JPH0432145A - 質量分析計 - Google Patents

質量分析計

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Publication number
JPH0432145A
JPH0432145A JP2134705A JP13470590A JPH0432145A JP H0432145 A JPH0432145 A JP H0432145A JP 2134705 A JP2134705 A JP 2134705A JP 13470590 A JP13470590 A JP 13470590A JP H0432145 A JPH0432145 A JP H0432145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
ion
detector
type ion
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP2134705A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kunihiro
国広 文夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
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Publication of JPH0432145A publication Critical patent/JPH0432145A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ポイント型イオン検出器と同時検出型イオン
検出器(所謂アレイ検出器)検出器を備えた質量分析計
に関する。
[従来技術] 磁場型質量分析計は、ポイント型イオン検出器を使用し
磁場掃引によって質量スペクトルを得る掃引型の質量分
析計と、アレイ検出器等を使用して、磁場によって質量
に応じて展開された被分析イオンを別個に同時に検出す
る同時検出型の質量分析器とに大別される。
従来、掃引型質量分析計が開発の主流であったが、イオ
ン検出器へ到達しているイオン以外のイオンは捨てられ
る掃引型に比べ、被分析イオンを全て同時に検出するア
レイ検出器などの同時検出型のほうが、原理的に感度の
面で優れている。
[発明が解決しようとする問題点コ ところが、現在までに実用化されているアレイ検出器は
空間分解能が低いため質量分解能1万程度という通常測
定に使用される高分解能測定が行えないとか、ダイナミ
ックレンジも2桁程度であり要求される値に比べ悪いな
どの問題点がある。
そのため、低分解能高感度測定にはアレイ検出器を使用
し、それ以外の目的にはポイント型イオン検出器を使用
するのが現状である。。この様にして、アレイ検出器ま
たはポイント型イオン検出器を測定目的に応じて使い別
けている。ところが、アレイ検出器とポイント型イオン
検出器を交換することは可能であるが、比較的大掛かり
な構造を有しているので、毎回同じ位置に設置すること
が非常に困難で、交換するたびにキャリブレーションを
繰り返し実施しなければならないなど種々の調整が必要
である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、測定目的
に応じて使い別けているアレイ検出器とポイント型イオ
ン検出器を簡単に切換えて使用でき、かつ、切換後も種
々の調整を必要とすることなくすぐに測定できる質量分
析計を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の質量分析計は、イオ
ン源と、イオン源で生成されたイオンが入射する磁場を
含む質量分析系と、該質量分析系を出射したイオンが入
射する電場であって入射側端面と出射側端面の中間点で
イオン通路が点対称または面対称となる電場と、該電場
から出射したイオンを検出する同時検出型イオン検出器
と、前記質量分析系と同時検出型イオン検出器との間の
イオン通路上に設けられた4極子レンズとを備え、前記
電場を構成するための一対の電極の一部か脱着可能にな
っていて、該電場を発生させないときに該電場電極に開
けた穴から出射したイオンを検出するポイント型イオン
検出器を設けたことを特徴としている。
[作用] 本発明では、ポイント型イオン検出器とアレイ検出器が
固定的に併置される。そして、磁場を含む質量分析系の
後段に入射側端面と出射側端面の中間点でイオン通路が
点(回転)対称または面対称となる電場と、質量分析系
とアレイ検出器との間のイオン通路上に4極子レンズが
配置されている。この質量分析装置で、ポイント型イオ
ン検出器を使用するときは、電場をOFFにし、イオン
を電場電極に開けた穴を通して検出する。そして、アレ
イ検出器を使用するときは、電場を通過させて検出する
[実施例コ 以下本発明の実施例を添附図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の一実施例装置の要部を示した概略図で
ある。
第1図の装置において、lはイオン源、2は磁場からな
る質量分析部、3は入射側端面と出射側端面の中間点(
回転角θ1−θ2)で中間像を結び、かつイオン通路が
点(回転)対称または面対称となる電場、4は4極静電
レンズ、5はアレイ検出器からなる同時検出型イオン検
出器、6はポイント型イオン検出器である。そして、こ
の4極静電レンズに適宜な電圧を印加する図示しないレ
ンズ強度調整回路が設けられている。
第2図はこの4極静電レンズの一例を示し、同一円周上
に90″間隔でイオン流の進行方向(2方向)に平行に
配置される4本の円柱電極から構成され、イオン流の軌
道平面に垂直な方向(X方向)の対向する電極には負の
電位が印加され、イオン流の動径方向(X方向)の対向
する電極には正の電位が印加される。これにより、イオ
ン流(本実施例では正イオンを想定)の動径方向(X方
向)にはイオン流を収束させ、軌道平面に垂直な方向(
X方向)には発散させる電位分布が得られる。
この様な構成において、イオン源1でイオン化されたイ
オンは、磁場2と電場3を通過して、4極静電レンズ4
によりアレイ検出器5上に質量電荷比に応じて収束展開
される。そして、ポイント型イオン検出器6で検出する
場合には、電場3を0FFL、、第3図に示すように電
場3を発生するための外側電極7のイオン通路と交差す
る部分7(図中点線表示)をイオン通路から移動させる
そして、イオン源1でイオン化されたイオンは、磁場2
と外側電極7に開けられた穴を通過して、質量電荷比に
応じてスリット上に展開される。そして、磁場掃引する
ことにより、ポイント型イオン検出器6からマススペク
トル信号を得ることができる。
第4図は本発明の他の実施例装置の要部を示した概略図
である。
第4図の装置において、第1図の装置と異なるところは
、4極静電レンズ4′を磁場2と電場3′の間のイオン
通路上に配置したことである。そして、この4極静電レ
ンズに適宜な電圧を印加する図示しないレンズ強度調整
