JPH0431813Y2 - - Google Patents

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JPH0431813Y2
JPH0431813Y2 JP4073387U JP4073387U JPH0431813Y2 JP H0431813 Y2 JPH0431813 Y2 JP H0431813Y2 JP 4073387 U JP4073387 U JP 4073387U JP 4073387 U JP4073387 U JP 4073387U JP H0431813 Y2 JPH0431813 Y2 JP H0431813Y2
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plate
brake
magnetized plate
slits
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブレーキ付交流モータに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のこの種のモータに於ては、ロータ鉄心に
連結された磁化プレートを励磁させ、軸方向に可
動に配設されたブレーキ板を該磁化プレートに吸
引・分離させることによつて、回転軸の制動を制
御していた。この場合、上記磁化プレートとして
積層ケイ素鋼板或いはむくの鉄が用いられ、何れ
もピン等により取付られていたが、前者は製造コ
ストが高く、後者は磁気飽和が生じるため吸引力
をあまり大きくできない、などという問題があつ
た。
本考案は、上記問題点を解決すると共に、磁化
プレートの吸引力が大きく、ロータ鉄心との連結
強度も大となり、しかも両者を簡単に一体化する
ことができてコスト低減を図ることのできるブレ
ーキ付交流モータを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るブレーキ付交流モータは、ロータ
鉄心に連結された磁化プレートを励磁させ、軸心
方向の往復動が可能なブレーキ板を該磁化プレー
トに吸引させることによつて回転軸の制動解除を
行なうブレーキ付交流モータに於て、上記磁化プ
レートの磁性体の外周面に、複数本の略軸心方向
スリツトを形成すると共に、上記ロータ鉄心の外
周面に、凹溝を形成し、かつ、上記磁性体のロー
タ鉄心対応面に、上記複数本の略軸心方向スリツ
トを連通連結する環状凹溝を形成し、上記略軸心
方向スリツトと上記凹溝と上記環状凹溝とによつ
て形成された連続状空隙部を充填する鋳造アルミ
固化部を介して、上記磁化プレートをロータ鉄心
に一体に固着し、上記環状凹溝内の鋳造アルミを
もつてエンドリングとしたものである。
〔作用〕
鋳造アルミ固化部を形成するには、磁化プレー
トの磁性体とロータ鉄心とを、凹溝と略軸心方向
スリツトとが連通するように重ねた状態に置き、
外側に所定の鋳型を取付け、連続状空隙部を形成
してこれに溶融したアルミを鋳込めばよい。
ボルト等を用いることなく、磁化プレートの磁
性体とロータ鉄心とを強固に一体化することがで
き、しかも、一体化した際には、環状凹溝内の鋳
造アルミをもつてエンドリングが形成される。ま
た、該磁化プレートにスリツトを設けて、磁気的
に等分し、複数個の独立した磁極を構成させるこ
とによつてここにフラツクスの集中が行われ、ブ
レーキ板との間の吸引力が増大する。ブレーキ板
に対する吸引力が、このスリツトの数を適宜設定
すれば所望のものとすることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて詳説する。
第2図に於て、1は本考案に係るブレーキ付交
流モータであつて、主として電動ブラインドの開
閉用(電動シヤツター)や小型リフトの昇降用等
に用いられるものを示す。
ブラケツト2の内部には、ベアリング15を介
して回転軸3が枢支され、該回転軸3にはケイ素
鋼板を積層したロータ鉄心4が嵌合、固着されて
いる。このロータ鉄心4には磁化プレート5が一
体状に連結され、さらにロータ鉄心4及び上記磁
化プレート5の外径側にはステータ6が近接配置
されている。7はブレーキ板であつて、合成樹脂
製又は金属製の押圧部材8と、鋳鉄製等の磁性材
料からなる吸着部材9とを有している。(第5図
参照)。押圧部材8と吸着部材9とは一体に構成
される。上記押圧部材8の出力側端面10にはラ
イニング材11が接合され、このライニング材1
1には円周上3ヶ所に等配置された係止孔12…
が付設されていて、押圧部材8の上記端面10に
おける対向位置に設けられた突起部13…が嵌合
している。ブラケツト2には、上記ライニング材
11に対向する位置に機械加工によつて形成した
切削面14が設けられており、従つて、ライニン
グ材11をこの切削面14に直接接するようにし
たことにより、他の部材を介装するを要しないの
で、部品点数を削減することができる。
ブレーキ板7の押圧部材8に形成された係止凹
部19内には、回転軸3に固着された止め金具1
6が緩嵌されており(第6図と第7図参照)、具
体的には、該止め金具16は反対方向に突設され
た係止突部17,17を有し、上記係止凹部19
はこの係止突部17,17に夫々対応する形状の
係止凹溝18,18を備えている。止め金具16
の孔部20内周面はスプライン加工されており、
回転軸3のスプライン軸部21に対応している。
22は回転軸3に外嵌するコイルスプリングであ
り、ブレーキ板7とロータ鉄心4との間に配設さ
れて、ブレーキ板7の吸着部材9を出力側Aに常
時弾発付勢している。
しかして、磁化プレート5の本体をなす磁性体
24は、第4図と第1図のように、中心孔29を
有する円盤体の外周面33に放射状スリツト25
…を形成すると共に、ロータ鉄心対応面32にこ
のスリツト25…を連結する環状凹溝28を形成
してなり、一般に焼結金属からなる。
また、ロータ鉄心4の外周面30には、凹溝2
7…が形成されている。
従つて、磁化プレート5の磁性体24のロータ
鉄心対応面32を、ロータ鉄心4の磁化プレート
