JPH04322151A - ブラシレス発電電動機とその制御方法 - Google Patents

ブラシレス発電電動機とその制御方法

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JPH04322151A
JPH04322151A JP3088730A JP8873091A JPH04322151A JP H04322151 A JPH04322151 A JP H04322151A JP 3088730 A JP3088730 A JP 3088730A JP 8873091 A JP8873091 A JP 8873091A JP H04322151 A JPH04322151 A JP H04322151A
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JP
Japan
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motor
generator
induction motor
rotor
winding
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JP3088730A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tsuji
利秋 辻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH04322151A publication Critical patent/JPH04322151A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレス発電電動機と
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレス発電機を、電動機とし
て運転するには、専用の励磁装置により界磁巻線を励磁
し、固定子巻線に系統母線より三相交流を供給するよう
にしている。しかし、このようなブラシレス発電機では
電動機として運転する場合のみ専用の励磁装置が必要と
なり、また起動時に固定子巻線に大きな起動電流が流れ
るため、系統に悪影響を与える。このため、ブラシレス
発電機を電動機として起動する場合には、ソフトスター
タという可変速起動方式が考えられている。しかし、こ
の方式は発電機の固定子巻線に可変周波数電源を接続し
て可変速電動機として起動するため、固定子巻線には高
周波対策を行なう必要があり、コストアップの原因とな
る。
【0003】また、このソフトスタータ方式においても
、電動機運転時には専用の励磁装置が必要であり、これ
らソフトスタータ装置、発電機の高周波対策、電動機運
転時の励磁装置を合わせるとコストアップは著しく、ま
たシステムは複雑化する一方、利用率は電動機としての
起動時のみ悪くなることから、設備投資の割には無駄が
多いシステムとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のブラ
シレス発電機において、電動機として運転するには専用
の励磁装置、ソフトスタータ装置、発電機高周波対策が
必要となり、コストの上昇の割には利用率が悪いという
問題があった。
【0005】本発明は専用の励磁装置を使用することな
く電動機として運転することができると共に、起動時に
流れる起動電流により系統に与える悪影響をなくすこと
ができるブラシレス発電電動機とその制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、回転子に誘導電動機のかご形巻線と回転整
流器およびこれに直列接続された同期発電機の界磁巻線
を備え、固定子に誘導電動機の固定子巻線、同期発電機
の固定子巻線を備えたものである。
【0007】また、回転子に誘導電動機のかご形巻線と
回転整流器およびこれに直列接続された同期発電機の界
磁巻線を備え、固定子に誘導電動機の固定子巻線、同期
発電機の固定子巻線を備えたブラシレス発電電動機にお
いて、原動機の起動時にはインバータにより誘導電動機
として回転子を加速させ、原動機により定格回転数が保
持されると前記誘導電動機の固定子巻線を、回転子の回
転方向とは反対方向に回転界磁が発生するように交流電
源に接続して前記誘導電動機のかご形巻線に起電力を発
生させ、この起電力を前記回転整流器により直流に変換
して前記同期発電機の界磁巻線に供給し、同期発電機と
して運転するものである。
【0008】
【作用】このような構成のブラシレス発電電動機におい
て、電動機として運転する場合には誘導電動機の固定子
巻線に三相交流を加えることで、誘導電動機のかご形巻
線により回転トルクが発生するが、この回転トルクは回
転整流器で整流されてロータバーに流れる電流により得
ており、しかもこのロータバーに流れる電流は同期発電
機の界磁巻線に流れても同期発電機の固定巻線を解放状
態にしておけばエネルギの損失はなく、全て回転エネル
ギとして消費されるので、起動電源以外に電源を必要と
しないばかりでなく、同期発電機の固定子巻線に起動電
流が流れないことから、系統に悪影響を与えるようなこ
ともない。
【0009】また、同期発電機として運転する場合には
原動機により回転子を定格速度で回転している状態で、
