JPH0431860B2 - - Google Patents

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JPH0431860B2
JPH0431860B2 JP57018249A JP1824982A JPH0431860B2 JP H0431860 B2 JPH0431860 B2 JP H0431860B2 JP 57018249 A JP57018249 A JP 57018249A JP 1824982 A JP1824982 A JP 1824982A JP H0431860 B2 JPH0431860 B2 JP H0431860B2
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adhesive
transparent plastic
plastic film
colored
release paper
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【発明の詳細な説明】 本発明は自動車外装用粘着シートおよびその製
造法に関する。
従来、自動車外装用粘着シートは装飾および実
用面で巾広く使用されているが、最近の自動車外
装用粘着シートは単独で使用されるケースは少な
く、多くは粘着シートの表面基材((通常、着色
フイルム)の面上に印刷を施し、その印刷面上に
印刷の保護と艶出しのためにクリアー層を設け、
更にその上にアプリケーシヨンテープを貼り合わ
せたものが普通である。
しかし、自動車外装用粘着シートとしては、印
刷インキと表面基材との密着性、クリアー剤と印
刷インキとの密着性、摩耗性、熱老化性、湿潤老
化性、耐水性、耐温度変化性、耐候性、耐ガソリ
ン性、耐薬品性等がすべて優れていなければ使用
後に問題の発生が起り易いが、上記のような構成
の従来の自動車外装用粘着シートでは上記の点が
満足したものは未だ得られていない。
本発明はこの問題を解決した自動車外装用粘着
シートを提供することを目的とするものであつ
て、本発明は透明プラスチツクフイルムの片面に
印刷を施した印刷面に染料または顔料を粘着剤に
均密に溶解または分散させて得られる着色粘着剤
の薄層を設け、その粘着面を剥離紙により保護す
るとともに、透明プラスチツクフイルムの面上に
アプリケーシヨンテープを貼り合わせたことを特
徴とする自動車外装用粘着シートである。
本発明において、透明プラスチツクフイルムと
しては、例えば塩化ビニル樹脂、フツ素樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等
よりなる群から選ばれる樹脂からつくられる透明
フイルムが挙げられる。透明プラスチツクフイル
ムの厚さは20〜100μ位が適当である。
この透明プラスチツクの片面に施す印刷は通常
の方法に従つて行うことができ、製品粘着シート
の目的に広じて適当な印刷を施すことができる。
この印刷面の上に設ける薄層用の着色粘着剤と
しては、例えばアクリル系などの粘着剤に染料ま
たは顔料を均密に混練し溶解または分散させた着
色粘着剤が用いられる。染料または顔料としては
耐候性の良いものが好ましい。染料としては例え
ば含金属染料などが、また顔料としては例えば無
機・有機顔料などが挙げられる。
上記着色粘着剤を得る場合の染料または顔料の
使用量は粘着剤と染料の混合比が重量で100:001
〜10.0または粘着剤と顔料の混合比が重量で
100:1〜100の範囲内にあるのが適当である。
そして上記着色粘着剤の薄層の厚さは約5〜
100μであるのが好ましい。
上記着色粘着剤の薄層の粘着面に貼り合わせる
剥離紙としては、粘着シートの粘着面を保護する
剥離紙であればすべて用いることができ、この剥
離紙には、いわゆる剥離紙ばかりでなく、剥離性
のあるフイルムも含まれる。
また、印刷面と反対側の透明プラスチツクフイ
ルムの面上に貼り合わせるアプリケーシヨンテー
プとしては、アプリケーシヨンテープとして用い
られるものであればすべて使用することができ
る。
次に図面にしたがつて、本発明の自動車外装用
粘着シートを従来のものと比較して説明する。第
1図は従来の自動車外装用粘着シートの拡大縦断
面図であり、第2図は本発明の自動車外装用粘着
シートの拡大縦断面図である。
第1図において、1はアプリケーシヨンテー