対応面に当接させ、第1図に示すように、ロータ
鉄心4の凹溝27…と、環状凹溝28と、スリツ
ト25…によつて形成された連続状空隙部に、ア
ルミを鋳込んで、充填固化させ、鋳造アルミ固化
部26を形成すれば、この鋳造アルミ固化部26
によつて、磁化プレート5はロータ鉄心4に一体
に固着される。また、この際、環状凹溝28内の
鋳造アルミをもつてエンドリング31とされるの
で、その組立て作業は極めて容易となる。
なお、スリツト25…の数の増減は自由であ
る。
しかして、スリツト25の幅寸法Wは、ロータ
鉄心4側が小さく、外方にしだいに増加して、テ
ーパ状に形成され、上記鋳造アルミ固化部26の
磁性体24の連結力を強力なものとしている。つ
まり、このテーパ状スリツト25…によつて抜け
止め力を増加する。
磁性体24は焼結材によつて公知技術により、
上記所定のスリツト25…を有する円筒形状に成
形されるものであり、この焼結材として、例え
ば、商品名「ルブライトH−20」(住友電工(株)
製造)・「ニツカロイEU−10」(日立粉末治金
(株)製造)・「ダイヤマツクスH」(三菱金属
(株)製造)を用いる。
なお、上記鋳造アルミ固化部26を形成してロ
ータ鉄心4と磁性体24とを一体化するには、ロ
ータ鉄心4の上に磁性体24を重ねて置き、上側
のみ開口状として所定形状に形成された鋳型を取
付け、これらを所定温度に予熱し、しかる後、溶
融したアルミをスリツト25…から鋳込めばよ
い。
しかして、ステータ6に電流を流すと、このと
き発生する磁束により、磁化プレート5が励磁さ
れ、コイルスプリング22に抗してブレーキ板7
が矢印B方向に吸引され、ライニング材11がブ
ラケツト2の摺接面14から離れて、ブレーキが
開放され、モータが回転を始める。逆に、電流を
切ると、同時に磁束も消滅するので磁化プレート
5の吸引力は零となり、コイルスプリング22の
復原力によりブレーキ板7は矢印C方向に移動し
て元の位置に復帰し、ライニング材11が摺接面
14に圧接して摩擦によりブレーキが作動する。
ライニング材11を取付けるのに、第5図のよ
うに、押圧部材8に接着したうえさらに係止孔1
2…を付設して、該係止孔12…にブレーキ板7
に設けた突起部13…を嵌合したことにより、ブ
レーキ作動時の摩擦抵抗力によつて容易にはがれ
ることはない。また、係止孔12…及びこれに対
応する突起部13…を夫々3ヶ所に設けたので軸
芯合わせが容易となる。ライニング材11が圧接
するブラケツト2の摺接面14を機械加工したの
で、面粗度を所望のものとしてブレーキ力のバラ
ツキをおさえることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
磁化プレート5の磁性体24とロータ鉄心4
とは鋳造アルミ固化部26を介して一体に固着
されるので、極めて強固に磁化プレート5とロ
ータ鉄心4とが連結される。
磁化プレート5は、複数の略軸心方向スリツ
ト25…により複数個の独立した磁極を構成
し、フラツクスの集中が有効に行われ、磁化プ
レート5の磁力を強くすることができ、ブレー
キ板7との間の吸引力が増大する。
スリツト25…内に形成されたアルミ固化部
26を数的及び量的に増減することにより、磁
化プレート5の磁力、延いては吸引力を所望の
値に設定することができる。
鋳造アルミ固化部26は、略軸心方向スリツ
ト25…と凹溝27…と環状凹溝28とによつ
て形成された連続状空隙部に、溶融したアルミ
を鋳込んで形成されるので、この鋳造アルミ固
化部26を形成することにより、磁化プレート
5とロータ鉄心4とは連結され、しかも、同時
にエンドリング31が形成される。従つて、製
造工程を大幅に減少させることができ、製造が
極めて容易となり、しかも、コストの低減にも
寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視
図、第2図は本考案に係るブレーキ付交流モータ
の一部省略断面側面図、第3図は第1図の−
断面図、第4図は磁性体の全体斜視図、第5図は
ライニング材を取外した状態におけるブレーキ板
の全体斜視図、第6図は止め金具の斜視図、第7
図はブレーキ板の係止凹溝の正面図である。 3……回転軸、4……ロータ鉄心、5……磁化
プレート、24……磁性体、25……軸心方向ス
リツト、26……鋳造アルミ固化部、27……凹
溝、28……環状凹溝、31……エンドリング、
32……ロータ鉄心対応面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータ鉄心4に連結された磁化プレート5を励
    磁させ、軸心方向の往復動が可能なブレーキ板7
    を該磁化プレート5に吸引させることによつて回
    転軸3の制動解除を行なうブレーキ付交流モータ
    に於て、 上記磁化プレート5の磁性体24の外周面33
    に、複数本の略軸心方向スリツト25…を形成す
    ると共に、上記ロータ鉄心4の外周面30に、凹
    溝27…を形成し、かつ、上記磁性体24のロー
    タ鉄心対応面32に、上記複数本の略軸心方向ス
    リツト25…を連通連結する環状凹溝28を形成
    し、上記略軸心方向スリツト25…と上記凹溝2
    7…と上記環状凹溝28とによつて形成された連
    続状空隙部を充填する鋳造アルミ固化部26を介
    して、上記磁化プレート5をロータ鉄心4に一体
    に固着し、上記環状凹溝28内の鋳造アルミをも
    つてエンドリング31としたことを特徴とするブ
    レーキ付交流モータ。
JP4073387U 1987-03-18 1987-03-18 Expired JPH0431813Y2 (ja)

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JPS63149170U JPS63149170U (ja) 1988-09-30
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