回転子とは反対方向に回る回転磁界を発生するように誘
導電動機の固定子巻線に三相交流を供給すると同時に、
そのとき回転整流器より界磁巻線に流れる直流電流をイ
ンバータで制御することができるので、システムもシン
プルとなり、設備の利用率を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は本発明によるブラシレス発電電動機
の構成例を概念的に示し、また、図2は図1の回転子の
概略構造を示すものである。図1において、固定子1は
誘導電動機の固定子巻線2と同期発電機の固定子巻線3
とを備えている。また、回転子4は図2にも示すように
誘導電動機のかご形ロータバー5と回転整流器6および
同期発電機の界磁磁極9に巻回された界磁コイル7と、
短絡環8とを備えている。
【0012】一方、図3は図1および図2に示す構成の
ブラシレス発電電動機の制御回路の構成例を示す三線結
線図である。図3において、同期発電機の固定子巻線3
は発電機しゃ断器10を介して系統母線11に接続され
ている。また、誘導電動機の固定子巻線2は起動しゃ断
器12および界磁しゃ断器13、インバータ14、主し
ゃ断器15を介して系統母線11に接続されている。次
に上記のように構成されたブラシレス発電電動機の作用
について述べる。
【0013】一般に三相誘導電動機の回転子には、固定
子側の周波数にスリップを乗じたすべり周波数の電流が
流れることは知られている。つまり、三相誘導電動機の
起動時はスリップが1であるので、固定子と同じ周波数
の電流が回転子に流れ、この電流による電磁力により回
転トルクが発生する。
【0014】本実施例によるブラシレス発電電動機にお
いて、起動しゃ断器12を閉じて図1のような構成の誘
導電動機の固定子巻線2に三相交流を加え、誘導電動機
かご形ロータバー5により回転トルクが発生することは
同じであるが、回転整流器6より図4の如く回転子回転
磁界によるすべり周波数電流16は半波整流されてロー
タバー5に電流17が流れ、このロータバー5に流れる
電流17により回転トルクを得ている。この時半波整流
されたロータバーに流れる電流17は同期発電機の界磁
コイル7にも流れるが、同期発電機の固定子巻線3の回
路を解放しておけば、エネルギーの損失はなく、全て回
転エネルギーとして消費される。
【0015】次に同期発電機として運転する場合につい
て述べる。いま、原動機により回転子4を定格速度で回
転している状態で、起動しゃ断器12を開き、界磁しゃ
断器13を閉じると、誘導電動機の固定子巻線2に回転
子4とは反対方向に回る回転磁界を発生させる三相交流
電流が流れる。すると、誘導電動機のかご形ロータバー
5は回転磁界と反対に回転するため、磁束を切る形とな
り、起電力が発生する。
【0016】図5は回転子の回転周波数と同じ回転磁界
を回転子の回転とは反対とした場合のロータバー5に流
れる電流波形を示すものである。即ち、図5において、
固定子側電流周波18に対し、2倍の周波数を持つ脈流
がロータバー5に流れる電流となる。このロータバー5
に流れる電流17は図1において、同期発電機の界磁コ
イル3にも流れ、同期発電機の固定子巻線2の励磁電源
となる。次にこれらに基づき本実施例によるブラシレス
発電電動機の制御について図3により説明する。
【0017】まず、電動機として起動する場合、主しゃ
断器15、起動しゃ断器12を閉じてインバータ14に
より低周波三相交流電源を誘導電動機の固定子巻線2に
印加すると、誘導電動機かご形ロータバー5には低いす
べり周波数が発生するため、急激に回転することもなく
、またインバータ14により電圧/周波数(V/F)一
定とすることにより、過大な起動電流が流れるようなこ
ともない。このような状態からインバータ14により徐
々に周波数を上げて行くことにより、回転子も加速され
てスピードが上昇していく。
【0018】次に原動機により定格回転数が確保され、
発電機として使用する場合には起動しゃ断器12を開と
し、界磁しゃ断器13を閉じると、誘導電動機の固定子
巻線2に電動機運転時とは反対方向の回転磁界が発生し
、誘導電動機かご形ロータバー5、回転整流器6を通し
て同期発電機の界磁巻線7に界磁電流が流れ、同期発電
機固定子3には電圧が発生する。この場合、インバータ
14により周波数または電圧を可変すると、誘導電動機
かご形ロータバー5に発生する起電力が変化するため、
同期発電機の界磁制御が可能となる。
【0019】次に本発明によるブラシレス発電電動機を
コンバインドサイクル発電プラントに適用した場合の実
施例を図6により説明する。図6はコンバインドサイク
ル発電プラントの単線結線図を示すもので、回転子4は
機械的にガスタービン19と直結されており、同期発電
機の固定子巻線3は発電機低圧しゃ断器10a、主変圧
器20および発電機高圧しゃ断器10bを介して系統母
線11に接続されている。誘導電動機の回転子巻線2は
起動起動しゃ断器12または界磁しゃ断器13およびイ
ンバータ出力変圧器21、インバータ14、インバータ
入力変圧器22、または主しゃ断器15を介して主変圧
器の低圧側に接続され、発電機の自動電圧調整装置(A
VR)は発電機運転となったときインバータの出力制御
が行ない得るように接続されている。次にこのような構
成のコンバインドサイクル発電プラントの作用を述べる
【0020】コンバインドサイクル発電プラントの起動
