JPH04322231A - トリミングカメラ - Google Patents

トリミングカメラ

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JPH04322231A
JPH04322231A JP9044191A JP9044191A JPH04322231A JP H04322231 A JPH04322231 A JP H04322231A JP 9044191 A JP9044191 A JP 9044191A JP 9044191 A JP9044191 A JP 9044191A JP H04322231 A JPH04322231 A JP H04322231A
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JP
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zoom
magnification
focal length
pseudo
lens
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JP9044191A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
Shigeru Wada
滋 和田
Junichi Tanii
純一 谷井
Hiroshi Ueda
浩 上田
Kotaro Hayashi
宏太郎 林
Masaaki Nakai
政昭 中井
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダーにおける
倍率を変え、プリント時にトリミングした領域を規定の
大きさに引き伸ばすことにより疑似的に焦点距離を変え
るようにしたトリミングカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ファインダーで見える倍率を変え、プリ
ント時のトリミング処理により疑似的に焦点距離を変え
る疑似ズームを備えるトリミングカメラにおいて、この
疑似ズームを用いることにより得られる等価焦点距離f
eqは、 feq=疑似ズーム倍率×光学ズーム焦点距離fozと
なる。従って被写体距離と像倍率とを所定の関係に保て
るよう前記被写体距離に応じて自動的に焦点距離をズー
ミングするAPZモードの際、疑似ズーム倍率または光
学ズーム焦点距離fozを単独に変えてもよく、あるい
は双方を同時に変えてもよく、この場合には種々の組み
合わせが存在する。尚、上記像倍率とは光学ズーム及び
疑似ズームによって決定される疑似焦点距離に対応する
像の倍率である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体まで
の距離を測定する測距ユニットを光学ズームの後方に配
置したカメラにおいては、光学ズームを行った場合、撮
影画面内での測距エリア(フォーカスフレーム)の大き
さに変化はないが被写体の大きさと測距エリアの大きさ
との関係が変化し、一方、疑似ズームを行った場合、被
写体の大きさと測距エリアの大きさとの関係に変化はな
いが測距エリアが変化する。写真撮影においてはズーム
変更に伴い測距エリアの大きさが連続的に変化するのが
望ましいが、従来、光学ズームと疑似ズームとを関連さ
せて制御していたものはなく、従って、疑似ズームを駆
動させたときは正確な測距エリアがわからなくなるとい
った課題があった。本発明は、上述した課題を解決する
ためになされたものであり、APZモードにおいて、焦
点距離の変化に応じて測距エリアを連続的に変化するト
リミングカメラを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、撮影レンズによる光学ズームおよび、ファ
インダー倍率を変えプリント時のトリミング処理により
疑似的に焦点距離を変える疑似ズームを備えると共に、
被写体距離と像倍率とを所定の関係に保つようズーミン
グするAPZモードを備えたトリミングカメラにおいて
、光学ズームの焦点距離の範囲をAミリないしBミリ、
疑似ズームの倍率変化を1倍ないしn倍としたとき、1
(疑似ズームの倍率)×Aを最短焦点距離、n(疑似ズ
ームの倍率)×Bを最長焦点距離とし、これらの間の焦
