JPH04322232A - トリミングカメラ - Google Patents

トリミングカメラ

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JPH04322232A
JPH04322232A JP9044291A JP9044291A JPH04322232A JP H04322232 A JPH04322232 A JP H04322232A JP 9044291 A JP9044291 A JP 9044291A JP 9044291 A JP9044291 A JP 9044291A JP H04322232 A JPH04322232 A JP H04322232A
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JP
Japan
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zoom
lens
pseudo
magnification
focal length
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Pending
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JP9044291A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
Shigeru Wada
滋 和田
Junichi Tanii
純一 谷井
Hiroshi Ueda
浩 上田
Kotaro Hayashi
宏太郎 林
Masaaki Nakai
政昭 中井
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダーにおける
倍率を変え、プリント時にトリミングした領域を規定の
大きさに引き伸ばすことにより疑似的に焦点距離を変え
るようにしたトリミングカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ファインダーで見える倍率を変え、プリ
ント時のトリミング処理により疑似的に焦点距離を変え
る疑似ズームを備えるトリミングカメラにおいて、この
疑似ズームを用いることにより得られる等価焦点距離f
eqは、 feq=疑似ズーム倍率×光学ズーム焦点距離fozと
なる。従って被写体距離と像倍率とを所定の関係に保て
るよう前記被写体距離に応じて自動的に焦点距離をズー
ミングするAPZモードの際、疑似ズーム倍率または光
学ズーム焦点距離fozを単独に変えてもよく、あるい
は双方を同時に変えてもよく、この場合には種々の組み
合わせが存在する。尚、上記像倍率とは光学ズームおよ
び疑似ズームによって決定される疑似焦点距離に対応す
る像の倍率である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光学ズーム
焦点距離fozや疑似ズーム倍率を変化させるためには
、ファインダー内のリレー系レンズや撮影レンズのレン
ズが駆動されるが、その際の撮影レンズは、リレー系レ
ンズと比較して駆動するレンズの慣性が大きいために大
きな駆動負荷が必要となり、かつ追随性も悪い。従って
APZモードにおいてズームの駆動速度が問題になるよ
うな場合、撮影レンズのレンズ駆動による光学ズームに
頼っていたのではレンズ駆動特性が良くなく、シャッタ
ータイムラグが生じるといった課題があった。本発明は
、上述した課題を解決するためになされたものであり、
APZモードにおけるズーミングの応答速度を向上でき
るトリミングカメラを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、撮影レンズによる光学ズームおよび、ファ
インダー倍率を変えプリント時のトリミング処理により
疑似的に焦点距離を変える疑似ズームを備えると共に、
被写体距離と像倍率とを所定の関係に保つようズーミン
グするAPZモードを備えたトリミングカメラにおいて
、前記APZモード時のズーミングにおいて光学ズーム
よりも疑似ズームを優先させることを特徴とする。
【0005】
【作用】APZモードにおけるズーミングのためにレン
ズを駆動する際、レンズ駆動負荷の大きい撮影レンズに
よる光学ズームよりも、レンズ駆動負荷の小さいファイ
