JPH0432221A - 半導体単結晶膜の製造方法 - Google Patents

半導体単結晶膜の製造方法

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JPH0432221A
JPH0432221A JP13887190A JP13887190A JPH0432221A JP H0432221 A JPH0432221 A JP H0432221A JP 13887190 A JP13887190 A JP 13887190A JP 13887190 A JP13887190 A JP 13887190A JP H0432221 A JPH0432221 A JP H0432221A
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Kazuyuki Sugahara
和之 須賀原
Takashi Ipposhi
隆志 一法師
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体単結晶膜の製造方法に関し、特に、
レーザ光を用いて絶縁体上に単結晶の半導体膜を形成す
る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体装置の高性能化を図るために、回路素子を誘電体
で分離して浮遊容量の少ない半導体集積回路を製造する
試み、さらには回路素子を立体的に多層積層化した積層
型半導体装置いわゆる三次元回路素子を製造する試みが
なされており、その−工程として絶縁体上に堆積された
非単結晶の半導体層に、レーザを照射することにより半
導体層のみを加熱、溶融して再結晶化させ、単結晶化さ
れた半導体層を形成する工程がある。
第2図(a)は従来の半導体単結晶膜の製造方法を説明
するための基板構造の平面図であり、第2図(ハ)は第
2図(a)中の■−ビ線の断面図である。
図において、1は単結晶シリコン基板、2は厚さ1μm
の酸化膜、3は3μm径のシード、4は化学的気相成長
法(CVD法)によって堆積された厚さ0.5μmの多
結晶シリコン、5はCVD法により堆積された500人
のシリコン窒化膜(以下、窒化膜と称する)である。こ
の窒化膜5はシード3の上部に4μm径で酸化膜2上に
幅5μm、間隔10μmでバターニングされている。
次にこの多結晶シリコン4をレーザ光により単結晶化す
る方法について説明する。第3図(a)に示すように第
2図で説明した基板構造に直径100μmに絞った連続
発振のアルゴンレーザ光6を走査速度25cm/sで走
査しながら図中矢印の方向に照射する。レーザ光6の照
射により多結晶シリコン4は溶融して溶融シリコン41
になる。溶融シリコン41が固化再結晶化して単結晶シ
リコン42になるわけであるが、この再結晶化がシード
3から起こることによって単結晶化シリコン42の結晶
軸は基板単結晶化シリコン1の結晶軸と同一のものにな
る。ここで幅5μm5間隔10amの窒化膜5はアルゴ
ンレーザ光の反射防止膜として働き、かつシード3から
の結晶成長が長く維持されるように横方向の温度分布を
制御するために設けられている。この再結晶化の機構に
ついては、第18回国際固体素子、材料コンファレンス
(1986)p565からp568の“0rienta
tionControl of SOI film b
y La5er Recrystallization
”に詳細に述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の単結晶半導体膜の製造方法による半導体膜は以上
のように形成されていた。ところがこのようにして得ら
れた単結晶シリコン膜42の結晶軸はシード3から離れ
るに従って連続的に回転していくという問題があった。
第4図はECP (エレクトロンチャネリングパターン
)より測定した単結晶シリコン膜42の結晶軸と単結晶
シリコン基板1の結晶軸のなす角と、シードからの距離
の関係を示したもので、O印が従来の方法で得られた単
結晶シリコン膜42の結晶軸の回転角度を示している。
この図によるとシード3から300μmの距離で結晶軸
は30度程度回転していることが分かる。この結晶軸回
転現象は以下のように説明される。
即ち、レーザ光6は第3図(a)に示すように、その強
度分布は中心部が高く周辺部が低いガウス型の分布を持
つ。その結果、溶融シリコン41の周辺部の上部の温度
は、溶融を起こさないパワーの光が照射されているため
高く保持される。そのため、固化、単結晶化する側の固
液界面43はレーザ光の進行方向に対して後ろ側に倒れ
る。
第5図(a)は通常のガウス型のレーザ光を窒化膜5を
設けない基板構造に走査速度25c11/Sで矢印の方
向に走査しながら照射して再結晶化した501111(
絶縁体上の単結晶化シリコン膜)をセコエツチング液を
用いてエツチングした後の写真を描いた図である。溶融
再結晶化したシリコンの両側に14μmの不完全溶融領
域が観察された。これは両側14μmは多結晶シリコン
の上層部のみ溶融し、下層部には未溶融で結晶粒が大き
くなった(融点近くまで温度が上昇するためには結晶粒
は大きくなる)多結晶シリコンが残存していることを示
している。レーザ光はこの場合円形であるので、第5図
ら)中、レーザビームの下側、すなわち固化再結晶化す
る側も固液界面は進行方向に対して後ろ側に倒れている
。すなわち、固液界面43近傍の上部の温度は下部の温
度より高いことが容易に推測される。このように固液界
面近傍の単結晶シリコン42の上部の温度が下部の温度
より高いと、単結晶シリコン42の上部の結晶格子は熱
膨張により下部の結晶格子より伸びた状態にある。溶融
シリコン41の下部のシリコンは熱膨張により曲げられ
た位置で固化し、下にある酸化膜2に固定される。この