点距離においては、疑似ズーム倍率と光学ズームの焦点
距離とを直線的に変化させることを特徴とする。
【0005】
【作用】APZモードでのズーミングの際、光学ズーム
の焦点距離を固定にして疑似ズーム倍率の変更により焦
点距離を変えるのではなく、疑似ズームの倍率変更に連
動して光学ズームの焦点距離をも変えるようにしており
、かかる制御を用いることにより、焦点距離の変化に応
じて測距エリアを連続的に変化できる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のトリミングカメラにおける
全体の光学系を示している。交換可能な撮影レンズ1を
通った光束は、主ミラー2で反射して焦点板3(一次像
面)にフル画面サイズで結像する。主ミラー2はハーフ
ミラーからなり、撮影レンズ1からの光束の一部は主ミ
ラー2を透過するが、AF(オートフォーカス)ミラー
4はこの透過した光束を焦点検出用のAFモジュール5
に導く。このAFモジュール5は一次像面の内、測距エ
リアに相当する3箇所のエリアを測距する。
【0007】一次像面の像は、ミラーA,ミラーB,リ
レー系レンズ6,コンデンサレンズ7を介して視野枠8
(二次像面)上に結像する。リレー系レンズ6は疑似ズ
ームの際、このレンズを移動させることで像倍率を変え
ることができ、フル画面撮影時は一次像面に結像したフ
ル画面が視野枠8の大きさに結像する。疑似ズームを行
うに従ってリレー系の倍率は上がり、例えば1.4倍の
疑似ズーム時には一次像面上に点線で示した範囲が二次
像面の視野枠8の大きさに結像する。
【0008】二次像面上の像はファインダー内の表示と
合わせてミラーCを介し接眼系レンズ9を通して観察さ
れる。このように、疑似ズーム時に、リレー系の倍率を
上げることによって従来のSLRにおいてズームレンズ
で望遠状態にしていくのと同様の見えとなる。ただ測距
エリアは一次像面上で一定の大きさなので疑似ズームの
駆動によって測距エリアは拡大されたように見える。
【0009】ミラーCはハーフミラーからなり、二次像
面上の像は測光レンズ10を通して測光素子11上に再
結像される。測光範囲(分割測光なら各測光範囲)は二
次像面上で一定の大きさであり、疑似ズームのズーム倍
率によらず、観察されている視野に対して一定の大きさ
を保つ。
【0010】次に上記光学系におけるAFモジュール5
の構成を図2により説明する。TL1,TL2は前記撮
影レンズ1を構成するレンズであり、それら両レンズT
L1,TL2は、予定結像面であるフィルム面FPから
それぞれ距離Pz1,Pz2(Pz1<Pz2)の位置
(以下、この距離を射出瞳距離と称す)に設けられてい
る。そして、上記予定結像面FPの近傍に視野マスクF
Mを配設してある。この視野マスクFMには、その中央
部に横長の第1の矩形開口部E0を設け、その両側には
一対の縦長の第2の矩形開口部E01と第3矩形開口部
E02とを設けてある。
【0011】上記視野マスクFMの各矩形開口部E0,
E01,E02を通過した被写体からの光束は、各別の
コンデンサレンズL0,L01,L02(以下、視野マ
スクFMの矩形開口部E0,E01,E02に対応して
第1コンデンサレンズL0,第2コンデンサレンズL0
1,第3コンデンサレンズL02と称す)をそれぞれ透
過して集束されるように構成されている。
【0012】上述のコンデンサレンズL0,L01,L
02の後方には、絞りマスクAMと再結像レンズ板Lと
を配設してある。この再結像レンズ板Lは、中央部に横
方向に配列された再結像レンズ対L1,L2と、その両
側それぞれ縦方向に配列された一対づつの再結像レンズ
対L3,L4およびL5,L6を備えている。それらの
各再結像レンズL1ないしL6はすべて同一の曲率半径
の平凸レンズよりなっている。以下、前記視野マスクF
Mの矩形開口部E0,E01,E02に対応して中央の
再結像レンズ対L1,L2を第1再結像レンズ対、両側
の再結像レンズ対L3,L4およびL5,L6をそれぞ
れ第2再結像レンズ対および第3再結像レンズ対と称す
【0013】又、前記絞りマスクAMには、前記各再結
像レンズL1ないしL6に対応した位置に、絞り開口部
A1ないしA6を設けてある。この絞りマスクAMは、
前記再結像レンズ板Lの直前に配設されており、再結像
レンズLの平坦部に密着されている。
【0014】前記再結像レンズ板Lの更に後方には、受