ンダー内のリレー系レンズの駆動による疑似ズームを優
先させることにより、ズーミング時におけるレンズ駆動
の追随性が良くなり、シャッタータイムラグを短くでき
る。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のトリミングカメラにおける
全体の光学系を示している。交換可能な撮影レンズ1を
通った光束は、主ミラー2で反射して焦点板3(一次像
面)にフル画面サイズで結像する。主ミラー2はハーフ
ミラーからなり、撮影レンズ1からの光束の一部は主ミ
ラー2を透過するが、AF(オートフォーカス)ミラー
4はこの透過した光束を焦点検出用のAFモジュール5
に導く。このAFモジュール5は一次像面の内、測距エ
リアに相当する3箇所のエリアを測距する。
【0007】一次像面の像は、ミラーA,ミラーB,リ
レー系レンズ6,コンデンサレンズ7を介して視野枠8
(二次像面)上に結像する。リレー系レンズ6は疑似ズ
ームの際、このレンズを移動させることで像倍率を変え
ることができ、フル画面撮影時は一次像面に結像したフ
ル画面が視野枠8の大きさに結像する。疑似ズームを行
うに従ってリレー系の倍率は上がり、例えば1.4倍の
疑似ズーム時には一次像面上に点線で示した範囲が二次
像面の視野枠8の大きさに結像する。
【0008】二次像面上の像はファインダー内の表示と
合わせてミラーCを介し接眼系レンズ9を通して観察さ
れる。このように、疑似ズーム時に、リレー系の倍率を
上げることによって従来のSLRにおいてズームレンズ
で望遠状態にしていくのと同様の見えとなる。ただ測距
エリアは一次像面上で一定の大きさなので疑似ズームの
駆動によって測距エリアは拡大されたように見える。
【0009】ミラーCはハーフミラーからなり、二次像
面上の像は測光レンズ10を通して測光素子11上に再
結像される。測光範囲(分割測光なら各測光範囲)は二
次像面上で一定の大きさであり、疑似ズームのズーム倍
率によらず、観察されている視野に対して一定の大きさ
を保つ。
【0010】次に上記光学系におけるAFモジュール5
の構成を図2により説明する。TL1,TL2は前記撮
影レンズ1を構成するレンズであり、それら両レンズT
L1,TL2は、予定結像面であるフィルム面FPから
それぞれ距離Pz1,Pz2(Pz1<Pz2)の位置
(以下、この距離を射出瞳距離と称す)に設けられてい
る。そして、上記予定結像面FPの近傍に視野マスクF
Mを配設してある。この視野マスクFMには、その中央
部に横長の第1の矩形開口部E0を設け、その両側には
一対の縦長の第2の矩形開口部E01と第3矩形開口部
E02とを設けてある。
【0011】上記視野マスクFMの各矩形開口部E0,
E01,E02を通過した被写体からの光束は、各別の
コンデンサレンズL0,L01,L02(以下、視野マ
スクFMの矩形開口部E0,E01,E02に対応して
第1コンデンサレンズL0,第2コンデンサレンズL0
1,第3コンデンサレンズL02と称す)をそれぞれ透
過して集束されるように構成されている。
【0012】上述のコンデンサレンズL0,L01,L
02の後方には、絞りマスクAMと再結像レンズ板Lと
を配設してある。この再結像レンズ板Lは、中央部に横
方向に配列された再結像レンズ対L1,L2と、その両
側それぞれ縦方向に配列された一対づつの再結像レンズ
対L3,L4およびL5,L6を備えている。それらの
各再結像レンズL1ないしL6はすべて同一の曲率半径
の平凸レンズよりなっている。以下、前記視野マスクF
Mの矩形開口部E0,E01,E02に対応して中央の
再結像レンズ対L1,L2を第1再結像レンズ対、両側
の再結像レンズ対L3,L4およびL5,L6をそれぞ
れ第2再結像レンズ対および第3再結像レンズ対と称す
【0013】又、前記絞りマスクAMには、前記各再結
像レンズL1ないしL6に対応した位置に、絞り開口部
A1ないしA6を設けてある。この絞りマスクAMは、
前記再結像レンズ板Lの直前に配設されており、再結像
レンズLの平坦部に密着されている。
【0014】前記再結像レンズ板Lの更に後方には、受
光部PRを構成する3つのCCDラインセンサP0,P
01,P02を備えた基板Pを配設してある。中央のC
CDラインセンサP0は基板Pの中央部に横長に配設さ
れており、又、両側のCCDラインセンサP01,P0
2は前記基板Pの両側Pの両側に縦長に配置されており
、前記再結像板Lの各再結像レンズ対の設置方向と、前
