JPH0431849Y2 - - Google Patents

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JPH0431849Y2
JPH0431849Y2 JP1986038599U JP3859986U JPH0431849Y2 JP H0431849 Y2 JPH0431849 Y2 JP H0431849Y2 JP 1986038599 U JP1986038599 U JP 1986038599U JP 3859986 U JP3859986 U JP 3859986U JP H0431849 Y2 JPH0431849 Y2 JP H0431849Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバインや乗用田植機等の作業機
の変速操作装置に関する。
〔従来の技術〕
作業機の変速操作装置としては、運転部に、走
行変速装置における複数段の変速状態を選択する
電気式の操作具を備えた変速操作ボツクスを取付
けるとともに、運転部以外の箇所において、前記
走行変速装置における複数段の変速状態で無線信
号等により選択する遠隔用の変速操作ボツクスを
設けたものが知られている(例えば、実開昭52−
128535号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の変速操作装置による場合は、遠隔用
の変速操作ボツクスにより、運転部以外の箇所、
例えば、手刈穀稈を手扱き脱穀する場合における
コンバインの脱穀フイードチエーンの横外側脇な
どのように、降車状態で行なう必要のある作業箇
所又は作業状態を最も監視し易い作業装置の近傍
箇所等において、機体を自由に走行操作すること
ができるものの、運転部の変速操作ボツクスと遠
隔用変速操作ボツクスとの二系統の変速操作ボツ
クスを使用するため、一方の変速操作ボツクスを
使用する場合には、他方の変速操作ボツクスによ
る走行操作を不能にするための切替操作を行う必
要があるが、この切替操作を忘れることが多く、
しかも、一方の変速操作ボツクスを操作して始め
て切替忘れであることが判明するため、操作が煩
雑になるばかりでなく、所定の変速操作を行うま
でに手間どり易い欠点がある。
本考案の目的は上述の操作上の欠点を改善する
とともに、遠隔操作時における作業者の安全をも
図る点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による作業機の変速操作装置の特徴構成
は、複数の変速状態に切替え可能な走行変速装置
を電気的に操作する操作具を備えた変速操作具
を、運転部に対して着脱自在で、かつ、その取外
し状態において、運転部以外の箇所で操作可能に
構成するとともに、変速操作具の運転部からの取
外しを阻止するロツク機構と、車速を検出する車
速センサならびに、この車速センサの検出車速が
設定車速以下であるとき、前記ロツク機構をロツ
ク解除作動させるロツク解除機構とを設けた点に
あり、それによる作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
運転部に本来装備されている変速操作具を取外
して、そのまま遠隔変速操作具として兼用使用す
ることができるから、従来装置のように、運転部
操作用と遠隔操作用との二系統の変速操作具を択
一使用するための切替操作を不要化できる。しか
も、車速が停止を含む設定車速以下の減速状態に
なければ、変速操作具を運転部から取外すことが
できないから、遠隔操作時における作業者の乗降
等を安全に行うことができる。
〔考案の効果〕
従つて、運転部操作用と遠隔操作用との変速操
作具が一つであることと、従来のような切替忘れ
に起因する操作上のまごつきがないこととの相乗
により、取扱いの容易化と操作の簡素化とを図る
ことができるとともに、遠隔操作時における安全
性も充分確保することができたのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第5図は作業機の一例であるコンバインを示
し、これは、左右一対のクローラ走行装置1を備
えた走行車体2に、運転部3、脱穀装置4、脱穀
処理された穀物を袋詰めする袋詰め処理部5、脱
穀装置4から送り出されてくる排ワラを処理する
排ワラ処理部6を配備するとともに、前記走行車
体2の前部には、植立穀稈を引起して刈取つたの
ち、この刈取穀稈を脱穀装置4の脱穀フイードチ
エーン7に搬送供給する刈取部8を駆動昇降自在
に連結して構成されている。
第3図は伝動系の概略を示し、前記走行車体2
に搭載したエンジン9からの出力は、脱穀装置4
への伝動系と走行用及び刈取部駆動用の伝動系に
分岐される。後者の分岐出力は、走行ミツシヨン
ケース10の入力軸11にテンシヨンクラツチ式
の主クラツチ12を介してベルト伝達されたの
ち、更に、走行系と刈部伝動系とに分岐される。
つまり、前記入力軸11の動力の一部は、高・
低2段のギヤ変速装置13を介してPTO軸14
に取出され、ここからテンシヨンクラツチ式の刈
取クラツチ15を介して前記刈取部8の入力軸1