光部PRを構成する3つのCCDラインセンサP0,P
01,P02を備えた基板Pを配設してある。中央のC
CDラインセンサP0は基板Pの中央部に横長に配設さ
れており、又、両側のCCDラインセンサP01,P0
2は前記基板Pの両側Pの両側に縦長に配置されており
、前記再結像板Lの各再結像レンズ対の設置方向と、前
記各CCDラインセンサP0,P01,P02の設置方
向とが同一になるように配設されている。上記CCDラ
インセンサP0,P01,P02は、それぞれ第1,第
2の二つの受光素子列を有しており、前記再結像レンズ
対によってCCDラインセンサ上に再結像された二つの
像を別々に光電変換するように構成されている。以下、
上記各CCDラインセンサP0,P01,P02を、前
記視野マスクFMの矩形開口部E0,E01,E02に
対応して、第1CCDラインセンサP0,第2CCDラ
インセンサP01,第3CCDラインセンサP02と称
す。
【0015】そして、図中点線で囲んだブロックAFM
O内の各素子は、一体に組み立てられて上記のAFモジ
ュール5を構成している。又、視野マスクFM、コンデ
ンサレンズL0,L01,L02、絞りマスクAM、再
結像レンズ板Lが焦点検出用のための光学系を構成して
いる。 上述の構成の焦点検出用光学系により得られた像に基づ
き、AFモジュール5は以下のようにして焦点位置を検
出するように構成されている。
【0016】主光線l3,l4を含む撮影レンズTLの
光軸Op外の領域にある被写体からの光軸外測距用光束
が、光軸Opに対して所定の角度で光軸Opから離れる
ように上記視野マスクFMに入射してその第2矩形開口
部E01を通過し、上記第2コンデンサレンズL01に
入射する。この光軸外測距用光束は、第2コンデンサレ
ンズL01によって光軸Op側に曲げられると共に集束
され、前記絞りマスクAMの第2絞り開口部A3、A4
を経て再結像レンズ板Lの第2再結像レンズ対L3,L
4に入射される。第2再結像レンズ対L3,L4に入射
された前記光軸外測距用光束は、この第2再結像レンズ
対L3,L4によって第2CCDラインセンサP01上
に集束され、この第2CCDラインセンサP01上に上
下方向に一対の像が再結像される。
【0017】同様にして、主光線l3,l4を含む光軸
外測距用光束は、上記所定の角度で光軸Opから離れる
ように視野マスクFMに入射し、その第3矩形開口部E
02、第3コンデンサレンズL02、絞りマスクAMの
第3絞り開口部A3,A4および第3再結像レンズ対L
3,L4を経て第3CCDラインセンサP02上に集束
され、この第3CCDラインセンサP02上に上下方向
に一対の像が再結像される。
【0018】一方、主光線l1,l2を含み撮影レンズ
光軸外測距用光束は、視野マスクFMの光軸Op上の第
1矩形開口部E0、第1コンデンサレンズL0、絞りマ
スクAMの光軸Op上の第1絞り開口部A1,A2、お
よび第1再結像レンズ対L1,L2を経て第1CCDセ
ンサP0上に集束され、この第1CCDラインセンサP
0上に左右方向に一対の像が再結像される。
【0019】このようにして、上記CCDラインセンサ
P0,P01,P02上に結ばれた上記3対の再結像の
対を成す像の位置を求めることによって、撮影レンズ2
の被写体に対する焦点位置が検出される。
【0020】図3に示すファインダー内視野図との対応
を説明すると、第1CCDラインセンサP0は、光軸上
焦点検出用領域FAに、第2CCDラインセンサP01
は、右側の光軸外焦点検出領域FA1に、第3CCDラ
インセンサP02は、左側の光軸外焦点検出領域FA2
にそれぞれ対応している。そして、撮影画面Sに対して
画面中央部の実線で示す3つの焦点検出領域FA,FA
1,FA2(以下、それらを区別する必要のある場合に
はそれぞれ第1アイランドFA、第2アイランドFA1
、第3アイランドFA2と称す)に位置する被写体に対
して焦点検出を行うことができるように構成されている
【0021】上記の構成のトリミングカメラの本体内の
制御回路の一実施例を図4に示している。201は、制
御CPUであり、以下に述べる各検出回路よりの信号を
受けて処理し各駆動回路に対して所定の動作を行うよう
制御する。202は被写体の輝度情報を検出する測光回
路であり、測光レンズ10および測光素子11等を含む