記各CCDラインセンサP0,P01,P02の設置方
向とが同一になるように配設されている。上記CCDラ
インセンサP0,P01,P02は、それぞれ第1,第
2の二つの受光素子列を有しており、前記再結像レンズ
対によってCCDラインセンサ上に再結像された二つの
像を別々に光電変換するように構成されている。以下、
上記各CCDラインセンサP0,P01,P02を、前
記視野マスクFMの矩形開口部E0,E01,E02に
対応して、第1CCDラインセンサP0,第2CCDラ
インセンサP01,第3CCDラインセンサP02と称
す。
【0015】そして、図中点線で囲んだブロックAFM
O内の各素子は、一体に組み立てられて上記のAFモジ
ュール5を構成している。又、視野マスクFM、コンデ
ンサレンズL0,L01,L02、絞りマスクAM、再
結像レンズ板Lが焦点検出用のための光学系を構成して
いる。 上述の構成の焦点検出用光学系により得られた像に基づ
き、AFモジュール5は以下のようにして焦点位置を検
出するように構成されている。
【0016】主光線l3,l4を含む撮影レンズTLの
光軸Op外の領域にある被写体からの光軸外測距用光束
が、光軸Opに対して所定の角度で光軸Opから離れる
ように上記視野マスクFMに入射してその第2矩形開口
部E01を通過し、上記第2コンデンサレンズL01に
入射する。この光軸外測距用光束は、第2コンデンサレ
ンズL01によって光軸Op側に曲げられると共に集束
され、前記絞りマスクAMの第2絞り開口部A3、A4
を経て再結像レンズ板Lの第2再結像レンズ対L3,L
4に入射される。第2再結像レンズ対L3,L4に入射
された前記光軸外測距用光束は、この第2再結像レンズ
対L3,L4によって第2CCDラインセンサP01上
に集束され、この第2CCDラインセンサP01上に上
下方向に一対の像が再結像される。
【0017】同様にして、主光線l3,l4を含む光軸
外測距用光束は、上記所定の角度で光軸Opから離れる
ように視野マスクFMに入射し、その第3矩形開口部E
02、第3コンデンサレンズL02、絞りマスクAMの
第3絞り開口部A3,A4および第3再結像レンズ対L
3,L4を経て第3CCDラインセンサP02上に集束
され、この第3CCDラインセンサP02上に上下方向
に一対の像が再結像される。
【0018】一方、主光線l1,l2を含み撮影レンズ
光軸外測距用光束は、視野マスクFMの光軸Op上の第
1矩形開口部E0、第1コンデンサレンズL0、絞りマ
スクAMの光軸Op上の第1絞り開口部A1,A2、お
よび第1再結像レンズ対L1,L2を経て第1CCDセ
ンサP0上に集束され、この第1CCDラインセンサP
0上に左右方向に一対の像が再結像される。
【0019】このようにして、上記CCDラインセンサ
P0,P01,P02上に結ばれた上記3対の再結像の
対を成す像の位置を求めることによって、撮影レンズ2
の被写体に対する焦点位置が検出される。
【0020】図3に示すファインダー内視野図との対応
を説明すると、第1CCDラインセンサP0は、光軸上
焦点検出用領域FAに、第2CCDラインセンサP01
は、右側の光軸外焦点検出領域FA1に、第3CCDラ
インセンサP02は、左側の光軸外焦点検出領域FA2
にそれぞれ対応している。そして、撮影画面Sに対して
画面中央部の実線で示す3つの焦点検出領域FA,FA
1,FA2(以下、それらを区別する必要のある場合に
はそれぞれ第1アイランドFA、第2アイランドFA1
、第3アイランドFA2と称す)に位置する被写体に対
して焦点検出を行うことができるように構成されている
【0021】上記の構成のトリミングカメラの本体内の
制御回路の一実施例を図4に示している。201は、制
御CPUであり、以下に述べる各検出回路よりの信号を
受けて処理し各駆動回路に対して所定の動作を行うよう
制御する。202は被写体の輝度情報を検出する測光回
路であり、測光レンズ10および測光素子11等を含む
。制御CPU201は測光回路202よりの輝度情報を
基に露出動作に伴うシャッタースピード(Tv)や絞り
値(Av)を決定する。203は、露出制御回路であり
、露光スタート時に、制御CPU201よりTv値やA
v値を受け取り所定の露光動作を行う。204は、AF
モジュール5よりなる焦点検出回路であり、各アイラン
ドに対応した被写体のデフォーカス量を検出する。20
