JPH04322117A - 電線接続部用シ−ル材の製造方法 - Google Patents

電線接続部用シ−ル材の製造方法

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JPH04322117A
JPH04322117A JP11941991A JP11941991A JPH04322117A JP H04322117 A JPH04322117 A JP H04322117A JP 11941991 A JP11941991 A JP 11941991A JP 11941991 A JP11941991 A JP 11941991A JP H04322117 A JPH04322117 A JP H04322117A
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sealing material
insulating film
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viscous
electric wire
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Shoji Tawara
昌治 田原
Kiyohisa Yoshimura
吉村 清尚
Fusayoshi Yuasa
湯浅 房義
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線接続部、特に電線分
岐接続部の防水処理に使用するシ−ル材並びにその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線接続部の伝統的な防水処理構造は電
線接続部上に自己融着性絶縁テ−プを巻き付けることに
ある。
【0003】しかしながら、この防水処理構造では、絶
縁テ−プを張力を加えつつ巻き付ける必要があり、テ−
プ巻き付け毎に電線接続部が屈曲され、細い電線の場合
、電線接続部の破断が懸念される。また、テ−プの巻き
付け回数をかなり多くする必要があり、作業性が悪く、
特に、電線分岐接続部のような複雑な形状に対しては、
巻き付けにかなりの熟練を必要とする。
【0004】かかる不利を解消するために、絶縁フィル
ム片の片面に粘性シ−ル材片を設けたシ−ル材を、粘性
シ−ル材面を内側に向けて電線接続部に包覆し、この包
覆体を金型でプレスすることが提案されている。この場
合、図5に示すように、長尺絶縁フィルム上3’に一定
間隔を隔てて粘性シ−ル材片2’,…を設け、粘性シ−
ル材片2’,2’の間において上記絶縁フィルム3’を
切断し、この切断片をシ−ル材として使用することが公
知である(実用新案出願公告昭37−27794号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車等の
電気系統に使用する配線(ワィヤ−ハ−ネス等)におい
ては、その配線パタ−ンに従い幹線に分岐線を接続した
電線ユニットを予め製作しておき、この電線ユニットの
電線端末を電気系統の各パ−ツに接続することが行われ
ている。
【0006】かかる電線ユニットの電線分岐接続部の防
水処理に上記の防水処理構造を使用する場合、上記図に
示すシ−ル材を使用すると、絶縁フィルムの切断が必要
であり、その切断箇所に隣接して粘性シ−ル材が存在し
ているので、カッタ−が粘性シ−ル材に接触し、粘性シ
−ル材がカッタ−側に移着されて電線接続部に所定量の
粘性シ−ル材を被着させ得ないことがある。
【0007】本発明の目的は、電線ユニットの分岐接続
部に連続製造ラインのもとでも所定量の粘性シ−ル材を
被着できる電線接続部用シ−ル材とその製造方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電線接続部用シ
−ル材は片面に絶縁フィルム片が粘着された粘性シ−ル
片が、所定の間隔で他面において長尺セパレ−タ−に粘
着されていることを特徴とし、絶縁フィルム片には、片
面に自己融着性接着剤を塗布したものも使用できる。
【0009】本発明の電線接続部用シ−ル材の製造方法
は、粘性シ−ル材を帯状に押出し、この帯状体を切断し
、この切断片を走行中の長尺セパレ−タ−に一定間隔ご
とに粘着し、この粘着前または粘着後に粘着シ−ル材押
出切断片に絶縁フィルム片を粘着するか、または、粘性
シ−ル材を帯状に押出し、一定間隔ごとに片面側に突出
するたぐり部を形成した長尺絶縁フィルムの他面に前記
の粘性シ−ル材押出帯状体を粘着し、この帯状体を長尺
絶縁フィルムの上記たぐり部において該絶縁フィルムと
共に切断し、この切断片を走行中の長尺セパレ−タ−に
一定間隔ごとに粘着シ−ル材面において粘着することを
