JPH0432095B2 - - Google Patents

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JPH0432095B2
JPH0432095B2 JP56030182A JP3018281A JPH0432095B2 JP H0432095 B2 JPH0432095 B2 JP H0432095B2 JP 56030182 A JP56030182 A JP 56030182A JP 3018281 A JP3018281 A JP 3018281A JP H0432095 B2 JPH0432095 B2 JP H0432095B2
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【発明の詳細な説明】
本発明は、末端に不飽和基を含有する高分子量
のアルキレンオキシド重合体の製造法に関する。 末端に不飽和基を含有するアルキレンオキシド
重合体は、不飽和基に、ヒドロシリル基を含有す
るシリコン化合物を付加させる事により、いわゆ
る変成シリコンポリエーテルとして、湿分硬化型
の反応性オリゴマーとして密封剤・塗料・接着剤
等への応用が試みられているが、特に密封剤用途
等の場合、実用的な物性を得る為には架橋点間の
分子量の大きい、即ち高分子量の変成シリコンポ
リエーテルを用いる必要があり、その原料であ
る、末端に不飽和基を含有するアルキレンオキシ
ド重合体の高分子量化が重要である。例えば、ゴ
ム的性質に優れるポリプロピレンオキシドの場
合、既存の技術では、高々4000程度の分子量のも
のしか得られず、実用性能を発現させるには不充
分であつた。本発明者等は先に、アルキレンオキ
シド重合体を多価ハロゲン化物で分子量増大さ
せ、しかる後にアリルハロゲン化物を反応させる
事により、末端に不飽和基を含有する高分子量の
アルキレンオキシド重合体を得る方法を提案した
が(特開昭53−134095)、同方法では末端に確実
に不飽和基を導入するには、アリルハロゲン化物
を理論量よりも多く使用する必要があり、その回
収にあたつては既に高分子量化して系の粘度が高
くなつている為困難であるという問題点を有して
いた。本発明者等は、この問題点に関し鋭意検討
を重ねた結果、予め分子末端にアリル型オレフイ
ン基を付与したポリエーテルと該付与を行つてい
ないポリエーテルと反応させることにより、上記
の問題を解決する上に所望の分子量への調整が容
易にできることを見出した。 即ち本発明は、(A)実質上分子末端にMO−基
(式中、MはK又はNaである)を有するアルキレ
ンオキシド重合体、(B)分子末端にMO−基とアリ
ル型オレフイン基とを有するアルキレンオキシド
重合体、及び(C)の多官能性結合剤を反応させるこ
とを特徴とする全末端基の70%以上がアリル型オ
レフイン基である高分子量アルキレンオキシド重
合体の製造方法…を要旨とするものである。 本発明のA及びB成分として用いるアルキレン
オキジド重合体は、実質的に一般式−R1−O−
(R1は2価の有機基)で示され、具体的には炭素
数2〜4の−CH2CH2O−、
【式】
【式】−CH2CH2CH2CH2O−等が 挙げられる。アルキレンオキシド重合体主鎖とし
ては、これら構造単位が1種類だけで結合される
だけでなく、2種類以上の構造単位が混合された
形で結合されていてもよい。勿論AとBの主鎖は
同種でも異種でもかまわない。このような構造単
位を有するアルキンオキシド重合体は、エチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブテンオキシ
ド、テトラヒドロフランなどを原料物質としてカ
チオン重合、アニオン重合の方法を用いて製造さ
れる。アルキレンオキシドのアニオン重合の際に
は、開始剤としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン、ペンタエリトリツト
又はトリメチロールプロパンなどのような多価ア
ルコールが使用されるが、これら多価アルコール
類の残基がアルキレンオキシド重合体主鎖の中に
含有され得る。或いはモノマー種の選択製法等に
より、その他の残基が含有されていてもよい。本
発明において「実質的に」というのは、このよう
な少量の、望ましくは10モル%以下のこの様な残
基が存在していてもよいことを示す。これらのア
ルキレンオキシド重合体としては、以下のものが
