン
ダー若しくはその類似装置を使用すると、従来法よりも
高密度で高平滑度な状態の原紙に塗工出来るため、塗工
直後の表面性は本発明によるものの方が良好となる。塗
工後に厚さが増加し、密度が低下することによる最終的
に得られる塗工紙の表面性への影響は以下のような理由
で問題が少ないことを確認した。
【0013】すなわち、塗工後の製品としての表面性は
、予めマシンカレンダー等で処理し、少なくとも弾性的
性質により塗工前後で厚さが変化することのない原紙を
使用した従来法の場合でも、塗工液中の水分によって原
紙の、特にその表層の繊維が膨潤し、表層の密度が低下
し、平滑性も低下する現象がある。このため、塗工直後
が表面性が最も良好で、その後徐々に低下することは良
く知られており、特に高圧ニップ化のカレンダー処理等
で、高平滑度とした原紙を用いた場合程、この傾向は顕
著である。この塗工液中の水分による膨潤の方が、原紙
の弾性的性質で厚さが変化する影響よりも塗工紙の表面
性に及ぼす影響が大きい事がわかり、本発明による方法
と従来法を比較した場合、塗工時の原紙の表面性が同じ
であれば最終的に得られた塗工紙の表面性はほとんど同
等であることを確認している。
【0014】紙の表面に平滑性を付与するためにカレン
ダー等により紙を圧縮するが、本発明のごとく、オンラ
インにて原紙を圧縮するためのカレンダー若しくはその
類似装置を塗工部の直前に設置し、原紙を圧縮直後に塗
工を終了することは、高密度で高平滑度の状態でかつ厚
さの復元力を保持した状態の原紙に塗工できるため、マ
シンカレンダーのように塗工装置からみてオフラインで
処理したものと同等の平滑度の原紙に塗工すると想定し
た場合、最終的には塗工時よりも原紙の厚さが増すため
、表面性が良好でかつ嵩高な塗工紙が得られることにな
る。カレンダーニップ部における原紙圧縮から塗工まで
の時間としては、目的に応じて選択されるが好ましくは
10秒以内、更に好ましくは1秒以内で用いられる。
【0015】すなわち、軽量塗工紙のように表面性を維
持しながら嵩高化を必要とする場合には、できるだけ低
圧処理でかつ短時間で塗工する事が望ましい。一方、比
較的厚もので嵩高化の必要性があまりない塗工紙でむし
ろ高級化や差別化した製品のために表面性の向上を望む
場合は、予めマシンカレンダー等で処理している従来法
の原紙と最終的に同等の嵩となるような圧縮条件以下で
行なえば良く、塗工までの時間はあまり短くする必要は
なく、圧縮条件によって決めれば良い。
【0016】また、本発明の方法では、塗工時の原紙は
平滑と同時に密度も高くなっているため、塗工液の紙層
内への浸透が減り、結果的に有効塗工量が増加する。し
たがって、表面性及び嵩の双方が従来と同程度の製品を
得たい場合には、原紙の表面性や密度が高い状態で塗工
できるので、塗工量を低減することが可能となり、コス
トダウンの方法として利用することもできる。また、従
来法と同一塗工量で比較すると原紙が高平滑な状態で塗
工している本発明の方が、より膜厚の均一な塗工層とな
り、これは良好な表面性を与えるばかりか、バインダー
マイグレーションも均一となるため、トラッピングムラ
が少ない等各種印刷適性に優れた塗工紙あるいは原紙の
被覆性やバリヤー性に優れた塗工紙も製造することが可
能である。
【0017】本発明において、原紙を圧縮するために使
用される塗工前処理装置としては、通常のマシンカレン
ダーのような金属ロールと金属ロールのニップからなる
もの、あるいはスーパーカレンダーやソフトカレンダー
のように弾性ロールと金属ロールからなるものが代表的
であるが、特にこれらに限定するものではなく、例えば
ブレードコーターの様にバッキングロールがある場合は
、それを1つの弾性ロールとして利用し、新たにスチー
ルロール等をこれにニップ出来るように設置すれば一種