。制御CPU201は測光回路202よりの輝度情報を
基に露出動作に伴うシャッタースピード(Tv)や絞り
値(Av)を決定する。203は、露出制御回路であり
、露光スタート時に、制御CPU201よりTv値やA
v値を受け取り所定の露光動作を行う。204は、AF
モジュール5よりなる焦点検出回路であり、各アイラン
ドに対応した被写体のデフォーカス量を検出する。20
5は、前記Av値,Tv値および合焦状態等をファイン
ダー内およびカメラ本体上に表示する表示回路である。
【0022】206は、補助光検出回路であり、被写体
が暗く測距不能の時に被写体に向けて補助照明を行い、
焦点検出を可能ならしめるものである。この補助光回路
206は本実施例ではカメラ本体に内蔵しているがフラ
ッシュ等、アクセサリー部材に組み込むことも可能であ
る。207は、カメラに装填したフィルム感度を読み取
るフィルム感度情報回路である。208は、疑似ズーム
情報書込回路であり、撮影時における疑似ズーム情報を
フィルム面に書き込むものであり、その書き込み方法と
して磁気記録等種々の方法があるが本発明の趣旨でない
のでその説明については省略する。尚、フィルムに記録
された疑似ズーム情報は、現像所においてプリントされ
るときに、そのトリミング範囲の指定に用いられる。
【0023】209は、疑似ズームインタフェース(I
F)回路であり、制御CPU201からの命令により疑
似ズームモータ210を駆動する。この疑似ズームモー
タ210は、インファインダーのリレー系レンズ6の一
部を駆動駆動してファインダー倍率(疑似ズーム倍率)
を変更する。又、疑似ズームインタフェース回路209
は、疑似ズーム倍率を制御CPU201に送出する。2
11は、撮影者の操作によりテレあるいはワイドの方向
へ焦点距離を変化させるために設けられたズーム操作ス
イッチである。通常のズーム撮影では、ズーム操作スイ
ッチ211の操作により撮影レンズ1の焦点距離が変化
するが、撮影レンズ1の焦点距離が固定(単焦点)の場
合には、リレー系レンズ6の倍率を上げることにより疑
似的に焦点距離を変えられる疑似ズームが可能であり、
その場合、疑似ズームによる撮影で仕上がったプリント
写真は、同等の焦点距離を有する光学ズームの撮影レン
ズで撮影したものと同等となる。又、後述するAPZモ
ードにおいては、ズーム操作スイッチ211の操作によ
り、撮影レンズ1の焦点距離と共に疑似ズーム倍率も同
時に変更されるようになっている。
【0024】213は、AFモード選択スイッチであり
、AFモードとしては、合焦と同時にAF動作を停止す
るワンショットモード、焦点検出回路の出力に基づきA
F動作を継続するコンティニュアスモード、被写体の動
きを検知してワンショットモードあるいはコンティニュ
アスモードに自動的に切り換えるオートモードがある。 214は、フォーカシングレンズ駆動回路であり、制御
CPU201よりの駆動信号によりフォーカシングモー
タ215を駆動する。このフォーカシングモータ215
の回転運動は、不図示のカプラーを介して鏡胴側に伝達
され、撮影レンズ1におけるフォーカシングレンズ1a
を駆動してピント合わせを行う。216は、光学ズーム
インタフェース回路であり、制御CPU201からの命
令により、光学ズームモータ217を駆動する。この光
学ズームモータ217は、撮影レンズ1における変倍レ
ンズ1bを駆動して光学ズームの焦点距離fozを変更
する。又、光学ズームインタフェース回路216はその
光学ズームの焦点距離fozを制御CPU201へ送出
する。
【0025】218は、撮影レンズ1の固有値である、
例えば開放絞り値、焦点距離範囲、カプラー1回転当た
りの繰り出し係数等を記憶したレンズROMであり、そ
れらの内容は制御CPU201に送出される。S1は、
不図示のレリーズボタン半押しで閉成される測光スイッ
チであり、この測光スイッチS1のオンによりカメラは
起動して測光およびAFが動作する。S2は、レリーズ
ボタンの押し込みにより閉成されるレリーズスイッチで
あり、このレリーズスイッチS2のオンによりシャッタ
ーが切られる。S3は、APZモードがノーマルモード
かを設定するためのモード設定スイッチである。
【0026】上記構成のトリミングカメラにおけるAP
Zモード時の撮影シーケンス動作を図5のフローチャー
トを参照して説明する。尚、撮影レンズ1のズームによ