5は、前記Av値,Tv値および合焦状態等をファイン
ダー内およびカメラ本体上に表示する表示回路である。
【0022】206は、補助光検出回路であり、被写体
が暗く測距不能の時に被写体に向けて補助照明を行い、
焦点検出を可能ならしめるものである。この補助光回路
206は本実施例ではカメラ本体に内蔵しているがフラ
ッシュ等、アクセサリー部材に組み込むことも可能であ
る。207は、カメラに装填したフィルム感度を読み取
るフィルム感度情報回路である。208は、疑似ズーム
情報書込回路であり、撮影時における疑似ズーム情報を
フィルム面に書き込むものであり、その書き込み方法と
して磁気記録等種々の方法があるが本発明の趣旨でない
のでその説明については省略する。尚、フィルムに記録
された疑似ズーム情報は、現像所においてプリントされ
るときに、そのトリミング範囲の指定に用いられる。
【0023】209は、疑似ズームインタフェース(I
F)回路であり、制御CPU201からの命令により疑
似ズームモータ210を駆動する。この疑似ズームモー
タ210は、インファインダーのリレー系レンズ6の一
部を駆動駆動してファインダー倍率(疑似ズーム倍率)
を変更する。又、疑似ズームインタフェース回路209
は、疑似ズーム倍率を制御CPU201に送出する。2
11は、撮影者の操作によりテレあるいはワイドの方向
へ焦点距離を変化させるために設けられたズーム操作ス
イッチである。通常のズーム撮影では、ズーム操作スイ
ッチ211の操作により撮影レンズ1の焦点距離が変化
するが、撮影レンズ1の焦点距離が固定(単焦点)の場
合には、リレー系レンズ6の倍率を上げることにより疑
似的に焦点距離を変えられる疑似ズームが可能であり、
その場合、疑似ズームによる撮影で仕上がったプリント
写真は、同等の焦点距離を有する光学ズームの撮影レン
ズで撮影したものと同等となる。又、後述するAPZモ
ードにおいては、ズーム操作スイッチ211の操作によ
り、撮影レンズ1の焦点距離と共に疑似ズーム倍率も同
時に変更されるようになっている。
【0024】213は、AFモード選択スイッチであり
、AFモードとしては、合焦と同時にAF動作を停止す
るワンショットモード、焦点検出回路の出力に基づきA
F動作を継続するコンティニュアスモード、被写体の動
きを検知してワンショットモードあるいはコンティニュ
アスモードに自動的に切り換えるオートモードがある。 214は、フォーカシングレンズ駆動回路であり、制御
CPU201よりの駆動信号によりフォーカシングモー
タ215を駆動する。このフォーカシングモータ215
の回転運動は、不図示のカプラーを介して鏡胴側に伝達
され、撮影レンズ1におけるフォーカシングレンズ1a
を駆動してピント合わせを行う。216は、光学ズーム
インタフェース回路であり、制御CPU201からの命
令により、光学ズームモータ217を駆動する。この光
学ズームモータ217は、撮影レンズ1における変倍レ
ンズ1bを駆動して光学ズームの焦点距離fozを変更
する。又、光学ズームインタフェース回路216はその
光学ズームの焦点距離fozを制御CPU201へ送出
する。
【0025】218は、撮影レンズ1の固有値である、
例えば開放絞り値、焦点距離範囲、カプラー1回転当た
りの繰り出し係数等を記憶したレンズROMであり、そ
れらの内容は制御CPU201に送出される。S1は、
不図示のレリーズボタン半押しで閉成される測光スイッ
チであり、この測光スイッチS1のオンによりカメラは
起動して測光およびAFが動作する。S2は、レリーズ
ボタンの押し込みにより閉成されるレリーズスイッチで
あり、このレリーズスイッチS2のオンによりシャッタ
ーが切られる。S3は、APZモードがノーマルモード
かを設定するためのモード設定スイッチである。
【0026】上記構成のトリミングカメラにおけるAP
Zモード時の撮影シーケンス動作を図5および図6のフ
ローチャートを参照して説明する。尚、撮影レンズ1の
ズームによる焦点距離fozの範囲は35ミリから70
ミリで疑似ズームの倍率の範囲は1倍ないし2倍とする
。 レリーズボタンの半押しにより測光スイッチS1をオン
にすると、ステップ#1にて、まずステップ#1にてズ
ーム割込みが禁止され、ステップ#2で被写体までの距
離を求めるために画面内の3点(中央部、右部、左部)
にて測距が行われ、ステップ#3のAF演算により、前
記求められた3個の測距データのうち最も近いデータが