回路が設けられている。
この4極静電レンズ4′は第2図で述べたものと同様の
構成であるが、第5図に示すようにイオン流の軌道平面
に垂直な方向(X方向)の対向する電極には正の電位が
印加され、イオン流の動径方向(X方向)の対向する電
極には負の電位が印加される。これにより、イオン流(
本実施例では正イオンを想定)の動径方向(X方向)に
はイオン流を発散させ、軌道平面に垂直な方向(X方向
)には収束させる電位分布が得られる。
そして、電場3′は回転角を広くとって電場による収束
作用を強めるようにつくられている。
第4図において、イオン源1でイオン化されたイオンは
、磁場2を通過し4極静電レンズ4′により発散した後
、広い回転角を持った電場3′によってアレイ検出器5
上に収束する。そして、ポイント型イオン検出器6で検
出する場合には、4極静電レンズ4′と電場3′を発生
させるための電圧を0FFL、第6図に示すように電場
3′を発生するための外側電極7のイオン通路と交差す
る部分7′ (図中点線表示)をイオン通路から移動さ
せる。そして、第1図の実施例と同様に、イオンは外側
電極7′に開けられた穴を通過し、質量電荷比に応じて
スリット上に展開される。そして、磁場掃引することに
より、ポイント型イオン検出器6からマススペクトル信
号を得ることができる。
以上は、正イオンを分析対象とする場合について説明し
たが、負イオンの場合は、電場や4極静電レンズを発生
させるための電圧の極性を逆にすればよい。この場合、
イオン光学系のその他の磁場や電場を含めて極性を逆に
する必要があるのはいうまでもない。
なお、本実施例装置においては、1つの電場を用いたが
、第7図に示すように同じ回転角(θ1−θ2)で2分
割して離間させても良い。この場合の組み合わせ方法と
しては第7図(a)に示すように、2つの電極の中間地
点(1) 、 −N 2)に中間収束点を有するように
同方向に電極を配置する組合せと、第7図(b)のよう
に、逆方向に電極を配置して中間収束点を有しない組合
せが可能である。これらいずれの場合にも、電場の入射
側と出射側の中間点(中間点のない場合には、2つの電
極の中間点)に関して入出射側がお互いに対象となる。
なお、本実施例装置においては、イオンが新しく設けた
電場を通ってアレイ検出されるようにしたが、アレイ検
出器を設置しているところにポイント型イオン検出器を
設置し、ポイント型イオン検出器を設置しているところ
にアレイ検出器を設置してもよい。
なお、本実施例装置においては、磁場を質量分析部とし
て述べたが、質量分析部は磁場のみに限定されることな
く、磁場と電場にて構成されてもよい。そして、磁場と
電場の順序は逆でも良い。
[効果] 以上詳述したように本発明によれば、高感度で測定でき
るアレイ検出器と高分解能測定のできるポイント型イオ
ン検出器を併置し簡単に切換えて使用することができ、
かつ、切換え後も種々の調整をすることなくすぐに測定
できる質量分析計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の要部を示す図、第2図
は第1図に使用されている4極静電レンズの構成を示す
図、第3図は第1図に使用されている電場の構成を示す
拡大図、第4図は本発明の他の実施例装置の要部を示す
図、第5図は第4図に使用されている4極静電レンズの
構成を示す図、第6図は第4図に使用されている電場の
構成を示す拡大図、第7図は本発明装置に使用されてい
る電場の変形を示す図である。 1:イオン源      2:磁場 3、 3’  :電場   4,8:4極静電レンズ5
ニアレイ検出器 6:ポイント型イオン検出器 7.7’  :外側電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. イオン源と、イオン源で生成されたイオンが入射する磁
    場を含む質量分析系と、該質量分析系を出射したイオン
    が入射する電場であって入射側端面と出射側端面の中間
    点でイオン通路が点対称または面対称となる電場と、該
    電場から出射したイオンを検出する同時検出型イオン検
    出器と、前記質量分析系と同時検出型イオン検出器との
    間のイオン通路上に設けられた4極子レンズとを備え、
    前記電場を構成するための一対の電極の一部が脱着可能
    になっていて、該電場を発生させないときに該電場電極
    に開けた穴から出射したイオンを検出するポイント型イ
    オン検出器を設けたことを特徴とする質量分析計。
JP2134705A 1990-05-24 1990-05-24 質量分析計 Pending JPH0432145A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2134705A JPH0432145A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 質量分析計

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JP2134705A JPH0432145A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 質量分析計

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JPH0432145A true JPH0432145A (ja) 1992-02-04

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ID=15134672

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6297501B1 (en) 1998-04-20 2001-10-02 Micromass Limited Simultaneous detection isotopic ratio mass spectrometer
JP2007521616A (ja) * 2003-07-03 2007-08-02 オイ コーポレイション 陽性粒子検出および陰性粒子検出の両方のための質量分析計
CN106469639A (zh) * 2015-08-14 2017-03-01 塞莫费雪科学(不来梅)有限公司 用于引导离子束的镜面透镜

Cited By (3)

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US6297501B1 (en) 1998-04-20 2001-10-02 Micromass Limited Simultaneous detection isotopic ratio mass spectrometer
JP2007521616A (ja) * 2003-07-03 2007-08-02 オイ コーポレイション 陽性粒子検出および陰性粒子検出の両方のための質量分析計
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