のソフトカレンダー装置として使用することも可能であ
る。以上のごとく、原紙を圧縮する装置としては特に限
定されないが、より嵩高な製品を望む場合は高温加熱可
能なスチールロールと弾性ロールの組み合わせによるい
わゆるソフトカレンダー装置が好ましい。
【0018】なお、ここで対象としている塗工紙とは印
刷用紙分野のような顔料塗工に限定するものではなく、
原紙に目的の特性や機能を持たせるために、各種のコー
ターで塗工液を必要量塗工するものであれば、感熱記録
紙や感圧紙等の情報関連用紙及び剥離紙等の加工原紙等
にも適用出来、塗工液の種類は特に限定しない。これら
の各種塗工紙では、一般に塗工層の単価の方が原紙のそ
れよりも高く、更に塗工液を乾燥させるためのエネルギ
ーコストも塗工量増に伴ない高くなる。従って、この塗
工層は機能を損なわない範囲で必要最小限にすることも
経済性向上のためには重要である。
【0019】
【作用】塗工直前に原紙を圧縮することで、高平滑化し
かつ厚さを戻そうとする内部応力が残留した状態で塗工
が可能となり、塗工剤の必要量を低下させたり、均一な
膜厚の塗工層を形成でき、しかも塗工部を通過後に原紙
が厚さを増すので、最終的に表面性が良好でかつ嵩高化
した塗工紙となる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、比較例として示したブレードコーター
の概略図であり、これに本発明の方法によるカレンダー
若しくはその類似装置を組み込んだのが、図2〜図4の
実施例1〜実施例3である。すなわち、図2の実施例1
ではガイドロール6とカラーアプリケータ装置3の間に
加圧できるロール8とロール9からなるカレンダー装置
を導入した場合である。ロール8及びロール9は樹脂ロ
ールやゴムロールあるいはコットンロール等の弾性ロー
ルはもとより金属ロール等特に制約はないが、弾性ロー
ルと加熱可能の金属ロールの組み合わせ、特にロール8
は弾性ロールでロール9が金属ロールであることが好ま
しい。なぜなら、金属ロール側の表面性向上効果の方が
弾性ロール側のそれよりも大きいので、塗工する紙面側
が金属ロールで処理された方が良いためである。塗工液
のレベリング装置1は、図2の実施例1のごとくブレー
ドあるいはエアーナイフ、ロッドバー等在来の装置が用
いられる。また、塗工液のアプリケータ装置3は、ロー
ルタイプ、ファウンテンタイプ、ショートデゥエルタイ
プあるいはロングデゥエルタイプ等特に限定されず、さ
らに、コーターの種類もオンマシンコーターやオフライ
ンコーターはもちろんの事、ゲートロールコーターやサ
イズプレス等の各種のコーターに適用出来、特に限定さ
れるものではない。
【0021】図3の実施例2及び図4の実施例3は、図
2の実施例1の様に新たにカレンダー装置を導入するの
ではなく、前者はバッキングロール2を、後者はシリン
ダードライヤー7をそれぞれ利用し、新たに1本のカレ
ンダー用ロール8を設置すればよい例である。これらの
場合でも塗工部の形式は特に限定されない。
【0022】
【発明の効果】本発明の効果を実施例2を用いた試験例
により得られた表1の結果により説明する。ここで用い
た原紙としては、一般塗工印刷用紙用で坪量70g/m
2 、紙厚 100μmのマシンカレンダーをバイパス
したもので、又塗工液は一級カオリン(EMC社製、H
Tクレー)50部と重質炭酸カルシウム(富士カオリン
製、カービタル90)50部にバインダーとして、スチ
レン−ブタジエンラテックス(JSR製、0804A)
10部とリン酸エステル化澱粉(日本食品製、MS#4
600)4部からなる固形分が65%のブレードコータ
ー用のものを用いた。
【0023】従来法としては、この原紙に実験室用のマ
シンカレンダー装置により、ニップ圧力を 10kg/