主の被写体距離Dとされる。ステップ#4ではAPZ演
算がなされる。即ち、メモリから読み込まれた像倍率β
と前記被写体距離Dとから、設定すべき焦点距離f(f
apzと記す)がfapz=β×Dにより演算される。 この焦点距離fapzに合焦することにより、被写体距
離Dの大きさに拘わらず常に一定の像倍率βを得ること
ができ、このように被写体距離に応じてカメラが自動的
に所定の焦点距離を設定する撮影モードをAPZモード
と読んでいる。像倍率βとしては、例えば横位置で写真
が撮影される場合、全身写真ならβ=1/70、上半身
写真ならβ=1/35、顔写真ならβ=1/15が一般
的に選ばれる。
【0027】APZ演算が終了するとステップ#5に進
み、ステップ#4で求められた焦点距離fapzが、光
学ズームの現在の焦点距離(foz’と記す)の1倍以
上で2倍以下であるか否かが判定される。即ち焦点距離
fapzを疑似ズーム倍率の変更だけで対処できるか、
それとも同時に光学ズームの変更が必要であるか否かが
判定される。
【0028】疑似ズーム倍率の変更だけで対処可能なと
きはステップ#6に進み、ステップ#4で求められた焦
点距離fapzと、光学ズームの現在の焦点距離foz
’とから、 疑似ズーム倍率=fapz/foz’ の演算式により疑似ズーム倍率が決定される。そしてス
テップ#7で前記の疑似ズーム倍率となるようにファイ
ンダー内のリレー系レンズ6が駆動され、ステップ#1
1に進む。
【0029】一方、疑似ズーム倍率の変更だけで対処不
可で光学ズームの焦点距離fozの変更が必要なとき、
ステップ#5からステップ#8へ進み、もし光学ズーム
を長焦点距離側へ駆動するときは疑似ズーム倍率が2に
、短焦点側へ駆動するときは疑似ズーム倍率が1に設定
され、そしてステップ#9において、前記の焦点距離f
apzと1または2の疑似ズーム倍率とから光学ズーム
にて変更すべき焦点距離fozが 光学ズーム焦点距離foz=fapz/疑似ズーム倍率
により求められる。次のステップ#10では、設定され
た疑似ズーム倍率および演算された光学ズームの焦点距
離fozに基づきファインダー内のリレー系レンズ6お
よび撮影レンズ1の変倍レンズ1bが駆動され、その後
はステップ#11に進む。
【0030】ステップ#11ではステップ#3で求めら
れた被写体距離に基づき撮影レンズ1のフォーカシング
レンズ1aが駆動される。ステップ#12では被写体の
輝度が測定され、この被写体輝度とフィルム感度データ
、レンズデータ等によりステップ#13にて露出演算が
行われる。そして、ステップ#14およびステップ#1
5にて測光スイッチS1およびレリーズスイッチS2の
オン・オフがチェックされ、レリーズボタンの半押しが
解除され測光スイッチS1がオフになれば、当該フロー
の実行が終了するが、この測光スイッチS1がオンでレ
リーズスイッチS2がオフである間は、上述したステッ
プ#2ないしステップ#15の動作を繰り返す。一方、
レリーズボタンの押し込み動作によりレリーズスイッチ
S2がオンになればステップ#15からステップ#16
に進み、ステップ#13での露出演算の結果に基づいて
露出が行われ、ステップ#17では疑似ズーム情報がフ
ィルムに書き込まる。そしてステップ#18で不図示の
フィルム給送回路にてフィルムが1駒巻き上げられ、最
後にステップ#19にてズームの割込みが許可され、こ
れにて撮影シーケンスが終了する。
【0031】図7にAPZモードではなくノーマルモー
ド時の撮影シーケンスを示しており、図5および図6と
異なっている箇所は、ステップ#3のAF演算の後、直
ちにステップ#11にてフォーカシング動作が行われる
点と、レリーズスイッチS2がオフのとき、AFモード
がワンショトでない場合はステップ#2に戻り、ワンシ
ョトのときは測距を行わずにステップ#14に戻る点で
ある。
【0032】図8は図7のノーマルモードにおいて、ズ
ーム操作スイッチ211を操作したときのズーム割込シ
ーケンスを示している。このモードでは光学ズームによ
るズーミングを優先させており、ステップ#21にて、
前記ズーム操作スイッチ211の操作によるズーミング
が長焦点側か短焦点側かの方向が検出され、ステップ#
22では、光学ズームが終端まで移動したか否かが判定
され、まだ終端に来ていないときはステップ#23にて
撮影レンズ1の変倍レンズ1bが駆動され、一方、光学
ズームが終端まで来ているときは、ステップ#24にて