具体的に挙げられる。 (a) ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシ
エチレントリオール、ポリオキシエチレンテト
ラオール、ポリオキシプロピレングリコール、
ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキシ
プロピレンテトラオール、ポリオキシブチレン
グリコール、ポリオキシテトラメチレングリコ
ールなどのポリオキシアルキレンポリオール
類、 (b) アリルアルコールを開始剤としてペロピレン
オキシド、エチレンオキシドなどのようなアル
キレンオキシドのアニオン重合を行なつて得ら
れる片末端にアリルエーテル基を有するアルキ
レンオキシド重合体、 (c) 多価アルコールを開始剤としてプロピレンオ
キシド、エチレンオキシドなどのようなアルキ
レンオキシドのアニオン重合(触媒としては例
えば苛性カリ・苛性ソーダなどのような苛性ア
ルカリ、カリウム、ナトリウムなどのようなア
ルカリ金属)を行なう事により得られる大部分
の末端基がヒドロキシル基であり、1部分の末
端基がアリルエーテル基、プロペニルエーテル
基、金属アルコキシド(例えばNaO−、KO
−)であるアルキレンオキシド重合体。 アルキレンオキシド重合体としては、以上の
(a)、(b)、(c)に限定されないし、また単独使用のみ
に限らず2種類以上混合使用も可能である。 これらのポリエーテルの内で、A成分は末端基
としてMO−基(式中、MはK又はNaである)
を有するものであり、望ましくはが平均して全末
端基の50%以上であるものが好適に使用できる。
一方、B成分はMO−基の他にアリル型オレフイ
ン基を末端に有するものであり、望ましくはアリ
ル型オレフイン基の数が平均して全末端基の20〜
80%より好ましくは30〜50%であるものがよい。
ここでアリル型オレフイン基とは、末端にヒドロ
シラン等の付加反応が可能な炭素−炭素二重結合
を有する基を総称し、代表的には一般式CH2=C
(R2)−Z(−O−)b 〔式中、R2は水素または炭素数1〜20の1価の
炭化水素基、Zは2価の有機基(炭素数1〜20程
度が特によい)、bは0または1の整数である〕
で示される。 本発明は、予めこの様なアリル型オレフイン基
を付与、またはその数を増加させるための処理を
行つたポリエーテルを用いることにより、所望の
分子量を有する高分子量アリル型末端基含有ポリ
エーテルを効率よく製造する方法であるから、A
成分またはB成分中のアリル型末端基の数には拘
束されない。また、A成分とB成分は別個に調製
してもよく、また両成分の混合物を一度に調製す
ることも可能である。当然、両成分の比率は任意
であり、使用する原料と所望の目的物に応じて計
算上定めればよいが、生成物中のアリル型オレフ
イン基を有効に働かせるためには、平均して全末
端基の70%以上がアリル型オレフイン基となるよ
うに反応させる。また反応制御の容易さ等から
は、B成分におけるMO−基が平均して全末端基
の約50%程度(40〜60%)であるものが望まし
い。 本発明では、上記A成分とB成分を結合させる
際に多官能性結合剤を用いる。当然ながらここで
いう多官能性結合剤としては、A成分及びB成分
中のMO−基と反応して得る基、特にエーテル、
エステル、ウレタンまたはカーボネート結合を形
成可能な基を1分子中に2個以上有する化合物で
あれば公知のものが一般に使用可能である。具体
的には、多官能性ハロゲン化物、フオスゲン、ジ
イソシアネート、酸無水物基含有化合物その他が
挙げられる。これらの内反応の容易さ、生成物の
特性への影響等からは米国特許第3971751号に示
されているような多官能性ハロゲン化合物を用い
るのがよい。 該重合体の製造法については、具体的には以下
の方法が挙げられる。 () A成分で代表されるポリエーテルの末端ヒ
ドロキシル基を、アルカリ金属、アルカリ金
属、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ金属
水素化物から選ばれるアルカリ金属化合物を反
応させる事によりアルコキシ基に転換し、続い
て式CH2=C(R2)−R3−Xで示される、不飽
和基含有ハロゲン化合物と反応させる。式中、
Xはハロゲン、R2は炭素数1〜20の1価の炭
化水素基、R3はアルキレン基、シクロアルキ
レン基、アリーレン基、アラルキレン基等の2