cm、20kg/cm 及び 30kg/cmの3条件
で処理したものと未処理のものの計4種類の原紙に、そ
れぞれ図1に示した比較例の塗工装置で同一カラーを同
じ塗工量(約 12g/m2 )になるように、速度約
500m/minでブレード塗工したのがサンプルI〜
Lである。
【0024】これに対し、本発明の実施例として、ここ
では図3に示した実施例2の塗工装置すなわちニップロ
ール9を塗工部から約 1.5m離れた位置に新たに導
入し、塗工直前に圧縮処理出来るようにした装置を用い
、ニップ圧力を5kg/cm 、10kg/cm 及び
20kg/cm の3条件で前処理し、ニップから塗工
までの時間が約 0.1秒〜約10秒になる様に塗工速
度を10〜900m/minの範囲で変更し、その結果
得られた塗工紙がサンプルA〜Hである。 これらの内、サンプルAは塗工量低減の可能性を示すた
めに目標塗工量を約2g/m2 下げたが、その他はす
べて従来法と同等の目標工量(約 12g/m2 )と
した。こうして得られた各サンプルの基本特性を表1に
示した。
【0025】表1から、例えば、本発明の方法によるサ
ンプルBは、従来法で比較的低平滑度の原紙を用いたサ
ンプルJに比べ、嵩は同等だが表面性が良好であり、従
来法により高平滑度の原紙を用いて得られたサンプルK
に比べ、表面性は同等でありながら嵩高化してい。同様
に本発明の方法によるEは、サンプルLに比べ嵩高であ
り、サンプルKに比べると良好な表面性となっている。 すなわち、本発明の方法によるサンプルBまたはEは、
従来法にない表面性と嵩が両立した塗工紙と言える。ま
た、サンプルFのようとに最終的に嵩が従来法と同等で
よい場合は、本発明の方法では原紙の表面性が非常に良
好な状態で塗工出来るため、比較となる従来法のサンプ
ルKに比べ、嵩としては同等でありながら非常に良好な
表面性及び印刷適性を有した塗工紙となる。さらに、塗
工量を低減したサンプルAは、従来法のサンプルIに比
べ、製品としての坪量が低いのでやや嵩は劣るものの、
原紙の坪量を増やして坪量を合わせると嵩は増すため、
嵩と表面性が同等以上塗工紙を、塗工量を低減しながら
達成出来る事を示しており、これはコストダウンの可能
性を示すものである。
【0026】以上の試験例により、本発明によるカレン
ダー若しくはそれと類似の前処理装置が設けられた塗工
装置を利用すれば、従来技術では不可能な表面性と嵩を
両立させかつ生産性や経済性を低下させずに高級化や差
別化させた塗工紙を得ることが可能となる。
【0027】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】  比較例のブレードコーターを示す説明図で
ある。
【図2】  本発明例のブレードコーターを示す説明図
である。
【図3】  他の本発明例のブレードコーターを示す説
明図である。
【図4】  更に他の本発明例のブレードコーターを示
す説明図である。
【符号の説明】
1  ブレード 2  バッキングロール 3  ファウンテンアプリケータ装置 4  ドライヤー 5  原紙 6  ガイドロール 7  シリンダードライヤー 8  弾性ロール 9  金属ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塗工部直前に少なくとも一対のニップ
    を有するカレンダー若しくはそれと類似の前処理装置を
    設けたことを特徴とする塗工装置。
  2. 【請求項2】  少なくとも一対のニップを有するカレ
    ンダー若しくはそれと類似の前処理装置により塗工直前
    に原紙の表面を処理する事を特徴とする塗工紙の製造方
    法。
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