プ、2はクリアー層、3は印刷層、4は表面基材
(着色フイルム)、5は粘着剤層、6は剥離紙であ
る。
第2図において、7はアプリケーシヨンテー
プ、8は透明プラスチツクフイルム、9は印刷
層、10は着色粘着剤層、11は剥離紙である。
本発明の自動車外装用粘着シートは先ず剥離紙
を剥がし、自動車のボデイに貼りつけ、つぎにア
プリケーシヨンテープを剥やすことにより目的の
図柄を自動車につけることができる。
本発明の自動車外装用粘着シートは上記した構
成から明らかなように、従来必要とされているク
リアー層を有しない。このクリアー層がなくと
も、本発明の自動車外装用粘着シートでは印刷層
は透明プラスチツクフイルムにより保護されてい
るので、自動車の洗車やワツクスがけ時に問題と
なる耐摩耗性、耐薬品性、給油時に問題となる耐
ガソリン性などが著しく改良される。そしてまた
クリアー層が不要となることは、作業工程の簡略
化やコストダウンになる利点がある。
本発明の自動車外装用粘着シートは例えば次の
ようにして製造することができる。
透明プラスチツクフイルムの片面に印刷し乾
燥した印刷面上に、上記着色粘着剤を塗布し乾
燥したのち、その粘着面に剥離紙を貼り合わせ
るか、または上記着色粘着剤を剥離紙に塗布し
乾燥したものを貼り合わせ、ついで透明プラス
チツクフイルムの面上にアプリケーシヨンテー
プを貼り合わせて本発明の自動車外装用粘着シ
ートを得る。
透明プラスチツクフイルムの片面にアプリケ
ーシヨンテープを貼り合わせ、ついでその透明
プラスチツクフイルムの他方の面に印刷し乾燥
する第1工程と、その印刷面に、上記着色粘着
剤を塗布し、乾燥後その粘着面に剥離紙を貼り
合わせるか、または予め剥離紙に上記着色粘着
剤を塗布し、乾燥したものを貼り合わせる第2
工程とにより本発明の自動車外装用粘着シート
を得る。
の製造法は透明プラスチツクフイルムの片面
に直接印刷を施すものであるが、透明プラスチツ
クフイルムの種類によつては印刷インキの溶剤に
侵され易いものもあり、この場合印刷の有る部分
と無い部分に寸法変化を生じ、2度、3度の印刷
の場合、印刷の位置に狂いを生じ、結果的に模様
ズレ、印刷ズレの原因となる恐れがある。また透
明プラスチツクフイルムの厚さが薄く腰のないも
のの場合、単独で印刷すると印刷が不可能となる
場合がある。
この問題を解決したのがの製造法である。す
なわち、の製造法においては、透明プラスチツ
クフイルムの片面に予めアプリケーシヨンテープ
を貼り合わせてから透明プラスチツクフイルムの
他方の面に印刷を施すのであり、アプリケーシヨ
ンテープは印刷インキの溶剤に侵されにくいの
で、寸法変化を生ずることがなく、2度、3度の
印刷の場合にも印刷の位置に狂いを生ぜず、模様
ズレ、印刷ズレが生じない。また、アプリケーシ
ヨンテープは適度の腰(硬さ)を有しているた
め、透明プラスチツクフイルムの片面に予めアプ
リケーシヨンテープを貼り合わせて透明プラスチ
ツクフイルムの他方の面に印刷を施すと、印刷の
作業性が非常に良くなる。
つぎにの製造法の具体例、およびの製造法
の具体例すなわち本発明方法の実施例を示す。
具体例 1 透明プラスチツクフイルム〔東洋レーヨン(株)
製、商品名:ルミラー〕50μ厚の片面に印刷を施
し、乾燥後、その印刷面にアクリル系粘着剤(ア
クリル酸ブチル45重量%、アクリル酸2−エチル
ヘキシル50重量%、アクリル酸5重量%より成る
共重合体の酢酸エチル溶液、固形分濃度40重量
%)100gに顔料〔大日精化(株)製、商品名:ダイ
ミツクレツド〕を30g添加し、ボールミルにより
均密に撹拌分散させた着色粘着剤をナイフコータ
ーを用い均一に塗布する。これを80℃の熱風で5
分間乾燥し、厚さが50μの着色粘着剤を完成し、
その粘着剤面を剥離紙〔四国製紙(株)製、商品名:
MLAY〕と貼り合わせ、また上記のポリエステ
ルフイルムの面上にアプリケーシヨンテープを貼
り合わせて自動車外装用粘着シートを得た。
具体例 2 透明塩ビ樹脂フイルム〔バンドー化学(株)製、商
品名:ビニバン〕に印刷を施し、乾燥する。
別にアクリル酸2−エチルヘキシル90重量%、
アクリル酸エチル3重量%、アクリル酸7重量%
より成る共重合体の酢酸エチル溶液(固形分濃度
40重量%)の粘着剤100重量部に顔料〔大日精化
(株)製、商品名:ダイミツクブルー〕を20重量部添
加しボールミルにより均密に撹拌分散させた着色