価の炭化水素基であるが、式−CH2−、R′−
OCH2−、
【式】(R′、R″は 炭素数1〜10の炭化水素基、又はエーテル結合
を含む炭素数1〜10の有機基から選ばれる基)
から選ばれる2価の基が特に好ましい。具体的
にこれ等の有機ハロゲン化合物を例示するとア
リルクロライド、アリルブロマイド、ビニル
(クロロメチル)ベンゼン、アリル(クロロメ
チル)ベンゼン、アリル(ブロモメチル)ベン
ゼン、アリル(クロロメチル)エーテル、アリ
ルクロロメトキシベンゼン、1−ブテニル(ク
ロロメチル)エーテル、1−ヘキセニル(クロ
ロメトキシ)ベンゼン、アリルオキシ(クロロ
メチル)ベンゼンなどが挙げられる。安価、且
つ容易に反応することからアリルクロライドが
特に好ましい。 () 不飽和基を含有するアルコールを開始剤と
して、プロピレンオキシド、エチレンオキシド
のようなアルキレンオキシドをアニオン重合さ
せる。不飽和基を含有するアルコールとして
は、式CH2=C(R2)−R3−OHで示される化合
物が使用できるが、経済性、反応性からはアリ
ルアルコールが好ましい。なお式中、R2は水
素又は炭素数1〜20の1価の炭化水素基、R3
は炭素数1〜20の2価の炭化水素基を示す。 () A成分で代表される、ポリエーテルの末端
ヒドロキシル基をアリルイソシアネート等のよ
うな不飽和基含有イソシアネート化合物と反応
させる事によりウレタン結合を介して末端に不
飽和基が導入される。 () A成分で代表されるポリエーテルの末端ヒ
ドロキシル基を、 式
【式】または 式
【式】 (式中、Vは塩素、臭素およびヨウ素から選ば
れるハロゲン原子、アルコキシ基、又はヒドロ
キシ基;R9は構成原子が水素、酸素、炭素で
あり、これらより組み合わされた炭素数1〜20
の2価の有機基) で示される、不飽和基含有エステル化合物、不飽
和基含有活性ハロゲン化合物または不飽和基含有
カルボン酸と反応させることによりエステル結
合、カーボネート結合を介して末端に不飽和基が
導入される。 本発明に用いられるB成分は、上述した方法に
ても製造することが出来るが、その製造方法は何
ら本発明を拘束するものではなく、要するに、末
端に不飽和基を含有するポリオキシアルキレン重
合体であれば、、基本的には如何なるものも使用
できる。また、B成分としては、不飽和基の主鎖
への結合様式の異なるものを2種類以上併用する
ことも可能である。 A成分とB成分との使用する比率は、使用する
各成分の分子量、希望する高分子量アルキレンオ
キシド重合体の分子量により異なるが、基本的に
は下式により決定すればよい。 片末端不飽和基含有ポリエーテル(A)の分子量を
MA、使用量をWA;両末端ヒドロキシル基含有ポ
リエーテル(B)の分子量をMB、使用量をWB;希望
する末端不飽和基含有ポリエーテル(C)分分子量を
MC、同(c)の末端不飽和度をUとすると、 WB/WA=MC−2UMA/2UMA=Sなる重量比で使用し、 この際使用する多価ハロゲン化合物の分子量と
MX、また1分子中に含有されるハロゲン原子数
をhとすると多価ハロゲン化合物の使用量WXは WX=MXWA/h ×(MBMCSMCMA−(1+S)MAMB/MAMBMC で決定される。 勿論、反応率を考慮に入れて、多価ハロゲン化
物の増量を行うことはかまわない。本発明におい
て使用される、1分子中に少くとも2個のハロゲ
ン原子を有する多価ハロゲン化合物としては、一
般式 R4 o−C−X4−n、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 (式中、nは0〜2の整数、mは1〜4の整数、
lは1〜2の整数、pは2〜4の整数;R4は−
C−X4-o基と炭素原子をとおして結合し該炭素
原子上に水素原子を有しない1価の有機基、又は
水素原子;R5
【式】基と炭素原子をと おして結合し該炭素原子上に水素原子を有しない
m価の有機基;R6はm価の有機基;R7はp価の
有機基;Q1は−O−、−S−、
【式】および
【式】から選ばれた2価の基;Q2は炭素原子 もしくはイオウ原子;Q3〜Q6はハロゲン原子、
水素原子および1価の有機基より選ばれた基であ
り、Q3〜Q6のうち少なくとも2個以上はハロゲ
ン原子である;Xはハロゲン原子) であらわされる化合物が適当である。具体的に多
価ハロゲン化合物を例示すると塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、臭化メチレン、ヨウ化