は、ガスタービンを一度点火スピードまで上昇させ、ガ
スタービン点火後始めて原動機であるガスタービンによ
る駆動が可能となる。図6において、発電機低圧しゃ断
器10aは開いておき、発電機高圧しゃ断器10b、主
しゃ断器15を閉じてインバータ14に三相交流を供給
する。次に起動しゃ断器12を投入し、インバータ14
によりVVVF運転を行なうと、回転子4は誘導電動機
の固定子巻線2に発生する回転磁界により加速され、イ
ンバータ14によりガスタービン19の点火スピードま
で上昇した時点で、ガスタービン19の点火を行なう。 ガスタービン19が点火され、回転子が駆動されるよう
になると、起動しゃ断器12を解放し、インバータ14
も停止させる。
【0021】そして、回転子4がガスタービン19によ
り定格スピードになった時、界磁しゃ断器13を投入し
、インバータ14により徐々に周波数を上げていく。 すると、同期発電機の界磁巻線7は励磁されるため、同
期発電機の固定子巻線3には電圧が誘起され、徐々に電
圧が上昇していく。
【0022】同期発電機の固定子巻線3が定格電圧にな
ると、系統母線11と同期をとり、発電機低圧側しゃ断
器10aを同期投入して系統母線に併列し、ガスタービ
ン19により出力を上げていく。この時、AVR23の
信号で、インバータ14の出力を制御することにより、
同期発電機の電圧制御が可能である。
【0023】このように本実施例におけるコンバインド
サイクル発電プラントでは、起動時ガスタービンの点火
スピードまでインバータによるスピードコントロールが
可能となり、また起動電流が流れないので系統に影響を
与えることもない。また、回転子にはガスタービン以外
には何も直結されていないので、起動モータや油圧クラ
ッチ等が不要となり、簡単な構造となし得る。
【0024】さらに、インバータ14は同期発電機の固
定子側を制御するのではなく、容量の少なくてすむ起動
および励磁用の誘導電動機の固定子巻線を制御するよう
にしているので、固定子巻線の高調波対策はソフトスタ
ータ方式に比べて遥かに少なく、コスト的にも安価にな
る。また、インバータは起動時のみでなく、停電時にも
励磁装置として使用できるので、設備の利用率も遥かに
良くなる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるブラシレ
ス発電電動機によれば、電動機運転時には起動電源以外
に電源を必要とせず、また起動時にはスピードコントロ
ールができると共に、系統に影響を与える起動電流が流
れないので、大容量の発電電動機に適用することが可能
となる。また、同期発電機の固定子巻線に対する高調波
対策が不要であり、しかも電動機運転時、発電機運転時
共に1台のインバータで制御できるので、システム自体
もシンプルとなり、設備の利用率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレス発電電動機の一実施例
の構成を示す概念図。
【図2】同実施例における回転子を示す概略構成図。
【図3】同実施例のブラシレス発電電動機の制御方法を
説明するための三線結線図。
【図4】同実施例において、電動機運転時に誘導電動か
ご形ロータバーに流れる電流波形図。
【図5】同実施例において、発電機運転時に誘導電動か
ご形ロータバーに流れる電流波形図。
【図6】本発明によるブラシレス発電電動機をコンバイ
ンドサイクル発電プラントに適用実施した場合の単線結
線図。
【符号の説明】 1……固定子、2……誘導電動機の固定子巻線、3……
同期発電機の固定子巻線、4……回転子、5……誘導電
動機のかご形ロータバー、6……回転整流器、7……同
期発電機の界磁コイル、8……短絡環、9……同期発電
機の界磁磁極、10……発電機しゃ断器、11……系統
母線、12……起動しゃ断器、13……界磁しゃ断器、
14……インバータ、15……主しゃ断器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転子に誘導電動機のかご形巻線と回
    転整流器およびこれに直列接続された同期発電機の界磁
    巻線を備え、固定子に誘導電動機の固定子巻線、同期発
    電機の固定子巻線を備えたことを特徴とするブラシレス
    発電電動機。
  2. 【請求項2】  回転子に誘導電動機のかご形巻線と回
    転整流器およびこれに直列接続された同期発電機の界磁
    巻線を備え、固定子に誘導電動機の固定子巻線、同期発
    電機の固定子巻線を備えたブラシレス発電電動機におい
    て、原動機の起動時にはインバータにより誘導電動機と
    して回転子を加速させ、原動機により定格回転数が保持
    されると前記誘導電動機の固定子巻線を、回転子の回転
    方向とは反対方向に回転界磁が発生するように交流電源
    に接続して前記誘導電動機かご形巻線に起電力を発生さ
    せ、この起電力を前記回転整流器により直流に変換して
    前記同期発電機の界磁巻線に供給し、同期発電機として
    運転することを特徴とするブラシレス発電電動機の制御
    方法。
JP3088730A 1991-04-19 1991-04-19 ブラシレス発電電動機とその制御方法 Pending JPH04322151A (ja)

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