る焦点距離fozの範囲は35ミリから70ミリで疑似
ズームの倍率の範囲は1倍ないし2倍とする。レリーズ
ボタンの半押しにより測光スイッチS1をオンにすると
、ステップ#1にて、主被写体までの距離を求めるため
に画面内の3点(中央部、右部、左部)にて測距が行わ
れ、ステップ#2のAF演算により、前記求められた3
個の測距データのうち最も近いデータが主の被写体距離
Dとされる。ステップ#3ではAPZ演算がなされる。 即ち、メモリから読み込まれた像倍率βと前記被写体距
離Dとから、設定すべき焦点距離f(fapzと記す)
がfapz=β×Dにより演算される。この焦点距離f
apzにカメラの焦点距離を合わすことにより、被写体
距離Dの大きさに拘わらず常に一定の像倍率βを得るこ
とができ、このように被写体距離に応じてカメラが自動
的に所定の焦点距離を設定する撮影モードをAPZモー
ドと読んでいる。像倍率βとしては、例えば横位置で写
真が撮影される場合、全身写真ならβ=1/70、上半
身写真ならβ=1/35、顔写真ならβ=1/15が一
般的に選ばれる。
【0027】さて、APZ演算で求められた焦点距離f
apz(例えば70ミリ)に焦点調節するには、図6で
示されるように、疑似ズーム倍率を1にして光学ズーム
の焦点距離fozを70ミリにしてもよく、あるいは疑
似ズーム倍率を2にして光学ズームの焦点距離fozを
35ミリ、又は疑似ズーム倍率を1.4にして光学ズー
ムの焦点距離fozを50ミリにするといったごとく、
ラインL1上で疑似ズーム倍率と光学ズームとの随意の
組合わせにより、70ミリの等価焦点距離feqを達成
できる。
【0028】本発明では、図6にて破線で示したライン
L2に沿って疑似ズーム倍率と光学ズームの焦点距離f
ozを変えるようにしている。例えば、APZ演算で求
められた焦点距離fapzが35ミリなら疑似ズーム倍
率は1.0で光学ズームの焦点距離fozは35ミリ、
焦点距離fapzが70ミリなら疑似ズーム倍率は1.
4で光学ズームの焦点距離fozは50ミリ、焦点距離
fapzが140ミリなら疑似ズーム倍率は2.0で光
学ズームの焦点距離fozは70ミリとなる。このよう
に疑似ズーム倍率と光学ズームの焦点距離fozとを共
に変化させることにより、光学ズームの焦点距離foz
が35ミリないし70ミリの範囲の場合、疑似ズームを
同時に駆動することにより焦点距離が35ミリから14
0ミリまでスムーズに変化し、その際、上述した測距エ
リアも一様に変化する。
【0029】そのためにAPZ演算が終了するとステッ
プ#4に進み、ステップ#3で求められた焦点距離fa
pzと、光学ズームの現在の焦点距離fxとから、疑似
ズーム倍率=SQR(fapz/fx)  (SQRは
ルート記号)の演算式により疑似ズーム倍率が決定され
る。ステップ#5では、光学ズームにて変更すべき焦点
距離fozが光学ズームの焦点距離foz=fapz/
疑似ズーム倍率により求められる。
【0030】次のステップ#6では、求められた疑似ズ
ーム倍率および光学ズームの焦点距離fozに基づきフ
ァインダー内のリレー系レンズ6および撮影レンズ1の
変倍レンズ1bが駆動され、そしてステップ#7では、
ステップ#2で求められた被写体距離に基づき撮影レン
ズ1のフォーカシングレンズ1aが駆動される。ステッ
プ#8では被写体の輝度が測定され、この被写体輝度と
フィルム感度データ、レンズデータ等によりステップ#
9にて露出演算が行われる。
【0031】そして、ステップ#10およびステップ#
11にて測光スイッチS1およびレリーズスイッチS2
のオン・オフがチェックされ、レリーズボタンの半押し
が解除され測光スイッチS1がオフになれば、当該フロ
ーの実行が終了するが、この測光スイッチS1がオンで
レリーズスイッチS2がオフである間は、上述したステ
ップ#1ないしステップ#11の動作を繰り返す。そし
てレリーズボタンの押し込み動作によりレリーズスイッ
チS2がオンになればステップ#11からステップ#1
2に進み、ステップ#9での露出演算の結果に基づいて
露出が行われる。ステップ#13では疑似ズーム情報が
フィルムに書き込まれ、そしてステップ#14で不図示
のフィルム給送回路にてフィルムが1駒巻き上げられ、
以上で撮影シーケンスが終了する。
【0032】尚、本実施例では、APZ演算において、
被写体距離Dに拘わらず、像倍率βが一定となるように