特徴とする。
【0010】
【作用】粘性シ−ル片に、既に定尺切断されている絶縁
フィルム片が粘着されており、電線接続部にシ−ル片(
片面に絶縁フィルム片が粘着された粘性シ−ル片)を包
覆するには、シ−ル片を長尺セパレ−タ−から剥離すれ
ばよく、カッタ−が不要であって、粘性シ−ル片へのカ
ッタ−への移着を回避できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明する
。図1の(イ)は本発明の電線接続部用シ−ル材を示す
平面図である。図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ
−ロ断面図を、図1の(ハ)は図1の(イ)におけるハ
−ハ断面図をそれぞれ示している。
【0012】図1の(イ)乃至(ハ)において、1は長
尺セパレ−タ−であり、剥離処理(例えば、シリコン剥
離処理)を施した紙テ−プ、プラスチックテ−プを使用
できる。2,…は長尺セパレ−タ−1に一定間隔毎に粘
着した粘性シ−ル片であり、厚みは電線外径の1/3以
上としてある。この粘性シ−ル材としては、未加硫のブ
チルゴム、シリコンゴム等の絶縁性、防水性に優れた粘
弾性体が好適である。
【0013】3は粘性シ−ル片2に粘着した絶縁フィル
ム片であり、前後並びに左右とも粘性シ−ル片よりも長
くして四方ドライエッヂを設けてある。この絶縁フィル
ムには、通常のもの、例えば、塩化ビニルフィルム、ポ
リエチレンフィルム等を使用できる。これらの絶縁フィ
ルム3,…相互間は接触していてもよい。
【0014】本発明のシ−ル材によって電線接続部、特
に電線分岐接続部を防水処理するには、粘性シ−ル片2
を絶縁フィルム片3との一体下で長尺セパレ−タ−1か
ら剥離し、図2の(イ)に示すように、粘性シ−ル片2
上に中央位置を基準にして電線分岐接続部Bを配し、次
いでその中央位置において絶縁フィルム片付き粘性シ−
ル片Aを図2の(ハ)並びに(ニ)〔図2の(ハ)にお
けるニ−ニ断面図〕に示すように折り曲げ、この折り曲
げ体を金型でプレスし、これにて、電線分岐接続部の防
水処理を終了する。
【0015】上記において、粘性シ−ル片2の中央位置
の標識として図2の(ロ)に示すように凹部20を設け
ることができる。また、折り曲げた絶縁フィルム片付き
粘性シ−ト片Aの絶縁フィルム片縁端部の重ね目〔図2
の(ニ)の30で示す〕をシ−ルするために、絶縁フィ
ルム片3の内側面に自己融着性接着剤を塗布しておくこ
ともできる。
【0016】上記電線分岐接続部Bへの絶縁フィルム片
付き粘性シ−ル片Aの包覆は、図2の(ホ)に示すよう
に絶縁フィルム片付き粘性シ−ル片Aの幅両端部A’,
A’を折り曲げ、該シ−ル片Aの両端a,aを重ね合わ
せる構成とすることもでき、この場合、折り曲げる箇所
にその折り曲げを容易にするために凹部を設けることが
できる。
【0017】本発明の電線接続部用シ−ル材を製造する
には、図3の(イ)に示すように、押出機4によって粘
弾性材を帯状に押出し、この押出帯状体を定尺切断し、
この定尺切断した粘性シ−ル片2を走行中の長尺セパレ
−タ−1に一定の間隔で移載して粘着していき、この移
載後の段階または移載前の段階において、粘性シ−ル片
2に絶縁フィルム片3を粘着する。
【0018】図3の(イ)において、Bは電線ユニット
の電線分岐接続部を示し、上記のようにして製作した電
線接続部用シ−ル材の粘性シ−ル片2を絶縁フィルム片
3と一体のもとで長尺フィルム1から剥離し、この剥離
した絶縁フィルム片付き粘性シ−ル片Aを用い、上記図
2の(ニ)または(ホ)に示す構造によってこの電線分
岐接続部を防水処理する。
【0019】上記図3の(イ)に示す本発明の電線接続
部用シ−ル材の製造方法においては、粘性シ−ル材の押
出方向に対し、長尺セパレ−タ−の走行方向を直角方向
に向けているから、粘性シ−ル片の長さ方向を電線分岐
接続部の長さ方向に向けて絶縁フィルム片付き粘性シ−
ル片を電線分岐接続部に移送でき、電線分岐接続部の長
さが変わっても、押出粘性シ−ル材帯状体の切断長を変
えるだけで容易に対処できる。
【0020】上記図3の(イ)に示す実施例において、
定尺切断した粘性シ−ル片2への絶縁フィルム片3の粘
着を、粘性シ−ル片2を長尺セパレ−タ−1に移載して
から電線ユニット処理場に至る間の段階で行っているが
、定尺切断箇所から長尺セパレ−タ−に至る間の段階で
行うこともできる。尚、図3の(イ)で示される粘性シ
−ル片2の凹部20は図3の(ロ)で示すように、押出
機4の押出においてシ−ル片2と同時に形成することが
できる。
【0021】図4は本発明の電線接続部用シ−ル材の別
の製造方法を示している。この電線接続部用シ−ル材の