6にベルト伝達される。又、前記ミツシヨンケー
ス10の入力軸11の動力の一部は、3段の副ギ
ヤ変速装置17、前進3段・中立1段・後進1段
の主ギヤ変速装置18及び操向クラツチ19,1
9を経て左右の車軸20,20に伝達されるよう
になつている。
前記主ギヤ変速装置18は、各変速段をなす常
咬ギヤ対の伝動系に多板式油圧クラツチ21a,
21b,21c,21dを夫々組込み、これら油
圧クラツチ21a,21b・・に択一的に圧油を
供給して所望の変速段での伝動を行う油圧操作式
の走行変速装置に構成されている。
そして、前記刈取部伝動系のギヤ変速装置1
3、及び走行系の副ギヤ変速装置17の操作時に
は前記主クラツチ12の操作を伴うが、主ギヤ変
速装置18の操作は、クラツチ操作用油圧回路に
組込んだロータリー式制御弁22の操作のみによ
つて行う。
つまり、第4図に示すように、制御弁22を
F1,F2,F3及びRのポジシヨンに切換えること
によつて、前進1速用油圧クラツチ21a、前進
2速用油圧クラツチ21b、前進3速用油圧クラ
ツチ21c及び後進用油圧クラツチ21dに択一
的に圧油を供給して、クラツチ入り状態の伝動系
の変速状態が得られ、かつ、制御弁22をNのポ
ジシヨンに切換えることで全油圧クラツチ21
a,21b・・の油圧を抜いて伝動を断ち、もつ
て中立停止状態が得られるのである。
この制御弁22の操作軸22aに固着された揺
動アーム23は、支軸24周りでシーソー揺動自
在な第1連結アーム25の一端に第2連結アーム
26を介して連動連結され、更に、第1連結アー
ム25の他端は、駆動モータ27の出力軸27a
に固着された作動アーム28に連動連結されてい
て、前記駆動モータ27の作動制御により、制御
弁22を前記の5つのポジシヨンに切換えるべく
構成されている。
また、前記操向クラツチ19,19のクラツチ
レバー19a,19aの一端は、電磁バルブ29
によつて作動制御される油圧シリンダ30,30
が枢支連結されているとともに、クラツチレバー
19a,19aの他端は、ミツシヨンケース10
に設けられた左右の走行ブレーキ3,3のブレー
キレバー31a,31aにアーム32,32を介
して連動連結されていて、前記油圧シリンダ3
0,30の作動により、操向クラツチ19,19
を切り作動させたのち、走行ブレーキ31,31
をブレーキ作動させるように構成されている。
前記エンジン9の自動停止装置33は、スロツ
トルレバー33aをエンジン停止位置への付勢力
に抗して所定の操作位置に摩擦保持するアクセル
クラツチ33bと、このアクセツクラツチ33b
の摩擦力を解除して、スロツトルレバー33aを
エンジン停止位置に作動させるソレノイド駆動回
路33cとから構成されている。
そして、第1図、第2図、第5図に示すよう
に、前記運転部3の操縦塔34には、コンピユー
タ利用の制御装置35に接続されたコネクタ36
が設けられ、このコネクタ36には、主ギヤ変速
装置13における5段の変速状態を選択する、つ
まり、駆動モータ27の作動アーム28の各変速
位置R,N,F1,F2,F3に対応して設けられた
5個の押ボタン式の変速操作スイツチ37と、前
記操向クラツチ・走行ブレーキ用の電磁バルブ2
9に対する操向操作レバー38、ならびに、前記
エンジン自動停止装置33のソレノイド駆動回路
33cに対する緊急停止ボタン39とを備えた変
速操作ボツクス40のコネクタ40aが着脱自在
に接続されている。
また、前記操縦塔34に形成されたボツクス差
込み口34aからの変速操作ボツクス40の取出
しを阻止するロツク機構45と、このロツク機構
45をロツク解除作動させるロツク解除機構46
とが設けられている。そのうち、前記ロツク機構
45は、変速操作ボツクス40の凹部40aに対
して係脱自在な揺動式のロツクアーム45aと、
このロツクアーム45aをロツク方向に付勢する
ばね45bとから構成されており、また、ロツク
解除機構46は、ロツクアーム45aを付勢力に
抗してロツク解除位置に揺動させるソレノイド4
6aから構成されている。
前記制御装置35は、各変速操作スイツチ37
の情報、操向操作レバー38の情報、緊急停止ボ
タン39の情報、駆動モータ27の作動アーム2
8の位置を検出する位置センサ41の情報、操向
クラツチ19,19のみが切り作動されたことを
クラツチレバー19a,19aとの接当により検
出するリミツトスイツチ42,42の情報、前記
ミツシヨンケース10の最終変速軸47の回転数
から車速を検出する車速センサ43の情報に基づ
いて次の処理を行うべく構成されている。
つまり、変速操作スイツチ37の情報と位置セ
ンサ41の情報に基づいて、主ギヤ変速装置18
が操作された変速操作スイツチ37に相当する変
速状態となるように、駆動モータ27の駆動回路
44に制御信号を出力する。
また、車速センサ43の情報とメモリに予め記
憶された情報に基づいて、車速センサ43の検出
車速が設定車速の一例であるゼロになつたとき、
前記ソレノイド46aの駆動回路46bにロツク
アーム45aをロツク解除作動させるための制御
信号を出力する。
さらに、操向操作レバー38の情報及びリミツ