メチレン、モノクロロモノブロモメタン、弗化メ
チレン、1,1−ジクロル−2,2−ジメチルプ
ロパン、塩化ベンゼン、臭化ベンザル、ビス(ク
ロロメチル)ベンゼン、ビス(ブロモメチル)ベ
ンゼン、トリス(クロロメチル)ベンゼン、4,
4′−ビス(クロロメチル)ビフエニル、4,4′−
ビス(クロロメチル)ジフエニルエーテル、ビス
(クロロメチル)ナフタレン、ビス(ジクロロメ
チル)ベンゼン、ビス(クロロメチル)エーテ
ル、ビス(クロロメチル)チオエーテル、ビス
(クロロメチル)ケトン、ビス(クロロメチル)
ホルマール、ビス(クロロメトキシ)ベンゼン、
トリス(クロロメトキシ)ベンゼン、テトラクロ
ロメチレン、トリクロロエチレン、1,1−ジク
ロロエチレン、1,2−ジクロルエチレン、1,
2−ジブロモエチレン、ホスゲン、蓚酸クロライ
ド、アジピン酸クロライド、フタル酸クロライド
などが挙げられる。 該多価ハロゲン化合物をA成分、B成分なるポ
リアルキレンオキシド重合体と反応させるにあた
り、各成分の末端基中のMO−基の比率が小さい
場合は、予めHO−基をMO−基に変換しておく
のが良い。 アルキレンオキシド重合体の末端ヒドロキシル
基HO−基をアルコキシ基MO−基に転換させる
方法としては具体的には以下の方法が挙げられ
る。 () 苛性カリ、苛性ソーダなどの苛性アルカリ
を使用する。 OHKOH(NaOH) ―――――――――→ ←――――――――― OM+H2O この際、苛性アルカリは平衡反応によつてア
ルコキシ基を生成させるのでヒドロキシル基よ
りも過剰に用いるのがよい。 () Na、Kなどのアルカリ金属と反応させる。 OHNa(K) ―――→ OM+H2 () NaHなどの如き金属水素化物と反応させ
る。 OHNaH ―――→ ONa+H2 () NaOCH3、KOCH3などの如き低分子アル
コキシドと交換反応させる。 OHNaOCH3(KOCH3) ―――――――――→ OM+CH3OH 反応温度は、0〜200℃の温度が任意に使用し
得るが、特に50〜100℃が好ましい。A成分とB
成分とは、予め充分に混合し、溶解させておくこ
とが好ましいが、多価ハロゲン化合物は一括に添
加しても良いし、また分割して追加してもかまわ
ない。また反応にあたり、系の粘度が上がりすぎ
撹拌、混合等に差しつかえる場合等には、溶剤を
使用する事も出来る。溶剤としては、反応系で不
活性なものであれば基本的には如何なるものも用
いる事が可能であるが、特に炭化水素系、芳香族
系の溶剤が好ましく、具体的にはn−ヘキサン、
ベンゼン、トルエン等が例示できる。 末端ヒドロキシル基をアルコキシ基に転換する
方法は()〜()の方法に限定されるわけで
はなく、また種々の方法を組合わせてもよい。 また、上記反応を行うにあたりA成分、B成分
は単離させたものを出発原料として使用してもか
まわないが、例えばA成分としてポリプロピレン
グライコールを使用する場合等においては、プロ
ピレンオキシドモノマーを塩基性触媒の存在下、
アニオン重合した後、連続してB成分および多価
ハロゲン化合物を追加して反応させる方法も、生
産性を考慮に入れると、有用な手段である。 このようにして得られる、末端に不飽和基を有
する高分子量のアルキレンオキシド重合体は、そ
のままでも高分子可塑剤等として応用できるが、
末端の不飽和基に、1分子中にSiH基および加水
分解性官能基を夫々少くとも1個以上含有する、
シリコン原子1〜20個のシリコン化合物を、ヒド
ロシリル化反応により付加させることにより、い
わゆる変成シリコーンポリエーテルを得る有用な
原料としても使用できる。 以下、実施例にて具体的に説明する。 実施例 1 片末端アリルエーテル化された、分子量1200の
ポリプロピレンオキシド重合体120gと、両末端
が実質的にヒドロキシル基の分子量3000のポリプ
ロピレンオキシド重合体(三洋化成製、サンニツ
クスPP−3000)240gおよび粉末状の苛性ソーダ
36gを、電磁撹拌装置の付属した1のオートク
レーブ(耐圧硝子製)中に、窒素置換した後、仕
込み、充分撹拌混合する。次いでブロムクロルメ
タン8.4g添加した後、70℃で10時間反応させた。
反応後の粘度は320ポイズであつた。反応終了後、
5倍量のn−ヘキサンで希釈し、粗ポリプロピレ
ンオキシド重合体100重量部あたり30重量部の珪
酸アルミニウム(協和化学製、キヨーワード
#700)を添加、30分間撹拌後、過、続いてエ
