JPH04318081A - 水性インキ - Google Patents

水性インキ

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Publication number
JPH04318081A
JPH04318081A JP3108335A JP10833591A JPH04318081A JP H04318081 A JPH04318081 A JP H04318081A JP 3108335 A JP3108335 A JP 3108335A JP 10833591 A JP10833591 A JP 10833591A JP H04318081 A JPH04318081 A JP H04318081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
food
ink
parts
additives
Prior art date
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Pending
Application number
JP3108335A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Masumoto
康洋 増本
Masako Kono
河野 正子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sailor Pen Co Ltd filed Critical Sailor Pen Co Ltd
Priority to JP3108335A priority Critical patent/JPH04318081A/ja
Publication of JPH04318081A publication Critical patent/JPH04318081A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マーキングペンやボー
ルペンなどに使用される水性インキに関するものである
【0002】
【従来技術とその問題点】マーキングペンやボールペン
などに使用される水性インキは、必須成分としての水溶
性の染料と水に、必要に応じて溶剤、品質保持剤、界面
活性剤、pH調整剤、防腐剤などの添加剤が添加される
が、筆記具用インキとしては比較的配合材料か少なくて
容易に製作できる。これは、水溶性の染料は種類が多く
、目的のカラーや特性を持った染料の選択が容易であり
、かつ筆記具の機構上、毛細管力を利用してインキをペ
ン体に伝達するので、適度の粘性と浸透性を付与すれば
実用に際してあまり問題が生じないからである。従って
、水性インキは、一般的に毒性の強い揮発成分を含む油
性インキに比べて危険性が問題になることが少なかった
。このため、水性インキ用の材料は、主としてインキと
して性能面と価格面から選定されており、安全面から選
定されることはほとんどなかった。しかしながら、最近
は安全性に対する意識が高まり、安全性をあまり考慮し
ていない従来の水性インキでは、例えば幼児が誤って多
量に飲むと危険であることが指摘されている。
【0003】
【発明の目的】そこで本発明は、安全性がきわめて高く
、万一幼児が誤って飲んでも安全な水性インキを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【発明の構成とその作用】かかる目的を達成するために
、本発明は、必須成分としての染料、および必要に応じ
て添加される溶剤、品質保持剤、界面活性剤、pH調整
剤、防腐剤などの添加剤を全て食品添加物およびその適
合品で構成する。
【0005】すなわち、本発明者は、水性インキの材料
を食品衛生法に基づいて定められた食品添加物のみから
選定し、しかも最終食品中に残余してはならないものを
除き、これらの材料を鋭意調査研究した結果、性能面も
十分に満足できる水性インキを作成できることを見い出
して本発明を完成した。現在、食品添加物として、食品
添加物公定書に三百数十種類の材料が、甘味料、強化剤
、糊料、結着剤、酸化防止剤、酸味料、着色料、品質保
持剤、乳化剤などとして規定されているが、これらはい
ずれも当然毒性が低い。もっとも、いくら毒性が低くて
も、これを大量に使用すると有毒となるので、使用基準
が定められたものも多い。しかし、1本の筆記具に使用
される水性インキは1〜4g程度であり、しかも大部分
が水であるので、各食品添加物の使用量料は少なくて最
大無作用量以下である。このため、食品添加物のみで構
成された水性インキを誤って全て飲んでも全く無害であ
り、安全性のきわめて高い水性インキとなる。
【0006】以下に使用できる材料を具体的に説明する
と、先ず、染料としては、食品添加物の着色料として規
定されている食用赤色2号、3号、102号、104号
、105号、106号、食用黄色4号、5号、食用青色
1号などが使用可能であり、色の3原色を構成するこれ
らの着色剤を適宜混合することによってほとんど全ての
色出しが可能になる。そして、これらの着色料は水溶性
であるので、飲料水以上の純度を有する水に溶解すると
一応水性インキとなる。
【0007】しかしながら、着色料を水に溶解したのみ
では、インキとしての性能が不十分であり、先ず、粘度
調整や保湿のために、溶剤と品質保持剤が必要になる。 そこで、溶剤として食品添加物に指定されているグリセ
リン、品質保持剤として食品添加物に指定されているプ
ロピレングリコールが使用できる。次に、濡れ性の改善
のために界面活性剤が必要になるが、これには乳化剤と
して規定されているグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステルなどが使用できる。これだ
けの添加で機能上は十分であるが、染料の安定化や発色
の安定化のためにpH調整剤が必要になる。そして、p
H調整剤として、酸味料として規定されている酢酸、ク
エン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、グルコン酸など、
醸造用材として規定されているリン酸、硫酸アンモニウ
ムなど、食品製造用アルカリ材として規定されている炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸二カリウムなどが