トスイツチ42,42の情報に基づいて、操向操
作レバー38の操作に相当する操向クラツチ19
又は操向クラツチ19と走行ブレーキ31が作動
するように、電磁バルブ29に制御信号を出力す
るとともに、緊急停止ボタン39の情報に基づい
て、エンジン自動停止装置33のソレノイド駆動
回路33cにエンジン停止のための制御信号を出
力するべく構成されいる。
前記刈取部8の、脱穀装置4の脱穀フイードチ
エーン7が存在する側の横側部と袋詰め処理部5
ならびに排ワラ処理部6には夫々、操縦塔34に
設けられたコネクタ36と同一構造のコネクタ3
6が設けられていて、これらコネクタ36に運転
部3から取外した変速操作ボツクス40のコネク
タ40aを選択的に接続することにより、上述の
運転部3以外の三箇所において、変速操作、操向
操作、緊急停止操作を行うことができるように構
成されている。
尚、上述実施例では、制御装置35に接続され
た複数のコネクタ36を介して、変速操作ボツク
ス40を機体の複数箇所に取付けることができる
ように構成したが、これに限定されるものではな
く、例えば、変速操作ボツクス40を前記制御装
置35に対して無線で操作信号を発信する無線式
リモートコントロール型に構成したり、或いは、
前記制御装置35に長尺なケーブルを介して常時
電気的に接続する有線式リモートコントロール型
に構成して、運転部3以外の任意の箇所で操作で
きるように構成してもよい。
また、第6図に示すように、前記変速操作ボツ
クス40を、変速操作スイツチ37を備えた第1
操作ボツクス40Aと操向操作レバー38及び緊
急停止ボタン39を備えた第2操作ボツクス40
Bとに分離構成するとともに、操縦塔34から取
り外して使用する場合には、これら両操作ボツク
ス40A,40Bを磁石48,48により吸着接
合して一体物として取扱うことができるように構
成してもよい。このように変速操作ボツクス40
を分離構成した場合には、第1操作ボツクス40
Aを運転席の左側部に、第2操作ボツクス40B
を運転席の前方に配設するといつた具合に最も操
作し易い位置に配設することができる。
尚、これら両操作ボツクス40A,40Bの接
合方法としては、上述の磁石48,48利用の吸
着手段に限定されるものではなく、例えば、アリ
溝接合方式やターンバツクル等を利用した金具接
合方式を採用してもよい。また、これら両操作ボ
ツクス40A,40Bをその接合面で結線できる
ようにすれば、一方の操作ボツクス40A又は4
0Bをコネクタ36に接続するだけで済む。
さらに、車速を検出する他の手段としては、入
力軸11の回転数と主ギヤ変速装置18の変速状
態から検出する手段がある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に番号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業機の変速操作装置の実
施例を示し、第1図はロツク機構の拡大断面図、
第2図は制御システムの構成を示すブロツク図、
第3図は伝動系統を示す概略図、第4図は駆動モ
ータと制御弁との連係を示す線図、第5図はコン
バイン全体の側面図、第6図は別の実施例の変速
操作ボツクスを示す平面図である。 18……走行変速装置、37……操作具、40
……変速操作ボツクス、43……車速センサ、4
5……ロツク機構、46……ロツク解除機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の変速状態に切替え可能な走行変速装置
    18を電気的に操作する操作具37を備えた変
    速操作具40を、運転部に対して着脱自在で、
    かつ、その取外し状態において、運転部以外の
    箇所で操作可能に構成するとともに、変速操作
    具40の運転部からの取外しを阻止するロツク
    機構45と、車速を検出する車速センサ43、
    ならびに、この車速センサ43の検出車速が設
    定車速以下であるとき、前記ロツク機構45を
    ロツク解除作動させるロツク解除機構46とを
    設けてある作業機の変速操作装置。 前記操作具が複数個の押ボタンスイツチであ
    る実用新案登録請求の範囲第項に記載の作業
    機の変速操作装置。
JP1986038599U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0431849Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5936506Y2 (ja) * 1978-05-20 1984-10-08 ヤンマー農機株式会社 走行型農業機械
JPS58109356U (ja) * 1982-01-20 1983-07-26 株式会社富士通ゼネラル 車載形無線機の盗難防止装置

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JPS62150227U (ja) 1987-09-22

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