製造方法においては、長尺絶縁フィルム300に一定間
隔ごとに片面側に突出するたぐり部31,…を例えば、
ヒ−トセット等により形成し、この長尺絶縁フィルム3
00をそのたぐり部31,…を下側に向け、かつ実質上
零テンションで押出機4の押出口に向けて送り(例えば
、ベルトコンベアによる)、この長尺絶縁フィルム30
0に押出機4からの粘弾性帯状体200を粘着させ、長
尺絶縁フィルム300のたぐり部31の中央においてこ
の絶縁フィルム300と共に粘弾性帯状体200を切断
し、この絶縁フィルム片付き粘性シ−ル片Aを走行中の
長尺セパレ−タ−1に移載させており、上記長尺絶縁フ
ィルム300のたぐり部31の長さに応じ、絶縁フィル
ム片3の長さ方向両端にドライエッヂ32,32を形成
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明の電線接続部用シ−ル材は上述し
た通りの構成であり、絶縁フィルム片付き粘性シ−ル片
が長尺セパレ−タ−に粘着されているから、長尺セパレ
−タ−から絶縁フィルム片付き粘性シ−ル片を剥離して
電線接続部に包覆すればよく、その包覆に際し、図5に
示す従来例とは異なり、絶縁フィルムの切断を必要とし
ないから、カッタ−への粘性シ−ル片の移着を回避でき
、電線接続部に所定量の粘性シ−ル材を被着できる。 また、本発明の電線接続部用シ−ル材の製造方法によれ
ば、電線接続部用シ−ル材を製造しつつ電線ユニットの
電線接続部の処理場に連続的に供給でき、電線接続部用
シ−ル材の製造とそのシ−ル材による電線ユニットの処
理とをリンクでき、作業能率の向上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)は本発明の電線接続部用シ−ル材を示
す平面図、図(ロ)は図(イ)のロ−ロ断面図、図(ハ
)は図(イ)のハ−ハ断面図である。
【図2】本発明シ−ル材の使用方法を示す説明図である
【図3】本発明の電線接続部用シ−ル材の製造方法を示
す説明図である。
【図4】本発明の他の電線接続部用シ−ル材の製造方法
を示す説明図である。
【図5】従来の電線接続部用シ−ル材を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1      長尺セパレ−タ− 2      粘性シ−ル片 3      絶縁フィルム片 300  長尺絶縁フィルム 31    たぐり部 4      押出機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に絶縁フィルム片が粘着された粘性シ
    −ル片が、所定の間隔で他面において長尺セパレ−タ−
    に粘着されていることを特徴とする電線接続部用シ−ル
    材。
  2. 【請求項2】絶縁フィルム片の片面に自己融着性接着剤
    が塗布され、この塗布面において粘性シ−ル片に粘着さ
    れている請求項1記載の電線接続部用シ−ル材。
  3. 【請求項3】粘性シ−ル材を帯状に押出し、この帯状体
    を切断し、この切断片を走行中の長尺セパレ−タ−に一
    定間隔ごとに粘着し、この粘着前または粘着後に粘着シ
    −ル材押出切断片に絶縁フィルム片を粘着することを特
    徴とする上記請求項1または2記載の電線接続部用シ−
    ル材の製造方法。
  4. 【請求項4】粘性シ−ル材を帯状に押出し、一定間隔ご
    とに片面側に突出するたぐり部を形成した長尺絶縁フィ
    ルムの他面に前記の粘性シ−ル材押出帯状体を粘着し、
    この帯状体を長尺絶縁フィルムの上記たぐり部において
    該絶縁フィルムと共に切断し、この切断片を走行中の長
    尺セパレ−タ−に一定間隔ごとに粘着シ−ル材面におい
    て粘着することを特徴とする上記請求項1または2記載
    の電線接続部用シ−ル材の製造方法。
  5. 【請求項5】粘性シ−ル材の押出方向と長尺セパレ−タ
    −の走行方向とが直角をなしている上記請求項3または
    4記載の電線接続部用シ−ル材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1078386A1 (en) * 1998-05-14 2001-02-28 Candescent Technologies Corporation Seal material and a method for forming seal material
CN114220311A (zh) * 2022-01-11 2022-03-22 重庆煌能科技有限公司 一种用于特种作业低压电工安全技术实操考核训平台

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