ために単結晶シリコン42の結晶軸が回転する。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、結晶軸回転の小さい単結晶半導体膜を絶縁体
上に得ることができる単結晶半導体膜の製造方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る半導体単結晶膜の製造方法は、固化、単
結晶化する側に相当する上記レーザ光のパワー密度が低
い領域を、上記非単結晶の半導体薄膜に照射しないよう
にしたものである。
〔作用〕
この発明においては、固化、再結晶化する側に相当する
上記レーザ光のパワー密度が低い領域部分を除いて、照
射したレーザ光は、固化する側の固液界面近傍の単結晶
半導体層の上下の温度差を減少させて結晶軸回転を抑え
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
基板構造は従来の方法と全(同一である。以下、本発明
の一実施例による多結晶シリコンの単結晶化の方法につ
いて第1図を用いて説明する。
図において、6は従来の方法で述べたガウズ型の温度分
布を持つレーザ光、7は金属でできた遮蔽板である。遮
蔽板7はレーザ光6の進行方向(矢印で示t)の後ろ側
から14μm程レーザし6中に挿入されている。レーザ
光6を遮蔽板7とともに走査速度25CIl/Sで走査
しながら多結晶シリコン4に照射する。第6図ら)に多
結晶シリコン4に照射されたレーザ光6の形状を示す。
レーザ光6のうち、多結晶シリコン4を溶融させるだけ
のパワーの無い後半部の領域が多結晶シリコン4に照射
されないため、溶融シリコン41の固化再結晶化する側
の固液界面44は垂直になる。すなわち、固液界面44
の近傍の単結晶化シリコン42の上部の温度は下部と等
しくなる。
このレーザ光6の後半部を多結晶シリコン4に照射しな
いことにより単結晶化シリコン42の上下の温度差が小
さくなっていることを確認するために、第6図(C)に
示すようにレーザ光の進行方向の両側を14μm遮蔽し
て単結晶化を行った。両側を遮蔽したのは、固液界面を
直接具ることができないためである。
そのセコエッチ後の表面写真を描いた図を第5図(b)
に示す。この図によると溶融領域の両側には不完全溶融
領域が見られず、単結晶化シリコンの結晶軸上下の温度
差が小さくなっていることがわかる。
また、本発明による単結晶化シリコンの結晶軸回転角度
のシードからの距離依存性を測定した結果を第4図にΔ
印で示す。これによると、結晶軸の回転が抑えられてお
り、レーザ光の一部を照射しないことが結晶軸回転抑制
に効果のあることがよくわかる。
なお、上記実施例ではレーザ光のうち進行方向の後ろ側
14μmを遮蔽したが、遮蔽する領域は基板構造とレー
ザ光照射条件、つまり単結晶の成長方向とレーザの走査
方向によって大きく異なってくる。従って予め、第5図
に示したような予備実験を行って遮蔽領域をそれぞれの
条件によって決定すればよい。
また、上記実施例では、円形のレーザ光を用いたが、レ
ーザ光の形状は楕円など如何なる形状であってもよく、
固化する側のパワー密度の低い領域を遮蔽板で遮るよう
にすれば上記実施例と同様の効果、力(期待できる。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によればレーザ光の進行方向の
後ろ側の、非単結晶の半導体膜を溶融させることのでき
ないパワー密度の低い領域に、遮蔽板を設け、該パワー
密度の低い領域のレーザ光を非単結晶の半導体膜に照射
しないようにしたので、固化する側の固液界面近傍の単
結晶半導体膜の上下の温度差を低減でき、結晶軸回転の
少ない単結晶半導体膜が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による半導体単結晶膜の製
造方法を示す断面図、第2図は従来および本発明の一実
施例の基板構造を示す平面図及び断面図、第3図は従来
の半導体単結晶膜の製造方法を示す断面図、第4図は従
来及び本発明の一実施例による半導体単結晶膜の結晶軸
回転角度のシードからの距離依存性を示す図、第5図は
レーザ光をそのまま照射した場合と、レーザ光の両側を
遮蔽して照射した場合の単結晶化シリコンのセコエッチ
後の表面写真を描いた図、第6図は従来及び本発明の一
実施例による半導体膜に照射されたときのレーザ光の形
状の平面図である。 1は単結晶シリコン基板、2は酸化膜、3はシード、4
は多結晶シリコン、41は熔融シリコン、42は単結晶
化シリコン、44は固液界面、5は窒化膜、6はレーザ
光、7は遮蔽板。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁体上に堆積された非単結晶の半導体薄膜をレ
    ーザ光の照射により溶融、固化せしめて、単結晶化する
    半導体単結晶膜の製造方法において、固化、単結晶化す
    る側に相当する上記レーザ光のパワー密度が低い領域を
    、上記非単結晶の半導体薄膜に照射しないようにしたこ
    とを特徴とする半導体単結晶膜の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164318A (ja) * 1984-02-06 1985-08-27 Fujitsu Ltd ビ−ムアニ−ル方法
JPS6247114A (ja) * 1985-08-26 1987-02-28 Mitsubishi Electric Corp 半導体単結晶膜の製造方法
JPH01260812A (ja) * 1988-04-12 1989-10-18 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法および装置

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