、疑似ズームのためにファインダー内のリレー系レンズ
6が駆動される。次のステップ#25では、ズーム操作
スイッチ211の操作が停止されたか否かが判定され、
停止の場合はこのフローは終了するがオンのときはステ
ップ#21に戻る。
【0033】尚、本実施例では、APZ演算において、
被写体距離Dに拘わらず、像倍率βが一定となるように
しているが、近距離の場合は、像倍率を若干大きく、又
、遠距離の場合は像倍率が若干小さくなるように距離に
連動して像倍率を多少変化させるとか、被写体距離が無
限遠の場合は、風景の撮影であると判断して撮影レンズ
の焦点距離をワイド端にする等、被写体距離に応じて焦
点距離が定められればよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、APZ
モードにおけるズーミングのためにレンズ駆動を行う場
合、レンズ駆動負荷の大きい撮影レンズにおいては光学
ズームよりも、レンズの駆動負荷の小さいファインダー
内のリレー系レンズの駆動による疑似ズームを優先させ
たので、ズーミング時におけるレンズ駆動の追随性が良
くなり、シャッタータイムラグを短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明のトリミングカメラの全体の光学系
を示す斜視図
【図2】  図1における焦点検出部の詳細を示す斜視
【図3】  図1のカメラにおけるファインダー内の
測距エリアを示す図
【図4】  図1のトリミングカメラの一実施例を示す
制御ブロック図
【図5】  図4の制御ブロック図におけるAPZモー
ド時の撮影シーケンスの前半を示すフローチャート
【図
6】  図4の制御ブロック図におけるAPZモード時
の撮影シーケンスの後半を示すフローチャート
【図7】
  図4の制御ブロック図におけるノーマルモード時の
撮影シーケンスを示すフローチャート
【図8】  図6
に示した撮影シーケンスの動作中にズーム割込が発生し
たときのシーケンスを示すフローチャート
【符号の説明】
1  撮影レンズ 2  主ミラー 3  焦点板 4  AFミラー 5  AFモジュール 6  リレー系レンズ 7  コンデンサレンズ 8  視野枠 9  接眼系レンズ 10  測光レンズ 11  測光素子 201  制御CPU 202  測光回路 203  露出制御回路 204  焦点検出回路 205  表示回路 206  補助光回路 207  フィルム感度情報回路 208  疑似ズーム情報書込回路 209  疑似ズームインタフェース回路210  疑
似ズームモータ 211  ズーム操作スイッチ 213  AFモード選択スイッチ 214  フォーカシングレンズ駆動回路215  フ
ォーカシングモータ 216  光学ズームインタフェース回路217  光
学ズームモータ 218  レンズROM S1  測光スイッチ S2  レリーズスイッチ S3  モード設定スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  撮影レンズによる光学ズームおよび、
    ファインダー倍率を変えプリント時のトリミング処理に
    より疑似的に焦点距離を変える疑似ズームを備えると共
    に、被写体距離と像倍率とを所定の関係に保つようズー
    ミングするAPZモードを備えたトリミングカメラにお
    いて、前記APZモード時のズーミングにおいて光学ズ
    ームよりも疑似ズームを優先させることを特徴とするト
    リミングカメラ。
JP9044291A 1991-04-22 1991-04-22 トリミングカメラ Pending JPH04322232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9044291A JPH04322232A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 トリミングカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9044291A JPH04322232A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 トリミングカメラ

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