粘着剤を、ロールコーターを用い剥離紙〔四国製
紙(株)製、商品名:MLAY〕上に均一に塗布し、
80℃の熱風で5分間乾燥し、厚さが50μの着色粘
着剤層を完成させる。この着色粘着剤層と上記の
印刷面とを貼り合わせ、また上記の透明塩ビ樹脂
フイルムの面上にアプリケーシヨンテープを貼り
合わせて自動車外装用粘着シートを得た。
実施例 1 第1工程:アプリケーシヨンテープ〔モダンプ
ラスチツク(株)製、商品名:紙キヤリアー〕と透明
塩ビ樹脂フイルム〔バンドー化学(株)製、商品名:
ビニバン〕50μ厚とを貼り合わせたのち、塩ビ樹
脂フイルムの面に印刷を施し、乾燥する。
第2工程:第1工程の印刷面に、アクリル系粘
着剤〔アクリル酸ブチル45重量%、アクリル酸2
−エチルヘキシル50重量%、アクリル酸5重量%
より成る共重合体の酢酸エチル溶液(固形分濃度
40重量%)〕100gに顔料〔大日精化(株)製、商品
名:ダイミツクレツド〕を30g添加しボールミル
により均密に撹拌分散させた着色粘着剤をナイフ
コーターを用い均一に塗布し、80℃の熱風で5分
間乾燥し厚さが50μの着色粘着剤層を完成し、そ
の粘着剤面を剥離紙〔四国製紙(株)製、商品名:
MLAY〕と貼り合わせて自動車外装用粘着シー
トを得た。
実施例 2 第1工程:アプリケーシヨンテープ〔モダンプ
ラスチツク(株)製、商品名:紙キヤリアー〕と透明
4−フツ化エチレン樹脂フイルム〔旭ガラス(株)
製、商品名:アフレツクス〕25μ厚とを貼り合わ
せたのち、4−フツ化エチレン樹脂フイルムの面
に印刷を施し乾燥する。
第2工程:剥離紙〔四国製紙(株)製、商品名:
MLAY〕に、アクリル系粘着剤〔アクリル酸ブ
チル60重量%、アクリル酸エチル10重量%、アク
リル酸2−エチルヘキシル20重量%、酢酸ビニル
8重量%、アクリル酸2重量%より成る共重合体
の43%固形分の酢酸エチル溶液に架橋剤としてポ
リイソシアネート(日本ポリウレタン〓製、商品
名:コロネートL)を1.0%加えたもの〕100重量
%に顔料〔大日精化(株)製、商品名:ダイミツクイ
エロー〕を35重量部添加しボールミルにより均密
に撹拌分散させた着色粘着剤をロールコーターを
用い均一に塗布し、80℃の熱風で5分間乾燥し厚
さが50μの着色粘着剤層を完成し、その着色粘着
剤層を第1工程で得た印刷面と貼り合わせて自動
車外装用粘着シートを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車外装用粘着シートの拡大
縦断面図であり、第2図は本発明の自動車外装用
粘着シートの拡大縦断面図である。 1……アプリケーシヨンテープ、2……クリア
ー層、3……印刷層、4……表面基材(着色フイ
ルム)、5……粘着剤層、6……剥離紙、7……
アプリケーシヨンテープ、8……透明プラスチツ
クフイルム、9……印刷層、10……着色粘着剤
層、11……剥離紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明プラスチツクフイルムの片面に印刷を施
    した印刷面に非印刷部分も含め染料又は顔料を粘
    着剤に均密に溶解または分散させて得られる着色
    粘着剤の薄層を設け、その粘着面を剥離紙により
    保護するとともに、透明プラスチツクフイルムの
    面上にアプリケーシヨンテープを貼り合わせたこ
    とを特徴とする自動車外装用粘着シート。 2 透明プラスチツクフイルムの片面にアプリケ
    ーシヨンテープを貼り合わせ、ついでその透明プ
    ラスチツクフイルムの他方の面に印刷し乾燥する
    第1工程と、その印刷面に非印刷部分も含め、染
    料または顔料を粘着剤に均密に溶解または分散さ
    せて得られる着色粘着剤を塗布し、乾燥後その粘
    着面に剥離紙を貼り合わせるか、または予め剥離
    紙に染料または顔料を粘着剤に均密に溶解または
    分散させて得られる着色粘着剤を塗布し、乾燥し
    たものを貼り合わせる第2工程よりなる、自動車
    外装用粘着シートの製造法。
JP57018249A 1982-02-09 1982-02-09 自動車外装用粘着シ−トおよびその製造法 Granted JPS58136438A (ja)

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