バポレーターにてn−ヘキサンを除去して淡黄色
液状ポリマーを得た。 VPOによる分析の結果、分子量は7000、また
OH価、ヨウ素価による末端分析の結果、末端の
不飽和度は73%であつた。 また、片末端アリルエーテル化された重合体を
用いずに、同様の処理を行つて分子量約7000の重
合体を得たが、n−ヘキサン希釈前の反応系の粘
度は960ポイズであつた。 実施例 2 片末端がアクリルエステル化された 分子量が1000のポリプロピレンオキシド重合体
100gと、両末端が実質的にヒドロキシル基の分
子量4000のポリプロピレンオキシド重合体(三洋
化成製、サンニツクスPP−4000)300gを、窒素
置換した、電磁撹拌装置の付属した1のオート
クレーブ中に仕込んだ後、金属Naを6.5g添加し
て100℃で3時間反応させ、末端HO−基をNaO
−基に変換させた。続いて、ジブロムメタンを
10.8添加して60℃で8時間反応させた。反応終
了后、5倍量のn−ヘキサンで希釈し、粗ポリプ
ロピレンオキシド重合体100重量部あたり10重量
部の珪酸アルミニウムを添加、30分間撹拌后、
過、続いてエバポレーターにてn−ヘキサンを除
去して淡黄色状ポリマーを得た。 VPOによる分析の結果、分子量は7200、また
OH価、ヨウ素価による末端分析の結果、末端の
不飽和度は87%であつた。 実施例 3 市販ペレツト苛性カリを窒素雰囲気下、粉末状
にした後、窒素置換された電磁撹拌装置の付属し
た1のオートクレーブ中に20g仕込み、続いて
アリルアルコール1.2ml、プロピレンオキシド
252.8mlをこの順にて室温において仕込み、反応
容器を密封する。苛性カリ粉末が系に均一に分散
するに充分な撹拌条件で撹拌を行ないながら50℃
で5時間反応させた後、減圧下未反応プロピレン
オキシドを除去する。続いて、分子量3000の両末
端ヒドロキシル基のポリプロピレンオキシド重合
体(三洋化成製、サンニツクスPP−3000)を210
g追加し、更に塩化メチレンを5g添加して、50
℃にて3時間反応させた。反応終了后、3重量倍
量のn−ヘキサンで希釈後、3重量倍量の3%硫
酸水で過剰の苛性カリ及び生成した金属塩を抽出
除去し、分液后、n−ヘキサンを減圧下除去し淡
黄色の液状物を得た。 VPOによる分析の結果、分子量は12000、また
OH価、ヨウ素価による末端分析の結果、末端の
不飽和度は92%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 実質上分子末端にMO−基(式中、Mは
    K又はNaである)を有するアルキレンオキシ
    ド重合体、 (B) 分子末端にMO−基と、一般式 CH2=C(R2)−Z(−O−)b (式中、R2は水素又は炭素数1〜20の1価の
    炭化水素基、Zは2価の有機基、bは0又は1
    の整数である) で示されるアリル型オレフイン基とを有するア
    ルキレンオキシド重合体、及び (C) 多官能性結合剤 を反応させることを特徴とする全末端基の70%
    以上がアリル型オレフイン基である高分子量ア
    ルキレンオキシド重合体の製造方法。 2 アルキレンオキシド重合体が、実質的に、−
    CH2CH2O−、 【式】【式】 −CH2CH2CH2CH2O−又はその2種以上の繰返
    し単位からなる特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。 3 (A)成分においてMO−基が全末端基の50%以
    上である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 4 アリル型オレフイン基が、CH2=CHCH2(−
    O−)b基である特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。 5 (C)成分において官能基が、MO−基と反応し
    てエーテル結合、エステル結合、ウレタン結合、
    カーボネート結合又はその2種以上の結合を形成
    するものである特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。 6 (C)成分が多官能性ハロゲン化合物である特許
    請求の範囲第1項又は第6項記載の製造方法。
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