しているが、近距離の場合は、像倍率を若干大きく、又
、遠距離の場合は像倍率が若干小さくなるように距離に
連動して像倍率を多少変化させるとか、被写体距離が無
限遠の場合は、風景の撮影であると判断して撮影レンズ
の焦点距離をワイド端にする等、被写体距離に応じて焦
点距離が定められればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、APZ
モードにおけるズーミングの際、ファインダー倍率の変
更による疑似ズームの倍率変更に連動して光学ズームの
焦点距離をも変えるようにしたので、焦点距離の変化に
応じて測距エリアを連続的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明のトリミングカメラの全体の光学系
を示す斜視図
【図2】  図1における焦点検出部の詳細を示す斜視
【図3】  図1のカメラにおけるファインダー内の
測距エリアを示す図
【図4】  図1のトリミングカメラの一実施例を示す
制御ブロック図
【図5】  図4の制御ブロック図におけるAPZモー
ド時の撮影シーケンスを示すフローチャート
【図6】 
 APZモードでのズーミング時の本発明による疑似ズ
ーム倍率と光学ズームの焦点距離との変化を示す図
【符号の説明】
1  撮影レンズ 2  主ミラー 3  焦点板 4  AFミラー 5  AFモジュール 6  リレー系レンズ 7  コンデンサレンズ 8  視野枠 9  接眼系レンズ 10  測光レンズ 11  測光素子 201  制御CPU 202  測光回路 203  露出制御回路 204  焦点検出回路 205  表示回路 206  補助光回路 207  フィルム感度情報回路 208  疑似ズーム情報書込回路 209  疑似ズームインタフェース回路210  疑
似ズームモータ 211  ズーム操作スイッチ 213  AFモード選択スイッチ 214  フォーカシングレンズ駆動回路215  フ
ォーカシングモータ 216  光学ズームインタフェース回路217  光
学ズームモータ 218  レンズROM S1  測光スイッチ S2  レリーズスイッチ S3  モード設定スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  撮影レンズによる光学ズームおよび、
    ファインダー倍率を変えプリント時のトリミング処理に
    より疑似的に焦点距離を変える疑似ズームを備えると共
    に、被写体距離と像倍率とを所定の関係に保つようズー
    ミングするAPZモードを備えたトリミングカメラにお
    いて、光学ズームの焦点距離の範囲をAミリないしBミ
    リ、疑似ズームの倍率変化を1倍ないしn倍としたとき
    、1(疑似ズームの倍率)×Aを最短焦点距離、n(疑
    似ズームの倍率)×Bを最長焦点距離とし、これらの間
    の焦点距離においては、疑似ズーム倍率と光学ズームの
    焦点距離とを直線的に変化させることを特徴とするトリ
    ミングカメラ。
JP9044191A 1991-04-22 1991-04-22 トリミングカメラ Pending JPH04322231A (ja)

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JP (1) JPH04322231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091902A (en) * 1998-02-25 2000-07-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Zoom camera with pseudo zooming function

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6091902A (en) * 1998-02-25 2000-07-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Zoom camera with pseudo zooming function

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