使用できる。
【0008】更には、インキの防腐、防カビのために、
保存料として規定されているデビドロ酢酸ナトリウム、
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸、安息香酸
ナトリウム、パラギオキシ安息香酸エステル、プロピオ
ン酸、プロピオン酸ナトリウムなどが使用できる。また
、キャップオフ性能を向上させるためには、甘味料とし
て規定されているD−ソルビット、D−ソルビット液な
ど、糊料として規定されているアルギン酸プロピレング
リコールエステル、アルギン酸ナトリウム、CMCなど
が有効である。
【0009】
〔配合例1〕
食用赤色104号            0.05部
食用黄色4号                0.2
5部プロピレングリコール        5.00部
ショ糖脂肪酸エステル        0.30部安息
香酸ナトリウム          0.50部水  
                      93.
90部このインキを合成樹脂性のマーキングペンに充填
し、紙質が異なる数種の紙の上に筆記したが、いずれの
紙においても発色に差が無く、きれいな肌色で筆記する
ことができた。そして、褪色性も問題がなかった。
【0010】次の配合例2によって赤色の水性インキを
得た。 〔配合例2〕 食用赤色104号            7.0部食
用黄色5号                3.0部
グリセリン                  5.
0部プロピレングリコール      10.0部グリ
セリン脂肪酸エステル    0.5部ソルビン酸カリ
ウム          0.5部L−アスコルビン酸
          0.5部水          
              73.5部このインキを
同じく合成樹脂性のマーキングペンに充填し、西洋紙に
筆記して耐光性テストを行った結果、ブルースケール3
級褪色時に、褪色は黙視では確認できなかった。
【0011】次の配合例3によって黒色の水性インキを
得た。 〔配合例3〕 食用赤色2号                6.0
部食用黄色5号                1.
0部食用青色1号                3
.0部グリセリン                 
 5.0部プロピレングリコール      15.0
部ショ糖脂肪酸エステル        0.5部デヒ
ドロ酢酸ナトリウム      0.5部水     
                   69.0部こ
のインキをホルダーが金属製のマーキングペンに充填し
、これを60℃で30日間保存した後に筆記したところ
、筆跡のかすれや変色は全くなく、このインキは金属イ
オンの影響を受けないことが確認できた。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水性イン
キは、その材料を食品添加物およびその適合品のみで構
成したので、きわめて安全性の高い水性インキとするこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  必須成分としての染料、および必要に
    応じて添加される溶剤、品質保持剤、界面活性剤、pH
    調整剤、防腐剤などの添加剤が全て食品添加物およびそ
    の適合品からなることを特徴とする水性インキ。
JP3108335A 1991-04-15 1991-04-15 水性インキ Pending JPH04318081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3108335A JPH04318081A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 水性インキ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3108335A JPH04318081A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 水性インキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04318081A true JPH04318081A (ja) 1992-11-09

Family

ID=14482087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3108335A Pending JPH04318081A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 水性インキ

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JP (1) JPH04318081A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216281A (ja) * 1994-02-02 1995-08-15 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性インキ組成物
US5522922A (en) * 1993-03-17 1996-06-04 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Aqueous ink composition

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55137175A (en) * 1979-04-12 1980-10-25 Daiwa Maakanto Kogyo Kk Ink composition for skin marking
JPS57179263A (en) * 1981-04-27 1982-11-04 Toyo Ink Mfg Co Ltd Edible ink
JPH04298577A (ja) * 1991-03-28 1992-10-22 Tombow Pencil Co Ltd 水溶性インキ組成物

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